香港・・・エアポートエクスプレスに乗って路面電車を撮りに行こう!記 [鉄道旅行記]
先月台湾へ遊びに行ってきたばかりなのに・・・でも今回はお仕事。しかも香港の中心部・繁華街から約30キロ離れた香港国際空港ちかくの展示場が目的地で、せっかく香港に来たのにあまり香港らしさを感じられずにいました。
ようやく余裕ができたのは二日目の夕方。予定より少しだけ早く仕事を切り上げることができたので、空港到着以来ずっと気になっていた、「香港MTR・機場快線」に乗ってみることにしました。
機場=空港・エアポート、快線=急行・エクスプレス。つまり「エアポート・エクスプレス・ライン(AEL)」で、その名のとおり空港と繁華街の九龍・香港を約30分で結んでいる空港アクセス鉄道。香港版「N'EX」といったところかな。
「エアポートエクスプレス」。香港寄りの先頭車はインタウン・チェックイン用の荷物室。
機場快線 機場-博覧館
まずは機場駅の自販機で乗車券を購入。目的地は繁華街・尖沙咀(チムサーチョイ)がある九龍半島の九龍か、AELの終点でビジネス街の様相が強い中環(セントラル)がある香港島の香港のどちらか。面白そうなのは九龍のほうですが、私は香港までの当日往復券を選択しました。100HK$。当日往復券なら片道分の料金で往復できます。つまり通常の片道料金も100HK$で、日をまたぐ往復券は180HK$。
空港の到着ロビーに隣接しているAEL乗り場。
これが往復乗車券。
機場駅に改札はなく、そのままホームへ。乗車券は降車駅の自動改札でチェックされるシステムみたい。待っているとすぐに香港行きの列車が入ってきました。
機場駅の様子。ガラス張りのホームドアで、写真はウマく撮れません・・・。
車内はクロスシートが並びます。座り心地は上々。
機場駅を出ると一気に加速。結構なスピードで、右側を併走する高速道路のクルマをぐんぐん抜き去ってゆきます。後で調べてみると最高速度135キロも出るんだそうな。
右は高速道路ですが、左には海が広がります。しばらくは海岸沿いを走り、眺めがイイ。AELに乗るなら進行方向左側がおススメ。
海沿いを行くAELの車窓。
青衣駅を出ると高層ビル群が・・・
中間の青衣駅を境に景色は一変。香港を象徴するような高層ビルやマンションが見えてきました。ビルの密度が濃くなると列車は地下へ潜り、繁華街の最寄り駅・九龍へ。半分以上の乗客がここで降りてゆきます。九龍から香港は海底トンネル区間。暗闇を5分ほど走って終点の香港に到着。空港からわずか25分でした。
地下の香港駅。平日の夕方だったせいか、閑散としています。
さて、香港のオフィス街・中環。私がなぜ繁華街の九龍で降りずに香港までやってきたかと言うと、香港名物・「二階建て路面電車」を見てみたかったからなのです。路面電車は香港島でしか走っていません。
AEL香港駅から地下鉄・中環駅方向へ歩いてゆくと、ビルの狭間から二階建て二軸台車のカワイイ路面電車見えてきました。さっそく撮影開始。
カラフルな二階建て路面電車。二軸台車にビューゲルって姿がたまりません!
電車はほとんどが広告ラッピング。これは「カップヌードル」電車。
横断歩道前で一時停止の「百万ドルの夜景」PR電車。
運転本数はとても多く、電車は頻繁にやってきます。
「ルイヴィトン」前を颯爽と駆け抜けて・・・
なかなか絵になる二階建て路面電車。本当は香港らしい「張り出しネオン看板」を背景に撮影したり、乗ってもみたかったのですが、今回は時間がなくて中環周辺での撮影にとどまりました。また香港へ来る機会があるなら、もう少しゆっくりと路面電車を楽しみたいところです。もちろんそのときも空港からはAELに乗って・・・。