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急行「能登」・・・最後の悪あがき? 走行写真撮影記 [鉄道写真撮影記]

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2010.03.06 急行能登
最後の悪あがき? 走行写真撮影記
  

ダイヤ改正で廃止や変動のある上越三夜行のうち、「北陸」「あけぼの」はこのブログでも最近撮影した写真をアップしました。しかし「能登」はと言うと・・・カブられたり、流し撮りを試みるも大失敗に終わったりと、どうもスッキリと決めることが出来ません。

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流し失敗の「能登」。かろうじて489系とは解るものの・・・
10.02.27 東北本線 赤羽-尾久(東十条付近

そこで今回は、低速の流し撮りでブレブレの失敗作を量産するよりも、キッチリと止めた写真を残すことを考えました(まあ、いわゆる逃げの姿勢なのですが・・・)。とはいえ、日の出前のこの時期に「能登」を止めることなんて出来るのか? ・・・ハイ、使っちゃいました。東西線甲種輸送のときに使った「超高感度」。以前「ISO400以上は抵抗がある」なんて書いていたクセに、やはり一度使っちゃうとつい頼ってしまいます。それでもISO感度はできるだけ低い方がノイズが出にくく、シャープな絵になるのは確か。果たして現段階での「能登」走行写真は、いったいどのくらいのISO感度で撮れるのでしょうか。

地元駅の初電に乗って向かったのは、上野~尾久間にある「下り列車」の撮影ポイント。少しでも明るさがほしいため上りの本運転ではなく、尾久への回送列車を狙うことにしました。この回送なら本運転よりも+30分近くも遅い時間で撮影が出来ますし、本運転では後ろになる「連結器カバー」付きのクハ489-0が先頭になる姿が撮影できます。しかし、ここでは上り列車を撮ることができず(無理すれば撮れないこともないけど)、「能登」の本運転はもとより、貴重な「北陸」の撮影も諦めざるをえません。それでも一発の489系「能登」を撮りたかったのです。

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まずは上り「能登」の本運転が通過。この時点ではISO1600で1/80sec

東北本線 上野-尾久(後追い)

定刻06時01分通過の「能登」、やはりまだ暗い・・・。廃止まであと一週間、大幅な遅延などがなければ「能登」の本運転を撮るのは至難の業ですね。
さて本運転の通過から約20分後、そろそろ尾久の車庫へと回送される489系「能登」編成が上野駅を出る頃。本運転の頃よりはだいぶ明るくなってきましたが、この日は生憎の曇り空。思っていたほど露出は稼げず、結局ISO1000の1/250sec(f2.8)で列車を待ちます。

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「連結器カバー」が付いたクハ489を先頭に戻ってきた「能登(回送)」

東北本線 上野-尾久

せめてISO感度を三桁の800まで落としたかったところですが、シャッタースピードを考えるとISO1000がギリギリ。速度が遅い回送列車とはいえ、1/250sec以下ではブレてしまいます。ちょっとアンダー目ですが、まあ今の時期の「能登」なら、このくらいの雰囲気でもいいかな。

 

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 ついでに「北陸」の推回。貫通扉を開けて走る14系の推進走行もまもなく見納め。

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振り返ってロクヨンを・・・。上り列車撮影が苦しいのはこういうワケ。

さあ、ダイヤ改正まで残り五日。引退する「北陸」も489系「能登」も、そして鉄のみなさんも「ラストスパート」です。悔いが残らないように、マナーを守ってしっかりと記録しましょう!


おまけ・・・☆
この撮影ポイントは、田端操車場のすぐ真横。上り「能登」通過の少し前、「ぐぁ~」っとカマの音がしたので振り返ってみると・・・

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なんとEF65PFの人気ガマ1041号機! しかも目の前で停車。ラッキー

東北本線 田端操



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