北陸本線・福井鉄道・・・福井近郊撮影記 [鉄道旅行記]
前回からの続きです。
仕事の出張で訪れることになった福井。前入りした日曜日には、419系の撮影や福井鉄道に乗車したりして「テツ」を堪能しました。明けて月曜日、この日からが出張の本番なのですが、仕事先の方との待ち合わせは福井駅に9時半(当初は東京を朝イチの「のぞみ」に乗り、福井9時15分着の「しらさぎ51号」で福井入りする予定でした)。早起きすれば、もう少しだけ撮影する時間がありそうです。そこで考えたのが、福井を朝7時過ぎに通過する寝台特急「日本海」を福井~森田にある九頭竜川橋梁で撮影するプラン。しかし、ここで前日に見た福鉄200形のことが頭をよぎります。越前武生の駅員によると、200形は平日ラッシュ時には稼働するとのこと。月曜のこの日は動く200形を撮影できるチャンスなのです。でも徒歩鉄の私に北陸線と福鉄のかけもち撮影はキビシイ・・・悩んだ末に向かったのはJR福井駅。
3月29日(月)
福井0620-(北陸325M)-森田0625
福鉄200形も捨てがたいが、やはり「日本海」は見逃せない。ブルトレは撮れるときに撮っておく、今やこれは撮り鉄の鉄則ですよね。しかも北陸本線・福井の7~8時台上りは、「日本海」・419系(316M)・485系「雷鳥8号」が短時間で撮影できるゴールデンタイム。そんなわけで北陸本線を選んだのです。
福井の隣駅・森田で下車して線路沿いに歩くこと20分。九頭竜川の土手へとやってきました。
北陸本線 森田-福井
月曜日の朝、しかも天気が悪いので撮影者は私一人だろうと思っていたところ、「日本海」通過直前にクルマで一方の同業者が現れました。挨拶をしてお話を聞くと、地元福井の方。ちょくちょく通勤前に朝練でここを訪れるのだそうで、列車通過までの待ち時間を鉄道談義で楽しく過ごすことができました。
撮りたかった列車たちが撮れて満足ですが、余韻に浸る間もなく急いで撤収します。なぜなら「雷鳥」の通過が8時ちょうど頃だったのですが、9時に福井へ戻るには森田を8時21分の普通列車に乗らなくてはなりません。撮影地から森田駅までは徒歩で20分ほど、ギリギリです。ところが片付けていると、先ほどの同業さんが「福井までクルマで送りますよ」と言ってくださいました。はじめは恐縮で遠慮していたのですが、断る理由はないし、正直ありがたい事なので甘えさせていただくことに。しかも車中で件の福鉄200形の話をすると、「ちょっと併用区間を通ってみますか」と、福鉄の軌道がある道路まで回っていただけました。するとクルマの目の前には、なんと200形の姿が! 市役所前の電停に停車中のところを追い抜いて先回り。
福鉄福武線 市役所前付近
撮れないと諦めていた、福鉄200形。まさかこんな形で撮影できるとは思いませんでした。名前も聞かなかったけれど、福井の同業さんには本当に大・大感謝です。このブログを読んでいるとは思えませんが、この場を借りてお礼申し上げます m(_ _)m。そして、無事に9時前には福井駅へ戻ることができました。
それにしても、やっぱり動いている福鉄200形はカッコいいなぁ・・・。贅沢は言えないけど、前日に見た急行色の走行シーンも見てみたいもの。う~む・・・。
・・・もうちょっと続きます。