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夏休み01・・・瀬戸大橋線「マリンライナー」乗車記 [鉄道旅行記]

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2010.07.30~08.02
夏休み旅行記01
瀬戸大橋線マリンライナー乗車記
  

仕事の都合上、お盆の時期には休みが取れない私。ちょっと早いのですが先週一週間、半ば強制的に夏休みを取らされました。さて今年の夏休みはどこへ行こう・・・まとまった休みがあるのなら、やっぱり遠出がしたい。はじめは北東北にブルトレを撮りに行こうかと思っていたのですが、どうも予報では東北の天気はあまりよろしくないみたい。せっかくの夏休み、暑くても晴天のもとで夏らしい写真が撮りたい。夏らしい写真といえば・・・ハッとそこで一枚の写真が思い浮かびました。それは以前に見かけた、とてもきれいな海の写真。そんな情景が見たくなり、今夏は進路を西へ向けました。きれいな海とはどこなのか・・・それはこの時点で明言せず、行程に沿って順に撮影してきたものを紹介してゆこうと思っています。まあ、今回のタイトルを見れば目的地が四国であることは解っちゃうと思いますが・・・(^^;)。

7月30日(金)
夏休み前最終日。仕事を定時に終え、打ち上げの誘いを断って急いで東京駅へ。指定券を取らずに停まっていた新幹線の自由席に飛び乗ります。乗れた17時半発の「のぞみ57号」は、ラッキーなことに乗り心地の良いN700系でした。まずこの列車で岡山へ向かいます。本当は寝台特急「サンライズ瀬戸」に乗りたかったのですが、さすがに夏休みだけあって一週間ほど前の時点で既に満席。一応当日朝にもキャンセルが出ていないか尋ねてみましたが、やはり空きはありませんでした。

東京1730-(のぞみ57号)-岡山2056

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岡山まではN700「のぞみ」。
もちろんこれは乗車列車ではなく別列車を撮ったもの。
10.7.30 山陽新幹線 岡山

午後9時前に岡山着。この時間ならまだ四国へ渡ることは可能なのですが、やはり瀬戸大橋線は明るいうちに乗りたい。この日はここ岡山で一泊します。さて、着いた新幹線ホームの発車案内を何気なく眺めると、乗ってきた「のぞみ57号」の続行に「こだま769号」の表示があり、編成は短い6両とのアナウンス。6両編成の「こだま」の使用車種は100系です。100系と言えば、先ごろ2012年春までに全車の引退が発表され、それを記念した復刻カラー(青白)車も運転をはじめました。復刻カラー車はまだ一編成なので当たる可能性は低いのですが、いずれにせよ今100系を撮っておいて損はありません。反対ホームへ回って到着を待っていると、やはり現れたのはライトグリーンの現行色。

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岡山に到着した100系の「こだま」。

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キリッとした細目が凛々しい100系のサイドビュー。

夜の100系と言うと、つい90年代のJR東海のCM「シンデレラエクスプレス」「クリスマスエクスプレス」を思い出してしまいます。あのCMの頃が100系の全盛期だったんですね。あれから20年、ついに100系にも引退の時期がきてしまいました。今回は駅撮りのみでしたが、いずれは復刻カラーの走行シーンを撮影してみたいものです。

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隣のホームには、こちらもお久しぶりの500系が入ってきました。

100系・500系を見送ってから改札を出て、予約しているホテルへと向かうのですが、その道すがらに今度は駅前に停まっていたコイツに目が留まってしまいました。

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岡電の低床車両 9200形「MOMO」。
10.7.30 岡山電気軌道 岡山駅前

JR九州の車両デザインで有名なドーンデザインがデザインした岡電(岡山電気軌道)の「MOMO」。一編成のみの存在で、私は初めて実車を見ることが出来ました。ところでこの日の「MOMO」は、「貸切」表示で車内はビール会社のポスターやフラッグが掲げてあります。実はこれ、岡電が企画した「MOMO de ビアガー電」という車内でビールが飲める文字通りオイシイ電車。金曜日だったこの日はちょうど運転日だったのですね。路面電車のビアガーデンとは「呑み鉄」には堪らない企画です。ちょっと乗ってみたいところですが、あいにく事前予約制。岡電には「MOMO」の他にも旧型を改良した「KURO」や東武日光軌道線の復刻色車両が走っていて、なかなか面白い路線ですよね。この日は岡電が走る桃太郎大通りに近いホテルへチェックイン。


7月31日(土)

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岡山駅前にある桃太郎像

明けて31日。さっそく瀬戸大橋線の快速「マリンライナー」に乗るべく岡山駅へ。土曜朝ということでコンコースなどは閑散としていましたが、瀬戸大橋線ホームだけは混雑しており、「マリンライナー」乗車口には列ができていました。やはり夏休みの週末、朝早い列車で四国へ渡りたいと考える方は多いようです。

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「マリンライナー」が入線。こちらは岡山方先頭車は西日本の223系。
10.7.31 山陽本線 岡山

開扉と同時に車内はほぼ満席となりましたが、なんとか窓側の席を確保。「マリンライナー」の特徴である高松方先頭車JR四国5000系を見たいところですが、席を離れる余裕がありません。5000系の写真は高松に着いてからゆっくりと撮ることにしましょう。

岡山0711-(マリンライナー7号)-高松0808

瀬戸大橋線に乗るのは二年ぶり。その頃は単線だった宇野線の早島付近が複線化されていました。岡山~高松の高速バスに対抗するには瀬戸大橋線のスピードアップは欠かせないところですが、どうしても宇野線区間の単線がネックになります。瀬戸大橋線の開業から22年、まだ全線が複線化されたわけではありませんが、この区間だけでも改良されたのは大きな進歩ですね。そんな新たな複線区間を通り、西日本と四国の境界駅・児島を出ると、いよいよ瀬戸大橋へ。鷲羽山トンネルを出て瀬戸大橋へ入る瞬間は何度体験してもワクワクします。

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瀬戸大橋線の車窓。ちょっとトラスが気になりますが、素晴らしい眺望。
10.7.31 本四備讃線 児島-坂出(車中より)

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乗ったのが最後尾の5号車だったので、後方の展望も。
瀬戸大橋通過中ですが、トラスと線路しか解りません・・・。

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カーブにさしかかったとき、チラッと見えた瀬戸大橋。
車内からの瀬戸大橋撮影はこれが限界かな・・・。

瀬戸大橋を渡り終え、四国最初の停車駅・坂出では予讃線・土讃線へ乗り継ぐために半数以上の乗客が降りましたが、私はここでは乗り換えずにそのまま高松へ向かいます。岡山からほぼ一時間で高松着。

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高松に到着した「マリンライナー」。
5000系には「ART SETOUCHI 2010」のマークが掲げられていました。
10.7.31 予讃線 高松

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高松に着いたからには・・・さっそくコレ。やっぱり本場はウマイ!


・・・次回へ続きます



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