SSブログ

夏休み05・・・日和佐 薬王寺参拝&牟岐線撮影記 [鉄道旅行記]

0111.jpg
2010.07.30~08.02
夏休み旅行記05
日和佐 薬王寺参拝&牟岐線撮影
  

夏休みの四国旅、前回からの続きです。今旅いちばんの目的である田井ノ浜の俯瞰ポイントを何とか見つけ、満足のいく写真を撮ることができました。もう目的は達成できたことだし、このまま一日中のんびりと田井ノ浜で過ごしていてもよかったのですが、せっかくクルマで来ていることだし、田井ノ浜の少し先にある日和佐まで観光へ行ってみることにしました。

8月1日(日)
田井ノ浜-(クルマ移動)-日和佐

今回はクルマで移動しているとはいえ、やはりまず最初に立ち寄りたいのは日和佐駅。日和佐は特急も停車する牟岐線の主要駅で、上下列車の大半がここで交換します。

0112.jpg

「海亀の来る町の駅」と大きく書かれた日和佐駅
10.8.1 牟岐線 日和佐

0113.jpg

駅の待合室には「カメさん情報板」が。

駅に大きく書かれているように、日和佐の大浦海岸はウミガメの産卵地として有名なところで、昨年のNHK連ドラの舞台にもなったところらしい(連ドラなんて、見ないのでよく知りませんが)。ウミガメはきれいな海と砂浜でないと卵を産みに来ないとのことですが、前回紹介した田井ノ浜の美しさを見ると、ここへ来るのも納得しちゃいますよね。駅の情報板によると、今年は8月1日現在で46頭の上陸、32頭の産卵が確認されているそうです。そんなウミガメの町・日和佐を見下ろすように立っているのが、四国八十八箇所霊場の第23番札所・薬王寺のシンボル、瑜祇塔(ゆぎとう)。

0114.jpg

山の中腹に堂々とそびえる薬王寺の瑜祇塔。

では、この立派な瑜祇塔がある薬王寺へと行ってみましょう。薬王寺の山門までは、徒歩でも日和佐駅から10分弱で行くことができます。

0115.jpg

薬王寺の仁王門。目指すはてっぺんの瑜祇塔です。

0116.jpg

男厄坂を上ったところにある薬王寺の本堂。

0117.jpg

境内は急な階段が続きます。真夏はキツい・・・。

山門をくぐり、33段の女厄坂、42段の男厄坂、さらに61段の還暦坂、計136段の急な階段を上ると(本厄の年に階段へ賽銭を置きながら上ると、厄除になるらしい)、ようやくてっぺんの瑜祇塔へたどり着きました。ところで、四国八十八箇所を巡っているわけではなく、厄年でもない私が懸命にここまで上がってきた理由とは・・・実はこの景色が見たかったから。

0118.jpg

瑜祇塔からは日和佐の町と海が一望できます。
そして手前を走るのは牟岐線の1500形。
10.8.1 牟岐線 北河内-日和佐

お寺の境内とは思えない、絶好の牟岐線撮影ポイント。でもこんなところで「撮り鉄」していたら、バチが当たるかな・・・(^^;)。次に狙う列車は、先ほど田井ノ浜で撮ったキハ185系特急「むろと」の折り返し。通過までは一時間ほどあったので、ゆっくりお寺の参拝と、宝物館になっている瑜祇塔を拝観。ちょっと多めにお賽銭を置いて、再びビューポイントへ戻ってきました・・・が、その間に青空は雲で覆われてしまいました。

0119.jpg

日和佐の町を後にする、キハ185系二連の特急「むろと」。

田井ノ浜ではあれだけいい天気だったのに、ここへきて曇ってしまうとは・・・やっぱりバチが当たったのかな? 最後はちょっと残念な結果でしたが、これで牟岐線の撮影は終了です。再びクルマで来た道を徳島まで帰ります。

日和佐1330頃-(クルマ移動)-徳島1500頃

レンタカーを返して、徳島駅へと戻ってきました。 ここから先は東京へ向けての帰路となるのですが、行きと同じ高松・岡山経由では面白くない。そこで帰りはフェリーで和歌山へ出ることにしました。

徳島駅1515-(徳島市営バス)-南海フェリーターミナル前1540

0120.jpg

徳島駅から港までは徳島市営バスで30分弱。
10.8.1 南海フェリーターミナル前

0121.jpg

乗船するのは、南海フェリーの「かつらぎ」。
10.8.1 徳島(沖州)港

徳島港と和歌山港を結ぶ、この「南海フェリー」。その名の通り、南海電鉄と同じ南海グループのフェリーで、和歌山港では南海の和歌山港駅に直結しており、徳島港でも南海線への連絡切符が購入できます。このフェリーは今や数少なくなった鉄道連絡船なのです。かつては徳島側も、小松島港線という国鉄の路線が当時のフェリーターミナルだった小松島港に直結していたのですが、こちらは85年に廃線となってしまい、徳島側は徳島港からのバス連絡となってしまいました。

0122.jpg

フェリーで四国を離れます・・・。さらば四国。

船内の客室はほとんどが座敷スペース。出発が早朝だったことと、久しぶりにしたクルマの運転で疲れてしまい、横になった途端すぐに爆睡。和歌山までの二時間を、ほとんど眠って過ごしてしまいました・・・。

徳島港1635-(南海フェリー・南海四国ライン)-和歌山港1835

0123.jpg

夕日が眩しい和歌山港に入港した南海フェリー。

0124.jpg

和歌山港からは南海電鉄の特急「サザン」。
写真は座席指定車の10000系ですが、乗ったのは普通車7000系

10.8.1 南海 和歌山港線
和歌山港

和歌山港からは南海の特急に乗車。これに乗れば、一時間ほどで大阪に着くことができます。ということは、今夜の宿泊地は大阪か・・・?


・・・続きます



共通テーマ:趣味・カルチャー