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東京モノレール・・・羽田空港線 変更ルート完乗記 [鉄道乗車記]

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2010.11.03
東京モノレール
羽田空港線 変更ルート完乗記
  

11月3日文化の日。晴れの特異日とされるこの祝日、できれば秋らしさを求めて遠出したかったところですが、私にはどうしてもやらなくてはならない仕事があって、都内から出ることができませんでした。それでも仕事は午前中に終わってしまったので、午後は少し気になっていた新線へと行ってみることに。その新線とは「東京モノレール羽田線」。新線といっても、「羽田空港国際線ビル」駅の開業に合わせて生じたわずか900メートルほどのルート変更なのですが、鉄道全線完乗を目指すものにとってはこの900メートルも乗り潰しの対象になります。完乗ルールは目指す人それぞれで異なるでしょうが、私は高架化や地下化、複線化では一度乗った線を乗り直すことはしませんが、ルート変更があった場合には該当区間のみでも新たに乗りなおすことにしています(もちろん高架化などでも既存線から大きくルートが異なったり、複線化でも上下線で別ルートを走る場合は乗り直しに行きます)。ところでこのモノレールのルート変更、実は国際線ビル駅開業の半年も前の4月に行われており、私も一度出張帰りに上り線は乗車しているのですが、そのときは通過したのが夜だったので、もう一度ちゃんと乗りに行かなきゃ・・・と思いつつ伸ばし伸ばしになっていたのでした。

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説明では解りづらいとも思うので地図を添付します。
駅を通らない赤い線が旧線で、青い線が新線。


11月3日(水・祝)
浜松町1248-(モノレール羽田線 空港快速)-羽田空港国際線ビル1301

浜松町で山手線からモノレールへ乗り換える際に気づいたのですが、東京モノレール「羽田線」の路線名が、「羽田空港線」に変更されていました。10月21日より、正式名称は羽田線のままですが、案内上では羽田空港線と呼ぶようになったらしい。浜松町で先発の各駅停車を見送り、後続の空港快速に乗車。空港快速は浜松町を出ると羽田空港国際線ビルまでノンストップ。件の新線と旧線の分岐点は、地下の天空橋を通過後地上の高架に出てすぐの場所にあり、車窓右手には本線から切断された旧線がまだ残っていました。分岐点を過ぎて新線に入るとすぐに羽田空港国際線ビル駅に到着。新線乗り潰しの途中ですが一旦ここで途中下車してみます。

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先月(10月21日)に開業したばかりの羽田空港国際線ビル駅。
自然光が入る明るい駅です。
東京モノレール羽田線 羽田空港国際線ビル

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国際線ビル駅を発車する1000形。右には旧線が見えます。
東京モノレール羽田線 羽田空港国際線ビル(後追い)

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国際線ビルの立体駐車場屋上から見たモノレール。
新線と旧線がよく見えます。手前の旧線は撤去作業中。
東京モノレール羽田線 天空橋-羽田空港国際線ビル(後追い)

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こちらは国内線ターミナル方向を見たもの。
大きくカーブして国際線ビルへ向かうモノレールと右に残された旧線。
東京モノレール羽田線 新整備場-羽田空港国際線ビル

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新規に開業した羽田空港国際線ビル駅。後方のビルが新国際線ターミナル。
東京モノレール羽田線 羽田空港国際線ビル

外から一通りモノレールの新旧路線を眺めたのち、再び残り半分の新線乗車へ戻ります・・・が、せっかくなので10月31日にグランドオープンしたばかりの新国際線ターミナルビルも覗いてみることにしましょう。

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モノレールの駅から徒歩30秒。同じフロアにあるチェックインカウンター。
これは確かに便利ですね。成田など鉄道駅から出発ロビーまで何階上がることか・・・。

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話題の店舗街「江戸小道」。ちょっとしたテーマパークっぽい街並みです。

それにしても、どこも人だらけの大混雑。とくに店舗街の「江戸小道」などは店など覗く余裕すらありません。まあ、話題の新スポットのオープン四日目じゃ仕方の無いところですね。お店めぐりはまたの機会にし、サクッと記録写真を撮って早々と撤収。新ターミナルの内容を期待していた方には申し訳ないのですが、今回の私はあくまでもモノレールの乗り潰しがメインなので先へ進みます。再びモノレールに乗車。

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カーブを描いて国際線ビルに入線してきたのは2000形。
東京モノレール羽田線 羽田空港国際線ビル

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旧線の切断部を車内から。ここからは既存区間に戻ります。
東京モノレール羽田線 羽田空港国際線ビル-新整備場

ルート変更区間は天空橋~新整備場にあたるので新整備場まで乗車すれば完乗になるのですが、整備場などで降りても仕方ないし、乗った列車も新整備場を通過する快速だったので、そのまま羽田空港第1ビルまで乗車。これでモノレールの未乗部分は完乗です。

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羽田空港第1ビルまで乗車。
撮影列車は乗車した2000形ではなく後続の1000形。
東京モノレール羽田線 羽田空港第1ビル

羽田空港国際線ビル1344-(東京モノレール羽田線 区間快速)-羽田空港第1ビル1347

さて羽田からの帰りですが、同じ路線を通っても面白くないので復路は京急を使うことにしました。この京急も今回の新国際線ターミナルオープンに合わせて新駅・羽田空港国際線ターミナル駅が開業。モノレールのような路線自体のルート変更はないのですが、若干の駅名変更があり、「羽田空港」駅は「羽田空港国内線ターミナル」駅という長い名前になりました。ただし列車の行き先などは従来どおり「羽田空港」として案内されるようです。

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駅名の変わった「羽田空港国内線ターミナル」に入ってきた600形。
行き先表示は「羽田空港」のままです。
京急空港線 羽田空港国内線ターミナル

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新駅・羽田空港国際線ターミナル駅。
京急の駅は新国際線ターミナルの地下2階に出来ました。
ホームドアが設置されているということは3ドア車しか入線できないのかな?
京急空港線 羽田空港国際線ターミナル

羽田空港国内線ターミナル1404-(京急空港線)-羽田空港国際線ターミナル1406
羽田空港国際線ターミナル1412-(京急 エアポート快特)-品川1426

京急のエアポート快特の方も国際線ターミナルから品川までノンストップ。モノレールの空港快速が浜松町~国際線ビル13分、京急のエアポート快特が国際線ターミナル~品川14分(私が乗車した列車)。どちらも本当に便利ですよね。羽田派or成田派と聞かれると、愛着のある「成田」と答え、成田までの往復は列車でのんびり出来るいい時間だ・・・などと言い続けてきた私ですが、この便利さを体感してしまうと、気持ちが揺らいでしまうかも・・・。



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