ONE-shot 40 晩秋の青梅線 [PICK UP ONE-shot]
PICK UP ONE-shot 40 晩秋の青梅線
鉄道での紅葉鑑賞は何も遠くへ行けばいいというものではありません。
東京近郊にだって美しい景色の中を走る路線はあるもので、
奥多摩へと延びる青梅線もそのひとつ。
東京近郊にだって美しい景色の中を走る路線はあるもので、
奥多摩へと延びる青梅線もそのひとつ。
車窓には東京とは思えない雄大な景色が広がります。
色づいた木々を表現するには、朝日や夕陽の斜光が美しいと思い、
ちょっと早起きして青梅線へ。
沿線の紅葉はピークを向かえ、天気も良好。期待して撮影地へと足を運ぶと、
確かに山間から射す光が、山肌の紅葉を鮮やかに浮かび上がらせていました。
しかしこの時点で線路はまだ山影の中。陰影がありすぎて、列車は真っ黒。
これでは鉄道写真として成り立ちません。
しばらく線路に光が当たるまで待っていると、陽が高くなるにつれて、
斜光に照らされていた紅葉の輪郭は徐々に薄れてしまいました。
これではベタ光のつまらない写真になっちゃうかな・・・と思いながら、
山間にこだまする列車の音に反応してファインダーを覗くと、
無機質なステンレスボディがギラリと光った。
ちょっと早起きして青梅線へ。
沿線の紅葉はピークを向かえ、天気も良好。期待して撮影地へと足を運ぶと、
確かに山間から射す光が、山肌の紅葉を鮮やかに浮かび上がらせていました。
しかしこの時点で線路はまだ山影の中。陰影がありすぎて、列車は真っ黒。
これでは鉄道写真として成り立ちません。
しばらく線路に光が当たるまで待っていると、陽が高くなるにつれて、
斜光に照らされていた紅葉の輪郭は徐々に薄れてしまいました。
これではベタ光のつまらない写真になっちゃうかな・・・と思いながら、
山間にこだまする列車の音に反応してファインダーを覗くと、
無機質なステンレスボディがギラリと光った。
画になりにくい銀色電車も光の捉え方次第では
いいアクセントになるものだと教わった、
晩秋の朝でした。
10.11.20 青梅線 鳩ノ巣-白丸
いいアクセントになるものだと教わった、
晩秋の朝でした。
10.11.20 青梅線 鳩ノ巣-白丸