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スイスⅡ 08・・・チューリッヒ散策記 [あおたけ的 SWISS紀行]

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2011.01.23~29 スイスⅡ 08
トラムを見ながら街歩き・・・チューリッヒ散策

出張で訪れているスイス、07からの続きです。
今回の出張では後半の三日間に滞在した、スイス最大の都市チューリッヒ(Zurich)。スイス経済、金融、商業の中心地で、先にもお伝えしたように国際空港や国際列車の鉄道駅を擁するスイスの玄関口でもあります。商業都市というおカタいイメージが強い街ですが、歴史的・文化的にもこの街は見所が多く、街のあちこちで中世の趣が残る古い建物を見ることができる一方で、欧州の一流ブランドが軒を連ねる目抜き通りはショッピングに最適。住みやすい都市の順位でも常に上位へ名を連ねています。街の繁華街は中央を流れるリマト川を隔てて旧市街・新市街に分けられますが、全体的にはこじんまりとしていて、軽く散策する程度なら一~二時間もあればじゅうぶん。そして何よりも鉄的に嬉しいのは、この街にはトラム(路面電車)が、縦横無尽に走っているのです。そこでスイス編ラストとなる今回は、チューリッヒの街をトラムの撮影をしながら少し巡ってみたいと思います。

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中央駅前の「バーンホフ通り(Bahnhof-strasse)」を走る
チューリッヒの青いトラム。系統別の電車が次々にやってきます。
バーンホフとは独語で駅なので、ここはまさに「駅前通り」。

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バーンホフ通りは、新市街にあるチューリッヒの目抜き通り。
いろいろなファッションブランドや飲食店、銀行などが建ち並ぶ
チューリッヒの・・・いや、スイスの「銀座」ともいうべき場所で、
とても賑やかです。

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バーンホフ通りを抜けて、路地裏の坂道を上がると
「リンデンホフ(Lindenhof)の丘」という見晴らしの良い公園に出ました。
ここはローマ帝国時代に、リマト川を通過する船から税金を取るために
築かれた砦の跡で、チューリッヒ発祥の地と言われています。

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同じくリンデンホフの丘から。
ここからは、リマト川とその対岸の旧市街を一望することができます。
川沿いを走る路面電車もよく見え、絶好の「俯瞰撮影地」(笑)。
背景に見える二本の塔がある建物は、チューリッヒのランドマーク
「グロスミュンスター(Grossmunster=大聖堂)」。

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丘を下りて、街へ戻ります。
路地裏の坂から見えてきたのは、でっかい時計の教会。
この聖ペーター教会 (St.Peterskirche)の文字盤は
直径8.7メートルもあり、欧州最大なのだとか。

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チューリッヒの街には、大きな教会がごろごろしています。
こちらはとんがり屋根の「フラウミュンスター(Fraumunster=聖母聖堂)」。
この教会のステンドグラスは、何とあの「マルク・シャガール」作。
撮影禁止なので写真は撮れませんが、一見の価値アリ。

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フラウミュンスターとリマト川をはさんだ対岸にあるのが
さきほど丘の上から見たグロスミュンスター。
てっぺんの塔に上ると先ほどのリンデンホフの丘とは逆側の景色が
一望できます(有料)・・・が、とてつもない螺旋階段が続くので、
今回は上りませんでした・・・スミマセン。(^^;)

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そのフラウミュンスターとグラウミュンスターを結ぶ橋からは、
リマト川を渡るトラムの姿が見えます。
晴れていればアルプス山脈がきれいに望める場所なのですが、
曇り空で残念。橋の向こうに広がるのはチューリッヒ湖。

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ちょっとサービスカット(?)。
チューリッヒ湖近くの公園で見つけた「芸術作品」。
なかなかリアルで、思わずドキッとしてしまいます。("▽"*)

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トラムが走っていた橋の上から、先ほどとは逆に街の方向を眺めています。
紹介してきたランドマークとなる三つの教会はこんな位置関係。
それぞれに特徴のある教会、クリスチャンじゃなくても
巡ってみたくなります。

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橋を渡って今度は旧市街へ。石畳の細い路地にお店が建ち並びます。
飲食店の料金は、先ほどのバーンホフ通りよりリーズナブル。

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旧市街のほぼ真ん中にあるのが、
チーズフォンデュの名店「SWISS CHUCHU」
オープン時は外まで漂う、美味しそうなチーズの香り・・・。

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一周して旧市街側のトラムプール、セントラルまで戻ってきました。
ここは散策をスタートした中央駅の目と鼻の先です。

ざっくりとチューリッヒの中心街を歩いてみましたが、曇り空の天気が写真的にちょっと寒々しい・・・(この日の気温は日中でも2℃。風も強くて、実際に寒い一日でした)。そこでもう一度、今度は日が暮れてから、ちょこっとだけ撮影してみることに。欧州の街は夜景が美しいので、曇り空よりもずっと雰囲気がいいかも。

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今度は駅側から見た二つの「とんがり教会」。
どちらもライトアップされていて、目を楽しませてくれます。

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もちろんグラウミュンスターもライトアップ。
昼間に撮ったものと同じ場所ですが、雰囲気が全く異なります!

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夜道をぶらぶらしていると、赤いトラムがやってきました。
チューリッヒのトラムは広告車が少ないので、これは珍しいかも。
広告と言うよりも、スイスの観光PRでしょうか。

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スイス出張最後の夜は、チューリッヒらしくドイツ料理。
これは塩漬けの豚肉を煮込んだ「アイスバイン」。
ビールのお供としては良いのですが、かな~りしょっぱい・・・( ̄~ ̄;)。
下のザワークラウト(キャベツの酢漬け)かジャガイモと
一緒に食べるのが良いのかも。☆☆・・・

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こちらはベーコンやソーセージの盛り合わせ。
盛り合わせと言いますが、こちらもザワークラウトで底上げしてあります。
味の方はマズくないけど、まあ、そこそこって感じ。☆・・・・
デザートのティラミスもイマイチだったので写真は載せません。
ここは失敗だったかなぁ・・・。(´・ω・`)
前回登場したマティスに美味しいお店をきいておくべきでした。

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RailCity内にあるマーケットで、
口直しのムーベンピックを買ってホテルへ戻りました。
「MAPLE WALNUT(メープルシロップ&クルミ)」味。
やっぱりムーベンピックは期待を裏切らないオイシさ!
☆☆☆・・

ちょっと残念な最後の晩餐となってしまいましたが、我々がお店のチョイスを誤ってしまっただけで、チューリッヒにも美味しいお店はたくさんあります。今回は入らなかったけど、上で紹介している「SWISS CHUCHU」など、いかにもスイスらしい料理が味わえて、チーズ好きには堪らない名店です。
冒頭でも書いたように商業都市・チューリッヒ、なかなか観光だけで訪れる方は少ないと思いますが、スイス・アルプス観光や欧州各都市への移動ついでに、ちょこっと街へ出てみるのも面白いかも知れません。空港から中央駅まで列車で約10分。駅から教会の密集するエリアまでは歩いて15分ほど。街をのんびり巡って、お茶をしても半日とかかりません。トランジットなどで時間を持て余した際には、ぜひ街へと足を運んでみてください。

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スイスでのラストショットは、やっぱりチューリッヒ中央駅。
ライトアップされた姿には、いっそう重厚感が漂います。

長々と続けてきたスイス出張編はこれで終了です。いや~それにしても、街や食、地理関係から鉄道のことまで、記憶があやふやなところを帰ってから調べるのが大変でした。しかも参考になりそうなHPは、ほとんどが独語か仏語、英語ばかりですし・・・。そんな背伸びをしないで、自分の解る範囲だけ書けば良いのですが、せっかく写真に撮ってきたものは皆さんにお見せしたいし、公開する以上はあまり間違ったことは書けない。それに旅行雑誌に乗らない旬な情報と言うものは案外、個人のHPやブログから入ってくるもの。実際に私もジュネーヴ空港でのフリーチケットは何年か前に見た某HPで教わったものだし、チューリッヒ空港のモールが充実していることや、中央駅へ最近になってオーストリア国鉄が乗り入れたことなどは、同じソネブロ仲間のundoさんのブログで知ったのでした。
私のような偏ったブログではそんな役に立つとは思えませんが、何かちょっとでもスイス旅行の参考になれば幸いです。

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最後に今、「旬」なオミヤをひとつ・・・。
このスイス編でおなじみのチョコレート専門店シュプリングリ(Spruengli)、
お土産としては以前にマカロン(ルクセンブルゲリ)をおススメしましたが、
今回はちょっと変わった新作が出ていました。
それが真っ黒なトリュフ「タヒチ・バニラ」。
希少なタヒチ産バニラをふんだんに使ったホワイトチョコを
真っ黒なバニラビーンズシュガーでくるんだ贅沢なもの。
ビーンズのプチプチとした食感とホワイトチョコの甘さが絶妙。
賞味期限もルクセンブルゲリより長いので、お土産にいいかも~♪
☆☆☆☆・
(ちなみにこのお土産を渡した人の中には、イマイチと評した人もいたので、
好みは大きく分かれるところかも知れません・・・。)


1月28日(金)~29日(土)
チューリッヒ中央駅(ZurichHB)1007-(IC817)-チューリッヒ空港(Zurich Flughafen)1016
ZRH1300-(LX160)-NRT0750



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