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夏休み2012 その3・・・天神川で朝練! EF67撮影記 [鉄道旅行記]

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2012.07.30~08.01
夏休み
03
天神川で朝練! EF67ちょこっと撮影
  

夏の休暇を利用しての鉄道旅、前回からの続きです。
初日はさっそく
今回の遠征目的であるEF67の貨物列車を狙いに、山陽本線の難所・セノハチ(瀬野~八本松)へ。ところが貨物オンチの私は、月曜日の貨物列車は荷が少ないという貨物撮影の基本をすっかり忘れており、狙いのEF67が後押しする貨物列車はどれもスッカラカンの寂しい状態・・・。その後、気持ちを切り替えて広島電鉄で宮島へと行き、名物のあなごめしなどを満喫したものの、やはり荷の少ないEF67のことが心残りとなっていました。

7月31日(火)
そんななかで迎えた二日目の朝。この日は広島からの乗り鉄で、とあるローカル線を目指す予定です。しかしその出発時間は接続などの関係から9時ちょうどとすこしゆったりめ。本来はのんびりとホテルで朝食を済ませてから出ようと思っていましたが、セノハチ撮影の参考資料(RM誌ね)をよく見てみると、朝方の山陽本線は貨物ラッシュ。EF67が後補機に付く上り貨物も短時間に多数運転されています。前日のように列車とバスを乗り継いでセノハチまでいっている余裕は無いけれど、広島近辺ならば9時の出発までに何本かのEF67を撮ることができそうです。そこで、ホテルでの朝食を諦めて朝6時に向かったのは、広島の隣駅・天神川。

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早朝の広島で発車を待つ115系は、
海田市から呉線へと入る糸崎行きの普通列車。
この電車に一駅だけ乗車します。
12.7.31 山陽本線 広島

広島0604-(山陽926M)-天神川0607

天神川は広島貨物ターミナル(広島貨タ)の東側に隣接した駅で、対向式の旅客線ホームが貨物線と広島機関区を挟むように位置しています。ここでEF67が連結される上り貨物を後追いで撮るには、上りホームの下り方(広島寄り)から狙うのがいい感じ。ただし、ホーム上からの撮影となるので、周りにはじゅうぶんな配慮が必要です。まだ時間帯が早くてそれほど利用者の姿は多くないし、この駅に一箇所だけある改札口への階段は私が立つ下り方とは逆のいちばん上り方(海田市寄り)にあるので、あまり過敏になることはありませんが、それでもホーム上の黄色い線からは出ないなど最低限のマナーは守らねばなりません。

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天神川駅の上りホームから眺めた広島機関区の機留線。
EF200やDE10は見えますが、EF67の姿はありませんでした。
12.7.31 山陽本線 天神川

旅客線と貨物線のあいだにある架線柱がうまく抜けるところを見定めて立ち位置を決め、さっそく撮影開始。まずは広島貨タ・6時17分発、天神川・同20分通過の1050レを狙います。雑誌に各駅の細かい時刻が載っているのはホントにありがたい。定時に本務機のEF210が見えてきました。

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EF210-129を先頭に、広島貨タを発車する1050レ。
こちら側はきれいな順光ですが、
架線柱や信号機などがちょっと目障りです・・・。
12.7.31 山陽本線 天神川

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振り返って、メインとなる後補機のEF67を。
103号機がコンテナ満載の貨物を力強く後押しします。

ご覧のようにEF67側の後追いは、ホーム屋根などの影がマンダーラに落ちていて決していい状態とは言えず、露出の調整が難しいところですが、ここは影の部分になるEF67に合わせてみました。コンテナは飛び気味になってしまったものの、朝の斜光を浴びて緩やかなS字をゆく姿はなかなか悪くありません。そして何よりも嬉しいのは、前日の月曜日と違ってこの日はコンテナが満載\(゚▽゚)/!やっぱり貨物列車はこうでなくっちゃ! 昼間は一時間ないし二時間に一本程度の貨物ですが、この朝方の時間帯は次々にやってきます。続いては11分後の1054レ。

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102号機が補機に就く1054レ。
それにしても、100番台の顔ってどうも野暮ったい。。。o(゚^ ゚)ウーン。
更新工事を受けて角型になった尾灯がカッコ悪いんだよね・・・。
補機にとって尾灯の視認性は重要なんだろうけれど。

似たような・・・というか、まったく同じアングルで恐縮ですが、こちらの貨物にもたくさんの荷が載っかっていました(^^)。荷を満載した貨物を二本も撮ればもうじゅうぶんに満足で、こうなってくるとあとは前日に稼動が確認できた0番台の登場を期待してしまいます。この日も運用に就いてくれればいいのだけれど・・・と、思っていた矢先、下りの単機回送で現れたのは、3号機 (゚∀゚)!

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セノハチでの仕事を終えて、広島へ戻ってきた3号機(単573レ)。

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下り方はちょっとゴチャゴチャしていますが、
デッキのある2エンド側が順光で撮れました。
ちょっと解りづらいけれど、
右奥で待機しているEF210は次の5070レです。

この時間に単回で戻ってきたということは、早朝の2082レで一仕事してきたということ。このままの流れで行くと、今度は二本後になる5074レの補機に再び就くようです。貴重な0番台の3号機。前日のセノハチではアウトカーブから正面気味に撮ったので、ここではしっかりと貨物の編成を入れて撮りたいところ。でもその前にもう一本、5070レがやって来るので待ち構えます。ところが、旅客線の列車も同時進入・・・。

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105系で運転された呉線経由三原行きの622Mと、
その脇をすり抜けてゆく5070レ。補機は105号機でした。

ああ、カブった・・・(´Д`;)。実は先ほどから貨物と旅客はかなり際どいタイミングが続いていました。私が天神川へ来るのに乗ってきた呉線の926Mとほぼ同時刻に貨物の2084レが通過し、最初に撮った1050レの通過一分前には山陽線の1520Mが、二本目の1054レは通過の三分後に呉線の620Mがありました。一分はまだしも、三分もあれば余裕で抜けそうなものですが、広島貨タを出発したててで鈍足の長い貨物は通過に一~二分を要するもの。しかも狙いは最後部のEF67だし。そして今回の5070レと呉線622Mは同時進入・・・。4両編成の105系は短いので丸カブりにはなりませんでしたが、8両の115系だとアウトだったかもしれません。ここは山陽線、呉線の列車が発着する本数の多い区間とはいえ、あまりにも時刻が接近しすぎているように感じます (・.・)ナゼダロ...。次はお目当ての3号機が充当される5074レ。今度は旅客列車との間に5分ほどの差があるので余裕かな・・・。

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朝日に照らされて、後補機の仕事に就く3号機。
峠の補機という地味な仕事に従事してきた「もみじ色の直流機」も、
老朽化による置き換えで、いよいよその終焉が近づいてきました。

運用どおりに入ってくれた3号機を無事にゲット! カブりかけた一本前の105号機を見ると、すでに日差しは機関車のあたりまで延びてきていたので、ここは少しだけ立ち位置を変えてサイド全体に日が当たるようにしてみました。コンテナは満載ってほどではないにせよそこそこ載っており、これでも前日に比べればずっとマシな方です。ここで3号機を撮れたことは満足ですが、本音を言えば、このくらいコンテナが載った状態を前日のセノハチでも撮りたかったな・・・(^^;)。3号機の5074レを見送って撮影終了。お手軽な駅撮りではありましたが、一時間で四本もの貨物列車。そのうち一本は3号機という嬉しい収穫が得られた天神川での朝練でした。

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上下線で改札が離れている、ちょっと変わった構造の天神川駅。
こちらは上りホーム側の東口で、黄色い115系が走るガード下に
下りホーム(西口)へと繋がる一般道があります。
(改札内では上下ホームの行き来ができない)。
昔は武蔵野線の新三郷もこんな感じの構造でしたっけ。
12.7.31 山陽本線 天神川

天神川0755-(2529M)-広島0758

  

・・・続きます



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