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中央本線・・・新府 桃源郷 撮影記 [鉄道写真撮影記]

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2013.04.13
中央本線
春、らんまん♪
新府 桃源郷 撮影記

 

久々に穏やかな晴れが期待できる週末、しかし関東の桜はすっかり終わってしまいました。ここは桜を追い求めて東北地方に遠征すべきか、それとも、早くも新緑へシフトすべきか・・・(゚^ ゚)ウーン...。そんな事を考えながら、週の中頃にいつもの定食屋でワンコインランチを食べていると、目に留まったのはお昼の情報番組。何という番組かは解りませんが(N◯Kだったかな?)、それは韮崎(山梨)にある桃畑からの中継で、桃の花は今が満開を迎えていると言うではありませんか。これを聞いて、私はちょっとビックリ。というのも、春の花はよく聞くフレーズどおり「ウメ、モモ、サクラ」の順に咲くもので、二月の梅と四月の桜、その間に桃が来るものだとばかり思っていました。そもそも三月三日のひな祭りは「桃の節句」ですし・・・。もちろん地域によって異なるのでしょうが、東北や北海道ではなく、もう桜が終わってしまったと思われる山梨で今ごろ桃が満開になるとは、まったくもって意外でした(このあたりは桜の開花も遅いのかな?)。でもこれは私にとって、嬉しい情報。中継のあった韮崎付近は中央本線の線路沿いにも多くの桃畑があり、なかでも韮崎の隣駅にあたる新府(しんぷ)のあたりは、桃と列車を組み合わせることができる撮影地が点在しています。これで週末撮影の行き先が決まりました。ただし問題は、中継のあった火曜日から四日後の土曜日まで、花がどれくらい持ってくれるかというところ。本当は中継のあった翌日にでも駆けつけたいところですが、さすがに二週連続の平日鉄で仕事を休むわけにはいきません(木曜に一枚、「仕事中鉄」はしちゃったけどね (^^;)ゞ)。まあ、この新府の撮影地は背景に八ヶ岳の山並みを入れることもできるので、もし桃がダメならば、そっち(八ヶ岳)をメインにすればいいか・・・。


4月13日(土)

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高尾駅のホームに鎮座する天狗像に見送られ、
おなじみの長野色115系で出発。
中央本線 高尾

自宅最寄り駅から中央線の下り快速電車で高尾へ出て、乗り継いだのは普通列車の小淵沢行き。これで一気にお目当ての撮影地がある新府まで行くことができます。週末の中央線下り列車、とくに朝の早い時間帯は登山客やハイキング客でけっこう混雑するので、東京方面から乗り継ぐ場合には接続処置がとられているギリギリの列車ではなく、高尾で少し並んで待つくらいの余裕を持つのが鉄則。やはり今回も高尾発車時点では立ち客がびっしりの混雑具合でした。とは言っても、ハイキング客の大半は相模湖や上野原で下りてしまい、大月へ着く頃には空席が目だつようになるのですが。

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勝沼ぶどう郷付近からの眺め。
この甲府盆地を見下ろす車窓は中央線屈指で、
いつ見ても雄大です (´▽`)。
中央本線 勝沼ぶどう郷付近(車窓から)

この日はまさに雲ひとつない快晴で、勝沼ぶどう郷付近からの車窓には、甲府盆地越しに南アルプスの山並みもクッキリ! まさに絶好の撮影日和です。天気が良好とくれば、あと気になるのは、やはり桃。列車は高台の勝沼から弧を描くように甲府盆地へと下りてゆき、やがて山梨市へ。実はこの山梨市付近も線路沿いに桃畑が多く、撮影地としても知られているのですが、その状況はというと・・・

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車窓から見た桃の木に、
花は・・・無い。Σ(°д°lll) ガーン
中央本線 山梨市-春日居町(車窓から)

山梨市の桃園ではすでに花摘みが終わり、桃の木はすっかり寂しい状態になっていました (´・ω・`) ショボーン。ちなみに桃園では桃の花が満開になると散るまで待つのではなく、「花摘み」という農家さんの手作業で花は摘まれてしまいます(桃の木は枝一本で作れるモモの実がたった一個だけなので養分がそこへ集中するよう、枝に咲いている桃の花はひとつを除いてすべて摘んでしまわなければならないのです)。つまり今年の桜のように、気温が低い日が続いていたから散らずに長持ちするなんてことはなく、すべては桃の花の開き具合を見た農家さんのスケジュール次第。はたして新府の桃はどれだけ摘まれずに残っているのだろうか・・・(´□`;)フアン...。山梨市から甲府、韮崎を経て、列車は順調に新府へ到着。

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高尾から普通列車で二時間半、新府で下車。
乗ってきた115系を見送ります。
中央本線 新府

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新府は相対式二面二線構造。
上下線のホームは改札内で繋がっておらず、
それぞれホーム別に階段が備え付けられています。
上写真が下りホームで、下は上りホーム。
中央本線 新府

高尾0726-(中央523M)-新府0950

まわりを農園に囲まれ、他にめぼしいものが何も無いような、無人駅の新府。ふだんは乗降客が少ない駅ですが、この日は三脚などのカメラ機材を担いだカメラマンのほか、イーゼルや画板などを持った、絵描き屋さんの姿も多く見受けられます。もちろん皆さんのお目当ては共通で、満開に咲き誇っているであろう桃の花。期待半分、不安半分で、桃畑が一望できる丘の上へと歩みを進めると、そこに見えてきたのは・・・まさに息を呑むようなこの景色!

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青空の下に広がっていたのは、桃色の丘!

まだ摘まれずに桃の花が残っていました~!☆;+。゚*ヾ(´∀`)ノ゙ヤター *゚。+;☆。・・・というより、ここは桃の郷として観光PRされているような有名な丘なので、ひょっとしたら農園の方が、あえてギリギリまで花摘みをせずに残しておいてくれたのかも知れません。いずれにせよ、これは期待通りの絶景。先月に同じ中央線の高尾梅郷を訪れた際、満開の梅林を見て思わず「これぞ桃源郷!(桃じゃなくて梅だけど・・・)」なんて感想を書いたけれど、今回は紛れもない正真正銘の「これぞ桃源郷!」です! では、さっそく桃源郷での「桃鉄 (桃◯郎電鉄ぢゃあないよ)」撮影をはじめましょう。

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桃畑のなかを行くのは、長野色115系の普通列車。
背景には八ヶ岳の雄大な山容が入ります。
中央本線 穴山-新府

まずは乗ってきたのと同じ、長野色115系の普通列車から。広い丘の上から桃畑と八ヶ岳、さらに列車がバランスよく入るようなところを探すのですが、意外とこれが難しい。周囲をウロウロしながら、ようやく上写真の場所に落ち着いたものの、ココも決してベストではなく、左手前に入り込む枝や奥の青いビニールシートがウマくかわしきれません。枝の方は枯れ枝ではなく花が付いているのでまだ許せるけれど、青いビニールシートは目障りだなぁ・・・(。-`ω´-)ンー 。実は、ここより少し右方向へ行ったところに、ビニールシートや枝がウマくかわせそうなお立ち台っぽいところがあるのですが、狭いそのスペースはお一人さま限定で、すでに先客がいらっしゃいました。なので、しばらくはその様子を見つつ、撮影を進めることに。

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この日は183系などの団体・臨時列車は設定されておらず、
ここを通る唯一の国鉄型特急車両が185系の「はまかいじ」。
八ヶ岳をバックに走る185系も、なかなかいいものです。
中央本線 穴山-新府(後追い)

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続いてやってきたのは、
485系改造の和式電車「華」で運転される
快速「お座敷桃源郷パノラマ号」。
まさに列車名通り桃源郷を走る同列車ですが、
濃紺の「華」はあまり景色に映えませんね・・・(^^;)

ネタとなる臨時列車の「はまかいじ」と「華」が撮れたところで、まずは一息。そこでふとお立ち台の方へ目をやると・・・先客の方が三脚をたたんで撤収準備をしているではありませんか!(゚∀゚)オッ!  しかも、なぜか大慌てで走り去ってゆく・・・ひょっとしてモヨオしてきちゃったのかな? なんて、くだらないことを考えながらも、私は入れ替わるようにして素早くお立ち台へ 。。。。。。(((((ノ`ω´)ノ サササッ

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再び長野色115系。
決して珍しい存在ではない長野色115系ですが、
車齢の高い国鉄型であることには変わりなく、
一本でもムダにはできません。
こういう日々の記録が大事なんです (`・ω・´)キリッ。
中央本線 穴山-新府

お立ち台からのカット、桃の入り具合は先ほどよりも減ってしまいましたが、画的にはスッキリとまとまった感じ。なにより列車が枝に遮られず、ワンスパンでも手前まで引き付けられるようなったのが嬉しい。もう185系などの臨時列車は行っちゃったけれど、ここでは定期の特急列車を何本か待ってみようと思います。しかし東京近郊で中央線を撮っていると特急は30分ヘッドで数多く運転されている感覚がありますが、半数は甲府止まりの「かいじ」。甲府より西にあたるこの区間に来るのは一時間に一本の「あずさ」のみで、しばらく時間が空きます。時刻表に載っている甲府の発着時刻を目安にすると、次の「あずさ」は約30分後か・・・と、気を抜いたその時、丘の裏から轟音とともに現れたのはコイツ。

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突如現れたのは、EH200牽引の貨物列車。
青い機体と桃のコントラストが、いい感じです。
でも貨物列車の後追いはサマになりませんね・・・(^^;)
中央本線 穴山-新府(後追い)

あああ、スリッパ・・・いや、EH200の貨物がぁ・・・(´Д`;)。そうか、それでさっきまでこの場所にいた同業者さんは急いで撤収し、逆の下り列車が撮れるアングルへと移動して行ったのね。モヨオしたわけじゃなかったんだ・・・(^^;)。結局、今年になっても貨物時刻表を買わず、相変わらず貨物列車には疎い私。情けないほどの情弱っぷりです。

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二階建て車両の215系で運転される、
「ホリデー快速 ビューやまなし」。
この区間では珍しいステンレス車ですが、
ステンレスは遠景だとあまり映えないので、
思い切って山を入れず、こんな撮り方をしてみました。
案外、悪くない?
中央本線 穴山-新府(後追い)

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八ヶ岳をバックに桃畑を走る二種の「あずさ」、
これぞ春の中央東線を表すカットと言えるのではないでしょうか。
個人的にはE351系の「スーパーあずさ」(下)が好みですが、
ここでは白が基調のE257系「あずさ」(上)の方が、
風景にはよく映えて見えます。
中央本線 穴山-新府

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上写真の同列車を追って、手前でもう一度撮影。
桃の花越しに、連結面を狙います。
まさに春爛漫の桃源郷~♪

貨物列車は中途ハンパな後追いで撮らざるを得なかったものの、特急のE257系「あずさ」、E351系「スーパーあずさ」ともに、キッチリと撮ることができて満足、満足~ (*^▽^*)。もうこのアングルではじゅうぶんに撮れたし、いつまでもこのお立ち台を一人で占領しているのは気が引けるので、ここで少し場所を変えることにします。移動しつつ、ちょっと振り返ると、次にそのお立ち台の住人となったのは鉄でなく、腰を下ろして絵を描きはじめたお婆さんでした。もう当分、お立ち台は空きそうにありませんね(^^;)。

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快晴の青空に桃色の花がよく映えます。
ここでは列車と八ヶ岳は小さく、
脇役程度に写し込んでみました。
中央本線 穴山-新府

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空に向かって伸びる桃の木を正面から。
桃をメインに普通列車でもブラそうかと、待ち構えていると、
ファインダーを横切ったのは予想外の215系。
「ビューやまなし」の回送列車ですね。
思いがけずステンレスがキラッと光って、結果オーライ(^^)。

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桃畑でやってみたかったのは、やはりこの撮り方。
花越しに特急「あずさ」を流し撮り~。
まるで「ピンクのカーテン」です!
・・・って、たしか昔、
そんなタイトルのポルノ映画があったような・・・(^^;)。

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桃畑をかすめて疾走する「スーパーあずさ」。
完全に車体を桃で覆ってしまうよりも、
このくらいの方が撮りやすくて、画的にも好みかも。

今度は丘を下り、桃畑の近くで撮影。俯瞰からの遠めだけでなく、いろいろな角度で撮影が楽しめるのも、この撮影地の魅力。花越しの流し撮りなども気負わずに遊び半分で撮ってみると、意外と成功するものです。そして先ほどまで撮っていた午前順光の八ヶ岳バックと対を成す、ここでのハイライトとなるのが、午後順光となるこの場所。

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桃畑の向こうにうっすらと見えているのは、
日本一の山、富士山のお姿!
中央本線 新府-穴山

そう、この撮影地からは八ヶ岳だけでなく、富士山をバックに桃畑を行く列車も撮ることができるのです。ただし冬の澄んで乾燥した空気と違って、桃の季節は晴れても春霞であまり富士山ハッキリ見えない日が多く、この日もちょっと霞みがちでうっすら。それでもやはり富士山は存在感があります。ここでもE257系とE351系、二種の特急を撮ってゆくことにしましょう。さっそくE257系「あずさ」が撮れたので、次はE351系「スーパーあずさ」の番。でもここではちょっとムリをして、こんなことにチャレンジしてみました。まずは富士山バックのポイントを離れて、先ほど流し撮りした桃畑脇へ・・・C= C= C=┌( ・_・)┘テクテク。ここで「スーパーあずさ」を迎えます。

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桃色の空気に包まれた「スーパーあずさ」。
木々の合間から「AZUSA」のロゴがウマく抜けてくれました。
もちろん、狙い・・・どおり!?
中央本線 穴山-新府

そして桃畑で流し撮りを撮ったあとは、プレビューも確認せずに上り坂を一気に全力疾走!
ダダダッ ε=ε=ε=ε=ε=ε=┏(# ゚Д゚)┛ウオオォォォォォォォー!!
すると・・・

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富士山を遠くに眺めつつ、
桃畑のなかを東京へ向かって走り去る「スーパーあずさ」。
中央本線 新府-穴山(後追い)

なんと、富士山バックに間に合っちゃうのです! まさに一粒で二度美味しい撮影地・・・ですが、体力的にキビシいので、もうやりません  ハァ...ハァ...(;;´Д`)=з ゼエ...ゼエ...。

でもこれで、富士山バックでもE257系とE351系の両方が撮れたし、もう撤収するか・・・と、考えていたところ、なぜかこの時間になって、まわりで散って撮影していた同業者が、一斉にこの富士山バックへと集結しはじめます。これは・・・なにかある!? (;¬_¬)アヤシイ...。 そこで、ためしに隣の青年に小声で尋ねてみると・・・ヒソヒソ(  ̄∀(・。・;)ナニ? 「もうすぐ山スカが来るんです」とのこと! エッ!Σ(=゚ω゚=;)マジ!?。山スカこと、国鉄色の115系(豊田車)は、中央本線内でも主に高尾~甲府間で運転されており、甲府以西まで乗り入れる運用は少ないのです。この日も朝から撮影を続けてきましたが、普通列車は長野色(長野車)ばかりで、一度も山スカを見ませんでした。その青年によると、あと一時間後に来る新府15時23分発の下り343Mが、そうなのだという (*・∀・)ノアリガトネ。一時間か・・・朝から列車内で食べた菓子パン一ケだけだったので、ちょっとオナカは減ってきたけれど、その程度で山スカが撮れるのであれば、短い待ち時間です。ところが一時間後に現れたのは・・・

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定刻通りに走ってきた343M普通列車は、
三両編成の長野色115系。
中央本線 新府-穴山

山スカ、コネ━━━━('A`;)━━━━……
残念ながら343Mは山スカではなく、長野色115系でした (゚ー゚*?)アレ?。でも予想が外れたのはムリもありません。この343Mはたしかに先月行われたダイヤ改正前までは山スカの運用に間違いなかったようで、ほかの同業者も意外そうな顔をしています。しかし、どうやらダイヤ改正により運用が変わってしまったらしい。もちろんこれで情報をくれた青年を責めるつもりは毛頭ないのですが、逆に彼の方が 「あ、あれ?おかしいな・・・あ、でも、このあとの小淵沢行き345Mは間違いなく山スカですよ。あ、いや、たぶん・・・アワヽ(´Д`;≡;´Д`)ノアワワ 」と、焦りまくり。きっとマジメでいいヤツなんだなぁ・・・(´・∀・`)。その345Mは新府16時36分発で、さらに一時間後です。でも、そんな風に言われるとなんだか撤収しづらくて、ついつい残業を決意。しかしそのおかげで、こんな収穫もありました。

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和式電車「華」の
快速「お座敷桃源郷パノラマ号」。
往路を撮ったときには
濃紺であまり風景に映えないなんていいましたが、
こうやってみると桃色の帯がアクセントになっていて、
意外と悪くないかも。
中央本線 新府-穴山(後追い)

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185系の特急「はまかいじ」。
やはり湘南色のブロックサインを纏ったこの車両には
富士山をバックに走る姿が似合います。
いずれは伊豆箱根鉄道などでも
富士山バックの185系「踊り子」を撮りたいところ。

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そして215系の快速「ビューやまなし」。
実は帰りには、韮崎か甲府から
この「ビューやまなし」に乗る計画を立てていたのですが、
撮影地で見送ることになっちゃいました・・・。

午前中に往路を撮った「華」や「はまかいじ」、「ビューやまなし」が次々に帰ってきて、富士山バックで撮ることができました~ヽ(´▽`)ノワーイ ♪。とくに185系の「はまかいじ」は、往路をお立ち台で撮ることができずにちょっと不完全燃焼だったので、復路がきれいに撮れたのは嬉しい。さらに夕方近くになって気温が下がってきたせいか、春霞が少しやわらいで、富士山もよく見えるようになってきました。そして「ビューやまなし」の通過から数分後、桃畑の向こうから甲高いモーター音とともに見えてきたのは・・・(゚∀゚;)ドキドキ

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富士山を背に桃畑を行く、スカ色115系。
今や春の一日に数回だけ訪れる、貴重な瞬間です。
中央本線 新府-穴山

山スカ、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
富士山、満開の桃、そして国鉄色の山スカ・・・まさに最高の条件が出そろいました \(≧∇≦)/ヤッタァー!。これは本当に待った甲斐があったというもの。情報を教えてくれた青年には大感謝ですm(_ _)m。あらためてお礼を言うと・・・「あ、でも、次に来る17時05分の347Mもおそらく山スカですよ」とのこと。でも、この富士山バックではもうじゅうぶんなので、その347Mは駅へと戻りがてらに、桃と絡めて撮ることとしました。

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西日に照らされた桃の郷を行く山スカ。
これぞまさに桃源郷と呼ぶにふさわしい情景です。
中央本線 穴山-新府(後追い)

青年の言う通り、続く347Mも山スカでした。ここで二本連続で来るのではなく、もう少し時間的にバラけてくれると撮りやすいのですが、それはファンのわがままな願望ですよね(^^;)。とくに引退や置き換えが発表されたわけではない山スカですが、貴重なこの国鉄色115系には、日に日にファンの注目度が上がっているように感じます。甲府以西の運用は減ってしまったけれど、山スカの一日でも長い活躍を期待し、来年もまたここで鮮やかな桃とのコラボを見せて欲しいものです。

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撮影を終えて新府のホームで待っていると、
カーブを切って入線してきたのは山スカ!
最初に撮った345Mの折り返し(346M)ですね。
中央本線 新府

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甲府でのわずかな乗り継ぎ時間で、
思わず「甲州」の名に惹かれて買った駅弁は、
こちらの「ザ・甲州丼飯(こうしゅうどんぱん)(¥900)」。
内容は甲州ワインビーフの炒飯と、甲州豚のカツ丼、
甲斐味鶏の鶏飯、三種の肉飯が味わえるもの。
ボリュームがあって、若い人にはウケそうだけれど、
炒飯、カツ丼、鶏飯の飯もの三つって、
ちょっと雑さを感じちゃう駅弁ですね・・・。
☆☆・・・

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甲府から乗り継いだ高尾行きの564Mも
山スカ115系でした。
天狗像に出迎えられて、高尾に到着。
中央本線 高尾

新府1740-(中央346M)-甲府1757~1808-(564M)-高尾1940

うららかな春の日に、満開の桃に迎えられた新府の桃源郷撮影。思っていたよりもずいぶんと長丁場になってしまったものの、晴天のもと八ヶ岳や富士山をバックに多種多様な列車が撮影でき、最終的には貴重な山スカまで撮れてしまうという、大満足の一日となりました(^^)。これで今年の春は、いちおう「ウメ・モモ・サクラ」制覇です(そのうち二つは中央線だけれどね・・・^^;)。



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