SSブログ

上越線・・・カシオペア クルーズ撮影記 [鉄道写真撮影記]

0000.jpg
2013.10.05
上越線
青い電機赤い電機の共演!!
「カシオペア クルーズ」 撮影
  

 

10月に入って気温も下がり、だいぶ秋めいてきました。秋といえば、運動の秋、読書の秋、食欲の秋、そして・・・「鉄道の秋」 (゚∀゚)アヒャッ☆ 。 え?それはオマエだけだろうって? いやいや、これは単なる流れ的なノリではなく、「鉄道の秋」にはれっきとした理由があります。それは、まもなく迎える10月14日、今年はハッピーマンデー制度で祝日となる「体育の日」とカブって存在が薄れていますが、この日は1872年に新橋~横浜で日本の鉄道が初めて開業したことに由来する、「鉄道の日」なのです  ( ´_ゝ`)フーン…。これにより、例年の10月は各地で鉄道に関する催しものやイベント列車の運転などが目白押し。鉄にとってこの時期は、ダイヤ改正が行われる春に次いで、忙しい時期と言えるかもしれません イソイソヾ(≧∇≦;)〃三ヾ(;≧∇≦)〃セカセカ 。

今年もそんな「鉄道の秋」の到来を告げるように、まず先陣を切って運転されるのが、豪華寝台特急「カシオペア」の車両(E26系客車)を使用した特別列車、「カシオペア クルーズ」号。通常に運転されている寝台特急「カシオペア」が上野~札幌を東北線経由で往復しているのに対して、この「カシオペア クルーズ」はその名の通り、往路が上野から高崎・上越・羽越線経由で秋田へ。復路は秋田から奥羽・青い森・東北線経由で上野へ戻ってくるという、東日本一周コースになっているのが特徴で、その運転経路、そして普段とは異なる使用機関車(牽引機)にファンの注目が集まります。この列車の運転は直接「鉄道の日」と関連しているわけでは無いようですが、昨年に続き一年に一度だけ、このシーズンのみに運転されるスペシャル・トレインということで、「鉄道の日」の重要なイベントの一つと数えてもいいでしょう。

8195.jpg

昨年の「鉄道の日」に運転された「カシオペア クルーズ」。
牽引機には通常のEF510ではなく、EF81 95が抜擢されました。
12.10.14 東北本線 新白岡-白岡 (再掲)

昨年の「カシクル」は日中に運転される往路が金曜日で、復路が土曜日から日曜日にかけての夜行だったため、私は日曜の朝に復路を近場で撮影するにとどまりましたが、今年の日程は往路が週末の土曜日となりました(復路は月曜発の夜行)。日中に高崎線や上越線、羽越線を走るとなれば、昨年よりも撮影場所の幅が広がります。さて、今年はどこで撮ろうかな・・・。でも予報によると、週末はルート上の天気があまり良くなさそうなんですよね・・・ ( ̄~ ̄;)ウーン…。


10月5日(土)

0001.jpg

今回のスタートは東京駅からこの新幹線に乗車します。
ピンク帯のE2系は東北新幹線のイメージですが、
これは上越新幹線、新潟行きの「とき 301号」。
東北新幹線のE5系増備に伴い、
一部のE2系は上越新幹線にコンバートされました。
私がE2系の「とき」に乗るのはこれが初めてかな?
東北新幹線 東京

0002.jpg

朝食は東京駅で買った「清里高原カツサンド」(¥580)
本来は中央線の小淵沢駅で売られている駅弁のひとつで、
フジザクラポークという山梨県産ブランド豚の薄切りを
重ねて揚げた「ミルフィーユ・カツ」が特徴のサンドイッチ。
ほんのりとカレー風味が効いています。
☆☆☆・・
味は可もなく、不可もなくといった感じですが、
やはり私のなかでこういう形態のカツサンドというと、
万世の「万カツサンド」を超えるものはありません。。。

まずは東京から始発の上越新幹線「とき」へ乗って、8時前に上野を発車する「カシクル」を先回りします。当初の計画では、この列車で一気に新潟へ出て、日本海沿いの羽越線まで足を延ばそうかと考えていました。ついでに同線を走る485系「いなほ」なども撮りたいところだし。しかし残念ながら、この日の天気は事前の予報通りで、東京を出た新幹線の窓には容赦なく強めの雨が打ち付けています ε-(‐ω‐;)ハァ…。新潟や山形はいくらかマシのようで降水確率30パーほどの曇り予報ですが、いずれにせよ晴天は望めそうにありません。晴れると午後の羽越線下りは、ほとんどのポイントで逆光になってしまうものの、それでもやはり海景色は寒々しい曇天より、清々しい晴天下で撮りたいところ。そう考えると、高い旅費をかけて羽越までいくのには、ためらいがあります。さらに、沿線の景色を重視するならば羽越線ですが、実は列車自体の編成は高崎・上越線内で撮る方が面白い。というのも、この「カシクル」の下り列車は、勾配が続く上越国境を通過するにあたって、上野から長岡までは本来の牽引機(本務機)であるEF81の前部に、補助機関車(前補機)のEF64が連結される、いわゆる「重連」状態となるのです。EF64+EF81+E26系「カシオペア」なんて、ファンならば考えただけでもヨダレが出そうな編成ではありませんか!(;゜∀゜)=3ハァハァ!  結局、曇天の海景色とEF64+81の重連、それを天秤にかけたら、重連の方に秤が傾きました。おそらく晴天だったら「いなほ」分の重みもあって、海景色に傾いたんですけれどね~(^^;)。 なので、私は新潟行きの「とき」を終点まで乗らずに、途中の浦佐で下車。

東京0608-(上越新幹線 とき301号)-浦佐0736

0003.jpg

上越新幹線と上越線が接続する浦佐は
米どころとして有名な南魚沼市にあります。
しかし南魚沼市の中心は上越線の六日町にあり、
新幹線停車駅とはいっても、浦佐の近辺は閑散としています。
上越線 浦佐

0004.jpg

では、なぜそんな浦佐に新幹線駅ができたのかというと、
駅前に屋根付きの立派な銅像が建つ、
この偉~い先生のお力によるところが強いらしい・・・。
(浦佐に新幹線駅を設置したのには、
「政治的な意図」や「ルート上の理由」など、
諸説あります・・・^^; )

浦佐では在来線の上越線へ乗り継ぐことはせずに、改札を出ます。そう、この駅が今回目指している撮影地の最寄り駅です。事前情報によると浦佐駅にはレンタサイクルがあるそうなのですが、貸出時間は10時から(18時まで)で、私の着いた時間ではまだ借りることができませんでした。まあ、撮影地までは駅から20分ほどの距離なので、歩いてもさほど苦にはならないけれど・・・ テクテクε=ε=ε=┏( ・ω・)┛。

0005.jpg

浦佐は日本酒の銘柄でも知られる「八海山」の麓にありますが、
曇り空の下では、その名峰もあまり映えません・・・。

左に八海山をはじめとした越後山脈の山並みを、右に新幹線の高架線を臨みながら歩みを進めると、やがて上越線をオーバークロスする陸橋が見えてきました。この上が目的の撮影地です。私が着いた時点での先客は10人ほど。「カシクル」の通過時刻まで、まだ三時間半もあると考えると、こんなものかな?

0006.jpg

上越線を跨線橋上から俯瞰気味に撮れる撮影地。
はじめにやってきた115系の普通列車は
長野色と新潟色の混色編成でした。(゚∀゚)オッ!
この長野色は長野地区へ211系が投入されたことに伴い、
塗装を変えずに新潟へ転属してきた編成。
こんなシーンが見られるのも、期間限定と思われ、
ちょっと嬉しい収穫となりました。(^^)
上越線 五日町-浦佐

0007.jpg

ちなみにこの撮影地は
橋の両サイドから上越線の下り列車が撮影可能で、
意外とキャパが広い。
この日は曇っていて光線状態はよくわかりませんが、
おそらく午前はこちらのサイドが、
午後は115系を撮った方に当たるのではないかと思われます。
北から南に向いて撮影しているので、
晴れても正面には終日、光が当たらないのかな?
上越線 五日町-浦佐

私がこの撮影地を訪れるのは初めてなのですが、過去には何度か上越線撮影の候補に考えていたことがありました。たとえば、二年前に撮った183系6連の「上越線開通80周年記念号」など。でも、この直線は編成の短い列車よりも長い編成の方が絵になりそうです。その点、今回の「カシクル」は機関車2台+客車12連ですから、まさにここは打ってつけと言えるでしょう。

0009.jpg

この区間は日中に特急列車など走っておらず、
やってくる旅客列車は短い普通列車のみ。
そのなかでもこの列車は特に短い115系二連でした・・・。
編成写真では絵にならなそうだったので、風景を大きく入れて撮影。
田んぼが稲刈り前だったら良かったのにね・・・(^^;)

0010.jpg

EH200-3が牽引するコンテナ満載の貨物列車が通過。
ここはこのような長編成でもすっぽりと収まります。
背景にシルエットで見えている山並みは

谷川岳を擁する三国山脈、いわゆる上越国境です。

本命が通過するまでの待ち時間を普通列車や貨物列車を撮って過ごします。とくに機関車牽引で長編成の貨物列車は、編成長やパンタグラフの抜け具合を確認するのに重要な役割を果たしてくれます。なんでも最近では、列車のパンタグラフが架線柱と重なることを「串パン」などと言って嫌う風潮があるようで、けっこう皆さんそれを意識してアングルのポジショニングをしていることが多い。私が若い頃は、さすがに先頭車両の手前にグサッと架線柱が重なるのは嫌ったけれど、パンタなんてまったく気にしなかったものでした(「裏カブり」も同じように、昔はあまり意識しなかった)。でも、たしかに言われてみると、パンタはスッキリと抜けている方がキレイに見えるようにも思います。なので、「何が何でも、串パン回避ぢゃ! ヽ(`Д´)ノ 」・・・とまでは思わないけれど、私もできるだけ機関車のパンタは架線柱に重ならずに抜けるよう、努力はしています。実際にやってみるとこれがなかなか難しいもので、そこにこだわるのも楽しさのひとつのような気もしてきました。そう言えば、昨年に運転された秩父鉄道の機関車五重連で、合計10基のパンタが上がっていた時、撮影後に「ああ~、三機目の後パンが串った~orz」とデジカメのプレビューを見て落胆していた学生さんには、驚かされたなぁ・・・。そこまでこだわるのかよって (笑)。

0011.jpg

待ち時間の間にもう一本、EH200-7の貨物が通過。
これもコンテナ満載でした。
もう少し引きつけると、手前のパンタと奥の架線柱が重なる、
いわゆる「串パン」になっちゃいます。(^^;)

「カシクル」牽引機が重連ということは、3基か4基のパンタがあがっていることになり(重連の場合は、本務機の前側パンタを上げないこともある)、その全部とはいかなくても、せめて先頭に立つEF64のパンタは抜きたいところ。そんなことを意識しながらアングルを微調整して、いよいよ本番を迎えます。天気の方はしばらく小雨が降ったりやんだりの状態を繰り返していましたが、ここへきて安定し、ときおり薄日が差すほどになりました。まあ、雲の隙間から青空がチラッと覗く程度なので、一気に晴れることはないでしょうけれど、少しでも露出が上がってくれたのは助かります(晴れすぎると、ココは逆光になっちゃうけれどね・・・^^;)。クルマでの追っかけ組が合流して、総勢50人くらいとなった陸橋上。地元の方も見物に訪れるなか、やがて直線上に長編成の客車を従えた青い機関車の姿が見えてきました。

0012.jpg

雲に霞む上越国境を背にして、
二機の機関車に牽引された「カシオペア」が越後路を北上。
ロクヨンの顔には、堂々と正調ヘッドマークが輝いています。

重連牽引の「カシオペア クルーズ」、カコイイ━━━━。゚+.ヽ(´∀`*)ノ ゚+.゚━━━━ッ!!
たとえミーハーなネタ鉄と言われようと、やっぱりこの豪華編成は撮りに来てよかった・・・。何よりも今回の運転で驚かされたのは、補機であるEF64に「カシオペア」の正調ヘッドマークが掲げられていたこと。昨年の運転時には本務機となるEF81にすらマークが付かなかったので、今年もマークは期待していなかったのですが、まさかまさかのロクヨンにマーク付き!これはとても嬉しいサプライズです。そして気にしていたパンタはというと、なんとか上がっていた4基を架線柱間で抜くことができていました。う~ん、緊張したなぁ・・・ε= (^◇^ ;) ホッ。 「カシクル」の通過後はさらに追っかけをする方たちが、まさに蜘蛛の子を散らすようにクルマでパッと撤収してゆきましたが、もちろん徒歩鉄の私は追っかけなどできるはずもなく、のんびりと浦佐駅へ戻ります。

0013.jpg

駅へ戻る道すがら、コンデジで撮ったEH200の貨物。
この頃には雲が取れて、日が差していました。
上越線 浦佐-五日町

さて、無事に本命の「カシクル」を撮ることはできましたが、せっかくここまで来たのならば、他にももう少し何か撮りたいところ。でも前述したようにこの付近の上越線は普通列車と貨物列車くらいしか走っておらず、しかも私は貨物の詳細な通過時刻を知らない・・・。そこで考えたのが、浦佐から上越線の上り列車へ乗って上越国境を越え、群馬県側の水上へ出るというもの。たしかこの日は上越線の高崎~水上で蒸気機関車D51 498による、「SLみなかみ」号が運転されていたハズ。私にとってSLは、同じ撮り鉄でもどちらかというと門外漢な方なのですが、行きがけ・・・いや、帰りがけの駄賃に撮れるのならば、これは嬉しい収穫になります。現時刻は12時前、SLの水上発車は15時20分で、三時間半もあれば普通列車でも余裕で間に合うだろうと、高をくくっていました。ところが浦佐駅に戻ってから、落ち着いて時刻を調べてみると・・・

0014.jpg

浦佐駅に表示されていた、上越線上り列車の時刻。
上越線 浦佐

一時間後に来る上り列車は越後湯沢どまりで、なんと次に水上までいく列車は、二時間半後の14時31分まで無いではないですか! Σ(゚□゚*)ナニーッ!! そういや、先日に土合を訪れたときにも説明したように、この上越国境を越える水上~越後湯沢は超閑散区間で、定期普通列車は一日にわずか5往復しか無いんだったっけ。ためしにこの浦佐発14時31分の列車に乗ったとすると、水上到着は15時43分。SLには間に合いません ( ̄ロ ̄lll)ガビーン…。う~ん、上越線を甘く見ていたよ・・・orz 。じゃあ、もう撮り鉄は諦めて、越後湯沢の「ぽんしゅ館」(越後湯沢駅構内に併設されている、新潟県産日本酒と米の販売・飲食ブース)にでも寄るか? それとも、もう浦佐から新幹線を使って東京へ帰るか? しばし悩んだ末、私が切符を買って通ったのは上越線ではなく、新幹線の改札。

0015.jpg

浦佐の新幹線上りホームに入ってきたのは、
オール二階建ての E4系「Max」。
上越新幹線 浦佐

浦佐から乗ったのは、上りの「Maxとき324号」東京行き。でも、これで一気に東京へ戻るわけではありません。実はコレを使って、なんとか水上発のSLに間に合わせてみようと考えたのです。な~んだ、上越線よりも本数が多くて、スピードも速い新幹線ならば楽勝じゃん ヾ(´∀`) ・・・と思われるかもしれませんが、ここでネックとなるのが上越新幹線は水上に駅が無いと言うこと ( ̄△ ̄;)エッ…? 。 浦佐から水上へ行くのは、そう簡単なことではなかったのです。自治体の区分的には、浦佐のある南魚沼市と水上のあるみなかみ町って、三国峠を介して隣接しているんですけれどね・・・(^^;)チカクテ、トオイノネ…。

0016.jpg

浦佐から一駅目の越後湯沢で「Maxとき」を降りて、
次は各駅タイプの「たにがわ」に乗り換え。
こちらは朝も乗った、E2系でした。
上越新幹線 越後湯沢

0017.jpg

んで、「たにがわ」でまた一駅だけ進み、
群馬県側の上毛高原で下車。
上越新幹線 上毛高原

短区間ながら二本の新幹線を乗り継いで、やってきたのは上毛高原。上毛高原と言えば、今年7月にも485系の臨時列車「一村一山」を撮りに行く際に訪れており、ここからバスに乗って上越線の撮影地へと向かいました。そう、今回も同様のルートでここから水上を目指すことにしたのです。上毛高原では50分待ちと、決してバスの接続は良くなかったものの、それでもSLの水上発車時刻にはじゅうぶんに間に合います。

0018.jpg

この日のお昼は、越後湯沢で買った
「ほくほく弁当(850円)」。
魚沼産コシヒカリを使用した山菜ゴハンが特徴の
幕の内弁当です。☆☆☆・・
乗り換えの際に慌てて買っちゃったけれど、
魚沼産コシヒカリを味わうならば、
白米のお弁当のほうが良かったかもしれません・・・。
乗車時間が短かったので、
上毛高原駅の待合室でいただきました。

上毛高原から乗ったバスはもちろん前回訪れた諏訪峡の撮影地も通るため、はじめは同ポイント(遅れ「あけぼの」を撮影した上り側)でSLを待ち構えようかとも考えていたのですが、実は先ほど「カシクル」の待ち時間で、隣り合わせた同業者さんに「このあとはどちらかに撮影へ行かれるんですか?」と尋ねられ、この「SLみなかみ」のことをお話ししたところ、「でも、上り(高崎行き)のSLはあまり煙を吐かないでしょ。煙が出るのは、水上発車時くらい・・・」と言われていたのです。やはりSLは煙が無いと絵にならないか・・・と思い、私は諏訪峡の撮影地をスルーして、そのまま水上駅へと向かいました。

浦佐1249-(Maxとき324号)-越後湯沢1301~1308-(たにがわ414号)-上毛高原1321
上毛高原駅1410-(関越交通バス)-水上駅1433

0019.jpg

やっと辿り着いた上越線の水上駅。
浦佐~水上、普通乗車券ならば1110円のところ、
新幹線+バスで、三倍以上の3670円もかかっちゃいまし

(バス運賃600円)。
これのどこが「帰りがけの駄賃」・・・だ? (´д`;)
上越線 水上

0020.jpg

水上駅でお出迎えしてくれたのは、
みなかみ町のゆるキャラ「おいでちゃん」。
公式プロフィールによると、
特技は最近流行の「お・も・て・な・し」だそうです(笑)

0022.jpg

水上駅の構内には、以前に紹介したぐんまのゆるキャラ、
「ぐんまちゃん」と「おいでちゃん」が
D51 498とともに描かれていました。(^^)

駅から線路に沿って並行する道路を進むこと数分ほど。ここがSLの水上発車を狙える撮影地です。この場所は柵が低くて手軽に写真が撮れるため、同業者の撮り鉄のみならず、水上温泉を訪れている観光客も多く集まります。そのギャラリーの隙間に私も加えていただいて、SLを待つことに。

0023.jpg

しばらくすると、デゴイチが単機で現れました。
これは方向転換を終えたSLの構内入換作業。
もうもうとした白煙がなかなかいい感じ~♪
上越線 水上付近

0024.jpg

転線したのち、バックして客車のあるホームへ入線します。

機関車の入換え作業が済んで、待つことしばし・・・やがて大きな汽笛一声とともに大量の煙を吐き出して、デゴイチが牽引する「SLみなかみ」号はゆっくりと動き出しました。おお~、これはなかなか迫力満点です!オオ!w(゚O゚*)wスゲー!  ところが・・・

0025.jpg

ドレーン(水蒸気)を吐き出して、
水上駅を後にする「SLみなかみ」号
ここまでは煙もいい感じで上がっています。

0026.jpg

手前まで引きつけて、迫力ある勇姿を写し止めます。
季節ごとに変わると言う「SLみなかみ」のヘッドマークは、
秋の装いとなっていました。

あれ? 思っていたほどは煙が出なかったような・・・色もなんだか灰色っぽいし σ(・_・;)アリャ? 。もっと大量の黒煙を期待していたのですが、こんなものなのかなぁ・・・?(゚-゚;)ウーン… それでも、デゴイチの迫力ある走りを間近で見ることができたのには満足です。

これでこの日の撮影はすべて終了。移動距離や待ち時間の割に、数的な収穫は少なかったように感じる今回の撮影でしたが、何よりも大本命である「カシオペア クルーズ」をきっちりと編成が解るように撮れたのは大きな成果で、さらに無理矢理ながらもデゴイチまで撮れたことを考えると、内容的には充実した一日となりました。最後に、当日もメールで詳細情報を教えてくださったtwingo583さんには、この場を通してお礼申し上げます(小野上工臨が間に合わなかったのは残念でしたが・・・^^;)。

0027.jpg

水上からの帰りはもちろん普通列車を乗り継ぎます。
のんびりと東京へ戻りましょう・・・。
上越線 水上

水上1553-(上越746M)-高崎1656~1712-(高崎2260Y)-新宿1903

 


☆オマケ(・・・というか、前回の追記)☆

前回の「ONE-shot」で、埼京線の6扉車両(サハ204)を紹介したところ、とくに関東近郊圏外の方から「こんな車両があるのですか!w(゚O゚*)w 」とのコメントをいくつかいただきました。利用されたことがある方はご存知だと思いますが、通勤時の混雑対策として製造されたこの車両は、単に扉の枚数が多いだけでなく、なんと朝の通勤時間帯にはすべての座席が収納されてしまうという、驚くべき特徴があります。

0030.jpg

座席が収納された状態の6扉車室内(E231系)
13.10.3 中央本線 三鷹-吉祥寺(車内)

この写真は埼京線の205系ではなく、私が毎日通勤に使っている総武・中央線各駅停車のE231系(サハE230)ですが、現在使用されている各線の6扉車もほぼ同様の構造となっています。先日、たまたま早出の仕事があった際に6扉車を覗くと誰もいなかったので、スマホで撮影してみました(早朝の空いている時間帯に、イスの無い6扉車へわざわざ乗る人は少ないからね・・^^;)。



共通テーマ:趣味・カルチャー