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吾妻線・・・樽沢トンネル 撮影記 [鉄道写真撮影記]

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2013.11.02
吾妻線
紅葉に包まれた「日本一短いトンネル」
樽沢トンネル 撮影
  

 

早くも11月。晩秋を迎え、木々の葉もだいぶ色づいてきました。こうなると撮り鉄としては、紅葉と列車を絡めた秋らしい鉄道写真を撮りたいところ。本来ならば紅葉がピークを迎えている東北地方へ遠征して、おそらく今年が最後の秋となるであろう、寝台特急「あけぼの」を陣場のお立ち台あたりで撮りたかったのですが、この三連休は仕事の動向により、直前になっても休みが取れるかどうか不透明(結局、休みになったんだけれど)。さらに資金的にもちょっと乏しくて、遠征は断念せざるを得ませんでした ε-(-ω-`)ハァ… 。そこで今回は比較的近場で紅葉を求め、私が選んだ路線は群馬県の北部を走るJR吾妻(あがつま)線です。

草津温泉や四万温泉など、沿線に多くの温泉地を擁することで知られる吾妻線。しかし鉄的には今、八ッ場(やんば)ダムの建設に伴って行われる、岩島~長野原草津口間10.4キロの線路移設(ルート変更)が注目されており、新線への移設後は廃線となる既存区間の撮影は、私も昨年の5月に一度訪れています。その時は初夏の新緑が眩しい季節でしたが、もし移設までに再訪する機会があれば、次はぜひ紅葉のきれいな時期がいいと思っていたのです。紅葉情報を見ると、吾妻線沿線の景勝地・吾妻渓谷は今がちょうど見ごろを迎えている様子。最近はどうも群馬方面への出撃が続いていて、他の地域にも目を向けるべきなのですが、やはりこの機会を逃したくはなく、吾妻線への出撃を決定。


11月2日(土)

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今回は珍しく大宮から上越新幹線に乗車します。
三連休初日とあって、自由席はほぼ満席。
大宮からでは座ることができませんでした・・・。
東北新幹線 大宮

まずは大宮から上越新幹線へと乗り込みます。吾妻線は上越線の渋川から中之条、長野原草津口を経て、嬬恋村の大前までを結ぶ路線ですが、普通列車はすべて上越線へと乗り入れて、高崎を起終点としています。高崎へは都内から高崎線で一本、1時間40~50分ほどの距離で、ふだんの私からすると大宮から高崎まで新幹線を使うとは贅沢なハナシ。でも、もちろんこれには理由があります。

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高崎で吾妻線の普通列車へ乗り換えます。
車両はおなじみの湘南色115系。
信越本線 高崎

実は吾妻線の撮影地をネット上で模索していたところ、なんとあの「日本一短い鉄道トンネル」として有名な吾妻線のシンボル的存在、「樽沢(たるさわ)トンネル」を高いところから見下ろした、いわゆる俯瞰写真を見つけてしまいました (*'o'*)オオッ!! 。 この樽沢トンネルも、残念ながら前述した路線変更によって廃止される区間に含まれています。

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これは前回訪れたときに、
乗っていた列車の車内から撮影した
全長7.2メートルで、日本一短い「樽沢トンネル」。
この樽沢トンネルを撮るには、
並行する国道145号線から見上げるような構図が
定番とされています。
12.5.5 吾妻線 岩島-川原湯温泉(後方の車窓から)

樽沢トンネルを見下ろすこの俯瞰ポイントが、はたして有名な撮影地なのかどうかわかりませんが、私にとっては初めて見たアングル。もうご存知のように、私は機動力に欠ける「徒歩鉄」でありながら、「俯瞰撮影好き」という困った性質で、自分もこの場所へ行ってみたくなってしまいました ココ(・∀・)イイネ 。 しかし参考写真はあれども、細かな撮影地を表したような情報は無く、ある程度の目安を地図上で立てるしかありません。ところが地図検索(グ〇グルマップ)によると、そこは岩島と川原湯温泉、両駅のほぼ中間地点に位置していて、どちらの駅から歩いても到達には45分~50分はかかるというではありませんか・・・  (´Д`;)トオイナァ…。

吾妻線には普通列車のほかに一日数本、首都圏から直通してくる特急の「草津」が運転されていて、できればこれを例の撮影地で撮りたい。撮影地を11時ごろに通過する「草津」に余裕をもって臨むには、高崎7時25分発、岩島8時37分着の吾妻線527Mに乗らなくてはならず(そのあとの吾妻線529Mだと、岩島10時19分着)、ウチからだと高崎線経由では間に合わないこの列車へ乗るために、短区間ながら大宮~高崎で新幹線を利用したのです。ちなみに、いつものように東京からではなく大宮から新幹線へ乗ったのは、単に特急料金を少しケチったため。新潟や東北など長距離の利用ならば、ちょっと高くても自由席で確実に座れる東京からの乗車を選びますが、大宮~高崎ならば30分弱で、座れなくてもたいしたことはありません。高崎で予定通り、吾妻線へ直通する万座・鹿沢口行きの普通列車527Mへ乗り継ぎ、岩島で下車。

池袋0550-(埼京線)-大宮0624~0634-(上越新幹線 とき301号)-高崎0659~0725-(吾妻527M)-岩島0837

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高崎から約一時間で岩島に到着。
この列車から下車したのは、私一人だけ。
吾妻線 岩島

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吾妻線の岩島駅。
無人の改札を抜けると、
鮮やかに色づいた立派なカエデの木が
出迎えてくれました(^^)
吾妻線 岩島

さあ、ここからは撮影地を目指して、ひたすら歩くのみ (`・ω・´)-3 フンス! 。地図上のルート検索では、岩島駅から撮影地まで徒歩46分と出ているものの、これは単純に距離のみを参考にした目安時間で、急な上り坂などの条件は加味されていません。目指す場所は俯瞰の撮影ポイントですから、当然どこかで勾配を上がることになります。さらに今回は初めて行く撮影地で明確な場所もわからず、迷うことだって大いに考えられ、撮影地への到達には一時間くらいはかかるかもしれないと、覚悟してきました。

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スマホの地図を頼りに、岩島駅から歩きはじめます。

徒歩で46分、いや、一時間かかるかもしれない・・・。ハイカーや登山者のような、歩くことを趣味としているわけではない徒歩鉄にとって、これは限界に近い距離です。実を言うと、今回ばかりは高崎か渋川あたりでレンタカーを借りようかとも考えたのですが、連休中でどこも価格の安いお手頃なクルマ(ヴ〇ッツとか、フ〇ットなど)は満車状態。かといって、ひとりで行動するのに大きなクルマを借りるのは、使用料や燃料費が高くて不経済だし・・・(-_-;*) ウゥム…。では、次に考えたのは、駅からタクシーを利用する方法。しかし写真を見てもわかるように、無人駅の岩島にタクシーの姿などありません。隣駅の川原湯温泉は特急停車駅なのでタクシーの一台くらいは・・・と思うも、たしか前回に川原湯温泉で降りたとき、駅前にはタクシーなど見当たらなかった覚えがあります。ためしに「川原湯温泉 タクシー」などとネットで検索してみると、やはり常駐しているクルマは無く、わざわざ電話で長野原の街から配車しなくてはならないらしい。そこまでするのもなぁ・・・(-"-;*)ウーン… 。まあ、新幹線を使ってきたおかげで、お目当てとなる「草津」の通過までは二時間以上もの余裕があるし、所々で休みながら歩けば、なんとかなるか・・・と、結局、現地までの徒歩を決意したのでした ε=ε=ε=┌(;・_・)┘テクテク 。こんなとき、ソネブロ仲間のやまびこさんhanamura師匠のように、折り畳み自転車を輪行してくると効率がいいのかなぁ・・・。でも、カメラ機材や三脚だけでも手一杯なのに、さらに自転車を持って列車に乗るのは、逆に辛いのでは・・・と思ってしまうのですが、どうなんでしょ?

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線路に沿った国道をしばらく進むと、
やがて新幹線の線路と見まごうばかりの
立派なコンクリート橋が現れました。
実はこれが現在建設中の移設新線です
(岩島から川原湯温泉方向へ
一キロほど進んだところが分岐点)。

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新線にはすでに線路が敷かれていて、
移設工事も佳境と言った感じ。
ちなみに八ッ場ダムの完成時期は当初予定されていた
2015年度から19 年度に先送りされましたが、
吾妻線の移設新線は今年度末に完成する見込みだとか。
ただし、正式な移行時期は今のところ未発表で不明。

道程は思ったよりも険しい急坂は少なく、ゆるやかな上り坂が断続的に続いている感じ。それほど歩くのは辛くありません。天気もいいので、意外と足取りが軽い。移設新線の工事現場などを横目に見つつ、順調に進んでゆくと、やがて眼下に既存の吾妻線を見下ろせる高台へと出ることができました。駅から歩き始めて40分ほどが経とうとしているので、おそらく目指す撮影地は近いと思うのですが・・・この地点から樽沢トンネルは見えません。もう少し上のほうかな? と、あたりを注意深く見回しながらさらに進むと o(・_・= ・_・)oキョロキョロ、程なくして、山の法面に何のためにあるのかよく解らない、怪しげな(?)坂道にあたりました (;¬_¬) アヤシイ…。ためしにそこを上ってみると、眼下に見えたのは・・・あの、樽沢トンネル!(゚∀゚)オッ!

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紅葉した木々に包まれてたたずむ、
日本一短い、樽沢トンネル。
吾妻線 川原湯温泉-岩島 (トリミング済み)

私が目指していた撮影地はまさにここで、無事にたどり着くことができました~\(^O^)/バンザーイ♪  うーん、あの短いトンネルの特徴がよく解る、いいポイントです。それにしても、岩島駅からの到達時間は約50分で、地図上に立てた自分の目安が正しかったということ以上に、地図検索が出した到達時間の正確さに驚かされてしまいました (´∀`;)スゴイネ 。

一息ついたのち、さっそくカメラをセッティングします。紅葉の色づき具合は、ピークまであと一歩といったところですが、悪くはありません。ただし、流れ雲が時おり影を落とすので、その点が不安要素かな。

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深い谷を縫うように走る吾妻線の普通列車が
短い樽沢トンネルを抜けてゆきます。
吾妻線 川原湯温泉-岩島

最初に樽沢トンネルを潜り抜けてきたのは115系。思ったよりも順調に到達できたので、「草津」の前に来る普通列車にも間に合うことができました。吾妻線の普通列車には大半が国鉄時代から変わらない湘南色の115系が使われていて(運用によっては107系)、普通列車と言えどもハズレがありません。今回は185系の特急「草津」をメインターゲットに置いてやってきましたが、それはあくまでもアクセントとしての位置づけで、115系の方をメインに撮影してもいいくらい。なにより、紅葉に彩られた山々と湘南色の相性は絶妙です (・∀・)イイネ! 。

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続いても115系の普通列車。
これは私が乗ってきた次の下り列車にあたる、
岩島10時19分発の529Mです。
今度はヨコ位置でカメラを構えてみました

上下二本の普通列車を、それぞれタテ位置とヨコ位置で撮ってみました。好みにもよると思いますが、やっぱりタテの方がまとまりはいいかなぁ・・・。いや、奥行きのあるヨコも捨てがたい・・・。どうも優柔不断で、構図がハッキリとまとまらないまま「草津」を迎えることになりました。まあ、何も悩まなくとも、実は「草津」も上下の列車が続いてやってくるので、はじめはタテ位置で、次はヨコ位置で狙えばいいことなのですが。

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錦秋に彩られた山あいをゆく、特急「草津2号」。
オーソドックスな「エクスプレス色」のOM編成です。

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ちょっとカメラを振ると、
こんなアングルでも撮ることができます。
これも上写真と同じ列車の「草津2号」。
立ち位置を変えずに、列車を追うことができるのも、
俯瞰撮影の利点かも知れません (^^)。

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今度は逆方向から下りの「草津31号」が通過。
よく見るとこちらの185系は、
東海道線の特急「踊り子」で使用されることが多い、
湘南ブロックカラーのB編成でした。

念願の樽沢トンネル俯瞰で「草津」が撮れました~\(゚▽゚=)/ワーイ!
ファインダー越しに樽沢トンネルを通過してゆく185系を眺めていると、旅行作家の宮脇俊三氏が著書のなかで、「これはまるで、列車が腹巻きをしているようだ」と、例えていたことを思い出してしまいました。まさにそんな例え通りの楽しいシーンです (^▽^) 。しかも、二本の「草津」はそれぞれ「エクスプレス色(OM編成)」と「湘南ブロック色(B編成)」。さすがにここで「あまぎ色(OM08)」というサプライズはなかったものの、色違いのバリエーションが撮れたのは、嬉しい結果となりました。これで115系、185系の両形式を撮り終えましたが、せっかく苦労してここまで歩いて来たので、もう少しだけ撮影を続けます。

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再び115系の普通列車が現れました。
首都圏近郊の路線では、ステンレス製の車両が大半を占め、
塗装された鋼製車両はだいぶ少なくなりました。
この高崎地区の115系と中央線の115系あたりが、
最後の牙城と言ったところでしょうか・・・。

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樽沢トンネル俯瞰のラストにもう一本、
185系の「草津1号」を狙います。
こちらの185系も、元・「スーパーひたち」用651系の
直流化バージョン(1000番台)が登場したことによって、
近い将来に大きな変動があるかもしれません。

予定よりもちょっとだけ撮影時間を延長して、思う存分に樽沢トンネル俯瞰の撮影を満喫。最後にもう一度、185系の「草津」を撮ってから、撮影地を後にしました。

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樽沢トンネル俯瞰の近くにある、坂の中腹付近からは、
こんなのどかな情景も撮ることができました。
このあたりの集落は八ッ場ダム完成後も
かろうじて水没することは免れましたが、
新線への移設が実行されると、
ここを走る列車の姿は見られなくなってしまいます。
吾妻線 岩島-川原湯温泉

続いては、先ほどまで山の上から見下ろしていた、樽沢トンネルのすぐ近くまで行ったみたいと思います。行きと違って今度は下り坂ばかりですから、歩くのもまったく苦になりません ♪~( ̄、 ̄ )===3 スイスイ~ッ 。やがて坂を下りきると、景勝地として知られる、吾妻渓谷(吾妻峡)の遊歩道へと出ることができました。このあたりでは、さすがに多くの観光客が集まっており、カメラバックを担いで歩いていると、つい記念撮影を頼まれてしまいます(それにしても、スマホで記念撮影してくれって手渡されるのも、なんだかなぁ・・・^^;)。

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紅葉真っ盛りの吾妻峡。
吾妻川沿いの渓谷美は、大昔に火山が噴きだした溶岩を、
川水が深く浸食してできたものと考えられています。

その吾妻渓谷に沿っている国道を川原湯温泉方面へ進むと、やがて見えてくるのが樽沢トンネルです。その傍らには「日本一短いトンネル」の立て看板があるせいか、ここでも多くの方が記念撮影をしていました。もちろん私もカメラを構えます。

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並行する国道から眺めてみた樽沢トンネル。
まわりを木々に覆われていて、
その短さがちょっと解りづらいかも・・・(゚ペ)ウーン…。
吾妻線 岩島-川原湯温泉

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ためしにここでも一本だけ列車を待ってみました。
やってきたのは115系の普通列車。
手前にかかる電線がちょっとウザいなぁ・・・(゚д゚#)ウザッ。
でもトンネルの短さは解るかな?
吾妻線 川原湯温泉-岩島

以前にここを訪れたソネブロ仲間のやなぼーさんが、撮りにくそうなことを言っていましたが、たしかにここは列車を主体に撮ろうとすると、見上げるような角度で足回りがスッキリしなかったり、手前に貼られた電線が邪魔だったりして、難しいかもしれませんね~(^^;)。でも、樽沢トンネルを通過する列車の記録写真としてはこれでじゅうぶんなので、ヨシとしましょう。ちなみにこの樽沢トンネルが掘られた経緯については、吾妻渓谷の景観を損なわないため・・・とか、強固な岩のために崩すよりもトンネルとした方が工費や工期が削減できた・・・とか、現場工事の責任者がトンネルの上に生えている一本松を残したかった・・・など諸説ありますが、実際のところはどうなのでしょうか。

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そのまま吾妻渓谷沿いを歩き、川原湯温泉駅へ。
以前は橋脚だけだった駅近くの大橋が
ほぼ完成していました・・・。
吾妻線 川原湯温泉

これで樽沢トンネルを中心とした吾妻線の撮影はすべて終了です。余力があれば、前回に訪れた不動大橋(湖面2号橋)の方へも行ってみたかったところですが、さすがに川原湯温泉から逆方向へ、さらに40分かけて歩く体力・気力はありませんでした (^^;) 。今回は素直に川原湯温泉の駅から普通列車に乗って、帰ることとします。

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特急「草津」に乗って、一気に東京へ・・・
とも考えましたが、やはりここは節約のため、
普通列車で帰ります。
吾妻線 川原湯温泉

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車窓から眺める吾妻峡の紅葉もまた一興。
撮り鉄だけでなく、乗り鉄的に見ても、
新線への移設が実行されれば、
この吾妻渓谷の車窓風景は過去のものとなります。
吾妻線 川原湯温泉-岩島(車窓から)

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そしてこちらは車窓から見た、移設新線との分岐点。
完成後は岩島を出ると左に大きくカーブして、
吾妻川の対岸へ渡ります。
吾妻線 川原湯温泉-岩島(車窓から)

昨年のGW以来となった吾妻線。今回は紅葉に包まれた名所・樽沢トンネルを俯瞰したくて訪れてみましたが、思い描いていたものに近い、満足のいく写真を残すことができました(^^)。文中にも触れたように、この樽沢トンネルは八ッ場ダムの水没地域外に位置するものの、路線変更によって廃線となる区間に含まれており、近い将来に鉄道トンネルとしての役目を終えることが確定しています。一両の半分にも満たない「日本一小さなトンネル」。列車が通らなくなるその日を前に、また機会があれば訪れてみたいと思います。

川原湯温泉1417-(吾妻536M)-高崎1545~1612-(高崎2240Y)-池袋1756


☆オマケ☆

この日は東京~秋田間で、24系寝台車を使用したリバイバルの「急行 天の川」が運転される日。ちょうど私が高崎から池袋に着いた約30分後に、その「天の川」が同駅を通過する予定だったので、ちょっとだけ待ってみることにしました。

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ピカピカに磨かれたDD51 842に牽引されて、
夜の池袋を通過する24系寝台車の「急行 天の川」。
現役時代には見られなかった(と思う)、
立派なヘッドマークが掲げられていました。
山手線 池袋

夜間なのでシャッタースピードが上がらず、ホームの明かりを利用したズーム流しで、写し止めてみました。それにしても、現役時代の急行「天の川」は確か上野発着の夜行急行で、EF58やEF64が牽引していたハズ。それなのに、なぜ今回はわざわざ東京駅発だったのだろう・・・。しかもDD51の牽引で・・・。ま、細かいことは気にせず、ファンとしては復刻運転されたことを喜ぶべきか (´∀`;)。

そして、夜行列車といえば・・・ついに、寝台特急「あけぼの」が、来春限りで廃止される方向だとの報道が流れてしまいました 。
ガガ━━━━Σ(゚д゚lll)━━━━━ン!!

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来春で姿を消すことになってしまった、
上野と青森の間を上越・羽越・奥羽本線経由で結ぶ
寝台特急「あけぼの」
11.11.4 奥羽本線 青森

国鉄時代から首都圏と東北を結び続けた「正統派ブルートレイン」である「あけぼの」。車両の老朽化や新幹線の延伸開業などによるニーズの変化など、いろいろな理由があると思われますが、やはり廃止は残念でなりません (´;ω;`)サミシ…。もう一度くらい、乗れる機会があるかなぁ・・・。



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