PICK UP …「CLAP SHOT」! [その他(非鉄ネタ)]
PICK UP …「CLAP SHOT」!
いや、厳密に言えば、これも鉄ネタに入るかも!?
「CLAP SHOT」は茨城県笠間市の、のどかな里山の一画にあります。ここは最寄り駅であるJR常磐線の岩間から徒歩で40分もの距離があり、会場のオーナーさん曰く、駅から歩いて来られる方は、まずいないとのこと(以前に歩いて訪れたヒトがココにいますが・・・何か?)。事前に訪問時間を連絡すると、オーナーさんが駅までクルマで迎えにきてくれます。今回は私も送迎のお世話になりました。
その自然に囲まれた「CLAP SHOT」とは、いったいどんなにオシャレなアートギャラリーなのかといえば・・・なんとここは、クルマのレストアなどを行なう、いわゆる「板金塗装工房」。絵が展示されているすぐ脇には、ふだんの仕事道具であるドリルやバーナー、物々しいプレス機などが所狭しと並びます。実はこのイベントは、オーナーさんの仕事場である板金工房の雰囲気をそのまま活かして、メカを題材とした絵画の展示や作家さんのトークイベントなどを楽しむという企画なのです。まさにここは、「メカ好き集合!!」にふさわしい空間です。それでは、その一風変わったギャラリー・・・いや、工房内の様子を、少しご覧いただくことにしましょう(作品の作家さん、工房のオーナーさん共に、撮影&ブログへの掲載は承諾済みです)。
私は絵を描くと言った経験はほぼ0に等しく、芸術を理解する目やアタマもあるとは思えません。でも、この作家さんの描く絵からは、私がふだん撮っている鉄道写真での構図や視点、そしてその場の雰囲気や空気感の伝え方など、参考となるところが多く、作品を見るたびにいつも勉強させていただいてます。しかも今回のような機会では、描いたご本人からそのときの状況などを直接聞くことができるわけですから、なんとも贅沢なことですよね。
「CLAP SHOT」のオーナーさんは、板金塗装職人という本職の傍ら、移動販売車でコーヒーを販売することもあるという、ドリップコーヒーの達人。今回のイベントでも、拘りのある美味しいコーヒーを淹れていただきました。工房内に香ばしい匂いが漂います。
トークイベントのテーマは、作家さんによる「鉄道talk」と、オーナーさんによる「クルマtalk」。乗り物好きのブロガーさんなどが集まって大いに盛り上がりましたが、鉄道◯◯でクルマの知識がまったくない私は、「エンジンの水冷と空冷は、鉄道でいうところの直流と交流のような違い?」とか、「このクルマは電車に例えると何?」というムチャクチャな質問をして、オーナーさんを戸惑わせてしまったようです・・・(クルマと鉄道の両方に詳しい作家さんからは、「このクルマの貴重度はPトップ級!」という、的確な(?)フォローが入りました (^^;) )。
今までの私は、こういうイベントに顔を出しても、あまり写真を撮ることは無かったですし、ブログでも鉄道そのもののテーマ以外はほとんど紹介してきませんでした。では、なぜ今回に限ってこのような記事にしたのかというと、私のブログ仲間さんには、この作家さんのファンがたくさんいらっしゃいます。しかし、都合によりイベントに参加したくても来ることができなかった方も多かった様子・・・。そこで、来られなかった方々に少しでもこのステキな雰囲気を伝えられたらと思い、作家さんとオーナーさんに許可を得て、僭越ながらここで紹介させていただいた次第です。でも、最初はそんな「記録」のつもり撮りはじめた今回の写真でしたが、ファインダーを通して眺めてみたとき、メカを題材にした絵の数々と、板金工房という無骨な空間が、実にマッチしているとあらためて感じたのでした。(現地でお会いした皆様、楽しいひと時をありがとうございました m(_ _)m )
14.5.31 茨城県笠間市 「CLAP SHOT」にて。
☆オマケ☆