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いすみ鉄道・・・紫陽花と国鉄型キハ 撮影記 [鉄道写真撮影記]

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2014.06.14 いすみ
鉄道
梅雨の晴れ間の紫陽花・・・。
国鉄型キハ 撮影
 
  

グループリーグが一巡し、ますます盛り上がりを見せる、サッカー・ワールドカップ(W杯)。サッカーファンの私は、深夜から早朝にかけてのテレビ観戦で、寝不足の日々が続いています (*´0)ゞoOフアアァァ…。こうなると本業の他に、二つの趣味(W杯観戦と撮り鉄)を両立させるのはキビシく、いっそのことW杯期間中は「休鉄宣言」でも出して、せめて週末くらいはのんびりと静養を・・・とも思いますが、その間にもイベント列車などの運転は行なわれるし、季節だって進みます。やはり週末ともなれば、ジッとはしていられません。むしろ休鉄なんかしたら、体の方は休まっても、鉄分不足でストレスの方が溜まりそうです (≡"≡;*)モヤモヤ…。なんだかんだ言いつつも結論としては、無理の無い範囲で適度に鉄分補給を続けよう・・・と言うことに(ちなみに、ここで言う「鉄分」とは食物の栄養成分ではなく、「鉄道趣味成分」です・・・^^; )。そこで先週末は、今が見頃の季節花・アジサイと列車のコラボを撮りに出かけてみました。


6月14日(土)

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アジサイを求めて、私がやってきたのは千葉県。
千葉から房総色の209系に乗って、さらに南下します。
▲総武本線 千葉

関東近郊でアジサイと列車のコラボが撮れる路線と言えば、箱根登山鉄道や江ノ電あたりが真っ先に思い浮かぶところでしょう。しかし観光地を走るその両線は、あまりにもメジャーすぎて人気度も高く、撮り鉄のみならず観光客も集まって、アジサイ撮影地の混雑は必至。実は同日にソネブロ仲間の「ゆるキャラさん」が、アジサイの撮影で江ノ電を訪れているのですが、なんと早朝の6時には撮影地が埋まってしまうほどだったとか  ( ̄△ ̄;)ウワァ…。そこで私は、あまり鉄以外の観光客が集まりそうもない、ローカル線のアジサイを目指してみることにしました。それは昨年の同時期にも訪れた、千葉の「いすみ鉄道」。

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千葉から乗った外房線を大原で降り、
この駅を始発とするいすみ鉄道へと乗り継ぎます。
ちなみにこのカット、いすみ350形を記録するのに、
遠くに走り去るE257系「わかしお」(右奥)も入れようとしたところ、
たまたま女子高生さんがフレームインしてきただけで、
不純な意図は・・・ありません(笑)
(
;¬_¬) ホントニ~?
▲いすみ鉄道 大原

このブログでも何度か記事を紹介しているいすみ鉄道、もう今さら路線の概要などは説明不要でしょう (いすみ鉄道の概要は過去記事を参照)。その黄色い車体色が表すように、春の菜の花が有名ないすみ鉄道ですが、実は沿線には多くのアジサイも植えられており、今の時期は車窓からも色鮮やかなアジサイの花を楽しむことができます。私も昨年に一度、アジサイが咲く小谷松の駅で、同鉄道の目玉列車である国鉄型急行列車(国鉄型キハ)とのコラボカットを記録しました。今年はその第二弾といったところ。

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私が降り立ったのは、大原から一駅の西大原。
う~ん、いい天気だなぁ・・・(´∀`;)。
▲いすみ鉄道 西大原

新宿0502-(中央線)-御茶ノ水0517~0518-(総武緩行線)-錦糸町0527~0529-(総武快速549F)-千葉0559~0629-(外房229M)-上総一ノ宮0719~0722-(2229M)-大原0739~0744-(いすみ鉄道 55D)-西大原0748

外房線といすみ鉄道を乗り継いで、まずやってきたのは西大原。この駅の西側には田園が広がっていて、手軽に抜けのよいカットが撮れる、いすみ鉄道定番撮影地の一つです。その田園地帯の一画には、まとまってアジサイが植えられている箇所があり、そこが今回の撮影地になります (・o・*)ホホゥ。それにしてもこの日は、梅雨の中休みとでも言うのか、見事なまでの快晴で日差しが眩しいっ (つ▽≦;)マブシッ!。日頃から「晴天順光こそ、最高の条件!」と言っている私にとって、これは本来、喜ぶべき天気なのですが、今回のテーマは梅雨時の風物詩であるアジサイ。この日ばかりは晴天よりも曇り、できれば小雨なんかが降っていると、しっとりとしたいい雰囲気になるのですが・・・そんな気配はまるでナシ。自称「晴れ男」も、時には困りものです (^^;)ゞポリポリ。ちなみに、前週の土曜(7日)は大雨警報により、いすみ鉄道は終日にわたって運転を見合わせていたのだとか。どうも最近の天気は極端すぎるよなぁ・・・(-"-;*)ウウム…。

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カラッと晴れた空のもとで咲き誇る、色とりどりのアジサイ。
いい天気なのは嬉しいような、そうでないような・・・(^^;)

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ここでは色の違いだけでなく、
ちょっと変わった形のアジサイも見られます。
これは、丸ではなく三角形に近い「カシワバアジサイ」。

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こちらはまわりを縁取るように咲く「ガクアジサイ」。
本来はこのガクアジサイこそが、日本固有のアジサイなのだそうです。
よく見かける丸いアジサイ(手まりアジサイ)は、
このガクアジサイを観賞用に品種改良したものらしい。

駅から徒歩10分ほどで、お目当てのポイントへと到着。ここでの狙いはもちろん、国鉄型ディーゼルカーのキハ52+28で運転されている急行列車(の間合い運用)です。私がいすみ鉄道を訪れるのは今年の正月以来、約半年ぶりのことになりますが、この間に起きた特筆すべき出来事と言えば、キハ52がツートンカラーの国鉄一般色から、朱色一色の首都圏色、通称「タラコ色」に塗り変わったこと ( ̄。 ̄) ヘー。今回はこの「タラコ色・キハ52」との初対面も楽しみの一つです。でもその前に、まずは先行する普通列車でアジサイとのコラボを試し撮り。

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やっぱり、絵的に解りやすいのはふつうの丸いアジサイ。
紫陽花畑の向こうを、黄色い単行列車が走ってゆきます。
▲いすみ鉄道 上総東-西大原

本命列車ではないけれど、黄色い車体のいすみ300形とアジサイの組み合わせは、絵が賑やかで楽しい感じになりました。でも、やっぱり梅雨時って雰囲気は感じられず、この明るさはアジサイのイメージではないよなぁ・・・(^皿^;)。まあ、前向きに考えると、列車自体を撮るには好都合なバリ順(バリバリ順光)だし、この明るさならば低感度で露出を絞り込むこともできます。もうここは開き直り、いっそのこと晴天を強調すべく、背景に青空を入れた構図に変更して、本命のキハを待つこととしました。やがて、アジサイ越しに見えてきたのは、二色の国鉄キハコンビ・・・オッ!(゚∀゚*)キタッ!!

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梅雨の晴れ間の眩しい日差しのもと、
満開に咲き誇る紫陽花に出迎えられた、国鉄型キハ。
のどかな里山には、キハが奏でるジョイント音と、
カエルの鳴き声だけが響きます

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歩みの遅い、いすみの国鉄キハ列車。
欲張って、ヨコ位置でも撮ってみました。
でも、構図の安定感はタテ位置の方があるように思います。

国鉄キハとアジサイのコラボが撮れました~!ヽ(´▽`*)ノワーイ♪
梅雨っぽいしっとり感はないけれど、初夏らしい爽やかさがあって、意外と悪くないじゃん  (・∀・)イイネ。構図的に見ても、背景に空を入れたことで絵に奥行きが出たように思えるので、アングルを変更して正解だったかも。晴天下のアジサイ、これはこれで満足のいく結果が得られました (^^)。 それにしても、梅雨の雰囲気が撮りたいという当初の狙いとは別にして、バリ順で捉えた国鉄色キハはやっぱり美しい・・・。今春に塗り変わったタラコ色も、違和感なく情景にマッチしていますね。

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さらに振り返って、後追いも。
こちらはガクアジサイとの組み合わせです。
ガクアジサイはピントを外すと
何がなんだか解りづらくなりそうだったので、
花ピン(花にピント)で撮影してみました。
ピントを外しても、タラコ(色)は存在感があります。
▲いすみ鉄道 西大原-上総東(後追い)

後追いまで撮って、ここでの撮影は終了。余韻に浸る間もなくさっさと機材を撤収し、急いで西大原の駅へと戻ります。今度の下り列車はわずか10分後。できればそれに間に合いたい・・・ ダダダッ ε=ε=ε┏(;´Д`)┛イソゲッ! 。というのも、本来なら約30分後に折り返してくる国鉄キハの「急行1号」も、このあたりでアジサイと絡めて撮りたいところではあるのですが、そうすると次の移動列車までは西大原で一時間半もの待ち時間ができて、このあとに大多喜~上総中野の区間運用に入る国鉄キハの撮影効率は悪くなってしまいます (゚ペ)ウーン…。しかし西大原のアジサイを早めに切り上げて次の列車に乗れば、大多喜以西の区間運用に就く国鉄キハに余裕を持って臨むことができるはず。アジサイ撮影を切り上げて、次の列車に乗らねばならない・・・こういったところに時おりジレンマを感じる徒歩鉄ですが、最近の私はそういう制限のあるなかで撮影プランを組み立てるというところにも、徒歩鉄ならではの楽しみがあるように思います。行きは徒歩で10分かかった撮影地までの距離を小走りで戻り、予定していた下り列車へは無事に乗り込むことができました ε-(´o`;A フゥ。しかし、ちょっと走っただけで汗が滲み出てくるこの暑さ、もう夏なんですねぇ・・・(´Д`υ)アツー。

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西大原へ入ってきたのは、
先ほど試し撮りしたいすみ300形301号。
この列車には、テレビクルーが同乗していました。
いすみ鉄道も、最近は首都圏から近いローカル線として、
注目度が上がっているようです。
▲いすみ鉄道 西大原

西大原0902-(55D)-大多喜0926

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いすみ鉄道撮影ではすっかりお馴染みとなった、
いすみ鉄道の中核駅・大多喜。
今回もここで下車します。
▲いすみ鉄道 デンタルサポート大多喜

西大原から下り列車に乗って、次にやってきたのは大多喜。ここでの私の目的は、以前にも利用したことがある、大多喜町観光案内所(観光本陣)のレンタサイクルです。前述したように、このあとの国鉄キハは、大多喜と上総中野の間を往復する運用に就くのですが、この区間はとくに列車の運転本数が少なくて、列車移動だと効率が悪い・・・(-"-;*)ウウム…。そこで徒歩鉄の強い味方となってくれるのが、このレンタサイクル。自転車があれば、撮影範囲がグッと広がります (゚∀゚*)オオッ!。ところで、大多喜のレンタサイクルと言えば・・・以前にお借りしたとき、せっかく電動アシスト付きの自転車(電チャ)を選んだのに、充電がほとんどされていない状態だったことがありました (´Д`;)アウ… 。これは先方を責める以前に、しっかりと確認しなかった自分にも落ち度があります。そこで今回はちゃんと充電されていることを確認してから出発。日差しは強いものの、風は爽やかで、快適なサイクリングです スイスイ〜ε=ε=ε=(  ̄3 ̄)。そんな自転車で初めに向かったのは、アジサイの咲く駅として有名な小谷松。ここは大多喜の隣駅で、自転車ならば10分程度で到達できます。

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ホームの周囲にアジサイが咲き乱れる、
いい雰囲気の小谷松駅。
▲いすみ鉄道 小谷松

ここには昨年も訪れていて、アジサイと国鉄キハとの組み合わせは撮影済み。それでも今年再びやってきたのは、昨年よりもアジサイの咲き具合が良ければ、もう一度撮り直そうと思ったからでした。しかし状況は、どちらかというと昨年の方がいい感じ (゚ペ)ウーン…。さらに光線状態もイマイチだったこともあり、今回はここで撮影せず、見送ることにしました。

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昨年に訪れたときの同ポイント。
アジサイの玉は小振りだったものの、
咲いている花の数は今年よりも多かったし、
天候も梅雨らしい曇天でした。
▲13.6.9 いすみ鉄道 小谷松(再掲)

少し戻るような形で、次に私がやってきたのは、大多喜と小谷松の間にある田園地帯。ここは田園の片隅に小さな祠があることから、「祠ポイント」と呼ばれている有名撮影地です。いすみ鉄道の撮影地としては定番中の定番ポイントですが、次の国鉄キハ(101D)の通過時刻が迫ってきていることもあり、他に近場で手頃な撮影地が思い浮かびませんでした。

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広い田園に、ぽつんと佇む小さな祠。
その裏手にいすみ鉄道の線路が敷かれています。
▲いすみ鉄道 小谷松-大多喜

ここでの定番アングルと言うと、上写真のように一段高い位置から、広めに風景を入れたもの。ところが、この日は定番アングルに同業者の姿は一人もなく、よくみると祠のすぐ脇に、カメラを構えている方が何人か見えるではありませんか (=゚ω゚=)ンン!?(上写真は撤収後に撮ったものなので写っていませんが)。これでは定番位置から祠を入れて撮ろうとすると、その方達も写り込んでしまいます。しかし、先客は向こうの方々ですから、こちらは何も言うことはできません "o(-ω-;*) ウゥム…。ならば、ここを諦めて撮影地を変えるか? でも、もう時間はあまり無い。んじゃ、いっそのこと私もその祠脇のアングルに入れていただくことにしました m9(・∀・)ソレダ!。定番ポイントだけれど、定番アングルでは無い、ひょっとしたら面白い絵が撮れるかも・・・。先客にご挨拶して、私も横でカメラを構えます。程なくして傍らの踏切が鳴り、今度はタラコのキハ52を先頭にした国鉄キハが現れました。

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この地区の豊穣を願う祠の向こうを、
国鉄型のキハが横切ります。
こんな情景もローカル線らしい一コマ。
▲いすみ鉄道 大多喜-小谷松

う~む、ちょっち難しかったか・・・( ̄ ̄;)ムムッ。鳥居の向こうをゆくキハ、発想は悪くないと思うのですが、祠を支える斜めの棒が思ったよりも気になり、それを避けるような位置に列車を置いたら、なんだか中途半端になってしまいました (・ω・`)ゞウーン。でも、定番ポイントに先客がいたらこのアングルでは撮れないし、バリエーションのひとつとしては、このようなカットもアリなのかもしれません。

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大きく空を入れて、去りゆくキハを一枚。
ぽっかり浮かぶ雲がいい感じです。
それにしても、ホントに梅雨とは思えない空だなぁ・・・。
▲いすみ鉄道 小谷松-大多喜(後追い)

国鉄キハが通過すると、先客だった同業者の方々は撤収して去ってゆきました。広い撮影地に一人残った私・・・(・ω・)ボツン 今ならどのアングルも選び放題です。次の国鉄キハは、今の列車が上総中野から折り返してくるもので、約一時間後(102D)。さて、どうするか・・・少し悩んだ結果、私が選んだアングルは・・・ドースル? o(゚д゚o≡o゚д゚)o ドースル?

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祠のある地に戻ってきたキハ。
急行色のキハ28とタラコ色のキハ52の組み合わせは、
かつて国鉄のローカル線でよく見られたコンビネーションです。
▲いすみ鉄道 小谷松-大多喜

定番アングルでした コケッ! ミ(ノ;_ _)ノ =3 。いろいろ模索しつつ周囲を動き回ったのですが、どれもしっくり来ず、そうこうしているうちに、今度は定番ポイント付近に別の同業者が現れたので、あまり変な位置で構えることもできなくなり、結局、このアングルへと落ち着いてしまいました。今思えば、定番位置からであっても、もう少し遊びのある構図にしたらよかったかと、少し反省  ヾ(_ _*)ハンセイ…。

次は、さらに大多喜で折り返してくる国鉄キハ(103D)を狙うため、撮影地を移動します。ここまで見ていても解るように、この日は梅雨とは思えないホントにいい天気で、時おり薄雲がかかることはあっても、おおむね快晴。ならば、もうアジサイを絡めるような梅雨の情景にはこだわらず、せっかく晴れたのならば、私には行きたい撮影地がありました。大多喜から4駅ほど、がんばって自転車を進ませます ε-ε-ε-(=・o・)ノ ゴーゴー♪。そこは昨年にも訪れた、総元と西畑の間にある俯瞰ポイント。前回は曇天下での撮影となっていたため、いつか晴天日に再訪したいと思っていたのです。おそらく今日の天気ならば曇られることはないでしょう。祠ポイントからは30分ほどで到着。時間に余裕はなく、カメラをセッティングして数分後には、キハのエンジン音が聞こえてきました。

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緑に染まった山あいをゆく国鉄キハ。
のどかな田園風景を走ってきたいすみ鉄道ですが、
このあたりでは山深い雰囲気が感じられます。
▲いすみ鉄道 総元-西畑

順光の西畑俯瞰で、キハが撮れました~!ヾ( ̄∇ ̄*)ノ ワーイ♪
気温と湿度の上昇で、背景は青空ではなく白くモヤってしまいましたが、列車に日が当たった状態で撮れただけでじゅうぶん満足 (^^)。前述したように、昨年は国鉄標準色ツートンカラーだったキハ52。同じポイントで今年のタラコ色を見ると、ずいぶんと印象が変わるものです。でも、たしかに単色のタラコは遠景にもよく映えるけれど、やはり個人的に感じたのは、急行色のキハ28と組ませるのならば、キハ52はツートンの標準色の方が似合うと思うし、できればタラコのキハ52は単行列車で見たいところ。まあこんなのは、一ファンのわがままな願望ですが(笑)。そこで次の列車(104D)では、ためしにタラコを隠すような、こんな撮り方をしてみました。

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目に鮮やかな、新緑と濃緑が織りなす情景のなか、
草生した線路をゆくキハ28。
▲いすみ鉄道 久我原-東総元

木々の奥から顔を覗かせたキハ28  |ω・)チラッ。カーブの手前まで引き付けると、イン側に二両目のキハ52まで入るのですが、まわりを緑に囲まれたここでは、インパクトの強いタラコは見えない方が急行色が活きるように思い(あくまでも個人的な見方ね)、この位置に列車を置いたカットをメインに選択。このように後部がわからない状態でヘッドマーク付きのキハ28を撮ると、編成が長い時代の急行列車などを思い浮かべてしまいます o.(´ー`)モーソーチュー…。あまり光線状態のよくない時間帯の列車でしたが、逆光に浮かび上がったまわりの木々の表情に絵が救われました。

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大多喜と上総中野の間は、
自然豊かな撮影ポイントが多いものの、
列車の本数が少ないのがネック・・・。
そこで移動に役立つのが、大多喜のレンタサイクル。
普通自転車は一日300円。電動アシスト付きは500円
(総元付近の道はけっこうアップダウンが激しいので、
できれば電チャを借りた方が、いいと思われます)。
いすみ鉄道の一日乗車券を提示すると、
100円引きとなる嬉しいサービスがあります(^^)

これで午前の撮影を終えて、いったんランチタイム (*'p')ハラヘター 。でも今回は、撮影時間の都合からお店には入らず、コンビニのオニギリなどで済ませるつもりです (・ε・`)チェ(なので、ランチ写真はナシ)。その買い出しへ向かって電チャを走らせていると、少し離れたところに見える踏切がちょうどタイミングよく鳴り出しました (゚∀゚)オッ!。撮影地と呼べるようなところではなさそうだけれど、せっかくなので撮っていくか・・・と、ためしにカメラを構えます (^_[◎]oパチリ。

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広い田園風景のなかをコトコト走る、
黄色い単行列車。
▲いすみ鉄道 大多喜-小谷松

お!なんだか、いいじゃないですか! w(*゚o゚*)wオオー!。ありきたりな表現だけれど、緑の絨毯のような田んぼが手前に大きく広がっていて、その向こうを列車が走るという、いかにもいすみ鉄道らしいのどかさが感じられます。光線状態はきれいな順光だし、きっと国鉄キハもこの風景に映えてくれるハズ (・∀・)イイネ!。なんともタナボタ的ではありますが、次の国鉄キハ(105D)はここで撮ることに決めました m9(`・ω・´)ケテイ!。

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緑に映える国鉄キハ。
とくにタラコ色キハ52の存在感が際立ちます。
「そのもの、朱色の衣をまといて緑色の野に降り立つべし」
・・・ってか?

のどかな田園風景をゆく、国鉄キハが撮れました~!ワーイ♪ヽ(´▽`*)ノキハキハ~♪
こんな情景で撮影できたのも、レンタサイクルによる行動範囲の拡大がもたらしたものと言っていいでしょう。あとは、たまたま買い出しのタイミングで試し撮りができた、私の鉄運の強さ・・・かな? (゚∀゚)アヒャ☆   ここは稲が黄金色に染まった時期にもきれいな情景になりそうですが、初秋の光線状態はどうなのでしょう σ(゚・゚*)ンー。できれば、またその頃にも訪れてみたいと思います(とかいいながら、毎年稲刈りの時期を逸していますが・・・(^^;)ゞポリポリ )。

さて、今の折り返しとなる次の列車(106D)は、タナボタ的に先ほどの場所が見つからなかったら、あらかじめ撮るつもりで考えていた場所へと向かいます。この撮影地も田園の風景なのですが、ひとつ前のような広々とした景色ではありません。でも、背景に味のある立派な古民家のお宅を入れることができ、農村の生活感みたいなものが感じられる情景なのです (゚Д゚)ハア? ・・・と、言葉で説明しても解りづらいと思いますので、さっそく撮影の方に移りましょう。大多喜と上総中野の間には交換設備のある駅はなく、一列車しか入れないため(閉塞区間)、試し撮りなどの余裕はなく、次にやってくる列車が本命の国鉄キハになります (°_°;)ドキドキ…。

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西日を浴びた国鉄キハの向こうに、
風格ある古民家の屋根が写り込みます。
まさに昭和のような情景・・・。
▲いすみ鉄道 小谷松-大多喜

古民家と国鉄キハの組み合わせが撮れました~ ヽ(´∀`;)ノシブイネ…。
そう、ここでは手前の青々とした田んぼに加えて、線路脇に建つ古民家の屋根を入れたかったのです。キハにはきれいな西日が当たり、空の感じも日の長い季節の夕方っぽくて、いい雰囲気になりました ヨカッタ( ̄▽ ̄*)ヨカッタ

結局この日の太陽はほとんど陰ることもなく、たっぷりの日差しに恵まれた一日。なんだか当初の目的だった「アジサイを絡めた梅雨らしいイメージ」とはだいぶ違っちゃったけれど、爽やかな初夏の風に吹かれながら、満足のいく国鉄キハ撮影ができました。これにて撮影は終了です。大多喜で自転車を返却し、列車で大原へと戻ります。

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大原で並ぶ、国鉄キハといすみ300形。
私が大多喜から乗ってきたのは、
右側のいすみ300形です。
たまには国鉄キハの乗車も楽しみたいところですが、
つい、撮影の方ばかりに偏っちゃうんですよね・・・。
▲いすみ鉄道 大原

大多喜1558-(66D)-大原1627

ところで、実はこの日の行程はこれで終わりではありません (´д`) ホエ?。冒頭にも書いたように、何といっても今はW杯のまっただ中で、私のなかでもサッカー熱が沸騰しています (*゚∀゚)=3ハァハァ!。今回撮影に訪れたいすみ鉄道があるのは千葉県。千葉と言えば・・・そう、ブラジル代表と同じく黄色いユニフォームを纏った、「あのチーム」があるではないですか! (゚∀゚*)オオッ!!(う~ん、ちと強引・・・(^皿^;)ゞ )。ブラジルのW杯は遠くて、とても行くことはできないけれど、我々サポーターにとっては「マラカナン(決勝が行なわれるリオのスタジアム)」に匹敵する「聖地」へ、これから向かおうと思います ( ̄▼ ̄*)ニヤリ

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大原から外房線の普通列車に乗って、
やってきたのはこのエンブレムのある駅。
おお~!発車メロディを聞くだけで血が騒ぐ!!
o(炎◇炎)o ウオオォォォォ!!
(この駅の発メロは、某チームのオフィシャルソングです)
▲外房線 蘇我

大原1646-(外房280M)-蘇我1755

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スタジアムの最寄り駅である蘇我は、
黄色いチームカラーに彩られています。
▲外房線 蘇我

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蘇我駅から徒歩で10分ほどのところにあるのは、
我らが聖地「フクアリ」!

外房線を蘇我で下車してやってきたのは、もちろん私が応援する「ジェフユナイテッド市原・千葉(ジェフ千葉)」のホームスタジアムである「フクダ電子アリーナ(フクアリ)」。この日はちょうどホームゲームの開催日です。ここできっとJ1チームのサポの方々は、「えっ? 試合!? (゚∀゚;) 」って反応をされるかと思われますが、J1はW杯による中断期間であっても、J2はふだん通りにリーグ戦が行なわれているのです。さあ、黄色いレプリカユニフォームを着て、応援しましょう! (`・ω・´)-3フンス!

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フクアリにも「スタジアムグルメ」はいろいろあるのですが、
ここはあくまでも鉄ブログなので、こんなものをご紹介。
「ジェフ千葉応援 電車でカツ(勝つ)サンド」(¥500)
電車形のランチボックスに縁起のいいカツサンドが入ったものですが、
JR東日本が親会社のジェフらしく、そのボックスはなかなかの出来。
モチーフとなっているのは、昨シーズンに運転されていた、
ジェフトレイン」のE233系京葉線バージョンです。
ホームゲーム開催日に蘇我駅にて限定販売。(゚д゚)ウマー

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フクアリはサッカー専用スタジアムで、とても見やすい。
ジェフサポは、ここで再びJ1の試合が見られることを夢見ています・・・。

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この日の対戦相手は、「京都サンガFC」という好カード。
毎年のようにJ1への昇格争いでしのぎを削る両チームですが、
今シーズンはどちらもイマイチ波に乗れず低迷・・・(-ω-;*) ウゥム…。
お互いにこの試合をモノにして、浮上のキッカケを掴みたいところ。

いすみ鉄道で夕方の国鉄キハ「急行4号(106D)」まで撮影し、大多喜からいすみ鉄道、外房線と乗り継いで蘇我には17時55分着。フクアリで19時キックオフの試合にはちょうどいい頃合いという、完璧なスケジューリング。ちょっと慌ただしかったけれど、二つの趣味を満喫した楽しい週末となりました (´▽`*)。

蘇我2121-(京葉2018Y)-東京2213

 

え?試合結果ですか? この日のジェフは・・・3−0で見事に勝利!ヽ(*⌒∇⌒*)ノワーイ♪(ケンペス選手の2ゴールと兵藤選手の1ゴール)。 でも先制点の場面では、ビールの飲み過ぎでトイレに行っていてゴールシーンを見逃すと言う、ベタな「サッカー観戦あるある」をやってしまいました・・・(´∀`;)ウワァ…。



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