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ONE-shot 159 ドコ行き? [PICK UP ONE-shot]

PICK UP ONE-shot 159 ドコ行き?

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今回は先日行った青森旅行からピックアップした「ONE-shot」。
八戸線で八戸から有家へ向かう途中で交換した列車には、
ちょっと面白い「サボ」が差し込まれていました。
 
サボとは「サイン・ボード(またはサービス・ボード)」の略で、
列車の行き先を示して、車両に掲げられる板のこと
(正式には行先票といいます)。
このサボ、一昔前は日本全国の列車で手軽に見られたものでしたが、
車両の近代化に伴い、この行先票もサボから幕をロールにした方向幕、
そして最近ではLEDによるデジタル表示へと変化してゆき、
サボは一部のローカル線で見られる程度となってしまいました。
  
そんなサボは本来、その役割からして、
列車の行き先をより解りやすく明確に表すべきものなのですが、
ボタンひとつで自動に切り替わる方向幕やデジタル表示と違い、
サボの場合は終点に着くと、手作業で板を入れ替えなくてはなりません。
その手間を省くため、サボの中には単なる行き先だけを書いたものだけでなく、
折り返しや、さらにその先へ繋がる運用まで示した複雑なものがありました。
私もかつて乗り潰しをしていた頃は、
【猪谷⇔神岡→富山】とか、【熊本→三角→熊本⇔宮地】などのサボに、
行き先や方向を惑わされたものです(笑)
エ?(゚Д゚;≡;゚Д゚)ドコイクノ!?
これは趣味的に見るとちょっと面白いけれど、
やはり行き先が解りにくい複雑なサボは見かける機会が次第に減ってゆき、
今ではもうほとんど残っていないものだと、私は思っていました。
  
ところが、この八戸線のサボ。
三戸、八戸、鮫という三つの駅名を四つの矢印で結んだ、
見事な複雑サボではありませんか。
w(゚0゚*)w オォー!
まだこんなサボが残っていたんだなぁ・・・。
乗り馴れた地元の方や、駅名に詳しい鉄ちゃんならばまだしも、
初めて乗る方はちょっと戸惑っちゃいますよね。(^^;)ゞ
  
乗り合わせた「小さな同業者くん」も、
矢印がいっぱい書かれたそのサボを興味津々で眺めていました。
  
14.7.29 八戸線 鮫(車窓から)

タグ:鉄道 JR 八戸線

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