上越線・・・旧型客車「上尾市民号」 撮影記 [鉄道写真撮影記]
文化の日を含む三連休。各地で紅葉がピークを迎えた今、本来ならばどこかへ泊まりがけの遠征にでも行きたいところです (・∀・)イイネ。でも・・・事前の予報によると、あまり天気が思わしくなく、どこもかしこも傘マークだらけ σ(・ω・`)ウーン…。これじゃあ、とても出かける気にはなりません ε-(-ω-;)フゥ。もちろん、決して雨だといい写真が撮れないというのではなく、雨に濡れてしっとりとした雰囲気の紅葉なども魅力的な情景なのですが、徒歩鉄である私はその撮影地まで雨の中を歩かねばならないことを考えると、やはり出撃意欲は萎えてしまいます。そんなワケで、ダラダラと過ごしていた土日 つ´Д`)つタリー 。録画分も含め、この二日間で20試合近くもサッカーの試合をテレビで見ていました(松本山雅、J1初昇格おめでとう! ☆゚・*:.ヾ(゚▽゚*)ノオメ!・・・σ(・ε・`。)イイナァ…)。
三連休前に発表された天気予報。
これを見る限りでは、
一部を除いて全国的に晴天は期待できなさそう。
ところが実際に三連休の天気はというと、関東地方は思ったほど大きく崩れず、初日の土曜こそ雨模様の一日だったものの、日曜などほとんど雨は降らずに日差しがあったくらい (゚ー゚*?)アリ?。そして翌日の月曜(文化の日)は、当初の雨から晴れへと予報が大きく変わりました (゚∀゚*)オオッ!!。連休最終日の一日だけではありますが、貴重な晴れ日。これをムダにはできません (`・ω・´)-3フンス!。しかもこの日には、ちょっと魅力的な列車の運転情報が私の元へ入っていました(教えてくださった情報主さん、いつもありがとうございます アリガトォ<(_ _*)>ゴジャイマツ )。その名も「キラリ上尾市民号」(゚∀゚*)キラリ?。
上尾(あげお)市は埼玉県の中東部、さいたま市の北側に位置する市で、JR高崎線の上尾駅がその中心にあります。ぶっちゃけ、私は上尾市とは何の縁もゆかりもないので詳しい事は解らないのですが、どうやらその上尾市が何かの記念行事で団体貸切列車の運転を行なうらしい ( ̄。 ̄)ヘー。市町村などの自治体が企画する団体列車はさほど珍しいものではないものの、この「上尾市民号」の驚くべきは、その使用車両。なんと、高崎の旧客(オハニ36やスハフ42などの旧型客車)を、EF64形電気機関車(ロクヨン)がPPスタイル(プッシュ&プル=前後に機関車が付くこと)で牽引するというではありませんか!∑(=゚ω゚=;) マジカ!? これは単なる「市民号」にしては(鉄的に)豪華すぎる、まさにイベント列車級の編成です (*゚∀゚)=3ハァハァ!。しかも、運転区間が上尾から上越線の水上(みなかみ)までで、今の時期の水上付近はちょうど紅葉が鮮やかな見頃を迎えているハズ (゚∀゚*)オオッ!!。この列車の情報をいただいた時から、運転当日の天気を気にしていましたが、晴天予報とくれば出撃決定です (((/*´∀`)o レッツラゴー♪。
11月3日(月・祝)
高崎線の普通列車に乗り、
都内から一時間半の岡部で下車すると、
そこには気持ちのいい青空が広がっていました。
(´▽`*)ワ~イ♪
▲高崎線 岡部
埼玉県深谷市にある岡部駅。
木造平屋建ての素朴な駅舎です。
長ネギの産地として有名な深谷市ですが、
最近ではゆるキャラ「ふっかちゃん」の頑張りで、
メジャーになりつつある・・・か?
Y(o0ω0o)Y フッカチャソ
▲高崎線 岡部
赤羽0650-(高崎831M)-岡部0804
前日の予報通り、見事に晴れ渡った文化の日。私は高崎線を北上して、周囲にネギ畑の広がる(・・・というと、某市民の赤い方に怒られそうですが ^^;)岡部へとやってきました。件の「上尾市民号」に使われる旧型客車編成は、営業運転の前に車両基地のある高崎から始発駅の上尾まで回送されるので、まずはその回送列車を狙うべく、岡部駅近くの撮影地へと向かいます ε=ε=ε=┌(*・_・)┘テクテク。駅からは単純な一本道で、ネギ畑を横目に見ながら深谷方向へしばらく歩くと、やがて線路をオーバークロスする陸橋が見えてきました。撮影地となるのはその陸橋上。ここに来るのは今年の三月にソネブロ仲間のtwingo583さんにクルマで連れて来ていただいて以来のことです。
陸橋上から俯瞰気味に
高崎線の上り列車を狙える撮影ポイント。
ネギやハクサイなど、畑に整然と植えられた農作物が、
縞模様のようになっていてキレイです。
手前のハクサイ畑に落ちた人々の影で、
この撮影地の賑わいが解るかな?(笑)
▲高崎線 岡部-深谷
私が撮影地に着いたのは、お目当ての列車が通過する40分ほど前で、すでに多くの先客がスタンバイ (。・ω・)ノ゙チワッス♪。もう線路に近いベストポジションはほぼ埋まっており、私は比較的余裕のあったサイド気味の位置から狙うこととしました。たしかに線路から離れたサイドからだと、列車の編成写真としては迫力不足になってしまうのですが σ(゚・゚*)ンー、実はこの撮影地では、サイドにはサイドなりのちょっとした利点もあるのです エ?(゚Д゚≡゚∀゚)ナニナニ!?。それは晴れていると、列車の背景に群馬の名峰・赤城山が入れられること (゚∀゚*)オオッ!。この日は山の方に若干の雲があるものの、その山容はハッキリと臨むことができました。
撮影地から見える赤城山。
赤城山は、榛名山、妙義山と並び、上毛三山の一つに数えられ、
日本百名山、日本百景のひとつにも選ばれている名峰です。
ちなみに赤城山は複成火山であり、複数の山頂の総称。
なので、この山全体が「赤城山」。
そんな赤城山を背景に走り抜けたのは、
その名も特急「あかぎ」。
今年の春から高崎線で運転を開始した651系も、
だいぶこの景色に馴染んできました。
まずは、651系の特急「あかぎ」で試し撮りしてみます 【◎】]ω・)パチッ!。列車の編成を後ろまで全部入れず、中途半端なところで切ってしまっているのは、このあとにやってくる本命「上尾市民号」の編成長をつかむため。「上尾市民号」は旧型客車4両に機関車が前後に2台の計6両。今撮った画角に651系は7両がギリギリ納まっていますから、だいたいこの間隔(スパン)と感覚(フィーリング)で良さそうです (´ー`)コンナモンカ。そんなことを考えながらアングルを決めて待つことしばし、やがて先ほどの白い流線型の特急とは対照的な、茶色くて古めかしい列車が見えてきました (゚∀゚*)キタッ!。
白い帯が特徴のEF64 1001を先頭に、
茶色(ぶどう色)で統一された客車列車が、
深谷のネギ畑をかすめて走ります。
引いてもう一枚。
空気が澄んだ秋晴れの空のもと、
レトロな列車の背景に、遠くの赤城山が収まりました。
赤城山バックで、ロクヨン旧客が撮れました~!ヽ(´▽`*)ノ ワ~イ ♪
茶色い二機のロクヨンに挟まれた旧客。もはや懐かしさよりも、コテコテのイベント列車って感じは否めませんが、それでもこの茶色で統一された編成はシブいなぁ~ (≧∀≦*)シブイッ!。列車の編成写真としては、後ろ(後補機)の37号機が架線柱に引っ掛かっていない、はじめのカットの方がスッキリとしているのですが、個人的には赤城山を入れた二枚目の方が、画に広がりがあって好みかな・・・σ(゚・゚*)ンー…。日当り具合はちょっとサイドが弱いけれど、黒く潰れなかっただけヨシとしましょう。まず回送列車は、満足のいく結果が得られました。やっぱり天気がいい日の撮影は、気持ちいいっ! キモチ(・∀・)イイッ!
撮影後に岡部駅へ戻って、下り列車を待っていると、
ホームに入ってきた高崎行きはE233系。
E231系よりも乗り心地がいい(と、私は感じる)E233系は、
当たるとちょっとラッキーな気分になります(^^)
▲高崎線 岡部
回送列車の撮影を終え、再び岡部から高崎線の下り列車へ乗り込みます。今しがた上っていった旧客編成は、上尾で団体客を乗せて折り返してきますが、私はそれよりも早い下り列車で先行し、さらに先の撮影地で待ち構えるという計画を立てました (・o・*)ホホゥ。そう、冒頭にも書いたように、次に目指すのは、今がまさに紅葉真っ盛りとなっているであろう、上越線の水上です (゚∀゚*)オオッ!。岡部から水上までは、普通列車を乗り継いで二時間ほどかかりますが、慌てなくても「市民号」の通過までにはじゅうぶんに間に合います。
水上へ行くには、途中の高崎で、
高崎線から上越線へと乗り換えます。
その高崎に着くと、横断幕で熱烈歓迎!?
いや、それよりも気になるのは後ろの列車・・・(*゚0゚)ハッ!!。
▲信越本線 高崎
なんと、私が乗ってきた高崎線の反対ホームに停まっていたのは、
この日一日限り、両毛線で運転された臨時列車、
快速「EL・SLシルク号(高崎~桐生)」!
w(゚0゚*)w オォー!!
もちろんこの列車が運転される事は知っていましたが、
「上尾市民号」を優先した私には撮れないと思い、
運転時刻などはまったく調べてきませんでした。
なので、停車しているところを拝めたのは、まったくの偶然です。
(o ̄∇ ̄o)ラキー♪
EL(電気機関車)側の牽引機はPトップこと、EF65 501。
▲信越本線 高崎
「EL・SLシルク号」はその名のとおり、
往路がELで、復路はSLが牽引。
同列車の後ろ側にはSLのC61 20が連結されていました。
(゚∀゚*)オオッ!
撮り鉄なのに、あまりSLには熱心でないワタクシ、
実は三年前に復元されたこのC61を見るのは、
これが初めてだったりします (^皿^;)ゞポリポリ。
こうやって間近に見ると、やっぱりSLもカッコいいね。
。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。
いつかはこのC61も撮ってみたいものですが、
できればSLはヘッドマークなどが付いていない
ノーマルな姿が撮りたいな・・・σ(゚・゚*)ンー。
▲信越本線 高崎
そんなSLで賑わうホームの様子を横目に、
私はスタンドで名物の「たかべんカレー」をいただきます。
ちょっとお昼には早いけれど、
列車の乗り継ぎ時間が30分近くあり、
さらにこのウマそうな匂いが漂ってきたら・・・(゚¬゚)ジュルリ
もうガマンできませんでした (゚д゚)ウマー!
高崎からの上越線水上行きは、お馴染みの湘南色115系。
車内は始発から終点まで適度に空いていて、
のんびりとボックス席から車窓の紅葉を楽しむ事ができました。
カレーじゃなくて、駅弁を買えばよかったかな・・・σ(・∀・`)ウーン。
▲上・信越本線 高崎/下・上越線 津久田-岩本(車窓から)
途中の高崎では、偶然にもEF65 501とC61 20がPPスタイルで12系客車を牽引する、両毛線の臨時列車「EL・SLシルク号」に偶然出会うというサプライズがあり w( ̄▽ ̄;)wワオッ!!、ちょっとそっちの方の撮影に誘惑されかけましたが、ここは初志貫徹 (`・ω・´)-3フンス!。やはりSLよりもEL派の私は、C61の「シルク号」ではなく、ロクヨンの「上尾市民号」を選びます。それにロケーション的にも今の時期は、平野を走る両毛線より、山あいを行く上越線の方が、紅葉した山の景色を期待できますしね。そんな上越線に乗って利根川沿いを北上し、車窓に周囲の山々がグッと近づいたように感じると、列車は終点の水上に到着 (・ω・)トウチャコ。目的の撮影地までは、駅から一時間に一本間隔で運転されている路線バスが便利なのですが、はたしていい時間にあるのか調べてみると、次のバスはわずか5分後という接続の良さでした ( ´¬`)ラッキー♪。
水上温泉や谷川岳登山のアクセスポイントとして、
観光客でにぎわう水上駅。
基本的に現在の上越線の定期旅客列車は、
この水上を境にして、
群馬方面と新潟方面に運転体系が変わります。
▲上越線 水上
岡部0925-(高崎841M)-高崎0949~1031-(上越731M)-水上1135
目的の撮影地までは水上駅から徒歩で30分以上もの距離がありますが、
ウマい具合に撮影地付近を通る路線バスが接続してくれました。
乗車するのは上毛高原駅行きの関越交通バス(左手前)。
▲関越交通 水上駅
水上駅1140-(関越交通バス)-諏訪神社前1147
駅から10分足らずの諏訪神社前バス停で降りると、
撮影地となる諏訪峡大橋はすぐ目の前です。
水上駅からバスに乗ってやってきたのは、景勝地・諏訪峡の渓谷に架かる立派な橋で、その名も諏訪峡大橋。以前にも何度か訪れて紹介していますが、この橋の上や渡った先にある線路沿いの道など、周囲には渓谷と上越線の列車を絡めて撮れるようなポイントが各所に点在しています。そして秋の諏訪峡と言えば、沿線屈指と言われる紅葉の名所。さっそくその色づき具合を確かめるべく、橋を渡ると・・・σ(・∀・*)ドーダロ
橋のちょうど真ん中あたりに立つと、
このような雄大な景色が広がります。
川の奥の築堤上に見えるのが、上越線の線路。
▲上越線 上牧-水上
お!なかなかいい感じじゃないですか (゚∀゚*)オオッ!!。よく見ると、まだ色づいていないものや、もうすでに散ってしまったものなど、木々によってバラツキが大きく、正直、息を飲むほどの鮮やかさ・・・って、まではいかないけれど、色の賑やかなところをウマく切り取れば、じゅうぶんキレイな画になりそうです。まずはホッとひと安心 (*´∇`)-3 ホッ。そしてさらにもう一カ所、橋を渡った線路沿いにある撮影ポイントの方も覗いてみる事に ...((((o* ̄-)oアッチ 。
橋を渡り切って、少し線路沿いを進んだところにある撮影ポイント。
ここでも、鮮やかな紅葉を列車の背景に入れる事ができます。
▲上越線 上牧-水上
先ほどの橋の上は遠景で列車が小さくなるのに対して、こちらはカーブする列車を手前に大きく入れることができるポイント (・o・*)ホホゥ。最近ではこのポイントがいちばんの人気らしく、ここから撮られた写真を見かける機会が増えたように思います。橋の上からの遠景と、カーブの近景、どちらも紅葉が鮮やかで、甲乙付け難い素晴らしいポイントなので迷うところですが・・・σ(゚・゚*)ンー…カーブのポイントは、晴れると逆光で列車の手前サイドには日が当たりません。それに紅葉のボリューム感も、個人的には橋の上から撮る遠景の方がウマく表現できそうな気がします。そもそも近景よりも遠景のアングルを好む私。念のために両方の撮影地を確認したものの、やはり遠景が撮れる橋の上へと戻る事にしました コッチo(- ̄*o))))...。ただ、今回のターゲットは風景にあまり映えない茶色い列車の編成ですから、近景で撮る方が正解なのかも。そんな迷いも感じながら、私は橋の上でカメラを構えます 【◎】]ω・´)パチッ!。
撮影地を決定して最初にやってきたのは、
107系の普通列車。
現在、上越線のこの区間で使用されているのは、
湘南色115系と、この白い107系です。
▲上越線 上牧-水上
まずは107系の普通列車で試し撮り。最初に橋の上から撮った写真を見ても解るように、ここからは川の流れも入れる事ができるのですが、あまりいろいろな要素を取り入れず、列車と紅葉を少しでも目立たせるため、あえて川の存在はフレームから外してみました ( ´_ゝ`)フーン。しかし、晴れるとご覧のように左側の山は影になってしまい、紅葉が映えないのはちょっと残念 σ(・∀・`)オシイ。
ところで、上写真を撮ってちょっと気になったのが先頭部。
この位置まで列車を引きつけると、
伸びた枝が列車にかかってしまいます。
シャッターの切り位置は、もうワンスパン奥か・・・。
この名所も木々の生長によって、
だんだんとアングルが狭められているのかも。
とりあえずアングルは大体決まりましたが、本命の「上尾市民号」がここを通過するまでには、まだ二時間近くも余裕があります。実はこの列車、私が事前に教わったダイヤによるとかなりの鈍足で、とくに途中の高崎では30分もの停車時間が取られているのです σ(゚・゚*)ンー…。まあ、団体列車ですから、その間に弁当の積み込みでも行なわれるのでしょう(・・・などと、とくに気に留めませんでしたが、今にして思えば、その不自然な停車時間で気付けたハズ ( ̄△ ̄)エ? ナニガ?)。 何にしても、ちょっと早く撮影地に着きすぎた? いやいや、そんなことはありません。せっかくこの紅葉の諏訪峡と言う素晴らしいロケーションへ来たのなら、私にはこの機会にぜひ撮っておきたい車両があったのです。それは、先ほど私が高崎から乗ってきた、普通列車の湘南色115系。今や貴重な存在となりつつある、この国鉄型車両もここでは立派なネタとなります (゚∀゚*)オオッ!!。ところが、一時間に一本間隔の普通列車のうち、最初の一本目はお目当ての115系ではなく、あまり嬉しくない107系でした (・ε・`)チェ。そして一時間後、次の普通列車はというと・・・
鮮やかに色づいた秋の渓谷に、
みかん色の湘南電車が花を添えました。
ショーナンデンシャ、キタ━━━ヽ(゚∀゚)ノ━━━ッ!!
紅葉の諏訪峡を行く湘南色115系を、なんとか二本目で撮る事ができました。やっぱり昔ながらの国鉄色は、紅葉のなかに置いても映えるなぁ・・・+。:.(´ω`)シミジミ.:。+゚。ヨコ位置にした先ほどの107系から、今度は影となる右側の山をカットし、タテ位置で撮ってみました。晴れるならこのほうがムダな暗部が少なくて、アングルが落ち着くかも (・∀・)イイネ。しかし空模様は、晴れたり曇ったりを繰り返していて、まったく安定しません (-"-;*)ウウム…。もしも曇るのならば、コントラストが弱まって暗部とはならない右側の山まで入れたヨコ位置のほうが、紅葉のボリューム感が増します σ(゚・゚*)ンー…。そこで本命の「上尾市民号」は、晴れたらタテ位置で、曇ったらヨコ位置と、直前の状況で判断する事にしました。
山の天気は変わりやすく、
晴れたり曇ったり、時にはポツポツと雨まで降ってきて・・・。
そんなとき、一瞬ですが紅葉した山に虹がかかりました。
条件的には困りモノですが、ちょっぴりラッキーな気分。
(´▽`*)キレイ♪
どちらかと言えば、やはり紅葉が鮮やかに写る、晴れを期待していたものの、「市民号」通過予定時刻の10分くらい前には、もうほぼ日差しの回復が見込めないような厚い雲が広がってしまい (´д`;)アウ…、結局、私はヨコ位置で撮る事を決意。周囲に同業者も増え始め、さあ、そろそろ本命がやってくる頃だとファインダーに集中していると、やがて山あいに「ボォ━━━━ッ!」という低い汽笛が聞こえてきました (゚∀゚*)キタ…カ? 。 え゛? ちょっと待て r(・x・。)アレ?、電気機関車のロクヨンならば、汽笛は「ボーッ」ではなく、甲高い「ピーッ」だろ!? でも今聞こえたのは明らかに「ボーッ」だったぞ!? ┐(°o°;)┌ ホワ~イ? 「ボーッ」って汽笛を鳴らすモノと言えば、モチロン・・・(*゚ロ゚)ハッ!!
錦秋の舞台に颯爽と飛び出してきたのは、
もうもうと白煙を吐く真っ黒な機体・・・。
なんと、先頭に立っているのはSLではありませんか!
(゚д゚ ) ・・・
(つд⊂)ゴシゴシ
(゚д゚;) …!?
(つд⊂)ゴシゴシゴシ
Σ(゚Д゚;;)!!
工工工工エエエエエエエエェェェェェェェェ(゚口゚;ノ)ノェェエエエエ工工!で、でごいち!?
なんと、定刻に紅葉の向こうから姿を見せたのは、電気機関車のロクヨンではなく、蒸気機関車のデゴイチ(D51 498)ではありませんか! エッ!?(゚Д゚≡゚Д゚)ドユコト!? 私が教えていただいた「市民号」の情報には「EF64 37+旧客4B+EF64 1001」と、まさに朝の深谷で見た編成のみが書かれており、私はてっきり全区間がロクヨンの牽引だと信じて疑わず、突然現れた予想外のデゴイチには本当にビックリ w|;゚ロ゚|w ヌォオオオオ!!。そうか、高崎での長時間停車では、機関車の付け替えが行われていたのか・・・(゚ー゚;)ナルヘソ…。でも、だからといってガッカリというわけではなく、紅葉に染まった諏訪峡でデゴイチが牽く旧客編成が撮れるとは、これはこれでかなりオイシイ画です(ちなみに、通常の上越線で運転される「SLみなかみ号」の客車は特別な場合を除いて、青い12系客車が使われます)。では、落ち着いたところで、あらためて・・・コホンッ!(;-o-)o"
紅葉の諏訪峡で、デゴイチ旧客が撮れました~!ワ━━ヽ(*≧∇≦*)ノ ━━イ ♪
自称・晴れ男として、本来ならばこのようなドン曇りは黒星なのですが、しっとりとした雰囲気の紅葉は意外に悪くなく、SLが吐いた白煙も景色のなかでいいアクセントになってくれました (´▽`*)イイジャン。SLよりEL派を断言した私ですが、これはもうじゅうぶんに満足のいく結果です。ああ、ここまで来てヨカッタなぁ・・・*:・キテ(゚ノ∀`゚)゚ヨカッタ・:*:・。(ホンネを言えば、ロクヨンが撮りたかったんだけれどね。。。(^^;) )
ちょっとしたサプライズはあったものの、これで「上尾市民号」の撮影は終了です。本来ならばさらに一時間半後の、高崎へと回送される同編成(デゴイチ+旧客)まで撮っていきたいところですが、あいにくこの日の私は夜に都内で所用(っていうか、飲み会ね (゚∀゚)アヒャ☆)を入れてしまったので、残念ながらそこまでは待てません。でも最後にもう一枚だけ、先ほどの湘南色115系が間もなく折り返してくるので、それを撮ってから帰りましょう (^_[◎]oパチリ。
唸るような力強いモーター音を渓谷に響かせて、
秋色の諏訪峡を行く、湘南色115系。
▲上越線 上牧-水上(後追い)
天気が悪くて撮影意欲が沸かず、ほとんどの時間を家でくすぶっていた三連休でしたが、ようやく最終日に秋晴れの赤城山バックや紅葉の諏訪峡といった、秋らしい情景を残すことができました。おそらく、この旧型客車で運転された「上尾市民号」の情報を教えていただかなければ、私がここまで気合を入れて撮影に出かける事はなかったと思います。旧客という貴重な列車の情報はもちろんのこと、素晴らしい秋景色を撮るキッカケを与えてくれたことへ、あらためて情報を提供してくださったお仲間さんに感謝です アリガトォ<(_ _*)>ゴジャイマツ 。それにしても、市民号をロクヨンPPとデゴイチの豪華リレーで運転するなんて、上尾市っていったい何なんだ!? (´∀`;)スゴイネ…
水上駅までの帰りも、タイミングよくバスの時間に合いました。
今回利用した水上駅~諏訪神社前の運賃は330円。
▲関越交通 諏訪神社前
諏訪神社前1420-(関越交通バス)-水上駅1430
「上尾市民号」の運転を終えた旧客編成が、
水上駅のホームに据え付けられてしばしの休息中。
大きな引き戸が特徴的な座席荷物合造車・オハニ36 11を
じっくりと眺めることができました。
このあと同編成は再びデゴイチの牽引で、
所属基地のある高崎へと回送されます。
▲上越線 水上
そんな旧客編成を横目に、
私が乗る107系の普通列車が入ってきました。
水上で折り返し運転となるこの列車、
方向幕を回しながら入線してきたのですが、
思いがけず「中軽井沢」というレア幕を
見ることができました w( ̄▽ ̄;)wワオッ!!。
たしか107系って、碓氷峠を越えたことは無い・・・よね?
▲上越線 水上
今回はこの後に飲み会を控えているので、
車内打ち上げは、ワンカップで控えめに・・・。
ぐんまちゃん、ゆるキャラグランプリおめでとう!
(/ ̄▽ ̄)/‥∵:*:☆*゜★:*☆オメデトォー!!
水上1456-(上越744M)-高崎1559~1612-(高崎2240Y)-新宿1802