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千代田線・・・メトロ ファミリーパーク in AYASE 2014 見学記 [鉄道写真撮影記]

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2014.11.09
千代田線
ついに、"アノ扉"が御開帳!?
「メトロ ファミリーパーク in AYASE」 見学
  

 

このブログで毎年のように見学記事を紹介してきて、すっかりお馴染みとなった(と、私は思っている)、東京メトロ・綾瀬車両基地の一般公開イベント「メトロ ファミリーパーク in ASYASE」。早いもので昨年の記事から一年が経ち、今年もその開催時期を迎えました ハヤイネ(´ー`)シミジミ。もともと沿線で育った縁から千代田線には人一倍思い入れのある私にとって、同線の車庫である綾瀬車両基地の一般公開は毎年欠かす事ができない一大行事です (`・ω・´)-3フンス!。とはいえ、このイベントは事前募集の抽選による定員制。15,000人という枠に当たらなければ入場する事はできません。抽選制となったここ三年間の結果は、一昨年だけがハズれて二勝一敗。はたして今年はというと・・・八(゚- ゚)オネガイ… なんと私の結果が判る前に、意外なところから吉報が入りました (゚∀゚;)エッ!?。それはブログ仲間・・・というより、もはや鉄仲間と呼んだ方がふさわしい、お馴染みの画家「sonicさん」。sonic画伯と車両基地公開といえば、先々月にご一緒した三鷹車両センターの事が思い起こされます。実はその時に「今度はメトロ(綾瀬)ですね!当たったらまた一緒にいきましょう!」と意気込んでおられたのですが、どうやら彼女は見事に当選された様子で、喜びのメールが送られてきました (゚∀゚*)オオッ!!(画伯は同イベントの抽選は過去全敗だったらしく、今回が初当選! ☆゚・*:.ヾ(゚▽゚*)ノオメ!)。

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当選通知、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
見事にsonicさんが当たった、四人分のチケット。
しかも「車両洗浄乗車体験」付き!

いっぽう私の応募した分はというと、いっこうに通知は来ず コネ━━━━('A`)━━━━…、どうやら今年はハズれてしまったようです (_ _|||)ガクッ。そこで恐縮ながら、四人分が当選したsonic画伯の方へと便乗させていただくようお願いしたところ、快く「OK牧場 ☆.(○≧ω')bオケ!」の返事をいただけました。私のクジ運(鉄運?)は、三鷹の当選で使い果たしてしまったのかな・・・(^^;)ゞポリポリ。でも、なんとか今年もなんとか行く事ができるようでヨカッタ (*´∇`)-3 ホッ。これはホント、画伯に感謝しなくてはなりませんね アリガトォ<(_ _*)>ゴジャイマツ。ちなみにあとの二枚は、前記事でお伝えした「CLAP SHOT」イベントへ参加されたお仲間に画伯が声を掛け、一人はこちらもお馴染みのブログ仲間「hanamura師匠」、そしてもう一人は画伯のお友達が同行する事になりました (´▽`*)タノシミ♪。という事で、今年はブログ仲間さんと一緒に巡る、「メトロ ファミリーパーク in AYASE」です。それにしても、待ち合わせ時間が13時って・・・ちょっと遅くない!? σ(゚・゚*)ンー


11月9日(日)

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綾瀬で千代田線の本線から支線へ乗り換えて、
北綾瀬を目指します (/*´∀`)o レッツラゴー♪。
北綾瀬支線で運用されている車両は、
今年の夏頃に従来の5000系・6000系(ハイフン車)から、
この05系に置き換えられました。
▲東京メトロ千代田線 綾瀬

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支線の終点、北綾瀬。
現在は三両編成の短い電車がピストン輸送を行なう北綾瀬支線ですが、
将来的にはこの北綾瀬駅のホームを拡張して10両編成対応とし、
本線との直通運転が計画されています ( ̄。 ̄)ヘー。
▲東京メトロ千代田線 北綾瀬

イベント当日、私は千代田線の本線と支線を乗り継いで、綾瀬車両基地の最寄り駅である北綾瀬(東京都足立区)へとやってきました (・∀・)トウチャコ。すでに駅の周りには同イベントへ向かうと思われる、鉄ちゃんや家族連れでごった返しています ( ̄▽ ̄;)オオッ 。イベントの開催時間は10時から15時まで。sonic画伯は、ご本人が主催された「CLAP SHOT」(&利根川橋梁架け替え工事による迂回体験?)で前日の帰りが遅く、ちょっとお疲れの事ご様子だし、hanamura師匠は、はるばる宇都宮からの参加(師匠は「北千住の隣の綾瀬なんて、宇都宮から東武ですぐじゃ~ん!」と言っていましたが、片道二時間はかかります・・・^^; )。それに、この日の天気予報はあいにく、一日を通して雨模様だと伝えられていたので、13時に北綾瀬集合というのは妥当なところでしょう (´ω`)ソウヨネ。しかし、人一倍「千代田線LOVE♡」の私は、一刻も早く会場へ行きたくて堪りません ワクワクo(´∀`;o三o;´v`)oソワソワ。そこで勝手ながら、私は一人で先に入場している旨をお二人に伝えました ε≡≡≡(((*゚∇゚)イッチャエ!。そんな私が会場へ到着したのは、当初の待ち合わせ時刻よりもちょっぴり早い、開門直後の10時過ぎ(笑)。

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北綾瀬駅から徒歩10分ほどで綾瀬車両基地の正門へ到着。
バルーンゲートをくぐって入場します。
自由参加の頃は、大行列に並ばなくてはなりませんでしたが、
事前申し込みの人数制限制となってからは、
スムーズに入場できるようになりました。
~( ̄、 ̄ )===3 スイスイ
▲東京メトロ 綾瀬車両基地

私にとって車両基地公開のメインと言えば、何といっても各種が並べられた車両展示コーナーです (*゚∀゚)=3ハァハァ!。同行したメンバーと一緒に入場した三鷹のイベントでは、いち早く展示車両を見たいという個人的な気持ちを押さえ、きちんと団体行動を守って順路通りに検修庫内へ並べられたパーツ(床下部品や冷房装置など)の展示からじっくり見学してゆきましたが、単独行動の今回はいつもどおり真っ先に最奥の車両展示コーナーへと向かいます ε=ε=ε=(ノ≧∇≦)ノワーイ!。気になるそのラインナップはというと、今年はこの三車種が並べられていました (「゚ー゚)ドレドレ。

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車両展示コーナーに並べられた車両たち。左から、
千代田線直通に対応した小田急のロマンスカー60000形「MSE」。
同じく千代田線直通に対応した小田急の通勤型4000形。
そして一編成のみが在籍する千代田線のレア車両06系。
今年はこの二社三形式によるラインナップでした。
▲東京メトロ 綾瀬車両基地

おお~!ロマンスカー「MSE」や希少車(レア車)の06系など、なかなかバラエティに富んだ豪華な顔ぶれ! (゚∀゚*)オオッ!!・・・ではありますが、東京メトロのイベントなのにメインの展示が小田急車二本とは、思わず「ここは海老名(小田急のイベントが行われる車両基地)かよ! ヾ(゚∀゚*)ォィ」と、ツッこみたくなります(笑)。これは「小田急LOVE♡」ではなく、「千代田線LOVE♡」の私からしたら、ちょっと物足りない!? いやいや、それでも「MSE」と06系が一枚のカットに収められる機会などそうそうあるものではなく、さらに千代田線直通の小田急4000形もちゃんとトップナンバー(4051F)を持ってきたあたりにこだわりが感じられ、じゅうぶんに満足の陣容です ヽ(´▽`)ノワーイ♪。ちなみに、お天気は予報ほどの雨は降らなかったものの、ほぼ曇り空。ところが昼前にほんの一瞬だけ雲間から日が差す時間帯があり、そこを逃さずに撮った上の写真は、この日唯一の晴れカットとなりました v('∇'*)ブイ!。とくにブルーメタリック(フェルメールブルー)の「MSE」は、日に当たるのと当たらないのではだいぶ色が変わってくるので、一枚でも晴れた状態で撮れたのは良かった。晴れ運、健在・・・か? (^^;)ゞドーダロ

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少し横から振って、ラインナップを撮影。
小田急60000形「MSE」(左)は、
千代田線に直通できるロマンスカーとして08年にデビュー。
平日は通勤時間帯のビジネス特急として、
休日は都心から箱根方面へダイレクトに向かう観光特急として、
また現在では御殿場線への直通特急にも使用されるなど、
「Multi Super Express」の名にふさわしい、
幅広い活躍を見せています。
09年に「ブルーリボン賞」を受賞。
(ところでsonicさん、曇った時に見る「MSE」の色って、
◯◯さんの愛車の色に似ていません?
「曇った時のMSE」って表現はイヤだろうけど・・・^^;)

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今度は逆振りから・・・
小田急4000形(中央)は、
「故障に強い」「安全性の向上」「環境にやさしい」
をコンセプトに持つ最新の通勤形車両で、
07年より1000形から千代田線への直通運用を引き継ぎました。
そして千代田線の異端児である06系(右)は、
93年に千代田線の輸送力増強(運用数の増加)が目的で、
その運用数に見合った一編成のみが新製。
以降はまったく増備されることなく、現在に至っています。
おや?よく見ると左端に小さく、
もう一本の電車が見えますね・・・(・ω・)ン?。

車両展示ブースに並べられた三車種を撮影していると、脇の方にチラッとシブい電車が写り込みました (゚∀゚)オッ!。実はコレ、今年のイベントの目玉とも言える車両で、”元”・北綾瀬支線用の5000系。この会場へ来る時にも利用した北綾瀬支線(綾瀬~北綾瀬)は、昭和40年代に製造された旧型の5000系と6000系試作車(通称・ハイフン車)が長い間使用されてきて、以前に私もその車両をブログの記事で紹介しましたが、ついに今年の5月末、後継の05系(行きに乗ってきたヤツね)に置き換えられて、5000系とハイフン車は運用を離脱。事実上の引退となりました (ノ_・。)サミシ…。その5000系が今回のイベントで、引退から約半年ぶりに公の場へと姿を表したのです。

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5月の引退後、初めて姿を見せた5000系(5951F)。
(*´∀`)ノ゙オヒサァ!
同車は1967年に製造されてから今年の夏に引退するまで、
実に47年もの長きに渡り、
東西線と千代田線(支線)で働き続けてきました。
ちなみに同車の引退は、たまに鉄ネタを扱う事でお馴染みのテレビ番組、
「タ◯リ倶楽部」でも取り上げられましたっけ・・・( ̄。 ̄)ヘー。

正式には展示車両としてではなく「構内乗車体験」の使用車として構内の短区間を何度か往復するのが、この日の5000系の任務。残念ながら乗車希望者が多すぎて私は乗る事ができませんでしたが、久しぶりに動く5000系を見られたのは嬉しいことでした 。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。今後の処遇に着いては未定だと言う同車、できれば解体されること無く、盟友の6000系「ハイフン車」とともに、この綾瀬の基地内で保存してほしいものですね(個人的には今回の車両展示でハイフン車の展示を期待したのですが、姿が見えなかったのは残念 ^^;)。

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せっかく「動く5000系」が見られたので、
走行シーンを横から流してみました。
・・・って言っても、
時速10数キロ程度の超ノロノロ運転なので、
この程度しか背景は流れませんでしたが・・・(^^;)

車両展示コーナーの06系、構内体験コーナーの5000系と、ここまでは千代田線の希少車ばかりを見てきましたが、スタンダードな千代田線と言えば、やはり同線の顔である名車・6000系です (゚∀゚*)オオッ!。今回はメインの車両展示ラインナップに加わることはできませんでしたが、構内のいたる所でその姿を見ることができました。こう書くと、まるで脇役のような扱いですが、むしろ私にとってはこの6000系が今回のイベントで、いちばんの主役だったと言っても過言ではありません (・o・*)ホホゥ。それはこんなシーンの数々が見られたから・・・。

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メインの車両展示コーナーの脇に並べられた・・・
というか、ふつうに留置してあった三本の6000系 (゚∀゚*)オオッ!!。
左から第二次試作車でトップナンバーの6101F、
第一次量産車の6108F、第四次量産車の6122F。
ピーク時には、支線用の「ハイフン車」を除く、
最大35編成(350両)が稼働していた6000系ですが、
新型の16000系に置き換えられて、現在は19編成が在籍。
ただし16000系の製造はとりあえず一段落したので、
まだまだ当分の間は6000系の活躍が見られそうです。

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同イベントでは、毎年のように姿を見せてくれる、
二次試作車の6101F(手前)。
車体側面の裾部が長いことが同車の特徴ですが、
この部分が小田急の車両限界に抵触するため、
小田急へ乗り入れられないという運用制限があります。

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そして工場棟の検修庫内に佇んでいた6020号には、
1972年当時の「ローレル賞」受賞記念マークが掲げられていました!
w(゚0゚*)w オォー!!
今までのイベントでは見た覚えが無く、これにはビックリです!
こんな貴重なモノがちゃんと残されていたんだなぁ・・・。

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その隣では、6520号の中間運転台も見ることができました。
( ̄▼ ̄;)ウォーズマソ…
これはふだん見ることが無い、構内入換え用の設備です。

正式な展示ブースではない留置線に、三本もの6000系がズラリと並べられていたところも圧巻でしたが、驚いたのは検修庫内の6020号に掲げられていた「ローレル賞(鉄道友の会より、年間の新製車で優秀だとされる車両に贈られる賞。ちなみに最優秀は「ブルーリボン賞」)」の記念ヘッドマーク w(゚0゚*)w オォー!!。これは今から42年前の1972年に、デビューしたての同系が獲得した当時のもので、私も雑誌等の写真で見かけたことはありましたが、まさかこんなものが今でも残されていて、実際に目にできるとは思ってもみませんでした。当時の授賞式とは掲げられている位置が若干異なりますが(実際は正面の「ハートM」マークがあるあたりに掲げられた)、それでも千代田線ファンには堪らない凛々しいお姿です!(*°ω°*)-3 ムフーッ! そんな貴重なヘッドマークの興奮が覚めやらぬまま、私はさらに庫内の奥へと足を進めます 。すると、そこに見えてきたものは・・・(*゚ロ゚)ハッ!!

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( ゚-゚)え?

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(; ゚ ロ゚)ええっ?

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( ; ロ゚)゚えええっ!?

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( ; ロ)゚ ゚ええええええええええっっ!

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なんとそこにいたのは、大きく口を開けた6120号!
6000系の特徴のひとつである、
緊急用の非常階段が公開されています!

w
(゚ロ゚)wオォー!!

ヒジョーカイダン、キタ━━(゚∀゚)⌒Y⌒(。A。)⌒Y⌒(゚∀゚)⌒Y⌒(。A。)⌒Y⌒(゚∀゚)━━!!
なんと、なんと、ヘッドマークを掲げていた6020号の相方(逆側の先頭車)にあたる6120号は、前面の非常用扉を開けた状態で展示されているではありませんか! これは私にとって、先ほどのヘッドマークサプライズを上回る、大きな驚きです ォォオオ━w(゚Д゚)w━オオォォ !!。いったい、何をそんなにも私は興奮しているのかというと、おっとその前に・・・そもそも地下鉄の車両には、狭いトンネル内で発生した緊急時に客室側扉からの外部避難が困難とされるため、車両の前面に非常用の脱出口となる貫通扉(非常用貫通扉)の設置が義務付けられています (・o・*)ホホゥ。それは地下鉄に乗り入れる直通車も例外ではなく、先ほどの小田急ロマンスカー「MSE」にも、よく見ると前面に扉があるのが解ります。

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地下鉄車両の非常用貫通扉。
これは以前に東京メトロ新木場車両基地で公開された、
有楽町・副都心線用の10000系が開いたところ。
10000系の非常扉は横にスライドするプラグドア方式で、
現在はこのタイプが主流のようです
(最終的にここへ脚立のような梯子が設置されて車外へ降りる)。
ちなみにその奥に見えるのは、6000系の兄弟形式である7000系。
▲06.9.30 東京メトロ 新木場車両基地

そんな非常用貫通扉は、だいたいがふつうに開くだけのただの引き戸や開き戸なのですが、この千代田線6000系と同車の流れを汲む車両(有楽町・副都心線用7000系、半蔵門線用8000系)は、なんと車両デザインに倣った「くの字型」の扉が前に倒れて、そのまま階段となるのです w(゚0゚*)w ワオ!!。このギミックは車両のデザインを損なわず、機能的にも優れた、実に秀逸なものだと私は思っています(ただしこのスタイルは、運転室内からの視界確保に難があることや、高価なコスト面などであまり普及せず)。この6000系の非常階段の構造は、一昔前の雑誌や図鑑、さらには交通博物館(万世橋)の展示模型でも紹介されていて、それを子供の頃に見た私は一度でいいから、実際にこの扉が開いたところを見てみたいと思ったものでした σ(・∀・`。)ミタイナァ…。しかしこの機能はあくまでも緊急時の非常用設備ですから、通常は見られるはずが無く、逆にコレを使うようなところに遭遇したら、それこそ大変な事態です (´∀`;)ソリャソーダ。となると、チャンスは上写真の10000系のような車庫や工場の一般公開時。それで私は毎回、この「メトロファミリーパーク」へ参加するたびに期待をし、その様子を綴ったブログ記事でもお決まりのように「一度でいいから6000系の非常階段を見てみたい・・・」と書き続けてきましたが、ついに、ついに今年、念願の非常用貫通扉が「御開帳」です! ワーイ♪ヽ(゚∀゚ヽ 三 ノ゚∀゚)ノワーイ♪  これはおーげさではなく、本当に子供の頃からの夢がひとつ叶えられた気分。ああ、本当にきてよかったなぁ・・・*:・キテ(゚ノ∀`゚)゚ヨカッタ・:*:・今回当選してくれたsonic画伯、ホントにありがとう!画伯の鉄運に大感謝!!(・・・って、この時点でまだ御本人は会場に来ていなかったので、とりあえず「夢が叶いました!」という速報だけメールで送らせていただきました。でも、きっと受け取った側は「???」だったことでしょうね ^^;)。もう、私の血圧・・・もとい、テンションは上がりっぱなしっ! (*゚∀゚)=3ハァハァ! 同行メンバーが合流する前にこんな状態で大丈夫か!?

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私が一度は見てみたいと子供のころから思っていた、
6000系の非常扉解放。
ふだんは決してお世話になりたくない非常階段ですが、
このようなシーンが見られるのも、車両基地公開の醍醐味です。

念願の非常用貫通扉御開帳、なるべくイベントの参加者が写りこまないように記録したいと思って、じっとギャラリーが捌けるのを待っていたところ、この撮影だけで一時間近くが経過してしまい (´ι _` )アホカ…、気が付けばもうお昼時です。午後から合流するhanamura師匠たちは、お昼ゴハンを済ませてから会場へ来ると前日におっしゃっていた(ように思っていた)ので、私はひとり、会場内でいただくことにしました (*'p')ハラヘター。これは合流前のちょうどいいクールダウンになるかも・・・(^^;)ゞポリポリ。

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毎年、趣向を凝らした内容で楽しませてくれる、
同イベントの記念弁当ですが、今年はその名も「ぎんまる弁当」。
「ぎんまる」とは同社の銀座線と丸ノ内線のことで、
黄色いカレーピラフ(写真右側)が銀座線を、
赤いチキンライス(同左側)が丸ノ内線を表しています。
間違っても、緑がラインカラーの千代田線や、
水色の東西線がモチーフにならなくてよかった・・・(笑)
おかずもミートローフやカニ爪フライなど盛りだくさん!(゚д゚)ウマー!

お昼を食べ終わったころに、hanamura師匠とsonic画伯、そしてそのお友達が合流 (。・∀・)ノ゙チース♪。師匠は予定通りに食事を済ませてきましたが、画伯とお友達はまだとのこと。そこで、私も食べた記念弁当をおすすめしたのですが・・・どうやら私が購入した後のお昼のピークでお弁当は一気に売れてしまったようで、残念ながらすでにsold out (ノO`)アチャー。こんなことなら、前乗りした私がもっと気を利かせて、人数分を購入しておけばよかったですね・・・。弁当の代わりに焼そばを購入する画伯の寂しげな背中を見て、ちょっぴり反省 (_ _ ;)スンマソン…。食事後はメンバーで場内めぐりです。

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メンバー合流時間の13時に
ちょうど車体吊り上げの実演が行われました。
使用されたのは先ほどの、
「ローレル賞」マーク付き6020号。
宙に浮く鉄道車両の姿に、ギャラリーから歓声が起こります。
w(゚0゚*)w オォー!

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こちらは6000系の台車。
車輪が新しいものに取り換えられています。
でも、これを眺めていたhanamura師匠によると、
「東武の車庫で見学したときは、車輪を取り換えるだけでなく、
台枠もキレイに塗装し直していたっけなぁ・・・σ(゚・゚*)ンー」と。
そんな師匠は「東武LOVE♡」。

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地下鉄のイベントなのに、バイクが展示してあります。
私一人だとスルーしてしまいがちな、
こういうところで足を止めるのも、師匠や画伯らしい。
ちなみにこれは、
災害発生時の現場状況をいち早く確認するため、
本社や車両基地に配備された緊急用のバイクで、
資料によると東京メトロ本社に4台、
中野と綾瀬の車両基地にそれぞれ3台、
深川と鷺沼の車両基地に2台が配備されているとのこと。
( ̄。 ̄)ヘー

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これは都内にある自動車教習所の協力で行われた、
クルマのシートベルト横転体験。
シートベルトをして乗り込んだカゴが、
外部からぐわんぐわん揺すぶられるという、
ちょっぴり絶叫アトラクション的なシミュレータです。
グルグル‹‹\(´ω` )/››‹‹\(  ´)/››‹‹\( ´ω`)/››グルグル
画伯はすごくやりたそうでしたが、混雑と時間切れで断念・・・。

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会場内ではこんなゆるキャラにも遭遇!!
ユルキャラ、イタ━━━━(´∀`)━━━━ッ!!
先ほどのお弁当同様、
銀座線をモチーフにした「ぎんちゃん」(左)と、
丸ノ内線をモチーフにした「まるちゃん」で、
この二体は「地下鉄博物館」のPRキャラクターです。
まるちゃんのオデコには、
丸ノ内線の車両にデザインされている、
サインウェーブが・・・(笑)。

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そして車両展示コーナーへとやってきました。
並べられた三形式を写す師匠 【◎】]ω・´)パチッ!。
「なで肩同好会」は、やっぱりカバンをたすき掛け(笑)

車両本体にしか目がいかない私に対して、やはりこのメンバーがそろうと、台車やパンタグラフ、さらには緊急出動用のバイクなど、細かい展示物ひとつひとつにまで気がまわります (・o・*)ホホゥ。それらをじっくりと眺めてから、最奥の車両展示コーナーへと到達。先述してきたように、私はもう午前中にさんざん展示車両の撮影をしてきたので、ここでは余裕のヨっちゃんイカです フフン(*´з`*)~♪。頼まれもしないのに展示されている車両をクドクド説明する、ちょっとウザいヤツになっていたかもしれません ベラベラ (* ̄▽)<<< (゚Д゚#)ウゼェェェ。そんな余裕をぶっこいていた私でしたが、メイン展示に続いて脇に留置されている6000系の方へ案内してきたところ、その様子を見て表情が一変 (゚∇゚ ;)エッ!?。

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朝にも撮った6000系の三本並びですが、
メンバーとともに再び訪れてみると・・・
先程とは行先表示が変更されていました!

急行 綾瀬! 準急 取手!! 急行 柏!!!
なんと、午前中とは表示されていた行先が変えられていて、通常の営業運転では見られない珍しい行先表示、通称「レア幕」のオンパレードではありませんか!!Σ(゚□゚(゚□゚*)ナ、ナニーッ!! これにはクールダウンして抑えていた私の「千代田線熱」が再燃!(炎◇炎)メラメラ! しかもこのレア幕の数々は私のみならず、嬉しいことに師匠や画伯にもその貴重さが解っていただけていたのです。それはなぜかというと・・・実は前日に行われた「CLAP SHOT」イベントで、一人一品お宝持ち寄りトークと言う企画があり、私がそこへ持ち込んだものこそが、かつて千代田線6000系で使用されていた、行先を示す「方向幕」でした。

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前日の「CLAP SHOT」で公開した、私のお宝(笑)
表示器のLED化に伴いお役御免となった、
旧式の行先方向幕です。

もちろんこれはまったくの偶然というわけではなく、前日の時点でこの綾瀬の車両基地公開へ行くことが決まっていた画伯や師匠へ予習(?)として見せるため、数ある方向幕コレクションの中から千代田線6000系のものを選んで持っていったのですが (´ι _` )アホカ…、まさか会場でも実際にレア幕が見られるとは思ってもみませんでした。というのも、例年の車両展示ではオーソドックスな行先表示で固定されることが多く、レア幕はあまり期待していなかったのです。今年も06系などのメイン展示は終日「綾瀬」表示のままでしたし。この6000系の並びも午前中は「多摩急行 唐木田」や「代々木上原」など、比較的オーソドックスなものでした。ところがここにきてまさかのレア幕表示・・・これに「千代田線LOVER」のテンションが上がらないワケがありません(ちなみに上写真の6000系レア幕のうち、右二つの「準急 取手」「急行 柏」は現在の通常時では設定のない行先ですが、左の「急行 綾瀬」は実際に平日朝の二本だけ、小田急線からの直通運用で設定があります。ただし、この表示を出している6101Fは小田急線へ乗り入れることができない特殊編成なので、これはかなり貴重なシーンと言えるのです)。

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別角度からもう一枚。
こちらの6124F(右)が掲出したのは「準急 本厚木」。
かつてはオーソドックスな行先表示でしたが、
唐木田行きの「多摩急行」が設定されてからは、
レアな行先となってしまいました。
なので、当時を知るものとしてはちょっと懐かしい表示。
(*´ω`*)ナツカシス
ちなみに、現在でも平日朝に二本だけ千代田線からの
直通準急・本厚木行きはありますが、小田急車の運用で
基本的に使用されるのは小田急4000形です。

「ローレル賞」マーク、「非常用貫通扉」御開帳、そして「レア幕」のオンパレード・・・と、ついに持って行ったデジイチ用のCFカードをすべて使い切るまで、写真を撮りまくってしまいました パシャ!バシャ!【◎】]ω・´)パシャ!バシャ!。なので、ここからは予備機のコンデジで撮った写真になります。ここまででも、もうじゅうぶんにおなかいっぱい、胸いっぱいなのですが、最後にもうひとつ、我々には大きなイベントが残されていました。そう、それは申し込んで当選したsonic画伯ご本人が、もっとも楽しみにしていた「車両洗浄乗車体験」です(ちなみに上写真の「準急 本厚木」カットは、洗浄線体験者のみが通れる通路から撮影したもので、私的にも超ラッキー! (o ̄∇ ̄o)ラキー♪)。

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洗浄線体験に使用されるのは、支線用の05系。
何気にコイツも「北綾瀬」のレア幕表示です (゚∀゚)オッ!
(通常は行きしなに撮影した「綾瀬⇔北綾瀬」表示)

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車内へ乗り込むと、横には「MSE」の姿が。
思わず窓を開けて撮影しちゃいましたが、
洗浄線体験の車両で窓を開けることは厳禁です。
もし開けたまま洗浄機を通過したら・・・
|!l|il|(′∀`;)il|!i;i|ビッチョビチョダネ

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小さいお友達とともに、
画伯はしっかりとベストポジションをキープ (`・ω・´)-3フンス!
(もちろん、カバンはたすき掛けが基本w)。
ただしここは先頭ではなく最後部です。
やはり先頭かぶりつきは超カオスでした・・・。

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いっぽう、師匠は側窓から洗浄線体験を記録中。
大きなブラシが窓の外に迫ります。

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洗浄機の通過はほんの一瞬でしたが、
往復で二度の体験ができて
存分に満喫することができました。

洗浄線の体験乗車は洗浄機自体の通過はもちろんのこと、ふだんは絶対に乗ることができない、車庫の構内を列車で移動するところにも楽しみがあります (゚∀゚*)オオッ!。後ろの車掌室越しにかぶりついて洗浄機を通過したり、側窓から隣の留置車両などを眺めていたりしたら、あっという間に体験乗車は終了してしまいました。私としてはとても楽しかった体験乗車だったのですが、画伯はちょっぴり物足りない様子 (゚ペ)ウーン…。その理由は「体験車両にゆるキャラが乗ってこなかった・・・(・ε・`)チェ」とのこと。もともとそんな予定は無いのですが、画伯のアタマのなかには前回の三鷹で洗浄線体験にサプライズで乗ってきた「モモずきん」のことが印象深く残っていたようです (´∀`;)ナルヘソ。でも、体験車両には乗ってこなかったものの、そんな画伯の願いが通じたのか、最後の最後にこのコたちが我々を出場門でお見送りしてくれました (゚∀゚)オッ!。

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最後にお見送りしてくれたのは
東京メトロのゆるキャラ(?)、タヌキの「メトポン一家」

ユルキャラ、イタ━━━━(´∀`)━━━━ッ!
!
私は昨年の同イベントで、
子どもの「ポン太」には遭遇しましたが、
今年は一家そろってお会いできました(笑)

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ちなみに「メトポン一家」は、こんなところで活躍中です。

これで今年の「メトロ ファミリーパーク in ASYASE」の見学は終了です。毎年のように通い続けた同イベントですが、今年はとくに内容が濃く、例年以上に楽しむことができたように思います。それは念願の6000系非常階段を見ることができたということもあるけれど、やっぱりこういうイベントは一人で訪れるよりも同行者がいることで、いっそう盛り上がるものですね。あらためて、今回のイベントに見事当選してくれたsonic画伯、ありがとう! この日ご一緒した皆様、楽しい一日をありがとう!そして、よく解らないままに非常扉御開帳の感動を分かち合ってくれて、ありがとう! 鉄運万歳!! (゚∀゚)アヒャ☆ 今回の記事は書くのにえらい時間がかかった気がするけれど、でも、書いていて楽しかったな。やっぱり私は「千代田線LOVER♡」(笑)。

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今年は参加者に「ハートM」マークの入った、
エコバック(中央)が配られました。
私としては千代田線グリーンなのがまた嬉しい(^^)
そのほか「ぎんちゃん&まるちゃん」の自己紹介カードもゲット。
右上の「鉄道むすめ」のイラストは、
「東武LOVE♡」のhanamura師匠からいただいた、
東武むすめ「鬼怒川みやび」ポストカードです。

ところで、閉場とともに綾瀬車両基地を後にした我々。私はもうすっかりブロガーオフモードで、記録を残しませんでしたが、実はこんなところへと流れてゆきました。続きはこちらへ・・・(非鉄の内容ですが、興味のある方は矢印をクリック!)

 

☆オマケ☆

苦節ウン十年!?ようやく念願の6000系の非常扉御開帳を見ることができた今年ですが、過去に幾度となく私が訪れた綾瀬車両基地公開のなかから、今回はこんなカットをご紹介したいと思います。1993年、今から21年前の綾瀬車両基地公開。まだ東京メトロ(東京地下鉄)の前身である、営団地下鉄(帝都高速度交通営団)時代です。この時のメインは、デビューしたばかりの06系と、その兄弟車07系でした。

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デビュー当時のお披露目で、
ピッカピカの千代田線用06系(左)と有楽町線用07系。
本文のキャプションにも書きましたが、
06系はその後増備されることなく一編成のみの存在にとどまり、
07系は一次車・二次車合わせて6編成が製造。
当初は有楽町線用として配置され、
写真のような黄色い帯をまいていた07系ですが、
現在は青い帯に変更されて、活躍の場を東西線に移しています。
▲93.2 営団地下鉄 綾瀬検車区(当時)

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こちらはお馴染みの6000系(左)と支線用の5000系。
この6000系6111Fは2012年に廃車となり、
インドネシアへ譲渡されました。
おそらく今でも南国の地で活躍を続けていることでしょう。
支線用の5000系、今回展示された編成とは異なり、
この頃は千代田線生え抜きのステンレス車でした。

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さらに奥の方にはこんな車両の姿も。
有楽町線用の7000系(左)と東西線用の5000系です。
有楽町線と千代田線は路線同士が連絡線(短絡線)で繋がっており、
7000系の整備も綾瀬で行われていたため、
ここにいるのもそれほど不思議なことではないのですが、
千代田線と直接繋がっていない東西線の5000系がいたのには、
ちょっとビックリでした。
時期的に冷房化工事のための入場ではないかと思われますが、
そのためにわざわざJR線を甲種輸送してきたのでしょうか?