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中央本線・・・「キッズばんえつ物語号」撮影記 [鉄道写真撮影記]

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2014.11.15
中央本線
晩秋の中央線を走る、イベント列車!
 「キッズばんえつ物語号」撮影記
 
  

秋が深まり、紅葉前線も都心部まで到達してきました (○´ー`○)アキフカシ…。この時期になると私には、とあるひとつの「仕事」が課せられます。それは何を隠そう「柿の実」の収穫 (゚ー゚*)カキ?。というのも、千葉(柏)にある実家の庭には一本の立派な柿の木があって、それが毎年のようにたわわな実を成らすのです ( ̄△ ̄ )ハア。しかし今の実家には年老いた両親が二人暮らし。とても木に登って実を穫ることなどできません。そこで私の出番となるワケ。今秋もその収穫期を迎えました ( ̄‐ ̄〃)フーン。でも実を言うと、この収穫祭(?)が毎年悩みどころで、ウマい具合に熟れた柿の実の穫り時は、ちょうど関東近郊の紅葉がピークを迎える時期と重なります。しかも今年は「秋の山梨プレミアムキャンペーン」なるものが行なわれていて、なんと中央線に「ぷれみあむな列車(?)」が特別運転されるとのこと (゚∀゚*)オオッ!。これはぜひとも紅葉の山を絡めて撮りに行きたいところです (・∀・)イイネ ・・・が、かといって、収穫の方も放ってはおけない (゚ペ)ウーン…。(写真を)撮りに行くか、(柿を)穫りに行くか テツ?(゚Д゚≡゚Д゚)カキ?、迷った末に私は無理矢理その二つを一日で両立させることにしました (゚∀゚)アヒャ☆。つまり、山梨で「ぷれみあむな列車」を撮ってから 【◎】]ω・´)パチッ!、すぐに千葉へ向かって バビューン!!-=≡Σ(((⊃゚Д゚)つ、実家で柿を収穫するのです シューカク(*´ω`)つ◯" 。山梨と千葉、一見すると簡単そうな掛け持ちですが、お目当てとなる列車の通過時刻や、日没までに収穫の方も終わらせなくてはならないことを考えると、なんとも慌ただしい一日となりました (ちなみに、昨年の収穫祭は第一回目の「CLAP SHOT」イベントと重なり、それで私は途中までの参加とさせていただいたのでした。今年は重ならなくて、ヨカッタ (^^;)ゞポリポリ)


11月15日(土)

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朝の八王子に入線してきた甲府行き普通列車。
車両は貴重になりつつある、長野の115系でした (゚∀゚)オッ!。
▲中央本線 八王子

秋晴れに恵まれて、絶好のおでかけ日和となった週末。8時過ぎに八王子を出た甲府行きの中央線下り527M列車は、ハイキングや登山へ向かうと思われる方々でかなり混雑しています。この列車に私が珍しく八王子から乗り込んだのは単なる勘違いによるもので、私はてっきりこの列車を高尾始発だとばかり思っていたところ、八王子のひとつ手前である豊田で待機しているのを目撃し ∑(・o・;) アッ。あわてて次の八王子で東京方面から乗り継いだのです ε=┌(;゚д゚)┘ノリカエ!。おかげで無事に座席を確保。もし高尾で同列車に乗り換えていたら、座れないところでした (*´∇`)-3 ホッ。ちなみに豊田始発の甲府方面行きって、この527M列車のみのレアな設定らしい。そんな普通列車に揺られて、私は一路中央線を西へと向かいます。

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車窓から眺める、秋色の山々。
紅葉はちょうどいい色付き具合・・・か? σ(゚・゚*)ドーダロ…
▲中央本線 初狩-笹子(車窓から)

今回のターゲットとなる「ぷれみあむな列車」とは、もともと磐越西線のSL列車「ばんえつ物語」号に使用されている展望室付き12系客車(略して「ばん物客車」)のことで、SL(C57 180)が定期検査を受けている今シーズンに限り同列車を運休とし、客車のみが他路線へと貸し出されて、出張興行しているのです (・o・*)ホホゥ。そのうちのひとつが、このたび中央線で運転されることとなった、快速「My Premium 山梨号 (甲府~小淵沢)」。正式に言うと、今回撮影するのはその送り込みを兼ねた、団体列車の「キッズばんえつ物語号 (立川→甲府)」なのですが、いずれにせよ「ばん物客車」が中央線を走るのは珍しく(今回が初入線?)、撮影にも気合いが入ります (`・ω・´)-3フンス!。本来はこのあとの予定(柿穫りね)を考えると、なるべく近場の撮影地を選ぶべきなのですが、できるだけ紅葉が鮮やかに色付いているところがいいな・・・σ(゚・゚*)ンー… などと考えながら列車に乗り続けていたら、私は大月の先にある甲斐大和までやってきてしまいました。

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私が下車したのは、甲斐大和。
この駅の手前にある長大な笹子トンネルを超えると、
車窓から眺めていた紅葉の色づきが変わったように感じました。
▲中央本線 甲斐大和

八王子0809-(中央527M)-甲斐大和0927

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甲斐大和は開業時から近年まで
初鹿野(はじかの)という駅名でしたが、
93年に現駅名に改称されました。
▲中央本線 甲斐大和

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甲斐大和の駅前に立つのは、
武田家最後の将である武田勝頼の像。
織田・徳川連合軍との戦いにおいて、
追われた勝頼一族はこの地(天目山)で自害したことから、
甲斐大和は「武田家終えんの郷」とされています (・o・*)ホホゥ。

目指すのは甲斐大和の駅から西へ20分ほど歩いたところにある高台で ε=ε=ε=┌(*・_・)┘テクテク、山裾を走る中央線の列車が俯瞰撮影できる、スケールの大きな撮影ポイントです。私はここへ今年のGWにも臨時の189系「あずさ」を撮影しに訪れており、その時に隣り合わせた同業者さんが「ここは新緑もいいけれど、秋の紅葉がキレイだよ」と話されていたのを思い出して、今回の撮影地に選んでみました (・o・*)ホホゥ。はたして木々の色づき具合は、どんなもんでしょうか。息を切らせながら丘の上へと登ると、そこに広がっていたのはこんな景色 (「゚ー゚)ドレドレ。

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紅葉で色づいた山の麓を、
貨物列車がゆっくりと走り抜けてゆきました。
撮影の一発目が貨物だなんて、
貨物オンチの私にとってはサプライズ(笑)
いい加減、よく行く中央東線の貨物ダイヤくらい、
把握しておくべきですよね・・・(^^;)
▲中央本線 甲斐大和-勝沼ぶどう郷

おっ!なかなかいい感じの紅葉じゃないですか w(゚0゚*)w オォー!。まだちょっと色づきのピークには早いかなとは思うものの、これでもじゅうぶんに鮮やかでキレイです。何といっても、滅多に中央線を走らない「ばん物客車」をこのロケーションで撮れるのですから、あともう一週間遅ければ・・・なんて、贅沢は言いません (´∀`;)イッテンジャン。流れ雲が少し気になるけれど、快晴で絶好のコンディションです キモチ(・∀・)イイッ!。

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ためしに今度はアングルをタテ位置にしてみました。
列車はこのほうが目立つかと思いましたが、
やはり紅葉の山を大きく入れたいので、
個人的にはオーソドックスなヨコ位置の方が好みです。
やってきたのは、211系の普通列車 ( ̄△ ̄*)ニゲゲカ…。

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ちなみに以前にも書きましたが、
ここは上下線のセパレート区間なので、
定番アングルでは下り線を行く列車しか撮れません。
上り列車は、かろうじて駅付近をゆく姿が臨める程度。
E257系の「あずさ」が通過してゆくのが見えました。
▲中央本線 甲斐大和-勝沼ぶどう郷(後追い)

ところで中央線の撮影と言えば、本命の「ばん物客車」以外にも、この機会に撮っておきたい・・・いや、撮っておかなくてはならない車両があります。それはここへ来る時にも乗ってきた、お馴染みの115系。もうこのブログでは中央線を撮影する度に何度も取り上げてきましたが、従来の普通列車に使用されてきた115系は現在、後継となる211系への置き換えが進んでいて、徐々にその数を減らしています。正式な置き換え完了時期(つまり115系の完全撤退)など私には判りませんが、ファンの間では中央線の紅葉と組み合わせられるのは今年で最後か?なんてウワサも・・・(゚ペ)ウーン…。なので「ばん物客車」のついでに、できれば115系も精力的に撮っておきたいところです。しかし、私がここで撮影を始めてから一時間のあいだに通過した下りの普通列車は、二本(531M・437M)続けて211系でした (・ε・`)チェ。やはり確実に115系が減っていることを実感させられます。このあとの私の予定を考えると「ばん物客車」以降の延長撮影はキビシく、それまでに撮れる普通列車はあと二本(533M・535M)。そのうちの一本(535M)は豊田車の運用なので確実にスカ色の115系がやってきますが、できれば紅葉バックで長野色の方も撮りたい σ(・∀・`。)トリタイ。そう考えると、長野車の運用である次の533M列車がラストチャンスになります。はたして今度こそ、文字通り三度目の正直になるのかというと・・・八(゚- ゚)オネガイ…

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山裾に現れたのは、お待ちかねの長野色115系。
白を貴重としたボディカラーが秋景色に映えます。
紅葉と115系の組み合わせを中央線で見られるのは
ホントに今シーズンがラストとなってしまうのでしょうか?
▲中央本線 甲斐大和-勝沼ぶどう郷

ナガノショクゲゲゴ、キタ━━━ヽ(゚∀゚)ノ━━━ッ!!
このあたりの普通列車は30分に一本程度の運転間隔ですから、待つこと一時間半。ようやく115系が一本やってきてくれました (゚ノ∀`゚)ヨカッタヨ。それにしても115系で「キタ━━━(゚∀゚)━━━ッ!」を使うようになるなんて・・・半年前まではこの電車が来ることがあたりまえだったんですけれどね (^皿^;)ゞポリポリ。そろそろ、ちゃんと当日の運用を調べてこなくては、捕まえられなくなるかも知れません(って、もうすでにその段階かも・・・ )。続いて、次の535M列車は先述した運用通りに・・・(゚∀゚)オッ!

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今度は、国鉄時代からの伝統色である「スカ色」を纏った115系。
「スカ色」とは横須賀色の略で、
もともとこの紺色とクリームは三浦半島を走る横須賀線の
海と砂浜をイメージしたカラーリングなのですが、
同線を走っていた車両(70系)の転出などによって各地に広まり、
海が無く山沿いを走る中央線のスカ色電車は
ファンから「山スカ」の愛称で呼ばれています。

山スカ、キタ━━━ヽ(゚∀゚)ノ━━━ッ!!
う~ん、やっぱり昔ながらの国鉄色は落ち着きがあっていいなぁ・・・+。:.(´ω`)シミジミ.:。+゚。211系による115系の置き換えは現在、長野車を優先的に進められていますが、豊田車持ちの運用範囲である富士急線などでも211系の試運転が始まっているようで、ひょっとすると豊田の「山スカ」も予断を許さない状況なのかもしれませんね (゚ペ)ウーン…。

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そろそろ本命の通過時刻なのですが・・・
ちょっと雲が増えてきた? ( ̄△ ̄ ;)エ…

さて、無事に二色の115系を撮ることができ、あとは本命である「ばん物客車」こと「キッズばんえつ物語号」の通過を待つだけとなりました。最初に撮った貨物列車の頃に比べると、上空にはだいぶ流れ雲が多くなってきて、ちょっとヒヤッとさせられましたが、幸いにも太陽を隠すことは無さそうです ε-(´∀`; )ホッ。高台から見下ろす集落に正午を知らせるチャイムが鳴らされてからしばし、やがて遠くからロクヨン(EF64)のブロア音が響いてきました ε-(°ω°*)キタッ!。ちなみに今回は予想外のSL牽引などということは無く、先頭に立つのは間違いなくロクヨンです(笑)

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紅葉に彩られた晩秋の中央線を優雅に進む、
シックな色合いの「ばんえつ物語」用12系客車。
その牽引を担当したのは同系色のEF64 1001で、
整った編成が美しい。

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タテ位置にして後方も一枚。
大きな窓が特徴の展望車から、
乗客は車窓に流れゆく秋色の風景を満喫したことでしょう。
(実は37号機とのPPだと勘違いしていたのは、
ここだけのハナシ ^^;)

紅葉の山をゆく「ばん物」が撮れました~!ヽ(´▽`*)ノ ワ~イ ♪
車両の色が茶色っぽいので、ひょっとしたらあまり目立たないのではないかとの心配もありましたが、きれいな日の光に照らされたことで、しっかりとその存在感をアピール。見事に紅葉の山とマッチしてくれました ヨカッタ(*⌒∇⌒*)ヨカッタ。それにしても、ネタガマ(特別な機関車)が牽く展望車付きの客車列車は、まるで90年代に多く活躍していた「ジョイフルトレイン」を思い起こさせるようで、個人的にはちょっぴりジョイトレブーム時代の懐かしさも感じることができました (´ω`)ナツカシス (遠目に見る「ばん物客車」は、ちょっと晩年の「タカB(高崎のお座敷客車「くつろぎ」)」っぽく見えた)。

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「ばん物客車」の5分続行に普通列車があったので、
115系を期待して待ってみましたが・・・
やってきたのはやっぱり211系でした。。。
ゲゲゴ、コネ━━━━('A`)━━━━…

続行の普通列車まで撮って、撮影は終了です。実家の柿穫りという先約が入っているなか、撮影に行こうかどうか直前まで迷っていた「ばん物客車」による「キッズばんえつ物語号」ですが、この時期らしい紅葉した山との組み合わせをどうしても撮りたくて、さらには晴天という好条件も後押しとなり、撮影を敢行 ε≡≡≡(((*゚∇゚)イッチャエ!。結果的に思い描いていたような画を撮る事ができて大満足です *:・キテ(゚ノ∀`゚)゚ヨカッタ・:*:・。さらに今シーズンが最後かも?と言われる、115系と紅葉の組み合わせもいい収穫となりました。スケジュール的にはちょっと慌ただしいけれど、気分的にはこれでスッキリと柿の「収穫祭」へと向かうことができるというものです。山梨の甲斐大和から千葉の柏まで、四本もの普通列車を乗り継いで所要時間は二時間半。スマホの路線検索によると到着予定時刻は15時32分となっており、これならば日没までにすべての柿を穫り終えられる・・・かな?(笑)ε=ε=ε=┌(; ̄▽ ̄)┘イソゲッ!

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撮影地から急いで甲斐大和駅へ戻ると、
乗車列車はすでに入線していて、特急の通過を退避。
撮影地では一本しか撮れなかった長野色115ですが、
乗車の方は行きも帰りも当たりました。
嬉しいやら悲しいやら・・・(^^;)
▲中央本線 甲斐大和

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高尾で右の115系から、左のE233系快速電車へ
中央線同士の乗り継ぎです。ε=┌(;゚д゚)┘ノリカエ!
▲中央本線 高尾

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今度は西国分寺で中央線から武蔵野線へ乗り換え。
ε=┌(;゚д゚)┘ノリカエ!!
中央線と同じオレンジ色の帯ですが、
武蔵野線の電車は205系です。
でも、行先が中央線と同じ「東京」で、
誤乗する一般客はいないのかな・・・?σ(゚・゚*)ンー…
ちなみに西国分寺から東京まで、
中央線での所要時間は乗り換えなしの快速で約45分ですが、
東京の外周をぐるっと回る武蔵野線だと約1時間40分で、
一時間近くも多くもかかります (^^;)
▲武蔵野線 西国分寺

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最後に新松戸で武蔵野線から常磐(緩行)線へ乗り換え。
ε=┌(;゚д゚)┘ノリカエ!!!
入ってきた下りの我孫子行き電車は、
地下鉄千代田線から直通してきた東京メトロ6000系。
この6131Fは1985年に製造された第五次量産車で・・・
;'.・(゚ε゚(O三(゚Д゚#)モウイイワ!
▲常磐線 新松戸

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ようやくたどり着いた実家最寄りの南柏。(・ω・)トウチャコ!
何の変哲も無い、東京郊外のベッドタウン駅です。
▲常磐線 南柏

甲斐大和1255-(中央548M)-高尾1349~1400-(1484T)-西国分寺1421~1425-(武蔵野1451E)-新松戸1523~1527-(常磐1339S)-南柏1532

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そして、実家の庭で柿を収穫~♪
ホーサク♪ ホーサク♪ OOO⊂(*´∀`)つ◯"
撮影の成果に続き、こちらの方も豊作で、
今年も甘い柿がたっくさん穫れました!
全部で100個くらいあったかな?
(´w`*)ドツカレサン



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