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水戸線・両毛線・・・「足利大藤まつり号」 撮影記 [鉄道写真撮影記]

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2015.05.02 水戸線両毛線
GWの北関東に”四つ目”がとおる!
485系「足利大藤まつり号」 撮影
 
  

今年の大型連休(GW)は、近場の関東近郊でまったりと過ごしていました (´ー`)マターリ。遠出をしなかった理由は前記事(ONE-shot)でも触れたように、GW前の仕事が例年よりもちょっと慌ただしくて、事前に旅行の計画を立てそびれてしまったということもあるのですが "o(-"-;*) ウゥム…、実は今年のGWに設定された数多くの臨時列車のなかで、個人的にもっとも撮りたいと注目した列車が関東近郊で運転されることも、遠出をしなかった理由の一つでもあります ( ̄。 ̄)ヘー。魅力的な列車が近場で走るのならば、何も遠出することは無いか・・・といったところ σ(゚ー゚*)アンキンタン?。そんな私が撮りたいと思う魅力的な列車とは、福島のいわきから、常磐線、水戸線、両毛(りょうもう)線を経由して、群馬の桐生(きりゅう)まで、GW中の土休日に一日一往復運転される臨時の快速列車「足利大藤まつり号」です (・o・*)ホホゥ。この列車はその名の通り、ちょうどGWに見ごろを迎える藤の花の名所、「あしかがフラワーパーク(栃木県足利市)」への観光客輸送を目的として設定されたものですが、撮り鉄的に注目すべきはその使用車種。ここ数年の同列車にはE653系(勝田車・元「フレッシュひたち」用車両)が使われていて、さほどファンの注目度は高くなかったのですが、なんと今年の運転には新潟の国鉄特急色485系・T18編成が大抜擢! w(゚0゚*)w オォー!!  水戸線や両毛線に国鉄色485系が入線するのはとても珍しく、国鉄型ファンの私としては見逃せません ε-(°ω°*)ムフーッ!。しかも、このT18編成はもともと信越本線や北陸本線で主に活躍していた編成なのですが、北陸新幹線の開業により特急「北越」や快速「くびき野」が廃止となった現在では運転機会が激減 (・ω・`)シンパイ… 。ひょっとすると私にとって今回が同編成を撮る最後の機会となってしまうかもしれず、これはキッチリと記録しておきたいところです (`・ω・´)-3フンス!。というわけで、連休中の天気予報でもっとも安定した空模様が見込まれていた5月2日の土曜日、私は485系「足利大藤まつり号」の撮影に北関東へと向かいました (/*´∀`)o レッツラゴー♪。


5月2日(土)

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赤羽から宇都宮線(東北線)の普通列車へ乗車。
上野東京ライン経由の宇都宮線・・・
もう関東近郊では正式な東北本線という名称が
あまり聞かれなくなりました。
▲東北本線 赤羽

予報通りの晴天となった当日、都内の赤羽から宇都宮線の下り列車へ乗って北上します。先述したように、常磐線、水戸線、両毛線を経由し、茨城、栃木、群馬の北関東三県を大回りするようなルートの「大藤まつり号」。それをどこで捉えるかですが、常磐線での撮影も485系時代の特急「ひたち」を彷彿とさせて魅力的ではあるものの、できれば今回は485系の入線が珍しい水戸線か両毛線の沿線で撮りたいところ σ(゚・゚*)ンー。両線とも個人的にはそれほど馴染み深いわけではなく、沿線の撮影地もあまり知らないのですが、以前に水戸線へ乗った際に通過した結城付近の鉄橋が車窓から見ていて撮りやすそうだと感じたので オッ!(゚∀゚*)イイジャン!、とりあえずそこを目指してみることにしました。

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小山で宇都宮線から水戸線へ乗り換えます。
ε=┌(;゚д゚)┘ノリカエ!
水戸線ホームに待機していたのは交直両用車の415系。
水戸線にはこの小山と次駅の小田林の間に、
直流と交流の電流が切り替わるポイント、
いわゆるデッドセクション(死電区間)があります。
▲東北本線 小山

水戸線は東北本線の小山(おやま)から、結城(ゆうき)、下館(しもだて)、笠間を経て、常磐線の友部(ともべ)までを結ぶ、全長50.2キロの電化幹線 (・o・*)ホホゥ 。友部は常磐線で水戸の三つほど手前(上り方)に位置する駅で、水戸線と言う線名を名乗りながらも路線自体は水戸へと到達していないのですが (゚ー゚?)オヨ?、もともと水戸線の前身である水戸鉄道は1889年に小山と水戸の間で開業し、その名の通り水戸へ初めて到達した鉄道路線でした。しかしその後、東京方からの常磐線が友部まで延伸された際に友部~水戸は常磐線に編入され、小山~友部がそのまま定着していた水戸線の名で残ったというわけ。ちなみに現在でも常磐線に直通して水戸まで行く運用は多く存在し、形態的には水戸線の名で正しいのかもしれません ( ̄。 ̄)ヘー。そんな水戸線へ都内からアプローチするには、小山側の宇都宮線と友部側の常磐線の選択肢があるのですが、今回の目的地である鉄橋は小山寄りにあるので宇都宮線を経由してきました。小山で水戸線へ乗り換えて下り列車に乗ること15分、その鉄橋を渡ってすぐのところにある川島で私は下車 (・ω・)トウチャコ。

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茨城県筑西市伊佐山にある川島駅。
同駅の歴史年表によると
1889年に地域名の「稲佐山」と言う駅で開業するも、
わずか一ヶ月後に現駅名の「川島」に改称されています。
このひと月でいったい何があったのでしょう・・・σ(゚・゚*)ンー
▲水戸線 川島

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そんな川島駅の北側には、
セメント工場の貨物専用線跡が残っていました。
同駅を発着していた貨物列車は97年に廃止。
▲水戸線 川島

赤羽0726-(東北1534E)-小山0832~0849-(水戸737M)-川島0903

川島は住宅街にある何の変哲もない郊外型の小駅ですが、駅前には数件の宿屋やビジネスホテルが目につきます σ(゚・゚*)ンー。はじめはこれから私が訪れる川での釣り客などが利用するのかとも思ったのですが、このあたりには大きな工場が点在しているので、そちらのビジネス需要が高そう ( ̄。 ̄)ヘー。そんな街の様子を眺めながら駅前の道を西の方向へ歩みを進めると、迷うことなくすぐに川を跨ぐ鉄橋が見えてきました (゚∀゚)オッ!。ここを流れる川は上流に温泉があることで有名な鬼怒川(きぬがわ)です。

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川島駅から歩くこと10分ほどで鬼怒川に出ました。
ちなみに駅は写真の右方向(東側)にあり、
手前の河原へはものの数分ほどで到達できますが、
対岸へ渡るには南側に架かる道路橋を渡らなくてはなりません。

この鬼怒川に架かる水戸線の鉄橋(鬼怒川橋梁)はトラスの無いスッキリとしたプレートガーダー橋で、橋の長さにくわえて橋脚の高さもあり、なかなかいい画になりそうです (・∀・)イイネ。こんなお立ち台的な撮影地ですから、さぞかし多くの同業者がいらっしゃるものだと思っていたのですが、実際はパラパラと目に付く程度 σ(゚ー゚*)アリ?。連休初日(5/2)の今日は中央線で国鉄型の189系が臨時の特急「あずさ」や「かいじ」で多く運転されるので(いわゆる「あずさまつり」)、みんなそっちに流れたのかな? 実は私も当初、2日は「あずさ」の撮影へ行き、「大藤まつり」は別日にしようかとも考えていたのですが、事前の天気予報ではこの2日だけがまったく雲印のないド快晴予報だったので、いちばん撮りたい「大藤まつり」の方をこの日に充てました。まあ、中央線の「あずさまつり」は去年のGWに参戦しているし・・・σ(・∀・`)マ、イッカ(GU色のM52「あずさ」は撮りたかったけれど・・・^^;)。予報通りに雲ひとつない青空が広がる鬼怒川のほとりで、さっそくカメラを構えます。

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轟音を立てて長い鉄橋を渡るのは、
E531系の普通列車。
現在の水戸線では415系、E501系、E531系の
三車種が使用されています。
できれば415系かE501系を撮りたかったところですが、
待ち時間内に通過した三本の普通列車は
いずれもE531系でした。
▲水戸線 川島-東結城

まずはE531系の普通列車で試し撮り 【◎】]ω・´)パチッ!。南側から見ているので光線状態は良好です。このあたりの鬼怒川は流れが穏やかなので、クッキリとはいかなくとも多少は川面に列車の姿がもわもわっと映り込み (゚ー゚*)モワモワッ?、それがなかなか面白いアートをしているのでアングルに川面を大きく入れてみました。ちなみにこのようなアングルを見ると、以前の多摩川の時と同様にまた素足で川のなかへ入ったな・・・と思われるかもしれませんが ヽ(´∀`;)ハイッタネ 、流れは穏やかでもここは水深がかなりあり、場所によっては首くらいまで浸かってしまいそうなので (*´・д・)ハイレナイヨ…、実際は川岸から突き出た消波ブロックの上から撮っています。

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撮影しているのはこんなところ。
消波ブロックの上から
手前の岸が入らないようにして撮っています。

近くで釣りをしていた同い年くらいのおにーさんに「何が釣れるの? ヽ(゚ω゚*)ツレル?」と訊くと、ヘラブナやコイだとのこと。今度は逆に「何が来るの? (*´ω`)ノ ナニ?」と訊かれたので、とりあえず485系を「むかしの特急列車」と答えたのですが、たぶん理解していないですよね。お互いに興味があるのかないのか、そんなたわいのないやり取りをしつつ待っていると、やがて鉄橋上にその「むかしの特急列車」が現れました (゚∀゚*)キタッ!。

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川面にその姿を映して、
青空に架かる鉄橋を渡りゆく、
国鉄特急色485系の「足利大藤まつり号」。

鬼怒川鉄橋でヨンパーゴが撮れました~!ヽ(´▽`*)ノ ワ~イ♪
空抜けの485系、やっぱり国鉄特急色は青空によく映えますね 。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。このシーンが水戸線らしいかと言われれば微妙なところではあるのですが、いいロケーションであってもなかなか撮るネタのなかったこの鬼怒川橋梁で、485系が撮れただけで個人的には満足。川面の揺らぎが先ほどの普通列車よりも治まった感じで、何となく485系っぽく映ってくれたのはラッキーでした (´¬`)ラキー♪。これで「大藤まつり号」の往路撮影は終了です。撮影後、釣りをしながら列車を眺めていたおにーさんに「むかし見たことない?ヽ(゚∀゚*)ナイ? 」って訊いたら、「とくに覚えがないけど、色が古っぽいね (*´ω`)フルイネ」との感想でした。

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駅へ戻って水戸線へ乗車。
入ってきたのは先ほど鉄橋で撮った
E531系の折り返しです。
▲水戸線 川島

さて次の狙いは、いま撮った「大藤まつり号」の復路(桐生発いわき行き)になります。と言っても、一日一往復運転の同列車は終点に着いてもすぐに折り返してくるわけではなく、フラワーパーク見学の利用者に合わせた復路は夕方に設定されていて、始発駅の桐生を出るのは16時20分 ( ̄△ ̄;)エッ…。現時刻からはあと6時間もあり、だいぶ時間をつぶさねばなりません ( ̄  ̄;)6ジカン…。そこで同じ水戸線の沿線で、私には以前からちょっと気になっていた場所があったので、この機会に立ち寄ってみることにしました (・o・*)ホホゥ 。撮影後に戻った川島から再び友部方面の下り列車へ乗って、私が次に降りたのは下館。

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川島から二駅目の下館で下車。
▲水戸線 下館

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ひとつ上の写真で
左端にチラ写りしていたディーゼル機関車は、
|∀・)チラッ
真岡鐵道に所属するDE10 1535。
同鉄道で運転されるSL列車の回送牽引などに
使われています。
▲真岡鐵道 下館

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茨城県筑西(ちくせい)市の中心駅・下館。
この駅に私が降り立つのは昨年3月以来のこと。
▲水戸線 下館

川島1052-(水戸743M)-下館1059

下館には私が乗ってきた水戸線のほか、中小私鉄の関東鉄道常総線(取手~下館)、第三セクター路線の真岡鐵道真岡線(下館~茂木)の三路線が乗り入れています。では、そのいずれかの路線で撮り鉄、もしくは乗り鉄をして時間をつぶすつもりか ノリテツ?(゚∀゚≡゚∀゚)トリテツ?
・・・というと、実はそうではありません  ( ̄△ ̄ )エッ?。関鉄常総線は、数年前まで国鉄型の旧型キハ(キハ100形・もと国鉄キハ30)が運転されていて撮影を楽しめたのですが、今では新型に置き換えられてしまって個人的には魅力が半減 σ(・ω・`)ウーン…。

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以前は休日を中心に
キハ100形が運転されていた関鉄常総線ですが、
今ではキハ2000やキハ5000になってしまいました。
▲関東鉄道常総線 下館

いっぽう真岡鐵道の方は、同鉄道の目玉であるSL列車の運転時刻には間に合わず(あとで見たほかの方のHPによると、この下館で先ほどの485系と真岡のSLがホームを隔てて顔合わせしたらしい)、さらにこのGWはちょうど沿線にある焼き物の街・益子(ましこ)で「陶器まつり」が行なわれていて、編成の短い真岡鐵道のディーゼルカーは混雑し、とてものんびりと乗り鉄を楽しめるような雰囲気ではなさそうです (´Д`;)人大杉…。

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真岡鐵道は益子の陶器まつりで列車が混雑。
乗車券の購入に長い列ができています・・・。
▲真岡鐵道 下館

でも、私が下館に立ち寄った目的は常総線でも真岡鐵道でもなく、実は駅の近くに以前からちょっと気になっていた「とあるお店」があるのです σ(゚・゚*)トアル?。駅の北口へ出た私は線路沿いを西の方向へ進み ...((((o* ̄-)o、下館へ乗り入れる三路線がそれぞれに分かれる手前の踏切を渡ると、すぐにそのお店は見えてきました (゚∀゚)オッ!。

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民家の軒先に掲げられているのは
踏切注意や水戸行の行先板、
ワンマンカーの締切看板など・・・
いったいここは何? σ(゚・゚*)ンー…

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店内にも鉄道部品の数々が。
数々の鉄道部品が並べられています。
(゚Д゚*)スゲー!!
骨董屋・・・かな?
(店頭、店内の写真は許可を得て撮っています)

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先ほど撮影した鬼怒川橋梁を通過する
EF81 81牽引のお召列車(85年運転)の写真・・・。
( ̄  ̄*)パイパイ…。
これは店主が撮られたものでしょうか?

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さらに「こんなものもあるよ」って出してきたのは、
硬券の日付印字機じゃありませんか!
w( ̄▽ ̄;)wワオッ!!

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壁にもSLのポスターやカレンダーが
たくさん吊られています。
ん?左端は・・・(=゚ω゚=;)ンン!?

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薬師丸ひろこ・・・( ̄△ ̄;)ナンデ?。

店頭の軒先や店内にところ狭しと並べられているのは列車の行先板(サボ)や駅の看板、さらには信号機や踏切の赤色灯など、鉄道部品の数々 w(゚0゚*)w オォー!!。ここは鉄道部品などの放出品を扱う骨董屋でしょうか? σ(゚ー゚*)コットーヤ? 実は私がこのお店を訪れるのは二度目で、一度目は一年ちょっと前になる昨年3月のこと。当時のブログにも書きましたが、この日の私は益子のギャラリーカフェで行なわれていたソネブロ仲間・sonicさんの個展を見に行く途中で、偶然にも下館駅前でそのsonicさんご本人とばったりお会いしたのです Σ(゚∀゚;ノ)ノ オオッ!。同じ水戸線で下館へ着き、次に乗る真岡鐵道の列車までは約30分待ち・・・そのときにsonicさんが、「駅近くに以前からずっと気になっているお店があるのですが、ちょっと行ってみませんか? ヽ(´∪`*)」と連れて行ってくださったのが、この軒先に鉄道看板がぶら下がったお店でした w( ̄o ̄*)w オオー!。しかしその時は開店前で看板も暖簾も出てなくて何のお店なのかよく解らず、失礼ながら引き戸の窓から中を覗き見してみると[窓]д ̄) チラッ、そこにいた店主さんが気づいて扉を開けてくれました  |・∀・)ノ ドゾー。そして開店前にもかかわらず中に入れていただいてお話を聞いた結果、ここは骨董屋ではなく、なんと「焼きそば屋」であることが判明 (゚∇゚ ;)エッ!?。

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鉄道部品が並べられたこのお店、
実は焼きそば屋さんでした。
暖簾に「焼そば」の文字が見えますね。
最近、テレビのバラエティ番組に出たらしいので、
もうご存知の方も多いのではないでしょうか。

ただ、その時はまだ開店前だと言うことで、名物の焼きそばを食べることができませんでした(でも、お茶を入れていただいた)。そこで今回、「大藤まつり号」の撮影ついでに再び寄らせてもらうことにしたのです (*´∀`)ノ゙チワッス。前回閉まっていた引き戸は開けっぴろげ状態で、暖簾をくぐって中を覗くとあの時の店主さんではなく女性の方(奥さまかな? 女将さん?)が応対してくれました (・∀・)ノ ドゾー。昼前と言うこともあってか、ほかに客はナシ。さっそく焼きそばを注文しますが、とくにメニューは見当たらず「焼きそば、どのくらい食べる?」という女将さんの一言 ヽ(´ω`)ドンダケ? 。どのくらいと言われても、初めての私は量や値段がサッパリ解りません エッ!?(゚д゚;≡;゚д゚)エッ!? 。訊くと「ふつうは男性で300円、女性や子供で200円。オナカ減っていたら400円。大食漢なら500円からその上」とのこと ヽ(´ω`)ドンダケ?。ならばここはとりあえず無難にノーマルそうな300円にしてみました (;´∀`)フツーデ…。それにしても、焼きそばの専門店とはちょっと珍しい気がしますが、最近のB級グルメ的な流行りではなく「なんだか知らないけど、この辺はむかしっから焼きそば屋さんが多い」んだそうです ( ̄。 ̄)ヘー。そんなハナシをしていると、注文した焼きそばが出来上がりました。運ばれてきて驚いたのは、その量!∑(`□´;)ナニッ!!

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このお店で提供されるのは、昔ながらのソース焼きそば。
広角レンズによるパースがついているのではなく、
実際にけっこうな量が盛られています。
これでなんと300円!w(゚0゚*)w オォー!!
具はキャベツだけで肉はないけれど、
文句を言ってはいけません(笑)
味の方は焼きそば用のソースを使っているとのことで、
意外とあっさりとしていて美味しい (゚д゚)ウマー。

皿一杯に盛られた焼きそばは、ふつうのお店で言うところの大盛りサイズです w( ̄▽ ̄;)wワオッ!!。注文時に一瞬、400円のもアタマによぎったけれど、300円のにしておいてヨカッタ・・・ ε-(´∀`;)ホッ(ちなみに、あとでご家族連れがやってきて、高校生くらいのおにーちゃんが500円のを注文していたけれど、300円の倍近いとてつもない量でした)。焼きそばでオナカがじゅうぶんに満たされ ()´З`)=3 マンプク! 、店内の撮影など親切に応対してくださったことにお礼を言って アリガトン(*^^)/、お店をあとにします。真岡鐵道の撮影などで下館へ来る機会があれば、また寄ってみよう・・・。

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下館から再び水戸線で移動です。
入ってきたのはやはりE531系。
E531系ならばボックスシートがあるので、
乗り鉄的には415系やE501系よりイイかも。
▲水戸線 下館

念願だった謎の焼きそば屋さんで食事をしたのち、下館から次に私が乗ったのは水戸線の小山行き上り列車。この日のメインである「大藤まつり号」ですが、往路を水戸線内で撮ったので、復路は両毛線の沿線で狙ってみたいと思います σ(゚・゚*)ンー。その両毛線と水戸線の接続駅は、朝に宇都宮線から水戸線へと乗り換えた小山。ややこしい書き方をしましたが、要は小山が宇都宮線、水戸線、両毛線、三路線の接続駅だと言うことです (´ε`)フーン。

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朝に乗り換えた小山に戻ってきました。
小山は東北新幹線、宇都宮線、水戸線、両毛線の
四路線が乗り入れるターミナル。
このなんとも中途半端な構図の写真は、
上の新幹線ホームに姿が見えた、
E2系新幹線をE531系と一緒に写し込みたかったのです。
▲東北本線 小山

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小山の両毛線ホームは新幹線の高架下に位置し、
昼間でもちょっと薄暗い雰囲気です。
水戸線と異なり全線が直流電化の両毛線、
停車していたのはおなじみの近郊形直流電車115系。
▲東北本線 小山

両毛線は東北本線の小山から栃木、佐野、足利、桐生、伊勢崎を経て、上越線の新前橋までを結ぶ、全長84.4キロの電化幹線 (・o・*)ホホゥ。新前橋は上越線で高崎の三つほど手前(下り方)に位置する駅ですが、運行上は新前橋から上越線に乗り入れて高崎まで直通しているため、一般的には小山と高崎を結ぶ路線として案内されています。ちなみに両毛線の「両毛(りょうもう)」とは、上毛野国(上野(こうずけ)、現在の群馬県)と下毛野国(下野(しもつけ)、現在の栃木県)を併せた地域のことを指します ( ̄。 ̄)ヘー。

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小山駅に貼られていた両毛線の路線図ポスター。
ここは栃木だけれど・・・ぐんまちゃん? (゚ー゚*)オヨ?
さのまるは・・・?σ(・ω・`)サノマル…

そんな両毛線の沿線で撮ろうと考えている「大藤まつり号」の復路ですが、下館で焼きそばを食べたくらいではあまり時間がつぶれず、まだまだ通過までにはあと四時間もあります ( ̄  ̄;)4ジカン…。それまで今度は両毛線の方で時間をつぶそうとすると、佐野へ行って名物の佐野ラーメンでも食べるか? (゚∀゚)オッ!・・・って、さっき焼きそばを食べたばっかだし  (´ω`)ソーダネ。んじゃ、「大藤まつり号」の運転理由にもなっている「あしかがフラワーパーク」へ藤の花を見に行くか? (゚∀゚)オッ! とも考えたのですが、連休中の名所と言うことでやはり混雑が懸念されます (゚ペ)ウーン…。ではあと四時間をどうするかと、小山で両毛線の列車を一本見送ってエキナカのカフェでいろいろ模索した結果、あるひとつの案・・・と言うか、撮りたいものが浮上しました (゚0゚)ハッ!。私が撮るものと言えばもちろん「とある列車」なのですが σ(゚・゚*)トアル?。、今からならちょうどその列車の運転時刻に間に合いそう。私は小山から両毛線に乗り、二駅目の栃木で下車。

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両毛線を降りたのは栃木。
一般常識ですが、栃木県の県庁所在地は
栃木ではなく宇都宮です(笑)
▲両毛線 栃木

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栃木は両毛線と東武日光線の接続駅。
私はここで東武線へと乗り換えます。
ε=┌(;゚д゚)┘ノリカエ!
南栗橋行きの普通列車は10030系。
▲東武日光線 栃木

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栃木から二駅目の静和で降りました。
ここが目的地? σ(゚・゚*)ンー
▲東武日光線 静和

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先々月に訪れた伊勢崎線の和戸と同様、
典型的な郊外の東武スタイル(木造平屋造り)である
静和の駅舎。
▲東武日光線 静和

下館1159-(水戸746M)-小山1220~1307-(両毛454M)-栃木1318~1341-(東武日光線246)-1349

栃木で両毛線から東武日光線へと乗り換えて ε=┌(;゚д゚)┘ノリカエ!、やってきたのは静和。そう、私が時間つぶし目的の撮影に選んだのは、この東武日光線です σ(゚・゚*)トーブ?。なんでここにきて東武線へ転戦したのかというと実は今、浅草と東武日光・鬼怒川温泉を結ぶ東武日光線の看板特急「スペーシア」(100系)に、今年の日光東照宮400年式年大祭と来年の日光山開山1250年を記念した特別塗装車、その名も「日光詣スペーシア」が運転されているのです (・o・*)ホホゥ。通常「スペーシア」のボディカラーは白が基調ですが、この「日光詣スペーシア」が纏っているボディカラーは、なんとゴージャスに光り輝く金色!(☆∀☆)キラーン☆ ファンの間では「金スペ(金曜スペシャルではなく、金色スペーシアね (゚∀゚)アヒャ☆)」とも呼ばれるコイツは一度、ハナシの種に実車を見てみたいと思っていました σ(・∀・`)ミタイネ。そこで時刻を調べてみると、この日は栃木発15時07分の特急「きぬ126号」で運転されており、13時から16時頃まで両毛線沿線で時間を潰さなくてはならない私にとって、これは絶妙のタイミング (゚∀゚*)オオッ!!。さらに、栃木から上り方へ二駅目にある静和は駅の近くに田園が広がっていて、手軽に撮ることができると言うのも好都合です (゚∀゚*)オオッ!!。ここでなんとか「金スペ」をカッチョよく撮って、東武好きのhanamura師匠に喜んでもらいたいなぁ・・・。

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静和駅から線路沿いに北へ10分ほど歩くと、
このような田園風景に出ることができます。
いまの時期に青々としているのは稲ではなく麦です。
▲東武日光線 新大平下-静和

静和駅から歩いて10分ほどの農道から、まずはためしに空と麦畑を大きく入れたカットを撮ってみました【◎】]ω・´)パチッ!。青々とした麦畑が初夏らしくて悪くはないのですが、やはりせっかく特別塗装の「金スペ」ですから、もう少し車両を大きめにしてしっかりと見せたいところ σ(゚・゚*)ンー。しかし、よく見ると線路端には細かい雑草がけっこう生えていて、オーソドックスな編成撮りではちょっと列車の足回りがウルサくなってしまいそうです (゚ペ)ウーン…。ならばこの雑草を消してしまいましょう ( ̄△ ̄ )エッ?。消すと言っても線路脇の鉄道敷地内に生えているものを私が勝手に伐採することはできません。ではどうするのかというと、こうするのです (`・ω・´)-3フンス!。

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ノーマルな「スペーシア」がやってきました。
通常のボディカラーは白を基調にして、
東京スカイツリーのライトアップをイメージした
メタリックブルー(粋)やメタリックパープル(雅)、
スペーシアカラーのオレンジ(サニーコーラルオレンジ)
の色帯が入ります ( ̄。 ̄)ヘー。
この編成はブルー帯の「粋」編成。
▲東武日光線 新大平下-静和(後追い)

サイドからの流し撮りでカメラをヨコに振れば、タテ方向に生える線路端の雑草はほとんど目立たなくなります  (゚∀゚*)オオッ!!(なんだか久しぶりに流し撮りをした気がするなぁ・・・^^;)。上写真の「スペーシア(金スぺに対して白スぺ?)」は、狙いの「金スペ」とは逆方向に進む下り列車の最後部を後追いで撮ったものですが、本番前に一本でも同形式で試し撮りができてヨカッタ ε-(´∀`)ホッ。光線状態も良好でいい感じじゃん (´w`*)イイジャン♪・・・なんて思っていました。ところが、いざ本番の「金スペ」はというと・・・( ̄△ ̄;)エ…。栃木の定刻発車から7分後、やがて下り方から日に照らされて神々しい光を放つ金色の「スペーシア」が近づいてくるのが見えました  キンスペキタ────∵・(゚∀゚)・∵────ッ!!。初めて目にする「金スぺ」、これはなかなか強烈なインパクトですが、臆することなくリラックスしてその鼻先をファインダーに捉えます 【◎】]ω・´)パチッ!。

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金色にかがやく「日光詣スペーシア」が、
麦畑を横目に快走。
ふつうの白い「スペーシア」にはない、
威圧感のようなものがありました。
▲東武日光線 新大平下-静和

金スペが撮れました~! (☆∀☆)キラーン☆
イメージをガラリと変えるシックな配色は精悍な雰囲気で、なかなかカッコいい!。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。・・・のですが、なんだか車両の前面にクッキリと出てしまった架線ケーブルの影落ちがヒドいなぁ・・・σ(・ω・`)ウーン…。先ほどの「白スペ」は白飛びして影が目立たなかったのではなく、これは手前にある下り線(白スぺが走行)と奥にある上り線(金スぺが走行)の差によるもの。撮影地を模索している間に「金スペ」と同じ上り線の「スペーシア」を撮り逃してしまい ヽ(´д`;)アア…、下り線の「白スぺ」を後追いで試し撮りしたものの、上り線の影落ちは認識できなかったんですよね・・・。上り線でも箱形車両の普通列車では影の出かたが異なるし・・・。電化複線によるケーブルの影落ちはなかなか回避しにくいものですが、ここまでヒドいのならば最初の普通列車で撮ったような引き画の方が影が目立たなくてよかったのかもしれません  (´・ω・`) ショボーン。せっかくの「金スペ」は、ちょっと残念な結果になってしまいました(師匠、スミマセン)。

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続けざまに後方も撮ってみましたが、
当然ながらこちらも影落ちは回避できず・・・。
▲東武日光線 静和-新大平下(後追い)

でも、カメラの振りはウマくシンクロした(流せた)し、「大藤まつり号」の合間の限られた時間で一本しかない「金スペ」が効率よく撮れたのですから、まあヨシとしましょうか (´ω`)ソーネ。「金スぺ」の撮影を終えて、再び両毛線へと戻ることにします ...((((o* ̄-)o モドロ。

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東武日光線の下り列車で静和を後にします。
▲東武日光線 静和

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栃木へ戻ってきました。
右側に停まっているのは東武宇都宮線の8000系。
日光線と宇都宮線の分岐駅はひとつ先の新栃木ですが、
大半の列車はこの栃木発着となっています。
▲東武日光線 栃木

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栃木からは両毛線へ。
ε=┌(;゚д゚)┘ノリカエ!
両毛線の普通列車には現在、
115系、107系、211系の三車種が使われていますが、
今度の列車も先ほどと同じ115系でした。
▲両毛線 栃木

焼きそばを食べたり ≠( ̄~ ̄ )モグモグ、東武線で「金スぺ」を撮ったり【◎】]ω・´)パチッ! と、上下列車でかなりの運転間隔が空いてしまったために、なんだか影が薄くなってしまった感のある485系の「大藤まつり号」ですが、あくまでも本日のメインはこの列車です ( ̄▼ ̄;)ソーデシタ。両毛線内での撮影地は栃木と小山の間にある駅、思川(おもいがわ)のあたりをあらかじめ考えていました (・o・*)ホホゥ。ここは以前・・・と言っても、もう20年近く前に一度だけ撮影へ訪れたことがあるのですが、今回の小山から栃木へ向かう際に車窓からそのあたりの様子を眺めていたところ、今も変わらずスッキリと撮ることができそうだったので、あっさりとここに決定 m9(`・ω・´)ケテイ!。

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栃木と小山に挟まれた小駅、思川で下車。
「おもいがわ」ってなんだかいい駅名ですね。
(*´v`*)オモイガワ
▲両毛線 思川

静和1530-(東武日光線247)-栃木1537~1541-(両毛457M)-思川1545

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以前に訪れたときの思川は古い木造駅舎でしたが、
今ではこのような簡素なスタイルに改築されていました。
ちなみにこの駅舎に改札機能はなくただの待合室状態。
券売機や改札(といっても簡易IC改札機)は、
駅舎とホームをつなぐ跨線橋上にあります。
▲両毛線 思川

思川の駅を背にして東の小山方向へ進むと ε=ε=ε=┌(*・_・)┘テクテク、すぐに広い田園地帯へと出ることができます。それにしても撮り鉄って田んぼが好きだよなぁ・・・ヽ(´∀`*)アンタモスキネ~♪ と思われるかもしれませんが、東京近郊で長い列車の編成が障害物に阻まれず、きれいな日差しが当たるようなところというと、田園地帯か川をまたぐ鉄橋くらいしかないのが実情。でも、田水や青田、稲穂など、田園風景ほど四季折々に表情を変えてくれるシチュエーションもなく、ウマく撮れれば季節のいい記録になります ( ´_ゝ`)フーン…。そんなことを考えながら撮影ポイントを模索しつつ歩いていると、定期の普通列車がない時間に近くの踏切が鳴り出し、現れたのは185系 (=゚ω゚=;)ンン!?。

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湘南ブロック色の185系が
水田に姿を落としながら、
小山の方向へと走り去ってゆきました。
▲両毛線 小山-思川(後追い)

この185系は上野発着の臨時快速列車「足利藤まつり号」(2号)。「あしかがフラワーパーク」へアクセスする臨時列車は、私が狙っているいわき発着の485系「足利"大"藤まつり号」のほかに、首都圏からも宇都宮線、両毛線経由で数本が運転されているのです (・o・*)ホホゥ。しかしこの「大」が付かない「藤まつり号」、数年前まで国鉄特急色の183系が特別マークで運転されていたのですが、今では「臨時」幕の185系に置き換えられてしまい、ちょっと魅力に欠けるんですよね・・・ σ(・ω・`)ウーン…。ここでの通過も私はまったくのノーマークでした (^^;)ゞポリポリ。ところで、そんなとっさに撮った185系のカットを見てみると解るように、田んぼにはきれいに水が張られているものの、けっこう強めの風が吹いていてクッキリとした水鏡は拝めそうもありません 彡(・ω・`)彡ヒューヒュー。この田園を撮影地に選んだ時にはできれば水鏡も期待していただけに、これはちょっぴり残念。先日のいすみ鉄道と言い、私は晴れ運には恵まれるけれど、風運はあまりよくないのかも・・・σ(゚・゚*)ドーダロ。ならば今回も水鏡はあきらめて、上写真よりももっと列車の姿をしっかり見せようと思い、撮影ポイントを線路側へ寄ってみました。

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私がやってきたのは、
踏切で両毛線を跨ぐ比較的広めの農道で、
ここは上り方と下り方の両側を撮ることができます。
これは上り方の小山方向を見たところ。
水田が広がっています。
▲両毛線 小山-思川

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上り方で115系の普通列車を撮ってみました。
こちらは前面、サイドともに日の当たる、
いわゆる「バリ順」状態です (゚∀゚*)オオッ!!。
こういう機会に湘南色115系が撮れるのは嬉しい収穫。
ヽ( ´¬`)ノ ワ~イ ♪
▲両毛線 小山-思川

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いっぽう、これは同ポイントから
下り方の思川方向を見たところ。
こちらに広がるのは麦畑。
▲両毛線 思川-小山

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下り方で115系の普通列車を撮ってみました。
前面は黒くつぶれるけれど、
サイドを照らす斜光が意外といい感じ?
 (・∀・)イイネ
▲両毛線 思川-小山

最終的に私が選んだのは、田園に伸びる直線を上り方と下り方のどちらでも狙えるようなポイント。光線状態は上り方がバリ順(バリバリ順光)で、下り方が半逆光。お目当ての「大藤まつり号」の復路は上り列車なので、半逆光の下り方からやってきます (・o・*)ホホゥ。ここでいつもの私ならば、たとえ後追いになっても光線状態のいい上り方を選んでいたかもしれません (`・ω・´)バリジュン!。しかし今回「大藤まつり号」に限っては、光線状態の良し悪しにかかわず、私はどうしても後追いではなく上り列車を正向きで撮りたいと考えていました (゚ー゚?)ドーシテ?。というのも、国鉄特急型ファンにはもう常識ともいえることなのですが、今回の「大藤まつり号」に登板した新潟の485系T18編成は、先頭車両と最後部車両で同じ485系ながらも顔が若干異なるのです ( ̄。 ̄)ヘー。非鉄の方にはちょっとマニアックなハナシになりますが、通常の485系はヘッドライト(前照灯)が前面腰部の両サイドに一灯ずつと屋根上に一灯の全部で三灯。「大藤まつり号」のT18編成も往路で先頭(桐生方)になったクロハ481-1029はノーマルな三灯ライトでした(さっきの鉄橋写真じゃ、わからないけど ^^;)。ところが、復路で先頭(いわき方)となるクハ485-1508のヘッドライトは、腰部は変わらないものの屋根上が二灯となっており、全部で四灯 σ(゚・゚*)ヨッツ?。ファンの間では「四ツ目」の愛称があるこの1508は、もともと北海道での運転を前提として製造された車両(485系1500番台)で、降雪時の視認性向上のためにヘッドライトが通常の三灯から四灯へと増強されているのです ( ̄。 ̄)ヘー。ただし485系の北海道での活躍期は短く、四ツ目の先頭車はわずか4編成分8両しか製造されず、各地でその活躍が見られた485系の最盛期においても、四ツ目はちょっとレアな車両としてファンに認識されていました。そして現在、その四ツ目最後の生き残りが「大藤まつり号」のT18編成に組まれている1508なのです ( ̄、 ̄)ナルヘソ(1500番台の車両自体は、大幅に改造された長野のジョイフルトレイン「彩(いろどり)」として現存)。その1508は半逆光の下り方の先頭。顔は黒くつぶれちゃうけれど、ひょっとしたら暗部にウマく四ツ目のライトが浮かび上がってくれるかもしれません。「大藤まつり号」の思川通過時刻は17時半。西へだいぶ日が傾いたころ、直線上に特徴的な四ツ目の姿が見えてきました ε-(°ω°*)キタッ!。本日のラストカットにして、これがいちばんのお目当てです ワクワク(*゚v゚*)ドキドキ。

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麦畑のむこうにから、
西日に車体を輝かせて485系が現れました。
背景の跨線橋は思川駅です。
▲両毛線 思川-小山

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単線の両毛線をゆっくりと走る四ツ目の485系。
同車最大の特徴である四灯のヘッドライトが、
夕空のもとに浮かび上がりました。
▲両毛線 思川-小山

西日に照らされた四ツ目が撮れました~!ワ━━ヽ(*≧▽≦*)ノ━━イ!!
車両自体がレアってこともあるけれど、やっぱりビジュアル的に見ても四ツ目の485系は北海道用車両らしい厳めしさが感じられて、カッコいい・・・。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。ヘッドマークの表示が「臨時」幕なのはちょっと無粋ですが、四ツ目で白無地の文字幕を見ると、かつて北海道で走っていた国鉄時代の特急「いしかり」を思い浮かべてしまいます・・・っていうと、さすがに妄想しすぎでしょうか (^^;)ゞポリポリ(でも編成は同じ6連だし)。顔に光が当たらない半逆光ながらも四ツ目の特徴がしっかりと解るように写ってくれて、個人的には大満足です ・:*:・(゚ノ∀`゚)エガッタ・:*:・。。さらに、直前の露出確認のつもりで試し撮りした思川通過時の引き画カット(最初の一枚)も、麦畑や奥の住宅街が意外といい雰囲気でお気に入りの一枚になりました。

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振り返って、後追いも撮る余裕がありました。
西日で顔を赤く染めた485系が走り去ってゆきます。
この写真を見ると解るように、
こちらのヘッドライトはノーマルな三灯(屋根上一灯)です。
▲両毛線 小山-思川(後追い)

単線だということもあり、思ったよりもゆっくりと通過した「大藤まつり号」。四ツ目側を撮った後に順光側となる後追いの方も撮る余裕があり【◎】]ω・´)パチッ! 、結果的には一粒で二度おいしい撮影となりました (゚ー゚*)グリコ?。遠ざかる485系の後を見送って、撮影は終了です  (´w`*)ドツカレサン。

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久しぶりに撮影へ訪れた思川で
いい成果を得ることができました。
西日に車体を輝かせた211系に乗って
帰ることにしましょう。
▲両毛線 思川

とくに遠征の計画を立てなかった今年のGWですが、北関東という近場で国鉄色の485系、しかもレアな四ツ目を撮れたというのは、むしろ国鉄特急型好きからすると贅沢なことだったのかもしれません ヨカッタ♪(*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。上下の列車間隔があいてしまう「足利大藤まつり号」のダイヤは当初、どうやって時間をつぶすかが悩みどころでしたが σ(゚・゚*)ンー、ガチガチな鉄道撮影だけでなく下館の焼きそば屋さんに寄れたところなど、むしろ楽しい時間つぶしだったようにも思います。お天気も一日を通してすっきりとした青空に恵まれて、存分に撮影を満喫したGWの北関東旅でした。

思川1735-(両毛463M)-小山1749~1759-(東北3552M快速ラビット)-上野1910


ところで、今回の「足利大藤まつり号」に使用された新潟の485系T18編成ですが、やはり北陸新幹線開業による運用の減少と車両自体の老朽化を理由に、今月末での引退(さよなら運転)が発表されてしまいました (´・ω・`)ショボーン。信越線や羽越線で行われるさよなら運転の撮影に、私が行けるかは今のところは微妙な感じ (゚ペ)ウーン…。そう考えると今回の「大藤まつり号」で四ツ目を記録できたことは本当に大きいと思います。T18編成が引退すると、純粋な国鉄型の485系(リニューアルの3000番台を除く)は、仙台のA1/A2編成九州のDo32編成だけになるのか・・・。



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