常磐線・・・583系「みちのく」 撮影記 [鉄道写真撮影記]
国鉄時代に常磐線で走っていた往年の優等列車(特急・急行)を寝台特急型の583系で現代に復刻するという、国鉄型ファンにはたまらないイベント列車 (*゚∀゚)=3ハァハァ!。前記事では初日の土曜日(6/27)に運転された特急「ひたち」の撮影記をお伝えしましたが、今回はその翌日の日曜日(6/28)に福島県のいわきから青森へ向けて運転される、夜行急行の「みちのく」です (゚∀゚*)オオッ!!。
実をいうと私は「ひたち」の撮影前日まで、今回のイベント列車の運転スケジュールを勘違いしていて、土曜日に上野からいわきへ着いた「ひたち」の折り返し列車が、そのままいわき発青森行きの「みちのく」になり、両列車は同日中(土曜日)に片道ずつ運転されるものだと思い込んでいました σ(・∀・*)ドヨービネ。ところが、拙ブログにソネブロ仲間さんから「私が知っている「みちのく」の運転日は日曜発なのですが、変更になったのですか?」とのコメントをいただき (゚∇゚;)エッ?、私は慌てて運転スケジュールを確認 ヾ(・∀・;;)アセアセ。そこで初めて、「ひたち」と「みちのく」はそれぞれに運転日が異なることを知ったのです アラヤダ( ̄△ ̄;)ホントダワ…。大事なターゲットの運転日を間違えるとは、撮り鉄にあるまじき情けなさ。もし指摘されずに気がつかなければ、私は土曜日に運転されない「みちのく」を雨の中で待ち続けていたかもしれません(まー坊さん、ご指摘ありがとうございました ^^;)。それにしても、記録したい二つの列車がそれぞれ二日間に分けて運転されるとは、何とも撮影の効率が悪い。両列車を撮るとなると連日で常磐線へ行かねばならず、足代(電車の運賃)だって倍になります "o(-"-;*) ウゥム…。かといって、かつて常磐線を走っていた列車に愛着のある私は、「ひたち」と「みちのく」のどちらも捨てがたい・・・ ヒタチ?o(゚д゚o≡o゚д゚)oミチノク?。その結果、当初は両列車を一日で効率よく撮れる茨城県北部の磯原や大津港、もしくは福島県の勿来(なこそ)付近まで足を伸ばそうと計画していたところを、もっと東京から近い撮影地に変更してなるべく足代を節約し、両日の撮影に出かけることとしました m9(`・ω・´)ケテイ!。前回の「ひたち」を首都圏に程近い取手(とりで)で撮ったのには、アウトカーブで正面気味にヘッドマークが狙えると言う線形の他に、そんなちょっとセコい理由もあったのです (´∀`;)セコイネ。そして今回の「みちのく」も、できれば近場の撮影地を選びたいところ。さて、どこで撮ろうかな・・・σ(゚・゚*)ンー。
6月28日(日)
この日の常磐線は東京から乗車。
交直両用のE531系が使われたこの列車は、
上野東京ライン経由の水戸行き普通列車です。
▲東海道本線 東京
雨模様だった前日から一転して、いいお天気となった日曜日 (´▽`*)ハレタ♪。私は上野東京ライン経由で常磐線へと直通する、水戸行きの普通列車に東京から乗り込みます。この日の出発は東京を9時半過ぎと少々遅め。というのも、夜行列車として運転される今回の急行「みちのく」は、午後遅くに始発駅を発車するダイヤが組まれているので、この時間でも余裕で間に合うのです (*`д´)b ダイジョブ。
上野東京ラインの開業から三ヶ月、
ようやく先頭かぶりつきも空くようになりました。
ただし、私の乗った列車は先頭から前5両が
途中駅で切り離されてしまうので、
今回は最後部から上野東京ラインを眺めます。
m(・∀・)m カブリツキ♪
神田付近ですれ違ったのは、元「スーパーひたち」の651系。
臨時急行の「ぶらり横浜・鎌倉号」かな?
▲東北本線(上野東京ライン) 神田付近(後方の車窓から)
今回のイベントで復刻される「みちのく」は、かつての国鉄時代に上野と青森の間を常磐線経由で、一日に一往復だけ運転されていた583系の昼行特急列車 (・o・*)ホホウ。同じく上野と青森の間を東北本線経由で結んでいた特急「はつかり」を補完し、また青森では青函連絡船の夜行便に接続するダイヤが組まれ、首都圏と東北各地、北海道を繋ぐといった役割を持っていました ( ̄。 ̄)ヘー。同列車は東北新幹線が開業(大宮~盛岡)した1982年に廃止。ちなみに「みちのく」と言う愛称の列車は、もともと客車急行として1950年代に誕生したそうですが、今回の復刻運転で使われる583系の現役時代(70年代~80年代)にはすでに特急として運転されており、583系の「みちのく」と言えば特急列車のイメージが強い (´ω`*)ナツカシーネ。しかし、なぜか今回復刻される種別は“特急”でなく、あえて“急行”としての設定 エ?( ̄△ ̄;)キューコー?。しかも583系時代の「みちのく」は昼行列車(日中に走る列車)だったのに、今回は夜行での運転・・・(客車急行時代は夜行だったのかな?)。583系を使った常磐線の夜行列車ならば「みちのく」よりも、寝台特急「ゆうづる」じゃないの? σ(゚・゚*)ンー…なんて、私はつい無粋なことを思ってしまいますが、前日のイラストマーク入り583系「ひたち」といい、復刻にあまり細かいツッコミを入れるべきではないのかもしれません。ファンとしては、こうやって懐かしい愛称の列車を現代に復刻運転してくれるだけでも、ありがたいと思うべきですよね(笑)。
東京はいいお天気だったのに、
常磐線を北上するにつれて雲が広がり出しました。
σ(・ω・`)ウーン…
沿線のシンボル、筑波山の姿もスッキリしません・・・。
▲常磐線 神立-高浜(車窓から)
東京から乗った常磐線の普通列車は、前日に私が「ひたち」を撮った取手を過ぎ、さらに茨城県内を北上し続けます。先述したように今回の「みちのく」は、福島県のいわきから青森へ向かう片道運転の夜行列車。本来ならば現役当時と同じように、上野発で常磐線経由の青森行きとして忠実な復刻運転を望みたいところですが、ご存じのように現在の常磐線は四年前の2011年3月に発生した東日本大震災による被害と、それに起因した原発事故の影響により、今でも竜田~原ノ町および相馬~浜吉田で運転が休止中。残念ながら事実上は常磐線を通り抜けることが不可能な状態となっています σ(・ω・`)ウーン…。ならば、上野から青森まで単純に東北本線経由で運転すればいいのでは? とも思われますが、それでは「みちのく」というよりも東北本線を走っていた「はつかり」の復刻だし、そもそも東北本線経由ではイベントを企画した水戸支社の管内をまったく通らないことになってしまいます (゚ペ)ウーン…。そこで今回の運転経路は、まずいわきを始発に“上り”列車として常磐線を南下し、水戸の先の友部で水戸線へ入って東北本線の小山へ抜け、そこからあらためて東北本線の下り列車で北上する・・・といったものになりました (・o・*)ホホウ。このルートは一年半前にやはり復刻運転された、ブルートレイン「ゆうづる」の時と同様のもの。そしてそれを都内に住む私が撮ろうとすると、最低でも常磐線の友部以北か水戸線内、もしくは東北線(宇都宮線)の小山以北へと行かねばなりません。そのなかで私は、通過時間帯の日照具合や営業運転前の回送列車(送り込み回送)が撮れるという理由から常磐線沿線での撮影を選択し、今こうやって同線の普通列車に揺られているのです ( ´_ゝ`)ナルヘソ。
水戸でさらにその先へ進む列車に乗り継ぎます。
ε=┌(;゚д゚)┘ノリカエ!
接続した竜田行き普通列車は415系1500番台。
▲常磐線 水戸
この日の「みちのく」も前日の「ひたち」と同様、営業運転前に車庫のある勝田(勝田車両センター)から始発駅のいわきへと送り込む、下りの回送列車(送り込み回送)が設定されていて、まずはそれをどこかで狙いたいと思います (・o・*)ホホウ。スッキリとした晴天ならば多少の予算オーバーでも思いきって、磯原あたりの太平洋バックまで行ってしまおうかと考えたのですが、出発時の東京で晴れていた空は茨城を北上するにつれて雲が多くなり、水戸では晴れ間の見えないドン曇りに σ(・ω・`)ウーン…。雨は降っていないものの、今日の天気もあまり良くは無さそうです (ーωー;)チェ。ならば今回も列車主体で、「みちのく」のヘッドマークがしっかりと判るような撮影地を選ぶことにしました。水戸で竜田行きの普通列車に乗り継ぎ、私が下車したのは東海。
東海駅のある茨城県那珂郡東海村は、
その名に聞き覚えのある方も多いと思いますが、
太平洋岸に日本原子力発電の東海発電所(東海原発)があり、
日本で初めて原子力の火が灯った村として有名です。
▲常磐線 東海
東京0943-(常磐1155M)-水戸1159~1210-(677M)-東海1226
勝田から北へ二駅目にある東海は、送り込み回送が走行する範囲のなかで比較的首都圏に近い側(南)に位置し、二日連チャンの出撃で少しでも足代を節約したいと考える私としては、このあたりで撮れると助かります (´∀`;)セコイネ。ホントは茨城県内の各線が格安で一日フリーに乗れることでおなじみの「ときわ路パス」があれば、細かい足代を気にしなくて行動範囲もずっと広がるのですが、今の時期は「ときわ路パス」の発売期間でないのが残念 σ(・∀・`)ザンネン(次回の発売は秋かな?)。ただ、もちろん首都圏に近いからと言う理由だけでテキトーに東海で降りたわけではなく、ここへは以前に当時まだ運用が残っていたED75の貨物列車を撮りたくて訪れたことがあり、そのときにたまたま通りがかったポイントがちょっと気になっていたんです (゚∀゚)オッ!(ちなみにその時の狙いだったED75のカモレは、なぜか来なくて撮れずじまい・・・。日曜でウヤだったのかな?)。そこは駅から南へ10分ほど歩いたところにある跨線橋で、たしかその上から下り列車が正面気味に撮れたハズ (「゚ー゚)ドレドレ。
目的地の跨線橋へとやってきました。
ここは橋の上から見下ろすような形になりますが、
写真の左手に見える沿道からも編成写真などが
スッキリと撮れそうです。
ここは撮影地としてメジャーなのかマイナーなのかわかりませんが、私が着いた583系の通過一時間前の時点で、先客はゼロ。この時間で誰もいないと言うことは、ひょっとすると架線のビーム(架線柱から横に突き出した、架線を支持する枝棒)などが邪魔で、撮りづらいのかな・・・σ(゚・゚*)ドーダロ?…と、少々不安に思いながらも、ためしに橋上からカメラを構えてみます。そこへまずやってきたのは、E657系の特急「ひたち」 【◎】]ω・´)パチッ!。
この日も本番前の試し撮りに一役買ってくれた、
E657系の特急「ひたち」。
正面から列車の顔が撮れるこの場所、
一昨年まで定期運転されていた
651系の「スーパーひたち」を狙ったら、
特徴的なLEDのヘッドマークがきれいに写って、
カッコイイ画が撮れたかもしれませんね・・・。
▲常磐線 佐和-東海
お!悪くないじゃん (゚∀゚)オッ!。ウマい具合に架線ビームをかわすことができて、列車の顔をスッキリと抜くことができました (・∀・)イイネ。もし跨線橋上で撮るのがキビシければ、橋下の沿道からオーソドックスに編成写真を狙おうかとも考えていたけれど、迷わずここに決定です m9(`・ω・´)ケテイ!。方角的におそらく晴天だとここは逆光になるのだと思われますが、幸か不幸か相変わらず空はドン曇りのままで、少なくとも583系の通過までに日が差すことは無さそう σ(゚・゚*)ンー…。あとは・・・そう、前日のような失敗を繰り返さないため、今回はもちろんピントを事前に合わせて固定した「置きピン」で狙います (`・_・´) オキピンッ!。先行する普通列車などで慎重にピントを確認しながら待つことしばし、やがてこの跨線橋上にも数人の同業者が集まり (*・ω・)ノ゙チワッス♪、送り込み回送の通過時刻を迎えました。林に囲まれた直線上に見えてきたのは、三つのライトを輝かせた583系の姿・・・(゚∀゚*)キタッ!。
国鉄時代を彷佛とさせる懐かしい文字幕を掲げて、
常磐路に帰ってきた583系「みちのく」。
郷愁漂う愛称の名列車が、華麗に復活です。
583系「みちのく」が撮れました~!ヽ(´▽`*)ノ ワ~イ♪
昔と変わらぬスタイルを今も保ち続ける美しい583系に、文字のみの「みちのく」マーク・・・う~んシブい!シブすぎるっ! o(*≧ω≦*)oシブイッ! これを今に見ることができるなんて、リバイバルイベント万歳!! パンザ━━\(≧▽≦)/━━ イ!! 国鉄の特急列車にイラストマークが採用されたのは1978年のこと、それ以前は寝台特急の機関車に掲げられたヘッドマークを除いて、愛称表示はみんなこのようなシンプルな文字のみの幕でした。今回のイベントではそれを忠実に再現しています ( ̄。 ̄)ヘー。 前日の「ひたち」では予期せぬAFの暴走で慌てふためいてしまい アワワヾ(*д*ヾ三ノ*д*)ノアワワ、そのシブさを噛み締める余裕がなかった文字幕でしたが (´・ω・`)ショボーン、今回の「みちのく」ではファインダー越しに向かってくる姿をじっくりと眺めることができました 。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。ちなみに、直前には傍らの上り線を415系の普通列車が通過。ファインダーを覗きながら、これはカブる(裏カブり)かと一瞬ヒヤッとさせられましたが (°_°;)ドキドキ…、583系の速度がゆっくり目だったのでウマい具合に抜けてくれ、むしろ奥に415系が写り込んだことで常磐線を583系が走ったことがわかるような、いい記録になったのではないかと思います (゚∀゚*)オオッ!!。ああ、東海まで「みちのく」を撮りに来てヨカッタよ・・・・:*:・(゚ノ∀`゚)゚ヨカッタ・:*:・。
下りの送り込み回送を無事に撮り終え、続いては今の列車がいわきで折り返してくる、上りの本運転(営業運転)です。車道を挟むこの跨線橋上では振り返っての後追い撮影ができませんでしたが、やはり前日の「ひたち」と同様に逆側には「みちのく」のイラストマークが掲げられていました (゚∀゚)オッ!。上り列車で先頭となるそちら側も、もちろん撮りたい ε-(°ω°*)ムフーッ!。実は今いるこの跨線橋のすぐ近くには、上り列車の編成写真をスッキリと撮ることができる有名な撮影ポイントがあるので、ポジション(立ち位置)に余裕があればそこへ行こうかとも考えていたのですが、ここへ来るときに乗った列車の車窓から現地の様子を確認したところ (「゚ー゚)ドレドレ、そこはすでに多くの同業者が集結していて三脚が密集状態・・・w( ̄▽ ̄;)wワオッ!!。今からではポジションを確保するのが難しそうだったので、私は別の場所へと列車で移動することにしました ...((((o* ̄-)o。
東海駅へ戻って、列車に乗り込みます。
ここを通る普通列車は、415系、E501系、E531系の
三種類が使用されていますが、
ホームへ入ってきたのは先ほど乗ったのと同じ415系でした。
▲常磐線 東海
移動の合間、この日のお昼ゴハンに選んだのは、
水戸駅で買った「日の丸弁当(¥540)」
まさにその名の通り、
梅干しときゃらぶきの佃煮以外にはおかずがない、
素朴な日の丸弁当で、逆にインパクトがあります。
[ ● ] Σ(・ω・ノ)ノ ヒノマルッ!
でも、使われているのはご当地で厳選された食材で、
ゴハンは「七会の里コシヒカリ(城里町産)」、
梅干しは「常陸乃梅・加賀地蔵(大洗町産)」、
そして、一見するとただの白米だけに見えますが・・・
(=゚ω゚=;)ンン!?
実はゴハンとゴハンの間には
鶏とゴボウとレンコンのそぼろ煮が敷かれているのです!
w(*゚o゚*)wオオー!
ちなみにこのそぼろは、やはりご当地食材の
「つくば鶏(つくば市産)」を使用。
シンプルなだけに素材の旨味が直に感じられるこのお弁当、
個人的にはとっても美味しかったです!チョー(゚д゚)ウマー!
☆☆☆☆・
水戸で上野行きのE531系に乗り継いで、
二駅目の内原で下車。
ホントは車内で駅弁を味わいたかったところでしたが、
わずか二駅間、10分足らずでは乗車時間が短かったので、
駅弁は待ち時間のあった水戸の待合室で食べました・・・。
▲常磐線 内原
水戸市内の西部に位置する内原。
この駅の西側には広めの電留線(電車留置線=車庫)があり、
私が内原を訪れるのはその電留線で一年半前に行なわれた
特急「ひたち」号50周年イベント以来になります。
▲常磐線 内原
東海1352-(常磐560M)-水戸1415~1500-(428M)-内原1509
東海から水戸行きの上り普通列車へ乗り、さらに水戸で上野行きに乗り継いで ε=┌(;゚д゚)┘ノリカエ!、次に私がやってきたのは内原 (・ω・)トウチャコ。大きく開けた撮影地が意外と少ない常磐線で、この内原の周辺には田園地帯が広がっており、手軽にいろいろな角度から列車の姿をスッキリと撮る事ができます (・∀・)イイネ。前日の「ひたち」と先ほどの「みちのく」の送り込み回送、ここまでの私は583系の前面に掲げられたヘッドマークを重視し、それが判るような正面気味のアングルばかりを選んできましたが、今イベント運転のラストショットとなる今回は、583系の端正なスタイルがキレイに出るような角度で撮りたい σ(゚・゚*)ンー…。そう思って私が選んだのは、駅から歩いて15分ほどのところにある跨線橋。またも跨線橋上からの撮影になりますが、先ほどのような真上からの正面気味ではなく、ここでは列車の側面が見えるサイド寄りの立ち位置にポジションを取ります。この赤塚と内原の間にある跨線橋はお立ち台とも言うべき有名な撮影ポイントで、さらに今回の「みちのく」が走る区間のなかでは東京から比較的近いところにあるため、私が着いた時点ですでに多くの先客がいらっしゃいました (*・ω・)ノ゙チワッス♪。
赤塚と内原の間にある跨線橋上から上り列車を狙います。
【◎】]ω・´)パチッ!
本番の583系を前に何本かの特急や普通列車で試し撮りをしましたが、
ここでは拙ブログで久々の登場となるE501系のカットをご紹介。
ヽ(゚ω゚)オヒサッ!
この列車は内原の次駅・友部から水戸線へ直通する小山行きです。
ちなみに583系「みちのく」も同様に友部から水戸線へと入ります。
▲常磐線 赤塚-内原
跨線橋上から緩やかなカーブを行く列車が狙えるこの場所は、インカーブ側(晴れれば、午前順光)とアウトカーブ側(同、午後順光)の両方から撮ることができ、合わせるとキャパはけっこう広い (・o・*)ホホゥ。私は比較的空いていたアウトカーブ側に立ち位置を決めて、本命の583系「みちのく」を待ちます。いちおう、こちら側は午後順光ではあるものの、空模様は日差しによる光線状態などまったく考えなくていいと言わんばかりに、相変わらずのドン曇り (・ε・`)チェ。しかも時間が経つにつれて、冷たい北風までもが強く吹きつけるようになってきました 彡(-ω-;)彡ヒューヒュー。まわりを田んぼに囲まれて吹きっさらし状態の跨線橋上は、この季節とは思えないほどの寒さ(体感温度)です {{(>_<;)}}サムッ!。半袖だった私は堪らず、カメラバックに常備していた携帯形のウィンドブレーカー(丸めるとちっちゃくなるヤツ)を取り出して羽織りますが、隣に居合わせた高校生くらいのおにーちゃんはTシャツ姿で、寒さに震えています カクカク((((;´・ω・`))))フルフル。583系の通過まであと一時間・・・若さでガンバレ!(笑)p(・v・`q)ガンバ!
日差しがまったく期待できない鉛色の空、
しかも強烈な北風が吹き付けていて、
跨線橋上は寒い寒い・・・ブルブル(((;´д`)))。
せめて雨だけは降って欲しくないところです・・・。
そんな過酷な条件で待っていた撮り鉄にプチご褒美!?
(゚∀゚)オッ!
583系の通過30分前にやってきたのは、
和式電車(お座敷列車)の「宴」を使用した団体臨時列車。
私はまったくのノーマークでしたが、
待ち時間でこういうイレギュラーなモノが撮れると嬉しいね。
(ちょうど三両目のパンタ位置も確認できたし・・・)
「みちのく」がここを通過する予定時刻は17時20分頃。日の長い今の季節はまだ日没前で、天気が回復して晴れれば夕日に照らされた583系が撮れるかも・・・なんて、前日に見事な夕焼けを見た私はちょっぴり期待していましたが、梅雨まっただ中のこの時期にその考えは甘かった ε-(-ω-;)ハァ…。結局、幾重にもなった灰色の雲で薄日すら差さずに薄暗く、列車の走行写真を撮るのにギリギリの露出設定で、本命の「みちのく」を迎えることになりました (・ε・`)シャーナイネ。広大な田園風景の向こうに583系の姿が確認できると、多くのファンが集まった跨線橋上に緊張が走ります ε-(°ω°*)キタッ! 。
583系の顔にひときわ映える
鮮やかな赤いヘッドマークの「みちのく」。
現役時代は一日一往復だった地味な特急列車がいま、
多くのファンを前にして颯爽と走り抜けて行きます。
イラストマークの「みちのく」が撮れました~!ヽ(´▽`*)ノ ワ~イ♪
先ほどの文字幕もシブいけれど、この赤地に二体のこけしが描かれたイラストマーク(タイトル写真参照)は、ホントに懐かしい~! (ノ∀`)ナツカシス… 私が思い浮かべる現役時代の特急「みちのく」とはまさにこの姿で、一日一往復の「みちのく」を地元駅で偶然に見かけると、嬉しかったんだよなぁ・・・(´ω`)シミジミ。また、クリームと青の583系に鮮やかな赤いマークは、とてもよく似合いますよね 。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。夕方のドン曇りというキビシい撮影条件下で、ISO感度も800まで上げざるを得なくなってしまったけれど(ヘッドマークを拡大したタイトル写真などを見ると、やっぱ粗いね・・・^^;)、現代によみがえった583系「みちのく」を個人的に縁のある常磐線で記録できたことに、じゅうぶんに満足です。シャッターを切り終えたあとも、通過して行く同列車の勇姿をしっかりと目に焼きつけました。
特急「ひたち」、急行「みちのく」として、二日間にわたり常磐線へ帰ってきた583系。梅雨時とあって残念ながら両日ともお天気には恵まれなかったし、初日にはAFの暴走という失敗もあったけれど、懐かしいというより新鮮なイメージだった583系「ひたち」、そしてホントに懐かしさを感じさせてくれた「みちのく」と、常磐線沿線育ちの私としては存分に撮影を楽しめた復刻イベントでした ヨカッタ♪(*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。またぜひ、583系が常磐線へ戻ってきてくれることを願いたいものです。今度はやっぱり「ゆうづる」が見たいなぁ・・・σ(・∀・`)ネー。
内原から上り列車に乗って帰ります。
常磐線に583系を追った二日間が終わりました。
(´w`*)ドツカレサン
▲常磐線 内原
内原1745-(常磐448M)-上野1934
☆オマケ☆
今回運転された583系のリバイバル列車に掲げられたのは、文字のみの愛称表示(文字幕)と、色鮮やかなイラストが描かれたイラストマーク(絵幕)の二種類でした。本文中でもちょろっと触れましたが、国鉄特急のヘッドマークにその愛称にちなんだイラストが入れられるようになったのは、1978年10月のこと。このイラストマークの採用によって特急列車ごとの個性が強調され、当時の子供たちの間では「特急ブーム」なるものも巻き起こったほどでした。かく言う私も今こうやって、残りわずかとなった国鉄特急型の485系や583系を必至になって追いかけているのには、その時の憧れがあったからに過ぎません。今回のオマケでは、そのイラストマーク採用当時に数多くの特急列車が発着していた上野駅で発行された、「絵入り特急ヘッドマーク 記念入場券」をご紹介したいと思います。当時を知っている世代の方にとっては、ちょっと懐かしいのではないでしょうか? (ノ∀`)ナツカシス…
1978年10月に上野駅で発売された
「絵入り特急ヘッドマーク 記念入場券」。
当時の上野駅を発着していた全18種の特急が
路線別の三袋に分けられています。
上越線は「新雪・とき・白根・はくたか・いなほ」の5種、
信越線は「そよかぜ・あさま・白山」の3種、
東北・常磐線は「やまびこ・ひばり・はつかり・つばさ・
やまばと・あいづ・はくつる・ひたち・みちのく・ゆうづる」の10種。
ちなみにその種類の数字を上から順に並べると、
このイラストマークが採用された昭和53年10月を表す
「5・3・10(ゴーサントオ)」となります(笑)
その18枚セットの中から、今回運転された常磐線の二種、
「ひたち」と「みちのく」を選んでみました。
表面にはこのようにヘッドマークの絵柄が大きく描かれ、
裏面にはその列車の略歴や愛称の由来が記されています。
ちなみに、これによると・・・
「ひたちの名前は、旧国名の「常陸国(ひたちのくに)」
から名付けられた」とあり(ま、そのままですな)、
「みちのくの名前は、磐城・岩代・陸前・陸中・陸奥の
旧五ヵ国の古称「陸奥(みちのく)」からつけられた」とのこと。
みちのくは青森の旧国名・陸奥(むつ)と同じ字を書くので、
個人的には青森だけのイメージが強かったけれど、
特急「みちのく」が通る沿線県を広く指していたのですね。
もひとつ、オマケのオマケで、
先日に上野と会津若松の間で運転された
485系の団体臨時列車(これもふくしまDC関連)には
懐かしい「あいづ」の旧絵幕が掲げられました。
(゚∀゚*)オオッ!!
真っ赤な現行「あいづ(あいづライナー)」マークもいいけれど、
やっぱりこの国鉄デザインのヘッドマークは485系に似合いますね。
。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。
もちろんイラストマークのモチーフになっているのは
会津の象徴・磐梯山と猪苗代湖です。
ただ、この日は所用があって遠出することができず、
近場の都内で撮ることになってしまったのがちょっと残念…。
▲15.6.14 東北本線 上野-尾久