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小海線・・・国鉄色風キハ110 撮影記 [鉄道写真撮影記]

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2015.07.11 小海線
八ヶ岳山麓をゆく国鉄色!
小海線全通80周年記念塗装 キハ110
撮影
 
  

しばらく梅雨空が続いていた関東地方でしたが、週末は梅雨の中休みで久しぶりに晴れそう (゚∀゚)オッ!。となれば、私のなかの撮り鉄の虫がウズきだします ((o(゙ε゙)o))ウズウズ。この晴天を活かして何か撮りたいな・・・σ(・∀・`)トリタイ… そう思いながら臨時列車情報などを調べてみると、中央線で国鉄特急型の189系を使用した臨時の特急「あずさ71号(新宿→松本)」が設定されているではありませんか (゚∀゚)オッ!。この列車に使われる豊田車両センターの189系と言えば拙ブログでも何度か触れてきたように、所属する三本の編成がすべて違う色(あずさ色・国鉄色・グレードアップあずさ色)を纏っており、そのなかでも個人的に注目しているのは、やはり国鉄色のM51編成。しかも最近になってこのM51編成には、今まで外されていた特急の「シンボルマーク」が復活したのです w(゚0゚*)w オォー!。これがさっそく「あずさ」に登板してくれたら嬉しい限り (*゚∀゚)=3ハァハァ!。

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工場での定期検査を終え、
前線に復帰した国鉄色189系のM51編成。
その前頭部には嬉しいことに
特急シンボルマーク(絵幕の上にある▽のヤツね)が
復活していました。
(んにしても、私はココでタテ流しをすると、
いつも芯が左に寄りがちなんだよなぁ・・・^^;)

▲15.7.5 中央本線 中野-高円寺

もしくは、「グレードアップあずさ色(以降「GU色」と略)」のM52編成 (゚∀゚*)オオッ!!。私はまだ同編成のGU色復刻後に「あずさ」を撮っていない(というか、成田線横須賀線青梅線で撮っているのに、ホームグラウンドの中央線で撮っていない)ので、こちらが登板してくれてもイイ (*`д´)=b OK牧場!。やはりこのGU色は「臨時」や「団体」の文字幕ではなく、「あずさ」の絵幕(イラストマーク)が入ってこそ初めて完成されるデザインだと思います ( ´_ゝ`)フーン。つまりは過去に「あずさ」を撮ったことがある「あずさ色」のM50編成以外ならばいいワケで、私は三分の二の確率に賭けて臨時「あずさ」の撮影へ出撃することにしました (/*´∀`)o レッツラゴー♪。予報通りならばいい天気になりそうだし、せっかくならば少し遠出をしてでも、中央線らしい情景で「あずさ」を撮りたいな・・・σ(゚・゚*)ンー。そんなことを思いながら中央線を下って行ったら、結果的にはついでに訪れたハズの別路線の方が、この日のメイン撮影になっちゃったんですけれどね・・・(^^;)ゞポリポリ。


7月11日(土)

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まずは立川始発の大月行きで中央線を下ります。
待機していたのはE233系。
▲中央本線 立川

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大月で乗り継いだ甲府行きは211系のセミクロス車。
もうすっかり115系は見かけなくなってしまいました・・・。
▲中央本線 大月

早朝の5時過ぎに立川を発車する普通列車へ乗り込み、一路中央線を下ります (*´O)ゞ.。oOフワァ~ア…。こんな時間に出発せざるを得ないのは、お目当てとなる189系「あずさ71号」の新宿発が6時半と早いため (*ρ_-)ネミィ…。本格的な登山シーズンを迎えた中央線、この時間帯の臨時列車は少しでも時間を有効に使いたい登山客などに重宝がられているのでしょう ( ̄、 ̄*)ナルヘソ。ちなみに立川付近で、その「あずさ71号」の送り込み回送とすれ違いましたが、登板したのはGU色のM52編成でした (゚∀゚)オッ!。国鉄色のM51じゃなかったけれど、第二希望(?)は通ったので、ま、いいか・・・σ(・∀・`)イッカ。 そんな「あずさ71号」を狙うにあたっては、中央線らしい山並みを背景に入れつつも俯瞰などの遠景ではなく、ある程度は正面に掲げられる「あずさ」の絵幕が解るように撮りたい σ(゚・゚*)ンー。そう考えた私は大月と甲府で普通列車を乗り継ぎ、小淵沢のひとつ手前にある長坂までやってきました。

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さらに甲府で乗り継いだ松本行きは、
211系のロングシート車でした。
それを長坂で下車。
▲中央本線 長坂

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平成の大合併で04年に誕生した
山梨県北杜(ほくと)市にある長坂駅。
同駅は標高740mに位置し、高原の空気が漂います。
(´▽`*)サワヤカ~♪
▲中央本線 長坂

立川0524-(中央533T)-大月0619~0623-(327M)-甲府0712~0725-(425M)-長坂0756

来る途中の勝沼あたりでは白く靄がかかっていましたが ( ̄△ ̄;)エ…、ここ長坂まで来ると靄は晴れてスッキリとした青空が広がっています ε-(´∀`*)ホッ。先日に出張で訪れた北海道では晴天に恵まれたけれど、休みとなる週末に晴れたのはいつ以来だろう σ(゚・゚*)ンー。やっぱり青空は気持ちがいいものです キモチ(・∀・)イイ!。さわやかな高原の空気を味わいつつも、「あずさ71号」の通過時刻まではそれほど時間に余裕がないので、少し急ぎ目で撮影ポイントへと向かいます ε=ε=ε=┌(;・_・)┘テクテク。お目当ての撮影地には駅から10分ほどで到着。先客は3~4人ほど (*・ω・)ノ゙チワッス♪。GWの「あずさまつり(189系の「あずさ」や「かいじ」が数多く運転された日)」のときにはけっこうな数の同業者が同地に集まったようですが、それに比べると今日は少な目で、ベストポジションではないものの難なく撮影場所を確保できました ε-(´∀`*)ホッ。

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私が「あずさ」の撮影地に選んだのは、
長坂の小淵沢寄りにある線路際。
ここは下り列車の背景に
南アルプスの山並みを入れることができます。

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ちなみに同ポイントで後ろを振り返ると、
こちらは八ヶ岳をバックに
カーブを行く上り列車が撮れる、
有名なポイントです。

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まずは211系の普通列車で試し撮り。
順光ポイントが少ない午前の中央線下りで、
ここはかろうじて顔まで日がまわります。
▲中央本線 長坂-小淵沢

まずは本命「あずさ71号」の一本前を先行する普通列車で試し撮り【◎】]ω・´)パチッ!。光線状態が良好で、なかなかいい感じ・・・なのですが、背景の山にまとわりつく雲がちょっと気になります σ(・ω・`)ウーン…。湿度の高い夏場は雲が湧きやすいものとはいえ、ちょうど南アルプスのシンボル的存在である甲斐駒ケ岳(標高2,967m)のあたりにだけ、ぽわぽわと雲が浮かんでいるのがなんともいやらしい・・・(゚Д゚#)ウザッ。甲斐駒がスッキリと見えるのならば、フレームに入り込んでしまう上り線の線路や架線、さらには列車の背後に見える家々なども妥協するけれど、雲で見えないのならばいっそのこと甲斐駒をフレームから切って、もう少し列車のまわりをウマくまとめたい・・・(゚ペ)ウーン…。「あずさ」の通過までに雲の位置が改善される様子はないので、私はほんの少しだけ立ち位置を変え、本番に臨むこととしました (・ε・`)シャーナイネ。

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南アルプスの山々を背に甲州路をゆく
189系グレードアップ色の特急「あずさ」。
やはりこのカラーリングに絵幕が入ると、
表情が引き締まって見えます。

M52編成の「あずさ」が撮れました~!ヽ(´▽`*)ノ ワ~イ♪
ようやく正調「グレードアップあずさ」の復刻を撮影することができました 。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。「グレードアップあずさ」の現役時代(90年代)を知る者として、この色に「あずさ」の絵幕が入ると、今さらながらあらためて懐かしさを感じます (´ω`*)ナツカシス。私が撮った立ち位置では、後方が巻いちゃって編成全体を収めることができなかったのですが、むしろこれだと6連と言う短さが解らずに、現役時代のグリーン車込み9連の「グレードアップあずさ」だと言っても通用する・・・かも? ヾノ・∀・`)イヤイヤ。 結局、最終的にはぽわぽわ雲が点々とし、南アルプスの稜線がなんだか締らない感じになっちゃたけれど、梅雨の中休みに晴天順光で「グレードアップあずさ」を撮れただけでも、ヨシとしましょうか ( ̄▽ ̄*)ヨカヨカ。これで当初はいちばんの目的だった「あずさ71号」の撮影は終了です。ちなみにこの日の同編成は下り列車のみ営業運転(あずさ71号)が行なわれ、松本に終着後は上りの回送列車で所属区の豊田に戻ります (´w`*)ドツカレサン。

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「グレードアップあずさ」の撮影後、
長坂から再び普通列車へ乗り込みます。
▲中央本線 長坂

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乗った211系はセミクロスシート車。
高原の風景が広がるこのあたりを
ボックスシートに座って眺められるのは嬉しい。
(・∀・)イイネ!
▲中央本線 長坂-小淵沢(車窓から)

さて、「あずさ」を撮り終えたところで時刻はまだ9時前。せっかくこの山梨北西部の高原地帯まで来たのに、このままトンボ帰りしてしまうのはもったいない・・・σ(゚・゚*)ンー。ならば、長坂のポイントでしばらく中央線の特急列車などを撮り続けていても良かったのですが、実はここまで来たら私には中央線よりも撮りたいと思っていた別の路線が近くにありました (・o・*)ホホゥ。長坂から下りの普通列車に乗って一駅、次に私がやってきたのは小淵沢。

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ボックスシートの旅もわずか一駅。
長坂の次の小淵沢で下車します。
(・ω・)トウチャコ
▲中央本線 小淵沢

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06年の小淵沢町と北杜市の合併により、
現在の所在地は北杜市の小淵沢駅。
ちなみに小淵沢は山梨県最西端の駅で、
次駅の信濃境は長野県です。
そして同駅の標高は長坂よりもさらに高い881m。
( ̄。 ̄)ヘー
▲中央本線 小淵沢

長坂0854-(中央429M)-小淵沢0902

中央線の特急列車の大半が停車し、八ヶ岳や清里高原などへのアクセスポイントを担う小淵沢。その同駅から分岐するのが、標高日本一の地点を走る鉄道路線*として名高い、高原のローカル線・小海線(小淵沢~小諸)です(*一般鉄道として)。そしてこの小海線こそ、私が「あずさ」の次に選んだ撮影路線でした (・o・*)ホホゥ。ただし、運転本数があまり多くない小海線(日中は一~二時間に一本程度)、列車移動の徒歩鉄にとって沿線の撮影地へ向かうのはたやすいことではありません (゚ペ)ウーン…。そんな小海線を撮るのにお手軽な撮影地と言えば・・・以前に拙ブログでも一度紹介したことがある「小淵沢の大カーブ」(゚∀゚*)オオッ!!。ここならば小海線へ乗らずに小淵沢から歩いて到達することができるし、ロケーション的にも素晴らしい (・∀・)イイネ!。

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小淵沢の町を抜けると、
のどかな農村風景が広がります。
(´▽`*) ノドカ~♪
奥に見えてきた山並みは、八ヶ岳。

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小淵沢駅から歩いて30分ほどで
有名な小海線の撮影地「小淵沢の大カーブ」に到着。
田んぼの向こうの築堤上を小海線の列車が走ります。

清里方面へ向かう小海線の列車は小淵沢を出て中央線と分岐すると、右に大きくカーブをしつつ徐々に高台の築堤へ上ってゆきます。その大カーブが撮影地で、カーブを行く列車の背景には条件が良ければ上り側(小淵沢方)に南アルプスを、下り側(小諸方)には八ヶ岳の山並みをそれぞれ写し込む事ができる、昔からのメジャーポイント ( ̄。 ̄)ヘー。ここは基本的に午前がカーブの内側、午後は外側が順光になり、私が着いた10時前の時点ではカーブ内側の南アルプスバックが日当り良好でした。好みの立ち位置を選んでカメラを構えると、しばらくして築堤上に現れたのは、非電化の小海線で普通列車に使われている、キハ110系気動車(ディーゼルカー)(´▽`*)キハキハ~♪。

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日差しが眩しい夏空のもと、
大カーブの築堤上を走り行くのは、
キハ110の野辺山行き普通列車。
背景には南アルプスが見えるハズなのですが、
雲が・・・σ(・ω・`)ウーン…。
▲小海線 小淵沢-甲斐小泉

南アルプスを背景にして下り列車を撮ってみた【◎】]ω・´)パチッ!・・・のですが、先ほど「あずさ」を撮った長坂の時よりもさらに雲が増えて、やはり甲斐駒などはまったく見えません (´д`;)アウ。私がこの撮影地を訪れるのは一昨年の夏以来、ちょうど二年ぶり。思い返せば前回も夏雲が山にまとわりついていて、いまいちスッキリとした画が得られなかったのですが、なんだか今回もその時と似たような状況だなぁ・・・σ(・ω・`)ウーン…。これじゃ二年前のリベンジとしては、ガッカリの結果かって? (・ε・`)チェ… いや、たしかにこの撮影地においては背景の山並みがスッキリと見えることに越したことはないけれど、実は今回の私が小海線の撮影へ訪れたのには、このロケーション以外に別の目的があったのです (゚.゚*)ホヨ?。めでたくも今年で全線開通80周年を迎えた小海線 オメッ!(*゚▽゚)ノ☆・゚:*: 、それを記念して同線では特別塗装を施した編成を二種類(各一編成ずつ)走らせており、何を隠そう私のお目当てはその「小海線全通80周年記念塗装車」なのでした (゚∀゚*)オオッ!!。ただし、当該編成はとくに運用情報が公開されていないようで、撮れるかどうかはまさに鉄運次第。いま通った下りの一本目は、特別色ではないノーマルなキハ110でした (・∀・`)ハズレ。次の運試しは約30分後の上り列車です 八(゚- ゚) オネガイ♪。そこで現れた列車の色はというと・・・(*゚ロ゚)ハッ!!

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先頭(左)はノーマルカラーのキハ110。
でも、後ろ(右)には朱色のキハが・・・(゚∀゚)オッ!。
▲小海線 甲斐小泉-小淵沢

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上り方の定番位置で後追い【◎】]ω・´)パチッ!。
緑の絨毯と化した夏の田園風景に
鮮やかな朱色・・・いや、「タラコ色」が映えました。
▲小海線 小淵沢-甲斐小泉(後追い)

タラコ、キタ━━━━ヽ(゚∀゚)ノ━━━━ッ!!
そう、この朱色一色に塗られたキハ110こそ「80周年記念塗装車」のひとつで、これはかつて国鉄時代に小海線で走っていた首都圏色のキハ52をイメージしたもの w(゚0゚*)w オォー!!。この色は鉄道ファンの間で、通称「タラコ(色)」と呼ばれて親しまれています (´▽`*)タラチャソ♪。そりゃ正直、JR形で現行のキハ110にタラコ色を施したところで、到底キハ52には見えないけれど σ(・∀・;)ゴーニー?、それでもあえてキハ110を懐かしの国鉄色に塗っちゃおうっていう、思いっきりの良さがニクいじゃないですか (゚∀゚)アヒャ☆。以前に山手線で記念運行されていた「みどりの山手線(現行のE231系にウグイス色のラッピングを施して103系を再現したもの)」といい、こういうシャレの利いた「なんちゃってリバイバル」は個人的にキライでなく、この小海線の「国鉄色キハ110」が発表された時から一度は撮りたいと思っていました (*`∀´)=b オモシレージャン!。そんなタラコに撮影開始から二本目で巡り会えた鉄運に感謝 v( ̄▽ ̄*)ラキー!。それにしても、相変わらず南アルプス方向には雲がたまったままですね・・・(・ε・`)チェ…。

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雲の流れによっては、
時おりチラッと姿を見せる、甲斐駒さん。
出てきてくれないかな・・・。

いま小淵沢行きとして上っていったタラコ編成は、約一時間後に下りの小諸行きとして折り返してきます。次は撮影ポイントを変えようかな・・・と思うも、時おりチラリと姿を見せる「甲斐駒さん(甲斐駒ケ岳)」が気になって |∀・)チラッ、移動する踏ん切りがつきません。甲斐駒が見えた状態でタラコが撮れればベストなんだけれどなぁ・・・(・ω・`)ゞウーン…。あと、時間が経つにつれて日の当たり具合が徐々に変わってきて、きれいに日が当たるポイントが少なくなってきたって言うのも移動しづらかった一因でした (・ω・`)ゞウーン…。周囲をウロウロしてアングルを模索するも、結局は上り列車の後追いと同じ位置で折り返しの下り列車も迎えます σ( ̄、 ̄*)マ、イッカ。

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小淵沢で小休止したのち、
再び山道へと挑む小海線の列車。
懐かしいタラコ色を纏ったキハを先頭に、
力強く坂道を駆け上がってゆきました。
▲小海線 小淵沢-甲斐小泉

ほとんど代わり映えしない絵で芸がありませんが、少しだけ目線を低くして上り勾配を強調してみました ( ´_ゝ`)フーン。車両側面の日当たり具合は先ほどよりもだいぶ弱くなったけれど、タラコの色合い的にはこのくらいの方が落ち着いているようにも感じます σ(゚・゚*)ドーダロ。 そして甲斐駒さんはと言えば・・・やはり残念ながら顔を出してくれませんでした (・∀・`)ザンネン。でも、お目当てのタラコが撮れたのには満足です ヽ(´▽`*)ノ ワ~イ♪。これでミッション達成・・・と言ってもいいのですが、先述したように記念塗装車は二種類 v(゚ー゚*)フタツ?。ひとつは今のタラコ(キハ111-121)で、もうひとつの色はというと・・・国鉄色ディーゼルカーの復刻と聞いて感のいい方ならもうお解りでしょう (゚∇゚;)マサカ…。そう、クリームと赤のツートンカラーでおなじみの急行色が施されているのです アヒャヒャヒャ(゚∀゚≡゚∀゚)ヒャヒャヒャ。しかもタラコが単行のキハ52をイメージしたものに対し、急行色の方は急行形のキハ58をイメージしていて、同色の二連(キハ111-111+キハ110-111)w(゚0゚*)w オォー!。これはぜひともこの目で見てみたい・・・ (*゚∀゚)=3ハァハァ!。小淵沢と小諸の78.9キロを片道二時間以上もかけて走る小海線の列車、しかも同線にはこの撮影地に現れない小諸〜中込・小海などの区間運用も存在し、特定の一編成を狙うのはそう容易なことではないハズなのですが、いとも簡単にタラコを引き当てた私は、急行色もすぐに撮れるような気になっていました (*´σ∀`)クルンジャネ?。はたしてそうウマくいくかどうか・・・( ̄△ ̄;)エ…。とりあえず、正午を過ぎてカーブの内側には日が当たらなくなってきたので、今度はカーブの外側にある撮影ポイントへ移動することとしました ...((((o* ̄-)o 。

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午後に順光となるカーブの外側。
築堤上が小海線の線路です。
こちらから下り方向を見ると、
今度は背景に八ヶ岳を入れることができます。
(゚∀゚*)オオッ!!

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ちなみに上写真の場所で後ろを振り返ると、
そこには中央線が走っていて、
掛け持ち撮影も可能。
でも、この時間帯はあまり光線状態が良くないし、
今回は小海線の方に集中します。
▲中央本線 小淵沢-信濃境

カーブの外側から狙うのは、八ヶ岳をバックにして築堤上を行く上り列車 (゚∀゚*)オオッ!!。今のところ八ヶ岳の方には雲がかかっておらず、スッキリとその山容が見渡せます。時間の経過や風向きによって雲の沸き具合が変わるかもしれないけれど、しばらくはストレス無く撮る事ができそう ε-(´∀`*)ホッ。そんななかで迎えた午後の一本目、もちろん期待するのは急行色のキハ110です。ところが築堤の向こうから聞こえてきたジョイント音は・・・なんだか軽いぞ? (=゚ω゚=;)ンン!?  そして現れたのはコイツ。

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軽やかに築堤上を走り行くのは、
ステンレス製のキハE200。
同車はディーゼルエンジンとリチウムイオン蓄電池を
組み合わせたハイブリッドシステムを採用しており、
高原を走る小海線にふさわしい、環境に優しい車両です。
▲小海線 甲斐小泉-小淵沢

あ、”はいぶりっど”だ・・・( ̄△ ̄*)ア。そう言えば小海線にはキハ110のほかに、このハイブリッドディーゼルカーのキハE200形も使われていたんだっけ。私はすっかりコイツの存在を忘れていました (^^;)ゞポリポリ。キハE200は別にスキでもキライでもない車両だし、特定の狙いが無くふつうに小海線を撮りに来たのならば、記録できた車両のバリエーションが増えたと喜ぶところなのですが、急行色狙いの今回はキハ110の運用じゃないと、なんだか損した気分 (・ε・`)チェ。おかげで次に急行色が入る可能性のある小諸発の上り列車は、二時間後です・・・"o(-"-;)ニジカン…(一時間後の上り列車は野辺山発の短区間運用で、この日はノーマルなキハ110が小淵沢~野辺山をピストン運転しています)。画的には、とりあえず見える範囲の山々の頂をすべて、列車の背景へ入れてみたものの、ちょっと間延びした感じがします。もう少し凝縮した方が良さそう σ(゚・゚*)ンー。ちなみに八ヶ岳は山梨と長野の県境にまたがる山塊(八ヶ岳連峰)の総称で、ここ小淵沢から眺められるのはその南端部分にあたります。最高峰の赤岳(標高2,899m)は見えず、上のカットに写った主なものは左から西岳(標高2,398m)、編笠山(同2,524m)、権現岳(同2,715m)、三ツ頭(同2,580m)など。

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小淵沢で折り返してきて
小諸へと向かうキハE200を後追い。
絵的なバランスはこのくらいの方がいいかな・・・。
▲小海線 甲斐小泉-小淵沢(後追い)

それにしても、この日はすでに真夏を思わせるような強烈な日差しが照りつけ、風もほとんどなく、いくら高原といえどもキビシい暑さです ι(´Д`υ)アヂィー。日陰のない田園地帯で運転本数の少ないローカル線を待ち続けていると熱中症になってしまうので、列車の通過時刻までは木陰に避難 ...(((;・∀・)ヒナン 。ここから駅の方向へ5~600m戻ったところに飲料自販機があるのも助かります。熱中症対策にこまめな水分補給を心がけなきゃ (;´∀)◇y ゴクゴク。

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一時的に避難した木陰から撮ったキハ110。
この列車は小淵沢と野辺山の短区間をピストン運転する運用で、
ノーマルな編成だと言うことが解っていました
(朝の一本目に撮った列車と同じ編成)。
ためしにこのような撮り方をしてみましたが、
高原らしい雰囲気が出て、意外と悪くなかったかも?
(・∀・)イイジャン
▲小海線 甲斐小泉-小淵沢(後追い)

キハE200の折り返し列車や野辺山止まりのノーマルなキハ110などを撮りながら二時間も待ち続け、ようやく次の小諸発のキハ110運用という、急行色編成が入る可能性のある列車の時刻を迎えました ε-(‐ω‐;)ナガカッタ…。避難していた木陰から撮影ポイントへ戻ってみると、少し離れた位置にお一方の同業者が確認できます (「゚∀゚)オッ!。話しかけるにはちょっと遠くてムリだけれど、ひょっとしたらこの方も急行色狙いで、運用を詳しく知っていらっしゃるのかも・・・σ(・∀・*)ドーダロ?。この日の同ポイントで初めて見た同業者の姿に私の期待は一気に高まります (*゚v゚*)ワクワク♪。やがて築堤の向こうから聞こえてきた列車のジョイント音・・・今度はキハ110の足音です。さあ、来い!急行色! ク-ル…(゚∀゚;)キットクル-… そして見えてきたその色は!(゚ロ゚*)ハッ!!

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八ヶ岳を背にしたノーマルカラーのキハ110。
白いボディーカラーはステンレスのキハE200よりも
風景に映えますが・・・
お目当ての急行色ではなかった。
▲小海線 甲斐小泉-小淵沢

急行色、コネ━━━━('A`)━━━━…。
築堤上に現れたキハ110は、残念ながら期待した急行色ではなく、ノーマルカラーでした (_ _|||)ガクッ。暑いなかで二時間も待ったのになぁ・・・。やはり特定編成の捕獲は、そう甘くないですね (-ω-;)チェ。ちなみに遠くの方にいらっしゃった同業者さんは撮影後、すぐに撤収してクルマで去ってしまいました (*'ー')ノ バイチャ!。この方は急行色狙いと言うより、背景の八ヶ岳がキレイに見えていたから立ち寄ったってところだったのでしょうか。私も暑さと今の空振りで一気に疲れたし、もう帰ろっかな・・・(´・ω・`)ショボーン と、駅へ足を向けかけますが、ふと八ヶ岳とは逆側の南アルプスを振り返ってみると (=゚ω゚)ンン?、午前中は雲隠れしていた甲斐駒ケ岳が山頂まで見えているではありませんか (゚o゚*)オッ!。

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高い湿度と逆光でモヤッとはしているけれど、
ここにきて山頂まで見えるようになった、甲斐駒さん。
やはり頭ひとつ抜き出たその山容は存在感があります。

南アルプスをバックにしたインカーブ側はもう午前のような順光ではないけれど、せっかく甲斐駒さんが顔を出してくれたのならば、もう少しだけ撮影を続けてみるか・・・σ(・∀・`)モウチット…。私は八ヶ岳バックのポイントから、再び南アルプスバックの方のポイントへと移動し...((((o* ̄-)o 、列車を待つことにしました。しばらくするとやってきたのは、先ほどの八ヶ岳バックで撮ったノーマルキハ110が小淵沢で折り返した下り列車【◎】]ω・´)パチッ!。。

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幾重にも重なる山々のシルエットに抱かれて、
山麓をコトコト進むローカル列車。
自然の雄大さを感じさせてくれます。
▲小海線 小淵沢-甲斐小泉

たしかにド逆光ではあるけれど、シルエットになった南アルプスの山々に迫力があって、意外とイイ感じです (・∀・)イイジャン。そしてこのときは上写真を撮ったあとに続けてシャッターを切らず、肉眼で見送ってしまったのですが、カーブの手前まで列車を引き付けると車両の右サイドには西日がきれいに当たることが解りました (゚∀゚)オッ!。んじゃ、その位置でもう一本だけ狙ってみよう。このあとの列車はさらに一時間待ちとなりますが、時間的にはそろそろ朝に撮った「タラコ」が戻ってくる頃合いです (゚∀゚*)オオッ!。もう急行色を望むのはムリっぽいけれど、タラコで一日の撮影を締めるのも悪くないでしょう。タラコの連結位置は下り方でしたので、後追いにはなりますが同ポイントでこのまま待機 ( ̄- ̄ )タイキ。時刻は16時を回って、だいぶ日が傾いてきました。気がつけばこの界隈に6時間以上もいたことになります。我ながら物好きだねぇ・・・ (^皿^;)ゞポリポリ。そんな思わぬ長期戦になった小海線撮影も次でラスト。順調にタラコが小諸から戻ってきてくれるといいのですが、はたして現れた編成は・・・(*゚ロ゚)ハッ!!

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西日に照らされてカーブを切ってゆくのは、
クリームと赤のツートンカラー!
懐かしい急行色のキハが小海線に帰ってきました。
▲小海線 小淵沢-甲斐小泉(後追い)

急行色、キタ━ヽ(ヽ(゚ヽ(゚∀ヽ(゚∀゚ヽ(゚∀゚)ノ゚∀゚)ノ∀゚)ノ゚)ノ)ノ━!!!!
ななななんと、ここにきてまさかの急行色降臨!!(ノ゚□゚)ノオオオオォォォォォォー!!! 良くてもタラコ、ノーマルカラーの可能性だって高いと思っていた私は、意表をつかれてビックリです!! w( ̄▽ ̄;)wワオッ!! 運用表を見たわけでなく時刻表で推測しただけなのですが、小諸13時35分着の下り227D(朝見たタラコ)と同駅13時52分発の上り232D(今の急行色)って、小諸で運用が繋がっていないんだ・・・(それとも車両の差し替えがあったのかな? σ(゚・゚*)ンー)。何にせよ思いがけず(?)、念願の急行色が撮れました~!ワ━━\(≧▽≦)/━━イ♪  もしも先ほどのノーマルカラーを八ヶ岳バックで撮ったあとに甲斐駒が見えていなかったら、もう私は撤収していたでしょう (´ω`)ソーダネ。そう考えるとこの急行色は甲斐駒さんが撮らせてくれたものと言っていいかも知れません ('-'*)アリガト♪。ああ、もう一本だけ・・・と粘って、ホントにヨカッタよ・・・・:*:・(゚ノ∀`゚)゚ヨカッタ・:*:・。

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名所の大カーブを小淵沢へ向けて走り去る急行色。
それを南アルプスの雄、甲斐駒ケ岳が見守っていました。
▲小海線 小淵沢-甲斐小泉(後追い)

南アルプスバックで撮る事ができた急行色、この列車は約30分後に小淵沢から折り返してきます。こうなると今度はやはり八ヶ岳バックの方でも撮りたい σ(・∀・`)トリタイ…。列車の進行方向的に見ると撮りたいポイントがあべこべで、どちらも後追いになってしまうのはちょっと腑に落ちないところですが (゚ペ)ウーン…、まさかここにきて急行色が来るなんて思わなかったし、もともとは下り方のみのタラコ狙いだったのですから仕方ありません (・ε・`)シャーナイネ。まあ、ホントに運用を知らない者がたまたまお目当ての列車に遭遇し、撮影地の選択を誤った・・・という真実味は伝わるのではないでしょうか (^^;)ゞナンノコッチャ。八ヶ岳バックのポイントへ戻ってみると、先ほどとは別の同業者さんが一人いらっしゃいました (*・ω・)ノ゙チワッス♪。挨拶程度しかしなかったけれど、この方は急行色が来ることを解っていたのかな・・・? σ(゚・゚*)ンー 移動時間もあったことで折り返しまでの30分はサラッと過ぎ、やがて少し離れた位置にある踏切の音が聞こえてきました ε-(°ω°*)キタッ!。

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空へ抜けるような高い築堤上に
伝統の国鉄急行色を纏ったキハ110が躍り出ました。
やはりこの色は風景に映えます。
▲小海線 甲斐小泉-小淵沢(後追い)

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テレ側にズームを回してもう一枚。
八ヶ岳を背景に突き進む急行色キハ。
このシーンは、かつての急行「のべやま」を
彷佛とさせる・・・か?

八ヶ岳バックで急行色が撮れました~!ヽ(´▽`*)ノ ワ~イ♪
西日を受けた国鉄急行色は、クリーム色に落ち着きが感じられて美しい・・・。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。もちろん正直言うとこの急行色のキハ110だって、到底キハ58には見えません σ(・∀・;)ゴハチ?。でも細かいことを抜きにして、何よりもこの風光明媚な小海線という舞台に、二種類の国鉄色が帰ってきたってことが嬉しい (*´v`*)ウレスィ♪。列車主体の編成撮りをしたら、思わず笑っちゃうような「なんちゃって国鉄色」のキハ110ですが アヒャヒャヒャ(゚∀゚≡゚∀゚)ヒャヒャヒャ、風景のなかに置いて撮る列車としては、やはりこの国鉄色はどんな形式だろうと鮮やかに映えるんです (゚∀゚*)オオッ!!。そんな国鉄色のシンプルな美しさをあらためて感じた、今回の小海線80周年記念塗装車撮影でした。今度はまた、空気が澄んで山々に冠雪が見られる、冬場にでも撮影へ訪れてみたいものです (・∀・)イイネ。

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帰りは小淵沢の駅弁で一杯・・・と考えていたのですが、
夕方のこの時間は高級駅弁の「元気甲斐(¥1500)」しか残って無く、
駅弁はやめて駅そばで遅い昼食(夕食?)を済ませました。
でも、この小淵沢駅のスタンド(駅弁と同じ丸政が経営)は
駅そば通の間で味の評価が高いお蕎麦です。
とくに私のお気に入りは筏状にゴボウが連なった、ゴボ天そば。
ゴボー(゚д゚)ウマー!
(ちなみに、私が今回利用したのは待合室内の店舗で、
おなじみだったホーム上の駅そばスタンドは、
休止?閉店?していました・・・)

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缶ビールとおつまみを持ち込んで乗った
塩山行きの普通列車は、
ロングシート車ですたとさ・・・(´д`;)アウ。
▲中央本線 小淵沢

小淵沢1734-(中央346M)-甲府1819~1836-(564M)-高尾2007

こうして、当初は中央線での189系「あずさ71号」がいちばんの目的だったのに、終わってみれば小海線撮影・・・というか、急行色を待ち続けた時間の方が圧倒的に長かった一日なのでした (´w`*)ドツカレサン。でも、久しぶりに晴天のもとで一日かけて、のんびりとローカル線の撮影を楽しめたように思います。腕の日焼けがちょっと痛いけれど(笑)。



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