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山口02・・・山陰本線 トワイライトエクスプレス撮影記 [鉄道旅行記]

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2015.10.24・25 山口遠征
02
山陰の青い海を背に行く寝台列車!
山陰本線 「特別なトワイライトエクスプレス
撮影
 
  

抱えていた仕事のピークが一段落し、さらには期限切れ間近の航空マイレージがあったことから、思いきって飛行機を使っての遠征に出かけた秋の旅 ε=┌(*´∀`)┘イッチャエ!。その目的地に私が選んだのは、本州の西端にあって山陰と山陽の二つの顔を併せ持つ中国地方の県、山口でした c(゚.゚*)ヤマグチ?。山陽側に位置する山口宇部空港へと降り立った初日は、宇部市近郊の小野田線を走る単行型電車123系(クモハ123)を半日かけて撮影【◎】]ω・´)パチッ!。少ない列車の本数や徒歩鉄という機動力の制限もあって、撮影地は厚東(ことう)川に架かる橋梁の一カ所のみでしたが、それでもお目当ての黄色いクモハ123を気持ちのよい秋晴れのもとで記録することができ、自分なりに満足のいく成果を残すことができました ヨカッタ♪(*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。小野田線の撮影後は宇部から新山口へ出て、そこからさらに陰陽連絡線の山口線を山陰へ向けて北上 (*・o・)ノ Go!。この日は日本海に面した島根県西部の街、益田(ますだ)での宿泊となりました。そんな前回からの続きです。


10月25日(日)

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山口旅の二日目は
益田から山陰線の普通列車でスタート。
乗るのは下りの長門市ゆきで、
なんとも賑やかなラッピングが施された
単行のキハ120でした。
(´▽`*)キハキハ~♪
▲15.10.25 山陰本線 益田

宿泊地となった益田は、前日に乗ってきた山口線と山陰地方の大動脈である山陰本線(京都~鳥取~松江~下関)の接続駅で、二日目の朝から乗るのは山陰本線の方 コッチ...((((o* ̄-)o。長門市(ながとし)ゆきの下り普通列車に揺られてしばらくすると、列車は県境を越えて山口県へと入りました。宿泊地は島根県の益田でしたが、二日目の今日も私の目的地は山口県内にあります。

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明け方の山陰本線の車窓から。
益田を出た列車は市街地を抜けると、
すぐに日本海沿いを走るようになります (゚∀゚)オッ!。
沖の方に少し雲が浮かんでいますが、
どうやら今日も晴れのようです (´▽`*)イイテンキ~♪。
▲15.10.25 山陰本線 益田-戸田小浜(車窓から)

それにしても同じ山口県とはいえ、周防灘に面した山陽地方の宇部から山陰地方の日本海側へ、一気に縦断という大胆な移動が組まれた今旅 バビューン!!-=≡Σ(((⊃゚∀゚)つ。前記事のラストにちょっと含みを持たせましたが、その目的とは、日本海の新鮮な海の幸がどうしても食べたかったから (゚¬゚)ジュルリ・・・ではなく、実は日曜日となる旅の二日目には日本海側の山陰本線で、この機会に私がぜひとも撮りたいと思っていた、特別な列車の運転があるのです (・o・*)ホホゥ。その列車の名もズバリ、「特別なトワイライトエクスプレス」 σ(゚ー゚*)トクベツ?。

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大阪と札幌の間を24時間以上もかけて走っていた、
寝台特急「トワイライトエクスプレス」。
「スイート」などの豪華な個室が人気を博しましたが、
惜しまれつつも今年の三月に運転を終了。
▲11.6.5 室蘭本線 白老-社台

ご存知「トワイライトエクスプレス」と言えば、大阪と札幌の間を日本海縦貫線(北陸本線・信越本線・羽越本線・奥羽本線)経由で結び、A個室寝台の「スイート」や「ロイヤル」に、食堂車、サロンカーなど豪華な編成を連ねた、人気の高い寝台特急列車でしたが、記憶にも新しい今年の三月、北陸新幹線開業により北陸本線が部分的に経営分離・第三セクター化、北海道新幹線工事の本格化に伴う運転の困難、さらには車両の老朽化など数々の理由により、惜しまれつつ運転を終了 (・ω・`)ザンネン…。その引退した「トワイライトエクスプレス」用の豪華な客車(24系)を使い、半定期運行だった大阪と札幌の間を走る寝台特急ではなく、西日本各地の名所を巡るようなクルージング形式で設定されたのが、「特別なトワイライトエクスプレス」です(旅行会社が企画した団体臨時列車扱い)(゚∀゚*)オオッ!。いわば、前々回に拙ブログで撮影記を紹介した「カシオペア クルーズ」の「トワイライト」版と言ったところでしょうか。

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「トワイライト」用の客車を用いた特別列車、
「特別なトワイライトエクスプレス」。
客室はA個室寝台の「スイート」と「ロイヤル」のみで、
これに食堂車とサロンカーが編成に組み込まれます。
ルートは山陽と山陰を通る二つのコースがあり、
それぞれ二泊三日(うち、トワイライトは一泊二日)の行程で、
旅行代金は、おひとりさま27万円から(一室二人使用)、
ちなみに「スイート」の展望車タイプは、32万円からでつ。
Σ( ̄ロ ̄lll)タカッ!。

そんな「特別なトワ」の運転区間は、大阪と下関の間。しかし運転日によって、山陽本線経由の「山陽コース」と、山陽本線・伯備(はくび)線・山陰本線経由の「山陰コース」の二通りが設定されており、乗客は選択によってそれぞれ違った旅を味わえるのですが、撮り鉄的に・・・いや、少なくとも私的に魅力なのは、日本海沿いの風光明媚な撮影ポイントが多い「山陰コース」の方 (・o・*)ホホゥ。さらに撮影地の風景だけでなく列車の方にも注目してみると、電化されている山陽本線(山陽コース)での牽引機が電気機関車のEF65形なのに対し、大半が非電化の山陰本線(山陰コース)での牽引機は、ディーゼル機関車のDD51形となります ( ̄。 ̄)ヘー。DD51+「トワイライト」という組み合わせ自体は寝台特急時代に北海道でも見られたのですが、JR北海道のDD51は青い「北斗星」色(前出の写真参照)。しかし今回の「特別なトワ」に使われるJR西日本のDD51は国鉄時代から変わらない、いわゆる国鉄色の朱色 (゚∀゚*)オオッ!。国鉄色のDD51が「トワイライト」を牽いて山陰本線の日本海沿いを行くなんて、これは想像しただけでもヨダレが止まりません! (*゚∀゚)=3ハァハァ! 関東から山陰地方は遠くて、決して手軽に行ける距離ではないけれど、機会があればこの列車は撮ってみたかった σ(・∀・`)トリタイ…・・・というワケで私は今、「特別なトワ」の撮影地へ向けて早朝の山陰本線を下っているのです (´ω`)ナルヘソ。

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山陰本線の車窓に流れるのは、石見(いわみ)の名物である、
赤い瓦屋根の石州瓦(せきしゅうがわら)。
この地方で採れる来待石(きまちいし)を釉薬にすることで、
独特な赤褐色となるという石州瓦は、
水の浸透が極めて少なく、塩害や凍害に強いことが
特徴だそうです ( ̄。 ̄)ヘー。
▲15.10.25 山陰本線 戸田小浜-飯浦(車窓から)

益田から乗った初発列車の乗客は私のほかに三名のみ。いずれも一見して同業者(撮り鉄)とわかる方たちで(カメラバックや三脚を持っているからね ^^;) 、目的はもちろん私と一緒でしょう ( ´∀`)人(´∀` )ナカーマ 。そのターゲットとなる「特別なトワ」は、前日に大阪を出発して山陽本線を倉敷まで西下、伯備線、山陰本線での夜行運転を経て、朝の8時過ぎに途中の立ち寄り地に指定されている、観光地の萩(はぎ)に着きます(停車駅は東萩)。乗客は萩での観光を昼近くまで楽しみ、その後は再び「トワ」に乗って最終目的地の下関へ向かいます (・o・*)ホホゥ。このスケジュールだと「トワ」は東萩の駅で約三時間半ものバカ停(長時間停車)があるので、ウマくすると朝方に東萩よりも手前の区間で一発撮ってから【◎】]ω・´)パチッ!、後続の普通列車(もしくはクルマ)で東萩にバカ停中の「トワ」を追い越して ε=┌(;゚д゚)┘オッカケ!、さらにその先でも午後にもう一発撮ることが可能なんです【◎】]ω・´)パチッ!。この東萩でのバカ停を利用した二発撮りは、山陰での「特別なトワ」を狙う上でのセオリーともいえるオトクな行動で (´艸`*)オットク~♪、やはり同じ列車に乗っていた同業者のみなさんも、東萩の手前でいちばん有名な撮影地のある宇田郷(うだごう)で下車しました …((( ・ω・) オリマツ。

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日本海をバックにして撮ることができる有名撮影地、
須佐~宇田郷の惣郷川(そうごうがわ)橋梁を列車は通過中。
車窓からの眺めも雄大です (゚∀゚*)オオッ!。
▲15.10.25 山陰本線 須佐-宇田郷(車窓から)

でも、私は宇田郷では降りません ( ̄△ ̄;)エ?。というのも、当然ながら撮影地へは列車でなく、クルマでアプローチする方も多く(・・・と言うか、それが大半を占める)、私のような徒歩鉄はたとえ朝イチの初発列車を利用しても、そのクルマ組より先に撮影地へ着くことは難しい (゚ペ)ウーン…。「トワ」の通過までは一時間ほどしか時間的な余裕が無いこともあり、キレイに撮影できるような立ち位置が残っているかどうか微妙なところです σ(・ω・`)キビシイカモ…。それは宇田郷のお立ち台に限らず、午前の列車を狙える撮影地はドコもそんな感じ。

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車窓から眺めていると、
宇田郷のお立ち台付近にはクルマの列が・・・。
凸凸凸凸凸凸凸  w( ̄▽ ̄;)wワオッ!!
コレ、もちろん渋滞しているワケではなく、
「トワ」を待つ撮り鉄のクルマです。

そこで私はもう、思いきって東萩の手前で撮れる午前中の一発を捨て (・ω・`)ノ ⌒ ゚ ポィッ、お昼過ぎに通過する東萩よりも先の撮影地へ直接向かうことにしました ε=┌(`・ω・)┘チョッコー!!。それならば二発撮りを考えている方たちよりも先に、午後の撮影地へと着くことができます σ(・∀・*)ナルヘソ!。すでにそこでも場所取りは始まっているかも知れませんが、少なくとも宇田郷よりはまだマシでしょう σ(゚・゚*)ドーダロ。東萩、そして萩を過ぎ、私が下車したのは玉江(たまえ)。

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同乗していた同業者さんが宇田郷でみんな降りてしまい、
私ひとりの「貸切列車」となった車内 (・ω・)ポツン。
長いロングシートがいっそう長く感じます(笑)
ちなみに、閑散としたローカル線の車内を見ると
ちょっと寂しいと言う意見もよくありますが、
この列車はこのあと、部活へ向かう学生さんなどが乗り込み、
萩へ着く頃には立ち客も出るくらいになりました。
おそらく平日はもっと混むのでしょうね。

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益田から一時間強、
私が降りたのは萩の次駅、玉江。
 (・ω・)トーチャコ
▲15.10.25 山陰本線 玉江

益田0557-(山陰1516D)-玉江0716

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萩市中心部の西側に位置する玉江。
石州瓦では無くトタン製ですが、
赤い屋根が特徴的な駅舎です。
▲15.10.25 山陰本線 玉江

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駅舎の柱には同地の出身である、
井上勝のレリーフが掲げられています (゚ー゚?)ダレ?。
井上勝は渡英中に同国の鉄道を視察し、
帰国後は日本初の鉄道開業に大きく貢献
(新橋〜横浜の工事責任者)。
「鉄道の父」と呼ばれる偉人です ( ̄。 ̄)ヘー。
今こうやって私が鉄道趣味を楽しめるのも、
この方のおかげかも知れませんね。
手を合わせていきましょか・・・ (-人- )パンパン☆。

細い路地に味のある木造住宅が軒を連ねる玉江の集落。このあたりにも歴史ある城下町・萩の趣をちょっとだけ垣間みることができます (・∀・)イイネ。その集落を抜けて西の方へしばらく道なりに進み、林に囲まれた坂道を上がってゆくと ε=ε=ε=┌(*・_・)┘テクテク、やがてその道沿いから海が臨めるようになってきました (゚∀゚)オッ!。この海をバックにして山陰本線の列車を高台から撮ることができるのが、お目当ての撮影ポイントです。駅から30分ほど歩いたところで見えてきた、高台の撮影ポイント・・・と言うか、お立ち台。その様子はというと・・・(;゚ロ゚)ハッ!

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駅から西の方へ歩き続けると、
ε=ε=ε=┌(*・_・)┘テクテク、
やがて道から海が一望できるようになりました。
(´▽`*)ウミ~♪
お目当ての撮影地まではもう少し。

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この踏切を渡った先が、目指すお立ち台です。
ここから目をこらしてみると・・・(=゚ω゚=;)ンン!?

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高台のてっぺん付近には
すでにたくさんの同業者が確認できます。
w( ̄▽ ̄;)wワオッ!!
みなさん気合いが入っていますね〜!
(`・ω・´)-3フンス!。

「トワ」の通過までは、まだ四時間以上もあると言うのに、なんとすでに多くの同業者が視界に確認できるではありませんか! Σ(゚□゚*)ナニーッ!! もちろん、ここに居るのは私と同様に、午前の一発目を捨ててきている方達です。午後の一発だけに集中するという同じ考えの堅実派(?)って、思ったよりもけっこういたのね・・・(^^;)ゞポリポリ。それでも私が着いた時点では撮影地にまだ若干の余裕があり σ(゚ー゚*)コンペー?、どうにか無事に立ち位置を確保することができました ε-(´∀`;)ホッ。午前の一発目を捨てたのはちょっともったいなかったけれど、どうやらここへ直行したのは正解だったようです。ちなみにお隣にいらっしゃった先客さんは、朝の3時にクルマで来たってさ・・・Σ( ̄ω ̄;)マジ!?。

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先客に続いて、斜面をよじ登って到達したお立ち台。
どうにかいい場所を確保できました (σ゚∀゚)σゲッツ!!。
青い空、青い海が気持ちいい~♪ (´▽`*)キモチイイ~♪

ホッと一息つき、あらためて見下ろしたそこからの景色はというと (「゚ー゚)ドレドレ、快晴の青空のもとで雄大な日本海と山陰本線の線路を一望できる、まさに鉄道絶景です (*゚▽゚)オオ~ッ!。ここは昔からの名撮影地で、かねてから私も一度は撮影に訪れたいと思っていたポイントでした ( ̄。 ̄)ヘー。ここで「トワイライトエクスプレス」を撮ることができるなんて、今からもうワクワクしちゃいます (*゚v゚*)ワクワク♪。でも上写真を見る限りでは、列車の姿はおろか線路もどこにあるのか判りませんよね σ(゚.゚*)ドコ?。実はこの時間だとまだ線路の部分は山影に入っていて、上の写真では黒く潰れてしまっているのです ( ̄  ̄;)マックロクロスケ…。そんななかで、まずは私がこの場所に着いて最初の一本目となる、普通列車がやって来ました (゚∀゚)オッ!。

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日本海沿いをに緩やかなカーブを描く山陰本線。
その線路上を行くのはタラコ色のキハ40です。
せっかくの国鉄型キハ、
できれば日が当たった状態で撮りたかったな・・・σ(・∀・`)ネー。
▲15.10.25 山陰本線 玉江-三見(後追い)

ためしに撮ってはみたものの【◎】]ω・´)パチッ!、ご覧のように列車と海は日当り具合の違いにより、かなり明暗の差があります (´д`;)アウ。でも、本命となる「トワ」の通過時刻は日の高い正午過ぎ。その頃には線路全体に日が当たるようになるハズなので、海を眺めながら気長に待つこととしましょう。何せあと四時間もあるのですから・・・( ̄  ̄;)ヨジカン…。吹き付ける海風は強いけれど、日が照っているぶん寒さはまったく感じず、気温的に過ごしやすいのはありがたい (´ー`)マターリ。

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最初の列車から一時間後、
先ほどのキハ40が折り返してきました。
(=゚ω゚)ノ オカヘリ!
この頃にはちょうど単行列車一両分だけ、
日が当たるようになりました (゚∀゚*)オオッ!。
やっぱり日が当たるのと当たらないのでは、
発色が全然違いますね。
▲15.10.25 山陰本線 玉江-三見

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さらに次の普通列車は派手なラッピングのキハ120。
( ̄ω ̄;)ハデハデ…。
タテ位置にしたことで判りづらいかも知れませんが、
時間の経過とともに少しずつ日なたの部分が広がっています。
▲15.10.25 山陰本線 玉江-三見(後追い)

このあたりの山陰本線は線内のなかでも閑散とした区間で、現在は特急などの優等列車や貨物列車の設定が無く、日中の定期列車は二~三時間に一本程度の普通列車のみ (・ω・`)スクナイ…。でも今日は行楽シーズンの日曜日であることから、萩を訪れる観光客に対応した臨時の快速列車が運転されます (゚∀゚)オッ!。その普通列車や臨時快速に使われるのは、国鉄型のキハ40系列(キハ40・キハ47)と、JR型のキハ120形の二種 v(゚ー゚*)フタツ。もちろん私としては国鉄型のキハ40(国鉄型キハ)が来てくれると嬉しい (´▽`*)キハキハ~♪。長い待ち時間の間に、まずは単行のキハ40をかろうじて一両分の日が当たった状態でゲットできました (σ゚∀゚)σゲッツ!!。本命はもちろん「トワイライト」ですが、この絶景ポイントで副産物的に国鉄型キハの記録もできると言うのは、なんとも贅沢なことですよね (*´ω`*)ウレシス。そして時間が経つにつれて線路に落ちていた山影は完全に抜け、きれいに日が当たった状態でもう一本 (^_[◎]oパチリ。

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土休日運転の臨時快速はキハ47の二連。
タラコ色と黄色い広島色のコンビが、
青い海を背にして鮮やかに映えました。
▲15.10.25 山陰本線 玉江-三見

日本海バックで国鉄型キハが撮れました~!ヽ(´▽`*)ノ ワ~イ♪
やってきた快速はキハ47の二連で、先頭がタラコ、後ろが広島色と呼ばれる黄色と白のツートンでした (゚∀゚*)オオッ!!。塗装費削減による単色化で、国鉄時代を思わせるようなタラコ色への変更が進むJR西日本の国鉄型キハ (・o・*)タ~ラコ、タ~ラコ~♪。それはそれで国鉄色好きの私としては嬉しいことなのですが、地域ごとのオリジナル色が消滅しつつあるのもちょっと寂しいものがあります σ(・∀・`)ウーン…。そんな過渡期に日本海バックで撮る事ができたタラコと広島色のコンビ、本来ならばこの列車を本命と位置づけてもいいくらいの嬉しい収穫でした(*´ω`*)ウレシス。やっぱり国鉄型キハは絵になるなぁ・・・。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。そしてさらにもう一本、「トワイライト」の通過前に臨時快速が通過するのですが、そちらはこんな車両 (=゚ω゚=;)ンン!?。

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次に現れたのは、
萩へと向かう臨時快速「幕末ISHIN号」。
淡いピンク色のキハ120でした。
高台から目を凝らしてよく見ると、
何やら人物のようなものが、
ラッピングに描かれていますが・・・(@_@*)ンン?
▲15.10.25 山陰本線 玉江-三見(後追い)

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列車だけを拡大してみると、
どうやら車体に描かれていたのは、
NHK大河ドラマ「花燃ゆ」の主演女優
井上真央さんのようです (´▽`*)マオチャソ♪。
「花燃ゆ」の舞台は萩なのだそうですね。

なんともカワイらしい、ピンクのキハ120 ( ̄△ ̄;)ナンジャコリャ。この列車は山陽側の厚狭(あさ)から美祢(みね)線を経由して山陰本線の東萩まで運転されている、臨時の快速列車「幕末ISHIN号」で、その車体には萩を舞台にした大河ドラマ「花燃ゆ」をイメージしたラッピングが施されていました (゚ー゚*)ハナモュ?。ちなみに大河ドラマの放送時間(日曜よる8時)は、J2リーグの試合時間とほぼ重なっているので、私はこのドラマを一度も見たことがありません・・・(^^;)ゞポリポリ。それにしても、朝に益田から乗ってきたヤツといい、先ほどタテ位置で撮ったヤツといい、今の「幕末ISHIN号」に使われていたヤツといい、このあたりのキハ120はみんな何かしらのラッピングが施されているのか? σ(゚・゚*)ンー… と思って、ちょいと調べてみたら、どうやら今はこの「花燃ゆ」のほかに、「乗ろうよ!美祢線」という乗車促進キャンペーンのようなものが美祢線(厚狭~長門市)で行なわれているらしく、同線を走るキハ120のうちの何本かが特別なラッピング仕様になっているとのだとか ( ̄。 ̄)ヘー。それがたまたまこの日のラッピング車は、山陰本線での運用に固まっていたってことなのね。そんなラッピングキハの「幕末ISHIN号」ですが、これが本命の「トワイライト」前、最後のアングル調整となりました。

朝から待ち続けること実に四時間半 w( ̄▽ ̄;)wワオッ!!。でも、国鉄型キハの収穫などもあったおかげで、それほど長くは感じませんでした (´ω`)ソオカ?。空を見上げれば、時おり流れ雲はあるものの、朝からほぼ快晴状態が続く最高のコンディション (゚∀゚*)オオッ!!。これなら相当に運が悪くなければ、日差しが遮られることは無さそうです ε-(´∀`*)ホッ。そして撮影地の状況はと言うと、「トワ」を東萩よりも手前で一発撮ってからここへ移動して来た追っかけ組のなかには、どうにかかろうじて場所を確保できた方もいれば 、状況を見てここでの撮影を諦めた方も見られました。私の立ち位置からでは木々に隠れて撮影地全体の様子は把握できませんが、いわゆる激パと言われるくらい多くの方が集結したようです(100人以上?)(゚ー゚;)スゴイネ…。そんな多くの撮り鉄たちが固唾をのんで見守るなか、いよいよ「トワイライト」の通過時刻を迎えます (°_°;)ドキドキ…。定時に麓の踏切が鳴りだすと、ビデオを回している方への配慮もあって、水を打ったように静まり返ったお立ち台 シーー( ̄  ̄;)ーーン。独特の緊張感に包まれるなか、やがてディーゼルのエンジン音があたりに響き、汽笛一声とともに現れた朱色の機関車・・・ε-(°ω°*)キタッ!

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トンネルを抜けて姿を見せた国鉄色のDD51。
景色の良いこの区間は乗客サービスの徐行で、
ゆっくりとした足どりで進みます。

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白波立つ山陰の青い海を横目に見て、
朱色のディーゼル機関車に牽かれた濃緑の客車が、
海辺を優雅に走り抜けました。
これぞまさに「特別なトワイライトエクスプレス」です!
▲15.10.25 山陰本線 玉江-三見

山陰でトワが撮れました~!! ワ━━\(≧▽≦)/━━イ!!!!!
青い空!青い海!朱色の機関車!濃緑の客車!(」゚ロ゚)」オオオオオッッッ!!!!!!! この最高の舞台で、この特別な列車を撮ることができるなんてもう、感動!感激!!感無量!!!海沿いを行く原色DDの「トワイライト」、カッコイイなぁ・・・。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。 今旅の冒頭(前記事)に書いた最近のフラストレーションが、これで一気に吹き飛んだ気分です ヽ(*´v`*)ノスッキリ。この瞬間があるからこそ鉄道写真はやめられないのよね (゚∀゚)アヒャ☆。もう少しカメラを右に振ると木の枝が、下に振ると同業者のアタマが入るという、かなりギリギリのアングルではありましたが、これだけの絵が撮れればもう大満足です。期限切れ間近のマイルが背中を押した今旅、思いきって山口県まで、山陰地方まで来て、ホンっトにヨカッタよ・・・ ・:*:・キテ(*ノ∀`*)ヨカッタ・:*:・。まわりにいる同業者さんも、もうみんな笑顔、笑顔。気分よくお立ち台を降りることができました ヨカッタ♪(*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。これで「特別なトワイライトエクスプレス」の撮影は終了です (´w`*)ドツカレサン。


さて、お目当ての「特別なトワ」が撮れ、あとはもう東京へと帰るだけ カエロ...((((o* ̄-)o・・・なのですが、帰りの飛行機までにはまだ時間があるし、せっかく城下町などが世界遺産に登録された観光地の萩まで来たのですから、ここで少し散策や観光をしていきたいと思います (・∀・)イイネ。予定では12時過ぎに通過する「トワイライト」を撮影地で撮ったあと、再び玉江駅に戻って、13時26分発の普通列車で隣駅の萩へ移動するつもりでした。でも、「トワ」の待ち時間中にスマホで萩の町の観光ガイドなどを眺めていたところ []o(・_・*)ドレドレ、萩観光の見所のなかでも昔ながらの町並みが残された重要伝統的建造物群保存地区の平安古(ひやこ)町は萩市内の西側に位置していて、玉江駅から歩いてもたかだか15分程度 σ(゚・゚*)ンー。これならば列車を待って萩へ行くよりも、歩いちゃった方が早く到達できそうです ε=┌(*´∀`)┘イッチャエ!。撮影地からのトータルだと約3.5キロの距離で、50分くらいの歩きになりましたが、撮影の成果が上々だと疲れが残らずに、足取りも軽い ♪~( ̄、 ̄ )===3 スイスイ~。

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玉江駅の東側を流れる橋本川を渡ると、
萩の市街地はすぐそこです。
とくに伝統的建造物群の平安古町へは、
萩よりも玉江の方が近いくらい。

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萩城三の丸を囲む外堀の南に位置する平安古町には、
開墾が進むのに並行して、数多くの武士が屋敷を構えました。
江戸時代の地割りをよく残し、
現在でも武家屋敷の母屋や長屋門、土蔵などが、
長い土塀とともに残っており、藩政期の姿をよく留めています。
伝統的建造物に特定された建築物は11件、
土塀や門は39件だそうです ( ̄。 ̄)ヘー。

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萩市のマンホールには白壁の塀と
萩の名産品である夏ミカンがデザインされています。
最近、マンホールを撮ることが多い?

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そのままさらに、萩観光の中心である、
城下町の方まで歩いてきました。
平安古町からは20分くらいの距離です。
ε=ε=ε=┌(*・_・)┘テクテク。
碁盤の目状に区画された町筋に、
中・下級の武家屋敷が軒を連ねる萩の城下町。
現在でも町筋はそのままに残り、
なまこ壁や黒板塀の美しい町並みが
往時の面影をとどめています (・o・*)ホホゥ。
また、このあたりには維新の志士ゆかりの地が点在。
上から四枚目は、西郷隆盛、大久保利通と並び
「維新の三傑」と詠われた、木戸孝允の旧宅。
続く五枚目は藩医であった青木周弼の旧宅です。

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同じく城下町にある、
幕末の風雲児・高杉晋作の誕生地 (゚∀゚*)オオッ!。
敷地内には晋作ゆかりの品や東行と号した句碑、
産湯の井戸などがあるのだそうです。
時間が無かったので中には入らなかったけれど・・・(^^;)。
誕生地近くにある広場には、晋作の立志像が建っていました。

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こちらは城下町から歩いて10分ほどのところにある、
旧萩藩校明倫館。
明倫館は、毛利吉元が子弟教育のために萩城三の丸に建てた藩校で、
城下の中心地(現在地)へと移転後に規模を拡大。
広大な敷地内には学舎や武芸修練場、練兵場などがあり、
吉田松陰はここで兵学を教えていました。
慶応3年の廃館に至るまで約150年の長期にわたって
藩校としての教育が行われ、
幕末の長州藩の中で大きな役割を果たしました。
・・・って、パンフレット丸写しです (゚∀゚)アヒャ☆。

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そんな萩の町中にあるお店でいただいた昼食は、
「花燃ゆ ふみ御膳」(゚ー゚*)フミ?。
どうやら「ふみ」っていうのが
大河ドラマ「花燃ゆ」の主人公のようですね。
それをイメージし、萩沖で獲れた魚をはじめ、
地元・山口の食材をふんだんに使った、
ちょっと豪勢な御膳です (゚д゚)ウマー!。
ちなみにこれで1600円(もちろんビール代は除く)。
なかなか良心的なお値段ではないでしょうか(^^)。

散策の途中でいただいた観光マップを片手に、結局は平安古町から観光の中心である城下町の方まで歩いてしまいました ε=ε=ε=┌(*・_・)┘テクテク。散策時間は食事を含めて二時間半ほど。武家屋敷や記念館などの中までは入ることをしませんでしたが、歴史の知識が浅い私にはこのくらいの軽い散策がちょうど良く、個人的にはじゅうぶんに趣のある萩の町並みを堪能 (*´ω`*)マンゾク。それにしても、あの日本海バックの撮影地から歩いて町中の名所巡りまでしちゃうなんて、我ながらなんとも効率のいい萩の楽しみ方ができました(笑)。そして、私が萩散策の最後に訪れたのはココ、「花燃ゆ 大河ドラマ館」( ̄△ ̄;)エ?。

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明倫館のすぐ脇に期間限定で開館している
「花燃ゆ 大河ドラマ館」。
ストーリーやキャストの紹介、
ドラマで実際に使用された小道具や衣装の展示、
ロケメイキング映像の上映などが行なわれているそうですよ。
( ´_ゝ`)フーン

え?大河ドラマにまったく興味のない私が、なぜココに来たのかって? σ(゚・゚*)ンー… 実は井上真央ちゃんのファンでして・・・ってワケではなく(いや、もちろんキライじゃないですよ ^^;)、実は帰りの空港へ行くバスの出発地が、この「大河ドラマ館」の前なのです ( ̄。 ̄)ヘー。駅前やバスターミナルではなく、なんでこんなところから空港ゆきのバスが発車するのかと言うと・・・まずその前に、この萩にもっとも近い空港は、隣県の島根県益田市(昨夜の宿泊地ね)にある、萩・石見空港 (・o・*)ホホゥ。空港名に「萩」の文字が入っているくらいだから、さぞかしアクセスが良いのだろうと思っていたら、なんと萩と空港を結ぶ定期の公共交通機関はいっさい無し ( ̄△ ̄;)エ? マジ!?。スマホのルート案内で検索すると、萩から空港へは山陰本線の列車でいったん益田へ出て、そこから定期の空港連絡バスへ乗り継げというルートが出ます。しかし、これは乗り継ぎなどが悪くてあまりにも時間がかかりすぎる・・・(゚ペ)ウーン…。ちなみに検索結果のルートで萩・石見空港17時45分発の羽田行きに乗ろうとすると、萩を13時30分に出る列車へ乗らねばならず、萩での観光はいっさいできませんでした (´・д・`)エェーッ。ところがよ~く観光案内のHPなどを調べてみると (=゚ω゚=*)ンン!?、なんと「花燃ゆ 大河ドラマ館」が開設されている期間(来年1月10日まで)に限り、萩・石見空港の羽田便に合わせた連絡バスが臨時運行されると言うではありませんか!(゚∀゚)オッ! その名も「花燃ゆ号」!(゚∀゚*)オオッ!!。それでバスの出発地が、この「大河ドラマ館」前なのでした (´ω`*)ナルヘソ。そしてその「花燃ゆ号」の発車時刻は15時40分で、これにより二時間の観光時間が捻出できたというワケです ヽ(´¬`)ノ ワ~イ♪。「花燃ゆ」は一度も見たことが無いけれど、このバスの運行には助けられました(笑)。それにしても、この「花燃ゆ号」といい、先ほどの撮影地で撮ったキハ120の「花燃ゆ」ラッピング(幕末ISHIN号)といい、大河ドラマの影響力ってスゴいんだなぁ・・・。

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「花燃ゆ 大河ドラマ館」前に発着する、
萩・石見空港への連絡バス「花燃ゆ号」(゚∀゚*)オオッ!。
その運行日は来年1月10日までの金・土・日・祝日で、
乗車料金は片道2000円(往復割引だと3000円)です。

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空港までの道のりは、海沿いの国道を走る「花燃ゆ号」。
車窓からの眺めが気持ちいい (´▽`*)ウミ~♪。
まるで気分は「バス旅」の太川さん?
いや、私のキャラ的には蛭子さんか・・・(^^;)

そんな「花燃ゆ号」。立派な大型のバスですが、この日の乗客は片手で数えられるほど・・・( ̄  ̄;)スクナイ…。期間限定運行終了後の定期化も期待したいところではありますが、この乗車率を考えると難しいのかな? (゚ペ)ウーン…。バスは海沿いの国道をひた走り、萩の市内から一時間20分ほどで萩・石見空港に到着 (・ω・)トーチャコ。

萩・大河ドラマ館1540-(石見交通バス 花燃ゆ号)-萩・石見空港1700

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島根県益田市にある萩・石見空港へ定時に到着。
初日に降り立った山口宇部空港よりも、
さらにひとまわり小さな感じの空港です。
今回の私は萩から臨時のバスを利用しましたが、
定期の空港連絡バスは益田駅までを結んでいます (・o・*)ホホゥ。
ちなみに空港から北へ1.5キロほどのところには
山陰本線が走っているものの、近隣に駅はなく、
鉄道でのアクセスは現実的ではありません。

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空港では、しまねSuper大使の「吉田くん」がお出迎え
(ゆるキャラさんが好きなキャラだっけ?)。
現在の萩・石見空港を発着する定期便は、
ANAの東京・羽田線が一日に二往復のみです。


期限切れ間近の航空マイレージを使って訪れた、一泊二日の山口旅。現地への往復が飛行機で、列車は宇部から萩までの移動で山口線などを乗ったに過ぎず、乗り鉄的にはちょっと物足りないところではありましたが(新山口で駅弁が買えなかったしね)σ(・∀・`)ウーン… 、撮り鉄的には初日の小野田線クモハ123、そして二日目の山陰本線「トワイライト」と、どちらの撮影でも個人的に満足のいく成果が得られ (*`д´)=b OK牧場!、さらには現地の美味しいモノや萩の観光までも満喫できた、いい旅となりました ヨカッタ♪(*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。何よりもこの二日間、絶好の秋晴れというお天気に恵まれたことが、旅を楽しめたいちばんの要因だと思います。最近はなかなかスッキリと晴れずに自信喪失気味だった自称・晴れ男も、これで完全復活・・・かな? σ(゚・゚*)ドーダロ。

夕刻の萩・石見空港を飛び立って一時間半、飛行機は夜の東京・羽田空港へと着陸。山口の遠征旅が終わりました (´w`*)ドツカレサン。飛行機はたしかに速くて便利だけれど、やはり鉄ちゃんとしては次に山陰地方へ行く機会があるならば、東京と出雲市を結ぶ寝台特急「サンライズ出雲」に乗りたいところですね。

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萩・石見空港から東京の羽田までは一眠りで到着。
やっぱり飛行機は速いねぃ・・・。
飛行機の種類はよー解りませんが、こんな飛行機に乗りますた。
⊂ニニニ(^ω^)ニニ⊃ ブーン
▲15.10.25 羽田空港

萩・石見1745-(ANA1104)-東京羽田1915



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