中央本線・・・「信州カシオペアクルーズ」 撮影記 [鉄道写真撮影記]
個室寝台や食堂車、ラウンジカーなどを編成に連ねた、JR東日本が誇る豪華客車の「カシオペア」(E26系)(゚ー゚*)カシ。今年3月の北海道新幹線開業にともなって寝台特急としての半定期運行を終了したあとの同車は、おもに旅行会社企画のツアー列車(団体専用列車)での運転が続けられており、数日間かけて各地を巡る周遊コースの「カシオペアクルーズ」や、ツアーの一部(片道)に「カシオペア」の乗車が組み込まれた「カシオペア紀行」など、けっこうな高額にも関わらず乗車希望者が抽選制になるほどの盛況ぶりだそうで、同車の人気はいまだ衰えずと言った感じです ( ̄。 ̄)ヘー。
そんな「カシオペア」のツアー列車、前記事の後半でも東北本線(宇都宮線)を走るシーンをご紹介しましたが、これまでは東北や北海道方面が同列車のおもな行き先や周遊ルートでした。ところが今回設定された「カシオペアクルーズ」は、ツアー名を「カシオペアで行く信州の旅」と題し (゚.゚*)シンシュー!?、なんと今まで一度も「カシオペア」が走ったことのない、中央本線や篠ノ井線を経由して、首都圏の上野から長野まで運転されると言うではありませんか! エッ!(=゚ω゚=*)マジ!?。これは運転が発表されるまで個人的にはまったく予想していなかった、クリビツテンギョウ・・・もとい、びっくり仰天のサプライズ企画です w(*゚o゚*)wオオーッ!。中央本線をゆく「カシオペア」、初入線ともなれば今までに見たことのない新たなシーンが展開されるし、先頭に立つ牽引機も東北での運転とは違った機関車が使われるという珍しさがあります (*゚∀゚)=3ハァハァ!。そして何より、いちおう現・中央線沿線民の私としては、馴染みある地元路線の大ネタを撮り逃すワケにはいきません (*`・ω・´)-3フンス!(と言っても、今回の「カシオペア」は途中の国立まで武蔵野線経由なので、ウチの地元のM駅は通らないルートなんだけれどね・・・^^;)。同じ中央線沿線のソネ鉄仲間である「ゆるキャラさん」からは、「カシオペア信州、どこで撮影されるのか今からあおたけさんのブログ更新が楽しみです!」ってプレッシャーをかけられちゃうし・・・(笑)。ただし、この「信州カシオペアクルーズ」の運転日程は、9月7日の木曜日に往路発、10日の土曜日に復路着という三泊四日の周遊コースで、平日の木曜日に運転された往路を私は撮る事ができず (・∀・`)ザンネン…、狙うのは週末の土曜日に長野方面から首都圏へと帰ってくる復路の列車です (゚ー゚*)カエリ。そんなワケで今回は、中央本線をゆく「信州カシオペアクルーズ(以下、「カシオペア信州」)」を撮りに出かけてみました (/*´∀`)o レッツラゴー♪。
9月10日(土)
地元駅を初発の下り電車で出発し、
まずは高尾で大月ゆきに乗り継ぎます。
ε=┌(;゚д゚)┘ノリカエ!
▲中央本線 高尾
大月で甲府ゆきに、
ε=┌(;゚д゚)┘ノリカエ!
さらに甲府では松本ゆきに乗り継ぎ。
ε=┌(;゚д゚)┘ノリカエ!!
電車はもうすっかりお馴染みの211系です。
▲中央本線 大月
だいぶ日の出が遅くなってきたと感じる早朝の4時過ぎ (*´O)ゞ.。oOフワァ~ア…、都内の地元駅から初発電車に乗って一路、中央本線を西へ下ります …((((*・o・)ノ Go!Go!。今回の「カシオペア信州」は、山岳路線の中央本線や篠ノ井線を走るということで、それに適したEF64形が牽引機に充てられたのもひとつの大きな見所ではあるけれど (゚ー゚*)ロクヨン、個人的には機関車の貴重さを重視した列車写真(編成写真)よりも、なるべくなら中央本線らしいロケーションにこだわりたいところ σ(゚・゚*)ンー…。そこで私が普通列車を乗り継いでまず向かったのは、甲府の先にある新府(しんぷ)。ここは拙ブログで過去に何度かご紹介していますが、駅の周囲に広がる桃畑の丘の上から、雄大な八ヶ岳の山並みを背景にして中央本線の列車が撮れるのです (゚∀゚*)オオッ!!。もちろん、天候条件が良ければのハナシですが・・・( ̄△ ̄;)エ…。
甲府から20分の新府で下車。
(・ω・)トーチャコ。
新府は相対式二面二線構造の駅で、
上下線それぞれのホームには一般道から直接、
階段が備え付けられています (・o・*)ホホゥ。
▲中央本線 新府
高尾0514-(中央1317M)-大月0550~0553-(323M)-甲府0641~0646-(423M)-新府0703
私が新府に着いたのは7時すぎ (・ω・)トーチャコ。駅を出ると急いで坂道を駆け上がり、徒歩10分程度のところにある丘の上の桃畑を目指します ダダダッ ε=ε=ε=┌(;゚□゚)┘イソゲ!。いっぽう、東京方面へ向けて上ってくる「カシオペア信州」が新府を通過するのは7時半頃で、時間的にはけっこうギリギリ。それでもなんとか間に合うのであれば、この八ヶ岳が望める名所で「カシオペア」を撮りたくて、思いきってここまで来ちゃいました (・∀・*)キチャッタ。ただこのところ、訪れた各地でスッキリとした山容が拝めず、どうも「山運」に見放されている気がする私。とくに八ヶ岳とは最近、あまり相性が良くないんだよなぁ・・・(・ω・`)ゞウーン。果たして今回はと言うと・・・(「゚ー゚)ドレドレ。
八ヶ岳を望む、丘の上の撮影地。
無事「カシオペア」の通過に間に合いました。
ε-(´∇` )ホッ。
「カシオペア」の20分前・・・。
まず通過したのは、E257系の特急「あずさ2号」。
ちなみに歌謡曲で有名な「あずさ2号」ですが、
(* ̄0 ̄)θ<ハチジチョードノ~…♪
現在は8時ちょうどの下り列車ではなく、
6時08分に松本を出る上り列車です。
▲中央本線 穴山-新府
お!山腹に雲はなびいているものの、どうにか特徴的な形をした赤岳や権現岳の山頂は頭を覗かせており、これならばかろうじて八ヶ岳だということがわかるような眺めです (゚∀゚)オッ!。決してベストではないけれど、このくらい見えていれば個人的にはまずまずと言ったところ (*`д´)=b OK牧場!。すぐにやってきたE257系の特急「あずさ」で試し撮りをしてみると【◎】]ω・´)パチッ!、この時間帯は車両の手前サイドに日は当たらないのですが、それでも今回ばかりは光線状態よりも、この八ヶ岳バックというロケーションの良さを優先し、この場所で本命の「カシオペア」へと臨みます (*`・ω・´)-3フンス!。集まった同業者は10人程度で、キャパの広さを考えればまったりとしたもの (´ー`)マターリ。
「カシオペア」の10分前・・・。
続いて211系の上り普通列車(422M)が通過。
先ほどの「あずさ」から少しアングルを整えて、
背景の山々を真ん中に配してみました。
(^_[◎]oパチリ。
一本前を先行する211系の普通列車が定時に通過し、いよいよ次が本命の「カシオペア」。あと10分足らずで姿を見せるハズです ドキドキ♪(*゚v゚*)ワクワク♪。ところが・・・よりによってこんなときに限って、上空を流れてきた分厚い雲が太陽を隠してしまい (゚∇゚;)エッ、撮影地一帯は一気に薄暗くなってしまいました Σ(゚□゚*)ナニーッ!!。先行の普通列車とはわずか数分の差ながら、今はまさに最悪の状況です (´д`;)アウ…。ああ、「カシオペア」が来る前になんとか、日差しよ回復してくれぇ~ 八´・д・`;) タノム!!・・・という切なる願いも空しく、桃畑の丘に響き渡ったのは、ロクヨン(EF64)の甲高いブロア音・・・(;゚ロ゚)ハッ!
霞む八ヶ岳を背にし、
茶色い機関車に牽かれて中央本線をゆく
「信州カシオペアクルーズ」。
あああああ、撃沈・・・il||li _| ̄|〇 il||lii
残念ながら日差しが雲に阻まれた状態で、お目当ての「カシオペア」はやってきてしまいました ヽ(´д`;)アア…。ただでさえ色的に目立ちにくい、茶色の機関車とステンレス車体の「カシオペア」客車が、いっそう暗く感じます・・・( ̄_ ̄lll)ドヨーン。列車主体に見たら明らかに露出アンダーだけれど、これ以上カメラの絞りを開けると背景の八ヶ岳が白飛び(極端な露出オーバー)してしまうので、痛し痒しと言ったところ (-"-;*)ウググ…。しかも、その八ヶ岳のほうに目をやれば、今までかろうじて見えていた赤岳の山頂が、ほとんど雲に隠れちゃっているではありませんか (´д`;)トホホ…。なんだかいろいろとしょっぱい条件が、運悪く「カシオペア」の通過に重なっちゃったなあ・・・(´・ω・`)ショボーン。やはり私は八ヶ岳との相性が良くないようです "o(-ω-;)ウゥム…。まあそれでも、どうにか八ヶ岳を背景にした「カシオペア」という画はかろうじて撮れたことだし、いちおう中央本線を走ったという最低限の記録は残せた・・・のかなぁ? (´ω`)ドーダロ
未練がましく、傍らを通過する姿を
もう一枚撮ってみましたが、
線路脇のブッシュ(雑草)がかなり煩わしいです。
(´Д`)ダミダコリャ。
ちなみに背景の山は茅ヶ岳一帯。
▲中央本線 穴山-新府
煮え切らない気分で去りゆく「カシオペア」を見送ると (≡"≡;*)モヤモヤ…、通過からものの5分も経たないうちに日差しは回復 ( ̄△ ̄;)エッ…。ずっと晴れていたのに、なぜか本命の列車の通過時だけが陰り、その後にまた晴れるという、なんとも不思議な(?)現象・・・(´Д⊂ ドボヂデ…。これって、撮り鉄ならば誰もが一度は経験したことがあるような、いわゆる「撮り鉄あるある」のひとつなのですが、通過後に回復した日差しを浴びると、なんとも言えぬ脱力感があります(苦笑)ε-(-ω-;)ハァ…。
撮影後に新府の駅へ戻り、
そこから列車に乗ります。
ああ、日差しが眩しいなぁ・・・(T▽T)トホホ
▲中央本線 新府
ただ、不幸中の幸い(?)というべきか (・ω・`)エ?、今回運転された「信州カシオペアクルーズ」は、行程の途中で沿線各地の名所などへ立ち寄る周遊ツアーだということもあって、運転ダイヤはかなりゆとりを持たせたものとなっており、実はこの先の何カ所かで時間調整のための長時間停車が設けられています (・o・*)ホホゥ。その停車中に私は続行の普通列車で追いつき、さらには追い越せば、もう一度「カシオペア」を撮ることができるのです (=゚ω゚=*)マジスカ!?。それを踏まえて、新府から乗った上り列車を私が降りたのは、隣駅の韮崎(にらさき)。
山梨県韮崎市の中心駅、韮崎。
韮崎と言うと個人的には、
元サッカー選手の中田英寿さんの出身校
韮崎高校のイメージが強いです。
(゚ー゚*)ヒデ。
▲中央本線 韮崎
新府0806-(中央424M)-韮崎0810
事前にお仲間から聞いていた情報によると、「カシオペア信州」はこの韮崎で、なんと約三時間半もの長時間停車が設定されているとのこと (゚∀゚*)オオッ!!(ちなみに乗客の方々は手前の小淵沢で降り、バスを使った周遊で食事や観光を楽しまれているようです)。ただし、ずっとホームに横付けされているわけではなく、停車しているのはホームから外れた位置にある留置線です σ(゚・゚*)ンー…。私が韮崎で下車したのには、あわよくばその留置線に停まっている「カシオペア」を、駅の外から撮れるかもしれないといった目論見があったからなのですが、ためしに留置されているあたりまで歩いて行ってみると・・・...(((o*・ω・)o
韮崎の留置線にて待機する、
「カシオペア信州」を発見!
(゚∀゚)オッ!
しかし、この位置では・・・。
▲中央本線 韮崎付近
カシ、イタ━━━━━m9(゚∀゚)━━━━━ッ!!
・・・けれど、停まっていた留置線は高い築堤上にあり、とても撮るのはムリそうです (ヾノ・∀・`)ムリムリ(ちなみにファンが築堤へ上がらぬよう、JRの職員がキビシく監視されていました・・・^^;)。しかしここから見る限り、いい光線状態(バリ順)なだけに、撮れないのは惜しいよなぁ・・・σ(・∀・`)オシイ…。そこで、私にはちょっと思いついたことがあり、来た道をすぐに駅へと引き返しました モドル…((((o* ̄-)o。韮崎でタイミングよく発車を待っていたのは、当駅始発の上り普通列車(326M)で、私は空いていたその列車のいちばん後方へと乗り込みます (((=゚ω゚) ノリマツ!。いったい何をするのかと言うと・・・もうお察しのことでしょう (゚ー゚;)マサカ…。そう、「カシオペア」が停まる留置線の脇を走る普通列車、その後方にある車掌室の窓越しに「カシオペア」を狙ってみようという、なんともセコい作戦です (´∀`;)セコイ…。はたして、そんなにウマくいくものなのかと言うと・・・
韮崎を発車した普通列車は
留置線に停められている「カシオペア」の横を
すり抜けるように走ります。
▲中央本線 韮崎付近(後方の車窓から)
ぶどう色のEF64 37を先頭にした「カシオペア信州」。
37号機は、現役として残る唯一のEF64形0番台で、
今回の「カシオペア」牽引は貴重な組み合わせとなりました。
ちなみに左上にたまたま写り込んだのは、
韮崎のシンボルで、
関東三観音のひとつに数えられる、
韮崎平和観音像です
▲中央本線 韮崎付近(後方の車窓から)
バリ順でザンナナカシが撮れました~!アヒャヒャヒャ(゚∀゚≡゚∀゚)ヒャヒャヒャ。
「カシオペア」の横を走る普通列車からの後方展望、ファインダーに集中して茶色い機関車が見えたら、とにかくひたすらに連写 パチャ!パチャ!【◎】]ω・´)パチャ!パチャ!。するとそのうちの一枚に、編成全体がバランスよく収まってくれました (゚▽゚*)ヤタッ!。乗り鉄旅などでもちょくちょく、このような列車の前方や後方からの撮影を試みている私 (^_[◎]oパチリ 、少なからずその経験が活きたのかも知れません(笑)。走る列車の窓越しからだなんて、邪道ともいえる撮り方ではありますが ヾ(#`Д´)ノ ジャドー!、EF64 37が牽引する「カシオペア」の編成記録としては、個人的にこれでじゅうぶんです (゚∀゚)アヒャ☆。それにしても最近の「カシオペア」の牽引機、レインボー色(虹釜)のEF81 95に、お召機のEF81 81、そして今回は茶釜(ぶどう色)のEF64 37とは、たしかにバラエティーに富んでいて面白いのだけれど、なんだかJR創世記の「ジョイフルトレイン」を見ているみたいだなぁ・・・(^^;)ゞポリポリ。やっぱり個人的に見ると、JR型客車の「カシオペア」にいちばん似合っていたのは、JR型機関車のEF510だったような気がします σ(゚・゚*)ゴトーサン…。おそらく、もう実現しない組み合わせだろうけれど・・・。
韮崎から乗った列車は甲府止まりでした。
甲府でさらにその先へ進む上り列車へ乗り継ぎます。
ε=┌(;゚д゚)┘ノリカエ!。
▲中央本線 甲府
さて、ウマい具合に編成写真(?)が撮れ (^_[◎]oパチリ、さらには停車中に追い越せたことにより ε=(=゚ω゚)ノ オサキ!、この先でもう一発撮ることができる「カシオペア」ヽ(´¬`)ノワ~イ。韮崎での青空を見てもお解りのように、朝方に悩まされたお天気の状態はだいぶ安定してきた様子です (´▽`*)イイテンキ♪。そこで今一度、中央本線らしい風景の撮影地を求めて、私が次に下車したのは、勝沼ぶどう郷 σ(゚ー゚*)ブドーキョー…。
塩山を出た上り列車は上り勾配へとさしかかり、
やがて甲府盆地が一望できる高さまで
上がってきました。
▲中央本線 塩山-勝沼ぶどう郷(車窓から)
その甲府盆地を見下ろす丘の上にあるのが、
勝沼ぶどう郷。
駅名標にはぶどう狩りをする、
山梨のゆるキャラ「モモずきん」のイラストが、
貼られていました。
(´▽`*)モモズキソ♪
▲中央本線 勝沼ぶどう郷
韮崎0836-(中央326M)-甲府0848~0852-(532M)-勝沼ぶどう郷0917
入口上のステンドグラスが印象的な、
勝沼ぶどう郷の瀟洒な駅舎。
同駅はもともと勝沼と言う、
町名由来のシンプルな駅名でしたが、
駅周辺がご当地名物のぶどう畑に囲まれていることから、
観光客誘致の目的で93年に現駅名へと改称。
▲中央本線 勝沼ぶどう郷
駅前から望む、丘に広がるぶどう畑。
まさに「ぶどう郷」という言葉がぴったりの風景です。
(゚∀゚*)オオッ!!。
背景に見える山々は、
奥秩父山地の南部に位置する帯那山など。
甲府盆地を見下ろす高台に位置した、勝沼ぶどう郷。周囲には大小の山や丘が連なり、この適度な斜面が太陽からの日差しをまんべんなく畑に当てる好条件で、名物のブドウ栽培に適しているのだとか ( ̄。 ̄)ヘー。そんな駅から続く丘の上の道をしばらく進むと、やがてこんな見晴らしのいい場所へと出ることができました (゚∀゚)オッ!。
甲府盆地を望みながら、中央本線を西下するのは、
週末臨時特急の「はまかいじ」。
同列車はこの先で弧を描くようにして山を下り、
やがて向こうに見える市街地へと入ってゆきます。
▲中央本線 塩山-勝沼ぶどう郷(後追い)
丘の上に敷かれた中央本線、その奥に広がるのが甲府盆地の市街地(山梨市や甲府市)です。晴れた日にこのあたりから見下ろす雄大な眺めは、中央本線のなかでも私のとくに好きな風景で、いつ見ても気持ちのいいものがあります (´▽`*)キモチイイ~♪。勝沼ぶどう郷に着いて時刻表を見たとき、時間的にギリギリ間に合うかな σ(゚・゚*)ンー…・・・と思って、急ぎ足でこの場所へと向かい ε=┌(;゚д゚)┘イソゲ!、ちょうどタイミングよく通過した、185系の特急「はまかいじ」を撮る事ができました (^_[◎]oパチリ。では、本命となる「カシオペア」も、この場所で狙うのかというと・・・そうではありません (゚.゚*)チガウノ?。先述したように「カシオペア」は、先ほどの韮崎で三時間半、さらには甲府の手前にある竜王(りゅうおう)という、なんだか強そうな名前の駅でも一時間ほどの長時間停車があり (`・∇・´)リューオー、この勝沼を通過するのは今から約三時間後 ( ̄  ̄;)サンジカン…。その頃には日当りの条件も大きく変わってしまいます。おそらくこの185系を撮った場所は、列車の手前サイドに日が当たらなくなるハズ・・・σ(゚・゚*)ンー…そこで次に私が向かったのは、今の甲府盆地を見下ろすお立ち台とは反対側に位置する丘の上 コッチ…((((o* ̄-)o 。実はそこにあるのが、レストランやホテル、ギャラリーなどを備えた勝沼ぶどう郷の観光施設、「甲州市 勝沼ぶどうの丘」です。
駅から歩いて20分ほどのところにある、
「甲州市 勝沼ぶどうの丘」。
先ほどの駅前から眺めたぶどう畑の風景で、
丘のてっぺんにあった施設です。
「ぶどうの丘」には観光施設のほか、
個人経営のぶどう園もいくつか併設されており、
ちょうど今がぶどう狩りのハイシーズンです。
たわわに実ったブドウが美味しそう♪
(´▽`*)ブドー♪
せっかくなので、私も旬のブドウを買って、
家に送りました (^^)
初秋の今は、まさにぶどう狩りのシーズンまっただ中 (・∀・)ブドー。「ぶどうの丘」には、たわわに実ったブドウや、それを使って作られたワインなどを求めて、多くの観光客が訪れています。今日はお天気もよく、絶好の行楽日和ですしね (´▽`*)イイテンキ♪。そんな「ぶどうの丘」には、丘の上の高台と言う立地を活かして、敷地内にいくつかの展望台のようなものが設置されています (・o・*)ホホゥ。一般の観光客に人気なのは、やはり甲府盆地を一望できる南西側の展望台なのですが、私が向かったのは敷地のはずれの方にある北側の展望台 コッチ…((((o* ̄-)o 。もちろんそのお目当ては中央本線です (´ω`)ダロウネ。
「ぶどうの丘」の一角にある
「星降り岬 希望の鐘」という名の付いた
展望台(のようなもの)へとやってきました。
ちなみに三角屋根の下には鐘があります。
△"q_(^-^)カーン♪。
そこからの景色は一面にぶどう畑が広がります。
んで、中央線の線路はどこかと言うと・・・
<(゚-゚=)キョロキョロ(=゚-゚)ゞ
こんな感じで、
丘をゆく列車を眺めることができます。
(^_[◎]oパチリ。
通過しているのはコンテナを連ねた貨物列車。
▲中央本線 塩山-勝沼ぶどう郷
5~6人ほどいらっしゃった先客にご挨拶して (*・ω・)ノ゙チワッス♪、展望台からの景色を望むと、丘の上にまっすぐ敷かれた中央本線の線路が確認できました (゚∀゚)オッ!。着いてすぐにやってきた貨物列車を見ると、まだ手前サイドには日が当たっておらず、列車の姿はあまり目立ちませんが、お昼過ぎに通過する「カシオペア」の頃には、おそらく日がまわって順光となるハズです ( ̄ω ̄*)ウム。あと二時間半・・・ひたすらに待ち続けるのみ ( ̄  ̄;)ニジカンハン…。ただ、照りつける日差しはまだ夏のようなキビシさがありますが、丘の上に吹く風は秋を感じさせる涼さがあり、木陰にいれば待ち時間もさほど辛くは無さそうです (´ー`)マターリ。こういうときのヒマつぶしに、スマホでリアルタイムな同業者によるSNSの実況などを眺めているとおもしろく []o(・_・*)ドレドレ、それによると韮崎にずっと停まっていた「カシオペア」は、定時に発車した模様 (゚∀゚)オッ!。
昼過ぎにはだいぶ日が当たるようになりました。
颯爽と走り抜ける白い筋は、
E351系の特急「スーパーあずさ」。
(´▽`*)スパーアズニャソ♪。
列車の手前サイドに日が当たり始めた頃、木陰から抜け出して撮影を再開します (^_[◎]oパチリ 。特急「スーパーあずさ」で確認すると、なかなかいい感じの日当たり具合になってきました (・∀・)イイネ。ただし心配なのは・・・そう、何といっても流れ雲。今日は朝方にその餌食となっているだけに、気が気でなりません (´・д・`;)ハラハラ…。とくに今回は列車のサイドまできれいに日がまわった順光状態なだけに、陰られたくはないなぁ・・・(・ω・`)ウーン…。上空は圧倒的に晴れ優勢で、太陽方向に目立った雲の塊は見当たらない (´m`)アットーテキヂャナイカ…。けれど、本命が通過し終わるまでは安心できず、すっかり「流れ雲恐怖症」です (^^;)ゞポリポリ。そんななか、そろそろ「カシオペア」の通過時刻を迎えるころ、ぶどう畑の丘に響き渡ったのは、ロクヨン(EF64)の甲高いブロア音・・・って、さっき(新府)と同じ表現の使い回し!? キタ…(゚∀゚)…カ!?。しかし現れたのは同じロクヨンでも、「カシオペア」を牽引する茶色の37号機ではなく、意表をつくこのコ (=゚ω゚=*)ンン!?。
青いロクヨンが単機で、
軽やかに横切ってゆきました。
青いロクヨン(EF64 1000)の単機回送 (゚ー゚*)タンカイ…。ここまで遠景だとカマ番(機関車の番号)は解りませんが、どうやら1052号機だったらしい。私には詳細不明な回送列車ですが、この緊張感が高まったタイミングでロクヨンが通過するとは、なんとも奇遇なことです (´∀`;)ハハ…。そしてその青いロクヨンと短笛を鳴らし合い、まさに入れ替わるようにして姿を見せたのは、今度こそ茶色いロクヨンに牽かれた「カシオペア」ε-(°ω°*)キタッ!。ほんのちょっとタイミングがズレていたら、目の前でロクヨン同士のカブり・・・いや、離合が見られて、案外面白い画になっていたかも!?
爽やかな秋晴れのもと、
山々に囲まれたぶどうの郷をゆく
「カシオペア信州」。
自然の緑が豊かな風景に、
鮮やかな虹色の帯が映えました。
ぶどうの丘でカシが撮れました~!ヽ(´▽`*)ノ ワ~イ♪
今度は陰られること無く、眩しい日差しに照らされた「カシオペア信州」を無事にゲット! (σ゚∀゚)σゲッツ!! 箱庭のような情景のなかをゆく、茶釜+「カシオペア」というミスマッチな編成は、まるで鉄道模型の世界でも見ているような感覚です 。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。ステンレス車体の「カシオペア」ですが、側面に巻かれた帯色のおかげで意外と風景に映えてくれたし、遠景では目立ちにくいと思われた茶釜も、背景の緑が薄いところに置いたことで、少しはその存在を引き立てることができたでしょうか。何にせよ、ホントに晴れてくれてよかった・・・・:*:・(゚ノ∀`゚)゚ヨカッタ・:*:・。朝の新府からくすぶっていた不完全燃焼は、この勝沼のカットで完全に燃焼できました ヽ(*´v`*)ノスッキリ。これで「カシオペア信州」の撮影は終了です (´w`*)ドツカレサン。
走り去る「カシオペア」を追って、もう一枚。
(^_[◎]oパチリ。
初入線となった中央本線にたしかな足跡を残して、
「カシオペア」は都心へと帰ります。
▲中央本線 勝沼ぶどう郷-塩山(後追い)
新府での八ヶ岳バック、韮崎で車中から狙った停車シーン、そして勝沼ぶどう郷・・・満足のいく画が撮れたものもあれば、そうでなかったものもあったけれど、どうにか中央本線を走った「カシオペア」の記録は自分なりに残せたのではないかと思います【◎】]ω・´)パチッ!。なによりも、中央本線に入線した「カシオペア」という、地元路線の大ネタに参戦できたことが楽しかった (*⌒∇⌒*)タノシカッタ♪(はたして、ゆるキャラさんのご期待には、応えられたのだろうか・・・^^;)。ただ、今回の撮影に私が訪れた場所はすべて山梨県内だったので、「カシオペア信州」というよりは、「カシオペア甲州」と言った感じの記録になりましたが・・・(笑)。
ちなみに、長野へ向けて運転される「カシオペア」は今月にあと二回、下り列車のみの「信州カシオペア紀行」として設定されていますが、こちらの列車が中央本線を通過するのはどうやら夜間帯のようなので (下りの営業運転と、上りの回送列車も?)、今回撮影した「信州カシオペアクルーズ」は、日中の中央本線で「カシオペア」が撮れる貴重な機会となりました。撮影にあたり、事前に詳細情報を教えてくださったお仲間の方には、本当に感謝いたします アリガトォ<(_ _*)>ゴザイマツ。
勝沼ぶどう郷の前身である勝沼は、
かつてスイッチバック構造の駅でした。
( ̄。 ̄)ヘー。
現在の本線脇には当時のホームが残され、
再現した駅名標が建てられています。
ちなみに勝沼の隣駅として記されている
「はじかの(初鹿野)」は現在の甲斐大和。
そして駅に隣接する鉄道遺産記念公園には
かつて中央本線の客車列車や貨物列車の牽引で活躍した、
EF64形の18号機が静態保存されています。
(゚ー゚*)ロクヨン。
EF64=ロクヨンと言えば・・・
そう、今回の「カシオペア信州」で先頭に立った、
茶色い37号機と同型機です。
さらに駅の東側には
中央本線の旧・大日影トンネルを
再利用した遊歩道があり、
この機会に見学したかったのですが・・・
漏水および経年劣化による安全確保のため、
しばらく閉鎖するとのこと。
r(゚ペ)アリャ。
残念ですが、
再開されたらまた訪れることにしましょう。
(・ε・`)シャーナイネ。
上り列車へ乗って都内へと帰ります。
勝沼ぶどう郷から乗られる方々の手には、
一様にブドウの箱が目立ちました。
▲中央本線 勝沼ぶどう郷
勝沼ぶどう郷1417-(中央550M)-高尾1524