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磐越西線・・・「レトロ会津まつり号」 撮影記 [鉄道写真撮影記]

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2016.09.25
磐越西線
秋の会津路をゆく旧型客車
快速「レトロ会津まつり号」 撮影記
 
  

ちょいと遡って6月のこと σ(゚・゚*)ンー…。私は国鉄特急型車両・485系(仙台車)の「さよなら運転」を福島の磐越西線(ばんえつさいせん)で撮影し 、その様子をブログにてご紹介したところ、「485系の引退は寂しいですが、今年の夏は磐越西線で583系や旧客の臨時列車が走りますね! (・∀・)」とのコメントをいただきました (=゚ω゚=*)ンン!?。485系なき後、同じ国鉄特急型の583系が同線の臨時快速「あいづ」に登板することは私も知っていましたが、旧客こと旧型客車の運転に関してはまったく把握しておらず、この何気ないコメントは私にとって寝耳に水 エッ?(゚Д゚≡゚∀゚)マジ!?。そこで夏の臨時列車情報などをよく調べてみると \_ヘヘ(- ̄*)ドレドレ、たしかに9/24、25の二日間に快速「レトロ会津まつり号」として、磐越西線で旧客の運転が設定されているじゃありませんか (゚∀゚*)オオッ!!。夏と言っても運転日が9月の後半だったので、私は見逃していたのかも知れません (´∀`;)シランカッタ…(ちなみに暦の上で9月は秋ですが、JRの臨時列車的には夏の増発シーズン(夏臨)として扱われます)。ともあれ、「昭和の鈍行列車」を彷佛とさせるようなシブい茶塗りの旧型客車が、のどかな風景の磐越西線を走るなんて、国鉄型ファンにとってはたまらない、超~胸熱の臨時列車です! (*゚∀゚)=3ハァハァ!。お盆の時期に同線で運転された583系の「あいづ」は、都合が付かずに撮りに行くことができなかった私 (・ε・`)チェ。そのぶんこの旧客は是が非でも撮影に出撃したいと考えており、運転日を心待ちにしていました (*´v`*)ワクワク♪。ところが、9月に入ってからというもの、台風やら秋雨前線やらの影響でお天気の具合が芳しくなく、天気予報はず~っと雨マーク ザアアァァ…:il!:il|(´д`;)!l|il:|;。はたして旧客の運転日は晴れてくれるのだろうか? (・ω・`)ウーン。直前に発表された福島県会津地方の予報はと言うと・・・初日の土曜日(24日)は「曇り一時雨で降水確率30%」、二日目の日曜日(25日)が「曇り時々晴れで降水確率は20%」となっています σ(゚・゚*)ンー…。スッキリとした「晴れ」予報ではないけれど、まだ日曜日のほうが日差しに期待が持てそうなので、出撃は運転日二日目に決定 m9(`・ω・´)ケテイ!。そんなワケで今回は、旧型客車で運行された「レトロ会津まつり号」を撮りに、磐越西線へと向かいました (/*´∀`)o レッツラゴー♪。

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事前に調べた福島の天気、
土曜よりは日曜の方が良さそうとのこと σ(゚・゚*)ンー…。
ちなみに個人的には、土曜に撮影へ行き、
日曜にその様子を自宅でブログに書くというのが
理想的な週末の過ごし方・・・なのですが、
お天気には逆らえません(笑)

 
 

 
9月25日(日)

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日曜の朝に東京から乗るのは、
E2系の東北新幹線「やまびこ41号」。
私が乗った自由席の1号車は空いていて、
目測によると、東京発車時点で3割、
大宮発車時点でも5割程度の乗車率でした。
(´ー`)マターリ
▲東北新幹線 東京

迎えた「レトロ会津まつり号」運転日の週末。会津の方はどうだったのかわかりませんが、土曜日の東京は予報通りのぐずついた小雨模様でした シトシト…:il!:il|( ̄ω ̄ )アメ…。明けて日曜日の朝は自宅を出る時点で曇り空。予報だとこの日は東京も会津も曇り時々晴れとなっており、雨は降らなそうですが、どうも雲優勢の天気となりそうです σ(゚・゚*)ドーダロ…。さらに私にはこの日の「雨の翌日で気温高め」という気象条件を受けて、ちょっと気がかりなことがありました (゚ペ)ウーン…。それは霧や靄の発生確率が高くなると言うこと。とりわけ猪苗代湖という大きな湖を抱えている磐越西線の沿線は、とくに霧が発生しやすい地域なのです。私も過去に同線の撮影で霧に悩まされたことがありましたっけ・・・(≡"≡;*)モヤモヤ…。そんな一抹の不安を抱えつつ、東京から東北新幹線に乗って北上すると、はやくも埼玉と栃木の県境付近で車窓風景は白く霞んできてしまいました (゚ー゚;)マッチロ…。はたして磐越西線の沿線はどんな状況なのだろうか、茶色の旧客を白い世界で撮るなんてことだけは、カンベンしてほしいなぁ・・・(´~`;)ウーン。

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雨上がりの朝、
東北新幹線から眺めた風景は、
霧に包まれていました。
(≡"≡;*)モヤモヤ…
▲東北新幹線 大宮-小山(車窓から)

さて、昨年まで定期運行されていた485系の快速「あいづライナー」の撮影などで個人的にちょくちょく訪れており、拙ブログでも何度か撮影記をご紹介している磐越西線 (゚ー゚*)バンサイ。今さら路線の説明をする必要はないかとも思われますが、いちおう軽く・・・磐越西線は福島県の郡山を起点に、猪苗代、会津若松、喜多方などを経て、新潟県の新津(にいつ)へと至る、175.6キロの幹線 (・o・*)ホホゥ。郡山から喜多方までが交流電化、喜多方から新津までが非電化となっており、おもに会津若松で運行を分けられるのが同線の大きな特徴で、今回のお目当てである旧客の「レトロ会津まつり号」は、電化区間にあたる郡山と会津若松の間で一日一往復、運転されることになっています (゚ε゚*)フーン。ちなみに列車名になっている「会津まつり」とは、会津若松の市内で毎年9月の下旬に行なわれる会津地方最大のお祭りで、鶴ヶ城本丸にて出陣式が行われたのちに武者姿で街なかを練り歩く、会津藩公行列や提灯行列などを主体に、さまざまなイベントが催されるのだとか ( ̄。 ̄)ヘー。そんな会津まつりへの観客輸送が、その名のとおり「レトロ会津まつり号」のおもな運転理由のハズなのですが、今や貴重な旧型客車が使われるとあっては、乗客のほとんどが鉄ちゃんで占められることでしょう (´ω`)ソーダロネ(ちなみに同列車は全車指定席)。まあ、かく言う私も会津まつりは観ずに、列車だけを撮りに行くのですが・・・(^^;)ゞポリポリ。

新幹線に乗ること一時間半で、郡山着 バビューン!!-=≡Σ(((⊃゚∀゚)つ。スッキリとしない曇り空ながらも、とりあえず霧はおさまっていました ε-(´o`;)ホッ。高架の新幹線ホームから、東北本線や磐越西線が発着する地平の在来線ホームへと下りると...(((o*・ω・)o、さっそくこのお方とご対面です (゚∀゚)オッ!。

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在来線ホームの脇に留置されていたのは、
茶塗りのシブい旧型客車 (≧∇≦)シブイッ!。
スハフ42やオハ47で組まれた5両編成です。
▲東北本線 郡山

旧客、イタ━━━━━m9(゚∀゚)━━━━━ッ!!
「レトロ会津まつり号」に使用される5両編成の旧客は構内の留置線に佇んでおり、ホームからもその様子を眺めることができました (^_[◎]oパチリ。ただ、発車時刻まではあと二時間近くもあり、牽引する機関車がまだ連結されていなかったのはちょっぴり残念 (・∀・`)ザンネン。その牽引機はというと・・・<(゚-゚=)キョロキョロ(=゚-゚)ゞ 客車とは少し離れた位置ながら、こちらもホームからその姿を確認することができました (゚∀゚)オッ!。

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「レトロ会津まつり号」の牽引機は
交流電気機関車のED75形757号機。
すでにパンタグラフを上げ、スタンバイOKです。
(*`д´)=b OK牧場!
ちなみに奇遇(?)にも、
その後方に留置されていたのは、
EH500形のトップナンバー(1号機)でした
(゚∀゚)オッ!。
▲東北本線 郡山

ナナゴも、イタ━━━━━m9(゚∀゚)━━━━━ッ!!
「レトロ会津まつり号」の牽引を務めるのは、深紅のボディーカラーが印象的なED75形、通称「ナナゴ」(・∀・)ナナゴ。交流電化の路線が多い東北地方などを中心に国鉄時代から活躍を続ける、代表的な交流型電気機関車です。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。かつてはブルートレイン(寝台特急)や夜行急行、普通列車、貨物列車にいたるまで、様々な用途に使われた万能機でしたが、相次ぐ客車列車の衰退、そして貨物列車の牽引も後継のJR型機(後方にチラッと写っているEH500など)へと譲り、300機以上が製造された同機はすでに大半が廃車に・・・(´・ω・`)ショボーン。現在では定期運用を持たず、工事列車や配給列車などの牽引を主な仕事として、わずかに残された数両が細々と生きながらえています ( ̄。 ̄)ヘー。今回の「レトロ会津まつり号」は、そんなナナゴが旧客の先頭に立つという貴重な機会であり、ファンの注目度も高いのです (*゚∀゚)=3ハァハァ!。それぞれバラバラでの留置ではあったけれど、運転前に眺めることができた旧客とナナゴ。その姿を実際に目で見たことで、曇り空で萎えかけていた私のテンションは一気に高まりました (*`・ω・´)-3フンス。郡山から先行する磐越西線の快速列車に乗り込み、沿線の撮影地へと向かいます (*・o・)ノ Go!。

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私が乗るのは、写真左の会津若松ゆき快速列車。
右隣に停車しているのは東北本線の黒磯ゆきで、
どちらも719系でした (゚∀゚)オッ!。
近い将来の引退が示唆されている同系、
このような何気ない並びのシーンも、
貴重なものとなるかも知れません。
▲東北本線 郡山

先述した会津まつりへと向かう観光客などで、かなり混むかな・・・σ(゚・゚*)ンー…と、思っていた会津若松ゆきの快速列車は、それほどの混雑なく、座席がほぼ埋まって、立ち客がまばらと言った状況で郡山を発車。もちろん、車内のあちこちに同業者(鉄ちゃん)の姿も見受けられます ナカーマ(*・ω・)人(・ω・*)ナカーマ。さて、厚い雲に覆われていた郡山でしたが (-"-;*)ドングモリ…、列車が西へ進むにつれて上空は徐々に雲が切れはじめ、郡山から三駅目の磐梯熱海(ばんだいあたみ)では、雲間から日も射してきました (゚∀゚)オッ!。どうやら天気は回復傾向にあるようです。時に天候の境目となりえる峠(中山峠)を越えても、今日は幸いにして大きく変わることなく、霧の不安が拭い切れなかった猪苗代でも太陽が顔を覗かせていました ε-(´∇`*)ホッ。ただし晴れていても雲は多めで、沿線のシンボルである磐梯山は山頂が雲隠れ (≡"≡;*)モヤモヤ…。それでも、この界隈が霧に包まれていなかったことに私はひと安心し、予定していた猪苗代で下車しました (・ω・)トーチャコ。

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郡山では曇っていましたが、
猪苗代では爽やかな青空が広がっていました。
(´▽`*)イイテンキ♪
ただし、磐梯山はご覧の通りです・・・
(´д`;)アウ…。
▲磐越西線 川桁-猪苗代(車窓から)

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郡山から快速で40分弱の猪苗代で下車。
(・ω・)トーチャコ
山小屋風の玄関を備えた猪苗代の駅舎は
拙ブログで、もうすっかりお馴染みですね。
▲磐越西線 猪苗代

東京0604-(東北新幹線 やまびこ41号)-郡山0724~831−(磐越西3231M)−猪苗代0909

また猪苗代? (・∀・`)マタァ?・・・と言う声が聞こえてきそうなほど、私にとって磐越西線撮影の定番地である猪苗代。ここは比較的、駅から近いところでも列車をスッキリと撮れるポイントがいくつも点在し、なおかつ駅前で自転車が借りられる(レンタサイクル)と言ったメリットもあることから、徒歩鉄の私としてはどうしてもこの地を選んでしまいます (*`3´)イイジャン。沿線には磐梯町(ばんだいまち)の界隈にも魅力的な撮影地が多いのですが、駅からの距離がけっこう遠いんだもん・・・σ(・ω・`)トオイヨ…。そんなワケで私は、猪苗代の駅前で自転車を借り、広大な田園地帯のある川桁(かわげた)方向へと走らせます ♪~( ̄、 ̄ )===3 スイスイ~。このあたりは過去に何度も583系485系の「あいづライナー」などを撮りに訪れた、勝手知ったるいつもの道・・・なのですが、その道すがら、いつもはスルーしていたとある跨線橋の上に、おひとりの同業者の姿を見かけました (=゚ω゚=*)ンン!?。たしかこの場所は以前に一度、私も下見程度で立ち寄ったことがあったけれど、背景に写り込む高圧鉄塔の処理や、線路際の障害物がウマくかわせなくて、どうもイマイチだった覚えがあります σ(・ω・`)ウーン…。でも、今日は同業者がいたことで何となくそこが気になり、ためしに跨線橋へと上がってみることにしました イッテミヨ…((((o* ̄-)o。すると・・・(「゚ー゚)ドレドレ

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ためしに寄ってみた跨線橋上からの眺め。
お?意外と悪くないかも?(゚∀゚)オッ!
ちなみに下に見える道路を私は自転車で走っていて、
この跨線橋上の同業者さんに気づきました。

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黄金色に染まった田園が
沿線風景を鮮やかに彩ります。
そこをゆくのは719系の普通列車。
▲磐越西線 川桁-猪苗代(後追い)

おっ!(゚∀゚)オッ! 跨線橋の上という高い位置から見渡せる広大な田園風景が、なかなか壮観でいい感じじゃないですか!(・∀・)イイジャン!。何といっても、まるで金色の絨毯を敷いたような、一面の稲穂が鮮やかで美しい!(´▽`*)キレイ♪。たしかに列車の背景には高圧鉄塔が写り込むし、線路際にもちょっとした障害物(制限標識かな?)があるけれど σ(゚・゚*)ンー…、私のなかで固執していた以前の印象ほど煩わしいものではないように思え、この風景はそれらを差し引いてもじゅうぶんに余りある壮大さを感じます w(*゚o゚*)wオオー!。先客がお一人だけという空いた状況もアングル決めるうえではありがたく、私はこの場所で本命の旧客を迎えることにしました m9(`・ω・´)ケテーイ!。

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次にやってきた下りの普通列車は、
後方に「フルーティアふくしま」を連結した
719系の6連 σ(゚ー゚*)フルーチア?。
「走るカフェ」をコンセプトにしたという
フルーティアふくしま」では、
列車内で福島産の果物を使用した、
オリジナルスイーツなどが楽しめます。
マア(*'∀'*艸)ステキ♪
▲磐越西線 川桁-猪苗代

最初に通過した上りの普通列車はヨコ位置で、次にやってきた「フルーティアふくしま」併結の下り普通列車はタテ位置で、それぞれ試し撮り【◎】]ω・´)パチッ!。背景の山は猪苗代町の東側にそびえる川桁(かわげた)山(標高1,413m)で、タテ位置ならば稜線まで写し込むことができます σ(゚・゚*)ンー…。これでスッキリとした青空か、もしくは秋らしいウロコ雲でもなびくような空模様ならば、文句なくタテ位置のアングルを選ぶところなのですが、今の上空は白っぽい薄雲が全体的に広がっていて、とくに写真で見るとあまり美しくありませんね・・・(゚ペ)ウーン…。ならば、せっかくの貴重なナナゴ旧客ということもあり、ヨコ位置にして列車を少しでも大きく見せたいという気持ちが強くなりました。ちょっと迷ったけれど、アングルはヨコ位置で決定です m9(`・ω・´)ケテイ!。最終的には同業者が15、6人くらいとなった跨線橋の上で待つことしばし、やがて遠くの方で甲高い汽笛が鳴り響き ピィ──( ̄- ̄ 3) ──ッ…、里山にこだまする客車列車特有の軽やかなジョイント音が、徐々に近づいてきました ε-(°ω°*)キタッ!。

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実りの秋を迎えた磐越西線。
赤い機関車に牽かれた茶色の客車列車が、
金色の野に浮かび上がります。

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引いてもう一枚・・・
なだらかな山容の川桁山を背にして、
会津路をゆく「レトロ会津まつり号」。

ナナゴ旧客が撮れました~!ヽ(´▽`*)ノ ワ~イ♪
深紅の交流機とぶどう色の旧型客車、この組み合わせはシブい!シブすぎるっ!!シブがき隊っ!!!(≧∇≦)スシクイネェ!!(なんのこっちゃ)。まさにかつての東北本線や磐越西線などで走っていた客車列車の姿を彷佛とさせるような、「昭和の鈍行列車」の再現ではありませんか!。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。 しかもイベント列車にありがちな、ヘッドマークなどの装飾が一切ないというのもまた、粋な計らい(?)ですね~ ъ(゚Д゚)グッジョブ!!。こんなシブい列車が現代に運転され、しかも黄金色に染まった田園風景のなかで撮れるとは、もう涙モノです ・:*:・感(*ノ∀`*)動・:*:・。この場所は停車駅の猪苗代に近いこともあってか、思ったよりもゆっくりとした速度で通過した「レトロ会津まつり号」 ノロノロ...(((o*・ω・)o。おかげで列車主体の寄りと、川桁山の稜線まで入れた引きの、二カットを押さえることができました パチ!【◎】]ω・´)パチッ!!(後者はちょっとカツいけれど・・・^^;)。実はこの引き画はアングルを決めるときに、手前の踏切検知器(客車の一両目にかかっている棒)が気になったので、アングル選択から除外していたのですが、こうやって見ると棒の存在は案外目立たないかも σ(゚・゚*)ンー…。そして太陽には薄雲がかかった状態ではあったものの、どうにか明暗の差が付くほどの日射しは得られたので、これは晴れカットと言ってもいいのではないかと思います (´ω`)ヌルハレ。事前には雨やドン曇り、霧などの不安があったことを考えれば、個人的に上々の結果となりました ヨカッタ♪(*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。

これで「レトロ会津まつり号」の往路は撮影終了です。このあと同列車は会津若松まで行ったのちに小休止し、午後遅くには復路の郡山ゆき上り列車として運転されます (・o・*)ホホゥ。それまでの間は普通列車くらいしか通らないので、少し線路端を離れてのんびりと過ごすことにしましょうか (´ー`)マターリ。

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「レトロ会津まつり号」の通過からしばらくして、
姿を見せ始めた磐梯山の山頂 (゚∀゚)オッ!
雲は滞留することなく流れているので、
ひょっとしたら復路の旧客は磐梯山と絡めて撮れるかな?
ちなみに手前に広がるのは蕎麦畑です。
花の見頃は終わっちゃった感じですね。

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そんなそば処の猪苗代で食べるお昼ゴハンは、
ご当地産のお蕎麦と舞茸の天ぷらを組み合わせた、
舞茸天そば。
香りよい舞茸の風味に秋を感じます。
(゚д゚)ウマー!!

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食事後はちょっぴり周囲を散策。
ウロウロ...((((o* ̄-)o
猪苗代湖の近くまで自転車を走らせてみたけれど、
意外にスッキリとは見渡せず、
これは国道沿いにある土産物屋さんの屋上から
眺めた猪苗代湖です。

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列車の通過時刻を見計らって線路際へと戻り、
姿を見せた磐梯山と絡めてパチリ (^_[◎]oパチリ。
短い二両編成の普通列車が車体を光らせて
磐梯山の裾野を駆け抜けます。
▲磐越西線 翁島-猪苗代

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沿線にはまだ刈り入れ前の田んぼが多く見られます。
このあたりで作業されていた地主のご夫婦のお話だと、
今年の秋は長雨による日照不足などで、
例年よりも一~二週間ほど、
刈り入れ時期が遅くなっているらしい (・ω・)ソーナンダ…。
ひょっとすると本来ならば、
「レトロ会津まつり号」と稲穂の組み合わせは、
見られなかったのかも知れませんね・・・。
ちなみにこのあたりの田んぼは台風の大きな被害を受けず、
美味しいお米になっているとのこと (´▽`*)ヨカッタ♪。
▲磐越西線 翁島-猪苗代

食事をしたり ≠( ̄~ ̄ )モグモグ、国道沿いの土産物屋を物色したり (・_・ )ドレドレ、猪苗代湖畔のサイクリングロードを走ってみたり ♪~( ̄、 ̄ )===3 スイスイ~、磐梯山を背景にして普通列車を撮ったり (^_[◎]oパチリ・・・して、三時間ほどを潰し ( ̄  ̄;)サンジカン…、頃合いを見てふたたび「レトロ会津まつり号」の撮影へと臨みます (*`・ω・´)-3フンス!。合間に撮った普通列車のカットを見ていただくとお分かりのように、流れ雲は多いものの、午後になって磐梯山は山頂まで見える時間が長くなりました (゚∀゚)オッ!。このぶんならば「レトロ会津まつり号」と組み合わせて撮る事ができるかもしれません σ(・∀・*)ドーダロ?。そこで私が自転車を走らせてやってきたのは、磐梯山バックの定番ポイントのひとつとして知られた、川桁寄りに広がる田園地帯。

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磐梯山のお姿をスッキリと望める撮影ポイント。
広大な田園風景が広がる猪苗代界隈ですが、
そのなかでもこのあたりはとくに広さを感じます。

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農作業に勤しむ畑の向こうをゆく、
磐越西線の普通列車。
この地の何気ない日常風景です。
▲磐越西線 猪苗代-川桁

ナナゴ旧客の「レトロ会津まつり号」、往路の撮影でキッチリと列車の編成がわかるようなカットが撮れたこともあり、復路は少し離れた位置から磐梯山の雄大さが強調されるようなアングルを選んでみました【◎】]ω・´)パチッ!。試し撮りした719系の普通列車は日射しを受けてギラリと輝き、背景の磐梯山も山頂までしっかり見えていて、なかなかいい感じです (・∀・)イイネ!。しかし上空は相変わらず流れ雲が多くて、必ずしも日射しが安定しているとはいえません (゚ペ)ウーン…。前走りの練習電(試し撮り)まではいい感じだったという、山バックでのこんなシチュエーション・・・私の脳裏には先日の八ヶ岳バックで苦汁をなめさせられた、「信州カシオペアクルーズ」での撃沈劇が思い起こされます (-"-;*)ウグッ。あの二の舞を演じるのはイヤだなぁ・・・(´~`;)ウーン…。雲の流れにヤキモキしながら、時計とにらめっこ ドキドキ…(´・д・`;)ハラハラ…。16時23分、そろそろ「レトロ会津まつり号」が猪苗代を発車する時刻です。やがて往路のときと同様に遠くで鳴らされたナナゴの汽笛が耳に届き ピィ──( ̄- ̄ 3) ──ッ…、まもなく田園の真ん中にある踏切が鳴動しました ε-(°ω°*)キタッ!。

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ナナゴ旧客、
キタ━━:*:・:(*゚∀゚*):・:*:・━━ッ!!

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雄大な磐梯山に抱かれて、
秋色に染まった裾野の里山を
むかし懐かしい姿の客車列車が
のんびりと走りゆきます。

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引いてもう一枚。
乗客が車窓から仰ぎ見たであろう会津の空には、
秋雲が薄くたなびいていました。

磐梯山バックで旧客が撮れました~!ヽ(´▽`*)ノ ワ~イ♪
背景に磐梯山、ステージは金色の野、観客は無数の稲藁たち、そしてそこへ躍り出たナナゴ旧客と言う役者・・・これぞ秋の磐越西線で繰り広げられた、最高の舞台!(ノ゚Д゚)ノ オオオオォォォォォォ━━━!!。こんな情景をこの目で眺め、写真に撮ることができるなんて、まさに撮り鉄としての冥利に尽きる瞬間です ジ──(;∀;) ──ン。日本の季節や地形、文化、生活がマッチした風景はホントに美しいものだと、あらためて思いました +。:.(´ー`)シミジミ.:。+゚。気がかりだった日射しの具合は、薄雲にディフューズされてしまい、試し撮りした普通列車の時よりも山のコントラストなどがだいぶ弱くなってしまったけれど σ(・∀・`)ウーン…、それでもドン曇りではなく、薄いながらも日は当たっているので、OK牧場でしょう (*`д´)=b OK牧場!。何せ、事前に「曇り時々晴れ」という雲優勢の予報を見たときには、少しでも日射しがあればラッキー、おそらく磐梯山の姿を拝むのはキビシいだろうな・・・と思っていたくらいですから、この結果にはじゅうぶんすぎるほど満足しています (*⌒∇⌒*)マンゾク♪。ああ、やっぱり磐越西線まで撮影に来てよかったよ・・・・:*:・キテ(゚ノ∀`゚)゚ヨカッタ・:*:・。これでナナゴ旧客の「レトロ会津まつり号」の撮影は終了です (´w`*)ドツカレサン。

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田んぼ脇に集まった多くのファンに見送られて走り去る、
旧客の「レトロ会津まつり号」。
その様子を全く気に留めることなく、
手前でひたすらに農作業を進める農家の方も
いい味出していますね(笑)

ブログにいただいたコメントでその運転を知ってから、ずっと楽しみにしていた「レトロ会津まつり号」。運転日前の数日間は遠足を待ちわびる子供のように、お天気の具合が気になって気になって仕方なかったのですが ドキドキ♪(*゚v゚*)ワクワク♪、当日はまずまずの好天に恵まれて、楽しい「秋の遠足」になりました(笑)。

むかしの客車鈍行を彷彿とさせる、ED75牽引の旧型客車編成。磐越西線の電化区間にSL牽引以外の客車列車が営業運転で入線するのは、いったいいつ以来だったのだろう?σ(゚・゚*)ンー…。「あいづライナー」で活躍した485系が引退してしまって、ちょっと寂しくなった磐越西線。国鉄型ファンのひとりとしては、今回のような旧客や583系などがまた運転されることを期待しています。

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一日の撮影を終えた夕刻、
郡山ゆきの上り列車で猪苗代をあとにします。
帰りの電車こそ、会津まつりの観客で混むかな
・・・と思ったのですが σ(゚・゚*)ンー…、
この電車でも余裕で座ることができました。
会津まつりはクルマで行く人が多いのでしょうか。
▲磐越西線 猪苗代

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猪苗代から乗った列車が終点の郡山へ着くころ、
ちょうど日没を迎えました。
スッキリとした快晴ではありませんでしたが、
どこか秋らしい空の一日だったように思います。
▲磐越西線 喜久田-郡山(車窓から)

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郡山で接続した東北新幹線「やまびこ」は
E5系+E6系の17両編成。
指定席は満席とのアナウンスでしたが、
自由席最後部の17号車はガラガラですた・・・。
(´ー`)マターリ
▲東北新幹線 大宮

猪苗代1652-(磐越西1236M)-郡山1735~1805-(東北新幹線 やまびこ152号)-大宮1902~1913-(湘南新宿ライン2555Y)-新宿1945
 
 
 
 

 
☆オマケ★

個人的にはかなり久しぶりとなった、磐越西線電化区間での客車列車撮影 (^_[◎]oパチリ。私は世代的に旧型客車が現役で使われていた時代の磐越西線の列車は乗ったことも撮ったこともないのですが、JR全線の完乗を目指していた頃にかろうじて、客車普通列車の末期に運用されていた50系客車の普通列車には何度か乗ったことがありました (´ー`)ナツカシス。

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▲88.2 磐越西線 会津若松

その先頭に立っていた電気機関車は、今回の「レトロ会津まつり号」を牽いたED75形ではなく、かつては磐越西線の専用機と言われた、ED77形です (゚ー゚*)ナナナナ。当時の磐越西線はまだ、幹線なみの強靭な軌道の基準(高規格な線路)を満たしておらず、汎用性の高い本線用のED75形は軸重(ひとつの車軸にかかる重さ)の制限から入線することが不可能でした。そこで同線では、中間台車を履いて軸重の可変機能を備えたED77が、普通列車や貨物列車の牽引に使用されていたのです ( ̄。 ̄)ヘー。東北本線から磐越西線へ直通する臨時の客車列車(後述)なども、接続駅の郡山で必ずED75からED77への機関車交換が行なわれており、磐西といえばナナゴでは無く、ナナナナってイメージでした ナナナ~ナナ(´ω`*)ナ~ナナ~♪。

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▲90.8 磐越西線 関都-猪苗代湖畔(臨)

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▲90.8 磐越西線 翁島-磐梯町

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▲90.8 磐越西線 翁島-猪苗代

こちらは行楽シーズンの繁忙期を中心に、首都圏から会津若松まで東北本線・磐越西線経由で直通運転されていた、欧風客車「スーパーエクスプレスレインボー」使用の臨時列車、急行「レインボー会津路」。磐越西線内の牽引は、もちろんED77です (´▽`*)レインボー♪。おそらく撮影の時期的に、山形新幹線の開業を控えて改軌される奥羽本線の板谷峠を訪れたついでに、磐西へと立ち寄って撮ったものだったと記憶していますが、今となっては私が撮った数少ないED77の貴重な記録です ( ´_ゝ`)フーン。この頃は風景よりも列車を主体に撮ることが多かった私ですが、それでもやはり磐西のシンボルと言えば磐梯山という意識はあったらしく、一枚目などは列車の光線状態を優先せず、背景に磐梯山が入る方向から撮影していますね (^_[◎]oパチリ。

この「レインボー」を撮った三年後の93年、磐越西線では軌道の強化工事が行なわれてED75の入線が可能となり、磐越西線専用機と言われて汎用性の乏しかったED77はすべてが引退。そして客車による普通列車も95年には運行を終了しました。



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