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烏山線・・・最終日のキハ40 撮影記 [鉄道写真撮影記]

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2017.03.03
烏山線
さらば、栃木の国鉄型ディーゼルカー。
最終日のキハ40 撮影記
 
  

♪春はお別れの~、季節です・・・♪ ですっ (* ̄0 ̄)θ~♪
(おニャン子世代の私にとっては、これが卒業ソング・・・^^;)
 
毎年恒例(?)、春先の「おくり鉄」。今年も3月4日(土)に実施されるJRのダイヤ改正を機に、新設や存廃のさまざまな動きがあります (・o・*)ホホゥ。ただし今春は、一昨年の北陸新幹線開業、昨年の北海道新幹線開業といったようなビッグなニュースは無く、ここ数年に相次いでいた特急列車や夜行列車の廃止もとくにありません(というか、もうある程度は効率化や合理化という名目での整理をやり尽くしたってことなのかな? σ(゚・゚*)ンー…)。新規開業では広島の可部(かべ)線が、可部からあき亀山まで延伸(これにより、私の全線完乗タイトルは没収・・・^^;)。そして運転区間の短縮や臨時化を除き、目立った廃止列車と言うと、信越本線の新潟と越後トキめき鉄道の糸魚川(いといがわ)の間で運行されていた485系(リニューアル車)の快速列車、通称「糸魚川快速」くらいでしょうか サヨナラ~(´;ω;)ノ~~~。あと、列車ではありませんが、JR北海道で利用者の少ない無人駅がいくつか廃止になるというのも寂しい話題です (´・ω・`)ショボン。

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今春のダイヤ改正では、
JR北海道の無人駅が10駅も廃止に・・・
(´・ω・`)ショボン。
そのうちのひとつ、函館本線の蕨岱(わらびたい)は、
全国にあるJRの駅を50音順に並べると、
最後になる駅として有名でした ( ̄。 ̄)ヘー。
私は下車したこと無く、待合室を車窓から眺めただけ。
▲11.6.5 函館本線 蕨岱(車窓から)

そんな例年に比べるとちょっと地味(?)な今春のダイヤ改正ですが、そのなかで私にとっては少なからず衝撃的な、ひとつの「引退劇*」がありました (゚-Å)ホロリ。それは栃木県の非電化路線、烏山線(からすやません)で使われてきた、国鉄型ディーゼルカーのキハ40形気動車です (゚ー゚*)キハ。首都圏近郊の手軽に行ける範囲で、いまや貴重な国鉄型のディーゼルカーに会うことができる烏山線は、国鉄時代の復刻色などが存在するところもファンには魅力的で、私もちょくちょく撮影に訪れていました (^_[◎]oパチリ。しかし、非電化路線において従来のディーゼルカーよりも環境に優しく低コストで運行できる、蓄電池駆動の新型電車・EV-E301系「ACCUM(アキュム)」が開発され、2014年に同線へ投入 (=゚∀゚)ノヨロシコ。しばらく「アキュム」は一本のみが先行使用されてキハ40と共存してきましたが(お試し期間?)、今春ついに「アキュム」の量産が一気に行なわれ σ(゚ー゚*)ザク?、ダイヤ改正を機に既存のキハ40をすべて置き換えることが発表されたのです ( ̄△ ̄;)エッ…。キハ好きの私にとってこの告知は「アキュム」ならぬ「悪夢」か!? ヒャヒャヒャ(゚∀゚≡゚∀゚)ヒャヒャヒャ・・・なんて、くだらない冗談を言っている場合でなく、「アキュム」の先行運用が開始された頃から、いつかはこの日が来ることを覚悟していましたが、現実にキハがすべて引退するとなると、やはり残念なものです (´・ω・`)ショボン。シブい国鉄型のディーゼルカーが好きで、烏山線のキハ40には乗り鉄、撮り鉄の両方で楽しませてもらった私、やはりその最後の勇姿を記録しないワケにはいきません (*`・ω・´)-3フンス!。烏山線キハ40の最終運行日となるダイヤ改正の前日は平日の金曜日(3/3)ですが、私は以前に休日出勤した鳥取出張の代休をここに充てることを早々に決め(え?鳥取は食べ歩き旅行じゃないの?というツッコミは置いておいて・・・^^;)、キハへのお別れを言いに烏山線へと向かいました。

(*ちなみに非鉄の方には「廃止」と「引退」の違いがよく分からないかもしれませんが、鉄ちゃんの間ではおもに、路線自体や列車(特急など)、駅などが無くなってしまうことを「廃止」(路線のことは「廃線」とも言いますよね)、ある特定の車両が老朽化などを理由に、新型へ置き換えられて営業運行から退役することを「引退」と使い分けています(退役後の回送は「廃回(廃車回送)」って言うけれど・・・^^;))
 
 
3月3日(金)

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上野に待機する宇都宮線の宇都宮ゆき普通列車は、
E231系(基本)とE233系(付属)の併結編成。
シートの座り心地がいいE233系を選択します。
コッチ…((((o* ̄-)o
▲東北本線 上野

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春の「青春18きっぷ」は3/1から使用可能。
もちろんさっそくこれを使います。

3月3日、ひな祭りの日の早朝 ( ̄- ̄ 3)ミミノヒ。まずは烏山線が発着する宇都宮を目指し、上野から宇都宮線(東北本線)を下ります (/*´∀`)o レッツラゴー♪。今旅の私が手にしているのは、JRの普通列車が一日乗り放題となることでお馴染みの「青春18きっぷ」。都内から宇都宮を往復するだけで一回分(2,370円)のモトが取れてしまうこのきっぷで烏山線に乗れるのは、ボンビーな徒歩鉄の私にはとても助かります (´艸`*)オットク~♪。代休を使った平日の「18旅」、ふだんならば会社のデスクで仕事をしている時間に乗る列車は、たとえグリーン車でない普通車のボックスシートであっても、どこかプレミアムな気分です .。゚+.(o´∪`o)ゼータク.゚+.゚。そんな安っちい贅沢を噛み締めながら、上野から揺られること約二時間、列車は通勤通学客でごった返す宇都宮に到着 (・ω・)ト-チャコ。宇都宮線を降りると反対側のホームでは、さっそくこの列車が出迎えてくれました (=゚ω゚=*)ンン!?。

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ホームに差し込む朝日を浴びて、
入線してきたのは烏山線のキハ40。
編成は色違いの三連です。
(´▽`*)キハキハキハ〜♪
▲東北本線 宇都宮

三色団子、キタ━━━━ヽ(゚∀゚*)ノ━━━━ッ!!
タイミングよく宇都宮止まりの上り列車(324D)で入ってきた烏山線のキハ40、その編成は上り方からツートンの国鉄標準色風(キハ40 1003)+同線オリジナルの烏山色(キハ40 1008)+タラコ色の国鉄首都圏色(キハ40 1004)という、各車色違いで組成された豪華な三色編成で、まさに「からせんオールラインナップ」w(*゚o゚*)wオオー!!。できることならばこの編成を、沿線のスッキリとした撮影ポイントで撮りたいものです (*゚∀゚)=3ハァハァ!。しかし、三連は朝の通勤通学時間帯のみに見られる増結の運用であり、日中の烏山線は通常ならば二連の運用。なので、残念ながらこの宇都宮止まりの三連は入庫してしまい、いつもどおり二連に差し替えられるのだろう σ(・∀・`)ウーン・・・と思いきや、なんとキハの最終日である今日は二連への差し替えを行なわず、このまま三連で折り返す(いったん上り方の留置線に引き上げたのち)と言うではありませんか!エッ!(゚Д゚≡゚∀゚)マジ!?。三連が日中運用に就くなんて、これは予期せぬ嬉しいビッグサプライズです ヽ(´▽`)ノワーイ♪。高まるテンションを抑えつつ、私はその三色編成の先頭に立つタラコ色へと乗り込みます タ~ラコ♪(・∀・*)タ~ラコ♪。

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宇都宮駅9番線の発車案内、
そこには通常と異なる【烏山線 3両2ドア】の表示が。
(゚∀゚*)オオッ!!
ちなみに「アキュム」は3ドアなので、
ここに2ドアと表示されるのも今日で最後か。
▲東北本線 宇都宮

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国鉄色好きの私は、
下り方の先頭に立つ、タラコ色に乗車。
(゚ー゚*)タラヲ
キハ最終日の宇都宮駅ですが、
今のところそれほど目立った賑わいはありません。
(´ー`)マターリ
▲東北本線 宇都宮

朝方の濃霧の影響で遅れていた宇都宮線の接続を待ち、約8分の遅れで宇都宮を発車した烏山線の烏山ゆき(327D) m9(`・ω・´)シュパーツ!。唸るエンジン音とともに車内で流れたのは、今までの烏山線で私は一度も聞いたことが無かった、国鉄時代の案内チャイム「アルプスの牧場」(゚∀゚)オッ!。これを流してくれるなんて、なかなか粋な計らいじゃありませんか ъ(゚Д゚)グッジョブ。

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マスコットの七福神が描かれた、
烏山線のサボ(行先板)。
下部には同線の路線図も併記されていますので、
記事を読む際の参考にしていただけたらと思います。
このサボもキハの引退で見納めかな・・・。
(「アキュム」はLEDの電光表示)

もう拙ブログでは今さら説明の必要はないかと思われますが・・・栃木県の東部を走る烏山線は、宇都宮から下り方へ二駅目の宝積寺(ほうしゃくじ)で東北本線(宇都宮線)と分岐し、山あげ祭りで有名な那須烏山市の烏山へと至る、20.4キロの非電化ローカル線 (・o・*)ホホゥ。沿線には宝積寺や大金(おおがね)といった縁起のいい駅名があること、また分岐駅の宝積寺を除くと同線の所属駅は全7駅あることから、七福神がマスコットキャラクターとなっています ( ̄。 ̄)ヘー。

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全線が単線の烏山線、
線内で列車の交換が可能なのは、
路線のほぼ真ん中に位置する大金のみ。
ここで交換した上り列車(328D)は
烏山色でした。
▲烏山線 大金(車窓から)

さて、貴重な三色編成のキハに乗って烏山線を下っている私ですが、移動手段が列車である徒歩鉄のジレンマとして、当然のことながら自身が乗っている列車を沿線から撮ることはできません σ(・∀・`)ウ-ン。そこで私が狙うのは、終点から折り返してくる上り列車(330D)です (´ω`)ナルヘソ。過去に何度か訪れている烏山線で私の定番ポイントといえば、駅近くに広大な田園地帯が広がる下野花岡(しもつけはなおか)のあたりで撮ることが多かったのですが、今回は行動にちょっとした企みがあり、終点の烏山の二駅手前にある小塙(こばな)までやってきました (゚ー゚*)コバナ。

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宇都宮からキハに揺られて40分、
交換駅の大金の次駅、小塙で下車。
スッキリとした青空にタラコ色が映えます。
(´▽`*)イイテンキ♪
▲烏山線 小塙

上野0546-(東北525M)-宇都宮0729~0805-(烏山327D)-小塙0849

この小塙のあたりも、のどかな田園風景が広がっていますが、平坦な地形の下野花岡よりは起伏があり、烏山線の線路も小塙を出ると下り方で上り勾配にさしかかります。その線路に沿った道の坂を上がりきったところが目的の撮影ポイントで、駅からは徒歩15分ほどのお手軽な距離 テクテクε=ε=ε=┌(*・∀・)┘。付近には私と同様に最終日のキハを見送る同業者が多く見られるものの、それぞれが好みのアングルで適度にばらけていて、私が考えていたポイントにいらっしゃった先客はお二人だけでした。挨拶して私もカメラを構えます (*・ω・)ノ゙チワッス♪。

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小塙と滝の間にある撮影ポイント。
俯瞰好きの私は少し高い位置に来ましたが、
ここは線路脇やサイド気味など、
いろいろなアングルが選べます (・∀・)イイネ。
ちなみにこの立ち位置は午前の上りが順光。

いまは冬枯れの時期で、手前の畑には何も植わっていないように見えますが σ(゚・゚*)ンー…、実は夏になるとここは一面のヒマワリ畑となり、近年では烏山線の名所のひとつとして知られています ( ̄。 ̄)ヘー。かく言う私も昨年の夏に同地を訪れて、キハとヒマワリのコラボカットを撮影し、拙ブログの「ONE-shot」でご紹介しましたっけ。できれば今夏もここへヒマワリを撮りに来たいと思っていたけれど、もうキハと組み合わせることはできなくなっちゃったなぁ・・・(・ω・`)ザンネン。その昨夏に訪れたときにちょっと周辺を歩き回ってみて、よさげだと思ったのが今回の高台のポイントでした (・∀・)イイネ!。

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晴れ時々曇りの予報だったこの日の栃木県、
ここにきてちょっと雲が優勢に・・・
(゚ペ)ウーン…。

列車の運転本数が多くないローカル線の烏山線、先ほどの三色編成が終点の烏山から折り返して小塙に戻ってくるのは、約一時間半後です ( ̄  ̄;)イチジカンハン…。その長い待ち時間のあいだに、朝から快晴だった青空は見る見るうちに雲が広がってきてしまいました ヽ(´д`;)アア…。日当りが良い順光のポイントなので、できれば晴れてほしいところですが、列車の通過時にタイミングよく日が出るのは、ちょっとキビシいかも・・・σ(・ω・`)ウーン…。雲間からの日差しを願うも、太陽が隠されたままに、鳴り出してしまった踏切 ( ̄△ ̄;)ア…。仕方なくカメラを「晴れ」の設定から、少し感度を上げた「曇り」の設定で対応します (・ε・`)シャーナイネ。

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冬木立の雑木林を背にし、
走り慣れた烏山線をゆくキハ40の三兄弟。
木々の新緑が芽吹く前に去ってしまうのが
残念です・・・。
▲烏山線 滝-小塙

三色団子が撮れました~! ダンゴ♪ヘ(゚ω゚ヘ)(ノ ゚ω゚)ノダンゴ♪
シックな冬木立に映える三色編成が、なかなかいい感じじゃないですか 。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。前述したように、ふだんは朝の通勤通学時間帯でしか運転されない烏山線の三連キハ、都内から初発列車で駆けつけても間に合わない私に、沿線で撮るのはムリなことだと思っていましたが、最終日の特別編成というサプライズで念願の三連を記録することができました ヽ(´▽`)ノワ~イ♪。もうこれだけでも、代休を取って来た甲斐があったというものです ・:*:・キテ(゚ノ∀`゚)゚ヨカッタ・:*:・。けっきょく日差しは遮られちゃったけれど、ほんの若干ながら薄日が当たってくれた(気がする)だけでも、まあヨシとしましょうか (*`д´)=b OK牧場! 。

三色編成の宇都宮ゆき上り列車(330D)を撮り終え、次なる狙いは反対方向から来る下りの烏山ゆき(329D)。この小塙の撮影ポイントでは、烏山から来る上り列車は一時間半もの長い待ち時間がありましたが、逆に烏山のほうへ向かう下り列車は小塙の隣駅に位置する大金で上り列車と交換するダイヤが組まれているので、下り列車は上りの通過からわずか15分後にやってきます (・o・*)ホホゥ。撮る側としてはなんとも極端な時間配分なのですが、今度は待ち時間に余裕が無く、急いで近くの下り列車が撮れる場所へと移動します ε=┌(;゚д゚)┘アセアセ。上り列車は定刻だったのに対し、下り列車はまだ朝方の霧の影響(宇都宮線)が残っているからか、定刻より数分遅れて姿を見せました。

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空に広がる冬雲の合間を縫って、
春を思わせるあたたかな日差しが、
二連のキハを照らしました。
▲烏山線 小塙-滝

お、日が差した (゚∀゚)オッ!。先ほどの三色編成を撮ってから20分ほどしか経っていないので、それほど大きくは変わらない空模様でしたが、今度はウマい具合に雲の切れ間にあたり、太陽の光が降り注ぎました (o ̄∇ ̄o)ラキー♪。これはこれで嬉しいけれど、できればこの明るさがさっきの三色編成のときにも欲しかったなぁ・・・σ(・∀・`)ウーン… 。こちらの列車は通常どおりの二連で、両方とも烏山色(キハ40 1001+キハ40 1009)という整った編成です (゚ー゚*)カラカラ。ちなみに烏山線用として在籍するキハ40は全部で8両。その内訳は烏山色が4両、ツートンの国鉄色が2両、タラコの首都圏色が2両となっており、数的には三色編成をもう一本組成することや、ツートンとタラコのコンビを組むことも可能で (゚∀゚*)オオッ!!、国鉄色好きの私としては、そんな編成をちょっと期待していたのですが、さすがにそこまでの願いは贅沢というものか (^^;)ゞポリポリ。でも考えてみたら、今日は烏山線を走るキハ40の最終日ですから、日中二運用のうちの一運用は三色の特別編成だとしても、もう一運用は烏山線オリジナルの烏山色編成を使うのが正しいのかもしれませんね (´ω`*)タシカニ。

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ところで上の写真をよ~く見てみると、
線路端でキハに手を振るご家族の姿がありました。
ほのぼのとしたワンシーンです。
(´ー`)ホノボノ

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小塙の里山に響くキハのエンジン音。
地元の方にとっては聞き慣れたこの音も今日が最後で、
明日からは静かな「アキュム」が走ります。
▲烏山線 滝-小塙(後追い)

エンジンを震わせたキハが走り去って、静寂が戻った小塙の里山 シーー( ̄、 ̄*)ーーン。今度はまた、いまの烏山色キハが終点の烏山から折り返して来る次の列車まで、約一時間半の待ち時間があります ( ̄  ̄;)イチジカンハン…。ひたすらにぼーっと待ち続けているのも退屈だし、そろそろお昼近くとなってオナカも空いてきました (*'p')ハラヘター。でも、ローカルな無人駅の小塙の周辺には、飲食店やコンビニはおろか、飲み物の自販機すら見当たりません(少なくとも駅から撮影地まで私が歩いた範囲には)。かと言って、ほかの駅や街へ移動しようにも、次の列車は一時間半後・・・σ(・ω・`)ウーン…。そこで、私はこの長い待ち時間を利用して、小塙から二駅先にある比較的大きな街の烏山まで、ためしに歩いて行ってみることにしました。スマホの地図アプリによると、その道のりは約4キロ、徒歩一時間とのことで、まあ、歩けない距離ではありません (´ω`)ソォ…ネェ…。実は今回の撮影地を下野花岡ではなく小塙にした理由がここにあり、私は烏山にちょっとしたお目当てがあるのです (゚ー゚*)オメアテ。それを目標に置いて、いざスタート ε=ε=ε=┌(*・_・)┘テクテク。

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小塙から烏山を目指して歩き進むと、
やがて江川(えがわ)という小川を渡ります。
(゚ー゚*)スグル?
ここはこどもの日が近づくと川に鯉のぼりが渡され、
私は以前にキハと鯉のぼりを組み合わせて
撮影をこころみたことがあります。

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けっこうアップダウンの激しい道のり。
ε~ε~ε~ ((((;′□`)ヒイイィィ…
烏山線は山を避けて線路が敷かれていますが、
徒歩の私は最短ルートの山越えを進みます
(山というか丘くらいの高さだけれど)。
上ってきた坂道を振り替えると、
遠くのほうに烏山線の線路が見えました
(カーブした線路がわかるかな?)。

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小塙からふた山越えると、
ようやく見えてきた烏山の街。
(゚∀゚)オッ!
ゴールまではあとちょっと・・・。

小塙から途中駅の滝(たき)を経て、烏山までの二駅間、烏山線の営業距離は5.1キロとなっていますが、このあたりの烏山線は山を避けるように蛇行して線路が敷かれており、直線に道を進むと両駅間の最短距離は4キロらしい。しかし直線上には線路が避けた山々があり、道はある程度整備されているものの、これを越えるのがけっこうキツい・・・ ε~ε~ε~((((;′□`)ヒイイィィ…。それでもなんとかふた山を越え、スマホが示した所要時間どおりのほぼ一時間で、私は目的地の烏山駅にたどり着くことができました ε-(´o`;A フゥ…。

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小塙から歩くこと一時間、
やってきたのは烏山線の終着駅、烏山。
(・ω・)トウチャコ
モダンなデザインの駅舎の向こうに、
烏山色のキハがチラリと見えます。
|∀・)チラッ
左のほうに保存されている腕木式信号機は、
かつて烏山線で使われていたもの。
▲烏山線 烏山

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烏山線の終端部にある車止め。
終点に佇むキハの姿も今日が最後です。
ちなみにキハに不釣り合いな、
林立する架線柱と頭上にある架線は、
蓄電池電車「アキュム」の充電設備。
▲烏山線 烏山

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参考までに、
これは三年前の運転開始初日に撮った、
充電中の「アキュム」ことEV-E301系。
(゚ー゚*)アキュム
ダイヤ改正後の明日からは、
すべての列車がここで充電を行なうことになります。
▲14.3.15 烏山線 烏山

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烏山駅に掲げられていた
キハ40の引退を知らせる横断幕。
烏山線にキハ40が投入されたのは1979年で、
その活躍は38年間におよびました。
(・∀・`。)ドツカレサン
▲烏山線 烏山

さて、先に触れたように、私が烏山まで歩いてきたのは単なる時間つぶしではなく、ちょっとしたお目当てがありました エ?(゚д゚≡゚∀゚)ナニナニ?。それは今回のキハ40の引退を記念して限定販売される「ありがとう 烏山線「キハ40形」記念弁当」(゚∀゚*)オオッ!!。実はこの記念弁当が買えるのは宇都宮と烏山の二駅のみなのですが、宇都宮駅では一日にわずか10個だけ(販売期間は2/24~3/3の一週間で、朝8時から購入可)Σ(゚Д゚;)スクナッ!?。ためしに朝の宇都宮駅で駅弁屋さんを覗いてみたけれど、当然のごとく売り切れていました (´д`;)アウ。いっぽう、この烏山駅ではお昼の正午から100個(3/3の当日のみ)を販売することになっています (・o・*)ホホゥ。私が10時48分の下り列車を小塙で撮影したのち、歩いて一時間の烏山に到着したのは12時少し前。時間的にはちょうどいい頃合いですが、駅弁売り場の前にはすでに長い列ができていました λλλλλλλλλλ…ゾロゾロ。限定100個、はたして私は買えるのか? σ(・ω・`)ウーン…。 列に加わってドキドキしながら待つと・・・(°_°;)ドキドキ…、無事に私まで順番が回ってきました \(≧▽≦)/ヤターッ!。人数を数えていたお兄さんによると、私はだいたい80番目くらいだったらしい ε-(´∇`*)ホッ(ちなみに一人一個の販売制限が告げられており、家族全員で並んでいた方も見られました)。

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駅前駐車場の特設ブースにできた、
駅弁や物品販売のテント。
その前には駅弁を買い求める方の
長い列ができていました。
λλλλλλλλλλ…ゾロゾロ

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そしてこれがお目当ての
「ありがとう 烏山線「キハ40形」記念弁当
(¥1,000)」
鮮やかなサクラ色をした五穀飯の上に、
湯葉巻きや蓮根のはさみ揚げ、鶏の照り焼き、
コンニャクやゴボウ、ナス、ひじきの煮物など、
地元・栃木の食材がふんだんに使われており、
素朴ながらも、どこか懐かしくて、
優しいお味のお弁当でした (゚д゚)ウマー!!。
☆☆☆☆・
包み紙のデザインもステキですね。

記念弁当(+BEER)という豪華なお昼ゴハンにありつけて、存分にオナカが満たされました ()´З`)=3 マンプク!。では引き続き午後の撮影に向かいますが、さすがにここからは徒歩でなく、列車で移動します レッチャ…((((o* ̄-)o。烏山に待機していた烏山色のキハ(332D)に乗り込み、二駅目の小塙に戻ってきました (=゚ω゚)ノ タライマ!。その乗車時間は9分で、線路が蛇行して敷かれているとはいえ、やっぱり列車は歩くよりも速いやね・・・(´ー`)シミジミ(あたりまえ)。

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烏山から宇都宮ゆきのキハに乗車。
(´▽`*)キハキハ~♪
お別れ乗車の鉄ちゃんや地元の方も見られましたが、
混んでいるというほどではありませんでした。
▲烏山線 烏山

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列車に乗って二駅の小塙で下車。
(=゚ω゚)ノ タライマ!
う~ん、曇っているなぁ・・・。
▲烏山線 小塙

烏山1229-(烏山332D)-小塙1238

それにしても、せっかく列車で移動できるのに朝と同じ小塙でまた降りるとは、なんとも芸の無いことだと思われるかも知れませんが σ(・∀・`)マタ?、ここまでの例のごとく、私が烏山から乗った上りの宇都宮ゆきは、小塙の次駅の大金で下りの烏山ゆき(331D)と交換します。その下り列車を沿線で撮りたい私は、必然的に大金よりも手前の駅で降りなくてはならず、しかも下り列車が来るまでには、あまり時間に余裕が無い・・・ (゚ペ)ウーン…。そこで、朝にも訪れて下見を済ませているような、小塙に戻ってきたというワケでした ( ´_ゝ`)アッソ。小塙で下車後、駅から数分程度でたどり着けるようなお手軽ポイントへと急ぎ ε=┌(;゚д゚)┘イソゲ!、手早くカメラを構えると、程なくしてキハの重厚なエンジンの音が聞こえてきました (゚∀゚*)キタッ!。

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築堤の上り勾配を力強く突き進む、
三色編成のキハ40。
先頭に立ったタラコの顔には、
引退を記念したヘッドマークが見られました。
▲烏山線 小塙-滝

三色トリノが撮れました~♪ ヽ(´▽`)ノワ~イ♪
ふたたび小塙に姿を現した三色編成 (゚∀゚*)オオッ!!。そう、これは朝に撮った編成が宇都宮で折り返してきたものなのですが、午後の下り列車(331D)からは車両の前後に引退の記念ヘッドマークが掲げられると事前に告知されており、慌ただしくても私はこれを撮り逃すワケにはいきませんでした【◎】]ω・´)パチッ!。ただ、タラコが先頭の三連を記録できたのは良かったけれど、曇り空なのに築堤上をゆく列車を下から見上げるようなアングルは絵的に寒々しいし、せっかく掲げられたヘッドマークも遠くてデザインが分かりづらい・・・。なんだかイマイチでヌルい撮り方をしてしまったた、ヘッドマーク付きの特別編成 σ(・∀・`)ウーン…。できれば烏山から折り返して来る同編成の上り列車は、もう少しシャキッと決めたいところです (*`・ω・´)-3フンス!。私は一時間半後の通過に備えて、撮影地を移動することにしました イドウ…((((o* ̄-)o 。

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上り列車を狙うのに選んだ撮影ポイントは、
このような線路際の場所。
天気は引き続き、曇り・・・か?
σ(゚・゚*)ンー…

次に私がやってきたのは、線路に寄った位置から列車主体の編成写真が狙える撮影ポイント。やはり今回ばかりは風景的なアングルよりも、引退記念のヘッドマークがしっかりと分かるように撮りたくて、線路際のこの場所を選んでみました m9(`・ω・´)ケテイ!。ここは列車の通過時刻(14時過ぎ)にどの程度の日当りになるのか、ちょっと読みづらい場所なのですが (゚ペ)ウーン…、どうせ日差しが期待できないようなドン曇りの空では、光線状態を考える必要も無いか σ(・∀・*)マ、イッカ・・・と、とりあえずテキトーに立ち位置を確保して待機します (--*)テキトー。ところが・・・朝とは逆に、一時間半という待ち時間のあいだで、空模様は見る見るうちに好転 ( ̄△ ̄;)エッ…。ドン曇りが薄曇りとなり、次第に日が差すようになってきたではありませんか! Σ(=゚ω゚=;)ナヌッ!?。こうなると、日当り具合はどうなのか!? アセアセヾ(*д*ヾ三ノ*д*)ノアセアセ。太陽が完全に復活した状態で迎えた、上り列車の通過時刻。果たしてその結果は・・・(;`ロ´)ハッ!。

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雑木林の中から姿を見せた、キハ40三兄弟。
(=゚ω゚)ノ ヤア。
今度はツートンの国鉄標準色が先頭です。
▲烏山線 滝−小塙

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曇り空から一転、
記念のヘッドマークを掲げたキハ40の顔に
まばゆいばかりの陽光が当たりました。
(つ▽≦)マブシッ!
富士重工の宇都宮製作所で生まれ、
国鉄の宇都宮運転所に配属され、
栃木の烏山線で生涯を送ったという、
生粋の栃木っ子だった烏山線用のキハ40。
その最終日の行き先方向幕に掲げられたのは、
【宇都宮】の文字。
▲烏山線 滝−小塙

マーク付きのキハが撮れました〜!ヽ(´▽`)ノワ~イ♪
ツートンの正面に堂々と掲げられたヘッドマークは、三色で組成された実車と同様に三種のキハ40が描かれたもので、引退記念にふさわしいデザインです(タイトル写真も参照)(・∀・)イイネ!。さらによく見ると (=゚ω゚=*)ンン!?、ふだんは黒地で【普通】と表示される上部の行き先方向幕が、なんと白地の【宇都宮】が表示されるというサプライズ (゚∀゚*)オオッ!!。これはまるで国鉄時代を彷佛とさせるような、なんともシブい演出ではありませんか (≧∇≦)シブイッ!。キハの最終日にこんな列車を走らせてくれるなんて、ファンとしては本当に嬉しい限りです ・:*:・感(*ノ∀`*)動・:*:・。でも・・・写真としては、やっぱり車体側面の日当りが弱かった・・・σ(・∀・`)ウーン…。この特別編成は、さらにもう一往復(宇都宮〜烏山)の運転が設定されており、烏山ゆきの下り列車としてふたたびここへ戻ってくるのは、またしても約一時間半後 ( ̄  ̄;)イチジカンハン…(正確には1時間45分後)。その頃には側面まで、だいぶ日がまわるものと思われます σ(゚・゚*)ンー…。それを狙うために、私はもう少し(?)粘ってみることにしました 八(゚- ゚)マツワ。もちろんその間には、もう一運用に就いている烏山色の編成もやってくるので、そちらももれなく記録します。

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最終日も普段と変わらぬ姿で烏山を目指す
烏山色のキハ40。
残念ながらこちらの編成には
ヘッドマークが取り付けられませんでした。
最後まで飾らぬ美学・・・か?
▲烏山線 小塙-滝

華々しくヘッドマークを付けた特別編成の三連に対し、普段着姿の烏山色二連 (゚ー゚*)カラカラ。同色は国鉄色好きのミーハーな私からすると、「な~んだ、烏山色かよ・・・(・ε・`)チェ」なんて、ハズレ扱いの邪険な態度で接していましたが 人( ̄ω ̄;)スマヌ、あらためて見ると自然豊かな烏山線の沿線風景にマッチした、いいご当地色だったように思います (´ー`)シミジミ。ちなみにこの烏山色が採用されたのは国鉄末期の頃(1986年)で、これも国鉄色と言えるのかもしれません。そして烏山線で活躍した38年間のうちの30年以上も、キハ40はこの色を纏っていたことになります ( ̄。 ̄)ヘー。きっと長い時を経て地域に根付き、地元の利用者に愛された色だったのでしょうね。ちなみにこの「烏山グリーン」は、後継を担うEV-E301系「アキュム」へと引き継がれました ヨロシコ(*・ω・)人(・ω・*)リョーカイ。

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キハ40を包み込むような冬木立の林。
爽やかな新緑や、鮮やかな紅葉など、
もっともっといろんな季節の情景を
キハと組み合わせて撮りたかったけれど、
もうそれは叶わぬこととなってしまいました。
▲烏山線 滝−小塙

そんな烏山色の編成にシャッターを切りながら見送ったのち  (^_[◎]oパチリ、次はふたたび・・・いや、三たび、三色編成を迎えます。良好な日当りを期待して、先ほどと同じ線路際の撮影ポイントへ戻ってみると (*=゚ω゚=)ンン!?、同業者の数はかなり増えていました λλλλλ ワラワラ。そうか、今日は平日だけれど、そろそろ学校を終えた学生さんが参戦できる時間帯になったのね ( ̄、 ̄*)ナルヘソ。学校から直接やってきたのではないかと思われる制服姿の学生さんの横にて私もカメラを構え、三色編成の通過を待ちます (*`・ω・´)-3フンス!。空はさっきまで曇っていたのが嘘のようにスッキリと晴れ渡り、もう空模様に惑わされることは無さそう (´▽`*)イイテンキ♪。

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うららかな早春の昼下がり、
走り慣れたいつもの鉄路を、
いつもと違った三色編成がゆきます。
キハの最終日という特別な日。
▲烏山線 滝−小塙(後追い)

バリ順で三色が撮れました~!ヽ(´▽`)ノワ~イ♪
先ほどと比べて側面の日当りがだいぶ良くなリ、キレイに照らされた三色編成 。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。テールランプは目立つけれど、良好な光線状態を重視し、あえて後追いを選択しました。方向幕の【烏山】もシブいねぇ・・・(≧∇≦)シブイッ!。貴重な特別編成をまったく同じアングルで二度も撮るなんて、ちょっともったいない気がしたけれど σ(・∀・`)ウーン…、それでも個人的には納得のゆく成果が得られました (*`д´)=b OK牧場!。もう、これでじゅうぶんに満足ですが、ヘッドマークを付けた三連による特別編成の運転はあと一本残っており、いよいよ次の宇都宮ゆき上り列車がラストとなります (゚- ゚)ラスト…。ここまで来たら最後までお見送りしたい私は、また違う撮影ポイントへと移動して、烏山から戻ってくる同編成に備えることとしました マタ、イドウ…((((o* ̄-)o 。

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この日の最後に選んだのは、
こんな撮影ポイント。
空の抜け具合が良く、日当たり良好です。
(・∀・)イイネ

西に傾く日の当たり具合を考えて、次に私がやってきたのは、小塙の駅近くに位置する築堤。夕方に順光となるここは、この界隈でいちばんの人気撮影ポイントと言っても過言ではなく、私が着いたときにはすでに多くの同業者でひしめき合っていました。俗にいう「激パ(激しくパニック状態)」です w( ̄▽ ̄;)wワオッ!!。さすがに混んでいて立ち位置の確保がムリならば、諦めて他の場所で撮ろうと思いましたが (゚ペ)ウーン…、優しそうなおにーさんの横にちょっとした空間を見つけ、ためしにこのスキマから狙ってもいいかと尋ねてみたところ σ(・∀・`)アノ…、なんとおにーさんはわざわざ自身の三脚を少しずらして、私のために立ち位置を空けてくださいました ドゾー(*・∀・)つ。これには申し訳ない気持ちながらも、正直とても助かります <(_ _*)>アリガトォ。激パのような混み合った場所でのポジション争いは決して好きではないけれど、時として激パだからこその譲り合いという交流もあるんですよね。今回はまさに同好の士ならではの親切を実感しました (´ー`)シミジミ。そんな激パに揉まれながら待つことしばし λλλλλλλλ ビッシリ、西日が赤く染まりはじめた頃に、遠くのほうから聞こえてきたのはキハの警笛・・・プホォォォォ━━( ̄- ̄ 3)━━━ン…。さあ、いよいよ烏山線キハのクライマックスを迎えます (°_°;)ドキドキ。

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雲ひとつ無い快晴の空のもと、
西日に照らされて鮮やかに浮かび上がった、
三色の烏山線用キハ40形1000番台。
とうとう鉄路に別れを告げるときが
きてしまいました・・・。
▲烏山線 滝−小塙

エロ光でキハが撮れました~! ワ━━ヽ(*≧∇≦*)ノ ━━イ!!
まるで引退の花道を照らすスポットライトのごとく、眩しい西日を浴びて浮かび上がったキハの勇姿。思わずシャッターを押す指が震えてしまうほどの、シビれるカッコよさです ((((;゚∀゚))))ブルルッ!。線路端に立つアンテナの影が車体に伸びてしまったのが残念だけれど、それを差し引いても余りある素晴らしい光に恵まれました (ノ゚ο゚)ノ オオオオォォォォォォ-!。こんな好条件でキハのラストランを見送ることができるなんて、国鉄キハ好きの私としては、もう感無量です 。・:*:・(*ノ∀`*)カンドーシタッ!・:*:・。と同時に、これが最後の撮影なのだと思うと、やはり寂しさも募ります (゚-Å)ホロリ。私はキハ40に馴染みのある沿線の利用者ではないけれど、撮り鉄、乗り鉄という趣味の面で、同形にはいっぱい楽しませてもらいました。あらためて、ありがとうと言いたいところです (*'∀'*)アリガ㌧。

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さようなら、烏山線キハ40。
いま、万感の思いを込めてキハがゆく・・・。
▲烏山線 大金−小塙(後追い)

私は振り返り、去りゆくその姿が見えなくなるまで送り続けます サヨ-ナラ-(´;ω;`)ノシ~~~。烏山線の風景に馴染んでいた三色のキハ40よ、さようなら。長年に渡る同線での活躍、お疲れさまでした。

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(´;ω;)ノシ~~~

 
あ~あ、行っちゃった・・・(・∀・`)シンミリ。これにて撮影はすべて終了です (´w`*)ドツカレサン。このあとの私は、宇都宮を経由して東京へと帰るだけなのですが、宇都宮ゆきの列車は今の三色編成が発車したばかり(同編成は特別仕立てでしたが、運行的には定期の普通列車)。次の一時間後の上り列車は、まもなく小塙に到着する烏山ゆきの下り列車が折り返して来るものなので、私はいったん下り列車へ乗ることにしました。しばらくしてホームに入ってきたのは・・・(=゚ω゚=*)ンン!?

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夕暮れの小塙に到着した烏山ゆきは、
烏山色のキハ40。
あれ?キミは引退したんじゃなかったの?
(゚ー゚?)オヨ?
・・・って、駅名標に描かれたヱビスさまも
不思議そうに振り返っています(笑)。
▲烏山線 小塙

あれ?キハ40? (゚ー゚?)オヨ?。さっきの列車が最後だったのでは・・・と、お思いかもしれませんが、実は三色編成はあくまでも引退を記念した特別編成であり、最終列車ではないのです (´∀`;)ソーナンダ。「アキュム」が本格始動するダイヤ改正は明日なので、今日の烏山線はまだキハで運行されます(ただし実際はこの日の夜には、キハから「アキュム」への運用差し替えが行なわれたらしい)。とはいえ、何にしても私が烏山線のキハに乗るのはこれが最後 (゚- ゚)ラスト…。小塙から烏山、そして烏山から宇都宮までの全線を通して、そのエンジン音や乗り心地を噛み締めるように味わいました (´ー`)シミジミ。

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通勤通学輸送に対応し、
製造時のボックスシート(セミクロス)から、
ロングシート仕様に改造されたのも
烏山線キハのひとつの特徴でした。
Σ(・ω・ノ)ノ ナガッ!!
この長~いロングシートも見納めです。

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楽しそうにキハ40へまたがっていた、
烏山線のマスコット、七福神さまたち。
このイラストですが・・・

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新しいものではこのように変更 (゚∀゚)アヒャ☆。
七福神さまたちも「アキュム」に乗り換えです(笑)
このイラスト、弁天さまに抱きつかれて、
ちょっと照れている毘沙門天さまがカワイイ♪

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烏山から乗り通し、
とっぷりと日が暮れた宇都宮に終着したキハ。
(・ω・)トーチャコ
ホームには別れを惜しむ
多くのファンが集まっていました。
私もこれでお別れです・・・。
サヨナラ~(´;ω;)ノ~~~
▲東北本線 宇都宮


首都圏近郊の烏山線に最後まで残っていた、国鉄型キハの終焉。これで関東で見られる純粋な国鉄型気動車は、半観光列車として運行している、いすみ鉄道のキハ52+キハ28くらいになってしまいました。たとえ走る車両が変わっても、沿線風景や街の魅力は変わらないのですが、やはり鉄道好きの鉄ちゃんにとっての車両は、旅先を決める上での大きな要素となります σ(・∀・`)ウーン…。例えば数年前まで国鉄型キハで運行されていた千葉の久留里線など、首都圏近郊で手軽にのどかなローカル気分が味わえる魅力的な路線なのですが、私は国鉄型キハ(キハ30など)の引退後に足を運ぶことが無くなってしまいました 人( ̄ω ̄;)スマヌ。今回の烏山線も正直なところ、キハの引退により、ちょっと足が遠のいちゃうように思います(恒例の「風っこ」はどうなるんだろ?)。小塙のヒマワリ畑や、滝の龍門の瀧、さらには烏山の造り酒屋・島崎酒造さんなど、果たしてまた訪れる機会はあるのだろうか・・・σ(゚・゚*)ンー…。そんなことを考えながら、私は宇都宮線で宇都宮をあとにしたのでした。
 
 
小塙1701-(烏山337D)-烏山1711
烏山1737-(烏山340D)-宇都宮1833~1841-(東北3554M)-大宮1944~1947-(湘南新宿ライン2563Y)-新宿2017