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GWの鉄旅 その4・・・予讃線「伊予灘ものがたり」撮影記 [鉄道旅行記]

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2017.04.29~05.01
GWの鉄旅・その4
"愛ある"海辺の旧本線にて。
予讃線「伊予灘ものがたり撮影
 

前回からの続きです。
今年のGW、まず私は飛行機に乗って広島へと飛び、未乗車だった可部線(かべせん)の延伸区間(可部〜あき亀山)を往復して乗り潰し d(’-‘*)コンプリート。その後、広島から高速船で瀬戸内海を渡って四国の愛媛に上陸し (´▽`*)シコク~♪、私にしては珍しくレンタカーを借りて向かったのは ブーンε=凸、愛媛の宇和島と高知の窪川を結ぶ、ローカル線の予土線(よどせん)でした (゚ー゚*)ヨドセソ。同線での目的は「0系新幹線」を模したという、おもしろ列車(実態は単行のディーゼルカー)の「鉄道ホビートレイン(以下「ホビトレ」と略)」を撮ること (・◯・)シソカソセソ。ちょっとグダグダな展開もあったけれど、結果的にはクルマの機動力が活きた形で、予土線らしい四万十川沿いの自然豊かな風景のなか、お目当てだった「ホビトレ」の撮影を存分に満喫 (^_[◎]oパチリ。無事に撮影を終えた私はレンタカーを返却して、宇和島の駅にやってきました ...(((o*・ω・)o |エキ| 。ここからはふたたび、列車の旅を再開します。さて、次に向かうのは・・・? σ(゚・゚*)ンー…。

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宇和島で顔を揃える列車たち。
右は予讃線の松山ゆき特急「宇和海」の2000系で、
左は予讃線の八幡浜ゆき普通列車のキハ54。
その奥にチラリと見える黄色いお顔は、
前記事で紹介した予土線の「しまんトロッコ」です。
|∀・)チラッ
▲17.4.30 予讃線 宇和島

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特急「宇和海」の車内には、
なんと自転車をそのまま置くことができる、
サイクルスペース(スタンド)が設置されています。
( ̄。 ̄)ヘー。
ちなみに利用する際に別料金は不要ですが、
あらかじめ専用の指定席特急券「サイクル宇和海」
(ふつうの指定券と同額)が必要となります。
また、停車時間の関係から自転車の積み降ろしは、
起終点の松山と宇和島のみ。
▲17.4.30 予讃線 宇和島

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朝から運転していたこの日でしたが、
レンタカーを返却して列車に乗り、
ようやくビール解禁です。
今日はまた一段とウマい!(笑)
[★]ヽ(>∀<*)クゥーッ!!
残念ながら宇和島では駅弁が見当たらず、
お供は宇和島名物のじゃこてんなど。

松山方面へ向かう予讃線(よさんせん)と、高知(窪川)方面へ向かう予土線の列車が発着する宇和島で(予土線は隣駅の北宇和島で分岐)、私が乗ったのは予讃線の特急「宇和海」コッチ…((((o* ̄-)o。沿線での撮り鉄を楽しんだ予土線ですが、今回は乗る方のスケジュールを組むことができませんでした (・∀・`)ザンネン。車窓に四万十川のきれいな風景が広がる予土線には、ぜひまた機会を見つけて乗りに訪れたいものです (=゚∇゚)ノマタネ!。日が西に傾いた夕刻に宇和島を発車した「宇和海」は、列車名に海が付いているものの車窓からあまり海は見えず σ(・ε・`)ウーン…、やがて列車は断続的にカーブの続く山間部へと入ってゆきます。ああ、振り子式車両(車体を傾斜させることで、減速せずに曲線を通過できる構造の車両)特有の揺れが、心地よいなぁ・・・(((´ー`)))ユラユラ。慣れないクルマの運転という緊張感から開放され、さらにはビールも飲んだことで、私の気分はすっかりゆるゆるモードです (*´0)ゞ。oOフワァァ…。

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宇和島の車両基地を横切った際に見送ってくれた、
予土線の「カッパ列車(海洋堂ホビートレイン)」と、
「しまんトロッコ」(新幹線の「ホビトレ」は運行中)。
今度は乗りに、また来るよ!(=゚∇゚)ノマタネ!
▲17.4.30 予讃線 宇和島-北宇和島(車窓から)

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列車名になっている宇和海の海景色は、
車窓からチラリと見える程度・・・。
|∀・)チラッ
▲17.4.30 予讃線 立間-下宇和(車窓から)

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特急「宇和海」は海沿いの予讃線(旧線)ではなく、
山間部に敷かれた内子線を経由(後述)。
車窓的にはあまり面白味の無い内子線ですが、
高規格の同線をカッ飛ばすディーゼル特急の走りには、
シビれるものがあります
バビューン!!-=≡Σ(((⊃゚∀゚)つ。
▲▲17.4.30 内子線 内子(車窓から)
▲17.4.30 予讃線 内子-伊予立川(車窓から)

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伊予市のあたりで見られた、
瀬戸内海の夕景 (つ▽≦*)マブシッ!。
一日を通してずっと、
いいお天気に恵まれた日でした。
▲17.4.30 予讃線 向井原-伊予市(車窓から)

途中の伊予大洲(いよおおず)のあたりでは、車窓から大洲城の天守閣が眺められるハズなのですが、私は居眠りをしたことで見逃してしまい 〇o。(_ _*)Zzz…、気が付いた(目が覚めた)ら列車は予讃線のバイパス的な役割を持つ内子線(うちこせん)を走っていました ( ゚o゚)ハッ。予讃線(旧線)よりも後年に開業した高規格の同線(詳しくは後述)を経由することで、宇和島と松山の間を一時間半程度の俊足で結ぶ特急「宇和海」は、日が暮れる前に終点の松山へと到着です (・ω・)トーチャコ。

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特急「宇和海」に乗ってやってきたのは、
まだ明るさの残る松山。
ちなみにこの時期の松山の日の入りは
東京より約30分も遅いんです。
▲17.4.30 予讃線 松山

宇和島1708-(予讃線・宇和海24号)-松山1834

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なんだか、この三角屋根の駅に見覚えが・・・
σ(゚・゚*)ンー…
って、デジャヴではなく、
昨日も私はこの駅の前を通っています。
▲17.4.30 予讃線 松山

松山といえば、前日に私が広島から船で渡って、レンタカーを借りた街。つまりはクルマで出て宇和島へ行き、列車で戻ってきた形になります (=゚ω゚)ノ タライマ!。旅の行程として同じところを行ったり来たりするのは、あまりいいプランとは言えない(と個人的には思う)けれど σ(・∀・`)ウーン…、翌日に行きたいと思っている場所に備えて、今宵はこの松山にて宿泊することとしました m9(`・ω・´)ケテイ!。手軽な駅近くのビジネスホテルにチェックイン。

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せっかく松山に泊まったので、
ちょいと市内を走る路面電車(伊予鉄)に乗って・・・
...(((o*・ω・)o
▲17.4.30 伊予鉄道市内線 松山駅前-大手町駅前

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名所の道後温泉へと来てみたのですが、
やはり連休中とのことで大混雑・・・
(´д`;)人大杉…。
残念ですが入湯は諦めますた。

ところで、オマケ的なネタとして・・・宿泊したホテルはネットで適当に選んだものだったのですが(おもに安さ重視w)、フロントで指定された7階のお部屋に入り、引かれていたカーテンを開けてみると・・・(*゚ロ゚)ハッ!!、なんと眼下には列車の姿があるじゃありませんか!w(*゚o゚*)wオオー!!。しかもそこは予讃線の本線上のハズなのに、目の前のいい位置で停まってる!? (=゚ω゚=*)ンン!?。

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部屋の窓の外に停まっていたのは、
流線型の先頭車が特徴で、
特急「しおかぜ」などに使われる8000系。
でもなぜここに停車?(゚ー゚?)ハテ?
▲17.4.30 予讃線 松山付近

実はここ、松山駅と構内に隣接する松山運転所(車両基地)のちょうど分岐点にあたるらしく、ホームへの入線、もしくは運転所に入庫する車両が、スイッチバック形式の入れ替え作業で一時的に停止する箇所のようです(写真の左手が松山駅・運転所の方向、右手が本線の高松方面)(・o・*)ナルヘソ。そのため、短いもので数秒、長いものでは数分間も列車が眼下に停止しており、上写真のような長時間露光による撮影も可能なのです (^_[◎]oパチリ。手前の駐車場がちょっと目立つけれど、これはなかなか素晴らしいトレインビュールームではありませんか!ヽ(´▽`*)ノワ~イ♪(しかも一泊3,000円台w)。駅の構内が見える部屋は各地で何度か泊まったことがあるけれど、本線上の一時停止位置がドンピシャというのは初めてだなぁ・・・(トレインビュー好きのゆるキャラさん、いかがですか?(笑))。決してお部屋を指定したわけでなく、まったくの偶然による嬉しい鉄運でした (o ̄∇ ̄o)ラキー♪。

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こちらは私が松山まで乗ってきた、
特急「宇和海」の2000系。
ひょっとしたらさっきの編成かな?
σ(゚・゚*)ンー…。

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そしてさらに驚いたのが、この黄色いヤツ。
これは私が昼間に予土線で撮った、
「しまんトロッコ」用のキハ54ではありませんか!
(この色はキハ54 4、一台のみの存在)。
(=゚ω゚)ノ ヤア。
宇和島から私のあとを追いかけてきてくれた
・・・ってワケではなく、
おそらく翌日は平日で「しまんトロッコ」の運転が無いため、
所属先の松山運転所まで回送されてきたものだと思われます。
それにしても、ここでの再会にはビックリ。
w( ̄▽ ̄;)wワオッ!!。

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窓からちょっと乗り出すと
(開く間隔が狭いので、かなり無理な姿勢w)、
その先には松山運転所が見えます (゚∀゚)オッ!。
黄色いキハは右端に入庫。
(´つз-)。O.゚。*モヤスミ…
▲17.4.30 予讃線 松山(松山運転所)

 

5月1日(月)

松山で迎えた旅の三日目。この日も早朝にホテルをチェックアウトし (*´0)ゞ。oOフワァァ~ア…、さっそく駅へと向かいます。愛媛の中心都市(県庁所在地)である松山には、市内や近郊に路線網を広げる地方私鉄(中小私鉄)の伊予鉄道(伊予鉄)も走っていますが、私がやってきたのはJRの松山駅 …((((o* ̄-)o |JR|。松山に乗り入れるJRの路線は予讃線の一線のみで、方向の選択肢としては高松方面の上り列車に乗るか、宇和島方面の下り列車に乗るかしかありません σ(゚・゚*)ンー…。んじゃ当然、前日に宇和島の方から来た私が乗るのは、上り列車・・・かと思いきや、乗り込んだのは宇和島ゆきの下り普通列車。え?宇和島に戻るの? ( ̄△ ̄;)エ?

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朝の松山駅に待機していた、
予讃線の宇和島ゆき普通列車。
お!キハ185系じゃありませんか!
(゚∀゚)オッ!
▲17.5.1 予讃線 松山

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整然とクロスシートが並ぶキハ185系の車内。
ホントにこれが普通列車?
特急じゃないの? σ(゚・゚*)ンー…

ラッキーなことに、私が乗った宇和島ゆきの普通列車(913D)に使われていたのは、もともと特急型だったものを普通列車用に格下げしたというキハ185系の3100番台で、車内には座り心地の良いクロスシートが並びます (゚∀゚*)オオッ!!。ただし普通列車仕様へ改造された際に、座席は転換(回転)しないボックス位置(向かい合わせ)に固定され、背もたれのリクライニングもしません (´∀`;)ナーンダ。それでも、どうせロングシートのキハ54かキハ32だろう・・・と思っていた私には、ちょっと嬉しいサプライズでした (o ̄∇ ̄o)ラキー♪。そんなキハ185系の普通列車は松山から予讃線を西の方に向かって走り、やがて伊予市の先にある向井原(むかいばら)という名の小駅に停車。実はこの先で予讃線はルートがふた手に分かれ、いっぽうは前日の私が特急「宇和海」に乗って通過した内陸の内子線ルート、そしてもういっぽうは海沿いをゆくもともとの予讃線ルートで ドッチ?(゚Д゚≡゚Д゚)イクノ?、私が乗っている普通列車が進むのは後者の方になります(下の路線図を参照) コッチ…((((o* ̄-)o。

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伊予市の隣駅の向井原、
駅名標に記された下り方の次駅案内(右)には、
二つの駅名が見られます。
▲17.5.1 予讃線 向井原(車窓から)

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これが付近の路線図。
向井原から伊予大洲までの区間は
内子を経由する内子線ルート(上)と、
下灘や伊予長浜を経由する予讃線ルート(下)があります。
ちなみに内子線ルートは建設の経緯から、
正式には向井原~内子と新谷~伊代大洲は予讃線に属し、
内子と新谷の間のみが内子線です。

かつては特急「しおかぜ」なども走るメインルートだった海沿いの予讃線(路線図下の伊予長浜経由)ですが、松山と宇和島という二つの街を結ぶ上でこの経路はかなりの遠回りとなること、また天候に左右されやすい険しい立地条件で運休等もたびたび発生していたことなどから、後年(1986年)には内陸部にバイパス的な役割を持つ高規格の内子線ルートが開通 (・o・*)ホホゥ。それによって現在の優等列車(特急「宇和海」など)は基本的に内子線を通ることとなり、既存の予讃線は普通列車のみが走るローカル線のような位置づけに落ち着きました (´ω`)ナルヘソ。ちなみに新線の内子線ルートに対し、予讃線ルートの方は便宜上の通称で「旧線」とも呼ばれていますが、最近ではこの旧線の方に「愛ある伊予灘線」との愛称が付けられたようです (゚ー゚*)アイアル…。でも、ここでは従来からの旧線という呼び方で話を進めて行きたいと思います。

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向井原を出ると、ふた手に分岐する予讃線。
左方向へ伸びる高架線が内子線ルートで、
右方向の予讃線ルート(旧線)は、
高架から地平へと下りてゆきます。
私が乗っている普通列車は右へ・・・
コッチ…((((o* ̄-)o
▲17.5.1 予讃線 向井原(前方の車窓から)

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自然の緑に囲まれて、
ローカル線のような雰囲気となった旧線の車窓。
▲17.5.1 予讃線 向井原-高野川(後方の車窓から)

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やがて車窓に展開されたのは、
壮大な伊予灘の海景色。
(゚∀゚*)オオッ!!
この眺めの良さが旧線の醍醐味です!
(σ´∀`)σイイネ~♪
▲17.5.1 予讃線 伊予上灘-下灘(車窓から)

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途中の下灘は小さな無人駅ですが、
ホームから海が見えることで
最近は全国的にも知名度が上がった駅。
でも、朝7時ではまだ誰もおらず、
ひっそりとしていました。
▲17.5.1 予讃線 下灘(車窓から)

そんな経緯でローカル線に格下げ(?)となったような旧線ですが、内陸部でトンネルが多い内子線よりも、海沿いに敷かれた旧線の方がだんぜん景色がいいのは言うまでもなく、四国屈指の車窓と言われる伊予灘の海景色こそが同線の大きな魅力です (゚∀゚*)オオッ!!。私が乗った普通列車も向井原の次駅の高野川(こうのかわ)を出たあたりから、海辺を走るようになりました (´▽`*)ウミ~♪。この景色を元・特急車のキハ185系に乗って眺められるのは、ホントにラッキーです (o ̄∇ ̄o)ラキー♪。伊予上灘(いよかみなだ)、下灘(しもなだ)と、海を望むこの土地らしい駅名を過ぎ、次に停車したのは串(くし)σ(゚ー゚*)クシ…。決してその駅名から焼き鳥や串揚げを連想したワケではありませんが (゚¬゚)ジュル…、この一風変わった名の駅で私は列車を降りました (・ω・)トーチャコ。

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松山から普通列車でちょうど一時間。
私が下車したのは串。
乗り心地のよかったキハ185系を見送ります。
バイチャ!( ゚д゚)ノシ
▲17.5.1 予讃線 串

松山0604-(予讃913D)-串0705

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ホーム上に待合室があるだけという、
簡素な造りをした無人駅の串。
ホームからは海がスッキリと見えませんが、
ここも海岸近くに立地した駅です。
乗ってきた列車から下りたのは私ひとりでした。
(・ω・)ポツン…。
▲17.5.1 予讃線 串

串と言う駅名は所在する地区名(伊予市双海町串)に由来するようですが、その地区名自体の由来はよく分かりません。ただ、全国的に串という地名は海沿いの町や集落に多いと言われています ( ̄。 ̄)ヘー。そんな串で下車した私の目的は、もちろん撮り鉄 (゚ー゚*)テツ。同駅のすぐ西側(宇和島方)には橋脚の長い立派な鉄橋が架けられており、しかもその背景には海が写し込めることから、予讃線屈指の名撮影地として知られているのです (・o・*)ホホゥ。ちなみに今旅の旅行記をずっとご覧いただいている方は覚えがあるかもしれませんが、実は一昨日の夕方にも私は松山で借りたレンタカーでこの場所に来ており、鉄橋を渡る普通列車をシルエット気味に撮影しています(前々記事)(^_[◎]oパチリ。その時は宇和島へ行く道すがら立ち寄った程度だったのですが、ここはあらためてじっくりと撮影したいと思い、また一昨日には撮れなかった「とある列車」などもあることから、今度は列車に乗って再訪してみました (´ω`)ナルヘソ。ただし夕方の前回と朝の今回では、日当りなどの条件がまったく異なるので、撮影ポイントや撮り方も大きく変わります σ(゚・゚*)ンー…。前回は鉄橋に近い位置から列車を狙いましたが、今回はその場所を通り過ぎて山の方へと続く坂道を上がってゆきます テクテクε=ε=ε=┌(*・_・)┘。

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駅のすぐ横に架けられた予讃線の鉄橋。
トラスの無いスタイルのガーダー橋で、
列車の姿をスッキリと撮る事ができます。

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谷底の鉄橋下から坂道を上り進むと、
やがてこのような視界の開けた場所に出ました。
ここは私好みの俯瞰ポイント (・∀・)イイネ!。

前日の予土線ほどではないけれど、この旧線も決して列車の運行本数は多くないのですが(日中は二時間に一本程度)、朝の通勤・通学にあたる今の時間帯は、次の上りが25分後(7:30の4914D)、下りが50分後(7:58の4915D)と、比較的効率よく列車が狙えます (・o・*)ホホゥ。そこで少し急ぎ足で私がまずやってきたのは、駅からちょうど20分ほどでたどり着ける、山の中腹に位置した高台の撮影ポイント。この場所からは眼下に先ほどの鉄橋、そしてその向こうには伊予灘の海景色が一望でき、これはなかなか気持ちのいい眺めです (・∀・)イイネ!。

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天気晴朗にして波おだやかな、
朝の伊予灘を望みて、
海辺をローカル列車が走りゆく。
▲17.5.1 予讃線 喜多灘-串

海バックでキハが撮れました~♪ ヽ(´▽`*)ノ ワ~イ♪
前日に続いて今日も爽やかな五月晴れとなり、この時期らしく霞み気味ではあるものの、まずまずの青さが感じられる伊予灘の海。そこへ単行のキハ54が現れました。ああ、なんとものどかでいい風景だなぁ・・・+。:.(´ー`)シミジミ.:。+゚。ただ、なるべく背景の海を広く入れたくてヨコ位置のアングルにしてみたものの、思ったよりもちょっと窮屈な画になってしまった気がします。列車に対して、山の緑もちょっと重たいかな・・・ σ(゚・゚*)ンー…。次の下り列車も引き続き同じ場所から狙いますが、もう少しアングルを整えて望むことにしました【◎】]ω・´)パチッ!。

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次に鉄橋上へ姿を見せたのは、
海色に映える白いディーゼルカー。
▲17.5.1 予讃線 喜多灘-串(後追い)

お、今度はキハ32だ (゚∀゚)オッ!。一本前(上り)のキハ54がステンレス製なのに対し、このキハ32は鋼製の塗装車で、白い車体が風景のなかで存在感を示してくれました ъ(゚Д゚)グッジョブ。両形式の詳しい運用は分からないけれど、撮るならキハ32の方がいいですね (´▽`*)キハキハ~♪(余談ながらこのキハ32は、前日に撮影した新幹線型の「鉄道ホビートレイン」の種車となった形式です ( ̄。 ̄)ヘー)。そして今度はアングルをタテ位置にしてみましたが、このほうがスッキリとまとまったように思います (・∀・)イイネ!。同じ場所からの撮影でも、ヨコ位置とタテ位置のアングル、さらには二種類の車両を撮ることができて、いい記録となりました (*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。このあと列車は一時間ほど時間が空くので、その間に別の撮影ポイントへ移動したいと思います イドウ…((((o* ̄-)o。むしろ次に目指すほうが、私の本当に行きたかった目的地。そこまではちょっと距離があるのですが、一時間もあればたどりつける・・・かな?

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海を望む山の斜面にある果樹畑と
曲がりくねった坂道。
育てられているのは愛媛特産のミカンでしょうか。
それとも時期的にはビワかな?
このあたりの景色はなんとなく東海道本線の撮影名所、
早川のみかん山(石橋俯瞰)に似ている気がします。
でも線路は見えない・・・。
<(゚-゚=)キョロキョロ(=゚-゚)ゞ

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山の中腹まで上ってきたところで、
線路方向に視界が開けるところがあったけれど、
例の鉄橋はかろうじて見える程度で、
目的の場所はここじゃ無さそう 「(゚ペ)ウーン…。
もっと上の方か・・・。

鉄橋下の谷底から、地域の生活道となっている坂道を上ること30分ほど テクテクε=ε=ε=┌(;・_・)┘。ちょっと視界が開けた箇所を見つけるも (「゚ー゚)ドレドレ、眺望はいまいちスッキリとせず、列車を撮るにはキビシそう (゚ペ)ウーン…。実はこのあたりまでは一昨日にも私はクルマで上ってきており、ためしに景色を望んでみたのですが、目指す撮影ポイントはここではありませんでした ( ̄  ̄;)チガウ。ということはやはり、クルマじゃこの先はとてもムリそう・・・と、進むのを諦めた段々畑の細い農道が、山の上への目的地に続くアプローチのようです σ(゚・゚*)ンー…。

0032.jpg
未舗装の細い農道を進んでゆきます。
ザクザク…(((`・ω・)
朽ち果てたクルマが放置されていますが、
この先はさらに道が細くなり、
とてもふつうのクルマでは通れません。

この農道をどのくらいの高さまで進めば線路(鉄橋)が見えるのだろう・・・。そもそも、ホントにこの道で合っているのか? (´・д・`;)ドーナノ? との不安を感じるなか、とにかく道が続く限り進んでみることに ザクザク…(((`・ω・)。ただ、藪漕ぎをするような獣道ではなく道自体は明確でしっかりとしているので、俯瞰ポイントへのアプローチとしては楽な方かもしれません。やがて農道に入ってから15分くらいでしょうか、ようやく木々などで遮られずに視界がスッキリと開けるようなところへと出ることができました (゚o゚*)オッ!。ここが目的の場所かな?そこから見えたのは・・・(*゚ロ゚)ハッ!!

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坂道や農道を歩き続けて50分くらい。
ようやくたどり着いたその場所には、
疲れが吹き飛ぶような景色が広がっていました。
(゚∀゚*)オオッ!!

緑の山、青い海、そして谷に架けられた鉄橋・・・それらが眼下に一望できる、なんとも素晴らしい眺め!w(*゚o゚*)wオオーッ!。まさしくここが私の目指してきた撮影ポイントです \(≧▽≦)/ヤター♪。俯瞰撮影好きとして、一度は訪れてみたかったこの場所に来ることができたのは、感無量の思い :*:・キテ(゚ノ∀`゚)゚ヨカッタ・:*:・。・・・って、どんなに壮大な景色でも、そこに列車の姿が無ければ意味がありません ⊂(´ω`*)モチツケ。最初の撮影ポイントから道を確かめながら歩き、だいたい50分ほどの時間を要したことで、次の上り列車(4916D)を狙うのにちょうどいい頃合いとなっていました (゚ー゚*)ソロソロ…。落ち着いて息を整えたのち、カメラに望遠レンズを装着してファインダーを覗くと、程なくして鉄橋上へ現れたのは単行のキハ32 (゚∀゚)オッ!。

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瀬戸の島々が霞む伊予灘を背にして、
たった一両のディーゼルカーが
コトコトと鉄橋を渡りゆきます。
鉄道好きとしては眺めているだけで、
心が癒されるような情景です。
+。:.(´ー`)シミジミ.:。+゚。。
▲17.5.1 予讃線 喜多灘-串

串俯瞰でキハが撮れました~! ヽ(´▽`*)ノ ワ~イ♪
海と山を望む壮大な自然風景のなかに加わった、小さな鈍行列車。ほぼ順光の日差しに照らされたキハ32の白い車体が、青い海に浮かび上がって、いい感じじゃないですか 。゜+.(o´∀`o)スンバラスィ!゜+.゜。気温の上昇で海は少々モヤっているけれど、それを差し引いても余りある、嬉しい成果が得られました (*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。もうこの画が撮れただけでも、ここまで来た甲斐があるというものですが、実はこの絶景ポイントで私には、ぜひとも狙いたい「本命」と位置づける列車があるのです エ?(゚Д゚≡゚∀゚)ナニナニ?。上写真の普通列車が通過したのち、ひとり海を眺めながらぼーっと待つこと40分 。゜(# ̄ ▽. ̄#) ボケー°。。やがて鉄橋上にゆっくりと姿を見せたのは、白いキハ32よりもさらに青い海が似合うと感じる、鮮やかな赤と黄色を纏った二連の列車 (=゚ω゚=*)ンン!?。

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青く染まる伊予灘という舞台に躍り出た、
赤と黄色のグラデーショントレイン。
これぞ旧線・・・いや、
「愛ある伊予灘線」の名物列車
「伊予灘ものがたり」です。
▲17.5.1 予讃線 串-喜多灘

海バックで、イヨちゃんが撮れました~!ヽ(´▽`*)ノ ワ~イ♪
遠景でも目立つ強いインパクトを放ちながらも、海景色にウマくマッチしたモダンなカラーリング (゚∀゚*)オオッ!!。まさにこの海バックの俯瞰ポイントで撮るのにふさわしい列車ではありませんか!。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。そんな特徴的な車両を強調したくて、今度はタテ位置の構図で切り取ってみました【◎】]ω・´)パチッ!。これこそが私の真の狙いだったわけですが (*゚∀゚)=3ハァハァ!・・・それにしても、今までの普通列車とは明らかに一線を画する色をした、この特別な列車はいったい何なのかというと ヘ(゚д゚)ノ ナニコレ?、土休日を中心に松山と伊予大洲・八幡浜の間を海沿いの旧線経由で運転されている臨時の観光列車で、その名も「伊予灘ものがたり」号」(´▽`*)イヨチャソ♪。同列車は車窓に広がる伊予灘の景色を眺めながら、車内で愛媛のご当地食材を使った食事などが味わえるという、いわゆる「クルーズ・トレイン」や「レストラン・トレイン」と呼ばれる類いのもので、三年前の2014年から運行が開始された四国初の本格的な観光列車です (・o・*)ホホゥ。「レトロモダン」をコンセプトとした車内は和と洋を調和させ、愛媛産ヒノキのテーブルなど地元素材を随所に盛り込んだ落ち着いた空間を演出(私は乗ったこと無いので、よく分かんないけど)( ´_ゝ`)フーン。そして印象的な赤と黄色のグラデーションという車体の配色は、伊予灘に沈む夕日を連想させる「茜色」と、太陽や柑橘類の輝きを表す「黄金色」をイメージしたものだそうです
(キハ47を改造) (´ω`)ナルヘソ。そんな旧線ならではの景色の良さをウリにした「伊予灘ものがたり」は、地味な普通列車しか通らなかった、この予讃線きっての撮影名所(俯瞰ポイント)において、いいアクセントとなる存在になり (・∀・)イイネ!、機会があればぜひ撮りたいと思っていた情景でした。それを気持ちのいい五月晴れのもとで迎えられたことに、もう大満足です ヨカッタ♪(*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。車窓的にもハイライトと言える、海を望む串の鉄橋。そこをゆっくりと進む「伊予灘ものがたり」が渡り終えたところで、撮影は終了です (´w`*)ドツカレサン。

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撮影を終えて駅へ戻り、
列車に乗って串をあとにします。
ホームに入ってきたのはキハ32。
▲17.5.1 予讃線 串

来る時は上り坂だったことと、道を確認しながらだったことで、50分もかかった撮影地までの道のりでしたが ε~ε~ε~((((;′□`)ヒイイィィ…、下り坂の帰りは駅まで30分程度で着くことができ ♪~( ̄、 ̄ )===3 スイスイ~、「伊予灘ものがたり」の通過から50分後に串を発車する次の列車には余裕で間に合いました (*´∇`)-3 ホッ。本数の少ないローカル線ですが、意外と徒歩鉄でも効率よく巡れるものです(笑)。串から乗ったのは上りの松山ゆき普通列車。朝のようなサプライズはなく、今度は定番(?)のキハ32でした (´▽`*)キハキハ~♪。

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ホームから海が見える駅の下灘では
多くの方が列車を待っていました。
・・・が、乗る人はゼロ (・・?)アリ?。
ある意味、観光名所となったようなこの駅、
クルマで訪れる人が多いのかな・・・
σ(゚・゚*)ンー… 。
▲17.5.1 予讃線 下灘(車窓から)

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海沿いの単線をのんびりと進むキハ。
一昨日には並行する道をクルマで通りましたが、
やっぱり個人的には
列車から眺める景色の方がいいですね(笑)
▲17.5.1 予讃線 下灘-伊予上灘(前方の車窓から)

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串から一時間で終点の松山に到着。
ホントに行ったり来たりの落ち着かない行程です。
イッタリo(゚д゚o≡o゚д゚)oキタリ
▲17.5.1 予讃線 松山

串1026-(予讃4918D)-松山1110

串からロングシートのキハに揺られて、ふたたび・・・いや三たび戻ってきた、松山 (=゚ω゚)ノ タライマ!。実はこの時点でまだ午前中です。今日は旅の最終日ですが、もう一カ所くらいどこかを巡ることができそう σ(゚・゚*)ンー…。んじゃ、次に向かうのは・・・? ...(((o*・ω・)o

 

もうちっとだけ、続きます。




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