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水戸線・・・快速「DL&SLもおか」号 撮影記 [鉄道写真撮影記]

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2017.05.27 水戸線
50系客車がJRを走る!
快速「DL&SLもおか」号 撮影
 

GWの旅行記を長々と続けたことで、ちょっと他の撮影記が停滞しちゃいました。今回のネタもだいぶ鮮度落ちですが、サラッとお伝えしたいと思います m(__)m。

現代の日本における一般的な旅客列車は電車や気動車(ディーゼルカー)が主流となり、今やすっかり貴重な存在となったのが、機関車によって客車が牽かれるタイプのいわゆる「客車列車」 (゚ー゚*)キャクレ。むかしは全国各地で見られたこの形態ですが、運用に応じて機関車を付け替えなくてはならないという効率の悪さが欠点で衰退し、今のJRではおもにイベント性の高い臨時列車(旧客12系、SL列車用の客車など)や、一部の豪華クルーズトレイン(「カシオペア」や「ななつ星」など)でしか、客車列車は見られなくなってしまいました (・ε・ )フーン。そんな現状のなか、JRではありませんが半定期的に客車列車を運行している鉄道会社のひとつが、以前に拙ブログでもご紹介したことのある、茨城の下館(しもだて)と栃木の茂木(もてぎ)の間を結ぶ、第三セクター路線の「真岡(もおか)鐵道」(・o・*)ホホゥ。同鐵道では観光の目玉として蒸気機関車(SL)の「SLもおか号」が土休日を中心に運行されており、所属する50系客車はおもにそのSL列車で使用されるものなのですが、SL列車の回送にあたる一部区間では一般の客扱いをする普通列車としても運用され(SL運転日に限る車両運用)、SLではないディーゼル機関車が50系客車を牽引するその姿が、往時の「ローカル客レ(客車普通列車)」を彷彿とさせる雰囲気だと、コアなマニアに注目されているのです ( ̄。 ̄)ヘー。かくいう私も昨年末の12月に、同列車の撮影へ訪れたのが記憶に新しいところ (^_[◎]oパチリ。

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「SLもおか号」の終着駅(下館)から、
車両基地のある駅(真岡)までの回送を利用し、
普通列車として運行される真岡鐵道の50系客車。
その牽引はディーゼル機関車のDE10が務めます
(≧∇≦)シブイッ!。
ちなみに最後部には「SLもおか号」の蒸気機関車が
連結されたままになっています。
▲16.12.3 真岡鐵道 下館二高前-折本

そんな真岡鐵道に所属し、ふだんは同線内でしか走るところが見られない「SLもおか号」用の50系客車。それがなんと特別に一日限定、しかも下り列車のみという片道運転で、JRに乗り入れる臨時列車が設定されました エッ!(゚Д゚≡゚∀゚)マジ!?。この列車は栃木県の観光キャンペーン「とちぎデスティネーションキャンペーン(栃木DC)」の一環として企画され、JRの小山(おやま)を始発駅として水戸線を経由し、下館からは真岡鐵道に直通して終着駅の真岡へと至るもの (・o・*)ホホゥ。先頭に立つ牽引機は、JRの水戸線内(小山~下館)がディーゼル機関車(DL)のDE10形、真岡鐵道線内(下館~真岡)が蒸気機関車(SL)のC12形ということから、その列車名は快速「DL&SLもおか号」です (´ω`)ナルヘソ。真岡鐡道の50系客車がDE10に牽かれてJRの水戸線を走るとは、なんとも胸熱なイベント列車ではありませんか! (*゚∀゚)=3ハァハァ!。客車列車好きの私としては、この特別運行をとても楽しみにしていました (*´v`*)ワクワク♪。さらに同日は、下館で分岐するもうひとつの路線、中小私鉄の関東鉄道・常総線(じょうそうせん)でも別に、イベント列車の運行が企画されており (゚∀゚*)オオッ!!、ウマくいけばそちらもあわせて撮ることができそう (σ´∀`)σイイネ~♪。しかし・・・そんな浮かれた私の気分に水を差しかねないのが、ぐずついた空模様 ( ̄△ ̄;)エッ…。前日の関東地方はかなり激しい雨が降り続き、翌日(運転日当日)に雨は上がると予報しているものの、ちょっと不安な天候です σ(・ω・`)ウーン…。まだ入梅前、スッキリとした五月晴れを望みたいところですが、果たしてどうなることか・・・。

 

5月27日(土)

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早朝の上野駅から
宇都宮線の下り普通列車で出発。
(/*´∀`)o レッツラゴー♪
都内では雨がやんでいました。
▲東北本線 上野

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栃木の小山で乗り換え ε=┌(;゚д゚)┘ノリカエ!。
小山は乗ってきた宇都宮線(東北本線)のほか、
東北新幹線、両毛線、水戸線が発着します。
▲東北本線 小山

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今回の目的路線は水戸線 (゚ー゚*)ミトセソ。
小山の水戸線ホーム(16番線)に停車していたのは
下り普通列車の水戸ゆきです。
車両は交直両用電車のE501系。
▲東北本線 小山

東京の上野から宇都宮線を下り、小山で「DL&SLもおか号」が運行される水戸線に乗り換えます ε=┌(;゚д゚)┘ノリカエ!。栃木県の小山と茨城県の友部(ともべ)の間を結ぶ水戸線は(列車の一部は友部から常磐線の水戸方面へ直通)、過去に何度か拙ブログでご紹介しているので細かい路線説明は省きますが、最近だと私は冒頭に述べた昨年12月の真岡鐵道の客車列車を撮りにいく際に、小山から下館まで乗車。さらに水戸線自体が目的となると、一昨年(2015年)の5月に同線で運転された臨時快速「足利大藤まつり号」を撮影しに沿線を訪れています (^_[◎]oパチリ(いま思えば、国鉄色485系(新潟のT18編成)で運転されたあの年の「大藤まつり」は、もっと撮っておくべきだったなぁ・・・σ(・∀・`)ウーン…)。その「足利大藤まつり号」の時と同じく、今回も私が水戸線を下車したのは、小山から15分ほどの川島(かわしま)(・ω・)トーチャコ。ここは栃木と茨城の県境を流れる鬼怒川(きぬがわ)の茨城側(東岸)に位置する駅で、川に架かる水戸線の鉄橋(鬼怒川橋梁)へは歩いて数分程度で到達できます ε=ε=ε=┌(*・_・)┘。鬼怒川橋梁と並行して架かる道路橋の上が撮影ポイント。

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小山から水戸線に乗り、
茨城に入ってすぐの川島で降りました。
あ、雨が降っとる・・・
、ヽ`┐(´д`;)アメ…。
▲水戸線 川島

上野0535-(東北523M)-小山0650~0707-(水戸729M)-川島0721

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近年に駅舎が改築された川島。
二面二線で交換が可能な有人駅(委託?)です。
私が同駅で下車するのは
「足利大藤まつり号」の撮影以来、二年ぶり。
(=゚ω゚)ノ オヒサ
▲水戸線 川島

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駅のすぐ近くを流れる鬼怒川。
道路橋の上に立って上流を眺めると、
向こうのほうには水戸線の鉄橋が見えます。
しっかし、天気悪いなぁ・・・(・ε・`)チェ。
河原にいらっしゃる同業者の方もカッパ姿。

この鬼怒川橋梁はトラスの無いスッキリとしたプレートガーダー橋で、橋桁が長く、橋脚も高い立派なもの (゚∀゚*)オオッ!!。ふだんの50系客車が走っている真岡鐵道にはここまでスケールの大きな鉄橋は無いので、水戸線で撮るならば迷わずこの場所を撮影地に選びました m9(`・ω・´)ケテイ!。それにしても参ったのは雨。東京ではやんでいたのに、現地に着くと断続的に小雨が降り続いており 、ヽ`、ヽ`个o(´д`;)`ヽ、`ヽ、、昨日の雨雲がまだ抜けきっていない感じです (・ε・`)チェ。そんな悪天候のせいか、お目当ての「DL&SLもおか号」が通過する一時間前でも、このお立ち台的な有名撮影ポイントに同業者の姿はまばら ( ̄  ̄;)スクナイネ。ここはもともとキャパの広いポイントだし、このぶんならばシビアな場所取りの必要は無さそうなので、私はしばらく橋の下で雨宿りをして待つことにしました ヽ`、ヽ`、(((;´д`)アマヤドリ。せっかくの貴重な客車列車の特別運行(臨時列車)も、雨ではテンションが上がりません ε-(-ω-;)ハァ…。晴れ運をGWの四国旅で使い果たしちゃったかなぁ・・・(^^;)ゞポリポリ。

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「DL&SLもおか号」が小山を発車する8時半ごろ、
ためしにスマホで雨雲レーダーを検索してみると、
[]o(・_・*)ドレドレ
あくまでも参考程度ですが、
小山も筑西(下館)も降っていないのに、
なんだか私のいる川島付近(水戸線の文字があるあたり)だけ
雨が残っている感じです (´д`;)アウ…。
こりゃ、雨男にでも取り憑かれたか? ψ(`∇´)ψウケケ

なかなかやみそうでやまない、もどかしい小雨模様のなか (≡"≡;*)モヤモヤ…、お目当ての「DL&SLもおか号」が始発駅の小山を発車する時刻を見計らい、橋の下から這い出た私は撮影ポイントとなる橋の上に戻ります モドロ…((((o* ̄-)o。この頃には少し増えていた同業者、それでも橋上にいたのは数人程度で、自分好みの立ち位置は難なく確保できました ε-(´∀`)ホッ。小山から川島までの4駅間は普通列車ならば15分程度の所要時間ですが、臨時列車の「DL&SLもおか号」は途中駅の結城(ゆうき)にて何本かの定期列車と交換待ちを行なうため(水戸線は全線単線)、同区間を30分以上もの時間をかけてやってきます ノコノコ...(((o*・ω・)o。その間に雨はだいぶ弱まり、完全にやんではいないものの、傘を差さなくても大丈夫な程度にはなりました σ(゚・゚*)ンー…。少し離れた位置から列車を狙うので、雨煙が緩和されただけでもだいぶ助かります ε-(´∀`;)ホッ。そんな状況で迎えた「DL&SLもおか号」。やがて鉄橋を渡る際に鳴らされる甲高い汽笛が響くとともに ピョォォォォ━━( ̄- ̄ 3)━━━━ッ…、朱色のディーゼルを先頭にした客車列車が橋上に姿を現しました ε-(°ω°*)キタッ!。

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これぞまことの五月雨か*
小雨そぼ降る初夏の鬼怒川を、
ノスタルジックな雰囲気の客車列車が
轟音を響かせて渡りゆきます。
▲水戸線 東結城-川島
(*五月雨(さみだれ)は本来、
旧暦の5月ごろに降る雨のことで、
現代(新暦)では6月のちょうど梅雨時を指す季語)

水戸線で客レが撮れました~!ヽ(´▽`)ノワ~イ♪
アンバランスな凸形が特徴のDE10に牽かれた、三両の茶色い50系客車 (゚∀゚*)オオッ!!。ふだんの真岡鐵道で見られるSL列車の間合い運用とは異なり、後部にSLが連結されていないスッキリとした「正調」の客車編成は、これこそまさしく国鉄時代の地方ローカル線などで見られた、ローカル客レ(客車普通列車)を復刻させたような、なんともシブい・・・いや、シブすぎる列車ではありませんか! (*≧∇≦*)シブイッ!。というのも、この50系はもともと国鉄からJRの初期(70年代から90年代)にかけて、地方路線(おもに亜幹線やローカル線)の普通列車に使われていた車両でした。ちなみに国鉄(JR)時代の同系は車体色が赤一色に塗られていたことから、「レッドトレイン」などと呼ばれており (´▽`*)レッドトレイソ♪、私もJRの乗り潰しをやっていた頃には、よく各地で赤い客車のレッドトレインにお世話になったものです (´ω`)ナツカシス。しかし、客車列車の衰退(電車や気動車への置き換え)によってJRからオリジナル形態の50系はすべて引退(一部の改造車(SL人吉の客車など)は残存、また京都鉄道博物館には静態
保存車がオリジナルで現存)。JRから真岡鐵道に譲渡された三両が今も現役を続ける唯一のオリジナル50系で、同じく国鉄の客車列車を彷佛とさせる旧客(旧型客車)とは、また違った趣や味わい、そして懐かしさが同系には感じられるのです 。+。:.(´ー`)シミジミ.:。+゚。そんな50系客車を使用してJRの水戸線を走行した「DL&SLもおか号」の撮影、残念ながら天気は寒々しいドン曇りでしたが、鉛色の空よりも川面を大きくアングルに入れたことで、苦しい中でも何となく画がまとまったような気がします σ(゚・゚*)ドーダロ。晴天バリ順で大満足!・・・とはいかなかったけれど、まずまずの成果を得ることができ、雨の日にここまで来た甲斐はあった・・・かな?(笑)(*`д´)=b OK牧場!。これにて水戸線での「DL&SLもおか号」の撮影は終了です (´w`*)ドツカレサン。撤収して駅に戻り着くころ、雨は完全に上がりました ┐( ̄  ̄;)ヤンダ…。ま、そんなもんだよね (^^;)ゞポリポリ。

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川島から再び下りの普通列車に乗車。
二駅先の下館に向かいます。
...(((o*・ω・)o
▲水戸線 川島

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下館では先ほどの「DL&SLもおか号」が
お客を乗せたままで入換え(転線)作業をしていました。
(゚∀゚)オッ!
牽引機は高崎のDE10 1697。
ちなみにこのDE10形ディーゼル機関車は、
先日にご紹介した「四国鉄道文化館」
トップナンバー(1号機)が保存されていましたね。
(゚ー゚*)デーテン
同形は今も全国各地で活躍しています。
▲水戸線 下館

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こちらは真岡鐵道での牽引を担当する、
蒸気機関車(SL)のC12 66 (゚∀゚)オオッ!。
正面には「栃木DC」のヘッドマークが掲げられています。
ただいま客車の入換え待ち。
▲真岡鐵道 下館

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DLとSLの引き継ぎ駅である下館のホームでは、
乗客をもてなすイベントが催されており、
タイトル写真の獅子舞や、
筑西市のゆるキャラ「ちっくん」がお出迎え。
ちなみにちっくんの帽子は筑波山、
体は同市の特産品「小玉すいか」だそうです。
(´▽`*)チックン♪

川島から水戸線の下り列車に乗って二駅目の下館に着くと、そこでは先ほど撮った「DL&SLもおか号」がちょうど入換え作業(水戸線から真岡鐵道へ転線)の真っ最中 (゚∀゚)オッ!。同列車はここでディーゼル機関車のDE10形から、蒸気機関車のC12形に付け替えられて、真岡鐵道の茂木へと向かいます σ(゚ー゚*)エスエル…。しかし、いまひとつSLにはあまり食指が動かない私は「DL&SLもおか号」とここで別れ、水戸線、真岡鐵道の他に下館へ乗り入れるもうひとつの鉄道路線、関東鉄道・常総線の列車に乗り込みました  コッチ…((((o* ̄-)o。常総線も拙ブログで何度か取り上げているので詳細な路線説明は省きますが、同線は茨城県内の取手(とりで)と下館の間を結ぶ中小私鉄の非電化路線で、冒頭でもちょろっと触れましたが、今日はタイミングよく(?)この常総線でも、とあるイベント列車の運行が設定されているのです (・o・*)ホホゥ。それを撮るために私が下車したのは、下館からひと駅だけ進んだ大田郷(おおたごう)(・ω・)トーチャコ。

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関東鉄道常総線のディーゼルカーに乗り、
下館の隣駅、大田郷で下車。
しっかりとした造りの駅舎ですが、
現在は無人駅です。
▲関東鉄道常総線 大田郷(後追い)

川島0955-(水戸739M)-下館0954~1034-(関鉄常総線1086)-大田郷1039

個人的に常総線での撮影といえば、広大な田園風景の向こうに筑波山(つくばさん)が見えることで知られる、三妻(みつま)や南石下(みなみいしげ)のあたりがよく訪れる馴染みの定番ポイントなのですが、実は今回運転されるイベント列車の詳細な運転時刻を私は把握しておらず (・・?)ハテ?、下館から30分以上もかかる三妻へ行くまでには、途中でお目当てのイベント列車と行き違っちゃう(途中駅で交換してしまう)危険性があります σ(゚・゚*)ンー…。しかし終着駅の下館にほど近い大田郷ならば、そのリスクはかなり低くなると言うもの (´ω`)ナルヘソ(イベント列車が下館まで運転されることは、事前に公表されていました)。どうせ三妻まで行っても今日のようなドン曇りでは筑波山がキレイに望めないだろうし、幸い、大田郷のあたりにも撮りやすい撮影ポイントは点在しています。駅から線路沿いの道を15分ほど歩き ε=ε=ε=┌(*・_・)┘、周囲に田畑(休耕田?)が広がる抜けの良いところへとやってきました。

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私が選んだ撮影地はこんなところ。
非電化路線の常総線は鉄道設備が目立ちませんが、
(@_@;)ンン!?
森の手前に線路が敷かれています。

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まず通過したのは、単行の普通列車。
今年の2月から運行が開始された新型で、
黄色い帯が特徴のキハ5010形は、
今回が初対面でした。
(^_[◎]oパチリ
▲関東鉄道常総線 黒子-大田郷(後追い)

そこにはすでに数人の先客がいらっしゃり (*・ω・)ノ゙チワッス♪、その中のお一人からイベント列車の大まかな時刻を教えていただけました φ(゚ー゚*)フムフム。それによると私がいるこの場所(黒子と大田郷の間)では、今から約一時間後に下館へ向かう下り列車が通過。その同編成は終点の下館で約40分の停車時間ののちに折り返し、今度は上り列車として取手方面に向かうとのこと (・o・*)ホホゥ。つまり下館に近いこの場所では、短時間のうちに下りと上りの両方を撮ることができそうです (゚∀゚*)オオッ!!。ちなみに下館から私が乗った普通列車(上り)とイベント列車(下り)は、三妻の二駅手前の石下(いしげ)で交換することになっており、やはり三妻に向かっていたら間に合いませんでした ε-(´∀`;)ホッ。通過時刻を知ることができて気分的に落ち着き、カメラのアングルを調整しつつお目当ての列車が現れるのを待ちます。イベント列車と言ってもとくに派手な装いのものではなく、重厚なディーゼルのエンジン音を響かせてやってきたのは、この車両 (=゚ω゚=*)ンン!?。

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深い森の緑に映える、
「ローカル・ツートン」のキハ。
手前の休耕田には
白い蕎麦の花が群生していました。
▲関東鉄道常総線 黒子-大田郷

ツートンのキハが撮れました~!ヽ(´▽`*)ノワ~イ♪
ちょっとあか抜けないスタイルで、いかにもひと昔前のローカル線といった雰囲気が漂う、クリームと朱色に塗られたツートンカラーのディーゼルカー (゚∀゚*)オオッ!!。これもまたシブいなぁ・・・(≧∇≦)シブイッ!。この車両は、国鉄から譲渡された1950年台製のキハ16・17形を改造(車体新製、機器流用)し、1977年から40年に渡って常総線を走り続けている、古参ディーゼルのキハ310形 (´▽`*)キハキハ~♪。そのなかでもこのキハ313-314編成には昔の旧塗装が復刻されており、ファンに人気の高い編成です (*゚∀゚)=3ハァハァ!。しかし燃費の良い後継の新型車に追われて活躍の場が狭まり、最近では定期の運用を外れていた同編成 σ(・ω・`)ウーン…。ちょっと気掛かりだったのですが、残念なことにこのほど引退が決定(?)し、今回の特別運転が行なわれることとなりました サヨナラ~(´;ω;)ノ~~~。これがイベント列車の概要です。個人的にこのツートンカラーのキハ313-314編成といえば、とくに花火大会の日に取手で撮ったシーンが印象に残る想い出
(´ー`)シミジミ。そんな同編成の最後の勇姿(?)を見送りたくて、私は真岡鐵道の「SLもおか号」ではなく、こちらに駆けつけたのでした ε=┌(;゚д゚)┘キハ!。事前に運転時刻が分からないという不安はあったけれど、ウマく捕まえることができてよかった ε-(´∀`*)ホッ。ちなみに撮影したこの場所、一見すると雑草の生えた休耕田だと思っていたのですが、よく見ると所々に白い蕎麦の花が群生しているのが目に付きます σ(゚・゚*)ンー…。整地された蕎麦畑ではなく、勝手に自生しているような感じですが(秋にはちゃんとした蕎麦畑になるのかな?)、白い花がいいアクセントになりそうだったので、ためしにアングルへ入れてみました (^_[◎]oパチリ。

続いて、同編成が下館で折り返してくる上り列車も、他の場所に列車で移動している時間的な余裕が無いことから、引き続きこの付近で狙います。同地の逆アングル(反対側)の線路沿いには、さらにまとまって蕎麦の花が咲いており、また違った構図が得られそう  (゚∀゚*)オッ!。

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線路端に咲く春蕎麦の花を揺らしながら、
常総路を突き進むキハ314。
その顔には筑波山が描かれた、
急行「つくばね」のヘッドマークが
掲げられました。
▲関東鉄道常総線 大田郷-黒子

「つくばね」、キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ッ!!
木々が囲む自然のトンネルを抜けて、ふたたび現れたキハ314の顔には、往路(下り)で見られなかった急行「つくばね」のヘッドマークが取り付けられているではありませんか w(*゚o゚*)wオオー!!。これは予期していなかった嬉しいサプライズです ヽ(´▽`*)ノワ~イ♪。「つくばね(筑波嶺)」とは筑波山のふもとを走る常総線らしい愛称名ですが、実は現在の同線に急行列車の設定はなく(速達タイプの種別は快速)、急行はあくまでもイベント的な演出によるもの (゚ー゚*)キューコー。さらにいえば、この急行「つくばね」のマークはもともと常総線で使われていたものではなく、かつてもっと筑波山の近くに存在していた、筑波鉄道(土浦~岩瀬)で1960年ごろに運転されていた急行列車のもので、1987年に同鉄道が廃止された際にこのヘッドマークを常総線が譲り受けたのだとか ( ̄。 ̄)ヘー。マークは常総線の車両撮影会などでたまに披露されるようですが、私がお目にかかるのは今回が初めてです (゚∀゚*)オオッ!!。たまたまとは言え、正面気味のアングルで構えていたのはラッキーでした ъ(゚Д゚)グッジョブオレ。そんな経緯のある急行「つくばね」のヘッドマークは、キハ313-314編成のラストラン(?)を盛り上げるのにふさわしい装飾だといえるのではないでしょうか 。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。

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筑波鉄道から常総線へ引き継がれたと言う、
急行「つくばね」のヘッドマーク。
本来の「つくばね」は
筑波鉄道の最盛期だった1960年代に、
筑波山へ向かう観光客輸送を目的とし、
土浦と筑波の間で運行されていたのだそうです。
(ひとつ上の写真を拡大したもの)

ところで、今回のイベント列車(キハ313-314編成の特別運行)を告知する関東鉄道のポスターなどでは、「乗り納め?!キハ314・313号、満喫乗車会」と書かれており、「?!」のマーク(感嘆符)がちょっと引っ掛かるところ σ(゚・゚*)ンー…(なので、私の文章でもなんだか煮え切らないような「(?)」マークが所々に付いているのです ^^;)。はたして同編成にとって、本当に今回が最後の運行となってしまうのでしょうか・・・?(・ω・`)ドーナノ?。これで大田郷でのイベント列車の撮影は終了です。

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大田郷に入ってきた上り列車の取手ゆきは、
単行のキハ2400形でした。
▲関東鉄道常総線 大田郷

駅へ戻って、大田郷から私が乗車したのは上りの取手ゆき (゚ー゚*)トリデ。来る時は都内から宇都宮線、水戸線を経由し、下館で常総線に乗り継ぎましたが ε=┌(;゚д゚)┘ノリカエ!、このあとの私はちょっと撮り鉄とは別の所用があるので、常総線で取手へ出て、そこからJRの常磐線に乗り継いで柏へと向かいます コッチ…((((o* ̄-)o。つまりは先ほどのイベント列車のあとを追うようにして、常総線を取手方面に上っているのですが、ここで先ほど教えていただいたイベント列車の時刻を見直してみると σ(゚・゚*)ンー…、終点の取手で折り返してくるキハ313-314編成を、もう一回どこかで撮るチャンスがありそう (゚∀゚)オッ!。しかもSNSの目撃情報によると同編成は途中駅の水海道(みつかいどう)にて現行色のキハ310形が三両増結され、なんと5両編成で運転されているらしい エッ!(゚Д゚≡゚∀゚)マジ!?。そこで、所用までにあまり時間的な余裕は無いのですが、取手にほど近い途中駅のゆめみ野で私は下車し、お手軽な駅近くの踏切にてサクッと同編成を迎え撃つことにしてみました (*`・ω・´)-3フンス!。ところが・・・( ̄△ ̄;)エッ…

大田郷1339-(関鉄常総線1090)-ゆめみ野1451

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直線上に見えてきたのは、
下り方(下館側)に現行色の310形を併結した、
313-314編成のイベント列車。
しかし複線区間でこの位置の撮影とは、
もしや・・・(;゚ロ゚)ハッ!
▲関東鉄道常総線 新取手-ゆめみ野

水海道から取手の間では複線となって、列車の運行本数も一気に増える常総線(下館~水海道は単線)。そんな区間で狙った、キハ310のイベント列車は・・・(;゚ロ゚)ハッ!。だああああ、ものの見事にカブられたぁぁぁぁ Σ(゚□゚(゚□゚*)ナ、ナニーッ!!。視界を遮った上りの普通列車はたった二両の短い編成なのですが、まさに目の前(ファインダーの画角内)でドンピシャのタイミングにイベント列車と離合してしまい エッ!(゚Д゚;三;゚Д゚)エッ!、完全なる目隠し状態 (´Д`;)アボーン。ああ、久しぶりにやられたなぁ・・・(_ _|||)ガクッ。ま、まあ、私的にここでの撮影はもともとオマケみたいなものだったし、お、大田郷での撮影で、じゅ、じゅうぶんに満足・・・です (´∀`;)ハハ…。悔しくなんか・・・ないもん! ウワァァァンヽ(#`Д´)ノバカー!。

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いちおうすぐに振り返って、後追いを一枚。
【◎】]ω・`)パチッ!
こちらはなんとか撮れましたが・・・。
左下の標識がなければ、良かったのにね。
(´д`;)トホホ…。
▲関東鉄道常総線 ゆめみ野-新取手

・・・と、なんだか最後は締らない結果となってしまいましたが (^^;)ゞポリポリ、それでもこの日のお目当てだった水戸線での50系による「DL&SLもおか号」、そして常総線でのキハ313-314編成を使用したイベント列車を効率よく撮る事ができ、悔し紛れでなく、じゅうぶんに満足のいく撮り鉄ができた一日でした (´w`*)ドツカレサン。ただ、個人的にはゆめみ野でのカブりよりも、お天気がイマイチだったことのほうが、ちょっと残念だったなぁ・・・ σ(・∀・`)ウーン…。とくにJRで運行された50系客車には、またの運転機会を期待したいところです。そして常総線のキハ313-314編成は、長年の活躍お疲れさまでした。・・・ホントに最後なの? σ(゚・゚*)ンー…。

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失意のゆめみ野から
ふたたび上り列車に乗り、
終点の取手に到着。
ちなみに常総線の下館~取手は
普通乗車券(下車前途無効)で1,510円ですが、
土休日限定の一日乗車券ならば乗り降り自由で
1,500円です♪ (´艸`*)オットク~♪
▲関東鉄道常総線 取手

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取手では設定本数の少ない
取手始発の常磐緩行線に乗り継げました。
車両は地下鉄千代田線直通用の
E233系2000番台。
▲常磐線 取手

ゆめみ野1515-(関鉄常総線1094)-取手1523~1529-(常磐緩行1510K)-南柏1544

 

 

☆オマケ★

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今回訪れた茨城でタイムリーな方といえば、
同県牛久市出身の横綱・稀勢の里関。
そんな横綱がパッケージにデザインされた、
「田子ノ浦部屋監修・醤油ちゃんこラーメン」を
下館で見かけて、つい買っちゃいました。
(゚∀゚)オッ!
そして田子ノ浦部屋と言えばもうひとり、
同じく茨城県土浦市出身の高安関も、
大関に昇進しましたね (*゚▽゚)/゚オメデ㌧
あ、ちなみにまだラーメンは食べていないので、
お味の方はわかりません。
名古屋場所(7月)が始まったら、
稀勢関の取り組みを見ながら食べようかな・・・(笑)





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