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常磐線・・・「E653系おかえり号」撮影記 [鉄道写真撮影記]

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2019.02.02 常磐線
国鉄特急色が復活!? Σ(゚∇゚;ノ)ノ
「E653系おかえり号撮影
 
 
かつて・・・と言うほど昔のハナシではなく、ほんの数年前まで、JR東日本水戸支社の勝田車両センターに所属し、首都圏から茨城、福島方面へ伸びる常磐線(じょうばんせん)で定期運用を持っていた、特急型車両のE653系 (゚ー゚*)ロクゴーサソ。鉄道の形式にそれほど詳しくない方には「フレッシュひたち」という特急の愛称名のほうが馴染み深いかも知れません (´∀`*)フレッシュ♪。当系は編成ごとに異なる車体のカラーバリエーション(車体色)が特徴で(7連の基本編成4色、4連の付属編成1色の計5色)、その時々によって何色が来るのか楽しめた車両でした (*゚v゚*)ワクワク♪。


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1997年の新製投入から2014年に転出となるまで
勝田車両センターに所属し、
おもに特急「フレッシュひたち」として
常磐線で使用されていたE653系。
この写真は5色のカラーバリエーションのうち、
青色と黄色の編成が離合したシーンです。
▲10.11.21 常磐線 南柏-北小金

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これは常磐線の特急「ひたち」が
運行開始から50周年を迎えた際に展示された
歴代「ひたち」の各形式。
w(*゚o゚*)wオオー!!
年代順ではありませんが写真の右から、
現行の「ひたち」と「ときわ」で運用されているE657系、
「スーパーひたち」に使われた651系、
「ひたち」に使われた485系、
そして「フレッシュひたち」に使われたE653系。
(左端はEF510形電気機関車)
▲13.11.23 常磐線 内原電留線

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同じく「ひたち」50周年展示会から。
常磐線特急のレジェンドといえる
485系や651系と顔を合わせた、
橙色のE653系(右端)。
485系に塗られていたクリームと赤の国鉄特急色も
今では見られない過去のもの・・・か!?
(ノ∀`)ナツカシ…ス?
▲13.11.23 常磐線 内原電留線


しかし、当時はE653系のほかに、先輩格の651系(おもに「スーパーひたち」で運用)も混用されていた常磐線の特急列車。それをひとつの形式に統一することで運行や整備の安定性を高めるため、当線には新規に製造されたE657系を短期間で大量投入し、一気に651系とE653系を置き換えてしまいました ( ´_ゝ`)フーン。
それによって余剰となったE653系は水戸支社を離れ、2013年から2014年にかけて新潟支社へと転属 ...(((o*・ω・)o |ニーガタ|。車体色をはじめ、一部の仕様(機器や内装)を変更したうえで、羽越本線の特急「いなほ(新潟~秋田)」や信越本線の特急「しらゆき(新潟~上越妙高)」が当系の新たな活躍の場となり、現在にいたっています ( ̄、 ̄*)ナルヘソ。


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新潟車両センターに転属となり、
特急「しらゆき」の運用に就くE653系。
転用に際して車体色は塗り替えられ、
番台区分は1100番台に変更されています。
「いなほ」用は1000番台)。
▲15.3.15 越後トキめき鉄道 上越妙高


ところが最近になって、おもに常磐線の臨時列車や団体列車などに使われる、波動輸送用の編成(車両)が新たに必要となり(団体用の「リゾートエクスプレスゆう」が引退(廃車)したことに加え、既存の波動輸送用としている651系(K103編成)を置き換える目的か? σ(゚・゚*)ンー…)、そこで新潟から水戸へ呼び戻されることとなったのが一本のE653系 エ?(´・ω`・)ヨンダ?。まあ、いわゆる古巣への出戻りってやつですね(本文とはま~ったくカンケー無いけれど、今年のジェフには寿人が戻ってきたよん! (=゚∇゚)ノ゙オカヘリ!)。
それだけならば個人的に大した驚きではないのですが (´σД`)フーン、その転属の際に塗り替えられた車体色をネットの画像や雑誌の写真などで目にして (=゚ω゚=*)ンン!?、私は思わず「ええっ!?」と感嘆の声が漏れてしまうほどビックリさせられました Σ(゚∇゚;ノ)ノ エッ!?。
まさか、E653系が“あの色”になるなんて・・・(゚ー゚;)マジカ…(もうタイトル写真でネタバレしちゃっているんだけど ^^;)。

そんな5年ぶりに水戸支社へ帰ってきたE653系  ...(((o*・ω・)o |ミト|。それを記念して特別な臨時列車の運転が、2月最初の土曜日(2/2)に常磐線の水戸といわきの間で設定されました (゚∀゚)オッ!。その列車名は・・・快速「E653系おかえり号」(笑)(´∀`;)マンマ…。なんともベタすぎる列車名ですが、これを沿線にて迎える(撮影する)ことで私もE653系の復帰をお祝いしたいと思います  (=゚∇゚)ノ゙オカヘリ!。

はたして、気になる“あの色”とは・・・?(だから、もうネタバレしてるって ^^;)。

(今回もあいかわらず長い記事であることに加え、内容がいつも以上にちょっとマニアックな部分が多いので、時間のあるときにゆっくりとお読みいただくか、適度に本文をすっ飛ばして写真とキャプションで大体の流れを掴んでいただけたらと思いますm(_ _)m。もしくは写真を見ていただくだけでも嬉しいです♪)


2月2日(土)


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上野で発車を待つ
常磐線の取手ゆき快速電車。
緑帯のE231系は直流専用電車で、
電源が交流に切り替わる取手以北は
走ることができません。
( ̄。 ̄)ヘー
▲東北本線 上野

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取手でさらに先へ進む
高萩ゆきの普通列車に乗り継ぎ。
車両は交直両用型のE531系で、
こちらには青い帯が巻かれています。
( ̄。 ̄)ヘー
▲常磐線 取手


自称・晴れ男などと私が豪語しなくとも、このところはカラッとした晴れの日が続いている関東地方。この日も朝から快晴です (´▽`*)イイテンキ♪。
まずは都内の上野から常磐線の取手(とりで)ゆき快速電車(E231系)に乗り、取手で後続の高萩(たかはぎ)ゆき普通列車(E531系)に乗り継いで、茨城県を北上します ...(((o*・ω・)o。ちなみに取手より先へ行く列車も上野から直接乗ることができるのですが(私が乗り継いだ高萩ゆき(323M)は我孫子始発だったけれど)、あえて私は取手でいったん下車。その理由は茨城県内でのみ発行されるおトクなフリーきっぷの「ときわ路パス」を当駅で買うためでした (*・∀・)つ[パス]。


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茨城県内限定のおトクなきっぷ
ときわ路パス
券面の区間が一日じゅう乗り降り自由で、
なんと2,150円です!
w(*゚o゚*)wオオーッ!!


この「ときわ路パス」は茨城県内の主要駅のみで期間限定発売され、基本的に都内や他県では購入することができません (゚ー゚*)イバラキ。そこで私は常磐線の下り方面で茨城県最初の駅(南端)となる取手でわざわざ途中下車したのですが、その手間をかけてでもこのきっぷは手に入れる価値があるのです (・o・*)ホホゥ。
というのも「ときわ路パス」は、茨城県内のJR線(常磐線・水戸線・水郡線・鹿島線)と関東鉄道全線(常総線・竜ヶ崎線)、鹿島臨海鉄道全線、ひたちなか海浜鉄道全線、さらには一部が栃木県に入る真岡鐵道の全線までもが乗り放題で、わずか2,150円という超~破格値!w(゚ロ゚)wウワォ!!。
参考として例を挙げると、取手から水戸までの普通乗車券が片道1,320円、鹿島臨海鉄道で水戸から鹿島神宮までの普通乗車券が片道1,530円ですから、単純に往復するだけでもモトが取れてしまいます (´艸`*)オットク~♪(もちろん発行駅までは別途に乗車券が必要。私の場合は定期券外となる新宿から取手までの普通乗車券が片道800円でした)。


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乾燥した日が続いているのは
ちょっと気がかりなものの、
この日もスッキリとした快晴で、
車窓からは筑波山がキレイに望めました。
(゚∀゚)オッ!
▲常磐線 神立-高浜(車窓から)


んじゃ、なるべく遠くまで乗って降りて、「ときわ路パス」を使い倒そう! (*`・ω・´)-3フンス!・・・と、つい考えたくなるところですが、あくまでも今回の私は「E653系おかえり号」の撮影が目的なので、自分好みの撮影条件に合った場所を目指します σ(゚・゚*)ンー…。取手から下りの普通列車でちょうど一時間、下車したのは内原(うちはら)。
ちなみに取手から内原までの普通乗車券は片道1,140円で、単純な往復だと「ときわ路パス」の価格と大して差が無く、トントンといったところ(新宿から換算してもトントンくらい) (゚ー゚*)㌧㌧。これではあまりおトク感がないように思えますが、フリーきっぷを持っていることにより、このあとの展開が広がるのです ( ´_ゝ`)フーン。


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水戸市の西部に位置する内原で下車。
(・ω・)トーチャコ
当駅の西側には電留線(電車留置線=車庫)があり、
冒頭でご紹介した「ひたち」の50周年展示会は、
その電留線で行なわれたイベントでした。
▲常磐線 内原

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内原の駅で目に留った
「常磐線に乗ってでかけようキャンペーン」の
ポスターに起用されていたのは、
茨城県土浦市出身の大関・高安関。
σ(゚ー゚*)タカヤス…
ちょっと前までは同郷(牛久市出身)の横綱、
稀勢の里関のポスターを多く見かけたのに・・・
なんて思ったり。
(^^;)ゞポリポリ


上野0530-(常磐551H)-取手0610
取手0633-(常磐323M)-内原0733

水戸の少し手前(上り方)に位置する内原 (゚ー゚*)ウチハラ。
今回のお目当てである「E653系おかえり号」は、水戸を始発駅として下り方向へ進む列車なので(終点はいわき)、ふつうに考えれば水戸よりも上り方にある内原は通らないハズなのですが σ(゚・゚*)ンー…、実は当該列車には営業運転前の回送として、車庫のある勝田から内原で折り返して水戸へ向かうという運行が組まれた、いわゆる「送り込み回送」が設定されており(回9520M~回9521M)(・o・*)ホホゥ、お客さんは乗っていないものの、この内原のあたりならば短時間のあいだに上りと下りの二回、E653系の回送列車を撮ることができるのです(このような回送列車の情報は、鉄道趣味誌に掲載されている)(´ω`)ナルヘソ。


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私が撮影ポイントに考えていたのは、
内原駅近くに架かる陸橋の上。
はたして先客はどれくらいいるのかな?
σ(゚・゚*)ンー…


そこで私がやってきたのは、内原の駅から下り方向へ徒歩10分ほどのところにある、線路を跨ぐ陸橋 ...(((o*・ω・)o。ここはけっこう常磐線のメジャーな撮影ポイントだし、E653系の通過まであと一時間程度なので、すでに多くの同業者が集まっているだろう・・・と思いきや、意外なことに陸橋上は誰もいません ( ̄△ ̄;)エッ…。あれ?ひょっとしてE653系の運転日を見まちがえたか? (゚ー゚?)オヨ?。
いや、ここに誰もいなかった理由は、橋の上から見下ろしてすぐに分かりました (=゚ω゚=*)ンン!?。


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田園風景のなかを走る常磐線の列車が
高い目線で望める陸橋上のアングル。
下の農道に同業者の姿が見えますね・・・。


陸橋上から望む田園風景のなかに、下の農道で待ち構えていらっしゃる同業者(鉄ちゃん)の方々がアングルに入るのです ( ̄△ ̄;)ア…。そうか、この場所の立地条件を冷静に考えると、上から広く撮れば下の人たちが写り込むのは当たり前だわね (^^;)ゞポリポリ(実は勝手に私のなかで、宇都宮線の白岡陸橋(インカ側)みたいな感じだと思っていた)。
それならばいっそのこと、同業者の方々もアングルに入れて「E653系おかえり号」を撮ったら、イベント列車らしさが出るかな?とも思ったものの σ(゚・゚*)ンー…、やはりE653系の復帰一発目となる今回は、列車をスッキリと記録したいという気持ちのほうが勝り、私も先客がいらっしゃる下からのアングル(農道)に加わることとしました コッチ…((((o* ̄-)o。


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農道から構えたアングルはこんな感じ。
E657系の特急「ひたち」が
緩やかなカーブを高速で走り抜けてゆきました。
バビューン!!Σ(((⊃゚∀゚)つ
現在の常磐線の特急列車は、
速達タイプの「ひたち」(旧・スーパーひたち)と、
停車駅が多い「ときわ」(旧・フレッシュひたち)の
二種類が運行され、
どちらもE657系が使われています。
▲常磐線 赤塚-内原


農道に腰を落ち着けて、まずはE657系の特急「ひたち」で試し撮り【◎】]ω・)パチ!。
当初に考えていた俯瞰気味のアングル(陸橋上)ではないけれど、目線が低くなったぶん背景にはクリアな冬空を広く入れることができて、意外と悪くない感じです (・∀・)イイネ。10両編成のE657系では背後の高圧鉄塔をかわすのがギリギリですが、7両編成のE653系ならば問題ないでしょう(電線は入っちゃうけれど)(*`д´)=b OK牧場!。


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内原へ来るときにも乗ってきた、
E531系の普通列車。
短い5両編成は水戸線に直通する小山ゆきです。
この編成は前面に何か掲出されていますね・・・
(=゚ω゚=*)ンン!?
▲常磐線 赤塚-内原


E653系を待っているあいだにここを通過してゆくのは、この区間の常磐線で日常的に見られる、E657系の特急列車とE531系の普通列車くらいですが、E531系のうちの一本に何やら大きなヘッドマークを付けた編成がやってきました (=゚ω゚=*)ンン!?。
これは常磐線の友部(ともべ)で分岐する、水戸線(小山~友部)の開業130周年を記念したヘッドマークで、おもに水戸線で運用される(友部~勝田は常磐線に直通)E531系の一本のみに期間限定(2/11までの予定)で掲げられているもの (゚∀゚)オッ!。その記念マークが装着されたことを知っていた私は、「E653系おかえり号」のついでに「130周年記念マーク」も撮れたらいいなぁ・・・などと思っていたところでしたが σ(・∀・*)ドーカナ?、E653系の待ち時間という絶妙のタイミングで現れてくれたのはラッキーでした (o ̄∇ ̄o)ラキー♪。
ただ、列車の正面に日が当たらない時間帯で、肝心のヘッドマークがイマイチ目立たないのがちょっと残念 (・∀・`)ウーン…。


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水戸線の開業130周年を記念したヘッドマーク。
上写真を拡大してみると、
かろうじて「130」の数字が確認できます。
でも、暗いね・・・(´△` )クラ…。


記念マーク付きのE531系(740M)、そしてE657系の特急「ときわ(64号」)」が立て続けに通過したのち バビューン!!Σ(((⊃゚∀゚)つ 、次がいよいよ「E653系おかえり号」の回送列車です (*゚v゚*)ワクワク♪。このころには同業者の数がだいぶ増えたものの(陸橋の上にも何人か見られました)、私が思っていたほど多くはなく落ち着いた雰囲気のなか (´ー`)マターリ、やがて線路の下り方からライトを輝かせて近づいてくる、E653系の姿が遠目に確認できました ε-(°ω°*)キタッ!。
気になる車体の色は・・・(*゚ロ゚)ハッ!!


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鉄塔が建ち並ぶ田園風景のなか、
遠目に見えてきたE653系・・・
いや、あれは485系!?
Σ(゚∇゚;ノ)ノ エッ!?

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颯爽と走りゆくE653系が纏っていたのは、
なんと伝統の国鉄特急色!
w(*゚o゚*)wオオー!!
懐かしいクリームと赤のツートンカラーが
澄み渡る冬晴れの青空に映えます。
▲常磐線 赤塚-内原


国鉄色E653系、キタ━━━━ヽ(゚∀゚*)ノ━━━━ッ!!
ヘッドライトまわりの形状にちょっと愛嬌のあるこの顔は紛れも無く、かつて「フレッシュひたち」として常磐線を走っていたE653系に間違いない (=゚ω゚)ノ ヤア。しかしその車体色は「フレッシュひたち」の爽やかなイメージとは雰囲気が異なり、どこか懐かしい気分にさせるクリームと赤のツートンカラー (ノ∀`)ナツカシス・・・そう、これはいわゆる「国鉄特急色」ではありませんか!w(*゚o゚*)wオオー!!!。
私が実車を見るのはこれが初めてなのですが、それ以前にいち早くネット上で国鉄特急色に塗り替えられた同系の画像を見たときには (@_@;)ンン!?、ホントにぶったまげました Σ(゚□゚(゚□゚*)ナ、ナニーッ!!。まさかE653系が国鉄特急色になるなんて・・・これ、ホンモノ?(゚ー゚;)マジ?、誰かが画像を加工して作ったウソ電(フェイク画像)じゃないの? (。A。)アヒャ☆
E653系は形式のアタマにJR東日本を意味するEastの“E”が付けられているとおり ヽ(`°皿°´*)イーッ!、国鉄が民営化されてJRとなってから製造された車両(97年製)で、いままで国鉄特急色に塗られていた過去はありません (-`ω´-*)ウム。それがなぜ新潟から水戸への復帰に際して、同車にこの色が採用されたのかというと σ(゚・゚*)ンー…、水戸支社が公表したリリースによれば、「かつての485系常磐線特急「ひたち」の塗装イメージを施し、新しさとノスタルジーを兼ね備えた地元の方々に愛されるデザインとしました。」とのこと (・o・*)ホホゥ。このコンセプトは名車の485系をリスペクトしたような、なんとも粋な発想じゃないですか!(゚∀゚*)オオッ!!。しかも「485系の塗装イメージを施し」とはされているものの、塗り分けを485系とそっくりにするのではなく、E653系のスタイルに合ったムリのない塗り分けとしているところも好印象で、先頭部側面の大きな翼のようなデザインなど、流線型のE653系によく似合っていてカッコいい 。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。そして常磐線に馴染みのある個人的には、“赤スカート”(スカート=車体前面下部の排障器)というのがまた、九州から転属してきた485系ボンネット型(クハ481)が使われていた頃の「ひたち」を彷佛とさせてシビれます (*゚∀゚)=3ハァハァ!。
昨年に最後の国鉄特急色だった189系(豊田のM51編成)が引退してしまい(ここではとりあえず185系の国鉄色は置いておいて・・・^^;)、ちょっと「国鉄特急色ロス」だったワタクシ (´・ω・`)ショボン。このE653系への国鉄特急色(“風”というべきか?)復刻は、もろ手をあげて大歓迎です ヽ(´▽`)ノワ~イ♪。
E653系が常磐線へ復帰するとともに、国鉄特急色も本線に戻ってきた!(=゚ω゚)ノ゙タライマ!。おかえりE653系!おかえり国鉄特急色!(=゚∇゚)ノ゙オカヘリ! ありがとう水戸支社!ъ(゚Д゚)グッジョブ


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久しぶりとなる常磐路の鉄路を、
噛み締めるように走る、
元「フレッシュひたち」のE653系・K70編成。
車体色に485系のイメージも背負って、
これから新たな活躍が始まります。
▲常磐線 内原-赤塚


上りの回送列車(回9520M)で内原に到着したE653系は、当駅で40分ほど停車したのちに折り返し、今度は下りの回送列車(回9521M)として乗客が待っている水戸へ向かう行路となっています(水戸から営業運転の9521M) (・o・*)ホホゥ。その折り返しを活かし、短時間のうちに上下の列車で二度の違った撮り方ができることで、営業運転前の回送列車ながらも私はこの内原付近での撮影を選択 (´ω`)ナルヘソ。
最初の上り列車は青空を広めに入れたアングルで編成の全体を収めたので (^_[◎]oパチリ、次の下り列車では先頭部の側面を流し撮りで切り取ってみました【◎】]ω・´)パチッ!。もともと流線型のE653系は流し撮りの効果が反映されやすいスタイルですが、この国鉄特急色(風)の塗り分けはそのカッコよさをさらに際立たせてくれたように感じます。それに加えてボディだけでなく、台車などの足回りもまだ汚れのないピカピカの状態で撮れたのは嬉しい +(0゚・∀・)+ ペカペカ + (グレーってところが勝田車らしいやね)。

国鉄特急色(風)となったE653系K70編成は今後、常磐線を中心に臨時列車や団体列車として幅広く使われる予定だそうですが、まずは挨拶のつもりで撮影に臨んだ、復帰デビューの「E653系おかえり号」(の回送)。撮影はこれにて終了です (´w`*)ドツカレサン。


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撮影ポイントから内原の駅へ戻り、
列車に乗って移動します。
ホームに入ってきたのはE531系の普通列車。
▲常磐線 内原


いわきゆき(往路)として常磐線を下っていった「E653系おかえり号」は、午後に上りの水戸ゆき(復路)が設定されており、当初の私の計画では「ときわ路パス」の有効範囲を活用して日立か高萩あたりまで足を伸ばし、当列車の復路を撮影しようかと考えていたのですが、E653系は今の内原で撮れた二回で個人的にはじゅうぶん満足のいく記録ができました (*`д´)=b OK牧場!。もちろんとくに何もなければ、予定どおり復路の撮影に臨むところなのですが、私にはほかにちょっと気になる存在の列車があるのです σ(゚・゚*)ンー…。

それは先ほど、お目当てとなるE653系のちょっと前に上り方向へ通過した、「水戸線開業130周年記念」ヘッドマークのE531系 (゚ー゚*)ミトセソ。E653系のついでに記念マーク付きの編成(K462編成)が撮れたのはラッキーだったけれど、車両の正面には日が当たらずにマークが暗くなってしまいました (´△` )クラ…。やはりできることならば、記念マークのデザインがしっかりとわかるように記録したいもの σ(・∀・`)ウーン…。
しかも水戸線の記念マークと言えば、実はいまからちょうど30年前にも私は何かのついでで同線を乗り鉄した際、狙ったわけでなくたまたま乗車した列車が「水戸線100周年記念」のヘッドマークを付けた編成に当たったことがありました (゚∀゚)オッ!。今回の130周年記念でも、たった一本しかないマーク付き編成の運用をたまたま掴めたというのは、なんだかひとつの縁(?)のようなものを感じちゃいます (゚∀゚*)オオッ!。そう考えると、やはりこれはしっかりと撮るべきでしょう (-`ω´-*)ウム。
ちなみに先ほど小山へと上っていった当該編成は、終着後に折り返して下りの勝田ゆき(743M)となるハズ。

・・・というわけで内原の駅に戻った私は、常磐線から水戸線へ直通する小山ゆきの普通列車に乗り込みました ...(((o*・ω・)o。


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これは今から30年前の1989年に
常磐線と水戸線の分岐駅となる友部で撮影した
「水戸線100周年記念」のヘッドマーク付き編成。
当時の水戸線は国鉄型の415系が使われていました。
(右が基本番台(0番台)、左は1500番台)
(*´ω`*)ナツカシス
▲89.3 常磐線 友部


水戸線は東北本線と接続する栃木県の小山を起点に、結城(ゆうき)、下館(しもだて)、笠間(かさま)などを経て、常磐線と接続する友部にいたる、全長50.2キロの電化幹線 (・o・*)ホホゥ(今回の私は終点の友部側から、小山のほうに向かっています)。
友部は常磐線で水戸の三つほど手前(上り方)に位置する駅で、水戸線と言う線名を名乗りながらも路線自体は水戸に到達していないのですが (゚ー゚?)オヨ?、もともと水戸線の前身である水戸鉄道は1889年(明治22年)に小山と水戸の間で開業したものでした ( ̄。 ̄)ヘー(この年から数えて今年が130周年にあたるのですね)。しかしその後、東京方からの常磐線が友部まで延伸された際に友部~水戸の区間は常磐線に編入され、小山~友部が水戸線の名で残ったという経緯があります。ただし現在でも水戸線は常磐線に直通して水戸(や勝田)まで行く列車が多く存在するため、形態的には水戸線の名で正しいのかもしれません (´ω`)ナルヘソ。
ちなみに水戸線は小山の一駅のみが栃木県で、あとの駅はすべて茨城県内に位置しているため、ほぼ全線(小田林~友部)で「ときわ路パス」が有効です (*・∀・)つ[パス]。


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友部を出ると水戸線は常磐線と分岐しますが、
敷設された歴史の経緯から
本線にあたる常磐線のほうが左へ大きくカーブして離れ、
水戸線は直進するような線形となっています。
( ̄。 ̄)ヘー
▲水戸線 友部-宍戸(車窓から)


そんな水戸線は関東平野の北部をおおむね東西に方向に敷かれており、お昼前の今ごろは太陽の位置による列車への日あたり(光線状態)を読むのがなかなか難しい (゚ペ)ウーン…。ヘッドマークを掲げている車両の正面に日が当たらなければ、先ほどの内原で撮ったものと変わらぬ結果となってしまい、水戸線へ撮り直しにきた意味がありません。はたしてウマい具合に列車の正面が南側を向くような、“陽当たり良好”となる好条件の撮影ポイントはあるのかしらん? σ(゚・゚*)ドーダロ…(私はよくネットの撮影地情報を参考にするけれど、意外と順光時間帯が表記されているものが少ないんですよね・・・)。
手持ちのスマホに表示した地図と照らし合わせつつ、実際に乗っている列車の車窓から撮影ポイントを探していると <(゚-゚=)キョロキョロ(=゚-゚)ゞ、短い距離ながらも線路が南北方向となるところがあり、どうにか条件に合いそうな場所が目に留りました (゚∀゚)オッ!。それを受けて私が下車したのは友部からふた駅目の笠間 (・ω・)トーチャコ。


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笠間は列車の交換が可能な
水戸線の主要駅のひとつ。
当駅の駅舎には笠間稲荷神社をイメージした
朱塗りの庇が施されています。
▲水戸線 笠間

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笠間のホームの軒下に掲げられていた、
「水戸線開業130周年」の記念ボード。
(*゚▽゚)/゚・:*【祝 130ネソ】*:・゚\(゚▽゚*)


内原1015-(水戸744M)-笠間1029


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陶器の笠間焼が有名な笠間。
撮影ポイントに向かって歩く道には
「陶の小径」という小洒落た愛称が付けられていました。
おや、立派なタヌキさんがお出迎え?
(=゚ω゚)ノ゙ヤア


笠間は古くから日本三大稲荷に数えられる笠間稲荷神社の鳥居前町として、また笠間城の城下町として栄えた歴史があるとともに、笠間焼の生産地として知られる窯業の町でもあり、駅から撮影ポイントへ向かって歩く道中には多くの陶器店や窯元が目に入ります ( ̄。 ̄)ヘー。味わいのある器などを見ると、つい買いたくなっちゃいますね (・∀・)イイネ(いいのはお高いけれど)。
それらを横目に見て20分くらい進んだところにある跨線橋が、列車の車窓から目星をつけた目的地。その橋上からは列車が順光でスッキリと撮れそうに思えたのです (゚∀゚)オッ!。
ところが・・・( ̄△ ̄;)エッ…。


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線路沿いの道を進むと、
先のほうに跨線橋が見えてきました。
この写真は南側を向いているので逆光ですが、
あの上から北側を望めば順光となるハズ。
( ̄、 ̄*)ナルヘソ

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しかし跨線橋の手前で道路は閉鎖。
ひょっとして工事中?
( ̄△ ̄;)エッ…


少し離れた線路の脇から件の跨線橋はちゃんと目視で確認できる存在なのに、なぜかスマホの地図にはそれが表示されていない (・・?)アリ?。なんだか変だな・・・と思いながらも道なりに進んでみると、跨線橋へ通じるハズの道はガードレールで行く手を塞がれていて、通ることができません 乂`・д・´)ダメッ!。どうやら跨線橋は工事中の新しい道路にあり、まだ完成していないようです Σ(`ロ´;ノ)ノ ヌヲォ!。う~ん、走る列車の車窓から見えたかぎりでは、未完成の道路などという展開はまったく想像していませんでした。ここは光線状態が良好で、列車の抜けも良さそうなのになぁ・・・(・ε・`)チェ。
とはいえ、もちろん勝手に立ち入るわけにはいかないので、ここはまたの機会に撮影へ訪れることとして諦め、周囲でほかに撮れる場所を急いで探します ε=┌(;゚д゚)┘サガセ!。線路は跨線橋の先で東向きにカーブしているけれど、日の当たり具合はどうでしょうか σ(゚・゚;)ンー…。


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私は周辺をウロウロとさまよいましたが、
駅から直接歩くと30分くらいのところにある
水戸線の第一逆川踏切。
ここは架線柱が片側で障害物も少なく、
列車をスッキリと撮ることができそうです。
(゚∀゚)オッ!


工事中で道が途切れたため、いったん戻って大きく迂回し ε~ε~ε~(((;´Д`)ヒイイィィィ…、スマホの地図を頼りにして列車が撮れそうな踏切にたどり着いたのは、お目当てのヘッドマーク付きが通過するわずか5分前 ε-(´o`;A フゥ…。もう時間的にここで撮るしかなく、カメラを構えてアングルを確認していると、傍らにある踏切の警報機はすぐに鳴り出しました ε-(°ω°*)モウキタ!。


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開業130周年記念のヘッドマークを掲げて
単線の水戸線をゆくE531系K462編成。
その誇らしげな顔を早春の陽光が照らします。
▲水戸線 笠間-宍戸


水戸線130周年、おめでとー!ヽ(´▽`)ノオメ♪
運用どおり小山で折り返してきた下り列車の勝田ゆきとして、ふたたび私の前に姿を見せた「水戸線130周年記念」のヘッドマーク付きE531系 ε=(=゚ω゚)ノ゙タライマ。ふだんは地味な普通列車の一般形車両であっても、ヘッドマークが付くとプレミアムな雰囲気が漂います 。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。
気がかりだった列車正面への日当り具合は、若干薄めながらもヘッドマークをきれいに照らしてくれて、個人的にはじゅうぶん満足できる状態 (*`д´)=b OK牧場!。これならばE531系のイラストが描かれている記念マークのデザインもよくわかるし、落ち着いてみればこの場所は電化単線の水戸線らしい雰囲気が感じられて、適当にたどり着いたにしては上々の撮影ポイントじゃありませんか (・∀・)イイネ(あとから調べてみたら、ここはけっこう有名な撮影ポイントでした)。
跨線橋が工事中という予想外の出来事はあったものの、結果的には笠間付近を撮影ポイントに選んだのは正解で、記念マークのいい記録を残すことができました ヨカッタ♪(*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。

これで撮影は終了です (´w`*)ドツカレサン。


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ランチは撮影ポイントのすぐ近くにあった、
ちょっとオサレなパン屋さんに寄ってみました。
焼きたてのバジルピザも美味しかったけれど、
とくに今が旬のイチゴをクリームとトッピングに使った、
いちごミルクフランスが爽やかな甘さで絶品でした!
(゚д゚)ウマー!

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笠間から乗る水戸線は
友部のほうに戻る下り列車でなく、
小山ゆきの上り列車。
コッチ…((((o* ̄-)o
▲水戸線 笠間

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一日を通して快晴だったこの日、
水戸線の車窓からは日光連山が望めました。
▲水戸線 新治-下館(車窓から)


記念マークを付けたE531系を撮ったのち、ランチを食べてから笠間の駅に戻ってきたのは13時過ぎ。
帰るにはまだ早い時間だし、せっかくフリーきっぷの「ときわ路パス」を手にしているのならば、このあとさらに真岡鐵道にでも行こうかとも考えたのですが σ(゚・゚*)ンー…、今日は常磐線方面へ来たついでに沿線の柏にある実家へ寄ることを事前に伝えていたため、今回の撮り鉄はここまでとします ( ̄0 ̄*)シューリョー。

それでも本来の目的だった「E653系おかえり号」は、装いも新たに国鉄特急色(風)となったE653系を、編成重視と流し撮りの二パターンで撮影し (^_[◎]oパチリ、さらにE653系の待ち時間では「水戸線130周年記念」のE531系にもたまたま出会えて、水戸線の沿線で記録することができた (^_[◎]oパチリ。なかなか充実した内容の撮り鉄だったように思います。


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下館で関東鉄道常総線の
水海道ゆき普通列車に乗り換え。
非電化ローカル線で、
ディーゼルカーの乗り心地を味わいます。
(´▽`*)キハキハ~♪
▲関東鉄道常総線 下館

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水海道でさらに乗り継いで、
朝に立ち寄った取手まで戻ってきました。
(=゚ω゚)ノ゙タライマ
ちなみに常総線で下館~取手の普通乗車券は
片道で1,510円ですから、
やっぱり「ときわ路パス」はおトク!
(´艸`*)オットク~♪
▲関東鉄道常総線 取手


そして乗り鉄的には、笠間から乗った水戸線の上り列車を下館で降りて、関東鉄道の常総線(じょそうせん)に乗り換え ノリカエ…((((o* ̄-)o 。常総線の上り列車を終点の取手まで乗り通すと、朝に「ときわ路パス」を購入した取手へ戻れて、常磐線、水戸線、常総線を巡って茨城の南部をぐるりと一周したことになります。
フル活用とまではいかないけれど、「ときわ路パス」を存分に活かした楽しい鉄旅ができました。


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取手から常磐線の上り方面は
「ときわ路パス」の範囲外となるので、
普通乗車券で帰ります。
...(((o*・ω・)o
▲常磐線 取手


定期運用を持たない波動輸送用(臨時列車用)ながら、国鉄特急色(風)のE653系が走るようになった常磐線 (*゚∀゚)=3ハァハァ!。国鉄型好き・・・いや、国鉄色好きの私にとっては同系の今後の活躍が楽しみであり、また運転機会に合わせて茨城へ撮影に訪れたいと思います。

笠間1327-(水戸750M)-下館1358~1406-(関鉄常総線3094)-水海道1453~1455-(1112)-取手1523~1548-(常磐424M)-柏1600





☆マニアックなオマケ★


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本文でちょろっと触れましたが、
今回の国鉄特急色(風)E653系を見て思い出したのが、
赤スカートの485系「ひたち」。
(゚ー゚*)アカスカ
ボンネット形485系(クハ481)のスカートは、
西日本の交流60kHz対応編成(481系)が赤、
東日本の交流50kHz対応編成(483系)がクリームと
その色で電源周波数が区別され
本来、常磐線を走る特急「ひたち」の485系は
後者のクリームスカートが一般的なのですが、
60kHz地域の九州から調達(転属)した先頭車のクハ481を、
塗り替えることなくそのまま使っていた時期がありました
(クハ481のスカートの色はあくまでも判別用に塗られたもので、
編成の電動車(モハ)がその地域の周波数に対応していれば無問題)。
(*´ω`*)ナツカシス
ただ、当時の私は常磐線の沿線に住んでいながら、
485系「ひたち」をあまり積極的に記録していなかったのが、
今になって悔やまれます・・・。
▲▲88.6 常磐線 柏-南柏(後追い)
▲88.8 常磐線 勝田電車区