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磐越西線・・・「紅葉満喫号」撮影記・前編 [鉄道写真撮影記]

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2019.11.02 磐越西線
紅葉狩りに行こうよう!
快速「磐越西線紅葉満喫号」 撮影
(前編)
 
 
昭和末期の1987年(昭和62年)に国鉄が分割民営化されてJRとなってから30年あまりが経ち、老朽化が著しい国鉄型車両(国鉄時代に製造された車両)はJR世代の新しい車両へと置き換えが進められて次々に退役 サヨナラ~(´;ω;)ノ~~~。古い車両が新しい車両へ取り替えられるのは必然の流れではあるけれど、国鉄の時代から鉄ちゃん(鉄道趣味)を続けている私のようなオールドファンにとって、慣れ親しんだ車両が鉄路を去るのは、やはり一抹の寂しさを覚えます (。´・ε・`。)シュン…。
JR東日本の非電化ローカル線でおもに使用されている、国鉄型ディーゼルカー(国鉄型キハ)のキハ40系列(キハ40、キハ47、キハ48)もそのひとつで ( ̄  ̄*)キハ、近年中に新型の後継車両(GV-E400系)へ置き換えられることが決定。その皮切りに福島県と新潟県の山あいを走る磐越西線(ばんえつさいせん)からは、はやくも今年度中に国鉄型キハは姿を消してしまうようです ヽ(´д`;)アア…。

そんな状況のなか、磐越西線では秋の行楽シーズンの連休(11/2~4)に件の国鉄型キハを使った臨時列車、快速「磐越西線紅葉満喫号」を運行 (゚∀゚*)オオッ!。まさにその名(列車名)のとおり、自然豊かな沿線風景が魅力の当線に、山々の紅葉が見ごろを迎えるのに合わせて設定されたもので (・∀・)イイネ、しかも使われる国鉄型キハというのが、朱色一色でファンから「タラコ」の通称で呼ばれる「国鉄首都圏色」と (゚ー゚*)タラ、国鉄時代の急行列車に使われていた色を再現した「国鉄急行色(風)」(゚ー゚*)キュー、それぞれの二両編成を連結した4両編成が組まれるというのですから エッ!(゚Д゚≡゚∀゚)マジ!?、これは国鉄型ファンにとってはたまらない、魅力的で胸熱な列車ではありませんか!(*゚∀゚)=3ハァハァ! 。当線の国鉄型キハにとってラストシーズンとなる今年の紅葉、そこにタラコ+急行色の併結列車を走らせるとは、なんとも粋な企画だねぃ ъ(゚Д゚)グッジョブ。

連休、紅葉、国鉄型キハ! ε-(°ω°*)ムフーッ!。この三つのキーワードがそろった11月最初の週末。私は胸を躍らせながら磐越西線へと向かいました ε=┌(*゚д゚)┘イクゼ!。


11月2日(土)


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旅のファーストランナーは、
E2系新幹線。
先の台風の影響により
北陸新幹線は暫定ダイヤですが、
東北・上越の各新幹線は平常ダイヤで、
連休中は臨時列車も増発されています。
▲19.11.2 東北新幹線 東京


文化の日(11/3)と振替休日(11/4)を含む三連休、多くの行楽客でにぎわっている東京駅の新幹線ホームで、希望した列車の指定券が取れなかった私は自由席の待機列に並びます  λλλλ… (・ω・*)))。20分ほど待ったところで入線してきたのは、滑らかな白い車体のE2系新幹線 (=゚ω゚)ノ゙ヤア。当系は東北新幹線でも上越新幹線でも使われている形式で、また今旅の目的路線である磐越西線は、東北新幹線からの郡山経由と、上越新幹線からの新潟(新津)経由のどちらからでもアクセスできるのですが、今回の私が乗るのは上越新幹線の「とき301号」新潟ゆき (゚ー゚*)トキ。自由席は窓側(E席)が難なく確保できました ε-(´∇`*)ホッ。


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関東地方の空はスッキリとした秋晴れ。
気持ちのいい青空です。
(´▽`*)イイテンキ♪
▲19.11.2 上越新幹線 大宮-熊谷(車窓から)


連休、紅葉、国鉄型キハと、私を出撃に駆り立てるキーワードがそろったものの、いい結果を残すためにはもうひとつ大事な条件が残されています。それはもちろんお天気 (-`ω´-*)ウム。事前の予報だと今日(11/2)は全国的に穏やかな晴天となるそうで、各地にお日さまマークがズラリ (゚∀゚)オッ!。ところが唯一と言っていい、雲マーク(曇り)の付いているのが、私の向かっている新潟県 ( ̄△ ̄;)エ…。前日に雨を降らした雲が昼過ぎまでは抜けきらないのか、「曇りのち晴れ」となっています (゚ー゚;)ノチ…。予報どおりなら次第に晴れるようですが、お目当ての「磐越西線紅葉満喫号」が走る時間帯はどおかなぁ・・・σ(・ω・`)ウーン…。


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全国的にほぼ快晴の予報ですが、
新潟だけはお日さまの横に
灰色の雲マークが添えられていて、
それがちょっと気になります。
σ(・∀・`)ウーン…
降水確率は低いので、
雨は降らないと思われますが・・・。

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予報どおり、雲が広がる新潟の空。
向こうに見える山は弥彦山です。
(゚ー゚*)オヤヒコサマ
▲19.11.2 上越新幹線 長岡-燕三条(車窓から)


関東は快晴だったのに、新潟県へ入ると予報的中の曇り空 (´д`;)アウ…。なんだか先月に長野の飯山線を訪れたときと似たような状況です。ちなみに飯山線ではお目当ての列車(DD16+旧客)の撮影時に小雨が降っていて、通過したあと天気が好転したんだっけ・・・(・ε・`)チェ。同じような展開にならないといいけれど "o(-"-;*)ウゥム…。
そんな不安を抱えつつ、新潟で上越新幹線から乗り換えたのは、信越本線経由で磐越西線に直通する、会津若松ゆきの快速「あがの」(゚ー゚*)アガノ。


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高架駅へのシフトが進む新潟のホームですが
快速「あがの」が発車する9番線は
いまだ地平に位置したままでした。
(ってか、まだ高架化が完了していなかったのね)
車両はキハ110系。
▲19.11.2 信越本線 新潟

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新潟を出てすぐ、車窓の左手には
新潟車両センター(車両基地)が見られます。
(゚∀゚)オッ!
構内に佇んでいたのは
こちらも引退が決まっている
ジョイフルトレイン(観光列車)の
485系「きらきらうえつ」。
(゚ー゚*)キラキラ…
▲19.11.2 信越本線 新潟-越後石山(車窓から)

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信越本線と磐越西線が分岐する新津は、
羽越本線の起点でもある鉄道の要衝。
X状で表す駅名標は、
左上の京ヶ瀬が羽越本線、
右上の東新津が磐越西線で、
下の左右は信越本線の次駅です。
乂・∀・*)エックス 
▲19.11.2 信越本線 新津(車窓から)

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新潟から信越本線を走ってきた「あがの」は、
新津を出ると磐越西線へと入ります。
コッチ…((((o* ̄-)o
▲19.11.2 磐越西線 新津-東新津(車窓から)

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車窓から見られた軒先の干柿。
このような些細なものにも旅情を感じます。
(´ω`)シミジミ
▲19.11.2 磐越西線 東新津(車窓から)


拙ブログで過去に何度か登場している路線ですが、磐越西線は東北新幹線や東北本線と接する福島県の郡山を起点に、磐梯熱海(ばんだいあたみ)、猪苗代(いなわしろ)、会津若松、喜多方(きたかた)、野沢(のざわ)、津川(つがわ)、咲花(さきはな)、五泉(ごせん)などの各駅を経て、信越本線と接する新潟県の新津(にいつ)に至る、全長175.6キロに及ぶ亜幹線(分類上は幹線)で、今旅の私は路線上の終点となる新津のほうから上り列車(会津若松方面ゆき)に乗車しています (゚ー゚*)バンサイ。
当線は途中の会津若松を境にして運行体系が大きく変わるのが特徴となっており、郡山と会津若松のあいだは磐梯や会津観光のアクセスを担う電化路線(電車を使用)で列車の運行本数が比較的多めなのに対し、会津若松と新津のあいだは阿賀野川に沿って山あいをゆく非電化路線(ディーゼルカーを使用)で運行本数が少なめのローカル色が濃い印象(正式な電化区間は、郡山から会津若松の少し先の喜多方まで)( ̄。 ̄)ヘー。
そして、国鉄型キハの「磐越西線紅葉満喫号」は非電化区間の新津と会津若松のあいだで運行されるため、今回は東北新幹線の郡山経由よりも、上越新幹線の新潟経由で新津から磐越西線へ入ったほうが移動や撮影の効率がいいのです (´ω`)ナルヘソ。


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五泉の先で渡る早出川橋梁は
磐越西線の有名な撮影ポイントのひとつ。
おそらく土手上に見られる車列は、
「磐越西線紅葉満喫号」の通過を待つ
同業者のものだと思われます。
▲19.11.2 磐越西線 五泉-猿和田(車窓から)


新津から磐越西線へ入った快速「あがの」の車窓から沿線を眺めていると、五泉付近の田園や鉄橋などの撮影ポイントには早くも多くの同業者が「磐越西線紅葉満喫号」を待ち構えているのが確認できます (゚ー゚*)テツ。まだ山深くないこの付近は平地で抜けが良く、列車主体で撮るには条件が良さそう (・o・*)ホホゥ。でも、できれば私は色付いた紅葉と「満喫号」を絡めて撮りたいと考えているので、さらに先の山あいのほうへと進みます ...(((o*・ω・)o。


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馬下(まおろし)を過ぎたあたりから
車窓には山あいを流れる
阿賀野川が沿うようになります。
でも、なんだか川の色が濁っているね・・・。
(゚ペ)ウーン…
▲▲19.11.2 磐越西線 東下条-五十島(車窓から)
▲19.11.2 磐越西線 三川-津川(車窓から)


しばらくすると列車は、快速「あがの」の列車名由来ともなっている阿賀野川に沿って走るようになり、この川を望む車窓風景は「森と水とロマンの鉄道」という愛称が付けられた磐越西線の見どころです (「゚ー゚)ドレドレ。
しかし、先日の台風や豪雨の影響がいまだに残っているのか、その川面は黄土色に濁っていてあまりキレイではありません(いつもは青緑っぽい印象) σ(・ω・`)ウーン…。そしてここまで見るかぎりでは、紅葉の色づき具合もいまひとつ σ(・ω・`)ウーン…。天気はあいかわらずドン曇りだし
σ(・ω・`)ウーン…、どうもテンションが上がらない展開なんだよなぁ・・・ε-(´∞`;)ハァ…。


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列車の交換待ちでホームに降りたのは、
「狐の嫁入り行列」という
伝統の風習(お祭り)で知られる津川
・・・ですが、
▲19.11.2 磐越西線 津川

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ホームの待合室のモチーフとなっているのは、
キツネならぬオコジョ?
(=゚ω゚=*)ンン!?
このオコジョは磐越西線で運行されている観光列車
「SLばんえつ物語号」のマスコットキャラクターで、
名前は「オコジロウくん」だそうです。
( ̄∇ ̄*)オコジロー
▲19.11.2 磐越西線 津川(車窓から)


ところで、いま乗っている快速「あがの」は、私が「満喫号」を撮ろうと考えている場所の最寄駅にあたる山あいの小駅には停車しないため、どこかで各駅に停まる普通列車へ乗り換えなくてはなりません σ(゚・゚*)ンー… 。といっても、都市圏の快速列車と違って、先行する普通列車に追い付いて接続するわけでなく、次の上り普通列車(228D)は約一時間後 ( ̄  ̄;)イチジカン…。
それなら、はじめからその普通列車に新潟から乗る行程を立てれば、自宅を現行程より一時間ほど遅く出ることもできたのですが(とき303号→228D)、せっかくならこの一時間のあいだに沿線のどこかで一本でも列車の写真が撮れればと思い、あえて快速に乗車しました (-`ω´-*)ウム。
私が「あがの」を降りたのは、鹿瀬(かのせ)。


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鹿瀬と書いて、
「しかせ」でなく「かのせ」。
快速「あがの」だと鹿瀬の次が野沢で、
磐越西線の好撮影ポイントとして知られる、
日出谷、豊実、徳沢、上野尻の各駅には
停車しません。
スル━━━( ̄、 ̄*)))=3=3=3━━━ッ
▲19.11.2 磐越西線 鹿瀬

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立派な木造駅舎の鹿瀬ですが、
無人駅で本屋の待合室には鍵がかけられ、
駅の利用者は右端の通路を抜けてホームに出ます
(待合室はホーム上にもあり)。
使われていない様子なのを考えると、
いずれは取り壊されちゃうのかな・・・。
σ(・ω・`)ウーン…
お、青空が見えるようになってきたぞ。
(゚∀゚)オッ!
▲19.11.2 磐越西線 鹿瀬


東京0608-(上越新幹線 とき301号)-新潟0813~0825-(磐越西3222D 快速あがの)-鹿瀬0933


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駅のすぐ近くに阿賀野川が流れており、
そこには磐越西線の阿賀野川深戸橋梁が
架けられています。
プラットトラス、ワーレントラス、
プレートガーダーの三方式が用いられた鉄橋で
プラットトラスとワーレントラスは
1914年(大正3年)に建設されたオリジナルですが、
中央部のワーレントラスは1983年(昭和58年)に
老朽化に伴って架け替えられたものだそうです。
( ̄。 ̄)ヘー


鹿瀬で快速「あがの」を見送り、次の上り普通列車を待つあいだには、逆方向から下りの普通列車(227D)が一本やってきます (・o・*)ホホゥ。しかも当該列車は国鉄型キハの運用なので、それが私の狙いです (゚ー゚*)キハ。
駅を出て線路沿いを上り方向へ10分ほど歩くと、阿賀野川に架けられた磐越西線の鉄橋(阿賀野川深戸橋梁)のたもとへと出ることができました (゚∀゚)オッ!。ただしこの橋は線路が鉄骨に囲まれた形状のトラス橋なので、列車をスッキリと撮るのはちょっと難しそう (゚ペ)ウーン…。トラス橋へのアプローチ部分がガーダー橋となっている対岸のほうが撮影条件は良さそうなのですが、あくまでも次に乗る普通列車までの待ち時間に与えられた撮影なので対岸へ渡る余裕はなく(ちょっと迂回しなくては渡れない)、どうにかこちら側の岸辺でウマく画にしたいところ σ(゚・゚*)ンー…。ためしに望遠レンズを使ってみるかな・・・ボーエソ( >_o)r┬=≡]。


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まだ色づきはじめといった感じの
山の紅葉を背景にして、
大正時代に架けられた鉄橋を渡りゆく
キハ48形の普通列車。
長い歴史を支えてきた石積みの橋脚にも
深い味わいが感じられます。
(´ω`)シブイネ
▲19.11.2 磐越西線 日出谷-鹿瀬


お、意外と悪くないじゃん (・∀・)イイネ。
短笛を一発鳴らして橋上に現れた新潟色のキハ48形を、トラス橋の鉄骨で車体が隠される前にガーダー橋の部分でシャッターを切ってみました (^_[◎]oパチリ。雲間からは青空が覗き、時おり日も差すようにもなったけれど (゚∀゚)オッ!、列車の通過とお日さまのタイミングが合わなかったのはちょっと残念 (・∀・`)ザンネン。でも、列車待ちの合間に撮った“行き掛けの駄賃”的な一枚としてはじゅうぶんな成果です (+`゚∀´)=b OK牧場!。
それにしてもこのカットを見て分かるように、紅葉の色づきはまだまだ浅いね・・・。どこもこんな具合なのかな? (´~` )ウーン…
鹿瀬の駅に戻って上り列車へ乗り、さらに先へ進んでみます ...(((o*・ω・)o。


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鹿瀬に入ってきた会津若松ゆき普通列車は、
先ほど乗った「あがの」と同じキハ110系。
(゚ー゚*)キハ
そしてこのタイミングで日が差すとわ・・・
撮影する列車が翳られて、
乗る列車に日が当たるなんてことは、
ま、よくある“撮り鉄あるある”ですな。
ヒャヒャヒャ(゚∀゚≡゚∀゚)ヒャヒャヒャ
▲19.11.2 磐越西線 鹿瀬

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引き続き阿賀野川に沿って走る
磐越西線の列車。
流れが穏やかな徳沢のあたりでは、
川面の反射が鏡のようにクッキリです。
ただ、やっぱり濁っているね・・・。
(゚ペ)ウーン…
▲19.11.2 磐越西線 豊実-徳沢(車窓から)

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んー、
このあたりの紅葉は色づきがいいかな?
σ(゚・゚*)ンー…
▲19.11.2 磐越西線 豊実-徳沢(車窓から)


紅葉の色づき具合を列車の車窓から眺めてチェックするのは、撮影ポイントを決めるうえで大きな参考になりますが (「゚ー゚)ドレドレ、実は私にはあらかじめ目星をつけていた場所がありました (-`ω´-*)ウム。それは「ちょ~うど一年前(昨年)に、この道(磐越西線)を通った秋ぃ~♪」に (゚ー゚*)トラブリュー?、あくまでも手前味噌で恐縮ながら、鮮やかな紅葉とそれを映す川面の水鏡が織り成す“奇跡の一枚”が撮れた w(*゚o゚*)wオオーッ!、豊実(とよみ)と徳沢(とくさわ)の駅間にある撮影ポイント (・o・*)ホホゥ。あの場所なら、今年もきっとキレイな紅葉が見られるのではないか・・・という、まったく根拠のない思い込みで、そこに期待をしているのです σ(゚・゚*)ドーダロ。
ただし、昨年に撮った川っぺり(船着き場)の場所では、木々の合間から列車が一、二両分くらいしか望めず、タラコと急行色が併結されて4両編成になる「満喫号」をそこで撮るのはちょっともったいない気がします σ(・∀・`)ウーン…。もっとも、それ以前に列車の車窓から覗いてみた同地は、すでにかなり多くの同業者がひしめき合っている(ように見えた)のが確認できたため ( ̄△ ̄;)ゲキパ…、これはもう撮影できるポジションは無いものだと判断し (´Д⊂ムリポ、私はすぐ近くにある別の場所へ向かうことにしました。
そんなワケで列車を降りたのは、一年ぶりの徳沢 (・ω・)トーチャコ。ちなみに磐越西線は当駅の手前で新潟から県境を跨いだため、ここは福島に位置します (゚ー゚*)フクシマ。


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昨年に続き、今年もやってきた徳沢。
(*´∀`)ノ゙オヒサ
駅舎は木造モルタルの平屋建てで、
町役場の出張所と簡易郵便局が併設されています。
▲19.11.2 磐越西線 徳沢


鹿瀬1038-(磐越西228D)-徳沢1056


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上り列車に乗って県境を通過し、
新潟から福島へと入りましたが、
来た方向へ戻るような形で歩くと、
ふたたび県境を跨いで新潟へ。
|フクシマ|...(((o*・ω・)o|ニーガタ|
その向こうには阿賀野川に架けられた
大きな橋(道路橋)が見えます。


どんな場所でも間をおいて再訪すると、あれからもうそんなに時が経ったのか・・・と驚くことが多いけれど、昨年の同じ時期に訪れた徳沢もまさにそんな印象 σ(゚・゚*)ンー…。ほんの数日前のように感じる一年前の時と同様、駅を出て阿賀野川に沿った道を西のほうへ20分ほど歩き進むと、今度は福島と新潟の県境を歩いて跨ぎます |フクシマ|...(((o*・ω・)o|ニーガタ|。そのすぐ先に見えてきた、川に架かる立派な橋が今回の撮影ポイントとなる目的地 (゚∀゚)オッ!。
すでに何人かの先客はいらしたものの (*・ω・)ノ゙チワッス、ここは先述の川っぺりよりもずっとキャパが広く、私も余裕で立ち位置が確保できました ε-(´∇`*)ホッ。


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2004年(平成16年)に竣工した新渡大橋。
そのたもとのモニュメントには、
「台風でおおみずになりました
船をこがれないので
学校へ行かれませんでした・・・以下略」
と、学童の作文が彫られています。
橋ができる前は船で川を渡っていたのですね。

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その橋の上からは見た風景はこんな感じ。
(「゚ー゚)ドレドレ
紅葉の色づきはまずまずといった感じかな?
まん中あたりに見える小さなガーダー橋(鉄橋)が
お分かりいただけるでしょうか。


目にして思わず息を飲んだほど素晴らしかった昨年と比べると、どうも鮮やかさが乏しい気がする今秋の徳沢の紅葉 (゚ペ)ウーン…。それでも新津から乗ってきた列車の車窓で私が見た限りでは、この徳沢の界隈がいちばん色づきが進んでいるように感じます(さらに先のほう(上り方)は分からないけれど)。その紅葉に彩られた山肌にへばりつくようにして磐越西線の線路が敷かれており、橋の上からは川越しにスノーシェッド(雪覆い)や小さなガーダー橋(鉄橋)が確認できます (゚∀゚)オッ!。線路が部分的に手前の木々で隠されて列車の全体がスッキリと見える場所ではないけれど、かろうじてタラコ+急行色の4両編成が分かるように撮れそうだし、紅葉と絡めた情景としては悪くない感じになりそう (・∀・)イイネ。
ちなみに、たとえここがイマイチだったとしても、「満喫号」の通過はあと30分後に迫っているので、もうほかの場所を吟味している余裕はありません (-`ω´-*)ウム。


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上空は青空と雲のせめぎ合い。
ハレ!(*`Д´)っ乂c(`Д´*)クモリ!
お目当ての「満喫号」に
日は当たってくれるのだろうか。
マンダーラになったらイヤだなぁ・・・。
σ(・∀・`)ウーン…


そして、川の濁りはどうしようもないところですが (・ε・`)シャーナイネ、それより気がかりなのはやはり空模様。「曇りのち晴れ」の予報どおり、朝よりはだいぶ青空の面積が広がってきたけれど、まだまだ雲の割合も多くて、「満喫号」が通過するタイミングで晴れるか翳るかは半々の確率といったところ ( ̄  ̄;)ハンハン…。少しでも紅葉の鮮やかさが増して見えるよう、お天道さまにお力添えを願いたいものですが、はたして・・・八(゚- ゚)オネガイ。
晴れたり翳ったりを繰り返すなか ハレル?(゚д゚≡゚д゚)クモル?、近隣の集落に正午を知らせるサイレンが鳴り響いたのち、それに続くようにして聞こえてきたのは、山あいにこだまする列車の走行音 (*゚ロ゚)ハッ!。徳沢12時01分通過予定の快速「磐越西線紅葉満喫号」は、定時に姿を現しました ε-(°ω°*)キタッ!。


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タラちゃん、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!

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自然が織りなす錦秋の美景を
二色の国鉄型ディーゼルカーが
手を取り合って走りゆく。
「磐越西線紅葉満喫号」の列車名に
ふさわしい舞台が整いました。
▲19.11.2 磐越西線 豊実-徳沢


紅葉バックで“タラ急”が撮れました~!ヽ(´▽`)ノワ~イ♪
秋色に染まった木々にすっぽり包まれて、川沿いの鉄路を紅葉観賞しながら進む、キハ47形とキハ48形による「磐越西線紅葉満喫号」(゚∀゚*)オオッ!!。タラコ+急行色の国鉄色コンビは、背景の紅葉のボリュームに負けない存在感がありつつも、ローカル線の列車らしい落ち着いた雰囲気を醸し出しており、のどかな里山の風景によく合います。う~ん、いいねぇ・・・+。:.(´ω`)シミジミ.:。+゚。令和の時代にこのようなノスタルジックな鉄道情景が撮れたことを嬉しく思うけど、国鉄型キハが今年度かぎりで当線から撤退してしまうのはつくづく惜しいよなぁ σ(・∀・`)ウーン…。来シーズンはここをステンレスの新型車(GV-E400系)が走ることになるのか・・・。
そして、雲の流れにヤキモキさせられたものの (・д・`;)ハラハラ…、通過するタイミングではウマい具合に太陽が顔を出してくれて、あたり一帯に穏やかな秋の陽光が降り注ぎました。晴れ運万歳! ъ(゚Д゚)グッジョブ(実はあと少し遅かったら翳られていたところで、写真をよく見ると左上の方の紅葉は雲影が落ちている (´∀`;)アブネ…)。今シーズンの紅葉は鮮やかさがいまひとつだとは言え、それでも個人的にはこの風景で国鉄型キハが撮れたことにじゅうぶん満足です。ああ、ここまで遠征した甲斐があったなぁ・・・ヨカッタ♪(*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。


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撮影後はふたたび(三たび?)
県境を跨いで福島県へ入り、
徳沢の駅に戻ります。
|ニーガタ|...(((o*・ω・)o|フクシマ|


さて、新津と会津若松のあいだを一往復する「磐越西線紅葉満喫号」。
いま撮ったのは会津若松ゆきの往路(上り列車)で、復路となる新津ゆき(下り列車)は、始発駅(会津若松)を15時半ごろ発車する午後の遅い時間帯に設定されています (・o・*)ホホゥ。秋が深まりつつある今の時期は、日没までに復路の「満喫号」を撮れる場所がけっこう限られているため (゚ペ)ウーン…、その条件に合った撮影ポイントへ列車で移動することにしました ...(((o*・ω・)o。


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徳沢のホームに入ってきた
会津若松ゆき上り普通列車(232D)は
国鉄型キハ(キハ47)の運用。
(´▽`*)キハ♪
昨シーズンはこの列車を乗るか撮るかで迷い、
結果的に居残って撮影をしましたが、
今回は乗ります。
ちなみにこれを逃すと次の上り列車は
なんと4時間半後・・・。
( ̄  ̄;)ヨジカンハン…
▲19.11.2 磐越西線 徳沢

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徳沢から先も引き続き列車は
阿賀野川改め、阿賀川(あががわ)沿いを進みます
(それぞれの県で名称が異なる)。
車窓から見るこのあたりは
「銚子の口」と呼ばれる景勝地。
(゚∀゚)オッ!
▲19.11.2 磐越西線 徳沢-上野尻(車窓から)

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国鉄型キハが振るわすエンジン音を聞きながら
車窓に眺めるススキの穂。
秋だねぃ・・・。
(´ー`)シミジミ
▲19.11.2 磐越西線 上野尻-野沢(車窓から)


徳沢から乗った会津若松ゆきの上り列車(232D)は、「満喫号」の続行だし、数時間に一本の貴重な列車なので、私と同様に撮り終えたあとに移動する同業者で車内は混み合っているかな・・・σ(゚・゚*)ンー…と思いきや、意外にも四人席のボックスシートがひとりで占領できるくらいの空き具合ですた (・・?)オヨ?。まあ、磐越西線は列車での移動効率があまり良くないので、撮り鉄に訪れる方の大半はクルマ利用なんだよね・・・(´ω`)ナルヘソ。
引退間近の国鉄型キハを乗車のほうでも堪能し、次に私が下車したのは山都(やまと)。


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徳沢から普通列車に揺られて約30分、
ラーメンで有名な喜多方のひとつ手前にある、
山都で列車を降りました。
(・ω・)トーチャコ
▲19.11.2 磐越西線 山都

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山都の駅舎は
入口にテラスも設けられた
モダンな山小屋風。
(´ω`人)ステキ♪
それにしても、いい天気になったなぁ。
▲19.11.2 磐越西線 山都


徳沢1301-(磐越西232D)-山都1335


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駅近くの食堂でいただいたお昼ゴハンは、
手打ちの太い麺が食欲をそそる、
しょうゆラーメン。
麺にコシがあってとても美味しかったです♪
メンラー(゚д゚)ウマー!


山あいにある小さな集落の徳沢よりも、中規模な街が形成されている山都(旧・山都町、現・喜多方市)には飲食店も多く、お昼ゴハンを食べてから撮影ポイントへ向かいます ...(((o*・ω・)o。まちなかを抜けて東のほうへ15分ほど歩き進むと、その先に山都のシンボルともいえる存在の立派な鉄橋(鉄道橋)が見えてきました (゚∀゚)オッ!。そこが復路を狙う、次の撮影ポイントです。


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やってきたのは、
“山都の鉄橋”とも呼ばれる鉄道名所で、
磐越西線屈指の撮影ポイント、
一ノ戸川橋梁。


阿賀川の支流、一ノ戸川(いちのとがわ)に架かる一ノ戸川橋梁は、長さ445メートルで全16連(16支間)にもおよぶ橋桁と、地元産出の花崗岩(かこうがん)を積み上げた高さ24メートルの橋脚を誇る長大な鉄橋で、1908年(明治43年)に架橋された当時は「東洋一の規模」と言われたとか w(*゚o゚*)wオオー!。また、その壮大さのみならず、プレートガーダーと上路式トラス(橋桁の下に鉄骨が組まれた)を合わせ持つ形態は、橋上を走る列車に対して障害物がかからずにスッキリと撮影できるため、ここは磐越西線屈指のお立ち台的な撮影ポイントとして撮り鉄に人気があります (・∀・)イイネ。
山あいでなく周りがひらけていて、しかもこれだけ高さのある鉄橋ならば、日没が迫る16時ごろに通過予定の「磐越西線紅葉満喫号」にも、おそらく日が当たってくれるでしょう (´ω`)ナルヘソ。この場所だと紅葉とは絡められないけれど、今度はタラコ+急行色の編成を意識したカットを狙ってみることとしました m9(`・ω・´)ケテイ!。


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秋晴れの青空に映える黄色い鉄橋を
新潟色のキハ47形が渡ります。
(´▽`*)イイテンキ♪
全16連の橋桁のうち、
中央付近に位置する7連目のみ
上路式トラス(ボルチモア式)となっているのが
一ノ戸川橋梁の特徴。
▲19.11.2 磐越西線 山都-喜多方(後追い)


「満喫号」の前にまず通過したのは、先ほど私が徳沢から山都まで乗ってきた上り列車の折り返しにあたる、新津ゆきの下り普通列車(233D)。引退が決まっている国鉄型キハでの運転ですから、もちろんこれもしっかりと記録しておきます (^_[◎]oパチリ。
それにしても、事前の予報で「曇りのち晴れ」とはなっていたものの、正午に撮った「満喫号」の往路のあたりから天気が好転に向かい、昼過ぎには朝の曇り空がウソのようにスッキリと晴れ渡りました (*´v`*)スッキリ♪。アングルが下から見上げる格好になるこの場所は列車の背景を空が占めることになるので、快晴の青空はまさに最高の好条件です (´∀`人)スバラスィ!。なんだか天候が安定しない印象だった今秋、久しぶりに気持ちよく撮影している気がするなぁ・・・(´ω`)シミジミ。
穏やかな小春日和でまったりと過ごすなか、「満喫号」の通過が近づくにつれて徐々に増えてきた同業者や一般の見物客(集まっている撮り鉄を見て、SLが来ると思った方が多かったみたい ^^;)。それでもここはキャパが広いのでまったく問題ありません (´ー`)マターリ。西へ傾いた太陽に赤味が感じられるようになったころ、鉄橋を渡る際に鳴らされるキハの警笛が響きました プホォォォ━━━━( ̄- ̄ 3)━━━━━ン…。


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天空を駆ける四連の国鉄型キハ。
圧巻の壮大さを誇る一ノ戸川橋梁に
急行色とタラコの豪華な編成が収まりました。
ちなみに右の橋脚の間から覗く山並みは、
飯豊(いいで)連峰です。
▲19.11.2 磐越西線 山都-喜多方(後追い)


山都の鉄橋でタラ急が撮れました~!ヽ(´▽`)ノワ~イ♪
秋晴れの空に浮かび上がった一ノ戸川橋梁上の急行色とタラコのコンビ
。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。、西日を受けたことでその暖色系の色合いがいっそう温かみを増して見えて、とくにタラコはいい具合の“焼きタラコ”になったなぁ・・・(笑)。伝統の国鉄色はどんな風景にもしっくりとマッチする、落ち着いた塗色であることをつくづく感じます (´ー`)シミジミ。
ちなみにアングル(撮影ポジション)を少し調整すれば、西日とシンクロした車体をギラリと光らせることもできたのですが σ(゚・゚*)ギラリ…、そうするとせっかくの急行色+タラコの色が分からなくなってしまうのではないかと思い、あえてそうしませんでした (-`ω´-*)ウム(列車の速度がゆっくりだったので、結果的に下写真のようなギラリも撮れたケドw)。編成主体の記録としてはこれで大満足です (o ̄∇ ̄o)ヨカヨカ。


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車体をギラつかせて去りゆく
国鉄キハの御一行。
(つ▽≦*)マブシッ!
車体の色はじぇんじぇん分からないけれど、
これもまた一興です。
いい瞬景が見れました。
▲19.11.2 磐越西線 山都-喜多方(後追い)


一ノ戸川橋梁を渡る列車の走行音は、川のせせらぎを掻き消すほどけたたましい轟音ですが  ゴガ━━━(∩゚д゚)━━━ッ!!、なんとこれが心地よい音のひとつとして、福島県の「うつくしまの音30景」に選ばれているのだとか ( ̄▽ ̄;)エッ…。そんな心地よい(?)足音を響かせながら走り去るキハの後ろ姿を見送って、「磐越西線紅葉満喫号」の撮影は終了です (´w`*)ドツカレサン。


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帰り際に逆光側から鉄橋を望むと、
その美しいシルエットが
空に浮かび上がっていました。
(゚∀゚*)オオッ!!
コッチから撮るのもアリだったかな?
でも、貴重なタラ急を黒く潰しちゃう勇気は
ないよなぁ・・・(笑)
▲19.11.2 磐越西線 山都-喜多方


紅葉シーズンの磐越西線を、引退が迫る国鉄型キハで運転された「磐越西線紅葉満喫号」(´▽`*)キハ。
沿線の紅葉は思ったよりも色づいておらず、また、朝の時点では天候にかなり不安があったものの σ(・ω・`)ウーン…、往路を撮った徳沢あたりではまずまずの紅葉が見られたし (゚∀゚)オッ!、空模様もまるで「満喫号」の通過に合わせたかのように好転してくれて (゚∀゚*)オオッ!!、結果的には往復ともに満足のいく記録を残すことができました (+`゚∀´)=b OK牧場!。紅葉の山々や秋晴れの青空を背にしたタラコ+急行色の国鉄型キハは、カッコよかったなぁ・・・・:*:・感(*ノ∀`*)動・:*:・。


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日が暮れた山都に入ってきた
キハの普通列車。
乗るのは、上り?下り?
ノボリ?(゚д゚≡゚д゚)クダリ?
▲19.11.2 磐越西線 山都

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キハの車内でささやかに打ち上げ。
カンパーイ♪(* ̄∀ ̄)ノ[]
来るときに新潟駅構内の売店で見かけて
思わず購入したのは、
新潟のお酒「ふなぐち菊水一番しぼり」。
その缶には上越新幹線のE4系が
デザインされていました。
(~▽~*)ウィッ。


さて、今日は三連休の初日。
せっかく遠征に出たのなら日帰りでなく、どこかに泊まりたいところです (σ´∀`)σイイネ~♪。でも、行楽シーズンの連休にお宿やホテルなど空いているのでしょうか? σ(゚・゚*)ンー…。ひょっとして、野宿? ( ̄△ ̄;)エッ…。


・・・続きます。