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長野電鉄・・・3500系O2編成 撮影記 [鉄道写真撮影記]

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2019.12.13 長野電鉄
信州の「マッコウクジラ」!
長電3500系O2編成 撮影
 
 
拙ブログでは前記事の「ONE-shot」で、東急のステンレスカー(ステンレス製車両)8500系をご紹介しましたが (゚ー゚*)トーキュー、そのときの撮影がキッカケになったとか、前記事が今記事の伏線になっているというワケではなく、むしろ前週の8500系を撮るよりも先に今回の出撃(撮り鉄)は計画を企てていました σ(゚・゚*)ンー…。

東急8500系と同様、車体にコルゲート(車体強度を高めるために施された、外板のひだひだ(ギザギザ))を備えた初期形ステンレス車両(セミステンレス車含む)のなかで (´w`*)ヒダヒダ、かねてより私が気になっていた存在のひとつが、長野県の地方私鉄、長野電鉄(通称・長電)で活躍する3500系 (゚ー゚*)ナガデソ。
もともと当系は東京都心の地下を走る営団地下鉄(現・東京メトロ)の日比谷線で使われていた3000系で (´ω`)ナツカシス、後継車両への置き換えに伴う日比谷線からの退役後に長電へと譲渡され、現在も信州の地で第二の車両人生を歩んでいるのです (・o・*)ホホゥ。この元・営団3000系、現・長電3500系は、“ソネブロ鉄仲間”の「gardenwalkerさん」がちょくちょく撮影に訪れており (^_[◎]oパチリ、その素晴らしい撮影成果をブログで拝見するたび、私も撮りに行ってみたいなぁ・・・と影響を受けていました (・∀・)イイネ。ちなみに長電は私も過去に何度か訪れていて、3500系も撮ったことはあるのですが、別形式(かつての特急型車両2000系)のついでにシャッターを切ったり、廃止となる路線(木島線や屋代線)の惜別乗車における記録程度だったりと、3500系をメインでしっかり狙ったことは無いような気がします σ(゚・゚*)ンー…。
そんな「いつか撮りに行きたい」と漠然に“信州の日比谷線”への思いを馳せていたところ イツカ(´σД`)イツカ、現存する3500系のなかでも冷房装置の搭載が行なわれていない(いわゆる非冷房)など、かつての日比谷線で使われていた営団時代の面影をとくに色濃く残す一本(O2編成)が老朽化によって引退するにあたり サヨナラ~(´;ω;)ノ~~~、長電への譲渡時に施された赤い車体帯や長電のロゴマークを撤去し、日比谷線に近い姿へ復刻して運転すると言うではありませんか エッ!(゚Д゚≡゚∀゚)マジ!?。これは実際に日比谷線の3000系を知る世代の私にとって、なんともたまらない胸熱な企画です (*゚∀゚)=3ハァハァ!。
「いつか撮りに行きたい」の“いつか”は、この時を待っていた!? (☆∀☆)キラーン☆(屋代線が廃止される直前にも、帯なしの3500系を撮ったケド・・・)。満を持して、私は長野電鉄の3500系を撮影しに、初冬の信州へと向かうのでした ε=┌(*゚д゚)┘イクゼ!。


12月13日(金)


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まだ暗い夜明け前の東京から乗るのは、
台風による河川の氾濫で水没被害を受けたという、
今年はなんとも残念な出来事で話題となってしまった
北陸新幹線のE7系。
▲19.12.13 東北新幹線 東京


冬至が近い今の時期はまだ日の出前で、あたりが真っ暗な早朝6時過ぎの東京駅 (*´0)ゞ。oOフワァァ…。冒頭のとおり今回の目的地は長野なので、北陸新幹線の「はくたか」に乗車します (/*´∀`)o レッツラゴー♪。
関東地方は厚い雲に覆われた曇り空でしたが、新幹線が碓氷峠(群馬と長野の県境)を越えて信州に入ると、薄雲はかかっているものの青空が望める晴天 (゚∀゚)オッ!。冬場は山おろしの風が冷たい長野ですが、予報によると「晴れ時々曇り」の今日は例年の同時期に比べたら気温が高いらしく、晴天のポカポカ陽気となれば絶好の撮り鉄日和です (σ´∀`)σイイネ♪。


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冬晴れとなった長野。
信州の山々が旅人を迎えてくれます。
(=゚ω゚)ノ゙ヤア
なお、これは上田付近の車窓風景で
よく見ると写真の右のほうに
赤い鉄橋が確認できるのですが・・・
▲19.12.13 北陸新幹線 佐久平-上田
(車窓から)

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この傾いた鉄橋は上田電鉄・別所線のもので、
台風の猛威により千曲川に架かっていた鉄橋が崩落。
ヽ(´д`;)アア…
同線は今も区間運休を余儀なくされ、
2021年春ごろの復旧を目指しているとのことです。
p(`・д・´)q ガンガレ!


さて、今回の撮影目的である長電3500系の“帯なし”(日比谷線仕様)となったO2編成は(“ゼロニ”じゃなく、“オーニ”編成ね (゚ー゚*)オーニ)、次の日曜日(12/15)に引退前の最終運転を迎えることとなっており、ラスト二日間の土日(12/14・15)は長電が企画した事前募集制のツアー列車(団体列車)として運行され、それ以外の平日(12/9~13)は通常の普通列車(定期列車)に就くことが同社のホームページに公表されていました (・o・*)ホホゥ。そしてツアー列車のほうには引退記念の特別なヘッドマークが掲げられるそうなのですが、私としてはやはり日比谷線時代を思わせる、装飾無しの“すっぴん”姿が撮りたいところ (”▽”*)スッピン(ちなみに“すっぴん”で運行された前週の土日(12/7・8)、私は用事があって出撃できなかった)。そうすると土日のツアー列車でなく、平日の普通列車を狙わなくてはならないのか・・・(゚ペ)ウーン…と、実はこの時点で私は“勘違い”をしていたのです ( ̄△ ̄;)エッ…。
というのも、あとになってホームページのリリースをよく見てみると (=゚ω゚=*)ンン!?、記念のヘッドマークが装着されるのは最終日の日曜だけで、土曜は装飾(ヘッドマーク)無しでツアー運行と書かれているじゃありませんか (・・?)アリ?。それなのに常日頃から“ボーッと生きている”私は、ヘッドマークの装着日をてっきり土日の両日だと思いこみ、どうしても“すっぴん”が撮りたかったため、平日の金曜日に有給休暇を取って駆けつけてしまいました ε=┌(;´∀`)┘イッチャエ!。考えてみたらちょうど一年前(昨年12月)に、秩父鉄道でデキ(電気機関車)が牽引する客車列車を撮りに行ったときも、勝手な思い込みで重連牽引の日を勘違いしたっけ(けっきょくその日は単機牽引だった (´д`;)アウ…)。年末の12月は早とちりが多いくらい、落ち着きがないのかなぁ・・・。まさしく、「ヾ(*`Д´*)ノ”<ボーっと鉄してんじゃねえよ!!」。
しかも平日のO2編成は当初、定期の普通列車に就くハズでしたが (゚ー゚*)ハズ?、直前に見たホームページによると金曜は当編成をご指名した貸切列車の予約が入ってしまい、定期列車でなく団体専用列車として運転を行なうとのこと ( ̄△ ̄;)エッ…(おそらく、いや間違いなく、貸し切ったのは鉄道趣味の団体さんでしょうね)。長電のような地方の中小私鉄にとって、大口の団体客が使用する貸切列車が大きな収入になることは理解できますし (-`ω´-*)ウム、撮り鉄的には定期列車でも団体列車でも、お目当てのO2編成が走ることに変わりはないけれど、あらかじめ時刻表で運用(行き先や運転時刻)がわかる定期列車に対して、基本的に運転時刻や運転区間が公表されない団体列車は動きが掴みづらい (゚ペ)ウーン。しかも貸し切った団体さん(依頼主)の要望によっては、持ち込みのヘッドマーク(ツアー列車とは別モノ)などが取り付けられる可能性もあります(とくに中小私鉄の鉄道会社さんは、貸切列車の装飾などに柔軟な対応をしてくれるところが多い ☆.(○≧ω')b オケ!)。はたして私が希望する“すっぴん”姿の日比谷線仕様は撮れるのかなぁ・・・? σ(・ω・`)ドーダロ…。
せっかく休みまで取って長野に向かっているけれど、なんだかちょっとややこしい展開になってきたぞ。そういや今日は“13日の金曜日”だっけ ψ(*`∇´)ψウケケケケ。


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北陸新幹線を降りると、
さほど寒くはないけれど
ホームで感じるひんやりとした空気に
東京と違う信州らしさを覚えます。
(´ー`)ヒンヤリ
▲19.12.13 北陸新幹線 長野

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新幹線ホームの脇に見えたのは、
しなの鉄道の国鉄型車両で
初代長野色の115系。
(゚∀゚)オッ!
こちらの電車も私にとって魅力的ですが、
今回の目的は違います。
▲19.12.13 信越本線 長野


東京0628-(北陸新幹線 はくたか551号)-長野0806

東京から「はくたか」でバビューンと一時間半、長野に到着 (・ω・)トーチャコ。
新幹線から在来線の信越本線やしなの鉄道などは構内の連絡改札を介して楽に乗り換えられますが、長野電鉄の駅はほんの少しだけ離れたところにあり、JRの駅を西口にあたる善光寺口から駅舎(駅ビル)の外に出ます コッチ…((((o* ̄-)o。駅前ロータリーの一角にある地下道の入口みたいなところが、長電へのアプローチ。そう、長電の長野駅は地下にあるのです ( ̄。 ̄)ヘー。
ちなみに長野市民の共通認識かどうかはわからないけれど、私の知り合いの何人かの長野出身者(非鉄)はいずれも、「長野には地下鉄が走ってる(から大都市だ)」と言い張っています (*`・ω・´)-3フンス!。長電の地下区間は路線全体における一部の区間に過ぎないのですが、たしかに長野駅構内の雰囲気はいかにも地下鉄といった感じだし、しかもその駅のホームを発着する電車が・・・(=゚ω゚=*)ンン!?


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長野駅は長野市の中心駅。
右奥に見えるのがJRとしなの鉄道の駅で、
左手前が地下にある長電の入口。
(゚ー゚*)チカ
▲19.12.13 長野電鉄長野線 長野

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地下へ続く階段を下りると、
そこに長電の改札があります。
(゚∀゚)オッ!
ちなみに駅の構内では
リンゴや干柿、椎茸、味噌といった、
地域の特産品などが並べられており、
商品を“改札窓口で購入”することができます。
うん、たしかに大都市だ。
(-`ω´-*)ウム
▲19.12.13 長野電鉄長野線 長野

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長野の地下ホームで発車を待つ、
信州中野ゆきの普通列車。
おや?この電車は、東急8500系!?
(゚∇゚;ノ)ノ エッ!?
▲19.12.13 長野電鉄長野線 長野


田園都市線、イタ━━━━━m9( ゚∀゚)━━━━━ッ!!
地下駅の構内に響く「グルルルルルル…」という分かるヒトには分かる、聞き覚えのある独特なコンプレッサー音 グルルルルル━━( ̄- ̄ 3)━━━…。あれ?ここは先日に訪れた桜新町? (・・?)オヨ?・・・かと、いっしゅん既視感を覚えるような光景ですが、ホームに停まっていたのはまさに前記事の「ONE-shot」でご紹介した、東急8500系じゃありませんか (=゚ω゚)ノ゙ヤア。
実は先述した元・日比谷線の3500系と同様に、こちらの現・長電8500系も東急電鉄から譲渡された中古車で、もともとは田園都市線などを走っていた東急8500系を10両から3両に短編成化したもの(東急でも長電でも、形式は8500系)(・o・*)ホホゥ。長電と言えばかつては特急型の2000系や通勤型(普通列車用)の0系、10系など、個性的な自社発注のオリジナル車両を採用していましたが、現在は特急型(後述)も通勤型もすべて他社からの譲渡車で賄われており、配置数がいちばん多い8500系は普通列車の主力車両として使われています (´ω`)ナルヘソ。もともと東京の地下鉄を走っていた3500系や8500系が地下駅のホームを発着する(東急8500系が使われる田園都市線にも地下区間(旧・新玉川線)があり、さらに東京メトロ半蔵門線へも直通)。これはたしかに「長野の地下鉄」と言ってもいい情景ですね (゚ー゚*)チカテツ。
それにしても、先日の田園都市線と今日の長野電鉄。個人的にはどちらもそれほど訪れる頻度が高い路線ではないのに(長電など数年ぶり)、ホントたまたま同じ8500系の乗車が続いちゃいました。両社の同系は外装も内装も仕様などがほとんど変わらないので、なんだか不思議な感じです σ(゚・゚*)ンー…。今いる地下区間を抜けたら、二子玉川に着いたりして(笑)(゚∀゚)アヒャ☆


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この8500系(T2編成)には
長電の「鉄道むすめ」(イメージキャラクター)が
側面にでかでかと貼られていますた。
w( ̄▽ ̄;)wワオッ!!
ちなみにこの“ひだひだ”(ギザギザ)が
前記事から話題にしていたコルゲートね。
 (´w`*)ヒダヒダ
▲19.12.13 長野電鉄長野線 長野


平日の朝8時過ぎ、通勤ラッシュとは逆の方向へ進む信州中野(しんしゅうなかの)ゆき下り列車は、座席の半分が埋まる程度の客を乗せて長野を発車しました (/*´∀`)o レッツラゴー♪。
長野電鉄長野線は、長野市中心部の長野から、権藤(ごんどう)、須坂(すざか)、小布施(おぶせ)、信州中野などの各駅を経て、山ノ内町の湯田中(ゆだなか)にいたる33.2キロの直流電化路線で、長野寄りの市街地にあたる約2キロが地下区間です(長野から善光寺下までの4駅が地下駅)( ̄。 ̄)ヘー。
かつての長電には長野線のほか、屋代(やしろ)と須坂を結ぶ屋代線(旧・河東線(かとうせん)の一部)や、信州中野と木島(きじま)を結ぶ木島線(正式には河東線の一部)といった複数の路線が存在していましたが、いずれも近年に廃止となり (´・ω・`)ショボン、また、現存する長野と湯田中のあいだも以前は、長野線、河東線(の一部)、山の内線と細かく分けられていましたが、現在は路線名が整理されて全区間が長野線(正式名称)に落ち着き、一路線しか残存していないことから線名よりも会社の通称である“長電”と呼ぶ方が多いようです (゚ー゚*)ナガデソ。
そんな長電は、長野市近郊の通勤通学輸送に加えて、湯田中渋温泉郷や志賀高原の玄関口となる湯田中、全国屈指の栗の名産地で知られる小布施などを目的地とした観光客の利用も多く、普通列車のほかに特急列車を運行しているのが当線の大きな特徴と言えるでしょう (´ω`)ナルヘソ。


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地下区間から地上へ出たのち、
長電は信濃吉田と朝陽の駅間で、
北陸新幹線やしなの鉄道と立体交差します。
長野から須坂あたりまでは、
長野市近郊の住宅地といった車窓風景。
▲19.12.13 長野電鉄長野線 信濃吉田-朝陽
(車窓から)


地下区間を抜けるとそこは二子玉川・・・でなく、地上に出た信州中野ゆきは、北陸新幹線やしなの鉄道の線路と交差したのちに、進路を東のほうへ取ります ヒガシ…((((o* ̄-)o 。
下り列車に乗って私が向かっているのはもちろん、お目当ての3500系O2編成(日比谷線仕様)を狙う撮影ポイントなのですが、先述したように今日の当編成は定期の普通列車でなく団体列車としての運行で、今の時点の私には運転区間も運転時刻もサッパリわかりません (゚ペ)ウーン…。ただ、ひとつだけ分かっているのは、当編成をはじめとした長電の車両が所属する車両基地が沿線途中の須坂(長野から12.5キロ地点)にあるということ (・o・*)ホホゥ。そして相当にひねくれた・・・もとい、凝った行程を企てるような団体運行でなければ、おそらく発駅は団体客が集合しやすい長野とするでしょう (-`ω´-*)ウム。ということは、運転時刻こそ分からないものの、基地のある須坂と団体客が乗り込むであろう長野のあいだで待っていれば、たぶんいずれはO2編成が通過する・・・ハズ ( ̄  ̄*)ハズ。
あくまでも予想ながら、それを踏まえて私が列車を降りたのは、長野と須坂のほぼ中間点(長野から6.3キロ地点)に位置する、朝陽(あさひ)。


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長野から約15分、
長野市郊外の朝陽で下車。
(・ω・)トーチャコ
駅名の由来はわかりませんが
(住所には無いけど地域名かな?)、
民家のようなシブい佇まいの木造駅舎と
その爽やかな駅名が相まって、
まるで映画やドラマのセットのような
味わい深さを感じます。
(´ω`)シブイ
▲19.12.13 長野電鉄長野線 朝陽

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そして先ほどの8500系にも貼られていたキャラは、
当駅名が名字に採用された
「朝陽さくら」ちゃんだそうです。
(=゚ω゚)ノ゙ヤア
ちなみに「さくら」は桜新町・・・でわなく、
小布施の先にある桜沢の駅名が由来。
▲19.12.13 長野電鉄長野線 朝陽


長野0828-(長電長野線517)-朝陽0841

長野と須坂のまん中へんに位置するって理由だけで適当に下りてみたわけではなく、この朝陽は駅のすぐ近く(東側)に田畑が広がっていて景色の抜けが良い、長電の有名な撮影ポイントのひとつで、私は以前にも何度か同地へ撮影に訪れたことがあります (*´∀`)ノ゙オヒサ。そこら一帯には平日にもかかわらず、すでに何人かの同業者が好みの位置で点在するようにポツポツと立っているのが確認でき (゚∀゚)オッ!、その方たちがO2編成の運行区間や通過時刻を知っているのかどうかはわからないけれど(私が選んだ立ち位置からはちょっと離れていたので、とくに声はかけなかった)、何も知らない私が一人でポツンと待っているよりは気分的に心強い ナカーマ(*・ω・)人(・ω・*)ナカーマ。


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田畑の一角にある
遮断機や警報機のない小さな踏切
(第四種踏切)。
その脇から列車を狙います。
(「゚ー゚)ドレドレ

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うっすらと雪化粧した飯縄山を背にして
一路、湯田中を目指す
2100系の特急「スノーモンキー」。
あれ?この車両もどこかで見覚えあるぞ?
@(・ェ・)@ウキ?
▲19.12.13 長野電鉄長野線 朝陽-附属中学前

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こちらは先ほど乗ったものと同じ
東急から譲渡された8500系ですが、
トップナンバーのデハ8501を先頭にした、
T1編成がやってきてくれました。
(゚∀゚)オッ!
当編成は排障器(スカート)がなく
前面窓まわりのHゴムも白色なので、
原形(東急での登場時)に近い姿が保たれています。
( ̄。 ̄)ヘー
▲19.12.13 長野電鉄長野線 朝陽-附属中学前


団体列車や回送列車(O2編成)は一般の時刻表に掲載されないので、とりあえず撮影ポイントに近い朝陽の時刻表をスマホで検索してみて []o(・_・*)ドレドレ、そこへ表記されていない時刻に踏切が鳴ったら要注意だな(私のいる場所は警報機のない四種踏切だけど、ちょっと離れたところに車道用の警報機付き踏切がある)・・・なんて思っていたところ、なんと現地に着いて最初の一発目に、その条件で踏切が鳴動 Σ(゚∇゚;ノ)ノ エッ!?。え!?いきなり本命(O2編成)のお出ましか!?と、慌ててカメラを構えるも アセアセヾ(*д*ヾ三ノ*д*)ノアセアセ、現れたのは湯田中にある地獄谷温泉の“雪見猿”に愛称名を由来する、特急「スノーモンキー」@(・ェ・)@ウキ。あ、そうか、特急(A特急)は朝陽を通過するので、時刻表には載ってないよね ヾ(´∀`;)モチツケ。
ところで、この「スノーモンキー」の赤い車両に長電以外のどこかで見覚えがある方もいるのではないかと思われますが σ(゚・゚*)ンー…、実はこの現・長電2100系は、元・JR東日本の空港アクセス特急「成田エクスプレス(NEX)」に使われていた253系 (゚∀゚*)オオッ!。当系も後継車(E259系)への置き換えにより「NEX」から退き、活躍の場を求めてこの長電へとやって来ました (´ω`)ナルヘソ。
そして長電の特急は、さらにもう一種類・・・


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連接車特有のリズミカルなジョイント音を
響かせて駆け抜けたのは
両端の先頭車に展望席を設けた
“信州のロマンスカー”!?
(゚.゚*)オダキュー?
▲19.12.13 長野電鉄長野線 朝陽-附属中学前
(後追い)


2100系「スノーモンキー」との二枚看板で、先頭車の展望席が人気の特急「ゆけむり」に使われているのは、現・長電1000系。その展望席というスタイルからご察しのとおり、当系の前職はおもに首都圏と箱根を結んでいた小田急の特急ロマンスカーで、元・小田急10000形「HiSE」(゚ー゚*)ハイエス。他社から譲渡された中古車とはいえ、「成田エクスプレス」と「ロマンスカー」の共演が見られるなんて ネックス!(゚∀゚≡゚∀゚)ロマ!、長電は鉄道好きにとってなんとも楽しい路線です ヽ(=´▽`=)ノワーイ♪。
ちなみに長電の車両は、譲渡車でない自社発注車を使用していた時代から、沿線の名産であるリンゴの色にちなんだ赤を車体色に採用しているのですが ( ̄▽ ̄*)リンゴチャソ、ここまで紹介してきた譲渡車の色が赤を主体としているのは長電への導入に際して塗り替えられたものでなく、実はいずれも以前から赤い塗装(2100系、1000系)や赤い帯(8500系)であり、前職(譲渡前の旧所属)の時代とイメージが大きく変わらないオリジナルの姿を留めているのも、ファンのツボを突いた面白いところ (*゚∀゚)=3ハァハァ!(2100系E2編成は側面を中心に塗色が変更されている)。ただし、長電へ譲渡された際にリンゴ色の赤帯を施されたのが、もともとステンレス無塗装で警戒色の帯なども入ってなかった、元・日比谷線の3500系です ( ̄。 ̄)ヘー。
んで、その3500系はいったい、いつ現れるのかしらん?


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時間が経つにつれて、
だんだんと雲が湧いてきた飯縄山・・・。
(≡"≡;*)モヤモヤ…


まわりが田畑で列車の姿をスッキリと撮れるだけでなく、背景には北信五岳(ほくしんごがく)のひとつで標高1,917メートルの飯縄山(いいづなやま)の山容も写し込めるこの場所。私が撮影を開始したとき(「スノーモンキー」を撮ったころ)は、上空に薄雲が広がっていて日差しは弱かったものの、飯縄山は山頂までキレイに望めていました (・∀・)イイネ。ところが、薄雲が流れて青空が広がると日差しで気温が上がったからか、だんだんと雲がまとわりつくように湧いてきた飯縄山 (≡"≡;*)モヤモヤ…。う~ん、晴れてくれたのは嬉しいけれど、本命のO2編成が来るまで山は見えていてくれるかなぁ・・・σ(・ω・`)ウーン…。
そんな山の状況を眺めながら待つことしばし、またも朝陽の時刻表には表記されていないタイミングで踏切が鳴りました (゚o゚)オッ!。特急列車は少し前に1000系の「ゆけむり」が通過したばかりですから、今度こそ特急ではないでしょう。須坂のほう(下り方)を向いて目を凝らすと (@_@*)ンン!?、直線上に見えてきたのは・・・逆光ながらも認識できた、銀色の電車! (*゚ロ゚)ハッ!!


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日比谷線、キタ━━━━ヽ(゚∀゚ )ノ━━━━ッ!!

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飾り帯などの色味がない、
“すっぴん”姿で現れた3500系O2編成。
え?試運転??
( ̄△ ̄;)エ?
▲19.12.13 長野電鉄長野線 附属中学前-朝陽

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東京から長野へ移り住んで四半世紀。
すっかり走り慣れた信州の地で、
3500系は今日も車体を輝かせます。
▲19.12.13 長野電鉄長野線 朝陽-附属中学前
(後追い)


長電で日比谷線が撮れました~!ヽ(´▽`)ノワ~イ♪
まるで昔の湯たんぽ!?これぞステンレス無塗装の美しさであり、“すっぴん”の潔さ!(`・ω・´)キリッ。車体に塗装や帯などの色味がまったく施されていないのに、ビカビカなメタリックの電車はなんとインパクトが強いことか 。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。まさに“昭和の地下鉄”というイメージがぴったり当てはまる、元・営団3000系(現・長電3500系)。1961年(昭和36年)の登場当時は前衛的な斬新さが感じられたでしょうし、いま見ても、いや、むしろ今だからこそ、レトロモダンなオシャレさを覚えます (≧∇≦)シブイッ!。これはシブカッコいいなぁ・・・(*゚∀゚)=3ハァハァ!。
そしてもちろんデザイン的な趣だけでなく、長電の装飾(帯など)を解いた“すっぴん”は、まさしくかつての日比谷線そのものの懐かしさがあり、令和の時代にこの姿が見られるなんて、とても感慨深いものがあります 。゚(つ∀`゚)゚。ナツカシス。個人的な回想ですが、むかし北千住(日比谷線の起点駅)に住んでいた亡き祖父が、子供の頃の私を荒川の土手へ遊びに連れていってくれたとき、鉄橋を渡る日比谷線の3000系をよく見たっけ・・・。+。:.(´ω`)シミジミ.:。+゚。
そんな日比谷線仕様となった3500系O2編成、長野への送り込みで先頭となる上り方の方向幕(行先表示)は「回送」でなく、なぜか「試運転」の表示 (=゚ω゚=*)ンン!?。これはどうも誤表示というワケでなさそうで、貸し切り団体さんの趣味的な意図のような気がします(「97S」って、営団時代を思わせる運行番号も然り)(´∀`*)マニアック。ちなみに下り方(湯田中側)はノーマル(?)に「団体」表示。
通過時刻が分からないなかで待っていたO2編成 (゚ペ)ウーン…。須坂から長野への送り込み回送なんて安易に想像がつく運行ではあるし、実際はたいして待たずに一時間程度で来てくれたのですが(朝陽を9時43分に通過)(=゚ω゚)ノ゙ヤア、その姿が見えたときにはやっぱりホッとした気持ちでした ε-(´∀`;)ホッ。ご覧のとおり当編成が通過したときの飯縄山は、残念ながら雲が山頂を隠しちゃったけれど (・ε・`)チェ、晴天のもとで眩しい日差しを浴びた“すっぴん”の3500系が撮れただけでも、じゅうぶん満足です (+`゚∀´)=b OK牧場!。


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長野へ向かったO2編成のあとを追うように、
続行の上り普通列車は3500系のN8編成
(長野駅で両者を並ばせたのかな?)。
車体に赤帯が施されたこの姿が、
現行3500系の“長電スタイル”です。
(゚ー゚*)ナガデソ
▲19.12.13 長野電鉄長野線 朝陽-附属中学前
(後追い)


さて、長野方面へ向かった3500系O2編成ですが、いまの私がいる朝陽は先述したように長野から15分程度の近い場所に位置するので、あまり時間を置かずに折り返して戻ってくることが予想されます σ(゚・゚*)ンー…。詳細な通過時刻は把握していないし、大きく移動をすると撮り逃す恐れがあるため、引き続き同ポイントで待機することとしました (-`ω´-*)ウム。
上りの回送列車としての通過から約30分後・・・ですから、単純に長野ですぐ折り返してきた形で、下りの団体列車となったO2編成はふたたび姿を現しました ε-(°ω°*)キタッ!。


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爽やかな冬晴れの空のもと、
引退のときが迫るなかで渾身の力走を魅せる、
3500系O2編成。
“すっぴん”に戻された顔の前面窓には
ささやかな花束が置かれていました。
(゚ーÅ) ホロリ

▲19.12.13 長野電鉄長野線 朝陽-附属中学前

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こちらの方向幕は「試運転」のまま。
そういえば二両編成の営団3000系というと、
日比谷線が開業する前の試運転を
鉄道誌の写真などで目にした覚えがあります
(当時はスカートが取り付けられていたんだよね)。
▲19.12.13 長野電鉄長野線 附属中学前-朝陽
(後追い)


先ほどよりもさらに雲隠れしてしまった飯縄山を諦めて、ここは車両の記録を重視した編成写真をビシッと撮影【◎】]ω・´)パチッ!。高度の低い冬の陽が端正なスタイルの3500系を細部まで絶妙に照らしてくれました。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。
あらためて見ても、やはり個人的には“湯たんぽ”を連想してしまうデザインですが ( ̄▽ ̄)ユタンポ(若い人でも湯たんぽは知っている・・・よね? ^^;)、実は「湯たんぽ」ってアダ名(愛称)は、この3500系こと営団3000系よりもほんのわずかに早く登場し、やはり黎明期のステンレス車(セミステンレス車)を代表する一形式である、東急6000系(現・弘南鉄道6000系)に付けられていて、鉄道車両のアダ名で湯たんぽというとそちらのほうを指します ( ´_ゝ`)フーン。そして営団3000系には別のアダ名があり、それは前面のオデコの広さに由来する「マッコウクジラ」(゚ー゚*)マッコークジラ。ただのクジラでなく“マッコウクジラ”といわれても、ピンと来ない方が多いかもしれないけれど、鉄ちゃんのなかでは意外と浸透している愛称なのです(実際に日比谷線でのさよなら運転では、マッコウクジラをモチーフにした装飾が施された) ( ̄。 ̄)ヘー。そんなマッコウクジラさんは、快晴の信州を悠々と泳ぐように(?)走り抜けてゆきました。

湯田中方面へ走り去る3500系O2編成の後ろ姿を見送って、ここでの撮影は終了 (´w`*)ドツカレサン。朝陽の駅に戻り、列車で移動します ...(((o*・ω・)o。


0024.jpg
朝陽から乗る信州中野ゆきの下り列車は、
お!3500系じゃん。
(゚∀゚)オッ!
先ほど撮影した編成(N8編成)が
長野で折り返してきたものですね。
(=゚ω゚)ノ゙ヤア
▲19.12.13 長野電鉄長野線 朝陽

0026.jpg
今旅の長電で使用しているのは
表紙に3500系O2編成がデザインされた、
全線が一日乗り降り自由の
長電フリー乗車券(2,070円)
(二つ折りを開くと有効日やなどが記されている)。
なお、フリー乗車券は2日間用(2,580円)もあります。
(*・∀・)つ[キップ]

0027.jpg
柳原と村山の駅間に位置し、
千曲川に架けられた村山橋は
ひとつのトラス橋を鉄道と道路が
共用(並行)している
ちょっと珍しい鉄道道路併用橋。
( ̄。 ̄)ヘー
▲19.12.13 長野電鉄長野線 柳原-村山
(車窓から)

0028.jpg
須坂にある車両基地の構内には
特急型の1000系と通勤型の3500系(奥)が
留置されていました。
ちなみに須坂からはかつて、
松代、屋代方面への屋代線が分岐していましたが
2012年に廃止。
▲19.12.13 長野電鉄長野線 須坂
(車窓から)

0029.jpg
須坂を過ぎたあたりから
車窓にはリンゴ畑が広がります。
( ̄▽ ̄*)リンゴチャソ
いまはもう収穫期を過ぎましたが、
いつかは花や実を付けた時期に
撮影へ訪れてみたいものです。
▲19.12.13 長野電鉄長野線 須坂-北須坂
(車窓から)

0030.jpg
小布施で多くの客が降りると、
ガラガラに空いたので、
日比谷線時代を懐かしみつつ、
車内をパチリ。
(^_[◎]oパチリ
座席脇の袖仕切り棒が湾曲しているあたり、
営団っぽいよなぁ・・・。
(´ー`)シミジミ

0031.jpg
N8編成の長野寄りのモハ3518は
元・営団の3040号車(3000系第4次車)で、
昭和38年(1963年)東急車輌製。

0032.jpg
天井のファンデリア(送風機)に見られた、
営団時代の名残り・・・
(営団地下鉄の“S”マーク)

0033.jpg
車端部妻面(連結部)から望む、
ステンレスの輝き。
(☆∀☆)キラーン☆
ステンレス車黎明期に製造された営団3000系は
東急8500系のようなオールステンレス車両でなく、
内部の構体(骨組み)が普通鋼製で
車体外板にステンレス使用した
いわゆる“セミステンレス車”です。
(゚ー゚*)セミ

0034.jpg
現在の長野線の普通列車は
大半が途中の信州中野で運用を分けています
(長野~信州中野と信州中野~湯田中)。
当駅で乗り継いだ湯田中ゆきも、
3500系(N6編成)でした。
ノリカエ…((((o* ̄-)o

ちなみに信州中野からはかつて、
木島方面への木島線が分岐していましたが、
2002年に廃止。
▲19.12.13 長野電鉄長野線 信州中野


朝陽から乗った下り列車の信州中野ゆきと、信州中野で乗り継いだ湯田中ゆきは、いずれも赤帯の入った長電標準仕様の3500系 (゚∀゚)オッ!。原形に近いO2編成ではなく、冷房の搭載などが施された編成ではあるものの、元・日比谷線3000系を撮影のみならず乗車でも懐かしめるのは嬉しい 。+。:.(´ω`)シミジミ.:。+゚。
そんな3500系に乗って湯田中方面へ向かっている私は、先に同方向へ下ったO2編成のあとを追うような形となっているのですが ε=ε=ε=(ノ´∀`)ノマテマテ~♪、何度も述べたように団体列車であるO2編成の運転区間や行き先を私はまったく分からず、自分なりに団体列車の目的地候補となりそうな、須坂(O2編成の乗車と車両基地見学という企画?)や小布施(O2編成の乗車と小布施の街散策やランチを愉しむ企画?)、信州中野(O2編成の乗車と木島線の遺構を訪ねると言う企画?)などの各駅を気にするも(マニアックな団体だと小布施案は薄いか・・・)σ(゚・゚*)ンー…、それらの駅構内に当編成の姿は見あたりませんし、途中でのすれ違い(単線なので駅での交換)もないまま、信州中野を過ぎました …(((o*・ω・)o。そうすると終点の湯田中まではあと残り5駅ですから、O2編成の行き先は単純に湯田中だったのですね ( ̄、 ̄*)ナルヘソ。
そして湯田中を含む残り5駅のうち、単線で上下の列車が行き交う(すれ違う)ことができる交換可能な駅は、信州中野から二駅目の信濃竹原(しなのたけはら)だけ (゚ー゚*)タケハラ。ということは、湯田中で折り返してくる上り列車となったO2編成と、今の私の乗っている下り列車は、そこで間違いなく交換します (=゚ω゚)ノ゙ヤア。ちょっと深追いしすぎたか、もう沿線の撮影ポイントでO2編成を撮ることは難しい状況となってしまいましたが (゚ペ)ウーン…、私は先ほどの朝陽で撮れたカットが満足できたし、それに当該列車(O2編成)の通過が迫るなか焦って沿線の撮影ポイントを探すくらいなら(しかも現時点では中野松川の一択のみ)、いっそのこと信濃竹原で展開される3500系同士の交換シーンを狙うのも悪くないかと思いました (-`ω´-*)ウム。
朝陽から信州中野で列車を乗り継いで50分、信濃竹原に到着 (・ω・)トーチャコ。そして・・・(*゚ロ゚)ハッ!


0035.jpg
相対式ホームの信濃竹原で顔を揃えた
二本の3500系。
(゚∀゚*)オオッ!!
左が団体列車のO2編成で、
右は私が乗ってきたN6編成です。
O2編成の長野方は
ずっと「試運転」のまんまだね。
▲19.12.13 長野電鉄長野線 信濃竹原

0036.jpg
対向列車と交換して
信濃竹原を発車するO2編成。
並びが見られたのはほんのひと時でした。
バイチャ!( ゚д゚)ノシ
▲19.12.13 長野電鉄長野線 信濃竹原(後追い)


マッコウクジラが並びました~!ヽ(´▽`)ノワ~イ♪
終点までに交換できる駅がここしか無いのですから、当然と言えば当然なのですが (゚∀゚)アヒャ☆、狙いどおり(?)に並んでくれた二本の3500系 (゚∀゚*)オオッ!!。先に信濃竹原へ着いていたのはO2編成のほうで、私が乗ってきた下り列車が到着すると程なく発車してしまったのですが ンジャ!( ゚д゚)ノシ、どうにかふたつの顔をフレームに収めることができました (^_[◎]oパチリ。両者の外見は赤帯があるかないかの違いくらいですが(あとは屋根上に冷房装置があるかないか)、こうやって見比べるとけっこう印象が変わるように思います σ(゚・゚*)ンー…。
ちなみに信州中野と湯田中の間の普通列車は日中の時間帯、ふだんは一本の編成が往復運行するピストン輸送形態なので、昼前の当駅で3500系同士が並ぶのは意外と貴重なのかもしれません(朝夕は日常的に交換が見られる)(´ω`)ナルヘソ。


0037.jpg
朝陽と同様に信濃竹原も
味わい深い木造駅舎が残されています。
(´ー`)シブイ
ただし無人化に伴って
待合室の扉は施錠されていました。
▲19.12.13 長野電鉄長野線 信濃竹原


朝陽1042-(長電長野線525)-信州中野1115~1125-(長電長野線315)-信濃竹原1132

今度は上り方向へと去って行ったO2編成、それを見送ってから駅を出ます。
この信濃竹原の駅近くには夜間瀬川(よませがわ)という名の河川が流れており、そこに架けられた長電の鉄橋(夜間瀬川橋梁)は、当線随一のお立ち台的な撮影スポットとして撮り鉄に人気の場所 (・o・*)ホホゥ。もうO2編成は行っちゃったけれど、せっかくなのでその夜間瀬川の鉄橋で何本かの列車を撮影してみようと思います (・∀・)イイネ!。しばらくすれば、私が信濃竹原まで乗ってきた赤帯入りの3500系が、湯田中から折り返して戻ってきますし。


0038.jpg
信濃竹原の駅から徒歩でわずか5分程度、
お立ち台スポットの鉄橋はこんな感じのところ。
(「゚ー゚)ドレドレ
ちなみに河川敷は広いものの、
ふだんの夜間瀬川は流れが細いようで、
信濃竹原方(西岸)の土手上からは
あまり川面が望めません。

0039.jpg
夜間瀬川橋梁を渡る3500系。
その背景には信州百名山に数えられる、
標高1351.5メートルの高社山がそびえます。
信州らしい壮大な風景。
▲19.12.13 長野電鉄長野線 夜間瀬−信濃竹原

0040.jpg
川自体は大きくないけれど、
広い河川敷を跨ぐガーダー橋は、
連なる橋桁がなかなかの迫力。
赤いハチマキをしたマッコウクジラが
河原に轟音を響かせて渡ります。
▲19.12.13 長野電鉄長野線 夜間瀬−信濃竹原

0041.jpg
シャープなフォルムが美しい
1000系の特急「ゆけむり」。
りんごカラーのロマンスカーが
クリアな冬晴れの青空に映えます。
▲19.12.13 長野電鉄長野線 夜間瀬−信濃竹原


夜間瀬川橋梁を渡る3500系、はじめは列車の背景に高社山(たかやしろやま)の雄大な山容を入れて撮ってみたものの (^_[◎]oパチリ(一枚目)、ステンレスの車体は引き画だと風景に同化してあまり映えず、思ったよりも存在感が薄かった (゚ペ)ウーン…。そこで、ふたたび折り返す次の3500系が戻ってくるまで一時間ほど待ち、今度は鉄橋のたもとから列車を寄りめでパチリ【◎】]ω・´)パチッ!(二枚目)。橋桁に浮いた赤錆が深みを醸し出しているガーダー橋で、きれいな順光の日差しに照らされた3500系をいい感じに撮る事ができました (・∀・)イイネ。赤い帯が入った長電仕様のマッコウクジラ、これはこれでやっぱりカッコイイ。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。。長電で元・日比谷線の3000系が今も頑張っていることはもちろん知っていたけれど、あらためてその魅力をブログの作品を通して気付かせてくれたgardenwalkerさんには、あらためて感謝です <(_ _*)>アリガ㌧。これはたしかにハマる被写体かも(笑)。
帯無しと帯あり、二種類の3500系をしっかりと記録できたことに満足し、これにて撮影は終了です (´w`*)ドツカレサン。でも、せっかく特急列車を含む全列車の全区間が一日乗り放題のフリーきっぷを持っているのならば、もう少し乗り鉄のほうを楽しんでから、出発地の長野に戻ろうと思います ...(((*・∀・)つ[キップ] 。


0044.jpg
信濃竹原から普通列車に乗って3駅、
終点の湯田中に到着。
(・ω・)トーチャコ
当駅は急勾配を登り切ったところに位置しているため、
かつては一風変わったスイッチバック構造でしたが、
改修工事により現在は通常の発着方式となっています。
▲19.12.13 長野電鉄長野線 湯田中


信濃竹原1431-(長電長野線319)-湯田中1440


0045.jpg
駅舎に観光案内所が併設された湯田中は、
湯田中渋温泉郷の最寄駅であると共に、
志賀高原への玄関口でもあり、
駅前からバスが接続しています。
▲19.12.13 長野電鉄長野線 湯田中

0046.jpg
こちらは1927年(昭和2年)に建てられた
かつての旧・駅舎で、
歴史深い趣が感じられる木造建築
(国の登録有形文化財に登録)。
(´ω`)シブイ
現在は展示会や発表会など
地域の交流施設(楓の館)として活用され、
また、軒を連ねるように
温泉施設(楓の湯)が隣接しています。
今回は私も足湯を利用させていただきました。

0047.jpg
旧・駅舎側のホームに残されていた案内標。
そこには今は無き木島線や屋代線方面を表すものも
併記されています。
(ノ∀`)ナツカシス
▲19.12.13 長野電鉄長野線 湯田中

0048.jpg
湯田中からの帰りに乗るのは
元・JR253系「成田エクスプレス」で
現・2100系の特急「スノーモンキー」。
(゚∀゚)オッ!
側面は色が変更されていますが、
正面はほぼ前職(JR時代)のまんまです。
赤い顔はりんごカラーというより、
温泉に入って赤くなったおさるさんの顔?
@(・ェ・)@ウキ
▲19.12.13 長野電鉄長野線 湯田中

0049.jpg
車内もほとんど「成田エクスプレス」のまま。
これがフリーきっぷで乗り放題だし、
普通乗車券にプラスする特急券の場合でも、
特急料金は全区間100円ですから、
なんともリーズナブル!
(個室料金は一室1000円)
(´艸`*)オトク♪

0050.jpg
そんな「スノーモンキー」のなかで遅い昼食。
駅のまわりで名物などを探したけれど
とくに目ぼしいものが無く、
駅前のコンビニで肉まんとビールを
買い込んできますた・・・。
( ̄  ̄;)ニクマソ…

0051.jpg
夕空に浮かび上がる北信の山々。
車窓にこの景色を眺めながらの飲み鉄は
最高のひと時です。
[★]ヽ(>∀<*)クゥーッ!
▲19.12.13 長野電鉄長野線 桜沢-都住
(車窓から)

0055.jpg
さらにふと思い立ち、
途中駅の小布施で下車。
ε=┌(*゚д゚)┘オリル!
街なかのお店で、
ご当地産の栗を使った
栗ジェラートをいただきます。
お口に広がる栗の甘い風味にほっこり♪
(*´v`*)ホッコリ♪

0053.jpg
小布施の構内には、
かつて特急列車として活躍した、
長電の名車(自社発注車)
2000系(D編成)が静態保存されています。
現行の特急(1000系や2100系)ほど
豪勢な内装ではないけれど、
回転式クロスシート(非リクライニング)を
装備していた当車も、
特急にふさわしい乗り心地の車両でした。
(*´ω`*)ナツカシス
▲19.12.13 長野電鉄長野線 小布施

0056.jpg
日が暮れた小布施から
普通列車で長野に帰ります。
カエロ…((((o* ̄-)o
車両は朝にも乗った
鉄道むすめラッピングの8500系。
▲19.12.13 長野電鉄長野線 小布施


写真を羅列したダイジェストでお送りしましたが、信濃竹原から下り普通列車で終点の湯田中へ (゚ー゚*)ユダナカ。国の重要文化財に登録されている木造建築の旧・駅舎を眺めたり (「゚ー゚)ドレドレ、駅隣の温泉施設で足湯に浸かったりしたのち (*´∀`*)アッタカ♪、湯田中から乗る上り列車に選んだのは、元・JR253系「成田エクスプレス」で、現・2100系の特急「スノーモンキー」ヽ@(´ェ`*)@ノウキー♪。豪勢なリクライニングシート(湯田中寄りの1号車のみ)に身を委ねると、ロングシートの普通列車(3500系、8500系)とはまたちがう、優雅な旅情が感じられます (σ´∀`)σイイネ〜♪(普通列車もローカル私鉄らしい素朴さが味わい深いんだけどね)。
当初はこのまま長野まで当列車を乗り通すつもりだったのですが、ちょっと遅めにとった昼食がコンビニの肉まん(と缶ビール)という侘しいものだったこともあり ( ̄~ ̄;)ニクマソ…、何か沿線の名物らしいものがいただきたくなって、ふと途中下車してみたのは栗の名産地で知られる小布施 (゚ー゚*)オブセ。そこで「小布施栗のジェラート」なる小洒落たモノを味わい (゚д゚)ウマー!、栗菓子の名店(小布施堂さんね)でお土産を物色してから σ(゚・゚*)ンー…、夕暮れ時に長野ゆきの上り普通列車へ乗り込みました ...(((o*・ω・)o。
温泉での全身入浴でなく足湯、名物料理と言えるほどのものではないジェラートと、なんだか中途ハンパ感は否めないものの (^^;)ゞポリポリ、あくまでも個人的には“長電沿線ぶらり旅”をそこそこ堪能し、あとはもう単純に長野へ戻るだけ カエロ…((((o* ̄-)o 。
ところが、乗っていた上り列車が途中駅の須坂に停車したとき、スマホに目をやっていた私が何気なく顔を上げると (=゚ω゚=*)ンン!?、反対のホームに見えたのは・・・えっ、日比谷線!? Σ(゚□゚(゚□゚*)ナ、ナニーッ!!


0057.jpg
須坂に日比谷線が
イタ━━━(Д゚(○=(゚∀゚)=○)Д゚)━━━ッ!!!
▲19.12.13 長野電鉄長野線 須坂

0058.jpg
宵の口の須坂に佇む“すっぴん”の3500系。
ホームの照明を受けて
艶やかな車体を輝かせる同車は、
まさに“地下鉄日比谷線”を彷佛とさせる姿です。
▲19.12.13 長野電鉄長野線 須坂


なんと、なんと、そこには例の“すっぴん3500系”こと、O2編成が停まっているじゃありませんか!(*゚ロ゚)ハッ!。これを目にした私は思わず座席から飛び上がり、乗っていた列車を降りてしまいました ε=┌(*゚д゚)┘オリルッ!。
私が最後に目にしたお昼ごろの信濃竹原以降、当編成を使った団体列車がどのような経路や時間配分の行程を走行したのかサッパリわからないし、オデコの方向幕(行き先)が「回送」表示なので、ひょっとしたら構内の入換え作業中だったのかもしれませんが(先述したように須坂には長電の車両基地がある)、何にしても偶然にふたたび出会うことができたなんて、超サプライズ w(*゚o゚*)wオオー!。これぞ鉄運降臨!ヒャヒャヒャ(゚∀゚≡゚∀゚)ヒャヒャヒャ。
晴天の日差しを受けて輝くステンレスボディも美しいけれど、日暮れ後の駅で照明に照らされるこのギラギラ感もまた、たまらんなぁ・・・:*・+(0゚・∀・)ペカペカ+・*:。むしろこのほうが、“元・地下鉄”らしさを感じます。
わずか数分後にはホームから車庫へと引き上げてしまったO2編成。最後にもう一度撮影できたのは、とてもとても嬉しい収穫となりました (゚ノ∀`゚)゚ヨカッタ。


0059.jpg
入庫した3500系を見送ったのち、
次にホームへ入ってきた長野ゆきは、
元・小田急ロマンスカーの
1000系「ゆけむり」でした。
これに乗れるのもラッキー。
(o ̄∇ ̄o)ラキー♪

▲19.12.13 長野電鉄長野線 須坂


かつての日比谷線時代を思わせる“すっぴん”姿となった3500系O2編成を撮るため、久しぶりに訪れた長野電鉄 (゚ー゚*)ナガデソ。
定期運用の普通列車でなく、行程がよくわからない団体列車での運行に、はたして捕まえられるのか不安を感じて σ(・ω・`)ウーン…、守りに入ったような定番の撮影ポイント(朝陽)ではあったものの、快晴順光という絶好の条件でお目当ての「マッコウクジラ」を捕鯨・・・もとい、撮影することができて大満足 ヽ(´▽`)ノワーイ♪。さらに信濃竹原での交換シーンや、偶然に出会えた夜の須坂、また、O2編成ではないけれど夜間瀬の鉄橋で撮れた3500系など、この成果には有給休暇を取ってまで駆けつけた甲斐がありました ・:*:・(゚ノ∀`゚)゚ヨカッタ・:*:・。
そして撮り鉄だけでなく乗り鉄のほうでも、3500系や8500系の普通列車、2100系の特急「スノーモンキー」、1000系の特急「ゆけむり」と、考えてみたら現行で活躍する4形式すべてに乗ることができて、譲渡車の車種が豊富な長電の魅力を存分に満喫 (*゚∀゚)=3ハァハァ!。
なんだか不吉な(?)感じがした“13日の金曜日”だったけれど ψ(`∇´)ψウケケケケ、天候にも鉄運にも恵まれた気がする、満足度の高い一日でした マンゾク♪(*⌒∇⌒*)マンゾク♪。


0060.jpg
終点の長野に到着した「ゆけむり」。
(・ω・)トーチャコ
フリーきっぷを活用した
鉄分の濃い旅ができました。
▲19.12.13 長野電鉄長野線 長野


湯田中1534-(長電 A特急スノーモンキー)-小布施1555
小布施1652-(長電長野線)-須坂1700~1713-(長電 A特急ゆけむり)-長野1730

須坂から1000系の特急「ゆけむり」に乗って20分弱、朝に出発した長野へと戻ってきました (=゚ω゚)ノ タライマ。
これで長電の旅は終了となりますが、今日は週末の金曜日ですから、このまま新幹線で東京に帰っちゃうのはちょっともったいない (-`ω´-*)ウム。せっかくなので私は翌日の土曜日も鉄旅を続けるべく、今宵は長野にて宿泊することとしました (σ´∀`)σイイネ~♪。


0061.jpg
さ、長野の居酒屋さんで打ち上げ~♪
カンパーイ♪(〃゚∇゚)ノC凵☆
馬刺しやサーモン(鱒)、野沢菜など
信州の名物をいただきます。
馬刺しだけに“ウマ”いっ!
ウマ(゚д゚)ウマー!
合わせたのは信州の地酒で
口当たりのよい真澄など。
∪ヽ(>∀<*)クゥーッ!



・・・続きます (~▽~*)ウィッ。