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関東鉄道竜ヶ崎線・・・キハ532形 撮影記 [鉄道写真撮影記]

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2020.06.20 関東鉄道 竜ヶ崎
ミニ路線の旧型ディーゼルカー
キハ532形 撮影
 
 
緊急事態宣言の解除後もしばらく続いていた、都道府県をまたぐ移動の自粛要請。それを受けて東京都民の私はできるだけ行動範囲を都内で収まるように心がけていましたが、その“都県またぎ”も6月19日をもって解除され ☆.(○≧ω')b オケ!、引き続きコロナ対策を意識しながらも、ようやく狭い都内から解放されることとなりました ε-(´∇`*)ホッ。

都県またぎの移動が可能になったら、ここにも、あそこへも行きたい・・・と、鉄ちゃんとして訪れたいと思っていた場所はいろいろとあるけれど σ(゚・゚*)ンー…、私が何処よりも先にいくべきところは、両親の住む千葉県柏市の実家 (-`ω´-*)ウム。
先日の拙ブログでも少し触れましたが、世間がコロナ禍で大変な事態となっているさなか、心臓に疾患のある父親が生死を左右するといっても過言でない大きな手術を受けました。本来であれば身内である私は、万が一の事態に備えて病院内で待機すべきなのですが、都県外移動の自粛を頑なに守った・・・ということではなく、病院側よりコロナの感染リスクを踏まえて、術中に院内で待機できるのは家族一人のみと要請され、基本的に術前や術後のお見舞いもできません。そのような事情から院内待機は千葉の実家で父と暮らす母にお願いし、私は都内に留まって成功を祈るばかりでしたが、無事に手術が成功してホッと一安心。おかげさまで予後の経過もよく、順調にリハビリを行い、手術から半月ほどで退院できました。現在の父は自宅で療養しています。

そんななか、はれて都県外またぎの移動が可能となった週の土曜日、私は父の様子を伺いに千葉の実家へ向かうこととしました。ちょうど翌日の日曜日(6/21)は「父の日」ですしね (゚ー゚*)チチノヒ。

でも、その前にちょっと“寄り道”(?)を・・・((((o* ̄-)o


6月20日(土)


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爽やかな青空のもと、
上野で発車を待つE531系の常磐線。
▲東北本線 上野


梅雨の中休みか、きれいな青空の広がる晴天となった土曜日 (´▽`*)イイテンキ♪。
移動自粛が解除されてから最初の週末ということもあり、特急列車や新幹線が発着する上野駅のコンコースには大きなキャリーバックを引いた家族連れなどが多く見られます。このぶんだと私が乗る常磐線の土浦ゆき普通列車もけっこう混むかな?とくに週末の朝の下り列車は、ふだんならゴルフ客が目立つんですよね σ(゚・゚*)ンー…。しかしその予想に反して、乗り込んだ車内はガラガラ ( ̄  ̄;)ガラガラ。まだ感染を恐れて電車で出かけることをためらう人や、ゴルフ場などもコロナの影響があるのでしょうか。


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私が乗った常磐線の下り列車は
上野を発車した時点で一両が貸し切り状態。
(・ω・)ポツン
次駅の日暮里で何人か乗られてきましたが、
それでも下車駅までずっと
ボックス席を一人で占領できました。


中距離仕様で編成の一部にボックスシート(クロスシート)が備わっている常磐線のE531系。移動自粛中は通勤などで利用するロングシートの電車ばかりだったので、ボックスに座って車窓を眺めるのも久々の感覚です (´ー`)シミジミ。そして上野から走ること20分、やがて列車は都県境となる江戸川を鉄橋で渡り、東京都から千葉県へと入りました (゚∀゚)オッ!。


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江戸川を渡って
東京都から千葉県へ・・・
...(((o*・ω・)o
▲常磐線 金町-松戸(車窓から)


千葉県といっても房総半島のような自然豊かなところでなく、私が成人になるまで過ごし、いまも実家のある柏は、都心から電車でわずか30分程度のところに位置する、東京近郊のベッドタウン (゚ー゚*)カシワ。緊急事態宣言による外出自粛が要請されていたさなかでも、仕事など各々のやむを得ない事情により、毎日何万もの人が柏と都内のあいだを行き来していたことでしょう。それほど首都圏と密接な関係にある地域です (-`ω´-*)ウム。
そんな東京の延長のような土地柄、これまでの私は柏にたいして故郷(ふるさと)という意識があまり高くなく、都会の雑踏から離れた地方に田舎(故郷)のある人たちがどこか羨ましいと思うこともあります(帰省ラッシュなどは大変でしょうけど)。私の故郷・・・というか実家は、帰ろうと思えばいつでもひょいっと帰れるところにある、近場の気楽な感覚でした ε=(=゚ω゚)ノ ヒョイ。
ところが、コロナウイルスの感染拡大により、都県をまたいでの移動を控えるよう要請される事態となり 乂`・д・´)ダメッ!、隣県でいつでも行けるハズの千葉に、柏に、実家に、不要不急では行くことができなくなってしまった (゚ー゚;)マジカ…。日本では都道府県境を強行封鎖するような処置はできず、あくまでも要請なので、事実上は都県をまたぐ移動が不可能ではないのですが、もしも自分がウイルスの感染者だったら・・・と考えると、やはり安易な行動は取れなくなります (゚ペ)ウーン…。とくに病を抱えた父は免疫力も低下していますから、実家へ帰るわけには行きません(もちろん、父の容態をはじめ、実家のほうに何か緊急事態があれば、それこそ急を要することなので、すぐに駆けつけるつもりでしたが、幸いにもそのようなことはありませんでした)。この数か月間は、越すに越されぬ江戸川、近くて遠い千葉県・・・でした ヽ(´д`;)チバ…。
そして全国的な感染者数の減少にともなう緊急事態宣言の解除(東京はあいかわらず多いけれど・・・)、都県またぎの移動自粛要請も先日にようやく解かれ、きょう久しぶりに乗った常磐線 (*´∀`)ノ゙オヒサ。その車窓を眺めていると、馴染みのある景色と些細な変化の気づきに嬉しさが込みあがり、さらに柏が近づくにつれて緊張感のような胸の高まりを覚える (`・v・´;)ドキドキ。いままでこんなに意識したことは無かったけれど、これがまさに故郷へ帰るという気持ちなのかも知れないな・・・と思うと、感慨深いものがあります (´ω`)シミジミ。


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上野から30分で柏に到着。
なんと私の知らぬ間(コロナ自粛の間)に
常磐線ホームの発車メロディが
当地をホームタウンとするJリーグチームの
柏レイソルの応援ソングに変更されていますた。
(゚o゚)オッ!
(今まではご当地仕様でない、ふつうのメロディ)
▲常磐線 柏(車窓から)


そんな我が故郷(調子のいいことw)、柏に到着した常磐線の列車ですが (=゚∇゚)ノ゙タライマ!、私はここで下車せず、さらに乗り続けます ( ̄△ ̄;)エ?。
先述しているとおり、この日いちばんの目的はもちろん、父の見舞いで実家を訪れることですが、事前に連絡を取ったところ、予後の経過は順調なものの、まだ長く話したり起き上がったりするのは辛いようで、私には様子見程度でほんの少し顔を出してくれればいいと言われました |ω・)チラッ。むしろ、ずっと居られると気を使って疲れちゃうのかもしれませんね σ(・∀・`)ウーン…。
ならば実家には夕方くらいに(あえて“柏ふう”にいえば、“パンザマスト”が鳴るころにw)顔を出すとして、それまでの時間はせっかく都県またぎが解除されたことですし、“撮り鉄”を楽しんでみようと思います (・∀・)イイネ。


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柏を出ると車窓には、
父がお世話になった病院が見えます。
あらためて車窓越しに感謝。
“(人ω´-*)カンシャ
▲常磐線 柏-北柏(車窓から)

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利根川を渡り、
千葉県から茨城県へ・・・
...(((o*・ω・)o
▲常磐線 天王台-取手(車窓から)

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取手で見かけた関東鉄道・常総線のキハ2200形。
クリーニング屋の広告ラッピングのようですが、
車体にどーんとデザインされた黒ウサギが
インパクトあります。
(゚ー゚*)クロウサ
▲常磐線 取手(車窓から)

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取手を過ぎると車窓に広がるのは
のどかな田園風景。
(´ー`)マターリ
ちなみに常磐線はこの付近で
直流と交流の電源切換を行なう
「デッドセクション」を通過します。
▲常磐線 取手-藤代(車窓から)


柏からさらに北のほうへ向けて進み続ける常磐線、今度は利根川を渡って千葉県から茨城県に入りました ...(((o*・ω・)o。都県またぎが解禁されたばかりで一気に二県越えとは、なんと大胆な(笑)(゚∀゚)アヒャ☆。いっそこのまま当線をず~っと乗り継いで行って、今春の3月に震災と原発事故による長期運休からの復旧を果たした、福島県の富岡〜浪江まで行ってしまおうか・・・との考えもよぎりますが σ(゚・゚*)ンー…、そんな遠出をしてしまっては、実家への“お見舞いついで”という域を超えてしまいます (^^;)ゞポリポリ。福島へ行くのはまたの機会とし、私が下車したのは茨城に入って3駅目の佐貫(さぬき)改め、龍ケ崎市(りゅうがさきし)。


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上野から50分、柏から20分、
列車は龍ケ崎市に到着。
はて、常磐線にこんな駅があったっけ?
(゚ー゚?)オヨ?
▲常磐線 龍ケ崎市


到着前の車内に流れる「次は龍ケ崎市です」という自動案内放送を聞いて、新鮮に感じる龍ケ崎市 (゚∀゚)オッ!。というのも当駅はこれまで、開業時に存在した村名に由来する「佐貫」という駅名でしたが、今年の3月より現在の市名に見合った「龍ケ崎市」に改名されたのです(佐貫村自体は、遥か昔の1954年(昭和29年)に当時の龍ケ崎町に編入)( ̄。 ̄)ヘー。JRに嘆願するほど、市としては念願の改名だったようですが、コロナ騒動の渦中に実施されたために記念行事はすべて中止となってしまったそうな ( ̄∀ ̄;)アラマ。ちなみに当駅が佐貫だった時代には、マザー牧場の最寄駅である内房線の佐貫町(千葉県)と誤認して訪れる人もいたとのことですが ボクジョー(゚Д゚≡゚Д゚)ドコ?、駅名の改称でそのようなことも無くなるでしょうか。

しかし、常磐線の改札口を出ると、そこに掲げられていたのは・・・(=゚ω゚=*)ンン!?


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写真の右奥のほうに見えるのは
JR常磐線の龍ケ崎市の駅名。
いっぽう、左手前には佐貫駅の表記が・・・
(・・?)アリ?


「関鉄 佐貫駅」の案内板 (゚ー゚*)サヌキ。
当駅にはここまで私が乗ってきた常磐線のほかにもう一路線、関東鉄道(関鉄)の竜ヶ崎線が発着しており、この案内板はそれを表すものなのですが、新駅名への変更をうっかり忘れている? (ノO`)アチャー・・・というわけでなく、改名したのは常磐線のほうだけで、関鉄の駅は今も変わらず佐貫のままなのです ( ̄△ ̄;)エ?。
まあ、そりゃそうだろうな・・・という理由は後述するとして、この関鉄の竜ヶ崎線こそ今回の私が撮り鉄を目的に訪れた路線で、件の案内板に従って構内を進むと ...(((o*・ω・)o、その先の竜ヶ崎線ホームに待っていたのは、いかにもローカル線らしいシンプルな塗り分けが施された、単行の気動車(ディーゼルカー)(゚∀゚*)オッ!


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JR龍ケ崎市駅の東口に隣接した
商業施設の一角にある、
関東鉄道・竜ヶ崎線の佐貫。
券売機や窓口のある有人駅ですが、
改札口にはIC乗車券に対応した、
簡易自動改札機が設置されています。
(*・∀・)つ[西瓜] ピッ
▲関東鉄道竜ヶ崎線 佐貫

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一面一線の竜ヶ崎線ホームには、
クリーム色のシブいディーゼルカーが
カラカラというアイドル音を響かせて待機中。
(´ω`*)シブイ
▲関東鉄道竜ヶ崎線 佐貫


ゴーサンニ、イタ━━━━m9( ゚∀゚)━━━━ッ!!
この昭和レトロな雰囲気の漂うディーゼルカーが、私のお目当てであるキハ532形です (≧∇≦)シブイッ!。
当形は車体こそ1981年(昭和56年)に新製されたものですが(それでもじゅうぶん古い)、各所に元・国鉄キハ20系(1950年代から60年代にかけて製造)の廃車発生品となった機器を流用しており、私のようなオールドファンにはたまらない味わい深さを醸し出しています (*゚∀゚)=3ハァハァ!(エンジンも元はキハ20から受け継いだDMH17Cでしたが、2012年の更新工事でDMF13HZに換装)。
ちなみに現在の竜ヶ崎線は平成生まれのキハ2000形(後出)が本来の主力で、古いキハ532形は予備車的な扱いになっているのですが (゚ー゚*)ヨビ、機器を錆び付かせないための稼働なのか、それともファンサービスなのか、毎週土曜日の9時過ぎから15時過ぎまで定期的に運行され、これを目的に週末の当線を訪れる鉄ちゃんも少なくありません (´▽`*)キハキハ。かく言う私もちょくちょく撮影に訪れています (^_[◎]oパチリ。ただしキハ532形は一両のみの生き残りゆえ、運悪く車両検査などの週にあたると予告なくキハ2000形に差し替えられることもあるのですが(私も過去にフラれた経験アリ (´д`;)アウ…)、今日は予定どおり動いていてよかった ε-(´∇`*)ホッ。

まもなく発車時刻となり、キハ532形はエンジンをふるわせて佐貫をあとにしました (/*´∀`)o レッツラゴー♪。


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冷房装置は搭載されているけれど、
今は車内換気で窓が開けられており、
天井では扇風機がぶんぶん回っています。
その扇風機には国鉄キハ20系の名残である、
「JNR」の国鉄マークが見られました。
(ノ∀`)ナツカシス

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車端部に設置された、
なんともシンプルな次駅案内表示。
駅は・・・3駅だけ?
( ̄△ ̄;)エ?


茨城県南部の地方私鉄、関東鉄道の竜ヶ崎線は、佐貫と竜ヶ崎(りゅうがさき)のあいだを結ぶ非電化単線のローカル線で、その距離は全線でわずか4.5キロ、駅数は起点と終点を含めてもたったの3駅しかない、ミニ路線です Σ(゚∇゚;ノ)ノ ミジカッ!。関鉄といえば、常磐線の取手を起点に、守谷、水海道、下館方面へ伸びる、全長51.1キロの常総線(じょうそうせん)もあり(さっき車窓から見えた黒ウサギの列車)、それと比べたら短い竜ヶ崎線は支線的な印象なのですが、もともと開業時は別会社だった歴史を持つ両線(常総線は常総鉄道、竜ヶ崎線は竜崎鉄道)に接続点は無く、それぞれ独立した運行形態となっています ( ̄。 ̄)ヘー。
なお、ここまで読んでいて、ちょっと引っ掛かっている方もおられるかと思いますが、同じ読みの「りゅうがさき」でも、龍ケ崎市の市名は「龍」の字、竜ヶ崎線の線名や竜ヶ崎の駅名には「竜」の字が用いられます (゚ー゚*)ドラゴン。そして常磐線の佐貫が龍ケ崎市に改名される以前から、竜ヶ崎線には竜ヶ崎の駅が存在しており(そもそも昔からの龍ケ崎の中心市街地はこちらのほうが近い)、今回の改名では竜ヶ崎との混同を避けるため、JRの駅名は龍ケ崎に“市”を付けて対応し、関鉄では変えずに佐貫のままとしています (´ω`)ナルヘソ。


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佐貫の周辺は住宅街ですが・・・
▲関東鉄道竜ヶ崎線 入地-佐貫
(後方の車窓から)

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すぐにのどかな風景となる
竜ヶ崎線の沿線。
(´ー`)マターリ
▲関東鉄道竜ヶ崎線 入地-佐貫
(後方の車窓から)


古びたディーゼルカーが震わすエンジン音と、車窓に流れるのどかな風景。外出自粛要請で都内に封じ込められていたときには味わえなかった、ローカル線らしい旅情が感じられます。キハ532形の座席は通勤型電車と同じロングシートだけど、それでもやっぱりディーゼルの列車はいいものだなぁ・・・+。:.(´ω`)シミジミ.:。+゚。
ちなみに私の実家のある千葉県の非電化ローカル線といえば、いすみ鉄道小湊鐵道が思い浮かびますが σ(゚・゚*)ンー…、千葉県北部に位置する柏だと、この茨城県の関東鉄道(常総線・竜ヶ崎線)のほうが近くてアクセスもよく、実家へ行くついでに寄りやすい (・∀・)イイネ。柏は千葉っていうより、俗に言う「チバラキ」(千葉県北部と茨城県南部を掛け合わせた造語)なんだよね ( ̄∀ ̄*)チバラキ。
キハ532形の乗り心地を噛み締めつつも、乗車時間はわずか4分、私はせわしなく次駅の入地(いれじ)で下車。当駅は全3駅しかない竜ヶ崎線において、唯一の中間駅です。


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佐貫からひと駅、
列車を降りたのは入地。
(・ω・)トーチャコ
駅舎がないホームのみの簡素な無人駅で
(ホーム上に待合室はある)、
降車客は私のほかにいませんでした。
▲関東鉄道竜ヶ崎線 入地

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入地は「地力を付けて、入学する」とかけて、
受験生に縁起のいい駅名なのだそうな。
( ̄。 ̄)ヘー


上野0825-(常磐2341M)-龍ケ崎市0916…佐貫0934-(竜ヶ崎線21)-0937

すべてが龍ケ崎の市内に収まる竜ヶ崎線の3駅のうち、佐貫は常磐線の利用者が多い新興住宅街、竜ヶ崎は古くから地域の商業地として栄えた龍ケ崎の中心として、それぞれに街なみが形成されていますが、その中間にある入地のまわりは田畑が広がり、のんびりとした空気が流れています (´ー`)マターリ。そのような開けた場所は列車を撮るのにも適していて、いい感じの“撮り鉄スポット”が近辺に点在 (・∀・)イイネ。短い区間をおおむね30分間隔でピストン運行*しているキハ532形を、散歩気分で沿線を歩きながら気楽に撮影してみようと思います テクテクε=ε=ε=┌(*・∀・)┘。
(*本線内に列車交換施設を持たない全線1閉塞の竜ヶ崎線では、一本の車両(今回の例ではキハ532形)のみが往復運行)


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田園のなかに伸びる農道を
てくてくとお散歩。
コロナ禍で出歩けなかったあいだに、
青苗がだいぶ生長しましたね。
今シーズンは田植え前の水鏡
見ることができなかったなぁ・・・。
σ(・∀・`)ウーン…

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うねった農道がいい感じだったので、
立ち止まってパチリ。
(^_[◎]oパチリ
単行のキハ532形が
リズミカルなジョイント音を響かせて
走り抜けてゆきました。
▲関東鉄道竜ヶ崎線 入地-竜ヶ崎

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上空に架線などが張られていない
非電化ローカル線は、
まわりののどかな風景と相まって、
空が高く感じます。
(´▽`*)イイテンキ♪
▲関東鉄道竜ヶ崎線 入地-竜ヶ崎

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キハの背景に沸き上がる
もくもくの入道雲。
今年もまた暑い季節がやってきましたね。
(A;´・∀・)ゞアチアチ
▲関東鉄道竜ヶ崎線 佐貫-入地

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列車を待つあいだ、
遊び相手になってくれたカエルさん。
w<' ω '>w ケロ
人差し指で背中を突っついたら
水田に向かってぴょ〜んとダイブ。

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そんなカエルさんの目線は
こんな感じかな
・・・と、ローアングルで撮影。
緑のじゅうたんの向こうに
クリーム色のキハが現れました。
▲関東鉄道竜ヶ崎線 入地-竜ヶ崎

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夏空、青田、蛙の鳴き声、
そして単行のディーゼルカー。
ローカル線という舞台には、
気分を和らげる効果があります。
(´ー`)マターリ
▲関東鉄道竜ヶ崎線 佐貫-入地

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遮断機や警報機の無い簡素な踏切は、
ローカル線の象徴?
のんびりムードでも、
渡る時はしっかりと左右を確認。
ミギヨシ(゚.゚*三*゚.゚)ヒダリヨシ
▲関東鉄道竜ヶ崎線 佐貫-入地

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夏草に埋もれても、
キハの歩みをしっかりと導く
二条の鉄路。
▲関東鉄道竜ヶ崎線 竜ヶ崎-入地


わずか4.5キロの竜ヶ崎線。その沿線には壮大な海が広がるわけでも、雄大な山が望めるわけでもなく、地方に行けばどこででも見られそうな田園風景があるだけですが、この数ヶ月ものあいだ自然に乏しい東京都内から出られなかった者にとって、この素朴な田舎風景は癒し効果が絶大 +。:.(´ω`)シミジミ.:。+゚。コロナ禍での自粛疲れが一気に吹き飛びます ε-(´∇`*)ホッ。もちろんキハ532形というレアな車両に対する趣味的な関心は高いけれど、それよりもこの穏やかな空気感を求めて私はここに引き寄せられた、そういっても過言ではないかもしれません o~((((~´∀`)~フラフラ~。実家へ行くついでで気軽にここへ立ち寄れるとは、個人的に嬉しい存在の路線だとあらためて思います (-`ω´-*)ウム。
そしてキハ532形を狙った撮影のほうも、この日は晴天の夏空に恵まれて、鮮やかな青田が広がる風景のなか、気持ちよくシャッターを切ることができました (^_[◎]oパチリ。久しぶりとなるローカル線のディーゼルカー撮影は、気分も成果も大満足です ヨカッタ♪(*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。


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入地のホームに立つ掲示板には、
待ち合わせなどの伝言でなく、
コロナに対する応援メッセージが
数多く見られました。
▲関東鉄道竜ヶ崎線 入地


このあとの予定の時間配分を考えて、入地での撮影は午前中いっぱいで終了 (´w`*)ドツカレサン。
でも、すでに路線全体の半分の位置まで来たのですから(たった3駅しかないけど)、せっかくなので残り半分の区間にも乗って(あと1駅だし)、終点の竜ヶ崎へ行ってみましょう。それくらいは時間に余裕があります...(((o*・ω・)o。


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先ほどまで撮影していた青田を
今度は車窓から望みます。
あけた窓から入る初夏の風が心地よい。
彡(*´∀`)彡
▲関東鉄道竜ヶ崎線 入地-竜ヶ崎
(車窓から)

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右手に車両基地が見えると、
まもなく終点の竜ヶ崎。
(゚∀゚)オッ!
▲関東鉄道竜ヶ崎線 入地-竜ヶ崎
(車窓から)

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街の中心に近い竜ヶ崎の駅は、
関鉄・竜ヶ崎線の前身、竜崎鉄道によって
1900年(明治33年)に開業。
現在の駅舎は1974年(昭和49年)に改築された
二代目だそうです。
( ̄。 ̄)ヘー
▲関東鉄道竜ヶ崎線 竜ヶ崎


入地1158-(竜ヶ崎線31)-竜ヶ崎1202


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公道から車両基地を覗いてみると、
主力形式であるキハ2000形が二両留置されています。
そのうちの一両(キハ2002)は
龍ヶ崎市のゆるキャラや名物などがデザインされた、
地域PRの「まいりゅう号」。
(゚ー゚*)マイリュー
▲関東鉄道竜ヶ崎線 竜ヶ崎機関区
(公道から撮影)


終点の竜ヶ崎までは、入地から4分、佐貫から乗り通したとしても7分ほどで到着 (・ω・)トーチャコ。
当駅の構内には竜ヶ崎線の車両基地である竜ヶ崎機関区が併設されており、鉄ちゃんにとって竜ヶ崎線探訪の見どころのひとつ (゚∀゚*)オオッ!(敷地外の公道からも車両が覗けます。もちろん構内は立ち入り厳禁)。今日のそこにはキハ532形に運行をまかせて休んでいる、二両のキハ2000形(キハ2001、キハ2002)が留置されていました (=゚ω゚)ノ゙ヤア。先述したキハ532形の運行日(毎週土曜の9時過ぎから15時過ぎまで)以外の竜ヶ崎線は基本的に、このキハ2000形で運転されます。逆にいえばふだんの平日などでも、この竜ヶ崎機関区まで来れば、動きはしないものの留置してあるキハ532形の姿を見ることができるハズ (´ω`)ナルヘソ。
そんな竜ヶ崎に私は、竜ヶ崎線を終点まで乗ることと、竜ヶ崎機関区をのぞき見ることが目的で訪れましたが、いまの時間はちょうどお昼時 (›´ω`‹ )ハラヘタ…。当地といえば、街おこしを目的として広まった「龍ケ崎コロッケ」が名物なので、ランチにそれをいただこうと思います (゚¬゚)ジュルリ。


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龍ケ崎の街なかで見られた、
龍ケ崎コロッケ」の幟旗。
(゚-、゚)コロッケ…
龍ケ崎はご当地コロッケの草分け的存在で、
昨年には「全国コロッケフェスティバル」も
開催されたそうです。
( ̄。 ̄)ヘー
ちなみに幟の右下に描かれているのが、
龍ケ崎のゆるキャラ「まいりゅう」。

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駅近くのお蕎麦屋さんでいただいた
コロッケ定食。
コロケ(゚д゚)ウマー!
いちおうスマホで見たサイト
龍ケ崎コロッケ推奨店を参考にしたのですが、
実は龍ケ崎コロッケに明確な定義は無いようで、
とくに食材を拘ることなく、
作り方もそれぞれのお店で自由みたい。
(ポテトコロッケ、クリームコロッケ、ライスコロッケ、
和風、洋風、イタリアンなど、なんでもあり)
( ̄△ ̄;)エ
揚げたてホクホクのジャガイモコロッケは
ふつうに美味しかったけれど、
これといった特徴は感じられなかったな・・・。
しいて言えば、懐かしいおふくろの味(笑)

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撮り鉄、乗り鉄、
さらに名物のコロッケも堪能して、
竜ヶ崎線の旅を終えました。
(*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪
▲関東鉄道竜ヶ崎線 佐貫


竜ヶ崎1335-(竜ヶ崎線37)-佐貫1342

名物の「龍ケ崎コロッケ」(というか、ふつうのコロッケ定食)を味わったのち マンプク()´З`)=3、竜ヶ崎からふたたびキハ532形の列車に7分ほど揺られて、常磐線と接続する佐貫(龍ヶ崎市)に戻ってきました (=゚ω゚)ノ゙タライマ。
あとはここから常磐線の上り列車で実家のある柏へと向かう予定ですが、その前に近場でもう一カ所だけ、龍ケ崎市を訪れたこの機会に立ち寄りたい場所があります。今からそこへ行けば、時間的にちょうどタイミングがいいころだな・・・
σ(゚・゚*)ンー…。竜ヶ崎線に別れを告げて、私は龍ヶ崎市の駅から常磐線の線路に沿った道を下り方向へ歩き出しました ...(((o*・ω・)o。


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がっつりと食べたコロッケ定食、
その腹ごなしの散歩に、
今度は常磐線の沿線をてくてく。
テクテクε=ε=ε=┌(*・∀・)┘
横をE531系の普通列車が通過してゆきます。
▲常磐線 牛久-龍ケ崎市

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おや、ヤギさん、こんにちは。
(=゚∇゚)ノ゙チワ
ちなみにワタクシは山羊座よん。
( ̄ω ̄*)メェェ

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目的地はこんな場所。
踏切脇の小高い丘を上がると、
そこから列車がスッキリと望めます。
(゚∀゚*)オオッ!
▲常磐線 牛久-龍ケ崎市(後追い)


照りつける西日に早くも夏の暑さを感じつつ、駅から歩くこと30分 ε-(´o`;A アチ…。私がやってきたのは常磐線の龍ケ崎市と牛久(うしく)の駅間にあり、丘に上がる斜面から少し高い目線で列車をスッキリと撮ることができる、撮り鉄のお立ち台的な有名撮影ポイントです (・∀・)イイネ。この区間の常磐線にはE531系の普通列車のほか、E657系の特急「ひたち」、「ときわ」なども走っていますが、私のお目当ては一日に一往復だけ運転されている、マニアックなこの列車 (=゚ω゚=*)ンン!?。


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2車体連結の重量級電機・EH500形が、
小さなタンク貨車を引き連れて走りゆきます。
通称・安中貨物、
窓まわりの黒色に精悍さを感じる若番の9号機が
本日の牽引を担当しました。
(゚ー゚*)キンタロ
▲常磐線 牛久-龍ケ崎市


安中貨物が撮れました〜!ヽ(´▽`)ノワ~イ♪
軽やかに走るステンレスの普通列車と違い、轟音を響かせてゆっくりと直線上に現れたのは、エンジ色の電気機関車が煉瓦色のタンク車を牽いた、シブい見た目の貨物列車 (≧∇≦*)シブイッ!。貨物のタンク車というと一般的には石油やガソリンを運ぶことで知られていますが、この煉瓦色の小さなタンク車(タキ1200形)は金属亜鉛の製錬過程で生成する“亜鉛焼鉱”を輸送する特殊なもので ( ̄。 ̄)ヘー、小名浜製錬所のある福島県の泉(いずみ)と安中製錬所のある群馬の安中(あんなか)のあいだを、常磐線~武蔵野線~高崎線~信越本線経由で運転されていることから、その目的地にちなんだ通称は「安中貨物」(5094レ)(゚ー゚*)アンナカ。亜鉛輸送の貨物列車は全国的にも当列車しかない珍しいもので、とくに貨物ファンには注目度の高い存在となっています (´ω`)ナルヘソ。
今回の私は、龍ケ崎市から歩けるところにあるお立ち台で狙うのに、時間的なタイミングもちょうどよかったことから(現地に着いて10分後(14:18)に通過した)、竜ヶ崎線探訪のオマケとして当列車を撮影してみました (^_[◎]oパチリ。牽引機のEH500形がちょっとレアな二次形の9号機だったのはラッキーだけど (゚∀゚)オッ!、通過時に流れ雲で日差しが遮られたのはアンラッキー・・・(´д`;)アウ…。ま、マンダーラにならなかっただけ、ヨシとするか。

これですべての撮影が終了です (´w`*)ドツカレサン。


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常磐線の上野ゆきの上り普通列車で、
龍ケ崎市から柏に向かいます。
...(((o*・ω・)o
▲常磐線 龍ケ崎市


都県またぎの自粛要請が解除され、あくまでも退院した父のお見舞いついでですが、久しぶりに東京を脱出した鉄活動(撮り鉄・乗り鉄)ε=┌(*゚д゚)┘イクゼ!。私が仕事以外の趣味で都外へ出たのは、能登半島の七尾線富山の路面電車を目的とした3月末の北陸遠征以来となる三ヶ月ぶりのことで σ(゚・゚*)ンー…、今回は関東近郊の龍ケ崎という近場ではあるものの、広い田園で青苗の若々しい匂いをかぎながら撮ったローカル線のディーゼルカーは、コロナ自粛で溜まった鬱憤を晴らすのにじゅうぶんな開放感を覚えました ヽ(´▽`)ノスッキリー♪。梅雨の中休みの晴天に恵まれたのもラッキーだったと思います (o ̄∇ ̄o)ラキー♪。
まだコロナウイルスが終息したわけではなく、引き続き感染防止につとめる必要はありますが、それを意識しつつ鉄ちゃんとして少しでも地方の観光産業などに貢献できるよう、今後は徐々に行動範囲を広げていければと考えています (-`ω´-*)ウム。

さて、龍ケ崎市から上りの常磐線に乗って、柏に着いたのは15時半。父には夕方に顔を出すと伝えていたので、ちょうどいい時間かな ъ(゚Д゚)ナイス。きょう撮った竜ヶ崎線や安中貨物の写真を、鉄道好きな父への手みやげにして(ほかのモノも持っていったけど)、私は足早に実家へと向かうのでした ...(((o*・ω・)o。


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地下鉄千代田線に直通する
常磐緩行線(各駅停車)に乗り継いで、
実家最寄りの南柏に到着。
車両は東京メトロの16000系でした。
(゚ー゚*)マンロク
▲常磐線 南柏

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先日にリニューアルすることが発表された
首都圏近郊の駅スタンプ。
とくにこれといった名所がない南柏は
常磐線の209系1000番台中央線に転属済みw)
がデザインされていて、
鉄ちゃんには受けがよかったようですが、
変更後はどんな絵柄になるのでしょう。
σ(゚・゚*)ンー…


龍ケ崎市1510-(常磐422M)-柏1528~1532-(1516S)-南柏1534