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鶴見線・・・90周年ヘッドマーク 撮影記 [鉄道写真撮影記]

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2020.12.29 鶴見線
祝・開業90周年!
記念ヘッドマーク 撮影
 
 

年末年始には一週間の仕事休みをいただきましたが(12/29〜1/3)(´ω`*)オヤスミ、コロナウイルスの陽性者数が一向に減らず、政府主導による旅行・観光事業支援策の「GoToトラベルキャンペーン」が一時中止され、都知事さんからは「いつもの年とは違う年末年始の認識を」と呼びかけられたこともあり ( ̄  ̄;)コロナ…、私はとくに例年のような撮影旅行の計画は立てませんでした (・ε・`)シャーナイネ。
もちろん「GoTo」の恩恵を受けなくても宿泊はできるし、“基本的な感染対策に個々がしっかりと気を配れば” \_(`・д・)ココ重要、旅行に出かけても大丈夫だと個人的には思います。ただ、やはりどこか“後ろめたさ”とまではいかないけれど気乗りがせず、せっかくの旅行がじゅうぶんに楽しめないような感じ σ(・∀・`)ウーン…。そういう気分の時って撮影の成果も挙がらないものなんですよね (´д`;)アウ…。それなら旅はまた事態が落ち着いたときに出ればいい。いかにも“不要不急”じゃないし (-`ω´-*)ウム。
ぶっちゃけ、陽性者数が圧倒的に多い関東近郊に留まるのが、はたして得策なのか疑念がぬぐえないところですが "o(-ω-;*)ウゥム…、まあ、のんびりと近場で休みを過ごすのも悪くないかもしれません (´ー`)マターリ。

とはいえ、休みの間じゅう家にず〜っと引きこもっていたのでは逆にストレスが溜まるし ε-(≡"≡;*)モヤモヤ…、運動不足や“鉄分”不足にもなってしまうので ゴロゴロ〜⊂^⌒⊃_д_)⊃ゴロゴロ〜、そこは適度に近場(関東近郊)での“撮り鉄”を楽しむこととしました (・∀・)イイネ。もちろん、感染対策をしっかりとして・・・(`・ω・´)キリッ!。


12月29日(月)


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夜明け前の静かな東京駅で発車を待つ、
東海道線のE231系。
このホームから中距離列車に乗ると、
たとえ遠出しなくても旅情が高まります。
(*゚v゚*)ワクワク♪
▲20.12.29 東海道本線 東京


プラットホームを吹き抜ける風が冷たい、早朝5時過ぎの東京駅 {{{(>_<+)}}}サブッ!。
JR全線の普通列車・快速列車が一日じゅう乗り放題となる「青春18きっぷ」を手にして私が乗りこんだのは、当駅を5時20分に発車する東海道線の沼津ゆき普通列車(321M)...((((*・ω・)つ[18]。これを皮切りに東海道線を何本も乗り継いでいけば、名古屋に11時過ぎ、大阪には14時過ぎに着くなど、長距離移動の手始めに私がよく利用するおなじみの列車で、また、私と同様に「18きっぷ」を使って移動する人たちによって、例年の今ごろはけっこう混雑する列車です ( ̄。 ̄)ヘー。
しかし今シーズンの年末年始は、コロナ禍における旅行や帰省の自粛が求められたためか、車内は空席が目立つような状態(最後部の10号車)( ̄  ̄ )ガラガラ。そして私の乗車区間も今回は物足りないくらいの短距離で、日の出を迎える前に着いた下車駅は小田原のひと駅手前に位置する鴨宮(かものみや)(゚ー゚*)カモ。


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東京から一時間ちょっと、
神奈川県小田原市の鴨宮で下車。
当地は東海道新幹線の開業前に
実験線(モデル線)の鴨宮基地があったことから、
「新幹線の発祥地」とされており、
駅前には記念碑が建てられています。
(・o・*)ホホゥ
・・・って、その記念碑を撮り忘れたけど。
人( ̄ω ̄;)スマヌ
▲20.12.29 東海道本線 鴨宮


東京0520-(東海道321M)-鴨宮0638

鴨宮の駅から歩くこと15分ほどで目的地の撮影ポイントに到着 (・ω・)トーチャコ。
小田原の界隈へ私は先月(11月)にも、伊豆箱根鉄道・大雄山線(だいゆうざんせん)の事業用車両・コデ165形を撮りに訪れていて (^_[◎]oパチリ、近隣の鴨宮にはどことなく既視感のようなものを覚えるけど σ(゚・゚*)ンー…、今回撮影する路線は東海道線です ( ̄  ̄*)トカセソ。


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この日の当地の日の出は6時50分。
撮影ポイントへ着いたと同時に
太陽が顔を出しました。
(つ▽≦*)マブシッ!
薄雲があるものの、天気はよさそう。

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んで、撮影ポイントはこんなところ。
東海道線を跨ぐ陸橋上の歩道から
おもに上り列車を狙います。
(「゚ー゚)ドレドレ
▲20.12.29 東海道本線 鴨宮-国府津


それにしても7時前に現地入りとはまた、ずいぶんと朝早いのですが (*´0)ゞ。oOフワァァ…、この時間帯の東海道線で、しかも年内(2020年)はもう今日までしか走らず、かといって特別な臨時列車などではない、そんななんとも絡みづらい(?)列車が私のお目当て (゚Д゚)ハア?。
いったいそれは何なのかというと・・・まずはその“前哨戦”として、カメラを構えた向きとは逆の方(上り方)から、独特なモーターの唸り音が聞こえてきました (=゚ω゚=*)ンン!?。


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朝日が一日の始まりを告げるころ、
都心への通勤ラッシュに備えて、
二階建て車両の回送列車が下ってゆきます。
▲20.12.29 東海道本線 鴨宮-国府津
(後追い)


カオナシ、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
車両前面のデザインがのっぺりとした面長な印象から、“カオナシ”(ジブリ映画の「千と千尋の神隠し」に出てくるキャラクター)のあだ名で呼ばれているのは 【〒_〒】カオナシ、通勤ラッシュ時における着席定員の増加を目的とした“オール二階建て構造”の215系(ただし、両端の先頭車は機器の関係から一階席がなく、二階席と平屋席のみ)。
いま下り線(小田原・熱海方面)を回送列車で通過した当編成は、この先の小田原ですぐに折り返し、着席制有料通勤列車の「湘南ライナー(6号)」として上りの東京方面へ向かいます (・o・*)ホホゥ。その送り込みにあたる下りの回送列車は、本番(営業運転)前の“前哨戦”というワケ (´ω`)ナルヘソ。
そして、10分後・・・(゚∀゚)オッ!


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通勤客を乗せて東海道線を駆け上がる、
215系の「湘南ライナー」。
前後の両端に動力車を集中させた
独特な編成のモーター音が、
朝の湘南に響きます。
▲20.12.29 東海道本線 鴨宮-国府津


カオナシ、ふたたび!(笑)【〒_〒】ノ゙ヤア
そう、今回の私が東海道線を訪れた目的は、この「湘南ライナー」の撮影なのですが (^_[◎]oパチリ、当列車は小田原をはじめとした神奈川県西部の湘南地域から東京都心へ向かう通勤客をおもな利用対象としたもので、当然ながら出勤時間を意識しているために上り列車が運転されるのは朝の早い時間帯(いっぽう、下りは夜の退勤時間帯)、しかも基本的に土休日は走らず、“平日のみ”の設定となっています (・o・*)ホホゥ。これがなかなか東海道線沿線以外の者にとっては撮りづらい存在 ( ̄ヘ ̄)ウーン…。
しかし、私は会社の都合で火曜日である29日の今日から休みに入ったけど (´ω`*)オヤスミ、JRをはじめとした多くの鉄道会社は本日までが平日ダイヤとしており(翌30日から1月3日までは休日ダイヤ)、「湘南ライナー」も平常通り運転 (゚∀゚)オッ!。私にとって今日という日は当列車を撮る絶好の機会となったわけです ъ(゚Д゚)ナイス。
ちなみに上の写真を見て、列車の背景に写る富士山にお気づきでしょうか (=゚ω゚=*)ンン!?。上りの終着駅が東京(一部は品川どまり)の「湘南ライナー」は、もちろん都内でも手軽に撮影することができて、それならば何も早起きして鴨宮まで足を延ばす必要はないのですが (´・ω`・)エッ?、できれば「湘南ライナー」と富士山のコラボが撮りたくて私はこの場所を選びました (・∀・)イイネ。


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少し霞み気味ですが、
朝日でほんのりと赤くなった富士山。
(´▽`*)フジサン♪
今シーズンはまだ雪が少ないですね・・・。
(12/29現在)

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富士山が望める跨線橋、
その下を国鉄特急型の185系が
通過してゆきます。
(゚ー゚*)イッパゴ
編成への影落ちがちょっと、
いや、かなり気になるところだが・・・。

σ(・∀・`)ウーン…
▲20.12.29 東海道本線 鴨宮-国府津
(後追い)


215系「湘南ライナー」の通過からしばらくして、今度は特急「踊り子」号でおなじみの185系が、やはり「回送」の表示で小田原方面に下ってゆきました (゚ー゚*)イッパゴ。これも最初に撮った215系の回送列車と同じく、小田原で折り返して「湘南ライナー」となる編成の送り込み (・o・*)ホホゥ。実は「湘南ライナー」には215系と185系の二形式が使用されており、国鉄特急型好きの私にとっては、どちらかというと185系のほうがターゲットの本命です (*`・ω・´)-3フンス!。
だんだんと日が高くなるにつれて、線路わきの建物の影が目立つようになってきたけど (´д`;)マンダーラ…、背景に富士山が写し込める条件で185系の「湘南ライナー」が撮れるのであれば、多少のことには目をつぶりましょう (-`ω´-;)ウ、ウム。

駄菓子菓子(だがしかし)・・・( ̄△ ̄;)エッ…


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あああああ、富士山に雲が・・・
ヽ(´д`;)アア…


日が昇って気温も上がったからか、それまで見えていた富士山のまわりに雲がもくもくと湧きだして ヽ(´д`;)アア…、185系の「湘南ライナー(12号)」が通過する10分前には完全に山頂が隠されてしまいました チ━━━━(_ _|||)━━━━━ン。ああ、何ともしょっぱい富士山の塩対応・・・(´・ω・`)ショボーン。
こりゃ、富士山が見えないのに山バックの構図で撮ったって意味がないし、編成写真でまとめるにも建物の影落ちが煩わしくて絵的にかなり苦しい条件です (-"-;*)ウググ…。ただ、幸いなことに前から二両目くらいまでは影が干渉せず、線路へきれいに日が当たっているので σ(゚・゚*)ンー…、ここは思い切って撮り方を転換 (`・д・´ノ)ノ チェイング!。
そんな私の直前のドタバタなど知る由もなく アセアセヾ(*д*ヾ三ノ*д*)ノアセアセ、185系の「湘南ライナー」は涼しい顔をして(?)定刻に現れました ε-(°ω°*)キタッ!。


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“かもめの水兵さん”がデザインされた
「湘南ライナー」のイラストマーク。
「踊り子」で見慣れた185系の表情とは
また違った印象が感じられます。
2020年最後の上り「湘南ライナー12号」を
眩しい朝日が照らしました。
▲20.12.29 東海道本線 鴨宮-国府津


朝日を浴びたイッパーゴ(185系)の横顔が凛々しいっ!。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。
同じ「湘南ライナー」でも215系には見られない、185系ならではのヘッドマークは、セーラー帽をかぶった“カモメの水兵さん”のイラストが海辺の街の湘南をポップに表していて、かわいいデザインじゃないですか (゚ー゚*)ジョナサン。着席制有料通勤列車、いわゆる“通勤ライナー”の草分け的存在である、東海道線の「湘南ライナー」。そのデビュー当時はこのイラストマークを見て、“カモメの水兵さん”だと湘南というより横須賀ってイメージのほうが強いよな・・・なんて個人的には思ったものでしたが σ(゚・゚*)ンー…、30年以上も経つと「湘南ライナー=カモメ」はすっかり定着して違和感もなくなりました (=´ω`=)シックリ。
そして撮り方は、富士山が隠れてしまったため、急きょ先頭部の流し撮りにシフトしたけれど【◎】]ω・´)パチッ!、実はこの「湘南ライナー」は来春(今はもう年が明けたから今春ね)の3月に行われるダイヤ改正を前に、新たな特急列車「湘南」への格上げによる廃止が決定しているため (。´・ε・`。)ハイシ…、ヘッドマークの絵柄を目立たせた記録という点においては、案外この撮り方でよかったのかもしれません (・∀・)イイネ。富士山が見えなくなった苦しい状況なかで、良好な日差しだけでも活かせたベターな選択をしたと思います ε-(´∀`*)ホッ。

これで「湘南ライナー」の撮影は終了です (´w`*)ドツカレサン。


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なお、補足ですが、
平日朝に上り6本が設定されている
「湘南ライナー」のうちの半数は、
この撮影ポイントだと撮りにくい
貨物線経由となっているため、
撮影の際には注意が必要です
(おはようライナー新宿も同様)。
\_( ゚ロ゚)ココ重要!
これは貨物線のほうを走る
185系の「おはようライナー新宿26号」。
この時は富士山が見えていたんだけどね・・・。
(^^;)ゞポリポリ
▲20.12.29 東海道本線 鴨宮-国府津


さて、朝の通勤時間帯の「湘南ライナー」を撮り終わっても、時刻はまだ8時半。
せっかく「18きっぷ」を使って来ているので (*・ω・)つ[18]、当初の計画ではここ鴨宮から東海道線をさらに下り、伊豆箱根鉄道・駿豆線(すんずせん)の富士山バックか、あるいは伊豆急線の海景色か、そのあたりで引き続き185系の「踊り子」を記録しようと考えていたのですが σ(゚・゚*)ンー…、ご覧のとおり富士山はすっかり雲隠れしてしまったし (・ε・`)チェ、遠目に見ると相模湾や伊豆半島のほうも雲が多そうで (≡"≡;*)モヤモヤ…、そちらへ行くのをちょっとためらいます σ(・ω・`)ウーン…。
それならば、もう185系は今日の撮影候補から外し (´σД`)ヤメピ、あまり天気に左右されないような画づくりができて、なおかつ鴨宮からそう遠くなくスムーズに移動できる、別の路線へ向かうことにしました コッチ…((((o* ̄-)o 。


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鴨宮のホームに入ってきた上り列車。
ふだんの平日なら通勤客で混む時間帯ですが、
今日はもう休みに入っている会社が多いのか、
車内は空いていました。
▲20.12.29 東海道本線 鴨宮


鴨宮から乗った東海道線の宇都宮ゆき上り普通列車(上野東京ライン経由、宇都宮線直通)は、その前を走る先行列車が車両点検を行った影響で約20分の遅延 (´д`;)アウ…。これくらいの遅れはたいしたことではないけれど、富士山の雲隠れの件といい、なんだか今日は流れが悪い気がするなぁ・・・(・ε・`)チェ。いや、いかんいかん、コロナ禍でのストレスが響いているのか、ほんの些細なことでついネガティブな気分になってしまう ( ̄  ̄|||)ドヨーン。いい流れをつかむには気持ちを前向きに持たなきゃね (`・∀・´*)シャキッ!。
横浜で東海道線から京浜東北線の北行電車(東京、大宮方面ゆき)に乗り換えて、私が下車したのは鶴見(つるみ)。鉄道好きの人ならばこの駅名を聞いて、もう次の展開が読めた方も多いでしょう σ(゚・゚*)ンー…。


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鴨宮から神奈川県内を東へ進み、
京浜東北線に乗り換えてやってきたのは
横浜市鶴見区の鶴見。
(゚ー゚*)シンゴ
▲20.12.29 東海道本線(京浜東北線) 鶴見

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京浜東北線のホーム(右手)から階段を上がり、
コンコースの向こうに見える改札を通ります。
...(((o*・ω・)o
ここで下車して駅の外へ出るのでしょうか?


京浜東北線のホームからコンコースへ上がると、駅の出口とは別にもうひとつの改札口が設置されています (=゚ω゚=*)ンン!?。この改札の向こうにも電車が発着するホームがあり、そこから出ているのが鶴見を起点とする鶴見線です (゚∀゚*)オオッ!。
ちなみにJRと私鉄など、別会社の乗り換えでは連絡口に改札(いわゆる中間改札)があるのをよく見かけるけれど、鶴見を発着する京浜東北線も鶴見線も同じJR東日本の路線で、本来なら改札を通る必要はないように思われるのですが σ(゚・゚*)ンー…、これは鶴見線がその昔、“鶴見臨港鉄道”という私鉄の路線だった名残りであり(1943年に国有化)、また、鶴見線内は鶴見を除いて基本的に無人駅であるため、この中間改札で運賃精算をする仕組みとなっています ( ̄。 ̄)ヘー。「18きっぷ」を使用している私は、有人窓口で券面を提示して改札を通過 ...((((*・ω・)つ[18]。


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頭端式、二面二線の鶴見線ホーム。
それを覆うように設けられた独特な天井にも、
かつての私鉄っぽさがうかがえます。
(´ω`)シミジミ
▲20.12.29 鶴見線 鶴見

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現在の鶴見線で使われているのは
山手線などのお古を当線用に改造した、
3両編成の205系1100番台。
(゚ー゚*)ニマゴ
黄色と水色が鶴見線のラインカラーです。
▲20.12.29 鶴見線 鶴見


詳しくは後述しますが、ひとつの路線でありながらいろいろな行き先がある鶴見線。ホームに待機していた次の列車は途中駅どまりの浜川崎(はまかわさき)ゆきですが、とりあえず私はそれに乗り込みました (/*´∀`)o レッツラゴー♪。


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鶴見を出た鶴見線はしばらく進むと、
京浜東北線や横須賀線、東海道線、東海道貨物線、
さらには京浜急行の線路をひとまたぎして、
南方の工場地帯に向かいます。
▲20.12.29 鶴見線 鶴見-国道
(車窓から)


鶴見線は横浜市鶴見区の鶴見を起点に、弁天橋(べんてんばし)、浅野(あさの)、武蔵白石(むさししらいし)、浜川崎などを経て、川崎市川崎区に位置する扇町(おうぎまち)までを結ぶ7.0キロの“本線”と、途中の浅野で分岐して海芝浦(うみしばうら)に至る1.7キロの“海芝浦支線”(通称)、武蔵白石で分岐して大川(おおかわ)に至る1.0キロの“大川支線”(通称)から成る、首都圏の電車特定区間に属する通勤路線です (・o・*)ホホゥ。本線が短いわりに二つもの支線を擁しているのは、当線が工場地帯や倉庫街、運河や港湾が入り組んだ独特な場所(京浜工業地帯)に敷かれているからで、旅客用の支線以外にも貨物線や工場への引き込み線も数多く分岐しています ( ̄。 ̄)ヘー(すべての線路が使われているのかどうか分からないけど)。そのため、本線のみならず支線への直通列車や、時間帯による利用者のニーズに合わせた途中駅どまり(武蔵白石ゆきや浜川崎ゆきなど)が設定されていて、行き先も多様化しているのです (´ω`)ナルヘソ。
お世辞にも空気がいいとは言えない無機的で殺風景な工場地帯を走り、なんだか行き先もややこしくて利用しづらそうに感じる鶴見線ですが σ(・∀・`)ウーン…、むしろそのマニアックなディープさこそが当線の魅力であり (*゚∀゚)=3ハァハァ!、私のような鉄ちゃんだけでなく、最近は工場や運河の夜景を目的に訪れる方も多いと聞きます ( ̄。 ̄)ヘー。


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鶴見に掲げてあった鶴見線の路線図。
右の赤いラインが本線(鶴見〜扇町)、
中央の黄色いラインが大川支線(武蔵白石〜大川)、
左の青いラインが海芝浦支線(浅野〜海芝浦)。
現在は支線を含めていずれも鶴見発着で運行。
なお、大川支線の正式な分岐点は武蔵白石ですが、
当支線への直通列車は武蔵白石が通過扱いとなるため、
路線図では安善が列車の接続駅となっています。


そんな鶴見線は、1930年(昭和5年)に前身の鶴見臨港鉄道が旅客営業を開始してから、今年(2020年)で90周年の節目を迎えました (*゚▽゚)/゚・:*【祝・90ネソ】*:・゚\(゚▽゚*)(路線自体の開業は1924年(大正13年)ですが、当時は貨物専用線)。
それを記念して当線を走る205系の一部の編成には“記念のヘッドマーク”が掲げられており (゚∀゚)オッ!、私が「湘南ライナー」の撮影後に鶴見線へと転戦してきたのはそれがお目当てです (・∀・)イイネ。ちなみにヘッドマークのデザインは全部で三種類(+α?)があるそうで、私はとくにそのうちの一つがどうしても撮影したいんですよね・・・σ(゚・゚*)ンー…(なお、ヘッドマーク付きの運用はとくに公表されていません)。
実をいうと、今日から三日前の土曜日(26日)にも私は鶴見線を訪れて、記念ヘッドマークの付いた編成をためしに待ってみたのですが、残念ながら見事に空振り (´д`;)アウ…。いちばん撮りたいヘッドマークを選ぶどころか、マークの付いた当該編成は一本も運用に入っておらず、三本とも弁天橋の車庫(鶴見線営業所)でお休みしていました ⊂^⌒⊃_д_)⊃ クカーッ…。つまり今日の再訪はヘッドマーク撮影の“リベンジ”といったところでしょうか リベンジ!(*`・ω・´)-3。
しかし、いま私が乗っている浜川崎ゆきの下り列車(T15編成)にもヘッドマークは付いていない (・ω・`)ゞウーン。なんだか三日前のデジャブを見ているかのようなイヤな流れのなか(またネガティブ思考 ^^;)、とりあえず撮影に適した場所でほかの列車を待ってみることにします (゚- ゚)マツワ。下車したのは鶴見からひと駅目の国道(こくどう)。


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国道はその駅名どおり、
駅近くで鶴見線と国道15号線が交差しています。
(゚ー゚*)コクドーノツマ
そして開業時から大きく変わらないといわれる
当駅の高架下は昭和の面影が色濃く残されており、
そこはまるで映画のセットのようなエモい雰囲気。
(≧∇≦)エモイッ!
▲20.12.29 鶴見線 鶴見


鴨宮0836-(東海道1568E)-横浜0948(20分遅れ)~0950-(京浜東北922B)-鶴見1000~1010-(鶴見1013)-国道1012

鶴見線の205系(鎌倉車両センター中原支所・鶴見線営業所所属)は全部で9編成(3両編成が9本)。ヘッドマーク付きの確率は単純計算で三分の一となるのですが σ(゚・゚*)ンー…、先述したとおり鶴見線は工場への通勤輸送を主体とした路線で、平日の朝夕こそ列車の運行本数が多いものの、日中の閑散時間帯はわずか二本の編成だけで支線を含めた全線をまかなっています(二運用)( ̄△ ̄;)エッ…。
ということは、乗ってきた列車(浜川崎ゆきのT15編成)のほかに、いま動いている編成はあと一本だけ。それにもヘッドマークが無ければ、三日前の前回に続き今日もまた空振りに終わります (´д`;)アウ…。何としても“連敗”は避けたいところで、もうヘッドマークの絵柄を選り好みしている場合じゃなくなってきましたが、はたして次の上り列車は・・・ (°_°;)ゴクリ。


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国道のホームに入ってきた
鶴見ゆきの上り列車。
その205系のお顔はヘッドマークのない
“すっぴん”!?
(*ノωノ)イヤン
▲20.12.29 鶴見線 国道


ああ、ヘッドマーク、ないじゃん orz。
空振り三振でゲームセットか? チ━━━━(_ _|||)━━━━━ン。
いや、まて、振り逃げ・・・・じゃなくて、振り返るんだ (・△・*)エ?。なぜなら件のヘッドマークは編成の前後に付けられているのでなく、片側の扇町方(下り方)のみ (*゚ロ゚)ハッ!。この上り列車でいうと後ろ側です (ω・´)彡クルッ。


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国道を発車してカーブを進む
鶴見ゆきの205系。
その後ろ姿には優雅に飛ぶ鶴の絵が
描かれていました。
▲20.12.29 鶴見線 国道(後追い)


ヘッドマーク、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
一瞬、空振りかと思われましたが、振り逃げ成功で出塁!? (゚∀゚)アヒャ☆
走り去っていく後ろ側には、鮮やかな青地に白い鶴のイラストが施されたヘッドマーク(後ろだからテールマークか)が、しっかりと掲げられているではありませんか w(゚0゚*)w オォー!!。これは“鶴は千年(生きる)”という長寿の縁起物と、鶴見線の“鶴”をかけたものだと思われますが (゚ー゚*)ツル、鉄ちゃんとしてこの絵柄を見ると、まるでかつての寝台特急「はくつる」のヘッドマークを彷彿とさせて、遊び心が感じられる楽しいデザインですよね (*゚ω゚)ハクツルッ!。やっと撮ることができた記念ヘッドマークに嬉しさがこみ上げます ・:*:・(゚ノ∀`゚)゚ヨカッタ・:*:・。これでリベンジを果たせた?
でもね、贅沢を言わせていただくと、私がいちばん見たかったのは、この絵柄じゃないんだよなぁ・・・σ(・∀・`)ウーン…。稼働している二運用のうち、一本が“すっぴん”(マークなしのT15編成)、もう一本が「はくつるマーク」(T18編成)なので、お目当てのヘッドマーク編成は今日も車庫で休んでいるってことか ( ̄  ̄;)オヤスミ…。


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国道から乗る扇町ゆきの下り列車は
鶴見で折り返してきた「はくつるマーク」。
(=゚ω゚)ノ゙タライマ
▲20.12.29 鶴見線 国道

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国道を出ると下り列車はすぐに
鶴見川を渡ります。
ここを越えると工場地帯。
▲20.12.26 鶴見線 国道-鶴見小野
(車窓から)

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鶴見小野と弁天橋の駅間で
車窓の左手に見えるのが、
鎌倉車両センター中原支所・鶴見線営業所。
日中は多くの205系が休んでいます。
あ、ヘッドマーク付き・・・。
(; ̄▽ ̄)ア…
▲20.12.29 鶴見線 鶴見小野-弁天橋
(車窓から)


やはりというか当然ながら、稼働していない二本のヘッドマーク付き編成(T14・T16編成)は、列車の車窓から覗いた車庫の構内に留置されているのが確認できました ( ̄  ̄;)イタ…。この状況、いちばんのお目当て(私好みの絵柄)は動いてないけど、別の絵柄であれヘッドマーク付きが一種類(はくつる)でも撮れることをヨシとすべきか? (´〜`;)ウーン。
なんとも煮え切らない気持ちのまま、とりあえず私はそのまま本線の扇町ゆきに乗り続けます ...(((o´・ω・)o。せっかくなら終点まで乗り通して、少しでも「18きっぷ」の有効性を活用しなきゃ (´∀`;)セコイ(ちなみにウチの最寄駅から鴨宮までの単純往復だけで、いちおう一回分のモトは取れている)。なんなら、支線の終点にあたる海芝浦と大川も往復しちゃう? (σ´∀`)σイイネ。ただし、大川支線は朝夕の時間帯しか列車が設定されておらず、次の列車は今から約6時間後の17時過ぎまで無いんだよね ( ̄  ̄;)ロクジカン…。これもまた“都会のローカル線”と呼ばれる鶴見線の特徴 (-`ω´-*)ウム。


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弁天橋と浅野の駅間で見かけた
謎のトンネル?
ヘ(゚д゚)ノ ナニコレ?
これは線路やホーム、架線、トンネル等の
保守点検用訓練施設で、
「横浜ベイサイドトレーニングセンター」。
▲20.12.29 鶴見線 弁天橋-浅野
(車窓から)

0030.jpg
本線と海芝浦支線が分岐する浅野。
手前が本線ホームで、
向こうへカーブしてゆくのが海芝浦支線。
終点の海芝浦のホームは湾岸にあり、
日本一海に近い駅とも言われています。
(゚ー゚*)ウミシバ
▲20.12.29 鶴見線 浅野
(車窓から)

0031.jpg
工場地帯を流れる運河を渡る鶴見線。
並行する線路は貨物線です。
▲20.12.29 鶴見線 浅野-安善
(車窓から)

0032.jpg
武蔵白石の手前で右に分岐するのは大川支線。
(゚ー゚*)オーカワ
以前は写真にうつるカーブの横に
武蔵白石の大川支線用ホームがあったのですが、
使用する車両が更新された際、
短いホームに列車の長さが対応できなくなり、
当該ホームは廃止(撤去)。
現在はひと駅手前の安善が
案内上の大川支線の接続駅とされています
(正式な分岐駅は武蔵白石のまま)。
( ´_ゝ`)フーン
▲20.12.29 鶴見線 安善-武蔵白石
(車窓から)

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0035.jpg
南武線の浜川崎支線と接続する浜川崎。
ただし、両線のホームは構内でつながっておらず、
いったん改札を出てから一般道を横断して
それぞれに乗り換えるという変わった仕組み
(右の階段が鶴見線のホームにつながるもので、
左の奥に見えるのが南武支線の駅)。
これも鶴見の中間改札と同様、
かつて鶴見線が私鉄だったことを表す名残りです。
( ̄。 ̄)ヘー
ちなみにこの写真は
最初にマークを狙いに来た日(26日)に撮ったもので、
そのときは南武線経由で鶴見線に入りました。
▲20.12.26 鶴見線 浜川崎

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令和への改元の際に話題となった
昭和(しょうわ)。

ただし昭和という元号が駅名由来ではなく、
この駅の近くに昭和電工(旧・昭和肥料)の
工場があることから付けられたそうです
(その企業名は元号が由来かも知れないけど)。
▲20.12.29 鶴見線 昭和
(車窓から)

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運河沿いにそびえるプラント群。
このあたり(昭和〜扇町)は
工場風景を眺める定番スポットなのだとか。
(「゚ー゚)ドレドレ
夜景を鶴見線の車内から見るのも
面白そうですね。
(・∀・)イイネ
▲20.12.29 鶴見線 昭和-扇町
(車窓から)

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国道からわずか15分ほどの乗車時間ですが、
鶴見線ならではの濃密な車窓風景を堪能し、
終点の扇町に到着。
(・ω・)トーチャコ
▲20.12.29 鶴見線 扇町

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ちなみにこの扇町には
餌付けされた猫が多く見られ、
“猫が集まる駅”として知られています。
この日も何匹かのニャンコが、
列車の乗客を出迎えてくれました。
(=゚ω゚)ノ゙ヤア
▲20.12.29 鶴見線 扇町

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ニャンコも鶴見線の90周年をお祝い?
(=ΦωΦ=)ニャア
▲20.12.29 鶴見線 扇町


国道1032-(鶴見1007)-扇町1047


0041.jpg
扇町で折り返して、
次に列車を降りたのは浅野。
乗ってきた「はくつるマーク」付きの編成が
発車してゆくところを後追いでパチリ。
(^_[◎]oパチリ
(遮断機が開いた構内踏切から撮影しています)
▲20.12.29 鶴見線 浅野

0042.jpg
浅野は本線と海芝浦支線の分岐駅で、
駅舎はその二股の部分に設置されています。
当駅の駅名は鶴見臨港鉄道の設立者である
浅野総一郎の名字が由来。
(゚ー゚*)ダブルアサノ
▲20.12.29 鶴見線 浅野


扇町1050-(鶴見1006B)-浅野1059

本線を扇町まで乗り通したのち、折り返しとなる鶴見ゆきの上り列車で戻ってきたのは イッタリo(゚д゚o≡o゚д゚)oキタリ、海芝浦支線が分岐する浅野 (゚ー゚*)アサノ。ここから次は海芝浦方面に向かおうかと思い、駅に掲げられた時刻表で接続列車を確認すると、そこにはこんな貼り紙・・・というか、補足の時刻表が掲示されています (=゚ω゚=*)ンン!?。


0043.jpg
時刻表に貼られていた補足情報。
12月29日(火)って、今日だよね。
σ(゚・゚*)ンー…


その告知を要約すると、「きょう12月29日は鶴見〜海芝浦で二往復の臨時列車が運転される」とのこと (*・`o´・*)ホウ。
これは何のための臨時列車かと言うとおそらく、年内最後の出勤日で仕事納めとなる本日は、午前中のみで仕事を切り上げる会社や工場が多いようなのですが (o ̄∇ ̄o)ハンドン、通常ダイヤの海芝浦支線だと日中時間帯の列車本数が極端に少ないため(一時間から一時間半に一本)、今日に限って退勤時間に合わせた列車を増発するものだと思われます(沿線企業からの要請かも)( ̄、 ̄*)ナルヘソ。
ということは、いま定期運用に就いている二本の編成(T15、T18編成)に加えて、臨時にもう一本が弁天橋の車庫から出てくるハズ エッ!(゚Д゚≡゚∀゚)マジ!?。私はこの紙を見るまで臨時列車の増発をまったく知らなかったけど、これはなにか“鉄運のニオイ”がするじゃありませんか・・・( ̄・・ ̄)クンクン。そこで海芝浦に向かうのはやめにして(ぶっちゃけ、海芝浦へは三日前にも行ってるし)、ここ浅野でその臨時列車が来るのを待ってみることにしました (*`・ω・´)-3フンス!。
ちなみに海芝浦ゆきの臨時列車ならば海芝浦付近でも撮れるように思えますが、まわりを工場の敷地に囲まれている海芝浦は工場関係者以外が駅から外へ出ることができないため 乂`・д・´)ダメッ!、撮影するなら浅野に留まっていたほうが撮りやすいし、本線と支線の分岐を眺めるのも面白い (・∀・)イイネ。


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本線の定期運用に就いている
「はくつるマーク」(T18編成)が
鶴見で折り返して戻ってきました。
(=゚ω゚)ノ゙タライマ
この複雑な分岐の線路配置が
いかにも鶴見線らしい。
(*゚∀゚)=3ハァハァ!
▲20.12.29 鶴見線 浅野


まずは「はくつるマーク」を付けた編成の浜川崎ゆきが、“ガタガタン、ガタガタン”と音を立てて分岐点を通過し、本線を直進してゆきます ...(((o*・ω・)o。この一枚だけでも支線や貨物線が複雑に入り組んだ鶴見線らしさが表れていい感じなのですが、私の意識はすでに次の列車にあります (`・v・´;)ドキドキ。「はくつる」のあとに続行でやってくるのが件の臨時列車。はたして、お目当ての編成はそれに入ってくれるだろうか・・・八(゚- ゚)オネガイ!。
やがて分岐器(ポイント)が切り替わって海芝浦方面への信号が青になり、まもなく構内踏切の警報機が鳴動しました。
そして現れたのは・・・(*゚ロ゚)ハッ!。


0045.jpg
・:*:・:(*゚Д゚*)キタコレ:・:*:・
(見えた瞬間の喜びを表現したカットw)

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直進する本線に対して、
右のほうに折れる海芝浦支線。
列車は車体をくねらせて
ゆっくりと慎重に分岐器を渡ります。
▲20.12.29 鶴見線 浅野


もうひとつのマークが撮れました〜!ヽ(´▽`)ノワ〜イ♪
線路の先にその姿が見えた瞬間、ファインダーを覗きながら思わず「ビンゴ!」とつぶやいてしまったほど、一気に上がった私の高揚感 ε-(°ω°*)ビンゴ!。やはり睨んだとおり、出庫してきた臨時列車にはヘッドマーク付きの編成(T16編成)が充当。しかも、これこそ私がいちばん撮りたかった絵柄のヘッドマークじゃありませんか!・:*:・:(*゚Д゚*)キタコレ:・:*:・。「はくつるマーク」を“振り逃げ”での出塁に例えたなら、こちらは逆転の“タイムリーヒット”か!?(☆∀☆)カキーン☆


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205系のT16編成に付けられた
鶴見線90周年の記念ヘッドマーク。
そこにはあの懐かしの名車が描かれています。
ところでこのマークのデザイン、
何となく見覚えあるような気がする?
▲20.12.29 鶴見線 浅野


念願だった私好みのヘッドマーク (゚ノ∀`゚)ウレシ。そこには、海芝浦支線の湾岸を走っているところか、もしくは本線の運河を渡るところでしょうか、水辺をゆく“茶色い電車”のサイドビューが描かれています。このモチーフとなった車両は、かつて鶴見線で活躍していた、旧型国電(旧型車)の“クモハ12形”ではないでしょうか (゚∀゚*)オオッ!(いや、73形かな?)。
以前にも拙ブログでご紹介したことがありましたが、私にとって鶴見線のクモハ12形は、戦前生まれの旧型車両と言う希少性と、その懐古感が醸し出す味わい深さに魅了されて、当形の現役時代には撮影に何度も足を運んだという、とても思い入れのある車両 +。:.(´ω`)シミジミ.:。+゚。。それが今から四半世紀近く前の1996年に退役してもなお、記念のヘッドマークに描かれる存在だということが嬉しくて、それでぜひともこのヘッドマークを撮影したかったのです (^_[◎]oパチリ。
しかもこのヘッドマークのデザイン、アップで見るとクモハ12形(だと思われる旧型車両)に目が行きがちですが、あらためて全体の構成を薄目で(?)みてみると (≡”≡*)ンン!?(昔のエロビデオかっw)・・・なんとなく、かつての寝台特急「北陸」のヘッドマークにも似ているような気がします (*゚ロ゚)ホクリク!。先ほどのが「はくつる」で、こちらは「北陸」。わかる人にはわかるマニアのツボを突いた粋な発想にはあらためて、面白味とセンスの良さを感じました ъ(゚Д゚)ナイス。


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駅貼りのポスターに掲載されていた
記念ヘッドマークのオールラインナップ。
今回見られなかった残りのひとつは
向かって左から三つ目の黄色いマークで、
方向幕(行先表示)に「鶴見線」を表示した
103系(101系?)のオデコが描かれていました。
これはとくに寝台特急などのヘッドマークを
意識したものではないようです。
(゚ー゚*)キイロ
そして右端のクエスチョンは・・・
え?“シークレット”!?そんなんあるの?
( ̄△ ̄;)エッ…


絵柄が三種類あるヘッドマークのうちの二種類が撮れると、もう一種類(T14編成に掲出)も揃えてコンプリートしたくなるところですし ((o(゙ε゙)o))ウズウズ、ポスターに記されていた謎の“シークレット”とやらも気にならなくはないけれど ( ̄▽ ̄;)シークレット…、もう私としては思い入れのある旧型車両が描かれた「北陸(?)マーク」が撮れたことでじゅうぶん満足です (+`゚∀´)=b OK牧場!。「はくつるマーク」のほうも見られたしね (o ̄∇ ̄o)ラキー♪。
・・・って、あれ?ちょっと待てよ σ(゚・゚*)ンー…。いまの鶴見線(本線上)には二種類のヘッドマークを付けた編成が稼働しており、先ほど撮影した下り列車の折り返しとしてそれぞれが、本線の浜川崎と支線の海芝浦から、鶴見を目指す上り列車として運行されている ( ̄  ̄*)ノボリ…。これはひょっとして終点の鶴見では、その二本の編成が相対式ホームの構内に並ぶのではなかろうか? (*゚ロ゚)ハッ!。そんな胸熱なシーンへの期待が高まります (*゚v゚*)ワクワク♪。
そこで私は、まもなく先に海芝浦から戻ってくる「北陸(?)マーク」付きの上り列車に乗って、鶴見へ向かってみることにしました ε=┌(*゚д゚)┘ツルミッ!。


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浅野では本線のホームとは別に設置されている、
海芝浦支線用の上りホーム(4番線)から
臨時列車の鶴見ゆきに乗車。
「北陸(?)マーク」の編成もやはり、
上り方にはヘッドマークがありません。
▲20.12.29 鶴見線 浅野


浅野1309-(鶴見9334)-鶴見1317


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鶴見に到着した臨時列車は
ふだんの日中には使われない、
4番線ホームに入線しました。
(・ω・)トーチャコ
そして隣の3番線には、
まもなく定期運用の列車が入ってくる・・・。
(`・v・´*)ドキドキ
▲20.12.29 鶴見線 鶴見

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鶴見の特徴的な三角屋根の下で
それぞれ違ったヘッドマークを付けて並んだ
二本の鶴見線用205系。
これはファンにとって嬉しい展開です。
w(*゚o゚*)wオオー!
いい運用を組んでくれた現場の方に感謝、感謝。
<(_ _*)>アリガ㌧
▲20.12.29 鶴見線 鶴見


お!「北陸」と「はくつる」が並んだ (゚∀゚)アヒャ☆(違うw)。
鶴見臨港鉄道時代からのターミナルである鶴見にて顔を揃えた、二種類の記念ヘッドマークを掲げる205系(T16、T18編成)。これぞ鶴見線の開業90周年を祝うのにふさわしいメモリアルショットではないでしょうか (*゚▽゚)/゚・:*【祝・90ネソ】*:・゚\(゚▽゚*)。また、両列車とも当駅での折り返し運転に備えてヘッドライト(前灯)を点けているため、まるでちょっとした撮影会イベントのような光景です パチャ!【◎】]ω・´)パチャ!。
首都圏の通勤路線のなかでも独特な面が多い鶴見線の205系は、個人的な見解で当分は現状維持の安泰だろうと勝手に思っていたのですが σ(゚・゚*)ンー…、どうやら近いうちに新形式(E131系の鶴見線バージョン?)の投入による、置き換えが行なわれるのではないかと真実味のあるウワサが囁かれており (*´ノд`)ヒソヒソ…、現時点で公式発表はなく真偽のほどはわからないものの、先日に拙ブログの「ONE-shot」でご紹介した武蔵野線の205系のハナシではないけれど、まさしく撮れるときに撮っておく、今回の鶴見線訪問は205系をじっくりと記録するいい機会だったかもしれません (^_[◎]oパチリ。お顔(前面)は先頭車化改造で整形されたものとはいえ、いちおうこれも“国鉄型車両”の貴重な生き残りだしね・・・(-`ω´-*)ウム。

三日前はヘッドマーク付きの編成が一本も撮れずに空振りの敗戦でしたが (´д`;)マケ…、今日は“振り逃げ”、“タイムリーヒット”、そして鶴見での二本の並びは“ホームラン”(?)で、大勝、大勝 ヒャヒャヒャ(゚∀゚≡゚∀゚)ヒャヒャヒャ。まさか本日のみ限定運用の臨時列車にお目当ての編成が入り (゚∀゚)オッ!、さらにヘッドマーク付き同士の並びまで見られるとは (゚∀゚*)オオッ!!、まったく思いもしなかった鉄運に恵まれました (o ̄∇ ̄o)ラキー♪。鴨宮で富士山が雲隠れしてしまったときにはテンションがだだ下がりだったけど、もしもあのまま雲が湧かずに晴天が続いていたら、私は鶴見線でなく伊豆半島のどこかで「踊り子」を撮っていたと思うので、この“ヘッドマーク並び”は見られなかったでしょう (´ω`)タシカニ。
ホント、何があるかわからないものですが、ま、終わり良ければすべてよし・・・かな? (。A。)アヒャ☆


0053.jpg
鶴見の三角屋根とはまた趣が異なる
美しいアーチをくぐりぬけて、
国道のホームにヘッドマーク付きの列車が到着。
晴れたり曇ったり天気が安定しない日でしたが、
最後は雲間差した薄日が
205系の顔を明るく照らしてくれました。
▲20.12.29 鶴見線 国道


鶴見1350-(鶴見1307B)-国道1352

さて、鶴見で並んだ二本のヘッドマーク付き編成のうち、先発する定期列車の「はくつるマーク」のほうに乗って隣駅の国道へ先回りし ε=┌(*゚д゚)┘オサキ!、後続の「北陸(?)マーク」が追って来るところを反対側のホームからパチリ (^_[◎]oパチリ。これはオマケ的な気分でサクッと撮った一枚でしたが、日中に人気のないホームへ列車が入ってくる情景は、どこか鶴見線らしいシュールな日常が感じられて、意外と悪くない画になりました (・∀・)イイネ。

これにて、撮影は終了 (´w`*)ドツカレサン。
早朝の「湘南ライナー」から昼下がりの鶴見線まで、ずっと飲まず食わずで“撮り鉄”に熱中してしまい ε-(°ω°*)ムフーッ!、もう“オナカがペコちゃん”です(by井之頭五郎 年末年始に私はずっと“孤独のグルメ”を見てましたW
(›´ω`‹ )ハラガ、ヘッ・・・タ。ただしコロナの感染予防を意識して、いつものような飲み屋での打ち上げは避け、代わりにこの近くの駅で食べられる“ちょっと変わった駅そば”をいただいてから、家に帰るとしますか ...(((o*・ω・)o。


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鶴見から京浜東北線で
横浜方面(南行)へ二駅目に位置する
東神奈川のホームにある駅そば屋さん、
そこの名物がこの穴子天そば。
w( ̄▽ ̄;)wワオッ!
どんぶりに収まりきらないほど大きな穴子天は
見た目のインパクトが強烈ですし、
そばつゆに浸した穴子天がまたウマい。
(゚д゚)ウマー!
結果的にこの日が私にとって
2020年の“撮り鉄納め”となったので、
これは鉄ちゃんとしての年越しそばってところかな
(ホントの年越しそばは大晦日に食べますた)。


国道1405-(鶴見1312B)-鶴見1407~1414-(京浜東北1221B)-東神奈川1422
東神奈川1445-(京浜東北1460C)-東京1522




☆オマケ☆


今回は鴨宮での「湘南ライナー」を撮影したあとに転戦してきた鶴見線ですが、本編でも触れているように、その三日前(12/26)にも私は“記念ヘッドマーク”が狙いで同線を訪れています ...(((o*・ω・)o(ちなみにこの時は「青春18きっぷ」でなく、ふつうのIC乗車券を使用)。
しかし、お目当てのヘッドマーク付き編成は三本ともお休みで撮影は空振り (・ε・`)チェ。仕方なく撮影は諦めて、“乗り鉄”を楽しむこととし、今回の本編では登場しなかった海芝浦支線の終点・海芝浦まで行ってみることに ( ̄  ̄*)ウミシバ。


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すると、海辺・・・と言うか、港湾に面した当駅の独特なホームの一角には「鶴見線開業90周年」を記念して、なぜか中国のお祭りなどでおなじみの円盤型打楽器の“銅鑼(どら)”が設置されており (=゚ω゚=*)ンン!?、それを誰でも自由に叩けるというイベントが行われていました (゚ー゚*)ドラ。


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そこで私も一発、「コロナ終息っ!」
オリャ!(っ`Д´)っЮ☆{{{◎}}} バアアアァァァーーーン

ばあああぁぁぁんんん・・・と海に響く、豪快な銅鑼の音 w(*゚o゚*)wオオーッ!。コロナの終息祈願とともに、この日のヘッドマーク付きを撮れなかった私のフラストレーションが少し発散できたように思います(笑)(*´v`*)スッキリ。
それにしても、なんで鶴見線の記念で銅鑼なんだろ?σ(゚・゚*)ンー…


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また、鶴見のエキナカ売店では「鶴見線90周年記念」で205系の焼き印が捺された“どら焼き”も販売されていました (゚¬゚*)ジュルリ。
(銅鑼イベント、どら焼きの販売はいずれも12/27で終了。ヘッドマーク付き電車は1/7現在も運行中)。