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中央本線・・・快速「リゾートビュー諏訪湖」撮影記 [鉄道写真撮影記]

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2021.10.10 中央本線
里山に秋を求めて・・・
快速「リゾートビュー諏訪湖」
撮影
 
 
春の桜、夏の緑、そしてこれから迎える秋の紅葉、冬の雪景色・・・と、自然の色彩が豊かな日本の四季 +。:.(´ω`)シミジミ.:。+゚。季節の風情を味わえるものはいろいろとあるけれど、稲の生育具合によって変化する田園風景もまたそのひとつではないでしょうか (゚ー゚*)タンボ。
とくに建物などの障害物が少なくて視界の抜けがよい田園地帯は、長い編成の列車を先頭から最後部までスッキリと望め、また、短い編成の列車でもその長閑さがいい雰囲気を醸し出すことから、私のような“撮り鉄”は田園風景での撮影を好むことが多く (^_[◎]oパチリ (もちろん、田畑に入らない、農作業のお邪魔にならないなど、最低限のマナーを心得たうえで)、田んぼによってその季節を感じる鉄ちゃんも少なくないと思います。

駄菓子菓子(だがしかし)、今年に限ってはコロナ禍での“緊急事態宣言”や“まん延防止等重点措置”が長く続いていたことで、東京近郊の住宅街に居る私は田んぼの変化を楽しむことができませんでした “o(-ω-;*)コロナ…(ウチの近所に野菜畑はあるけど、田んぼは無いのよね・・・)。
振り返ってみると、今年の私が田園風景で撮り鉄をしたのは、春の3月に訪れた千葉のいすみ鉄道くらいで、そのときはまだ苗を植える前に水を張った“代掻き”の状態。早苗がならぶ初夏の水田や、稲が青々とした盛夏の青田など、けっきょく見られなかったなぁ・・・σ(・ω・`)ウーン…。そして東京の緊急事態宣言がようやく解かれたのは、秋が深まりつつある10月 ヤシロ(゚- ゚)アキ…。おそらくこの時期ではもう、ほとんどの地域で稲刈りが終わっていると思われ、穂が首を垂れた黄金色の稲田を撮るのも望みが薄いでしょう (・ε・`)ザンネン。
それでも、刈り取ったあとの稲を天日に干す、“はざかけ”くらいはどこかで見られるのではないかと思い、それにわずかな秋の田園風情を求めて撮り鉄へ出かけてみることにしました ...(((o*・ω・)o。


10月10日(日)

10月10日の日曜日、本来なら「スポーツの日(旧・体育の日)」の祝日で、翌日の月曜日は振替休日となるところですが (゚∀゚)オッ!(修正前に発行されたウチのカレンダーはそうなってた)、東京でオリパラが開催された今年に限ってはその祝日が五輪開幕日の7月23日に移動したため、今日は連休にならないふつうの日曜日 (´σД`)ナーンダ。
自宅の最寄り駅から中央線の高尾ゆき下り快速電車に乗った私は、八王子で中距離列車の松本ゆきへ乗り継ぎます ε=┌(*゚д゚)┘ノリカエ!。連休ではないけど、日曜の朝6時半は多くの登山客やハイキング客が中央線を利用する時間帯で、ホームの乗車口には列ができていましたが、私はどうにかボックス席の一画に座ることができました ε-(´∇`*)ホッ。


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乗車する中央線の普通列車は
八王子始発の松本ゆき(429M)。
211系で運転される中距離列車です。
(゚ー゚*)ニゲゲ
▲中央本線 八王子


刈り入れ前の稲穂がまだ残っているか、もしくは稲を天日干しする“はざかけ”が立てられているであろう鉄道沿線の秋景色 アンジェラ(゚- ゚)アキ…、冒頭でも触れたようにそれが今旅の目的ですが、せっかくならそこに絡ませる列車もふつうの電車でなく、できればなにか変わった車両を狙ってみたいところ σ(゚・゚*)ンー…。
そこで、JR東日本が公表している「秋の臨時列車一覧」を見ていて私の目に留まったのが、この土日(10/9・10)に中央本線(と篠ノ井線)で臨時運行される「リゾートビュー諏訪湖」号 (゚∀゚)オッ!。
この列車に使われるHB-E300系の「リゾートビューふるさと」は通常、長野県の長野と信濃大町(しなのおおまち)のあいだを、信越本線、篠ノ井線、大糸線経由で結び、車窓からは北アルプスの山々が望める観光列車(全席指定制の快速列車)なのですが ( ̄  ̄*)リゾビュー、今回臨時運行する「リゾートビュー諏訪湖」は、松本から大糸線を北上するのでなく、中央本線(中央東線)へと乗り入れて長野県内を南下し、山梨との県境近くに位置する富士見(ふじみ)までやってきます(運行区間は長野〜松本〜富士見)(・o・*)ホホゥ。
個人的に以前から“その装い”が気になって、いつかは撮りたいと思っていた「リゾートビューふるさと」が、通常の運行経路よりもウチから足を運びやすいところで見られるのは好都合だし (・∀・)イイネ、富士見のあたりには“はざかけ”があると思われる場所に心当たりもあるので σ(゚・゚*)ンー…、「リゾートビュー諏訪湖」を列車的なターゲットに選んでみました (´ω`)ナルヘソ。
そんなワケで私は中央線の普通列車に乗り、甲府方面に下っています。八王子から富士見までは二時間半もかかるので、ロングシートでなくボックスシートに座れたのは嬉しい (o ̄∇ ̄o)ラキー♪。


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猿橋と鳥沢の駅間で桂川をまたぐ
新桂川橋梁からの眺め。
山には雲が低く垂れ込めています・・・
(-“-;*)モヤモヤ…
▲中央本線 鳥沢-猿橋(車窓から)


「なんか天気良くないね。」
「もっと晴れると思ったのにね。」
・・・と、私とボックス席に座り合わせたハイキング仕様の“あべっく”(カップルね)が話しているように ネ(*´・д・)(・д・`*)ネ、車窓から眺める空模様はどんよりとした曇り空 ( ̄  ̄;)ドングモリ。この週末の関東甲信地方は事前の天気予報だと、土曜が“曇り時々晴れ”で日曜が“晴れ時々曇り” σ(゚・゚*)ンー…。字面的にはどっちも同じように見えるけど、前者が曇りベースに対して後者は晴れベースですから、晴天への期待度はだいぶ違います。実際に土曜の東京都内はほぼ曇りでした (*゚ェ゚)クモッタ。そしてその予報を受けて私は、土日に運行される「リゾートビュー諏訪湖」の撮影を日曜にしたのですが・・・今のところはドン曇りで、いまいちテンションの上がらないお空です (-“-;*)モヤモヤ…。爽やかな秋晴れにならないかなぁ・・・。
ちなみにアベックの二人はお手々を繋ぎながら、途中の大月で降りていきました キャッ(っ´ω`)♡(´ω`⊂)キャッ(チッ)。富士山や河口湖の方に行かれるのでしょうか(どーでもいい)。


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勝沼ぶどう郷付近から望んだ
甲府盆地と南アルプスの山々。
笹子峠を越えても曇ってるねぇ・・・。
σ(・ω・`)ウーン…
▲中央本線 勝沼ぶどう郷-塩山(車窓から)

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甲府に着く直前には
車窓の左手に甲府城の石垣(舞鶴城公園)が
みられます。
(゚ー゚*)オシロ
▲中央本線 甲府(車窓から)

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小淵沢付近の車窓に映る八ヶ岳連山も
ほとんど雲に隠されているけど、
ちょっと青空が覗くようになってきたかな?
σ(゚・゚*)ンー…
▲中央本線 小淵沢-信濃境(車窓から)


大月、甲府、韮崎(にらさき)、小淵沢(こぶちざわ)と、山梨県内を西へ向かって進み続ける中央線の普通列車 ...(((o*・ω・)o。ところどころで雲間からちょろっと日が差すことはあっても、あいかわらずの曇り空です ε-(´∞`;)ハァ…。
ところが、県境と言ってもこのあたりはとくに大きな峠を越えるわけじゃないのですが、列車が山梨を抜けて長野へと入ったとたんに天気が見る見るうち好転 エッ!(゚Д゚≡゚∀゚)マジ!?。山梨側の小淵沢ではほとんど雲に隠されていた八ヶ岳(南八ヶ岳連山)も、長野県側の信濃境(しなのさかい)ではその山容が望めるじゃありませんか (゚∀゚*)オオッ!。これは一気にテンションが上がる展開で、秋晴れのもとでの「リゾートビュー諏訪湖」が期待できるかも!?(*゚v゚*)ワクワク♪


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雲は多いものの青空が広がっていた長野県。
富士見の手前の立場川橋梁からは
八ヶ岳連山の雄大な姿が拝めました。
(゚∀゚*)オオッ!
ちなみにちょっと見にくいけど、
真ん中あたりに見える谷に架けられた鉄橋は
単線時代だった中央線の旧・立場川橋梁で
現在は使われていません(廃橋)。
▲中央本線 信濃境-富士見(車窓から)


「ほうら、晴れてきたべ ナッ(*´∀`)σ」
「わ〜!あおたけくんってば、ホントに晴れ男♡ (´艸`*)キャッ」
・・・と、ガラっガラに空いたボックス席で“ひとりアベックごっこ”を空しくやっていたら (´σД`)アホカ、まもなく列車は目的地の駅に到着。
私がやってきたのは、「リゾートビュー諏訪湖」が終着する富士見のひとつ先の下り方に位置した、すずらんの里 (・ω・)トーチャコ。


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気持ちのいい青空で迎えてくれた
長野県富士見市のすずらんの里。
(´▽`*)イイテンキ♪
当駅は相対式ホームの二面二線ですが
構内で上下線のホームはつながっておらず、
それぞれに公道から階段が設置されているという
ちょっと変わった構造の駅
(写真は南側にある下りホームへの階段)。
 ( ̄。 ̄)ヘー
▲中央本線 すずらんの里

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入笠山(標高1,955m)の
ふもとにあるすずらんの里駅。
駅から眺めた入笠山のほうは
雲が漂っていますね・・・
▲中央本線 すずらんの里


八王子0635-(中央429M)-すずらんの里0914

『簡素な作りで無人駅のすずらんの里は、この近隣に工場を持つ精密機器メーカーが同所へのアクセス確保と鉄道の有効利用を目的に、企業みずからが費用を負担して設けられた駅で、当地に近い入笠(にゅうがさ)高原の別名である「すずらん高原」が駅名の由来 ( ̄。 ̄)ヘー。設置目的のとおり、たしかに大きな工場らしきものが駅から徒歩圏内の丘の上に見えますが、それ以外はもともとの田園や森林といったのどかな風景が広がっており (´ー`)マターリ、駅の近辺でも手軽にスッキリとした列車の写真を撮ることができます (・o・*)ホホゥ。』・・・と書いた『』内の文章は、以前の拙ブログの記事からまるっと流用したコピペ (*・ω・)つ□ペタッ。
というのも、私は過去にこのすずらんの里へちょくちょく撮影に訪れていて、『』内でも触れているとおり駅のまわりに田園風景が広がるこの場所は、私のような列車利用の徒歩鉄にとって手軽にアクセスできる撮影ポイントなのです (´w`*)オテガル。しかも個人的にここを訪れる季節は圧倒的に秋口が多く、4年前の旧客(レトロ中央線)のときや3年前の189系(特急「かいじ」の送り込み)のときなど、やはり今回と同様に黄金色の稲田か稲干しの“はざかけ”を求めて来ていました (^_[◎]oパチリ。それでも振り返ってみると、三年ぶりになるのか・・・(*´∀`)ノ゙オヒサ。


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駅を出てから徒歩1分。
刈り入れが終わった田園には
稲を天日干しする“はざかけ”が
立てられていました。
(゚∀゚)オッ!
地域によっては“はぜかけ”や、
濁らずに“はさかけ”、“はせかけ”とも
呼ばれているようです。
( ̄  ̄*)ハゼドン

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穏やかな秋の陽光が照らす“はざかけ”。
それを横目にE353系の特急「あずさ」が
颯爽と駆け抜けてゆきます。
稲藁から何本も突き出たはざかけの支柱は
なんだかムカデの足みたいだね・・・。
( ̄▽ ̄;)ムカデ…
▲中央本線 すずらんの里-青柳


車窓から見ていたドン曇りから一転し、清々しい秋晴れとなった空を仰ぎ見ながら、気分よく線路に沿った農道を歩き進むと (´▽`*)イイテンキ♪、すぐに田園に立てられた“はざかけ”に出くわしました (゚∀゚)オッ!。それをさっそくE353系の特急「あずさ」と絡めて撮影 (^_[◎]oパチリ。
“はざかけ(稲架掛け)”は、刈り入れたばかりの稲穂を逆さに干して天日乾燥させる作業で、これにより稲の茎に残った旨味を米の一粒一粒に行き届かせ、さらに美味しいお米へと仕上がるのだそうです (・o・*)ヘェー。農家さんのお米に対する愛情が伝わるひと手間ですよね (´ω`)シミジミ。稲刈り後の田園に立ち並ぶはざかけ、これも立派な秋の風物詩です
ホラン(゚- ゚)チアキ…
・・・が、やはり稲の刈り入れはもう軒並み終わってしまったようで、黄金色の稲田には間に合わなかったかという残念さもちょっとあります σ(・∀・`)ウーン…。いちおう、ほかの区画の田んぼも様子を見に行ってみようかな・・・と移動しかけたその時、スマホで見ていた列車位置情報サイト(どこトレね)には表示されていない時刻に、列車の接近を知らせる駅の自動案内放送が聞こえました(この撮影場所は駅が近いので、かすかに放送が聞こえる)(゚ー゚?)ハニャ?。
なんだろ、貨物列車かな?と思ったら・・・(=゚ω゚=*)ンン!?


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はざかけの向こうに突如現れた
気品ある光沢の“玉虫色”の列車。
これって「和(なごみ)」じゃん!
(*゚ロ゚)ハッ!
▲中央本線 青柳-すずらんの里


なごみ、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
松本方面から上り線を走ってきたのは貨物列車でなく、なんと、“ハイグレード車両”のE655系「和(なごみ)」ではありませんか!Σ(゚∇゚;ノ)ノ エッ!?
全車全席がハイクラス(グリーン車)の当系は、一般的な定期運用を持たずにツアーなどの団体専用列車として使用することが多く、また、時には天皇陛下が地方へ巡幸される際にお乗りになる“お召列車”としても使われる車両で(その際は中間に貴賓車的な特別車両を組み込む)、わずか一本(一編成)しか存在しないレアなもの (・o・*)ホホゥ。それが予期せず不意に現れるとは、おったまげたなぁ w( ̄▽ ̄;)wワオッ!。駅の接近放送を聞き逃さなくてよかったよ。


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すぐに振り返って後追いもパチリ。
【◎】]ω・´;)パチッ!
レアな「なごみ」の思わぬ登場に
先頭車(最後部)を架線柱に引っ掛けてしまうなど
私の慌てぶりが表れていますね(苦笑)
(^^;)ゞポリポリ
▲中央本線 すずらんの里-青柳(後追い)


私が撮り鉄の参考としている鉄道情報誌には記載されていなかったけど、いったいなんでこの時間の中央線に「なごみ」が来たんだろ? σ(゚・゚*)ンー…。通過後にSNSなどを検索してみたところ []o(・_・*)ドレドレ、私はまったく把握していなかったけど、どうやら昨日(10/9)に新宿から長野まで当系を使った旅行会社企画の団体臨時列車が運転されたらしく、いま通過したのはそれを長野から都内の車両基地へと戻す回送列車だったようです ( ̄、 ̄*)ナルヘソ。それがたまたま“はざかけ”と絡めて撮れたのはラッキー (o ̄∇ ̄o)ラキー♪。
“晴れ運”に続き、“鉄運”も降臨するなんて、ひょっとして今日はツイているのかも (゚∀゚)アヒャ☆。 ただ、こうなると何となく疑心暗鬼になるもので、本命の「リゾートビュー諏訪湖」のときに雲影の“影落ち”とか、もしくは対向列車とのすれ違いによる“被り”など、“落とし穴”があるのではないかと疑ってしまいます(笑)ψ(`∇´)ψウケケケケ。そういやさっきから同業者(鉄ちゃん)の姿をまったく見かけないんだけど、まさか「リゾートビュー」の運転日を見間違えたなんてオチじゃないよね!? (´・ω`・)エッ…?(いちおう確認した)。


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お!このあたりの田んぼはまだ
稲が刈られずに残っているじゃない!
(゚∀゚)オッ!
(ここにも同業者はいないね・・・)

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秋の甲信路を
211系のローカル列車がゆく。
(゚ー゚*)ニゲゲ
国鉄・JRのステンレス車第一世代の211系、
同世代の205系がJR東日本管内から
次々に姿を消していくなか、
211系も好条件で撮れるときに
記録しておいたほうがよさそうです。
(-`ω´-*)ウム
▲中央本線 青柳-すずらんの里


思いがけず「なごみ」が来たことで中断しましたが、ためしに“はざかけ”のあった場所からもう少し足をすすめてみると …(((o*・ω・)o、用水路のような小川を越えたその先の田んぼにはまだ、刈り入れされていない稲穂がけっこうな広さで残されていました (゚∀゚*)オオッ!。これもまたラッキーというか嬉しい展開で、鮮やかに染まった“黄金色のじゅうたん”が眩しいっ!(つ▽≦*)マブイ!
そうなるとお目当ての「リゾートビュー」は、“はざかけ”と絡めるか、それともこの稲田で撮るか、どちらも絵的にまったく異なる魅力があって迷うところですが ハザ?(゚д゚≡゚д゚)イネ?、観光列車の「リゾートビュー」を撮るなら明るくて楽しそうなイメージを表したいと思い σ(゚・゚*)ンー…、味わい深いシブさを醸し出している“はざかけ”よりも、絵に彩りを添えてくれる黄金色の稲田のほうがいい気がして、私は後者を選択することとしました m9(`・ω・´)ケテイ!。まあ、“はざかけ”はさっきの「なごみ」で撮れたからいいでしょう (´ω`)ウン。


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太陽にかかりだした流れ雲。
もうすぐ「リゾートビュー」が来るけど、
日差しは大丈夫かなぁ・・・。
(´・д・`;)ハラハラ…


撮影ポイントとアングルが決まって、あとは「リゾートビュー」がやってくるのを待つばかり。
照りつける日差しにはまだ暑さを覚えるものの、高原に吹く涼しい風には秋らしさを感じます ハノ(゚- ゚)アキ…。しかしその風が上空に流れ雲を運んできて、じわりじわりと青空を浸食しはじめます ジワリジワリ…((((っ-_-)っ。朝よりは天気が好転したけど、もともと今日の予報は“晴れ時々曇り”なのよね (゚ペ)ウーン…。だんだん雲が日差しを遮ることも多くなり、秋の穏やかな陽気とはうらはらに、ちょっとドキドキする緊張感が増してきました (°_°;)ドキドキ。そんな晴れたり翳ったりを繰り返すなかで迎える「リゾートビュー」の通過時刻、いつもながらこの展開は心臓に悪いなぁ・・・(´・д・`;)ハラハラ…。
太陽が顔を覗かせている今のうちに、さぁ来いっ!! (屮゚Д゚)屮カモォォォォォォォォォン!!!


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豊穣の秋。
田園が金色に染まった山里に

賑やかなラッピングを施した
かわいい観光列車がやってきました。
HB-E300系「リゾートビュー諏訪湖」、
すずらんの里に見参!
▲中央本線 青柳-すずらんの里

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引き画だとちょっと分かりづらいですが、
車体にデザインされているのは
長野県のゆるキャラ「アルクマ」です。
(=゚ω゚)ノ゙ヤア
くわしくはのちほど・・・。
▲中央本線 青柳-すずらんの里


リゾートビューが撮れました〜!ヽ(´▽`)ノワ〜イ♪
青空が広がる秋晴れのもとで田園を軽快に走り抜けてゆく、次世代型ハイブリッド気動車*HB-E300系の「リゾートビュー諏訪湖」(*ディーゼルエンジンによる直接駆動でなく、エンジンの動力で発電機を回転させ、それを蓄電池の電力と合わせて走行用のモーターを駆動するシステムで、形式のHBは“ハイブリッド”を表します)(゚ー゚*)リゾビュー。当系の車体は無塗装のステンレス製ですが、ほぼ全体にカラーラッピング(後述するアルクマラッピング)が施されているのでさほど景色に沈まず、黄金色の田園風景にもいい感じにマッチしているではありませんか 。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。
わずか2両の短い編成なので、はじめは先に撮った3両編成の211系と同じようなタテ位置の構図にしようかとも思いましたが σ(゚・゚*)ンー…、せっかく秋晴れと言う好条件に恵まれたので、列車が小さくなっても青空と稲田を広く入れるヨコ位置のアングルに決定 (^_[◎]oパチリ。通過する直前まで雲の流れが落ち着かない状態だったけど、どうにか雲間の”晴れスポット”から降り注ぐ日差しに恵まれました ε-(´∇`*)ホッ。
これは普通列車で片道二時間半もかけてここまで来た甲斐がある、大満足の成果です ヨカッタ♪(*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。


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振り返って後追いでもパチリ。
(^_[◎]oパチリ
田園の稲田やはざかけだけでなく、
列車の背景となった山すその木々も、
ほんのりと秋色に染まりはじめていますね。
ホシノ(゚- ゚)アキ…
▲中央本線 すずらんの里-青柳(後追い)


ちなみに中央線で臨時運行された当列車、諏訪湖に近い上諏訪(かみすわ)や下諏訪(しもすわ)などを通ることで、列車名を「リゾートビュー諏訪湖」としているものの (゚ー゚*)スワコ、実際は“ビュー(view=眺望)”っていうほど、中央線の車窓から諏訪湖はあまり見えないんですよね・・・( ̄▽ ̄;)ミエナイ…。それでも、ここのような黄金色の稲田や色づき始めた紅葉など、観光列車らしい大きな窓から望む沿線の秋景色を乗客の方々は存分に楽しまれたことでしょう (・∀・)イイネ。
そんな「リゾートビュー諏訪湖」の後ろ姿を見送って、すずらんの里での撮影は終了です (´w`*)ドツカレサン。


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着いたときよりも雲が広がってきた
すずらんの里。
「リゾートビュー」が翳られなくてよかったよ。
ε-(´∀`;)ホッ
ホームには上りの普通列車が入ってきました。
▲中央本線 すずらんの里


無事に撮影を終えて駅へ戻り、すずらんの里から乗車した高尾ゆき上り普通列車は211系のセミクロス編成。そのボックスシートに座って、あとはのんびりと東京へ帰る (´ー`)マターリ・・・のではなく、座席に腰を落ち着かせる間もなく次に列車を降りるのは、すずらんの里から一駅だけ進んだ富士見 (゚ー゚*)フジミ。
富士見と言えば、そう、今しがた撮影した「リゾートビュー諏訪湖」の終着駅です。それを追いかけるようにして私も到着すると・・・(゚∀゚)オッ!


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左の普通列車で富士見に到着。
(・ω・)トーチャコ
そしてホームの右側には・・・
▲中央本線 富士見

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終着駅の富士見に停まってた、
快速「リゾートビュー諏訪湖」のHB-E300系。
対向ホームからはその編成が
スッキリと望めました。
(^_[◎]oパチリ
▲中央本線 富士見


アルクマさん、イタ━━━━m9( ゚∀゚)━━━━ッ!
富士見の構内は二面三線で、その中線(2番線)に佇んでいたHB-E300系 (=゚ω゚)ノ゙ヤア。当編成は長野ゆき下り列車の「リゾートビュー諏訪湖」として折り返すまで二時間ほどここに待機(留置)しており、ホームからその姿をじっくりと眺めることができます (「゚ー゚)ドレドレ。
「リゾートビュー諏訪湖(ふだんはリゾートビューふるさと)」の外装で目を引くのはなんといっても、車体にどーんとデザインされた、緑色のお顔をしたクマのキャラクター (・(エ)・)クマ。これは長野県の魅力をPRする「アルクマ」という名の“ゆるキャラ”(ご当地キャラクター)で、信州の豊かな自然を表した緑色の体に、クマなのに寒がりであることから(?)いつも頭にリンゴのかぶりものをしているのが特徴 ( ̄▽ ̄;)カブリモノ…。なぜ長野でクマがモチーフのキャラなのかはわかりませんが、その名は「信州をクマなくアルく(歩く)」が由来だそうな アル…(o ̄∇ ̄o)クマ…。ちなみに一昨年(2019年)の“ゆるキャラグランプリ”では、見事に第一位(ご当地部門グランプリ)に選ばれた人気キャラです (´▽`*)アルクマ~♪(Sブロ仲間でアルクマ好きのゆるキャラさん、どうしているかなぁ・・・)
その「アルクマ」の誕生10周年、そして折しも「リゾートビューふるさと」の運行開始10周年をともに迎えた一昨年の2019年より、両者のコラボ企画として観光列車「リゾートビューふるさと」のHB-E300系に「アルクマ」のラッピングが施されています (´ω`)ナルヘソ。実はけっこう“ゆるキャラ”が好きな私は、この“アルクマラッピング”の「リゾートビュー」がかねてからちょっと気になっており、いつか機会があれば撮りたいと思っていたものでした (・∀・)イイネ。

すずらんの里1154-(中央436M)-富士見1157


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アルクマとともに
信州の四季をイメージしたラッピング。
春は桜。

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夏は爽緑。

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秋は紅葉。
(車内になんかいるぞw)

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冬は雪の結晶。

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窓から車内を覗き込んでみると、
リクライニングシートにふんぞり返った
「アルクマさん」がいらっしゃいました。
マスクの付け方はそれでいいのか?w
( ̄▽ ̄;)アルクマ…

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富士見は標高955.2メートルに位置し、
JRの駅の標高ランキングでは第10位
(ちなみに1位から9位までは小海線の駅)。
( ̄。 ̄)ヘー
駅舎は三角屋根のとんがりが特徴的な
木造の山小屋風となっています。
▲中央本線 富士見

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0032.jpg
まさか狙った?
(゚∀゚)アヒャ☆
いや、たまたまだと思いますが
(停車位置はふつうに停目どおりだったし)、
駅の改札越しに「リゾートビュー」を見ると、
車体に貼られた駅長姿の「アルクマ」が
ウマい具合にぴったりと収まってました。
富士見の一日駅長(?)おつかれさまです。
シャキッ!(`・ω・)

▲中央本線 富士見

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富士見の駅舎には
お蕎麦屋さん(スタンド)が併設されており、
ここでお昼をいただきましょう。
(゚-、゚)ジュルリ
私が選んだのは
信州名物の“山賊焼”を蕎麦に乗せた、
「山賊そば」。
ちなみに山賊焼とは鶏の唐揚げのことで、
鶏を揚げる→とりあげる→取り上げる→山賊・・・
になったと言われています(笑)。
( ̄▽ ̄;)ダジャレ…


秋の田園風情を求めて撮り鉄に訪れた、中央本線のすずらんの里 アキ(゚- ゚)タケジョー…
10月もなかばにさしかかり、もう稲刈りは済んでしまったものだと諦めかけていましたが
σ(・∀・`)ウーン…、当地ではまだ眩しいくらいに鮮やかな黄金色をした稲穂の海が広がっており (゚∀゚*)オオッ!、すでに刈り取られた“はざかけ”とあわせて、のどかで穏やかな里山の秋景色を満喫 (´ー`)マタ-リ。お天気の好転も幸いし、HB-E300系「リゾートビュー諏訪湖」やE353系の特急「あずさ」、さらにはE655系の「なごみ」まで撮ることができて (^_[◎]oパチリ、ちょっとした“ツキ”に恵まれたような気分のいい一日でした (o ̄∇ ̄o)ラキー♪
また、帰るついでに立ち寄った富士見では車体に施された“アルクマラッピング”もじっくり眺められて、“ゆるキャラ好き”としても楽しかったです
(・(エ)・)クマ。とくに駅の改札にいた(改札越しに見た)「アルクマ」の位置が絶妙で個人的には気に入っており (゚∀゚)アヒャ☆、選ぶとしたらこの一枚が今回の「PICK UP ONE-shot」(ベストショット)でしょうか(笑)

稲刈りが済んで、気温の暑さも落ち着き、さらに深まりつつある秋。そろそろ木々の紅葉も見ごろを迎える時期ですね。タイミングを図って、紅葉狩り(もちろん撮り鉄的な)にも行きたいな。


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信州の「アルクマ」に別れを告げて、
上り普通列車で東京に帰ります。
バイチャ!( ゚д゚)ノシ
この211系はロングシートの編成ですた・・・。
( ̄  ̄;)ポテロング…
▲中央本線 富士見

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すずらんの里で撮影していたときには
気持ちのいい秋晴れでしたが、
午後にはすっかり曇ってしまいました。
往きと同じところの車窓ですが、
八ヶ岳はまったく見えません・・・。
▲中央本線 信濃境-小淵沢(車窓から)


富士見1259-(中央438M)-甲府1347~1352-(542M)-高尾1524