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常磐線・・・「カシオペア紀行」 撮影記 [鉄道写真撮影記]

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2022.01.09 常磐線
ときわ路をゆくカシオペア!
「カシオペア紀行」 撮影
 
 
北海道新幹線の開業に伴って、2016年に寝台特急としての運行を終了した「カシオペア」。以降は「カシオペア・クルーズ」や「カシオペア紀行」といった、旅行会社企画の“ツアー列車”として現在も運転が続けられています (゚ー゚*)カシ。
昨年(2021年)はコロナウイルスの蔓延による緊急事態宣言などを受けて、設定の取り消し(運休)が相次いだ「カシオペア紀行」ですが σ(・ω・`)ウーン…、今年(2022年)はさっそく新年早々の1月9日の日中に、首都圏の上野から宮城県の仙台まで運転されることが決定(営業は下り列車の片道のみ)(゚∀゚)オッ!。しかも、これまで首都圏から東北方面へ向かう当列車は、おもに東北本線経由、ときおり上越・羽越線経由といったルートで運行されてきましたが、今回はなんと、水戸やいわきを経て仙台にいたる、“常磐線”を通過するとのこと エッ!(゚Д゚≡゚∀゚)マジ!?。常磐線に「カシオペア」が入線するのは初めてではないものの、かなり珍しいケースといえるでしょう(今後は定番ルートのひとつになるかもしれないけど)。そして当線の沿線で育ち、縁も馴染みも深い私にとって、これは血湧き肉踊る胸熱な大ネタではありませんか (*゚∀゚)=3ハァハァ!。運転当日が晴天に恵まれることを願いつつ、その日をとても楽しみにしていました (*´v`*)ワクワク♪。
常磐線を走る「カシオペア」、できればそれがよく分かるような風景で撮りたいところ。そうすると撮影ポイントはやはり、ド定番だけど“あの場所”かな・・・σ(゚・゚*)ンー…。


1月9日(日)


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上野で発車を待つ常磐線。
勝田ゆきの普通列車はE531系です。
▲東北本線 上野


常磐線経由の「カシオペア紀行」が運行される当日。
私が乗り込んだのは、上野を6時31分に発車する常磐線の勝田ゆき普通列車。日曜日の早朝なので列車の全体的には空いているものの、その車内にはやはり私と同じ目的だと思われる同業者(鉄ちゃん)の姿が多く見られます ナカーマ(*・ω・)人(・ω・*)ナカーマ。
三名の同業者が座った隣のボックス席では、撮影ポイントを決める会議(?)が行なわれているみたいで、「あの場所は編成はきれいに抜けるけど、光線が悪い」とか、「あそこは光線状態が良好だけどキャパがない」とか ( ´д)ゴニョ(´д`)ゴニョ(д` )、決して盗み聞きしているわけではないけれど、同好の士の会話というものは自ずと耳に入ってくるものです ホゥ( ̄- ̄ 3)。話の内容からすると列車重視の“編成写真派”のようで、どうやら撮影地は内原(うちはら)の直線区間にまとまったご様子。ちなみに私は他の人の意見に流されやすいタチなので、撮り鉄のときは一人で行動するほうが気楽でいいです (-∀-)ボッチ。


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下り列車に乗って
車窓の左手に望めるのは、
沿線のシンボル的な存在の筑波山。
(゚∀゚)オッ!
▲常磐線 神立-高浜(車窓から)


列車が松戸(まつど)を過ぎたあたりで日の出を迎え、徐々に明るくなってきた空。今朝は雲ひとつ無い快晴です (´▽`*)イイテンキ♪。
お隣(のボックス)さんは“編成写真派”のようですが、今回の私は常磐線らしい風景のなかに列車を置くようなアングルで「カシオペア」を撮りたいと考えており(情景写真派?)σ(゚・゚*)ンー…、晴天のもとにそびえる筑波山(つくばさん)の姿が車窓からきれいに見えたのを確認し (゚∀゚)オッ!、駅からもその山容が望める高浜(たかはま)で列車を降りました (・ω・)トーチャコ。


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茨城県石岡市に所在する高浜。
近くに恋瀬川や霞ヶ浦など、
釣りの名所が点在することから、
駅舎の壁面にはお魚が描かれています。
>°))))彡 オサカナ
▲常磐線 高浜


上野0631-(常磐327M)-高浜0747

高浜の駅のすぐ近くを流れる二級河川の恋瀬川、その川の周囲には田畑が大きく広がっており、住宅などの建造物などに遮られることなく筑波山をスッキリと望めます (・∀・)イイネ。そこが私の目指す撮影ポイントで、駅から徒歩で20分ほど ...(((o*・ω・)o。
標高は877メートルと決して高くはない筑波山ですが、まるで猫の耳のような形をした双頭山(西の男体山、東の女体山)は印象に残る美しい山容で (=^・ェ・^=)ネコミミ、古くは万葉集に詠まれ、日本百名山や日本百景のひとつにも挙げられている、茨城県南部のシンボル的な存在 (・o・*)ホホゥ。先出した写真のとおり、常磐線の車窓からもその姿を見ることができます。
その筑波山を背景にして「カシオペア」が撮れれば、いかにも常磐線らしい風景での一枚といえるでしょう ъ(゚Д゚)ナイス。
まあ、ベタな発想ではありますが・・・(^^;)ゞポリポリ。


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恋瀬川をまたぐ橋の上からは、
筑波山をはじめとした山々が一望。
(´▽`*)ツクバサソ♪
その手前をE657系の特急「ひたち」が
横切ってゆきます。
▲常磐線 神立-高浜


駅から歩いて撮影ポイントとなる田園地帯に到達すると、あたりにはすでに多くの同業者がカメラを構えて待機されていますが、ざっと見てそのカタマリ(群衆)はふたつに分かれている感じ (゚ー゚?)オヨ?。
ひとつは舗装された一般道の歩道、もうひとつはその道路から分かれた未舗装の農道、どちらでも同じように筑波山バックで常磐線が撮れそうな気がするけど、きっとそれぞれにこだわりがあるのでしょう σ(゚・゚*)ンー…。
そこで、まずはためしに舗装された道路のほうへ行って列車を一本撮り、続いて農道のほうへ移動してそこでも同じように列車を撮ってみます【◎】]ω・)パチャ。


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まずやってきたのはこんな場所。
(「゚ー゚)ドレドレ
道路の歩道から筑波山のほうを向いて
カメラを構えます。

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筑波山を背にして走る
E657系の特急「ときわ」。
現在の常磐線は
停車駅が少ない速達タイプの「ひたち」と
それをサポートする停車駅の多い「ときわ」、
このふたつの特急列車が運行されていますが、
どちらも同じE657系が使われています。
▲常磐線 神立-高浜

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次にやってきたのはこんな場所。
(「゚ー゚)ドレドレ
田畑に近い農道から筑波山のほうを向いて
カメラを構えます。
さっきより筑波山が遠く感じる?

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筑波山を背にして走る
E531系の普通列車。
交流電化にあたるこの区間の普通列車は、
交直両用形のE531系がおもに使われています
(朝晩の一部列車にE501系)。
▲常磐線 神立-高浜


なるほど ( ̄、 ̄*)ナルヘソ。
両方の撮影ポイントで撮った写真を見比べてみると、舗装道路から撮った前者は、線路に近い立ち位置なので列車は大きく写りますが、背景の山がやや控えめな感じ。いっぽう、農道から撮った後者のほうは、線路から立ち位置が離れたぶん列車は小さくなるけど、望遠レンズの圧縮効果で背景の山の存在感が増した印象です σ(゚・゚*)ンー…(ちなみにレンズは35mmフルサイズ換算で、前者が約170ミリ、後者が300ミリ)。
これはそれぞれ好みが分かれるところだと思いますが、個人的には後者のほうがバランスがいいように感じたので、農道のポイントに腰を据えることとしました コッチ…((((o* ̄-)o。


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農道のほうも時おり
農作業車が通るので注意が必要ですが、
交通量の多い舗装道路よりは
まったりとした空気感を覚えます。
(´ー`)マターリ
列車が来るのを待っているあいだに
オシリの黄色い小鳥が
パタパタっと飛来してきました。
(=゚ω゚)ノ゙ヤア
これってジョウビタキかな?
(この黄色い鳥はジョウビタキでなく、
“キセキレイ”だそうです。
コメント欄にフォローを入れてくださり、
ありがとうございます m(_ _)m



ポジションとアングルが決まり、あとはお目当ての「カシオペア」がやってくるのを待つだけ щ(゚д゚щ)カモーン・・・なのですが、実はちょっと気掛かりなことがひとつあるんです (´・ω`・)エッ?。それは列車同士の離合による、“カブり(被り)”の危険性 (゚ペ)ウーン…。
複線区間のここは私の立ち位置から見て、手前に上り線、奥に下り線が敷かれており、仙台ゆきの「カシオペア」は下り線を走るのですが、このあたりの日中の常磐線は普通列車も特急列車もおおむね30分に一本程度で、さほどカブりのリスクは高くないハズ (´σД`)ダイジョブダァ。
駄菓子菓子(だがしかし)、「カシオペア」がここを通過するのに近いタイミングで、上りの特急「ときわ66号」があります (ー’`ー;)ムムッ!。両列車が高浜を通過する詳細な時刻は把握していないけど、二駅上り方に位置する土浦(つちうら)を「カシオペア」は9時25分発。かたや「ときわ66号」は同駅9時42分着。土浦と高浜の所要時間は普通列車だと9〜10分ほどで、加速力が低い機関車牽引の「カシオペア」もそのくらいじゃないかと思われるのですが、特急列車はもうちょい速くて7〜8分くらいだとすると・・・私が居るこの場所の通過時刻は両者とも9時33〜34分ごろとなり、けっこうキワドいのです ヤバイヨヾ(;´Д`●)ノヤバイヨ。
こういう場合、カブりのリスクを避けて撮影地を慎重に選ぶ堅実な方もいますが ( ・`ー・´)キリッ、今回の私はそのリスクがあっても筑波山バックで「カシオペア」が撮りたいと思い、あえてこの場所に決めました (-`ω´-*)ウム。それが吉と出るか、凶と出るか、果たしてその結果やいかに・・・(°_°;)ドキドキ。
やがて、どちらの列車が来てもおかしくない時間に、少し離れた場所(列車の進行方向表示がわからないくらい)にある踏切が鳴動します。先に来るのはどっちだ!? カシ?(゚Д゚;≡;゚д゚)トキワ?。


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先にやってきたのはE657系の
上り「ときわ66号」。
10両編成が無事に最後尾まで抜けました。
ε-(´o`;)ホッ
そしてそのわずか“数秒後”・・・
(*゚ロ゚)ハッ!
▲常磐線 神立-高浜(後追い)

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常磐路に姿を見せた「カシオペア」。
鮮やかなローズピンクの
電気機関車にエスコートされて、
メタリックなプレミアムトレインが
冬晴れの筑波山麓を優雅に進みます。
▲常磐線 神立-高浜


うっわあああぁぁぁ、あっぶねぇぇぇぇぇ!!!
ヒィィィ(i|!゜Д゚i|!)ィィィィ!!!
筑波山の麓で繰り広げられた“緊迫のショータイム”(?)、まずは右から左へ、E657系の特急「ときわ」が風切り音を響かせながら高速で横切ってゆき バビューン!!-=≡Σ(((⊃゚∀゚)つ、どうにか無事に最後尾まで抜けた・・d(>ω<*)ヨッシャ! と安堵した次の瞬間、息つく間もなく今度は左から右へ、EF81形電気機関車に牽かれた「カシオペア」が颯爽と現れます Σ(°ω°*)カシ!。それはほんのわずか数秒間の出来事で、なんとも緊張感の高いシビれる展開でした (`・∀・´;)ハラハラ…。カブられずに済んで助かった・・・ ε-(´o`;A フゥ…。


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最後尾のスロネフE26形は
スイートルームの「CASSIOPEIA Suite」。
その大きな展望窓からは
筑波山がよく見えたことでしょう。
乗られた方が羨ましいですねぇ・・・。
▲常磐線 神立-高浜


そんな冷や汗ものではありましたが、兎にも角にも、筑波山バックで「カシオペア」が撮れました〜!ヽ(´▽`*)ノワ〜イ♪
“西の富士、東の筑波”と並び称されるほど美しいと言われる筑波山とともに、ひとつのフレームに収まった「カシオペア」 w(*゚o゚*)wオオーッ!。先頭を務めるEF81形81号機(EF81 81)のローズピンクがまた上品な鮮やかさで、画のなかのいいアクセントになっているじゃありませんか 。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。
ちなみに当機は1985年に「つくば万博」が開催された際、天皇陛下が乗られる「お召列車」を常磐線や水戸線などで牽引した実績があり(いわゆる“お召機”)、今回の常磐線で運転された「カシオペア紀行」をエスコートするのにふさわしい適役ではないかと思います (o ̄∇ ̄o)パイパイ(個人的に“星ガマ”より嬉しかった)。
晴天順光、筑波山がきれいに見える好条件で撮れた、EF81 81牽引の「カシオペア紀行」。たとえカブられる危険性があったとしても、やはりこの場所を選んでよかったと思える、大満足の結果が得られました ヨカッタ♪(*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪ (ま、カブりを回避できたからこそ、そう言えるんだけどねw)。


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恋瀬川の鉄橋を渡る「カシオペア」。
全体を入れるとかなりの引き画になるけど、
銀色の客車が12両も連なるその長さは
やはり壮観な眺めです。
▲常磐線 神立-高浜(後追い)


常磐線を北上し、一路、仙台へ向かって走り去る「カシオペア」。その後ろ姿を見送って、撮影は終了です (´w`*)ドツカレサン。
撮り終えて撤収されるほかの同業者の方々からも、「いや〜、ヤバかったなぁ」「ギリっギリでしたねぇ・・・」などといった会話が聞こえ、周囲にはみんなで共感した安堵の空気が漂っていました (* ´ω` *)ホッ。


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高浜のホームに入ってきたE531系。
乗るのは水戸ゆき下り普通列車です。
▲常磐線 高浜


さて、9時半過ぎに通過した「カシオペア」を撮り終えたのち、高浜の駅へと戻ってきたところで、時間はまだ朝の10時前。せっかく快晴のいいお天気だし、「青春18きっぷ」の一回分を使っているのに、これだけで帰宅してしまうのはちょっともったいないよね・・・σ(゚・゚*)ンー…。
そこで私は、東京方面に向かう上り列車でなく、下り普通列車の水戸ゆきに乗ります コッチ…((((o* ̄-)o。


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友部で水戸線に乗り換え。
常磐線と同じくE531系です。
▲常磐線 友部

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筑波山の北西側を走る水戸線。
その車窓からは先ほどの高浜とは
反対側の山容が望めます。
なので、今度は左が女体山で右が男体山。
▲水戸線 新治-下館
(のちほど撮った車窓から)


高浜から4駅ほど進んだ友部(ともべ)で常磐線から乗り換えたのは、水戸線の小山(おやま)ゆき上り普通列車 ( ̄  ̄*)ミトセソ。
個人的に“乗り鉄”や“撮り鉄”でちょくちょく訪れていて、拙ブログではもうお馴染み(だと思う)の水戸線は、ここ茨城県の友部から、笠間(かさま)や下館(しもだて)、結城(ゆうき)などを経て、栃木県の小山までの間をむすび(本来の起点は小山)、正式には幹線(主要路線)扱いではあるけれど、亜幹線(本線ほどではないが、ローカル線よりは重要な路線)といった雰囲気を持つ路線です (・o・*)ホホゥ。
そんな水戸線へ一年くらい前(2020年12月)に私が撮影に来たときの目的は、線路の砂利を運搬する貨車の回送列車(EF81が牽引する西金ホキの郡山入場)という、なんともマニアックなものでしたが (´∀`;)マニアック…、いまの当線で注目の車両と言えば・・・この電車 (=゚ω゚=*)ンン!?


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全線が単線の水戸線。
上下の列車は駅で交換します。
おっ!これは・・・
(゚∀゚)オッ!
▲水戸線 岩瀬(後方の車窓から)


赤電、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
私の乗った上り列車(746M)が途中駅の岩瀬(いわせ)で交換(行き違い)した下り列車は、ピンク色?アズキ色?のベースにクリーム色の帯が巻かれたE531系 (゚ー゚*)アズキ。
ちょっと前の拙ブログでもご紹介していますが、この電車は国鉄時代(1985年以前)の常磐線や水戸線で使われていた昔の車両(401系など)の色を現行のE531系(K451編成)に再現した、いわゆる“復刻色”で(勝田車両センター(旧・勝田電車区)の操業60周年記念企画)、その赤い色の車体から当時の呼び名に倣って、通称・「赤電」と呼ばれるものです (o ̄∇ ̄o)アカデソ。
そう、私が「カシオペア」の撮影後に常磐線から水戸線へ転戦してきた目的は、水戸線の定期運用に就いていた、この“赤電”を撮ること (´ω`)ナルヘソ。ちなみに当編成の初撮影となった先日は、車体への影落ち前面に日が当たらないなど、ちょっと不完全燃焼な結果だったことから、できればもう一度撮り直したいと思っていました (-`ω´-*)ウム。
いま交換した友部ゆきの下り列車(745M)は終着後に、小山ゆきの上り列車(748M)として折り返すので、それを沿線で狙ってみることにしましょう (・∀・)イイネ。
私が下車したのは新治(にいはり)。


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茨城県筑西市の東部(旧・東和町)に
所在する新治。
一戸建て住宅のような駅舎は
昨年(2021年)に改築されたばかりの
新しいものです。
σ(゚ー゚*)オウチ?
▲水戸線 新治


高浜1035-(常磐1147M)-友部1102~1117-(水戸746M)-新治1152


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駅を出たら目に留まった立て看板。
「みそ・しょうゆ
ひとさじ減らして健康家族」
大事なことなので二回言います。
高血圧症の私には響く標語だ・・・。
(^^;)ゞポリポリ

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「いつも控える塩分は
長寿社会のもとになる」
街角に交通安全などの看板はよくあるけど、
このあたりの町民は
健康に気を使っているのかなぁ?
左にはまた「みそ・しょうゆ・・・」。
エンブン(-`ω´-*)ヒカエメ


私が新治で下車するのはこれが初めてですが、先述した貨車の回送(ホキ入場)を撮る際に水戸線の撮影ポイントをいくつか検索(ネットなどで下調べ)していて \_ヘヘ(- ̄*)ドレドレ、その時は結果的に福原(ふくはら)の撮影ポイントを選びましたが、この新治にも機会があれば撮影に訪れてみたいと思った場所があります σ(゚・゚*)ンー…。
今回はそこで件の“赤電”を撮ろうと、駅から撮影ポイントへ向かって歩いていたところ ...(((o*・ω・)o、沿道でふと私の目に入ってきたのは、「みそ・しょうゆ、ひとさじ減らして健康家族」の立て看板・・・でなく(それも気になったけどw)、鉄ちゃん的に興味を惹かれる、この物体 (=゚ω゚=*)ンン!?。


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道路わきに建つ小さな神社。
その裏手に見えるのは・・・
ひょっとして旧客?

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近づいてみるとやはり
鉄道車両の客車で、
しかもかなり古い時代のもの。
これは郵便車か荷物車かな?


小さな神社の裏手にある民家の軒先にこつ然と、なにやら赤茶色の“鉄道車両らしきもの”が置かれているではありませんか (゚∇゚;ノ)ノ エッ!?。
これは電車のような動力を持たず、機関車に牽かれて走る“客車”の一種で、特徴的な側窓配置からすると、かつての国鉄で使われていた郵便車か荷物車のような感じですが、ダブルルーフ構造の屋根や妻面のアンチクライマーなどを見ると、かなり古い年代物の様子(私は見落としていたけど、台車はなんと三軸ボギーだったみたい)(´ω`*)シブイ。
のちほど帰宅してからネットで検索してみたところ、これは戦前の昭和5年(1930年)に荷物車のカニ39形(カニ39 550)として製造、度重なる改造や改番を経て、晩年は救援車のスエ38形(スエ38 3)として昭和43年(1968年)まで使われていたもので、廃車後は鉄道愛好家の個人のかたが引き取り、いまも当地で大事に保存されているそうです (*・`o´・*)ホ─。
ここにそんな貴重なものが置かれているとは、まったく知らなかった私。突然の遭遇にビックリしたけど、いいものを眺めさせていただきました(敷地外の道路から拝見)アリガタヤ(-人-*)アリガタヤ。


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赤電を撮る撮影ポイントとして
やってきたのはこんなところ。
跨線橋の上から俯瞰気味に
水戸線の線路が見下ろせます。
(「゚ー゚)ドレドレ


新治の駅から、道中で見かけた保存車に足を止めつつ、下館の方向へ歩くこと30分。のどかな田園風景が広がる先に見えてきた、水戸線をまたぐ陸橋が目的地の撮影ポイントです (・ω・)トーチャコ。
やはり私と同様に常磐線の「カシオペア」を撮ってから流れてきたのか、それとももともと“赤電”狙いなのでしょうか、当地には跨線橋上にお二人、橋の下にも数名の先客がおられました (*・ω・)ノ゙チワッス。上から狙う“俯瞰アングル”が好みの私は、橋上のほうに加わります。
この場所は列車の背景に筑波山が入るようなアングルではありませんが、広い田園風景のなかを走る水戸線の列車をスッキリと撮ることができ、さらに今の時間帯(冬場の正午ごろ)は小山方面へ向かう上り列車に対して順光となる好条件 (・∀・)イイネ。


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ちょっと時間が前後しますが、
私が現地へ着いたと同時に通過した
E531系の友部ゆき下り列車(747M)。
跨線橋の上へあがる余裕がなかったので、
これは橋の下でスマホ撮り。
[]o(・_・*)ビッ
▲水戸線 新治-下館(後追い)


日中の運転間隔はおおむね一時間に一本の水戸線、お目当ての“赤電”は次にやってくる上り列車(748M)です。
私がここへに着いたと同時に下り列車(747M)が目の前で通過しちゃったため(とりあえず橋の下からスマホで撮ったけど)、事前に試し撮りができるような列車はもうなく、橋上での撮影はぶっつけ本番 (`・v・´;)ドキドキ。アングルのなかに収める列車の編成長などにやや不安はあるけど、E531系の5両編成ならだいたい架線柱の間隔で三本分(3スパン)くらいが目安かな・・・σ(゚・゚*)ンー… と想定してカメラを構えます。
視界の利く橋上から直線の先を注視していると、やがて向こうから“赤い顔”のE531系が見えてきました (゚∀゚)オッ!。


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赤電、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!

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冬の低い日差しを浴びて、
水戸線を疾走する赤電のE531系。
一本のみの赤電は沿線の利用者にとって、
懐かしい復刻色というよりも、
偶然に出会えたらちょっと嬉しい
“ラッキートレイン”的な存在かも知れません。
▲水戸線 新治-下館


水戸線で赤電が撮れました〜!ヽ(´▽`*)ノワ〜イ♪
穏やかな冬晴れのもと、広大な田園のなかにまっすぐ伸びる単線を、軽やかに走りゆくE531系の赤電。落ち着いたアズキ色の電車はどこか、枯れ田の土色にマッチしているような印象を受けます (´ω`)シミジミ。
流れ雲に翳られることなく、前面にも側面にもきれいに日の光が当たった順光。アングルのなかで編成もバランスよく収まり、今回はいい条件で前回のリベンジを果たすことができました。よかった、よかった ヨカッタ♪(*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。


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跨線橋の反対側(上り方)に移動し、
小山へ向かって走り去る姿もパチリ。
(^_[◎]oパチリ
車両の顔に日は当たらないけど、
こちらを望む風景もまた
水戸線らしいのどかさが感じられます。
(´ー`)ノドカ
▲水戸線 下館-新治(後追い)


ちなみに、先ほどの「カシオペア」を牽いていたEF81形電気機関車も、そしてこの“赤電復刻色”のE531系も、よく見ればどちらも同じような濃いピンク色をしていますが(EF81ではローズピンク、E531系ではアズキ色って、私は別の色表現をしちゃっているけど)(゚ー゚*)ローピン、これは国鉄時代の“交直両用型車両”に採用されていた“赤13号”という塗色で、線内の電化方式に交流と直流の転換点(いわゆるデッドセクション)がある常磐線や水戸線の車両ではかつて、よく見られていた車体色でした ( ̄。 ̄)ヘー(JRとなった現在は、とくにその色を採用する規定は無い)。
そんな“赤13号”が復刻された“赤電”の後ろ姿を橋上から見送って、撮影は終了です (´w`*)ドツカレサン。


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上りの小山ゆきに乗って、
新治をあとにします。
赤電を見たあとだと
ノーマルなE531系のお顔は
ちょっとおとなしい印象を受けますね。
▲水戸線 新治


珍しくも常磐線経由で運行された「カシオペア紀行」を撮ることが目的で出かけた今回の鉄旅 ε=┌(*゚д゚)┘イクゼ!。
“常磐線といえば筑波山”というベタな発想ではありましたが、清々しい冬晴れのもとで筑波山を背にして走る「カシオペア」の華麗な姿は、常磐線にとくに馴染みのある私にとって感慨深いものがあり、当線らしさが表れたいい記録を残すことができました ・:*:・(´▽`*)ヨカッタ・:*:・。特急「ときわ」とすれ違うギリギリのタイミングには、ちょっとドキドキさせられたものの、そのスリルもまた楽しめた・・・ように思います(笑)
そして水戸線での“赤電”も、流れ的には「カシオペア」のついでに寄ったような感じですが、こちらを本命として撮りに来たと言っていいくらいの好条件に恵まれて、嬉しい収穫となりました (=´▽`=)アカデソ♪。それにしても、撮影ポイントへ向かう道中に遭遇した“保存車”には、ホントに驚いたなぁ・・・w( ̄▽ ̄;)wワオッ!。
常磐線の「カシオペア」と水戸線の「赤電」、「青春18きっぷ」を使って効率よく撮影することができ、満足度の高い一日となりました (*´ー`*)マンゾク。


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小山で乗り換えたのは
宇都宮線と湘南新宿ラインを直通する
逗子ゆき普通列車。
E233系でした。
▲東北本線 小山


さて、「18きっぷ」で乗れるJRの路線を使って新治から都内へ帰るには、水戸線の下り列車で友部へ戻って常磐線に乗り継ぐのと、上り列車で小山へ行って宇都宮線に乗り継ぐふたつのルートがあり σ(゚・゚*)ンー…、今回は往路が常磐線経由だったので、復路は宇都宮線のほうを選択 コッチ…((((o* ̄-)o。
それならば昼食には、翌週の14日(1/14)をもって残念ながら閉店してしまう、小山駅ホームの駅そば(きそば)を食べていこう・・・などと考えていたのですが (・∀・)イイネ、駅そば好きに名高い当店はやはり、閉店を惜しむ人たち(駅そばファン)でスタンドは混雑しており、食券を買うのにも大行列 (´д`;)人大杉…。これでは仕方なく“食べ納め”は諦めて、別の駅のスタンドでコロッケそばを食べて帰りました。

新治1352-(水戸750M)-小山1420~1423-(東北2543Y)-大宮1511~1530-(埼京1538F快速)-新宿1607





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オマケにもういっちょ「常磐カシオペア」。
本編のほうはひと月遅れでのご紹介となり
だいぶ鮮度落ちでしたが、
人( ̄ω ̄;)スマヌ
こちらは今月(2月)の11日に
常磐線で運行された「カシオペア紀行」。
この前日(2/10)には関東で雪が降って、
東京でも家々の屋根が白くなる
雪景色となりました。
(゚- ゚)ユキ

ちなみにこの日の私は用事があったので
遠出せず近場の都内(亀有)で狙ったのですが、
雪による倒木の影響で
常磐線が運転を見合わせる事態となってしまい、
「カシオペア」は約1時間半遅れでの運転。
( ̄△ ̄;)アラ…
用事(歯医者の予約)に間に合わなくなるかと
ヒヤヒヤしながら待ちましたが
どうにか時間内に撮る事ができました。
(^_[◎]oパチリ

▲22.2.11 常磐線 金町-亀有
(後追い)