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鹿児島本線・・・ED76形 貨物列車 撮影記 [鉄道写真撮影記]

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2022.09.24 鹿児島本線 
九州の赤い機関車が撮りたい
ED76形 貨物列車 撮影
 
 
前回からの続きです。

9月23日(2022年)の“秋分の日”に、佐賀県の武雄温泉(たけおおんせん)と長崎のあいだで、新たに開業した「西九州新幹線」(*゚▽゚)/゚・:*【祝・開業】*:・゚\(゚▽゚*)。
私はさっそく、開業初日の新幹線「かもめ」に乗り(下り一番列車の「1号」でなく、二番目の「3号」だけど)、初めて目にする新鮮な車窓風景を食い入るように眺めながら (*゚v゚*)ワクワク♪、わずか30分ほどの乗車を楽しんで、終点の長崎に到着します ( ̄▽ ̄)ナガサキ。
長崎では新幹線の開業を祝う様々なイベントが催されており、そのなかでもいちばんの目玉が航空自衛隊の「ブルーインパルス」による祝賀飛行 (゚ー゚*)ブルー。雨が降るあいにくの天気ではあったものの、長崎駅に停まる新幹線「かもめ」とその上空を飛ぶ「ブルーインパルス」による“夢の共演”をどうにか撮影できて w(*゚o゚*)wオオー!、開業日ならではのいい記録を残すことができました ヨカッタ♪(*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。
その後、手頃な宿泊施設が確保できなかった私は長崎を離れ、長崎本線の普通列車を上り方向へ乗り継いで東進 ...(((o*・ω・)o。宿泊地に選んだのは、佐賀県の東部に位置する鳥栖(とす)でした ( ̄  ̄*)トス。


9月24日(土)

鳥栖で朝を迎えた、旅の三日目(福岡への到着日を初日として)。
前夜は駅の様子が一望できる“トレインビュールーム”(列車が見えるお部屋)の窓から、ちょっと貴重な車両をたまたま目撃し Σ(゚∇゚;ノ)ノ マヤッ!?、その興奮がおさまらずに寝付けなかった ε-(°ω°*)ムフーッ!・・・なんてことはなく、ぐっすりと熟睡できて、今朝の目覚めはスッキリ (`・∀・´)シャキッ!。
予定どおりホテルを6時前にチェックアウトしたら、さっそく駅へと歩いて向かいます。


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前夜に到着した時はもう暗くて
全容がよくわからなかった鳥栖の駅舎。
明治44年(1911年)に建てられた
(改築された)、
歴史ある木造駅舎をあらためて眺めます。
(´ω`*)シブイ
▲22.9.24 鹿児島本線 鳥栖


前回の記事でも触れていますが、ここ鳥栖は鹿児島本線と長崎本線が分岐する駅で、博多方面へ向かう鹿児島本線の上り、熊本方面へ向かう同線の下り、そして当駅を起点に佐賀方面へ向かう長崎本線の下り、おもにその三方向の列車が発着します (・o・*)ホホゥ。
熊本も久しく行ってないなぁ・・・と思いつつ σ(・∀・`)ウーン…、私が乗り込んだのは、上り方向へ進む博多ゆき普通列車 コッチ…((((o* ̄-)o。


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鹿児島本線の博多ゆき普通列車は
赤いお顔が印象的な813系。
転換クロスシートなのが個人的に嬉しい。
(・∀・)イイネ

▲22.9.24 鹿児島本線 鳥栖


仕事で福岡への出張は少し前にあったけど、プライベートな鉄道旅では久しぶりに訪れた今回の九州 (*´∀`)ノ゙オヒサ。せっかくならこの機会に熊本や大分などにも足を伸ばして、いろんな路線をじっくりと巡りたいところですが (・∀・)イイネ、悲しいかな、旅費に乏しい私にそんな余裕はなく、それゆえ時間も限られています (´・ω`・)エッ?。


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テレビでみた天気予報によると、
今日の佐賀や福岡は“曇りのち晴れ”。
東の空にはきれいな朝焼けが見られました。
(゚∀゚)オッ!
なお、列車はただいま
鳥栖貨物ターミナル付近を走行中。
▲22.9.24 鹿児島本線 鳥栖-田代
(車窓から)


お金が無いのはわかるけど、時間も無いとはどういうことかというと ビンボー( ̄皿 ̄)ヒマナシ、今旅は開業初日の西九州新幹線に乗ることがいちばんの目的で、それに間に合わせるため前夜に駆け付けた往路では、東京の羽田から福岡まで大手航空会社(青いほう)の飛行機を利用 ⊂ニニニ(^ω^)ニニ⊃ブーン。これが連休前の夜便だったため、早めに予約した割引料金(早割)とはいえ、それでも設定された運賃がけっこう高かった σ(・∀・`)ウーン…。それに加えて、当然ながら目当てである西九州新幹線(+連絡特急)の乗車券や特急料金もかかり、ふだんは「青春18きっぷ」や「休日お出かけパス」などを駆使し、“地べたを這いずりまわるような旅”(どんな旅だw)をしている私からしたら (( へ(へ´∀`)へカサカサ、ここまででかなりの出費です。これは抑えられるところはできるだけ、節制しなきゃいけない (´д⊂)ボンビー。


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太宰府天満宮に近い二日市は
駅舎が当宮を模した意匠となっており、
駅名標も鳥居の形をしています。
( ̄。 ̄)ヘー
▲22.9.24 鹿児島本線 二日市
(車窓から)


そこで、九州から東京へと帰る復路では、大手航空会社ではなくLCC(格安航空会社)の飛行機とし、さらにそのなかでも比較的運賃が安めに設定された、三連休中日となる今日の15時に福岡から成田へ向かう便を選択 ( ̄  ̄*)エルシーシー。あまりゆっくり滞在できない中途半端な出発時間だけど、これはかなり助かる価格(諭吉さん一枚でおつりがくる)のエアチケットでした (´艸`*)オトク♪。ホテル選びの件といい、何ともみみっちい話ばかりでお恥ずかしい限りですが (^^;)ゞポリポリ、裕福でない一介のセロリーマン(サラリーマンねw)が趣味にかけられるお金ってそんなもんだと、個人的には思っています (-`ω´-*)ウム。
そのような理由から、私は14時ごろまでに福岡空港へ行かねばならず、今日の鉄道趣味(乗り鉄や撮り鉄)に与えられた時間が限られているのです (´ω`)ナルヘソ。


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博多で小倉ゆきの区間快速に乗り継ぎ
・・・って、
これは鳥栖から乗ってきた普通列車が
そのまま化けました。
(-h-)ドロン
▲22.9.24 鹿児島本線 博多


鳥栖から乗った普通列車は40分で博多着。
ここでさらに鹿児島本線を先へ進む、小倉ゆきの区間快速列車に乗り継ぐつもりでしたが σ(゚・゚*)ノリカエ?、車内の放送によると「区間快速の小倉ゆきをご利用のかたは、引き続きこの列車にご乗車ください」とのこと (゚∀゚)オッ!。終点で折り返したり、回送列車になったりせず、そのまま乗客を降ろさずに、運用の都合で違う行き先や種別の列車に変わることを、俗に鉄道用語で“化ける(ばける)”といいます (-h-)ドロン。今回の例だと鳥栖〜博多が普通列車の2126M、博多〜小倉が区間快速の3122Mで、“時刻表上では別列車”の扱い (*・`o´・*)ホ─。化ける列車はさほど珍しいものではないけど(関東だと小田急の列車が新松田などでよく化けますよねw)、知らずにこういうのに当たると鉄ちゃん的にはちょっと楽しい (゚∀゚)アヒャ☆。
そんな区間快速へと化けた列車にそのまま乗り続け ...(((o*・ω・)o、私が下車したのは博多からさらに30分ちょっと進んだ、東福間(ひがしふくま)。


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途中の香椎(かしい)で車窓から見えた
香椎線の蓄電池車両、BEC819系「DENCHA」。
非電化の当線は国鉄型キハ(ディーゼルカー)の
イメージがいまだに拭えない私にとって、
初めて見る「DENCHA」は不思議な感覚です。
(゚ー゚*)デンチャ
昨日(前記事)見かけた大村線のYC1系といい、
しばらくご無沙汰だと車両も変わるよね・・・。
( ̄  ̄;)ウラシマ…
▲22.9.24 鹿児島本線 香椎(車窓から)

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おなじ813系で二つの列車を乗り続け、
私がやってきたのは東福間。
(・ω・)トーチャコ
1978年(昭和53年)に開業した当駅は
近代的な橋上駅舎です。
▲22.9.24 鹿児島本線 東福間


鳥栖0603-(鹿児島2126M)-博多0645~0655-(3122M区間快速)-東福間0730

福岡と北九州の都市圏に挟まれた福岡県福津市。当地に所在する東福間は、昭和40年代から50年代にかけて宅地開発や団地の建設が進んだことにより、地域住民の陳情を国鉄が受けて開設された駅で、周囲は東京近郊に似た雰囲気の閑静な住宅街といった印象を受けます σ(゚・゚*)ンー…。


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歩いて目的地へ行く道すがら
渡った跨線橋には、
「日本国有鉄道 鹿児島本線」の
立派な銘板が見られました。
( ̄  ̄*)コクテツ

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その跨線橋から撮ってみた
811系の普通列車。
(^_[◎]oパチリ
右のほうに見える溜池のようなものは
魚を飼育・繁殖させるための
養魚池だそうです。
何を育てているのかな?
σ(゚・゚*)ンー…
▲22.9.24 鹿児島本線 東郷-東福間
(後追い)


そんな街なみから、線路に沿った県道を東のほうへ20分ほど歩き進むと ...(((o*・ω・)o、やがて田畑などの農地が一帯に広がるのどかな景色となり、そこに敷かれた鹿児島本線の線路が確認できます (゚∀゚)オッ!。
この場所が私の目的地で、福岡の近郊にて鹿児島本線の列車が手軽にスッキリと撮れるという、当線屈指のメジャーな“お立ち台的撮影ポイント”です ( ̄。 ̄)ヘー。


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私がやってきたのはこんなところ。
(「゚ー゚)ドレドレ
田園の築堤上を走る鹿児島本線の列車を
並行する道路の歩道などから狙えます。

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近くに設置された踏切が鳴ったので
とりあえず適当な位置でカメラを構えてみたら、
EH500形電気機関車が牽く上りの貨物と
813系の下り普通列車による離合シーンが
タイミングよく(?)撮れました。
【◎】]ω・)パチャ
“金太郎”(EH500形)は
九州にも活躍の場を広げています。
(゚ー゚*)キンタ
▲22.9.24 鹿児島本線 東郷-東福間

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それにしても雲が多くて、
なんだかスッキリしない空模様だねぇ・・・。
(´〜`)ウーン…


福岡県北九州市の門司港(もじこう)を起点に、鹿児島県の鹿児島まで伸びる鹿児島本線(ただし八代〜川内は現在、第三セクターの肥薩おれんじ鉄道)。その北部の区間にあたる小倉と博多のあいだは、北九州と福岡の都市間輸送に奔走する近郊列車(快速や普通)や通勤特急の「きらめき」、日豊本線に直通して博多と大分をむすぶ特急「ソニック」、門司港から博多を経て長崎本線に直通する一部の特急「リレーかもめ」や「かささぎ」など、多種多様な列車が高頻度で運行されており、それらの列車をこの“東福間のお立ち台”では見ることができます (・o・*)ホホゥ。
なにか珍しい列車(マヤ検とかw)が運転されるような“ネタ情報”はとくに得ていないけど、たとえ定期列車だけだとしても東京在住の私にとっては、なかなか撮りに来ることができない九州の列車たちを記録するいい機会ですし (・∀・)イイネ、ここならば福岡空港へ向かうのにもアクセスしやすいと思い σ(゚・゚*)ンー…(東福間から福岡空港へは、鹿児島線と地下鉄を博多で乗り継いで、おおむね50〜60分くらい)、今日はこの場所に撮影へ訪れてみました (´ω`)ナルヘソ。


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曇天下でも鮮やかなオレンジ色が印象的な
783系“ハウステンボス色”(+みどり色)の
特急「きらめき」。
(☆∀☆)キラメキ☆
門司港・小倉〜博多をむすぶ当列車は
朝夕の通勤時間帯に運行される
“通勤ライナー”的な役割の特急列車で、
車両は長崎・佐世保線の特急
「みどり」や「ハウステンボス」と共通運用の
783系が使われています。
▲22.9.24 鹿児島本線 東郷-東福間

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この区間でのエース的な存在といえば、
博多と大分をむすぶ特急「ソニック」。
バビューン!!-=≡Σ(((⊃゚∀゚)つ
「音速」を意味する「ソニック(SONIC)」には
カーブを通過する際にも速度を落とさず、
車体を傾斜させて遠心力を軽減する
“制御振子式”を搭載した二形式が使われています。
車体色が青い883系を使用する当列車は
通称「青いソニック」。
(゚ー゚*)アオ
▲22.9.24 鹿児島本線 東郷-東福間
(後追い)


景色がのどかな田舎のローカル線で、単行のディーゼルカーなどをのんびりと撮るのも風情があるけど (´ー`)マターリ、いろいろな種類の列車が次々にやってくる幹線(本線)での撮影もまた、図鑑のページをめくるようでマニア的に面白いもの ヽ(=´▽`=)ノワーイ♪。
とくにJR九州の特急列車は、短時間で立て続けにやってきた783系の“ハウステンボス色”や883系の「ソニック」(青いソニック)を見てもわかるとおり、ちょっと奇抜で独特なデザインや色づかいをしていて、目を楽しませてくれます (*´v`*)カラフル。


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同じく特急「ソニック」でも、
車体色の白い885系が使われるほうは、
通称「白いソニック」
(゚ー゚*)シロ
・・・ですが、
この885系はなんだか
車体の側面がにぎやかだぞ?
(=゚ω゚=*)ンン!?
▲22.9.24 鹿児島本線 東郷-東福間


しかも、885系の特急「ソニック」(白いソニック)ではたまたま、一本しかない“ラッピング編成”が来てくれてラッキー (゚∀゚)オッ!。
これは西九州新幹線の開業にともない、長崎本線の特急「かもめ」で使われていた885系が、佐世保線の特急「みどり」(博多〜佐世保)の一部へコンバートされたことにあわせて(それまでの「みどり」は783系のみを使用)、佐世保市をはじめとする長崎県北部地域のPRを目的としたラッピング装飾を当系のうちの一本(SM10編成)に施したもので、車体の側面にはご当地の名所や名物がにぎやかに散りばめられています ( ̄。 ̄)ヘー。
なお、福岡の南福岡車両区に所属する885系は、「ソニック」、「リレーかもめ」、「みどり」、「かささぎ」などの各特急列車で共通に使用されており、長崎北部PRのラッピング編成だからといって必ずしも「みどり」だけに使われるわけではなく、今日は「ソニック」の運用に就いていました (o ̄∇ ̄o)ラキー♪。


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885系・SM10編成に施された、
長崎県佐世保市などのPRラッピング。
駅で停まっているときなどに
装飾をじっくりと眺めたら楽しそう。
(・∀・)イイネ
ちなみに“佐世保バーガー”をモチーフにした
ゆるキャラの「佐世保バーガーボーイ」
アンパンマンの作者である
やなせたかし氏がデザインされたそうです。
(゚ー゚*)バーガーボーイ…
▲22.9.24 鹿児島本線 東郷-東福間


そんな個性あふれる特急列車たちも魅力的だけど、やはり国鉄時代の古い車両、いわゆる“国鉄型車両”に関心の高い私が気になるのは、電気機関車がけん引する貨物列車 ( ̄  ̄*)カモレ。
鹿児島本線の福岡近郊(門司〜博多)では、本州と九州のあいだの物流を担う貨物列車が頻繁に運行されており、私がこの撮影地に着いて最初にチラ見した、JR型電気機関車のEH500形が現在の当区間では主力として使われているのですが (゚ー゚*)キンタ、なかにはまだ国鉄型の電気機関車で賄われている列車もあり、私が昨夜に鳥栖で撮影した貨物列車も国鉄型のEF81形のけん引でした ε-(°ω°*)ギンガマ!。私はあまり貨物の運用には詳しくないけど、どうやらEH500形は基本的に本州方面〜福岡貨物ターミナルの運用に留まっていて、それ以外の九州各地へと向かう列車にはEF81形などの国鉄型機が使われている模様 (*・`o´・*)ホ─。
そんなことを事前にチェックしてきて、特急列車などを撮りながらためしに待ってみると σ(゚・゚*)ンー…、やがて上りの小倉方向から赤い電気機関車の姿が見えてきました (゚∀゚)オッ!。


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コンテナが満載された長い編成の貨物列車を
先頭に立って力強く牽引する深紅の機関車。
国鉄型交流専用機 ED76形、今なお健在!
(゚ー゚*)ナナロク
▲22.9.24 鹿児島本線 東郷-東福間


ナナロク、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
昨夜の“銀ガマ”(EF81 303)ほどのインパクトは無いけど、濃い赤色に塗られたED76形電気機関車(ED76 83)が、コンテナを積載した貨車を引き連れて、ガシャガシャと轟音を響かせながら築堤上を走りぬけてゆきます。う〜ん、シブいなぁ (´ω`*)シブイ。
JR九州のコーポレートカラーが赤なので、九州は電気機関車も赤い!? (゚∀゚)アヒャ☆・・・というわけではなく(そもそも貨物列車を牽く機関車はJR貨物の所属だし)、この赤は“交流型機関車”を表す色です ( ̄  ̄*)コーリュー。現在は必ずしもその定義どおりではありませんが、国鉄時代の電気機関車(新性能電機以降)にはその走行可能な電源方式によって、直流電化路線で使われる直流専用機を“青”(青15号)、交流電化路線で使われる交流専用機を“赤”(赤2号)、そして直流と交流の両方に対応した交直両用機を“ピンク”(赤13号)に色分けされていました ( ̄。 ̄)ヘー(なお、ステンレス外板の“銀ガマ”は当初、関門間に限定した特殊用途だったために塗装が省かれたらしい)。JR型の機関車でもいちおう、直流機のEF210形やEH200形は青系となっていますが、交直両用機のEF510形やEH500形はピンクでなく基本的には赤系。そもそも近年は交流区間でも交直両用機が使われるケースが増えていて、もともと赤で表していた交流専用機は活躍の幅が狭まっています ( ´_ゝ`)フーン。
現在ある交流専用機は、北海道新幹線と共用となっている青函トンネル(海峡線)の通過が可能な特殊用途のEH800形と、東北地方のED75形、そして九州のED76形の三形式のみ (・∀・`)スクナイ…。そのうち後者の二形式が国鉄型の電気機関車なのですが、JR東日本に残されたED75形はおもに工事列車や配給列車、イベント色の強い臨時列車の牽引などに使われる程度で定期運用はなく、今も日常的に見られる国鉄型の交流機は九州のED76形だけといった状況です σ(゚・゚*)ンー…。つまり国鉄型の交流専用機が牽く貨物列車は今や、九州でしか見られない貴重なものと言えるでしょう ( ̄、 ̄*)ナルヘソ。そして当形も安泰というワケでなく、後継機となるEF510形(300番台)が今年に落成し、試運転を行なっている段階です。
そんな、この先の去就が気になるED76形の引く貨物列車が実は、東福間の撮影ポイントを訪れた私のいちばんの狙いでした (^_[◎]oパチリ。


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築堤が小川を跨ぐ部分に見られた
煉瓦積みのアーチ橋は、
鹿児島本線の前身である九州鉄道が
1890年(明治23年)に
赤間と博多のあいだを開通した際に
架けられたもののようで、
歴史深い趣が感じられます。
(´ー`)シミジミ

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そんなアーチ橋と列車を絡めてみようと、
適当に列車を待ってみたら、
たまたまやってきた門司港ゆき普通列車は
国鉄型車両の415系1500番台でした。
(゚∀゚)オッ!
常磐線に縁のある私にとって当系は
個人的にちょっと懐かしい印象を受けます。
▲22.9.24 鹿児島本線 東郷-東福間
(後追い)

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ちなみに私が福岡へ着いた一昨日の夜に、
博多では鋼製車の415系も見かけています

(^_[◎]oパチリ

どうやら西九州新幹線開業にともなう今改正で
この白い415系は引退してしまったようで、
私にとってこれが最後の撮影となりました。
(´・ω・`)ショボン
▲22.9.22 鹿児島本線 博多


お目当てだったED76形の牽く貨物列車が撮れたあとも、空港へ向かうにはまだ時間が早いので、もう少し撮影を続けます。
はじめは雲が多くてなかなか日が差さなかった当地の空模様ですが (≡"≡;*)モヤモヤ…、“曇りのち晴れ”の予報どおり、次第に雲が流れて青空が広がるようになってきたため (゚∀゚)オッ!、今度は列車の背景に空を広く入れてみようかと思い、低い位置の農道から築堤上の列車を見上げて撮るような目線のアングルへと移動 コッチ…((((o* ̄-)o。
そこで次にやってくるハズの特急列車を待ち構えていると、踏切の鳴動とともに現れたのは・・・え?また “ナナロク”!? Σ(゚∇゚*ノ)ノ エッ!?


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爽やかな秋晴れの空のもと、
“ナナロク”と“金太郎”が手をつないで
なかよくお散歩でしょうか?
▲22.9.24 鹿児島本線 東郷-東福間


じゅうたん、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
な、なんと、ED76形(ED76 1021)とEH500形(EH500-48)という新旧の電気機関車が二機つながって、築堤上をのこのこと走りゆくではありませんか ...(((o*・ω・)・ω・)o。重連単機回送、俗にいう“重単(じゅうたん)”ってヤツです (゚ー゚*)ジュータン(重連なのに単機とはこれいかに? (。A。)アヒャ☆)。これが機関車運用の都合などで定期的に設定されている回送列車なのかどうか分からないけど、少なくとも情弱な私はまったく把握していなかった想定外のサプライズでした w( ̄▽ ̄;)wワオッ!。前夜の“マヤ検”に続いて、ここでも“鉄運”に恵まれたのか? ヒャヒャヒャ(゚∀゚≡゚∀゚)ヒャヒャヒャ。
ただ、次に来るハズの特急列車をサイドからの“流し撮り”で狙おうと考えていた私は、カメラの撮影設定をそれに合わせた遅めのシャッタースピードにしていて ( ̄- ̄*)ナガシ…、突然に現れたこの“重単”もそのままの“流し撮り設定”でカメラを振りながら対応したのですが【◎】]ω・´;)パチッ!、どうにかED76形の先頭部にはピントも振りもシンクロしたものの、後方のEH500形はややブレ気味・・・(´д`;)アウ…。できればこういう列車は流し撮りでなく、きっちりと写し止めたかったところです σ(・∀・`)ウーン…。まあ、珍しいもの(?)が知らずに撮れたのだから、贅沢なことを言っちゃいけないけど (^^;)ゞポリポリ。


0026.jpg
そのままズームしながら、
ED76形の横顔もアップでパチリ。
(^_[◎]oパチリ
凛々しくてカッコいいんだけど、
交流機は基本的に
前側のパンタグラフを上げないので、
先頭部だけを切り取ったような撮り方は
何となくビミョーな絵に感じてしまうのは
私だけだろうか・・・。
( ̄▽ ̄;)ビミョー…
▲22.9.24 鹿児島本線 東郷-東福間


ED76形を先頭にした“重単”とは、なんとも意表を突かれた展開でしたが、このローアングルでの流し撮りで私が狙いたかった、ホントのターゲットはこちらの特急列車でした (*`・ω・´)-3フンス!。


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風を切って疾走する、蒼い特急。
▲22.9.24 鹿児島本線 東郷-東福間


青いソニックが撮れました〜!ヽ(´▽`*)ノワーイ♪
そう、先出した883系の特急「ソニック」(゚ー゚*)ソニックヘッジホッグ。このシャープなスタイルとメタリックブルーのカラーリングが絶妙にマッチしたデザインは、まるで“ダイキャストのミニカー”か“超合金ロボット”でも見ているかのような、“昭和時代の少年”(ワタクシのことね)の好奇心をくすぐるカッコよさが感じられ (*゚∀゚)=3ハァハァ!、いつか機会があればコイツを魅力的に撮ってみたいと思っていたのです 。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。
「SONIC(ソニック)」の名にふさわしい華麗な走りっぷりは、同じシャッタースピードの設定で撮ったED76形の写真と見比べてみると道床や背景の流れ方が歴然で、その速さをファインダー越しに実感した緊張度の高い撮影でした (`・v・´;)ドキドキ。どうにか狙い通りに写し止めることができてよかった ε-(´∇`*)ホッ。


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撮影に訪れたのはお彼岸のころで、
築堤近くの農道には
ちょうど見ごろを迎えた赤いヒガンバナが
鮮やかに咲いていました。
(゚ー゚*)リコリス
▲22.9.24 鹿児島本線 東福間-東郷


福岡を15時に出る中途半端な時間帯の飛行機へ乗るため、限られた時間で鹿児島本線の撮影に訪れた東福間の“お立ち台”。
ここでは何か珍しい列車が来ることを期待していたわけでなく、定期で運行されている特急列車や貨物列車などが記録できればそれでじゅうぶんだと考えていましたが σ(゚・゚*)ンー…、885系「ソニック」の“佐世保ラッピング”やED76形とEH500形による“重単”など思わぬ収穫もあって (゚∀゚*)オオッ!、一か所にずっと留まっての撮影だったものの、存分に楽しむことができました ヨカッタ♪(*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。

さて、この辺でそろそろ撮影を切り上げて、福岡空港に向かうとしますか ...(((o*・ω・)o。


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811系の久留米ゆき区間快速に乗って
東福間をあとにします。
朝は曇っていたけど、
すっかりいいお天気となりました。
▲22.9.24 鹿児島本線 東福間

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東福間から30分ほどで博多に到着。
12時半、ちょうどお昼時か・・・。
σ(゚・゚*)ンー…
ちなみに右のほうに見える異色併結の列車は
先ほどの東福間では「きらめき」として撮った
「ハウステンボス」と「みどり」の783系。
▲22.9.24 鹿児島本線 博



東福間1158-(鹿児島3225M区間快速)-博多1227


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九州を離れる前に
博多でいただくお昼ゴハンはもちろん
お決まりの博多ラーメン。
こってりとしたとんこつスープが細麺に絡む
特有の美味しさを堪能します。
メンラー(゚д゚)ウマー!

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博多から福岡空港までは
福岡市営地下鉄の空港線でわずか5分。
福岡は空港が近くてとても便利です。
(o ̄∇ ̄o)チカイ♪
▲22.9.24 福岡市営地下鉄空港線 福岡空港


博多1335-(福岡市営地下鉄空港線56)-福岡空港1340

西九州新幹線の開業に合わせて、初秋の三連休に訪れた九州の鉄道旅 ε=┌(*゚д゚)┘イクゼ! 。
記事内でも触れたように、武雄温泉と長崎のあいだのわずか66キロ、乗車時間が30分の西九州新幹線ですが ( ̄ω ̄;)ミジカイ…、あくまでも個人的にはここを乗り潰すことで鉄道旅客路線完乗(鋼索線を除く)のタイトルを保持することができ、距離や乗車時間以上の達成感と満足感がじゅうぶんに得られました (´ー`)シミジミ。ブルーインパルスによる祝賀飛行があいにくの雨天だったのは残念だったけど、悪天候のなかで飛行してくれただけでもありがたかったし、この状況もまたリアルな開業日の記録だと思います (-`ω´-*)ウム。
そして西九州新幹線の初乗車を目的とする今旅はどちらかというと、“撮り鉄”より“乗り鉄”のほうがメインになると考えていましたが、新幹線「かもめ」や観光列車「ふたつ星」の出発式などが見られ (゚∀゚)オッ!、宿泊地に選んだ鳥栖では“銀ガマ”(EF81 303)や“マヤ検”(マヤ34)との遭遇 (゚∀゚*)オオッ!!。そして今記事でお伝えした東福間のお立ち台では、ED76形+EH500形の“重単”が撮れるなど (*゚∀゚*)オオオーッ!、図らずもいろいろと嬉しい“鉄運”に恵まれて、“撮り鉄”のほうでも存分に楽しめました ヽ(´▽`*)ノワーイ♪。
また、長崎のちゃんぽんや鳥栖の焼き鳥(記事にはしませんでしたが)、博多ラーメンなど、各地でちょこちょこと美味しい名物も堪能。慌ただしくも充実した、いい旅ができたと思います ヨカッタ♪(*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。

ちなみに、今旅で西九州新幹線の完乗は果たせましたが、来年(2023年)の3月には福岡市営地下鉄の七隈線(ななくません)が天神南から博多まで延伸開業する予定 ( ̄△ ̄;)エッ…(なお、延伸距離はわずか1.4キロw)。それを乗りにまた九州へ行かなきゃなぁ(笑)


0033.jpg
福岡から成田まで
☆のマークの飛行機にお世話になります。
LCCだけどサービス面で気になるところはなく
快適な空の旅でした。
⊂ニニニ(^ω^)ニニ⊃ブーン


福岡空港1510-(GK508)-成田空港1700


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LCCの飛行機が着く
成田空港の第3ターミナルは
成田線の空港第2ビルが最寄駅。
東京方面の総武快速線に直通する
快速列車が来るかと思いきや、
成田空港発ではちょっと珍しい
209系の千葉ゆき普通列車でした。
(゚ー゚*)マルキュー
▲22.9.24 成田線 空港第2ビル


空港第2ビル1736-(成田1458M)-千葉1825~1830-(総武快速1842F)-東京1908