SSブログ

高崎線・・・651系 特急「あかぎ」撮影記 [鉄道写真撮影記]

0000.jpg
2023.01.29 高崎線
上州路の「タキシードボディ」
特急「あかぎ」 撮影
 
 
朝夕に群馬県の高崎と首都圏の間をむすぶ通勤ライナー的な存在の特急「あかぎ」(スワローあかぎ)と、全国屈指の温泉郷として知られる草津温泉へ首都圏からのアクセスを担う特急「草津」。高崎線を走るこの両列車で使われているのは、シンプルな白い車体が印象的な特急形車両の651系(1000番台)(゚ー゚*)ロクゴーイチ。

拙ブログにご訪問される鉄道好きの方ならばもうご存じかと思われますが、この651系は国鉄からJR東日本となって最初のオリジナル特急形車両で、1989年(平成元年)に常磐線の特急「スーパーひたち」としてデビュー。在来線の特急列車では初となる最高時速130キロの営業運転を実現し、また、内装、外装ともにそれまでの国鉄特急型とは一線を画す斬新なデザインにはデビュー当時、「タキシードボディーのすごいヤツ。」という印象的なキャッチコピーが与えられました タキシード(`・∇・´)ボデー。
常磐線で長きに渡ってエース級の活躍をみせていた当系ですが、651系(スーパーひたち)とE653系(フレッシュひたち)が混在していた常磐線の特急列車をE657系(ひたち・ときわ)へ車種統一することにともない、2014年に651系はそれまで国鉄型の185系が使われていた高崎線(吾妻線)の特急「あかぎ」と「草津」へコンバートされます(その際、交直両用型から直流型への改造により、1000番台に区分)。これが現在までの経緯 ( ̄。 ̄)ヘー。

そんな651系も「スーパーひたち」での運転開始から今年(2023年)で34年。さすがに老朽化による傷みが隠せなくなったのか、今春の3月18日に実施予定の“ダイヤ改正”を機に「あかぎ」と「草津」あらため「草津・四万(くさつ・しま)」へE257系(5500番台)の投入が公表され、これによって置き換え対象となる651系は定期運用を失うこと(事実上の引退?)となるようです (´・ω・`)ショボン。
幼少のころから社会人となるまで常磐線沿線の柏で育った私にとって、数ある特急形車両のなかでも651系はとくに馴染みのある形式 (-`ω´-*)ウム。その引退が間近に迫った最後の活躍を目に焼き付けたくて、今回は「あかぎ」や「草津」の撮影へ赴くこととしました ε=┌(*゚д゚)┘イクゼ!。


6512.jpg
これは651系のデビュー前に
駅で配布されていたパンフレット。
「タキシードボディーのすごいヤツ。」
というキャッチーなフレーズが
今も印象に残っています。
(´ω`)ナツカシス



1月29日(日)


2001.jpg
2002.jpg
立川のホームに停まっている
オレンジ帯のE233系は中央線
・・・でなく青梅線の青梅ゆき。
え?青梅線に乗るの?
( ̄△ ̄;)エ?
▲青梅線 立川


日の出前はまだまだ寒さが厳しい1月末の早朝5時過ぎ {{{(>_<)}}}サブッ!。
私は多摩地域(東京西部)の立川から青梅線の青梅ゆきに乗って出発し、途中の拝島(はいじま)で八高線(はちこうせん)の川越ゆきに乗り換え。さらに途中の高麗川(こまがわ)で川越ゆきから高崎ゆきに乗り継ぎます (゚ー゚*)ヤッタカセソ。


0002.jpg
拝島で八高線に乗り換えます。
川越線直通の川越ゆきは209系。
( ̄  ̄*)マルキュー
▲八高線 拝島

0003.jpg
高麗川で乗り継いだ高崎ゆきは
電車でなくディーゼルカーの
キハ110系気動車。
( ̄  ̄*)キハ
黎明のホームに
キハのアイドル音が響きます。
▲八高線 高麗川


目的とする651系の特急列車を撮るなら、沿線の風景が自然ゆたかな群馬県北部の吾妻線(あがつません)まで足を伸ばして、当線を走る「草津」を中心に狙おうかとも考えたのですが (・∀・)イイネ、651系の「草津」は過去に旧線時代(八ッ場ダム建設に伴う経路変更前)の吾妻線などで撮影したことがあるけれど、朝夕に高崎線で運行されている「あかぎ」のほうはまともな記録があまり残せていないのよね・・・σ(゚・゚*)ンー…(185系時代の「あかぎ」は何度か撮影していますが)。
そこで今回はとりあえず(?)、首都圏に近い高崎線の沿線で「あかぎ」をメインに押さえようと思います ( ̄  ̄*)アカギ。


0004.jpg
八高線と東武東上線が接続する
小川町のあたりで日の出を迎えます。
東上線の10000系が
朝日に照らされてギラリ。
(つ▽≦*)マブシッ!
▲八高線 小川町(車窓から)

0005.jpg
寄居は秩父鉄道との接続駅。
秩父鉄道といえば個人的に
東京五輪の“聖火リレー列車”を撮って以来
しばらくご無沙汰だなぁ・・・。
σ(゚・゚*)ンー…
またじっくりと撮影に訪れたい路線です。
▲八高線 寄居(車窓から)

0006.jpg
埼玉と群馬の県境にあたる
丹荘(たんしょう)付近の車窓には
特急「あかぎ」の愛称由来となる
赤城山が望めます。
(゚∀゚)オッ!
その雄大な山塊はまさしく
「裾野は長し 赤城山」
上毛かるたより)。
▲八高線 児玉-丹荘(車窓から)


越生(おごせ)、小川町、寄居(よりい)、児玉(こだま)、群馬藤岡などを経て、埼玉から群馬へと北上する高崎ゆきの八高線 ...(((o*・ω・)o。東京の八王子と高崎を結ぶことが線名の由来となっている当線は、北部の区間(高麗川?倉賀野)が非電化であるためディーゼルカー(気動車)で列車が運行されており、首都圏近郊の路線でありながらローカル線っぽい風情が味わえます (´ー`)シミジミ。
それにしても、私がウチ(自宅)の最寄駅から高崎方面へと向かう場合、いつもなら都心のほうへ出て上野か赤羽(時間帯によっては新宿)から高崎線(や湘南新宿ライン)に乗車するパターンがほとんどで、そのほうが時間的な移動効率はいいハズですし、そもそも今回は高崎線を走っている特急「あかぎ」を撮ることが目的です σ(゚・゚*)ンー…。なのに、あえて遠回りの経路で列車の速度も遅い八高線に乗ることを選んだのは、ディーゼルカーでローカル線の旅情を味わいたいから? もしくは先日の日光線のときのように往きと帰りで経路を変えたかった? それとも単なるきまぐれか? (゚ー゚*)オレンジロード。いえいえ、もちろんちゃんとした明確な理由があるのです (-`ω´-*)ウム。
立川から列車を乗り継いでおよそ二時間半、私が下車したのは終点の高崎ではなく、その二駅手前に位置する北藤岡(きたふじおか)(・ω・)トーチャコ。


6001.jpg
上越新幹線の高架の下をくぐって・・・
▲八高線 群馬藤岡-北藤岡(車窓から)

0009.jpg
0010.jpg
八高線の列車が到着したのは、
群馬県藤岡市に所在する北藤岡。
ホームに待合室があるだけの
シンプルな駅構造です。
ちなみに藤岡といえば、
群馬県出身の有名人で知られる
中山ヒデちゃんの出身地。
(*’∀’*)ダイスキ!
▲八高線 北藤岡

0011.jpg
降り立った八高線ホームの向こうに
高崎線のE231系が見えます。
ということは、
当駅は八高線と高崎線の接続駅?
σ(゚・゚*)ノリカエ?
▲八高線 北藤岡


立川0519-(青梅533T)-拝島0531~0543-(八高579E)-高麗川0617~0633-(225D)-北藤岡0747

北藤岡の構内(?)には乗ってきた八高線のほかに、電化された複線の線路が確認できます (=゚ω゚=*)ンン!?。そう、そちらは高崎線・・・なのですが、そこに乗降できるホームは無く、E231系の普通列車が速度を落とさずに通り過ぎてゆきました バビューン!!-=≡Σ(((⊃゚∀゚)つ。
もともと信号場として開設された歴史を持つ当駅は、高崎線と八高線の合流(分岐)地点付近に位置しているものの、あくまでも駅として扱われているのは八高線のみ。高崎線側からしてみれば単なる駅間(新町と倉賀野のあいだ)に過ぎません(運行上の信号扱いはある)スル━━━( ̄、 ̄*)=3=3=3━━━ッ。そのため両線の接続駅(乗換駅)は線路が合流する当駅ではなく、ひとつ高崎寄り(下り方)に位置する倉賀野(くらがの)としており、八高線の路線区間も八王子から倉賀野までとなっています(なお、八高線の列車は倉賀野から高崎線に直通する形で高崎を起終点としています)(*・`o´・*)ホ─。


0012.jpg
駅の北側(下り方)にある踏切より
上り方を望む。
(「゚ー゚)ドレドレ
向かって左の電化複線が高崎線、
右の非電化単線が八高線で
北藤岡のホームが確認できます。
タカセソ(゚д゚≡゚д゚)ヤッタカ
▲高崎線 新町-倉賀野/八高線 北藤岡

0013-be95d.jpg
北藤岡の位置関係を
ざっくりとした地図で表すとこんな感じ。
オレンジが高崎線で、赤が八高線
(緑は上越新幹線)。
水色は付近を流れる烏川です。
ちなみに北藤岡と倉賀野のあいだで
高崎線と八高線は線路を共用しますが
あくまでも別の路線として扱われ、
例えば北藤岡から新町へ行く場合の運賃は
倉賀野経由として計算されます。
( ´_ゝ`)フーン


そんなマニア的にちょっと面白い駅の北藤岡ですがそれだけではなく、高崎線の特急「あかぎ」を撮りにやってきた私にとっては、とてもいい位置にあって助かる存在の駅なんです (-`ω´-*)ウム。
というのも、今回の撮影ポイントとして考えているのは、この近くを流れる河川の烏川(からすがわ)に架かる高崎線の鉄橋(烏川橋梁)の上り方 (゚ー゚*)カラスガワ。もしもそこへ“徒歩鉄”の私が高崎線の駅からアクセスしようとすると、下り方の倉賀野からはおよそ4キロで徒歩45分、上り方の新町からだとおよそ4.5キロで徒歩50分もかかります ( ̄  ̄;)トオイヨ…。しかし、その両駅のほぼ中間地点にある北藤岡ならばわずか1.5キロ、徒歩20分弱というお手軽な散歩程度の距離 (゚∀゚*)オオッ!。これは目的地への最寄駅と言っていいでしょう (o ̄∇ ̄o)チカイ♪。
そこで私はここまで八高線を利用してきたのでした (´ω`)ナルヘソ。
(ちなみに上の大雑把な地図を見ると、烏川までは倉賀野からでも北藤岡からでもたいして変わらない距離のように見えますが、実はこの烏川の河川敷はやけにだだっぴろくて、そこに架けられた橋だけでも500メートル近くもあるんです。)


0014.jpg
目的地に向かって
烏川の土手を歩いていると、
横切って行ったのはキハ110系で
八高線の上り列車。
( ̄  ̄*)キハ

繰り返しの説明になりますが、
ここでは高崎線の上り列車も
同じ線路を使います。
▲八高線 倉賀野-北藤岡

0015.jpg
やってきたのはこんなところ。
川面はまったく見えないけど、
築堤の下に広がるのは
烏川のだだっぴろい河川敷です。
おや?架線柱の形からして、
ここは単線なのでしょうか?
(゚.゚*)タンセン?
▲高崎線 倉賀野-新町

0016.jpg
いや、単線でなく複線で
上下線の線路が離れて敷かれている
いわゆる“セパレート区間”です。
( ̄。 ̄)ヘー
手前に見える線路が上り線、
E231系の走っている向こう側が
下り線です。
▲高崎線 新町-倉賀野


私が北藤岡に列車で着いたのは7時47分で、お目当ての特急「あかぎ6号」が撮影ポイントを通過するのは8時15分ごろ。あまり時間に余裕はなかったけど、目的地となる烏川右岸の土手には難なく間に合いました ε-(´∇`*)ホッ。
ここは烏川の鉄橋から続く築堤上を走る高崎線と八高線の上り列車をスッキリと望むことができ (・∀・)イイネ、また、上下線の線路の位置が少し離れた“セパレート区間”であることから、一見するとまるで単線区間のような趣の画が撮れます ( ̄。 ̄)ヘー。そして今の時期は午前の早い時間帯が順光で、朝の通勤客輸送を担う「あかぎ」を撮るのに適した撮影地といえるかも知れません ъ(゚Д゚)ナイス(きょうは通勤客が少ない日曜日だけどね)。
当地にいらした先客の同業者(鉄ちゃん)はお一人のみ (*・ω・)ノ゙チワッス。「あかぎ」から651系が撤退するまであとひと月半に迫ったなか、晴天の日曜日にしては意外と落ち着いている印象です (´ー`)マターリ。先客に軽くご挨拶をして私も適当な位置でカメラを構えると、お目当ての列車はさっそく橋上に姿を現しました (゚∀゚)オッ!。


0017.jpg
朝日を浴びて高崎線を駆け上がる
651系の特急「あかぎ」。
お洒落なタキシードスタイルのイケメンですが
少々お疲れの表情が伺えますね・・・。
σ(・∀・`)オツカレ?
▲高崎線 倉賀野-新町


スーパーひたち・・・ぢゃなくって、
651系の「あかぎ」が撮れました〜!ヽ(´▽`*)ノワ~イ♪
トラスの鉄橋を抜けて築堤を颯爽と走りゆく、ミルキーホワイトのスタイリッシュな特急列車。その前面には651系ご自慢の大型LED式ヘッドマークが燦然と輝きます (☆∀☆)キラーン☆。シンプルながらもお洒落さを感じるデザインは、デビューから30年以上が経った今も色褪せない 。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。・・・と、いいたいところですが (´・ω`・)エッ?、たしかに特急形車両としての風格は損なわれていないと個人的には思うものの、よくみると前面の鼻先(ライトの上あたり)や車体側面などの数カ所には錆のような傷みが見られ、やはりそれなりにくたびれた印象は否めません ()´д`(lll)チカレタ…。これは今春限りでの引退(定期運用の終了)というのも納得でしょうか σ(・ω・`)ウーン…。
そんな車両の状態はさておき、絵的に見れば冬場の低い太陽が絶妙な光線状態で列車を照らし、先頭車にケーブルの影すら落ちていない好条件で撮ることができました (゚ω゚*)バリジュン!。それだけに車体の痛みが目立つのは惜しいところです(むしろ“バリ順”なだけにいっそう、傷みが目立つのかも・・・"o(-ω-;*)ウゥム…)。
ちなみに、いま通過したのは「あかぎ6号」。JRの列車は基本的に下り列車に奇数、上り列車に偶数の号数(列車番号)が割り当てられ ( ̄。 ̄)ヘー、特急「あかぎ」(「スワローあかぎ」)の上り列車は現在、「2号」から「8号」までの4本が設定されているのですが(車両はすべて651系を使用)、そのうち「2号」と「4号」は平日のみの運転(「2号」は本庄始発)、「6号」と「8号」が土休日を含む毎日の運転となっており、きょうの日曜日に撮れるのは今の「6号」と、このあと40分後にやってくる「8号」の二本です ( ̄、 ̄*)ナルヘソ。


0018.jpg
次の「あかぎ8号」を待っているあいだに
タンク車を連ねた貨物列車が通過。
(゚ー゚*)カモレ
先頭で牽引を務めるEF210形は
旧塗装で残っている172号機で、
ちょっと嬉しい記録となりました。
(o ̄∇ ̄o)ラキー♪
▲高崎線 倉賀野-新町


「あかぎ6号」と「8号」の合間には上りの貨物列車が一本通過するため(石油返空の3080レ)、せっかくならそれも光線状態が良好な同地で撮りたくて、場所を移動せずに待機します (゚ー゚*)カモレ。そうすると時間的にそのまま「8号」もこのあたりで撮ることとなり、同じ場所で651系の「あかぎ」が二本も撮れるのならば、次の「8号」はアングルに少しは変化をつけようかな・・・と思い σ(゚・゚*)ンー… 、ためしに先ほどの「6号」よりちょっと低い目線から空を広く入れた構図で、「8号」に先行する貨物列車を写してみたのですが (^_[◎]oパチリ、列車自体の見え方は悪くないものの、上空に張られた無数のケーブル(電線)がいっそう強調された印象が否めません (゚ペ)ウーン…。また、列車の左側の“抜け感”も、さっきのアングル(6号)のほうが個人的に好きかな ( ̄  ̄)ヌケカン。
ほかにも築堤の下から仰ぎ見てみたり、線路から離れてサイド気味に構えてみたりと、いろいろな構図をためしたもののどうもしっくりと来ず (´?`)ウーン…、アングルが決まらずにいつまでも周囲をウロウロしていると、同業者の方の目触りになりかねないので 人( ̄ω ̄;)スンマソン、けっきょく元の立ち位置に戻って「8号」を待ちます モドル…((((o* ̄-)o。


0019.jpg
白いタキシードを着こなす
“上州の紳士”がふたたび見参!
先ほどの編成と比べて傷みがなく、
いくぶん表情が引き締まって
見えるでしょうか。
(`・ω・´)キリッ!
▲高崎線 倉賀野-新町


もういっちょ、ロクゴーイチ(651系)が撮れました〜!ヽ(´▽`*)ノワ~イ♪
芸が無いと言えばそれまでですが、先の「6号」とほぼ変わらないアングルで捉えた「あかぎ8号」( ̄∀ ̄;)デジャヴ?。それでも今度の編成は車体に錆などの傷みが目立たず、比較的きれいな状態を保っているように見えます (・∀・)イイネ。二本の「あかぎ」を同じ場所の同じアングルで撮ったのはちょっともったいない気もするけれど、ある意味“撮り直し”をしたような形でより良い結果が残せたことに個人的な満足感が得られました (+`゚∀´)=b OK牧場!。やっぱり“タキシードボディ”は疲れを見せずにビシッと決めてこそお洒落でカッコいい・:*:・(´∀`人)ステキ!・:*:・。


0020.jpg
振り返って後ろもパチリ。
(^_[◎]oパチリ
愛称に“スーパー”を付けた
スーパー特急の先駆けとして
かつて一世を風靡した平成の名車に
太陽という照明が光を当てます。
(つ▽≦*)マブシッ!
▲高崎線 新町-倉賀野(後追い)


高崎線を南下して上野を目指す「あかぎ8号」。きょうは日曜日なので通勤客よりも、東京のほうにレジャーやショッピングへ出かける人が多く利用されているのかな? オカイモノ♪(*´v`*)オカイモノ♪。そんな651系の走り去る姿を見送って、ひとまず「あかぎ」の撮影は終了 (´w`*)ドツカレサン。
そしてこのあとは、午前中に高崎線を上る特急「あかぎ」とは対照的に、草津温泉のほうへ向かって下る特急「草津」を撮ろうと思います ザスパ(゚ー゚*)クサツ。土休日のみ運転される「草津31号」がこのあたりを通過するのは、およそ一時間半後。ちょっと時間は開くけれど、駅から列車に乗ってほかの場所(ほかの駅)へ移動できるほどの余裕は無いので(日中の八高線は運転間隔が一時間に一本だし)、引き続きこの北藤岡界隈に留まって、下り列車が撮れそうなところを適当に探してみます <(゚-゚=)キョロキョロ(=゚-゚)ゞ。


0021.jpg
烏川の土手から未舗装の道を進んで、
次に私がやってきたのはこんなところ。
築堤の上に敷かれているのが
高崎線(と八高線)の下り線です。
▲高崎線 倉賀野-新町


先述したように、このあたりは複線でありながら上下線の間隔が離れた“セパレート区間”で、ためしに下り線のほうの線路に沿って歩き進んでみたところ ...(((o*・ω・)o、例の烏川橋梁へのアプローチとなっている築堤の部分はとくに目立った障害物などが無く、傍らの道から見上げるようなアングルでスッキリと列車を撮ることができそうです (゚∀゚)オッ!。うん、悪くない (・∀・)イイネ。
ただし、いまの太陽の位置による光線状態を考えると、向かってくる列車を正面から狙う“正向き”よりも、後ろから撮る“後追い”のほうが良さげな感じ σ(゚・゚*)ンー…。そもそも基本的に南北方向へ伸びる高崎線は、下り列車の正面に対して順光となる撮影地が少ないんですよね。ここは列車の向きよりも光線状態を優先して構図を組み立てます。


0022.jpg
『赤城颪(あかぎおろし)に 颯爽と〜
蒼天翔ける 「草津」号〜♪』
(どっかで聞いたフレーズだねw)
( ̄∇ ̄)タイガース?
寒風の赤城颪が吹きすさぶ冬晴れの上州路を
温泉郷に向かう特急列車が走りゆく。
▲高崎線 倉賀野-新町(後追い)


651系の「草津」も撮れました〜!ヽ(´▽`*)ノワ~イ♪
雲ひとつない快晴の青空に浮かび上がった美しき白い車体。後ろから撮る“後追い”であるがゆえ、点灯していないヘッドライトや愛称表示がなるべく目立たないように意識して、サイド気味(側面気味)のアングルとしてみたのですが (^_[◎]oパチリ、この角度から眺める651系は先頭部の流麗なデザインが際立って、凛々しいじゃないですか 。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。。スピード感を覚えるこの見え方は特急「草津」というより、個人的にやはり651系の全盛期だった「スーパーひたち」の時代を思い起こさせます (´ー`)シミジミ。ヘッドマークが見えないので「草津」らしさはあまり感じられないけど、651系を記録したものしては満足のいく一枚となりました (*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。


0023.jpg
さらにもう一カ所、
次にやってきたのはこんな場所。
高崎線と八高線の線路を跨ぐ陸橋です。
よく見ると線路の先のほうには
真っ白なお山が見えていますね。
(=゚ω゚=*)ンン!?
▲高崎線 倉賀野-新町


「草津31号」を烏川橋梁手前の築堤で撮影したのち、さらに一時間後に通過する「草津1号」(毎日運転)へ備えて私が移動してきたのは ...(((o*・ω・)o、北藤岡の駅近くまで戻ったところに位置する、高崎線と八高線の線路を大きく跨ぐ県道の陸橋 ( ̄  ̄*)リッキョーダイガク。
実はここ、私が朝に八高線で北藤岡に着いてから烏川の土手へと向かって歩いていたとき、撮影ポイントとしてちょっと気になって足を止めた場所で σ(゚・゚*)ンー…、高さのある橋上から北のほう(下りの高崎方)を向くと、線路の先には雪を抱いて真っ白になった信州の名峰、浅間山(あさまやま)の雄大な山容が望めるのです (゚∀゚)オッ!。太陽の位置が低い朝の時点ではまだ、線路脇の東側に建つ工場(?)の影が大きく落ちていたため、ここで撮影をすることなくスルーしたけど ( ̄д ̄)マンダーラ…、10時過ぎとなった今の時間は影落ちが解消されて線路に日が当たっています (・∀・)イイネ。


0024.jpg
上州(群馬)の藤岡から
県を越えて遠く望む
信州(長野)の浅間山を背に、
E231系の普通列車が高崎線を上ります。
▲高崎線 倉賀野-新町


なお、この場所も下り列車の「草津1号」に対しては、後ろから撮ることになる“後追い”、しかも先ほどの「31号」のようなサイド気味ではなく“真後ろ”となるのですが ( ̄  ̄)マウシロ、浅間山がきれいに見える条件で651系を記録したいと思い、私はここでカメラを構えることとしました (-`ω´-*)ウム。


0025.jpg
三本の線路が敷かれたこの場所で
真ん中を進むのは八高線のキハ110系。
上り列車の児玉ゆきです。
(゚ー゚*)キハ
▲八高線 倉賀野-北藤岡


特急「あかぎ」や「草津31号」を撮っていた烏川の付近では、上下線の線路が離れた“セパレート区間”だったため、それぞれの線路を一見すると単線のようにも見えましたが ( ̄  ̄*)セパレート、北藤岡の駅にほど近いこの陸橋のポイントは、ちょうど高崎線と八高線の線路が分岐する箇所にあたり(正式には北藤岡でなく、ここが両線の分岐点)、左右に高崎線の上下線、真ん中に八高線の上り線と、並列に三本の線路が敷かれていて(八高線の下り線はこの陸橋の手前で高崎線の下り線に合流済み)、背景に浅間山が写し込めることで選んだこの撮影地ですが、線路の配線的に見てもなかなか興味深いものがあって面白い (*・`o´・*)ホ─。
八高線の児玉ゆき2286D列車が真ん中の線路をゆっくりと上っていった4分後、今度は向かって左の線路を高崎線の特急「草津1号」が高速で下ってゆきます 。


0026.jpg
雪山とタキシードボディの
白色コラボ。
まもなく引退の時を迎える651系を
浅間山が労うように見つめます。
▲高崎線 倉賀野-新町


浅間山バックで651系が撮れました〜!ヽ(´▽`*)ノワ~イ♪
上空にやや雲が湧いたものの、どうにか「草津1号」が通過するお昼近くまで、その優雅な山容をみせてくれた浅間山 (゚∀゚*)オオッ!。特急「草津」は浅間山のほうへ直接向かう特急列車ではなく、さほど深いつながりはありませんが(かつて草津温泉と軽井沢をむすんでいた、“草軽電鉄”に縁をつないでもらおうかw (゚∀゚)アヒャ☆)、日本百名山に数えられる名峰を列車の背景に写し込めると、651系を記録したなかの一枚として引き締まるように思います (-`ω´-*)ウム。
けっきょく「草津」は「31号」も「1号」も、ヘッドマークが表示されない“後追い”という形で撮ってしまったけど【◎】]ω・)パチャ、浅間山バックの651系は個人的に満足のいくものとなったし、今回は朝に烏川橋梁で撮影した「あかぎ」のほうをメインに考えていたので、まあ、「草津」はこれでヨシとしましょうか (+`゚∀´)=b OK牧場!。もしも651系が引退するまでに機会が得られるのであれば、次は「草津」をメインとして吾妻線へまた撮影に行きたいものです。

これにて651系の撮影は終了です (´w`*)ドツカレサン。
さて、ここまで来たのなら、高崎名物の“焼きまんじゅう”でも食べていこうかな
(゚¬゚*)ジュルリ


0027.jpg
北藤岡の駅に戻って、
八高線の高崎ゆき下り列車に乗ります。
(゚ー゚*)ヤッタカセソ
▲八高線 北藤岡

0028.jpg
高崎線の下り列車が数分遅れていたようで
八高線は北藤岡にてしばらく待機し、
線路を共用する高崎線を先に通します。
そのため定刻より3分遅れで発車。
▲八高線 北藤岡(車窓から)

0029.jpg
0030.jpg
先ほど撮影していた
烏川付近の“セパレート区間”を
列車の車窓から眺めます。
(「゚ー゚)ドレドレ
川を渡るトラス橋のあたりでは
上下線がけっこう離れていますね
(向こうに見える橋が上り線)。

▲八高線 北藤岡-倉賀野(車窓から)

0031.jpg
高崎線と八高線の線路は
北藤岡付近ですでに合流していますが、
駅として接続するのは倉賀野です。
(゚ー゚*)クラガノ
▲高崎線 倉賀野(車窓から)

0032.jpg
八高線の列車は倉賀野から
高崎線へ直通する形で終点の高崎へ。
SL列車の拠点となる高崎の留置線には
レトロな旧型の客車などが見られます。
お、座席荷物合造客車のオハニ36形だ。
(゚∀゚)オッ!
▲高崎線 倉賀野-高崎(車窓から)

0033.jpg
北藤岡から10分ほどで
終点の高崎に到着。
(・ω・)トーチャコ
当駅には八高線の列車が発着する
専用のホーム(3番線)が
備えられています。
▲高崎線 高崎


北藤岡1156-(八高2287D)-高崎1206(定刻より3分遅れ


2003.jpg
群馬の県庁所在地は前橋ですが、
高崎は県下最大のターミナル駅で、
上越新幹線、北陸新幹線、
信越本線、上越線、両毛線、高崎線、八高線、
さらに地方私鉄の上信電鉄の
各列車が発着します。
▲信越本線 高崎

2006.jpg
そんな高崎に来たら食べたいのが、
手軽な名物の焼きまんじゅう。
(゚¬゚*)ジュルリ
まんじゅうといっても基本的には中身が無く
(お店によってはあんこが入っている
のも
ある
みたいだけど)、

パンのようなふかふかのまんじゅうに、
甘辛い味噌だれが塗られています。
これ、美味しいんだよね~。
ヤキマソ(゚д゚)ウマー!


今春のダイヤ改正で定期運用を終える651系の特急列車を記録しに、八高線へ乗って訪れた群馬県の北藤岡界隈 ...(((o*・ω・)o。
いまの時期の当地らしい“赤城おろし”(赤城山の麓に吹きつける強い寒風)は身に染みる冷たさだったけど {{{(>_<)}}}サブッ!、天気は清々しい青空が広がる快晴に恵まれて、気分よく撮影ができました (´▽`*)イイテンキ♪。
現行の特急「あかぎ」や「草津」としての記録ももちろん大事ですが、個人的にはやはり常磐線時代の「スーパーひたち」から続く、651系の車両としての最後の活躍を写真に収めたいという意図のほうが強くて ロクゴーイチ!(*`・ω・´)-3、そう考えると正面から順光で撮れた特急「あかぎ」もさることながら、二本とも後追いとなった特急「草津」のほうも、651系の記録と考えれば個人的にどれも納得のいくものが残せたと思っています (^_[◎]oパチリ。
また、主目的である651系の撮影だけでなく、久しぶりに八高線北部の非電化区間を“乗り鉄”し、高崎線と八高線の接続点でありながら八高線のほうにしか駅がない、北藤岡の様子などもこの機会にじっくりと見て回ることができて (「゚ー゚)ドレドレ、マニア的に興味深く愉しめた鉄旅となりました ヨカッタ♪(*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。


0034.jpg
高崎から都内への帰りは
オーソドックスに高崎線を利用します。
( ̄  ̄*)タカセソ
E231系の特別快速は
湘南新宿ラインに直通する小田原ゆき。
▲高崎線 高崎

0035.jpg
さっきとは逆に
今度は高崎線の列車の車窓から
八高線の北藤岡を眺めます

(「゚ー゚)ドレドレ

もちろん停まらないので、
ほんの一瞬で通過。
バビューン!!-=≡Σ(((⊃゚∀゚)つ
▲高崎線 倉賀野-新町


高崎1314-(高崎4833Y 特別快速)-新宿1458




☆オマケ★


0518.jpg

今回は後ろから撮影する“後追い”ばかりで、愛称表示のヘッドマークが見られなかった、特急「草津」(゚ー゚*)クサツ。この写真は以前に撮影したものですが、651系の正面に掲げられる当列車のヘッドマークは目的地の草津温泉をイメージして、まさに地図記号のような “温泉マーク” がデザインされています (o ̄∇ ̄o)オンセン♪。
3月のダイヤ改正から新たに就役するE257系5500番台ではどうやら、「特急 草津・四万」の文字のみの表記となるようなので、この“温泉マーク”も間もなく見納めとなるのかな・・・σ(・∀・`)ウーン…。