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両毛線・・・快速「ELぐんまきりゅう」 撮影記 [鉄道写真撮影記]

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2024.10.12 両毛線
引退せまる“名機”が登板!
快速「ELぐんまきりゅう」号
撮影記
 
 
まだ夏のような暑さを感じる日もあるけれど、日ごとに秋が深まりつつある10月 (゚- ゚)アキ。
残すところあと二ヶ月半となった今年ですが、鉄道界ではこのところやけに年内、もしくは今年度中に運行を終える車両、つまり引退してしまう車両の公表が相次いでいるように感じます σ(゚・゚*)ンー…(個人的に関心のあるところでは、ひたちなか海浜鉄道のキハ205形富士急の1000形など・・・)。
東海道・山陽新幹線の検測車「ドクターイエロー」(東海道新幹線からは2025年1月山陽新幹線からは2027年ごろに退役予定)や山陽新幹線の500系2027年ごろに退役予定)の引退発表は、鉄ちゃん(鉄道ファン)のみならず一般の人にも大きな話題となっていますよね ( ̄  ̄*)ドクターイエロ。


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先日に引退が公表された
東海道・山陽新幹線の検測車両
「ドクターイエロー」こと923形。
幸せをもたらす黄色い新幹線も
まもなく見納めに・・・。
(´・ω・`)ショボン
▲17.5.28 東海道新幹線 小田原-熱海


そんななかでとくに、私をふくむ多くの“コアなファン”に衝撃をあたえたのが、群馬県高崎市のJR東日本ぐんま車両センター(旧・高崎車両センター)に所属する、電気機関車(EL=Electric Locomotive)EF64形(1001・1053号機)EF65形(501号機)およびディーゼル機関車(DL=Diesel Locomotive)DD51形(842・895号機)今秋での一斉引退 Σ(゚ω゚lll)ウエエッ!?。
現在は定期の運用を持たず、おもにイベント用や事業用として使われているこの3形式5機の機関車は、いずれも昭和の国鉄時代に製造された古いもので、経年劣化による老朽化の進行が退役のおもな理由だそうです (゚ペ)ウーン。また試運転等を繰り返していた後任の新しい事業用車両(E493系GV-E197系)に使用の目途が付いたことで、そちらへの置き換えが進められる模様 (´ω`)ナルヘソ。役目を終える機関車はどれも“動く国鉄遺産”といえる貴重な存在なだけに引退はとても惜しいけど、たとえ“名機”であっても時代の流れには抗えないものか・・・(´・ω・`)ショボン。
その引退が宣告された5機による “ファイナル カウントダウン” の企画はすでに9月から始まっており カウント━m9(`・ω・´)━ダウン!!、ラストラン(最終運行)となる11月24日まで、高崎エリア(高崎支社管内)の信越本線(高崎〜横川)や上越線(高崎〜水上)、両毛線(新前橋〜桐生)にて何度か、週末を中心にそれぞれ日ごとに機関車を変えた臨時列車を運行しているのですが (*゚ェ゚)フムフム、私はその運転日に群馬まで行ける都合がつかなかったり、当地の天候状況をみて出向くのを見合わせたりして(9月後半から10月前半にかけて、週末の関東は晴れそうな日が少なかったのよね)、なかなか当該機の撮影に赴けなかったところ σ(・∀・`)ウーン…、祝日となった“鉄道の日”・・・じゃなく、“スポーツの日”(10/14)を含む10月なかばの三連休(12〜14)は、秋雨前線が落ち着いて晴天の予報が出され (゚∀゚)オッ!、私の都合もよくて撮影へ出かけることができそう (・∀・)イイネ。
そこで今回は、三連休初日の土曜日に両毛線の高崎と桐生(きりゅう)の区間で運転がおこなわれる、臨時快速列車の「ELぐんまきりゅう」号を撮影する目的で (゚ー゚*)キリュー、赤城山そびえる上州(群馬県)へと向かいました ε=┌(*゚д゚)┘イクゼ!。


10月12日(土)


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早朝の上野で
ホームに入線してきた
E231系の普通列車は
宇都宮線?高崎線?
トホ?(゚д゚≡゚д゚)タカ?
▲東北本線 上野


空は白んで明るいものの、だいぶ日の出が遅くなったと感じる、早朝の5時半 (*´0)ゞ。oOフワァァ…。。都内の上野から乗る当駅始発の下り普通列車は、宇都宮線の小金井ゆき ( ̄  ̄*)トホセソ。


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撮影(撮り鉄)名所の
ヒガハス(東大宮〜蓮田)あたりで
車窓に陽が差しはじめました。
予報どおりいいお天気になりそう。
(つ▽≦*)マブシッ!
▲東北本線 東大宮-蓮田(車窓から)


今回の私が撮影に訪れる両毛線は、栃木県小山市の小山(おやま)と群馬県前橋市の新前橋(しんまえばし)のあいだを結ぶ北関東の郊外路線で、路線名になっている両毛(りょうもう)とは、旧国名の“下毛野国(しもつけのくに)”と“上毛野国(かみつけのくに)”をあわせた、現在の栃木県南西部(足利や佐野など)から群馬県南東部(伊勢崎や桐生、太田、舘林など)にまたがる地域を指すそうです (・o・*)リョーモー。
そんな両毛線へ都内のほうからJRの路線でアクセスするには(ほかに東武鉄道を利用する選択肢もあり)、宇都宮線(もしくは東北新幹線)で小山を経由するか、高崎線(もしくは上越新幹線)で高崎、新前橋を経由するか、ざっくりと二通りに分かれるのですが、今回の私は後述するちょっとした理由により、宇都宮線に乗って小山経由を選びました コッチ…((((o* ̄-)o。


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小山の両毛線ホームは
宇都宮線のホームから少し離れた
新幹線の高架下に位置します。
そこで発車を待つ211系の高崎ゆき。
( ̄  ̄*)ニゲゲ
▲東北本線 小山

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小山駅に掲げられていた
両毛線の路線案内図。
(*゚ェ゚)フムフム
当線の正式な路線区間は
小山と新前橋のあいだですが
列車は新前橋から上越線へ乗り入れて
基本的に高崎を起終点としています
(なお高崎へ向かうほうが上りで
小山へ向かうほうが下り)。
ちなみに今回の目的である
快速「EL(SL)ぐんまきりゅう」は
上の路線図でみると下半分にあたる
高崎〜桐生にて運行。

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そんな両毛線は
全通から今年で135周年。
(*゚▽゚)/゚・:*【祝 135ネソ】*:・゚\(゚▽゚*)
小山など沿線各駅の構内には
それを伝えるポスターが
貼られていました。


小山で宇都宮線から乗り継いだ両毛線の高崎ゆき上り普通列車は、ハイキングコースで親しまれる大平山(おおひらやま)などを車窓に映しながら、秋晴れの関東平野を快調に進行 ...(((o*・ω・)o。
ところで、いま利用している両毛線ですが、1889年(明治22年)の全通(全線の開業)から今年(2024年)の12月でなんと135年目を迎え、沿線の各所ではそれを記念したいろいろな催しが企画されています (*゚▽゚)/゚・:*【祝 135ネソ】*:・゚\(゚▽゚*)。
実はきょうの私が撮影目的とする快速「ELぐんまきりゅう」の運行も、前述したELおよびDLの正式な“引退興行”(ファイナル カウントダウン)ではなく、「両毛線135周年」企画の一環としての要素が強い臨時列車で、おそらく一般的に当列車のいちばんの見どころは“復路”(上りの桐生→高崎)で蒸気機関車(C61形)が先頭に立つ、快速「SLぐんまきりゅう」のほうではないかと思われます ( ̄  ̄*)エスエル。
それでも“往路”(下りの高崎→桐生)の「ELぐんまきりゅう」で牽引を担当する電気機関車は、まもなく引退してしまうなかの一機に違いはなく、この機会でしっかりと記録に残したいもの (-`ω´-*)ウム。


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栃木市の栃木を過ぎたあたりで
車窓より大平山などを眺めると
手前の畑にはコスモスの花が広がっており
秋らしい風情を覚えます。
(゚- ゚)アキ
▲両毛線 大平下-岩舟(車窓から)

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採石という歴史により
山肌が大きく削られて
荒々しい姿となった岩船山。
ちなみに昨年に私はあの山上から
両毛線の撮影に臨みましたっけ。
▲両毛線 大平下-岩舟(車窓から)


でもその前にちょいと、両毛線の沿線で寄っていきたいところがあり σ(゚・゚*)ンー…、まず私が列車を降りたのは栃木県栃木市の岩舟(いわふね)。
ちなみに当駅は、高崎と桐生のあいだで運行される「EL(SL)ぐんまきりゅう」が通らない区間にあたります (゚ー゚?)オヨ?(先出の路線図をご参照)。ではなぜここで下車をしたのかというと、「ぐんまきりゅう」の撮影にあたって事前に同好の方が発信するSNSなどで下調べをしていたところ \_ヘヘ(- ̄*)ドレドレ、この岩舟のあたりで撮られた満開のコスモスと両毛線のきれいな写真に目が留まり (゚∀゚)オッ!、もし時間に余裕があればついでにそこでも撮影をしたいと思ったからでした (・∀・)イイネ。都内から両毛線へ向かうのに高崎経由でなく小山経由としたのもそれが理由です (´ω`)ナルヘソ。


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栃木市岩舟町(旧・岩舟町)に所在する
両毛線の岩舟。
アニメの舞台として描かれたこともある
落ち着いたたたずまいの木造駅舎は
建屋の基礎や柱の土台などに
当地で産出された岩舟石が使われています。
( ̄。 ̄)ヘー
▲両毛線 岩舟


上野0532-(東北523M)-小山0647~0700-(両毛432M)-岩舟0724


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やってきたのはこんなところ。
(「゚ー゚)ドレドレ
写真だと確認しづらいですが
ここはコスモス畑の向こうを
両毛線の線路が横切っています。


駅から歩いて5分ほどのお手軽な位置にある畑の一角では、やや見ごろのピークを過ぎた感はあるものの、紅や白、ピンクのコスモスが華やかに咲き乱れています (*’∀’*)コスモス♪。
のちに控える「ぐんまきりゅう」の撮影をふまえた時間的に、ここでは上り(434M)と下り(429M)それぞれ一本ずつの普通列車を撮ることができ (*゚ェ゚)フムフム、あわよくば現在の当線で一本のみ存在するという「両毛線135周年」の記念ヘッドマークを装着した列車(編成)が来ないかと、先日の「八高線90周年」のヘッドマークに続く“鉄運”の降臨に期待をしますが 八(゚- ゚)オネガイ、はたして・・・


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色とりどりのコスモスが
線路際で風に揺れる
両毛線の秋景色。
国鉄近郊型車両の211系が
お花畑を横切ってゆきました。
(*’∀’*)コスモス♪
▲両毛線 岩舟-大平下


コスモス畑で両毛線が撮れました〜 ヽ(´▽`*)ノワーイ♪。
青空が清々しい秋晴れのもと、たくさんのコスモスに迎えられて両毛線を走りゆく211系の普通列車。明るく華やかに秋という季節感が表れていて、なごやかないい情景じゃないですか (・∀・)イイネ。
なお、すぐそこの岩舟駅で上下の列車が交換するダイヤだったため構図を変える余裕がなく、ほぼ同じようなアングルで二本の列車を立て続けに撮影したことから、ここでは小山ゆき下り列車(429M)の一枚のみお見せしていますが (^_[◎]oパチリ 、いずれの列車にもヘッドマークは付いていませんでした (・ε・`)チェ。やはりそうそう都合よくはいかないもので、私の“鉄運”(ヘッドマーク運?)は八高線で使っちゃったってところかな (^^;)ゞポリポリ。
それでもノーマルなふつうの211系だって、いまや数少なくなった国鉄型車両の生き残りですから、このような季節の情景が好条件で撮れるようなときはこまめに記録を残しておこうと意識しています (-`ω´-*)ウム。まあ、高崎エリアの211系は置き換えの話など私はとくに聞いておらず、まだ当分は安泰そうな印象だけど (。A。)アヒャ☆。


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岩舟から乗る
高崎方面の上り列車は
途中の桐生止まりですが・・・
▲両毛線 岩舟

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桐生では3分の接続で
対面ホームの高崎ゆきに
乗り継げました。
(桐生ゆきが2分遅れたため
実際の乗換時間は1分でしたがw)
ε=┌(;゚д゚)┘ノリカエ!
▲両毛線 桐生

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桐生を過ぎたあたりから
車窓にのぞめる雄大な山なみは
古くから信仰の対象となっている
上州のシンボル赤城山。
▲両毛線 岩宿-国定(車窓から)


コスモス畑でサクッと撮影したのち、岩舟からふたたび上り列車に乗って高崎方面へ向かいます ...(((o*・ω・)o。
足利市の小俣(おまた)を過ぎて県境をまたぎ、群馬県へと入った桐生より先の区間が件の「ぐんまきりゅう」が運転される範囲となり、車窓から眺める沿線にはところどころで、カメラを構えて当列車を待つ同業者(鉄ちゃん)の姿が見られるようになってきました ( ̄  ̄*)テツ。
先述したとおり引退が迫っている電気機関車が先頭を務めるということもあり、やはり列車の姿が全体的にしっかりと記録できる、列車主体のいわゆる“編成写真”を狙える撮影ポイントの人気が高いようで (*゚ェ゚)フムフム、場所によってはすでに何十人(何百人!?)もの大勢がびっしりとひしめき合っている盛況ぶり w( ̄▽ ̄;)wワオッ!(とくにイセコマの定番はスゴい数だった・・・)。もちろん私もそのような整ったカットを撮りたい気持ちはじゅうぶん理解できますが(正直、羨ましいw)、さすがにあの雑踏のなかへ加わるのはためらっちゃうし、そもそも今から駆け付けたところで入り込めるスキマは無いでしょう ヾノ・∀・`)ムリムリ。
それならば編成写真的にはベストアングルでなくとも、キャパに余裕がありそうな場所から少し引き画で撮るなどして、私になりの状況に合わせた構図の対応をしたいと思います σ(゚・゚*)ンー…。
ご当地の郷土玩具 “上毛かるた” に「裾野は長し赤城山」という札があるように、どっしりとした雄大な山容の赤城山を車窓の右手にのぞみながら西進し、やがて私が列車を降りたのは前橋市郊外の駒形(こまがた)(・ω・)トーチャコ。


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群馬県前橋市に所在する駒形。
駅の近くには小中学校や高校、大学、
専門学校がいくつか見られ
近代的で瀟洒な印象の橋上駅舎は
平日の朝など多くの通学利用者で
賑わうことでしょう。
▲両毛線 駒形


岩舟0759-(両毛436M)-桐生0837~0838-(438M)-駒形0901


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ところで
駅のすぐ横にある市営駐輪場の
壁に掲げてあった
この不思議な絵はなんでしょうね。
(=゚ω゚=*)ンン!?
何かご当地の伝説的なものかと思い
“駒形(前橋)、馬(ロバ?)、猿、犬、骨”
などのワードでググってみたけど
判明しませんですた。


線路沿いに田畑などのひらけたところが多くて、両毛線の列車をスッキリと撮れるような場所が周囲にいくつか点在する駒形界隈 (゚ー゚*)コマガタ。
私が乗ってきた列車からも何人かの同業者と思われる人が当駅でわらわらと下車し、それぞれに目的地とする撮影ポイントへ向けて足早に散ってゆきますが、私はというと駅でお手洗いを済ませたり、駐輪場に見られた不思議な絵に首を傾げたりしていて、ちょっと出遅れた感じ ノコノコ...(((o*・ω・)o。
それでも、あそこで撮ろうかな・・・と、あらかじめ頭の中に思い浮かべていた第一候補の撮影ポイントへ行ってみると、そこは何人かの先客がおられたもののキャパにはまだじゅうぶんな余裕があり (*・ω・)ノ゙チワッス、自分好みの立ち位置を難なく確保することができました ε-(´∇`*)ホッ。


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駅から15分ほど歩いて
やってきたのはこんなところ。
陸橋から両毛線の線路が見下ろせます。
(「゚ー゚)ドレドレ
なおこの橋は東側に
北関東自動車道が併設されていて
西側にしか歩道がないため
上り方(前橋方)しか臨めず
基本的に下り列車の撮影ポイントです
(上り列車の場合は後追い)。

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単線と複線の区間が混在する両毛線。
駒形より上り方は複線ですが
こちらの下り方は単線で
ローカル線の風情が感じられます。
背景には榛名山の稜線がうっすら・・・。
(≡∀≡*)ウッスラ
▲両毛線 駒形-伊勢崎


まずは小山のほうへと向かう下り普通列車の211系で試し撮り (^_[◎]oパチリ。ちなみにこの編成にも「両毛線135周年」の記念ヘッドマークは付いていませんでした ( ̄  ̄)ナッシング。
線路を跨ぐ陸橋の上から見おろすような高さの目線で、両毛線の列車(おもに下り列車)がのぞめる撮影地 (「゚ー゚)ドレドレ。午前の今は光線状態(日あたり具合)が良好の順光となり、ややS字っぽくうねった単線の線形がおもしろく、その奥に見える白い建物は駒形駅、また駅舎の後ろにちらっと覗く高いビルは前橋にある群馬県庁、さらには前橋の市街地の向こうにうっすらと稜線が確認できる山なみは、赤城山や妙義山とともに“上毛三山”のひとつに数えられる榛名山(はるなさん)・・・と、いろんなものを詰め込んだような、なんとも情報量の多い眺めです (゚∀゚)アヒャ☆。これをにぎやかで楽しい情景と見るか、それともごちゃごちゃとした落ち着きのない場所だと見るか、意見が分かれそうなところですね ヒャヒャヒャ(゚∀゚≡゚∀゚)ヒャヒャヒャ。


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ちなみにこの陸橋から
北の方角に目をやると
赤城山も望むことができます
・・・が
さっき車窓から見たときより
ずいぶんと雲が湧きました。
しかも夏のような入道雲。
w( ̄▽ ̄;)wワオッ!


ここでの私の狙いとしては本来、お目当ての「ELぐんまきりゅう」の背景に榛名山をどーんと写し込むことで “上州らしさ” を表したいと思い (・∀・)イイネ、秋晴れの予報に湿度の低いスッキリとした視界での山容を期待していたのですが (*゚v゚*)ワクワク♪、きょうの当地は陽が高くなるとともに気温も湿度もぐんぐんと上がり、秋というよりは「まだ夏かよっ!」って感じの陽気です ナツカヨ!( `・д・)っ))。
そのせいか山にはもくもくとした真夏の入道雲みたいな雲塊が湧きだして、榛名山の稜線はかろうじて確認できる程度の霞み具合 (≡∀≡*)ウッスラ…。「ELぐんまきりゅう」がやってくるまであと一時間ほどですが、それまでどうにか薄っすらでも山が見えていてくれることを願いつつも、時間が経つにつれて雲はさらに勢いを増してゆきます σ(・∀・`)ウーン…。
橋上にまぶしく照り付ける陽射しも暑っちい (´Д`υ)アツーィ。


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赤城山に続いて(?)
榛名山のほうも次第に
雲が大きくなってきました。
これは稜線が隠されちゃうかなぁ・・・。
σ(・ω・`)ウーン…

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あ!ヘッドマーク付きじゃん!
(*゚ロ゚)ハッ!
立ち位置を少し離れて
街路樹の木蔭で陽射しを避けていたら
不覚にも上り列車(442M)の当編成に
気付くのが遅れてしまって
撮影をミスっちゃいますた・・・。
(ノO`)アチャー
▲両毛線 駒形-伊勢崎(後追い)


立ちのぼるように湧いた榛名山上空の雲は勢いがとまらず ψ(`∇´)ψウケケケケ、それならばいっそのこと「ぐんまきりゅう」の背景にこの豪快な雲を写し込んでみようかとアングルを調整してみるも シャキッ!( >_o)r┬=≡[]、そのフレームに入りきらないほどにまで雲はもくもくと高く広く大きく成長(?)。これだと雲の全体を入れたら列車の存在が小さくなっちゃうな・・・ "o(-ω-;*)ウゥム。
そんななかでも、実はまだかすかに榛名山は稜線が見えている(と思いたい)という状況で (≡∀≡*)ウッスラ…、まもなく通過の時刻を迎える「ELぐんまきりゅう」。橋上で目を凝らしていると、やがて線路の先に青い電気機関車の姿が見えてきました (゚∀゚)オッ!。駒形の駅を通過する際には汽笛を一声 ピイィィィ━━━━( ̄- ̄ 3)━━━━━ッ。


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毛の秋空に湧きあがった
夏雲(?)のもと
Pトップが
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!

▲両毛線 駒形-伊勢崎

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霞む榛名を背景にして
135年もの歴史を刻んだ鉄路を
じっくりと噛みしめるように進む
快速「ELぐんまきりゅう」号。
その先頭を務める牽引機には
ブルートレインを牽いた実績を持つ
“名機”が抜擢されました。
▲両毛線 駒形-伊勢崎


ぴーとっぷのぐんまきりゅうが撮れました〜!ヽ(´▽`*)ノワーイ♪
体感的には夏のような暑さではあるけれど、おだやかな秋の陽光に照らされて両毛線の単線区間を悠然と進みゆく、快速「ELぐんまきりゅう」号 ...(((o*・ω・)o.。
後部に復路運転用のSLをつないでいるものの(いわゆる“プッシュ・プル”形態)、直流機のEF65形と12系客車の組み合わせによる青色で整えられた編成は美しく、まるで国鉄時代の臨時列車を思わせるような趣だなぁ +。:.(´ω`)シミジミ.:。+゚。ちなみに個人的なちょっとしたこだわり(実はあまりプッシュ・プルの形態が好きじゃないw)から、ゆるいS字という線形を活かしてSLがなるべく目立たないように意識してみました ( ̄、 ̄*)ナルヘソ。
列車の背景に写し込んだ榛名山はご覧のとおり霞んでいて、言われなければ存在がわからないくらいにう〜〜〜っすらとしたビミョーな状況ですが (≡∀≡*)ウッスラ…、きっとココロが清らかな読者の方には、写真を通して稜線のシルエットがかろうじて見えているものと信じています(笑)。

そして息をつく間もなく、さらにカメラを振って・・・シャキッ!( >_o)r┬=≡[]


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大きな菱形のパンタグラフ
(PS17形)を振りかざして
秋色に染まった田園を
颯爽と駆け抜ける
国鉄特急色のEF65形501号機。
現役機としての勇姿が見られるのも
あとわずかなのか・・・。
▲両毛線 駒形-伊勢崎


“Pトップ”を激写!激写っ!!【◎】]ω・´)パチャ!パチャ!
鮮やかな紫色のヘッドマークを前面に掲げて、「ELぐんまきりゅう」の先頭を堂々と務める電気機関車のEF65形501号機(EF65 501)は、かつて東海道本線の寝台特急「あさかぜ」や「富士」、「さくら」などの花形列車、いわゆる“ブルートレイン”(ブルトレ)を牽いていた華麗な実績を持ち、その機体は客車(20系や24系など)に合わせた青地にクリームの“特急色”が施され、70年代ごろに多くの“鉄道マニア”(当時風の言い方w)が熱狂した“ブルトレブーム”の立役者といっても過言ではない“名機”です (*・`o´・*)ホ─。ちなみに501号機を含む同形機は旅客列車牽引用を表す“Passenger type”の頭文字を取って“P形”と略され(なお貨物用は“Freight type”で“F形”、客貨両用は“PF形”)、そのトップナンバーである当機は“Pトップ”の愛称でファンに親しまれています (o ̄∇ ̄o)ピートップ。
そんな“Pトップ”が牽く「ELぐんまきりゅう」を榛名山を背景にした引き画気味で撮ったのち (^_[◎]oパチリ、素早くアングルを変えつつ列車を手前までグッと引き付けて、前頭部を流し撮りでも仕留めてみました【◎】]ω・´)パチャ!。銀色の飾り帯が引き締めるその端正な顔立ちが凛々しくて、ファインダー越しに思わず見惚れてしまいます 。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。
壮大な榛名山バックのロケーションもさることながら(霞んでたけどw)、ほぼ同じ立ち位置にて列車を引き付けたカット(流し撮り)も撮れるという利点で、私はこの場所を当列車の撮影地に選んでみました ъ(゚Д゚)ナイス。一粒で・・・もとい、一カ所で二度オイシイ撮影地ってか?(笑)
まもなく退役してしまう5機(EL3機、DL2機)のなかに、この“Pトップ”も含まれているのは本当に惜しく思いますが σ(・ω・`)ウーン、晴天順光の好条件で当機の勇姿を記録できたことで、個人的に納得のいく撮影となりました (*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。


0025.jpg
オマケ程度の撮影で申しわけないですが
「ELぐんまきりゅう」の後方(上り方)には
蒸気機関車のC61形20号機が連結。
(ぶらさがり?w)
当機は復路(上り列車)として運行される
「SLぐんまきりゅう」で先頭を務めます。
( ̄  ̄*)エスエル
▲両毛線 駒形-伊勢崎


さて、目的の「ELぐんまきりゅう」は無事に問題なく撮影できましたが、私はもう少しだけ当地に居残って“残業” (´・ω`・)エッ?。
というのも、「ELぐんまきりゅう」を待っているあいだの上り列車(442M)で不意に(?)通過して撮り逃してしまった、例の「両毛線135周年」の記念ヘッドマークを装着した211系、それが終点の高崎にて折り返してくるのを引き続き待ってみようと思います (´ω`)ナルヘソ。ちなみに当該編成の下り列車(635M)は「ELぐんまきりゅう」のおよそ50分後。小山〜高崎で90キロ以上もの運行距離があって全線を通すと片道二時間もかかる両毛線において、特定の一本がこの程度の待ち時間で捕まえられるのならば意外と効率は悪くない (*゚ェ゚)フムフム。


0027.jpg
オデコの「両毛線」表示とともに
記念のヘッドマークを掲げて
両毛線の135周年をお祝いする211系。
現在は当系が両毛線の主力形式として
栃木と群馬の隣県交流を担います。
(゚ー゚*)ニゲゲ
▲両毛線 駒形-伊勢崎


ヘッドマーク付きが撮れました〜!ヽ(´▽`*)ノワーイ♪
211系の顔(前面)に飾られた「両毛線135周年」の記念ヘッドマーク (*゚▽゚)/゚・:*【祝 135ネソ】*:・゚\(゚▽゚*)、しかもそれが前面上部の表示器をオリジナルの幕式で残している貴重な編成(A36編成)だというところにまた、現場のこだわりが感じられてニクいじゃないですか ъ(゚Д゚)ナイス(大半の当系は前面表示器をLED式に換装)。さらに下り方は冬期の霜取り用パンタグラフが装備されているのも個人的には“萌えポイント”です (*゚∀゚)=3ハァハァ!。
朝のコスモス畑では空振りだったヘッドマーク付きですが、ここで「ぐんまきりゅう」のついでに・・・いや、「ぐんまきりゅう」とあわせて効率的に記録できたのは嬉しい副産物でした (o ̄∇ ̄o)ラキー♪。

これにて撮影は終了です。


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季節外れの入道雲が
もくもくと湧いた赤城山。
そのふもとに
211系の軽やかなジョイント音が
こだまします。
それにしてもきょうは暑かったなぁ。
。゚(A′□`;)qアチィィ・・・
▲両毛線 駒形-伊勢崎


ところで、次に乗る列車の時刻をスマホのアプリで確認して駒形の駅に向かったハズなのに、駅へ着く直前に近くの踏切の警報機が鳴ったため (・・?)アリ?、うっかり時刻を見間違えたかと思って慌てて走ると ε=┌(;゚д゚)┘アセアセ、ホームに入ってきたのは乗車できない“回送列車”でしたが(だから時刻表には載っていなかった)、その211系の前面には例の“記念ヘッドマーク”が付いているじゃありませんか (゚∀゚)オッ!。
そうか、さっき陸橋の撮影ポイントで撮った下り列車(635M)は駒形の隣駅の伊勢崎(いせさき)止まりだったので、それが終着後に上りの回送列車として車庫のある高崎方面(高崎?新前橋?)へ戻るところなのね ...(((o*・ω・)o。焦って走らされたけど、たまたまもう一度ヘッドマーク付きに会えるとはラッキー (o ̄∇ ̄o)ラキー♪。しかも停車中にヘッドマークのデザインをじっくりと眺めることができました。


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駒形のホーム(中線)に
回送列車として入ってきた211系は
ヘッドマーク付きのA36編成。
(=゚ω゚)ノ゙ヤア
ふたたび会えるなんて嬉しいよ(笑)
▲両毛線 駒形

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ヘッドマークにも採用されている
両毛線135周年記念のロゴマーク
当線沿線の伝統産業である絹織物にちなみ
沿線の8市をそれぞれ織物の柄や色で表現し
まん中の両毛線(211系)を中心にして
その連なりをイメージしたものだそうです。
( ̄。 ̄)ヘー
色づかいが華やかで素敵だし
鉄ちゃんとしても好感が持てる
いいデザインですね。
(・∀・)イイネ
▲両毛線 駒形

0031.jpg
いっぽうこちらは
駒形から私が乗る小山ゆき下り普通列車。
もちろんノーマルな211系です。
( ̄  ̄*)ニゲゲ
▲両毛線 駒形


さて、慌ててIC乗車券(Suica)で改札を入場したここ駒形から都内への帰路は、小山経由にするかそれとも高崎経由にするか、ほぼ同じくらいの時刻にくる上下の列車のどちらか選ぼうとしたところ ノボリ?(゚д゚≡゚д゚)クダリ?(なお両毛線は全線が東京近郊区間のため、乗車区間が重複(往復するなど)しなければ、どちらの経路を利用しても都内まで同運賃)、ひょっとして今から桐生にいけば、当駅に終着して構内に留置されているであろう「ぐんまきりゅう」の編成が見られるかもしれないな・・・と思い σ(゚・゚*)ンー…、ためしに駒形から小山ゆきの下り列車に乗って桐生へ向かってみます コッチ…((((o* ̄-)o。
すると当該編成(ぐんまきりゅう)はとくにどこかへ回送されることなく、扉を閉じただけの状態でそのまま桐生のホームに佇んで(留置して)いました (゚∀゚)オッ!。んじゃ、それをちょっくら見物していきましょうかね (・∀・)イイネ。


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桐生のホームにて留置されていた
「ぐんまきりゅう」の編成。
高崎方には蒸気機関車のC61 20が
煙をくゆらせています。
ELやDLと比べたら
個人的な興味は薄いのですが
こうやって見るとSLもカッコいいなぁ。
(o´∀`o)カコイイ!
▲両毛線 桐生

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復路の高崎ゆきとして運行する
C61形牽引の「SLぐんまきりゅう」号。
赤地のヘッドマークに描かれている
黄色い花は秋菊かな?
▲両毛線 桐生

0035.jpg
いっぽう小山方には
往路で牽引を務めたEF65 501が
静かに機体を休めていました。
やっぱり私はSLより
コッチの電気機関車に惹かれます。
Pトップ、シブいなぁ。
(´ω`*)シブイ
▲両毛線 桐生

0037.jpg
桐生ゆきで運行された
「ELぐんまきりゅう」号。
紫地のヘッドマークに描かれている
紫色の花はなんだろう。
今の時期的にキキョウかな?
それとも時期は外れているけど
スミレっぽい感じにも見えますね。
σ(゚・゚*)ンー…
▲両毛線 桐生


穏やかな秋晴れ・・・というよりは、季節外れの暑さに夏の延長を感じたような休日に、北関東の両毛線へ撮影に訪れた「ELぐんまきりゅう」号 (゚ー゚*)グンマキリュー。
その牽引には今秋での引退が告知された高崎(ぐんま車両センター)の5機のうちに含まれるEF65形501号機が抜擢され (=゚ω゚)ピートップ!、かつてのブルートレイン(寝台客車)ではなく臨時列車用の12系客車(座席客車)が4両ではあるものの、特急色の青い機関車が青い客車を従えるという整った編成を撮影できたことに、眼福の喜びと満足感が得られました +。:.(´ω`)シミジミ.:。+゚。背景の榛名山がうっすらとしか見えないくらいに霞んじゃったのは惜しかったけど、晴天のもとで良好な陽当りに恵まれただけでもヨシとしましょうか (+`゚∀´)=b OK牧場!。
また、今旅の両毛線で「ぐんまきりゅう」以外に撮れたのは定期列車の211系のみだったけど ( ̄  ̄*)ニゲゲ、行きがけに立ち寄った岩舟のコスモス畑では今の季節感が表せて、そして駒形の陸橋からは一編成だけに装着されている「両毛線135周年」の記念ヘッドマークを付けた列車を撮ることができて、こちらもいい記録となりました ъ(゚Д゚)ナイス。
まもなく引退となる高崎の機関車たち(ラストランは11/24)、今回の“Pトップ”のほかにEF64形電気機関車(1001・1053号機)やDD51形ディーゼル機関車(842・895号機)も、もちろん記録に残したいところではありますが ((o(゙ε゙)o))ウズウズ、あまりがむしゃらに追うことはせず、個人的に無理のない範囲で撮れる機会に恵まれたらいいなと思っています。


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引退が迫る“Pトップ”こと
EF65形501号機。
現役としての当機を私が見るのは
これが最後になるかもしれないな・・・。
(´ω`)シミジミ
▲両毛線 桐生

0032.jpg
右奥にちらりと覗く
SLのC61に見送られて
桐生をあとにします。
バイチャ!( ゚д゚)ノシ
なお桐生では改札を出なかったので
乗車券を駒形からの通しで下り方面へ進み
小山経由で帰ることとしました。
▲両毛線 桐生


駒形1200-(両毛445M)-桐生1223~1327-(447M)-小山1424~1501-(東北4533Y快速)-新宿1614