SSブログ

武蔵野線・・・24系団臨「あおもり」 撮影記 [鉄道写真撮影記]

9500.jpg

2011.03.04 武蔵野線
ヨルノニシコクdeブルトレ!
24系団臨「あおもり」
撮影

鮮度落ちとなってしまいましたが、先週金曜日に東北新幹線「はやぶさ」のデビューを記念して大船~青森で運転された24系の団体臨時列車「あおもり」。事前の情報(というか、駅貼りポスター)では、ブルートレイン編成に専用のヘッドマークまで用意された豪華な列車のようです。これはきっちりと撮影したい・・・のは山々ですが、大船発20時27分の夜行列車では撮影できる場所が限られてしまい、当然停車駅での撮影にファンは集中することでしょう。いくら魅力的な列車とはいえ、混雑するホームでもみくちゃになりながら撮るのはイヤだなぁ・・・。そこで、一か八か通過駅での走行写真を狙ってみることにしました。厳しい条件ですが、ホームの明るさがあれば何とかなるかも知れません。この列車の走行ルートは東海道~武蔵野~東北なので、とりあえず手軽な武蔵野線の西国分寺へ会社帰りに直行。ニシコクでブルトレ撮影とは何とも不思議な気分です。こんなところで撮るヤツなんか他にいないだろうと思いながら武蔵野線ホームへ上がってみると、何とすでにおひとりの先客がいらっしゃいました。挨拶をし、考えることは同じですねとお互い苦笑い。この方によると、通過はだいたい21時50分頃ではないかとのことで、約一時間待ち・・・。この日の寒さは身にしみます。{{(>_<)}}
ところで今回の撮影ですが、実はレンズが標準ズーム (28~105ミリ F4) しかありません。この日の朝は外回りの仕事先へ直行せねばならず、望遠レンズを忍ばせていくことができなかったのです。ただでさえシャッタースピードが稼げない夜間撮影。本来なら望遠レンズの圧縮効果で少しでも画角内の被写体移動距離を狭めたいところなのですが、それができないのは正直ツライ・・・。果たして標準ズームで通過列車を写し止めることなどできるのか?当然三脚なども無く手持ち撮影。

9501.jpg

まずは武蔵野線の電車で試し撮り。
オレンジ帯の209系も、だいぶ見慣れてきました。
武蔵野線 西国分寺

シャッタースピードは1/15sec (ISO800 f4)。ふつうなら被写体ブレしてしまうスピードですが、列車の動きに合わせてズームリングをまわしてゆく、いわゆる「ズーム流し」で先頭部を写し止めます。上の209系はうまく撮れているように見えますが、これは停車直前の超低速。これでは通過列車の参考にはなりません。次に案内放送されたのは貨物列車。これは通過列車ですから、いい試し撮りになるはず。

9502.jpg

相変わらず貨物には疎くて列番は解りませんが、
牽引機は原色(赤プレ)のPF(1078)でした! ラッキー (^▽^)

うん、これくらいなら上出来。でも前が詰まっていたのか、これもかなりの低速で通過。本命の「あおもり」も、このくらいで通過してくれたら助かるのだけれど・・・。ちなみに209系の写真は100ミリくらいで、PFの方は50ミリくらい。やはり標準・広角系の方がスピード感が出ます。

9503.jpg

次の貨物はEF210-157が牽引。
桃太郎も夜間撮影で捕らえると、ちょっとカッコよく見えます。

9504.jpg

さらに10分後の貨物はPF更新色(1084)。
寒い中ホームで待つ人には、通過する貨物が恨めしい存在かも。

次々に貨物列車がやってくるこの時間帯の武蔵野線。どの列車も低速で通過してゆきます。詳しくは解りませんが、ひょっとしたらこの先にカーブがあるので、ここは減速ポイントなのかな? ズーム流しにもだいぶ慣れてきたので、コレはイケるかも・・・と、ここまではブレブレになるような大きな失敗が無かったこともあり、ちょっとした自信・・・というか、慢心してしまったところがありました。そして迎えた本番。単なる団体の通過列車なのに、上下ホームにお見送り(?)の駅員が立ち、案内放送も自動ではなく肉声で「まもなく団体列車が通過します」と告げられました。すると、途端に体中へ沸き上がる緊張感。ライトが見えた瞬間には手まで震えだしました。ズーム流しはいかにズームリングを滑らかに回すかが命。このままでは・・・イ、イカン!

9505.jpg

夜の西国分寺を通過するEF8195牽引「あおもり」
「白鳥」をかたどったマークが、なかなかカッコイイ!

く~っっ o(>_<)o... ヘッドマークをピタリと写し止められなかった・・・orz。タイトル写真にある望遠側ではなんとか文字まで読み取れるものの、やはり広角気味に迫力ある画で止めたかったなぁ・・・。それにしても緊張もさることながら、実際にこの「あおもり」の通過速度は貨物よりずっと速かった(ように感じた)のです。そう考えると、マーク付きの虹ガマブルトレってことが解るだけでも良しとすべきなのでしょうか。

寒い中一緒に待ち続けた同業者さん、お疲れさまでした。この夜の「あおもり」撮影の代償は大きく、帰ってからちょっと熱っぽくなった私は、翌日の「はやぶさ」一番列車の見送りをパスせざる終えなくなったのでした・・・(´・ω・`)



共通テーマ:趣味・カルチャー