SSブログ

ONE-shot 58 憧れの銀ガマ [PICK UP ONE-shot]

PICK UP ONE-shot 58 憧れの銀ガマ
  
8133.jpg
関門トンネルの塩害対策で
無塗装のステンレスを纏った機関車、EF81 300。
通称「銀ガマ」。
実用本位の姿とはいえ、銀色に光る機関車はカッコイイ。
先代のEF30から銀ガマへの憧れはありましたが、
EF30よりもスマートに見えたEF81 300の方が好みでした。
いつかは見てみたい、撮ってみたいと思っていたものの、
原型の無塗装で残るのはわずかに二機(303.304)。
しかも活動の拠点が九州なので、
私はなかなかお目にかかることが出来ず、
ようやく念願叶って撮影できたのは06年のGW。
小倉から博多へ向かおうとしていたところ、
私が乗った快速が海老津で追い抜いた貨物の先頭に立っていたのが
銀ガマ・303号機でした。
あわてて、すぐに東郷で下車。
東郷の近くには有名な撮影地がありますが、
そこまで行く余裕は無く、苦し紛れに駅先端で捕らえたのがこの一枚。
今のところコレが私が撮った唯一の銀ガマの写真。
連休中だったせいか後ろは空コキで、一見すると単回みたいですが、
それでも初めて銀ガマを見られたことに
感動した覚えがあります。

あれから5年。
そんな銀ガマが、震災によるカマ不足を補うために
日本海縦貫線を担う富山区へ貸し出されたと言う話題には、
本当に驚かされました。


不通になっていた東北本線が先週の木曜に全線復旧。
これにより磐越西線や日本海縦貫線を経由していた
貨物列車の迂回運転はほぼ終了したみたいで、
貸し出されていた銀ガマなども所属区の門司へ返却される模様。
復興支援目的など、いろんな意味で注目された迂回貨物。
磐西を走る原色DD51の重連も魅力的でしたが、
私的には日本海沿いを行く銀ガマを一度見てみたかったな・・・。

06.05.01 鹿児島本線 東郷


共通テーマ:趣味・カルチャー