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東海道本線・・・早春の石橋 撮影記 [鉄道写真撮影記]

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2012.03.03
東海道本線
桃の節句は「ネタまつり」
春の石橋 撮影記
  

一つの路線に同日、複数の臨時列車や珍しい形式の車両が入線する、いわゆる「ネタまつり」。3日土曜日の東海道線は、まさにこの「まつり」状態でした。ネタまつりといってもいろいろあって、残り少ない国鉄色の機関車が牽引する貨物列車と、時刻表には載らない乗務員訓練などの試運転が複数重なるようなディープなものもありますが、情弱な私がそれらのまつりに参加するのは難しい。しかし今回の東海道線は、時刻表や鉄道雑誌に掲載されているものだけでも複数のネタが捕まえられます。こんなケースはなかなか無いので、数日前から臨時列車の通過順を別紙に書き写すなどの作業をしながら、当日を心待ちにしていました。そこでいつものことながら気になるのは天気。撮影地に考えている神奈川県西部の天気予報を見てみると・・・土曜日は曇りのち晴れ! テレビではモリタサンもキハラサンも、さらにアオヤマサンまで、関東はお出かけ日和のいいお天気になると伝えているではありませんか(まあ、どの方も気象庁の情報を基にしているので、同じ予報になるのでしょうけど)。これならば大丈夫・・・? しかし前日の金曜日はかなり遅くまで雨が降っており、一抹の不安を抱えながら当日を迎えることとなりました。

3月3日(土)

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東海道線の撮影と言うことで、やはり今回も利用するのは321M。
ダイヤ改正まであと二週間。
この373系の普通列車に乗るのも、これが最後かな・・・。
東海道本線 東京

ちょっと朝早いけれど、いつものように東京5時20分発の静岡行き321Mで東海道を下ります。特急形車両の373系が使用されているこのオトクな普通列車も、今月17日に予定されているダイヤ改正でふつうのE231(E233)系へ置き換えられる予定なので(行先も静岡から沼津へ短縮)、今回が惜別乗車のつもりでこの列車を選びました。しかし、私のようにたまにしか東海道線に乗らない者や、18キッパー(青春18きっぷ利用者)には歓迎されていた373系ですが、案外早朝の東海道線下り列車は利用者が多く、はやくも品川で通路やデッキまで立客がびっしり。そうなると二扉車9両編成のこの車両は使い勝手が悪く、各駅での乗り降りは狭い通路を掻き分けなくてはならずに一苦労。たしかに普段からの利用者には、特急形373系よりも通勤形E231系15両などのほうがいいのかもしれませんね・・・。ところで、私の隣に座ったサラリーマン風の方はオール明けなのか、新橋で乗り込むとすぐに爆睡。東京への通勤者ならば、茅ヶ崎か平塚あたりまでで降りるものだと思っていたのですが、ず~っと寝続けたまま。私には彼が実際にどこまで行くのかは解らないのでそっとしておきましたが、そのまま乗り続けて気がついたら静岡・・・なんて事にならなきゃいいけれど。そんなちょっと気になる客を横目に私は小田原のひとつ先、早川で下車。

東京0520-(東海道321M)-早川0649

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東海道本線の駅の中では比較的小さな早川駅。
自動改札は無く、簡易ICカード読み取り機が設置されています。
東海道本線 早川

ここ早川と隣駅・根府川の間にある鉄橋が今回の目的地。今風に「ハヤ・ネブ」などとは略さずに、昔から当所の集落名である「石橋」の名で知られるこの場所は、相模湾を背景に走る東海道線をみかん畑へ続く農道から俯瞰撮影できる東海道線きっての超有名撮影地です。私が学生の頃は根府川駅近くにかかる「白糸川橋梁」がいちばん人気の撮影地だったのですが、白糸川橋梁に防風柵が設置されて撮りづらくなってからは、こちらの「石橋鉄橋」への人気が高まったみたい。ちなみに「石橋鉄橋」と呼んでいるこの橋の正式名称は「玉川橋梁」。ただし集落内を流れる小さな玉川はもとより、石橋集落自体をおおきく跨ぐこの橋は「石橋鉄橋」と呼んでいいのかもしれません。その石橋鉄橋までは早川駅から徒歩で30分近くかかります。さらに急な坂道を上らねばならないのでクルマ利用が多いと思っていたのですが、意外と駅から歩く同業者も多く見受けられました。息を切らしながら坂道を上りきって、ようやく撮影地へ到着。

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見晴らしの良い、有名な石橋の俯瞰ポイント。
手前は東海道新幹線で、奥が東海道本線の鉄橋です。
下に広がる町並みが石橋集落。
東海道新幹線 小田原-熱海

超有名ポイントの石橋、当然この日のようにネタがある日は多くの同業者で混み合うことが予想されます。それでも、あえてこの撮影地を選んだのには二つの理由がありました。ひとつは山の上というキャパシティの広さ。そしてもうひとつは上の写真を見て解るように、新幹線と在来線(東海道線)の両方が撮れる撮影地だからと言うところにあります。というのも、この日のネタは在来線だけではなく、実は新幹線の方にもあるのです。「二兎追うものは一兎をも得ず」の諺があるように、どちらかに絞った方がいいのかもしれませんが、撮れるものならば両方を撮りたいもの。そうなると、撮影地間の移動に時間がかかる徒歩鉄にとって、ここはとても便利な撮影地なのです。さっそく最初のネタは新幹線側。

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トンネルを抜けて颯爽と現れたのは、
引退目前で最後の走りを見せる300系。
東海道新幹線 小田原-熱海 (08:57)

まずは300系。今の東海道新幹線でこの車両は外せません。すでに定期運用を終えている東海の300系(J編成)、以前にもちょっと触れたように惜別運転として臨時の「のぞみ」で走るのは平日の金曜日のみですが、この日は旅行会社の貸しきりという形で土曜日に運転されました。この時点での天気はドン曇りでシャッタースピードが上がらず、ちょっと流し気味に撮影。でも、天気予報では曇りのち晴れだったので、このあと徐々に良くなっていく・・・ハズ。

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時間が前後しますが、新幹線を待っている間に
在来線では原色青プレのEF65PFが牽引する貨物が通過。
新幹線側から苦し紛れに一枚パチリ・・・(^_^;)。
(トリミング済み)
東海道本線 早川-根府川 (08:25)

300系の撮影を終えて在来線側へ移動。もちろん私を含めたみなさんのド本命はコッチ側で、すでに撮影地には三脚が林立しています。それでも新幹線側から見ていたかぎりではまだポジションに余裕があるように見えました。ところが場所取りされていない空白の場所からカメラを構えると、こんな感じ。

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相模湾を臨む石橋の名撮影地。
どこからでもスッキリと撮れると思ったのですが・・・。

一見良さそうな場所ですが、よく見ると画面右の手前側に雑木や電柱がかかります。望遠を使って奥のスパンで抜くって手もあるけれど、本命の列車は9連と長く、全編成を入れるにはどうしても手前まで引きつけなければなりません。ここだけ空白地帯だったのはそういうワケか・・・キャパがあるといっても、ベストポジションは案外狭いものなのね (・ω・`)。幸い親切な方が「少し詰めましょうか?」と言ってくださったので、そのご好意に甘えることとしました(本当に助かりました、ありがとうございます m(_ _)m )。 結局、定番と呼ばれるこのポイント付近には100人くらいが集まったのではないでしょうか。

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なんとかポジションを得て、アングルを確認中にやってきたのは
トヨタ自動車専用貨物の「トヨタ・ロングパス・エクスプレス」。
貨物に疎い私にとってはコレもネタのひとつなのですが、
焦って撮ったら前がカツカツになっちゃった・・・。
東海道本線 早川-根府川 (09:16)

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ネタではありませんが、
国鉄形の185系で運転されている特急「踊り子」も
こういう機会にきっちりとっておきたいところ。
(10:05)

まだ晴れる気配がまったくないまま、まもなく本命列車の通過時刻を迎えます。この日いちばんの大ネタとなるのが、本来は磐越西線のSL列車「ばんえつ物語号」で使用されている12系(改)客車を使った、団体臨時列車「急行・いず物語号」。SLではなくEL(電気機関車)の牽引ですが、東海道線のこの区間に客車列車が走るなんて、いつぶりなのだろう・・・ひょっとして、「富士・はやぶさ」廃止以来? そんなネタが走るとあらば、撮り鉄が大挙して押し寄せるってものです。

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相模湾を背景に走る「ばんもの12系」使用の「急行・いず物語号」。
牽引機のEF60が東海道を走るのも、
かなり久しぶりのことなのではないでしょうか。
見づらいですが、後ろにはEF64-1000が連結されています。
(10:20)

曇り空で海が鉛色なのは残念ですが、名所・石橋を走るEF60 19+「ばんもの12系」+EF64 1031がしっかり撮れたので満足。相模湾を背景に東海道を走る7連の客車列車は、かつての「ジョイフルトレイン・ブーム」の頃を思い起こさせる、私にとってちょっぴり懐かしい光景でした。しかし、まわりはそんな感慨に浸る間もなく、急いで移動を開始しています。というのも、今通過した「いず物語」は回送としてすぐに熱海から折り返してくるのです。今度はEF64が先頭となるその回送を、反対側の斜面から狙おうというワケ。私はといえば、ロクヨンよりロクマルの方がスキなので、そのまま後追い狙いで待機 (ホンネを言うと、急いで反対斜面までまわるのが面倒なのでした・・・^^;)。

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「いず物語」の20分後には183系「あずさ色」の団臨が通過。
本当にこの日はネタが満載です(^^)。
(10:41)

多数の方が反対斜面へ移動したことで、こちら側には余裕ができました(場所取りの三脚はそのまま残されているけれど)。そこで、同じ列車の後追いを同じ場所から撮っても面白くないので、今度は少しサイド寄りから狙ってみることにします。

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回送列車として再び姿を現した「いず物語」編成。
パンタが串らないように慎重にシャッターを切ります。
下り列車の時よりも海の色が青く出てくれました(^^)。
東海道本線 早川-根府川(後追い) (11:04)

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未練がましくロクマルをタテ位置で。
ヘッドマークはかつての寝台特急「さくら」を髣髴とさせるデザイン。

下り列車を撮った定番位置より、個人的にはこのくらいサイドから海をおおきく入れたアングルの方が列車の背景もスッキリしていてスキかも。午後にやってくるもうひとつの本命(・・・って、いったいいくつ本命があるんだ?)のときは、再考すべきか・・・。でもその前に、今度は新幹線側へと移動します。朝に撮った300系以外で東海道新幹線を走るネタモノといえば、もちろんコレ。

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ご存知、黄色い新幹線「ドクター・イエロー」こと923形(T-4編成)。
今度は流さずに、ちょっとだけ上の方に海を入れてみました。
東海道新幹線 小田原-熱海 (11:50)

この「ドクター・イエロー(DY)」情報は、300系を撮ったときに隣にいらっしゃった方から「詳しい時間は解りませんが、今日はDYも下るらしいですよ」と、教わったもの。そこでケータイで目撃情報などをこまめに見ていたら、11時半頃に「新横浜発車」の書き込みがあり、無事に捕獲することができました。「幸せの黄色い新幹線」を見る事ができたのだから、きっと晴れていい天気になる・・・こともなく、依然ドン雲り状態 (-'-;)。

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DYが撮れた事でホッと一息入れていたら、
在来線側には183系の折り返しが通過。わずか二分間の出来事です。
東海道本線 早川-根府川(後追い) (11:52)

このあとは再び在来線の撮影となるのですが、私はDYを撮るために場所を移動してしまったので、先ほど「いず物語」の下りを撮った定番位置へは戻れなくなってしまいました。というよりも、時間が経つにつれてますます定番位置での撮影者は増え続け、まさにカオス状態。正直、そこへは戻る気が起きません。そこで、咄嗟に撮った183系の返しが案外良かったこともあり、比較的まったりとしている新幹線側から在来線を狙う事にしました。

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E233系への置き換えで急速に数を減らしている211系も、
もはやネタと言っていいのかもしれません。
東海道本線 早川-根府川 (12:20)

「いず物語」に次ぐもうひとつの大ネタが、高崎から伊豆急下田まで運転される臨時特急「上州踊り子」号。この列車、単なる高崎始発の「踊り子」というだけではなく、なんとそれに使われる185系を、かつて東海道線で活躍していた157系を彷彿とさせる「こだま色(国鉄特急色)」へわざわざ塗り替えたというオモシロイもの。以前に紹介した湘南色185系に続く第二弾とでもいうべき、このサプライズ・カラー。ウソ電や模型の世界でしかありえないと思われていた「こだま色の185系」とは一体どんなものなのか・・・。

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クリームと赤のツートンカラーに塗られた185系が東海道本線を快走!
名所・石橋を走る姿はまさに往年の157系そのもの・・・?
(12:35)

こだま色185系。今思えば、こんな面白い電車を遠景で撮ってしまった事が失敗だったのかもしれません。もっと線路端からキッチリと詳細が解るように撮って、ああここが157系っぽいとか、やっぱり185系のこだま色はヘンだよ、なんて感想を持ちたかったところ。遠目にはたしかに157系に見えなくはないけれど、これじゃあ国鉄色183系とも大差ないですしね・・・。コイツはいずれまた高崎線の「あかぎ」などで狙ってみたいと思います。

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鮮やかなトリコロールカラーの伊豆急「アルファリゾート21」で
運転される「リゾート踊り子」。
できれば青い海をバックに撮りたかった電車です。。。
(13:35)

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ダイヤ改正で姿を消す、二軸有蓋貨車・ワム80000の貨物列車。
石橋へ来たならこれも撮りたかった列車のひとつでした。
(13:44)

朝から続けてきた石橋での撮影も、いよいよ佳境。ラストはもう一度ここに現れる「いず物語」編成です。一旦、国府津へ回送された編成は、再び営業運転のためにまずは熱海へと向かいます。同じような画ヅラばかりですが、まずはEF60が先頭の下り回送列車が通過。

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三たび石橋鉄橋上を通過する「いず物語」編成。
熱海で待つ乗客を迎えにゆきます。
(13:53)

午後順光のこの場所、本来ならこの列車が最もいい光線状態で撮れるはずだったのですが、残念ながら晴れませんでした。結局この日の石橋は一日じゅう曇りだったなぁ・・・。それはさておき、ロクマル牽引の下り回送列車が通過したという事は、今度はほどなくして上りの営業列車がロクヨン牽引でやってきます。今まで三度はすべてロクマル側を撮ってきましたが、やはり最後くらいはロクヨン側を撮りたい。朝同様の民族大移動に今回は私も加わり、急いで反対斜面へと向かいます。ε=ε=ε=┏(;゚ロ゚)┛ 反対側へ移動と言っても石橋鉄橋のような立派な橋があるわけではなく、一旦集落へ下りてから再び上るので、これがなかなかいい運動。当然、早く到達できた者がいい場所にありつけるし烈な争いで、言うなれば「第〇回、撮り鉄マラソンin石橋」といった様相です(笑)。何着だったのかは解りませんが、なんとか通過前に移動を完了して撮影場所をキープ。「いず物語」の上り列車を待ちます。

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EF64 1031に牽引された「いず物語」。
ここで見るEF64というのも、珍しいかもしれません。
イベント用の茶色い1001号機ではなく、
一般色の1031号機というところが、またシブい!
東海道本線 根府川-早川 (14:39)

ロクヨンに牽引された「いず物語」を見送って、撮影終了。まさに「ネタまつり」と呼ぶにふさわしく、いろんな列車が撮れた一日でした。今回のような大勢の人が集まる撮影は決して好きな方ではありませんが、朝に場所を詰めてくれた方や「ドクター・イエロー」の情報を教えてくれた方、さらに「ワム貨物」の通過時刻も隣の方が調べてくださったもので、同好の士ならではの親切に触れる事ができた気がします。こういう事があると、大勢で撮っていても楽しいものですね。親切にしてくださった方々、ありがとうございました。そしてこの日、石橋に集った皆さんおつかれさまでした。それにしても残念だったのはお天気。天気予報がハズれた・・・? いや、後で「上州踊り子」の撮影報告をネットで見ると埼玉や東京、横浜でも晴れていて、どうやら一日じゅう曇っていたのは神奈川の西部のみだったらしい・・・。この日の石橋には強烈な曇り男がいたのかも知れないですね・・・(え、私??)。

 

さて今回、行きは早川までオーソドックスに東海道線で来ましたが、せっかくなので帰りは小田原から小田急のロマンスカーへ乗ってみようと思います。というのも、先月にロマンスカーの撮影をしていたら、久しぶりにちょっと乗ってみたくなったのです。そのときは本厚木や町田からではもったいないと見送ったのですが、今回の小田原からなら存分に満喫できます。さっそく券売機で乗車列車を選択。画面に表示されたのは、50000形「VSE」の「スーパーはこね28号」、30000形「EXE」の「さがみ86号」、20000形「RSE」の「はこね30号」、そして7000形「LSE」の「スーパーはこね32号」・・・これこそまさに小田急ロマンスカーならではの楽しさで、短時間にこれだけの種類があると迷ってしまいます。鉄ならば当然、引退間近の「RSE」・・・ではなく、コレ。

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小田原駅に入ってきた「白いロマンスカー」、50000形「VSE」。
小田急小田原線 小田原

ミーハーな私が選んだのは、現在の小田急ロマンスカーのフラッグシップ的存在「V・S・E」~! やっぱり久しぶりに乗るのなら、新しくて乗り心地が良いのがいい。撮るなら古いの、乗るなら新しいのとは、我ながら現金なものです(^^;)。人気の展望席は取れませんでしたが、窓側には座る事ができました。

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「VSE=Vault Super Express」の
Vault(ヴォールト)とはアーチ状の天井を差す英語で、
開放感のある高い天井が「VSE」の特徴。

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もちろん旅のお供には駅弁~♪
小田急小田原駅で購入した浜焼き弁当。
メインの西京焼(鯛?)のほか、
おかずが満載で、お酒の肴にもぴったり。
ちょっと高いけど(1200円)、どれもいいお味でした。
☆☆☆☆・
さらに小田原の名店「まるう」の舞茸入りかまぼこも添えれば、
「走る喫茶室」ならぬ「走る赤提灯」に早変わり!(^^)

やっぱりロマンスカーは旅気分が高まって楽しい。今、乗ってワクワクする列車って、このロマンスカーかJR九州の特急くらいじゃないかな・・・なんて、個人的には思います(ブルトレなどは別格として)。さらに、沿線で自分の乗っている列車を撮っている撮り鉄の方を見かけると、ちょっと嬉しかったりもして。もっとも、その方達の狙いはこの「VSE」の40分後にやってくる371系の「あさぎり6号」でしょうけれど。

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先月撮影した酒匂川の撮影ポイントを車窓から。
反対側の車窓になりますが、この日富士山はまったく見えず。
つくづく曇り空が残念。
小田急小田原線 開成-新松田(車窓から)

江ノ島線と合流する相模大野を過ぎると、過密ダイヤのために一気に速度を落とす「VSE」。ふだん小田急の急行などに乗っているときは、「相変わらず小田急線は遅いなぁ・・・」なんてぼやくのに、このときばかりはいつまでも「VSE」に乗っていたくて、つい、もっとゆっくりでもいいのになんて思ってしまいました(笑)。「VSE」に揺られながらの一杯・・・至福の時間は70分で終了。「スーパーはこね28号」は定刻に新宿へと到着しました。

早川1508-(東海道866M)-小田原1511~1535-(Sはこね28号)-新宿1649



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