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ONE-shot 113 サヨナラ、平成の赤電 [PICK UP ONE-shot]

PICK UP ONE-shot 113 サヨナラ、平成の赤電。

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年代別に三種の色が復刻された、京成3300形。
先月の「青電(3356F)」に続き、
クリームと赤のツートンカラーを纏った「赤電(3324F)」も、
20日の臨時特急を持って、営業運転を終了。
最終日は祝日だったものの、私は仕事が立て込んでいて、
「さよなら運転」の撮影は断念せざるをえず、
先週の土曜、高尾のあとに東京を横断して駆けつけた、
金町線での撮影が赤電のラストとなりました。

一連の京成リバイバルカラーは、塗装こそ復刻なれど、
車両自体は大幅なリニューアルが施されており、
とくに正面のお顔が当時とはまるで異なります。
私も復刻直後にその姿を見たときは、違和感アリアリで、
思わず笑いが込み上げて来るほどでした (^^;)。
しかし、この塗装で四年近くも走り続けていれば
次第に見慣れて来るもので、
今では赤電や青電など旧塗装の京成電車を
すべてこの顔で認識している人も少なくないでしょう。
とくに今の若いファンにとっては、
写真でしか見たことがない過去の車両よりも、
今ここに実在しているものこそが、京成の「赤電」なのです。

名車といわれた昭和の「赤電」は、ライトがオデコにありました。
平成の「赤電」は腰にライトがあって、
オデコには電動の行き先表示器が備え付けられた顔。
でも、どちらもファンを魅了した、美しい色の電車でした。

13.3.16 京成金町線 柴又-京成高砂
 
 

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ここで現役当時の赤電を一枚。
オデコの両端にライトが二灯あった
「開運号」タイプの3000形の写真もありましたが、
ここは同じ「金町行き」繋がりで、
一灯ライトの初期形を載せてみました。
 
1977年頃 京成本線 町屋



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