中央本線・・・189系臨時「あずさ」 撮影記 [鉄道写真撮影記]
今年のゴールデンウィーク(GW)、日の巡り合わせはあまり良くないものの、私も人並みの連休を取ることができました。休みの直前には友人や同僚からいつものごとく、「GWの列車旅は、どこへ行くの?ヾ(・∀・) 」と尋ねられましたが、残念ながら時間はあっても先立つモノが無ければ旅行には出られず、遠征の予定は特にナシ。今年は増税前の駆け込みで、決して安くはないカメラを買ってしまった私。もうしばらくは、節約が必要です ε-(ーωー;)フゥ…。ぶっちゃけ、ムリをすれば旅行に出かけられないこともないけれど、せっかくならば懐具合を気にしながらの旅はあまりしたくないし、旅先ではできるだけ美味しいモノなども食べたい。そう考えると、休みだからと言って料金設定の高いGWに、何も無理をしてまで遠出することもないか・・・と、思ったのです (´~`;)ウーン…。そこで今年のGW、私は「安・近・短」ならぬ、「安・近・国」 (゚Д゚)ハァ?。 その意味は、「安く」て「近い」ところで、私の好きな「国鉄特急型車両」を撮る・・・です (゚∀゚)アヒャ☆。
超多客期のGWともなれば、車両の数が足りなくなり、古い国鉄型にも臨時列車としての出番が回ってきます。そんな各地で設定される国鉄型の臨時列車、行けるものならば、青森の弘前で運転される583系の快速「弘前さくらまつり号」や、九州の大分で運転される485系の特急「にちりん」などを撮りたいところですが、前述したように今の私では、とてもそこまで行くことができない。しかし足元をよく見なおせば、私が沿線に住んでいる中央本線(東線)でも、国鉄特急型の183・189系を使用した臨時列車の運転が組まれています (゚∀゚)オッ!。 とくにGW後半の4連休初日となる5月3日には、下り列車を中心に多くの国鉄型が走る予定で、これを狙わない手はありません (゚∀゚*)オオッ!!。 関東近郊の中央線で撮れる国鉄特急型は、まさに私にとっての「安・近・国」。しかも今はちょうど山の新緑がきれいな季節で、通称「山線」と呼ばれる中央線の山岳区間(高尾以西)を撮るのに、とてもいい時期です (・∀・)イイネ。 新緑萌ゆる初夏の中央線へ、私は国鉄特急型を求めて出かけてみました。
5月3日(土)
今回使用するきっぷは、「休日おでかけパス」。
首都圏近郊のJRが乗り降り自由で2670円です。
今回の目的路線である中央線は、大月までがフリー区間。
実はウチの最寄り駅から大月までは片道1200円で、
単純に往復するだけではモトが取れませんが、
途中下車ができることと、
さらに私はこの日の夜に別件で、埼玉へ行く用事があったので、
このフリーきっぷを選びました。
鉄道や飛行機、高速道路など、各交通機関の下りが混雑のピークとなった、4連休初日のこの日。中央本線でも多くの特急や快速列車が増発され、私がお目当てとしている国鉄特急型の189系は、上下合わせて7本もの列車が日中に運転される予定になっています(特急5、快速2、回送を除く)。それらを全部・・・とはいかないまでも、できるだけ効率よく撮って行きたいところ (・o・*)ホホゥ。 こういう場合、上下線が撮れるポイントでず~っと粘っていれば、全列車を一網打尽にできるのですが、さすがにそれでは面白くないし、同じ所で待ち続けるのもツラい (゚ペ)ウーン…。 私は少しずつ列車で移動しながら、なるべくいろいろな場所で189系を撮ってゆくことにしました。
豊田始発の大月行きで中央線を下ります。
この時間の電車に乗るのは、
昨年の暮れに富士急を訪れて以来ですが、
その時に比べると、ずっと日の出が早くて明るいです。
▲中央本線 豊田
そこで、さっそく早朝から行動を開始し、初めにやってきたのは山あいにある駅、四方津(しおつ)。この駅の西側に架かる鉄橋を見下ろす高台の撮影ポイントから、まずは189系豊田車で運転される、特急「あずさ71号」を狙いたいと思います。ところが、豊田から乗ってきた大月行きの電車を、予定通りに四方津で下車すると、そこには予想外のモノが・・・ (゚ω゚=)ンン!?。
大月へ向けて、四方津を発車してゆくE233系を見送ります。
おや?隣に停まっているのは・・・国鉄特急色の車両!?
Σ(゚∇゚ ;)エッ!?
▲中央本線 四方津
豊田0548-(中央1327M)-四方津0622
なんと、私が降りたホームの反対側には、まさにこの日のお目当てである、国鉄特急色の189系が停車しているではありませんか! Σ(゚□゚*)ナヌッ!! いったい、この列車は何なんだ!?エッ(゚Д゚≡゚Д゚)ナニコレ!? 考えられるのは、甲府発の上り臨時特急「かいじ186号」の送り込み回送かと思われます。しかしこの回送列車の運転時刻は、参考にしている鉄道情報誌によると「豊田0513→大月0557」となっており、四方津は早朝の5時40分ごろに通過してしまっているハズ。これだとウチからは初電に乗っても間に合わないため、ハナっから撮影は諦めていたのです。ところが実際には、この四方津に189系は「回送」表示で停車している・・・(-`ε´-;)ンー…
四方津に停車中の国鉄色189系。
豊田に所属するM51編成です。表示は「回送」。
いったい、なぜこの時間のココにいるのだ!?
▲中央本線 四方津
中央線に遅れが出ている様子は無く、鉄道情報誌に掲載されていた時間が間違っていたのか、それとも掲載後に運転時刻の変更があったのかは、私が知る由もないけれど、とにかく言えるのは、いまここに私の撮りたい国鉄色189系がいるということ σ(・∀・`)トリタイ…。しかし、回送であるこの列車の正確な発車時刻が解りません。お目当ての撮影地までは駅から徒歩で約20~30分の道のりで、ふつうに考えれば、さすがにそこまでの時間は持たない(停車していない)と思われます。ならばいっそのこと、ここですぐに発車してくれた方がキッパリと諦めがつくというもの。いちばん切ないのは、撮影地へ急いだものの、たどり着いた瞬間にカメラを出す間もなく、目の前を走り去ってしまうこと。いわゆる鉄用語の「見る鉄」ってヤツです =3=3 ヾ(´Д`;)アアア、マッテェ…。じゃあ、発車するまで駅で見届けるか? でも、ひょっとしたら・・・30分くらいの長時間停車で、急げば撮影地に間に合うのかもしれない(回送列車や臨時列車等では時間調整のため、稀にそういうことがあります)。そうだったら逆に、駅で発車を待ち続けたことを後悔するでしょう。いや、むしろその方がずっと悔しい "o(-_-;*) ウゥム…。 いつ動くか解らないのならば、一か八か、間に合う方に賭けてみるべきか。「諦めたら、そこで試合終了だよ・・・( ̄。 ̄ )ボソッ」 という天の声が、どこからか聞こえてきたような気もして Σ(゚0゚;)ハッ! 、私は小走りに撮影地へと進み始めました ダダダッε=ε=ε=┏(# ゚Д゚)┛ウオオォォォォー!! 。 もうこうなったら、ダメで元々。間に合ったら超ラッキーの気持ちです。
お稲荷さんを横目に見ながら、急坂を駆け上がります。
ε=ε=ε=┌(;´Д`)┘ハァハァ
まさに心臓破りの過酷なコース!
気分はまるで「一人感謝祭」です(なんのこっちゃ・・・)。
しかし撮影地までの道のりは平坦ではなく、急坂の連続でかなりキツイ! ε~ε~ε~((((*′□`;)ノ ヒイイィィ..... しかも道は線路沿いではなく、少し離れたところにあるため、途中で列車の姿がほとんど確認できないのもツラいところ。急いではいるけれど、はたして189系はまだ四方津に停車しているのだろうか。それとも、もう発車してしまったのだろうか・・・(・m・`)ウーン…。そんななか、やがて姿は見えずとも、列車が鉄橋を渡る音が周囲に響き渡りました Σ(・o・`;)アッ! 。 ああ、やっぱしムリだったのか・・・(´Д`|||)アウウ…。その音とともに、私の走りは一気にペースダウン。それでもなんとか気力を振り絞って、眺望の利く最低限の高さまではたどり着きました ハァ...ハァ...(;;´Д`) ゼエ...ゼエ... 。いちおう駅の方向を眺めてみますが、クリーム色の特急列車は・・・見えない・・・ キョロ(ω・`)) (( ´・ω)キョロ
なんとか鉄橋が見える高さまで上がってきました。
左の方に見える赤い鉄橋が中央線の下り線です。
上り線は奥のコンクリート橋。
反対側の四方津駅方向を眺めてみます。
一見すると列車の姿は見えない・・・か? r(´・ω・`;)ンー…
いや、上写真を最大限にクローズアップしてみると、
こんなものが見えました!ハッ∑(゚ロ゚〃)
・・・かと思われましたが、よ~~~~~く目を凝らしてみると (@_@;)ンンン!? 、 ホームの屋根の隙間から、国鉄型優等車両独特の分散式クーラー(AU13E形)が見えるではありませんか!エッ!(゚〇゚;)マヂ!? これこそまさに国鉄特急型の証!・・・ということは、まだ189系は発車しておらずに、四方津駅にいるってことです!! なんと、間に合っちゃいました~!!!\(*T▽T*)/ヤターッ!! どうやら先ほど聞こえてきた列車音は、四方津を6時36分に発車した115系の普通列車(427M)だったみたい。 急いでカメラに望遠レンズをセットして、鉄橋の方へ狙いを定めます。息を整える間もなく、数分後には189系が鉄橋上に姿を現わしましました (゚∀゚)キタッ! 。
緑に囲まれた赤い鉄橋を渡る、国鉄色189系。
おや?奥の橋にも列車が顔を出しましたね・・・。
▲中央本線 四方津-梁川
鉄橋俯瞰で、国鉄色189系が撮れました~!ワ━━゚+.ヽ(≧▽≦)ノ.+゚━━ イ♪
ああ、ダメ元でも、諦めずに走ってヨカッタよ・・・:*:・(゚ノ∀`゚)゚ヨカッタ・:*:・。しかも驚いたことに、一段高い上り線には、E233系の姿までが同時にフレームイン!w(゚0゚*)w オォー! 人によっては「なーんだ、E233系の裏カブりじゃん・・・」と思われるかもしれませんが、この上下線セパレート区間による列車の離合、とくに先頭車同士がバッチリのタイミングは、模型チックな情景を好む私にとって、とても嬉しいサプライズです ワーイ♪ヽ(゚ー゚*ヽ)(ノ*゚ー゚)ノワーイ♪。これがE233系でなく115系だったら・・・なんて贅沢は、決して言いません(笑) (´∀`;)イッテンジャン…。 189系に間に合っただけでなく、離合シーンも撮れたことで、私のテンションは一気に上がりました。それにしても、疲れた・・・ ε=( ̄。 ̄;)フゥ 。結局、189系の発車時刻は6時40分で、私は駅を出てから15分ほどでここまでたどり着いたことになります。
傍らにあった道しるべによると、
下り坂でも、駅までは徒歩30分とのこと・・・(^^;)アラ…
一息ついたのち、さらにもう少しだけ坂を上がります。撮影地的には、今の回送列車を撮ったところでもじゅうぶんにいい場所なのですが、実は赤い鉄橋の手前には並行して道路橋が架けられており、運悪くトラックやバスなどの大型車がそこを通ると、今の位置ではフレームインしてしまう恐れがあるのです ∑(・ω・ノ)ノヌヲッ!?。 なので、道路を走るクルマが影響しないくらい、できるだけ高さを稼いでおきたい。そして、ここでの本来の狙いは、約一時間後にやってくる「あずさ71号」です。
先ほどよりも、もう少しだけ高い位置へ上がってきました。
ここが本来の目指していたポイントです。
眼下の下り線を行くのは、長野色115系の普通列車。
▲中央本線 四方津-梁川
タテ位置もいいかな・・・なんて、アングルを模索していると、
轟音とともに現れたのは、EH200牽引の貨物列車 (゚∀゚)オッ!。
貨物は休日運休になる列車が多いと聞きますが、
連休でも運転されている貨物列車があるのですね。
相変わらず貨物情報は甘々です・・・(^^;)ゞポリポリ。
この撮影地では、ボリュームある山の緑をなるべく多く入れたい。本命の「あずさ」を、ヨコ位置で撮るかタテ位置で撮るかで、アングルを悩みましたが、目線の高さが若干違うものの、先ほど国鉄色189系をヨコ位置で一回撮っていることもあり、今度はタテ位置で狙うことにしました。そう考えると、朝の回送列車に間に合ったのは大きいな・・・などと思いながら迎えた、「あずさ71号」の通過時刻。
山間の鉄橋上に躍り出た、189系の特急「あずさ」。
意外にも「あずさ色」での運転でしたが、
これもまた山の緑によく映えます。
189系「あずさ」、キタ━━━(゚∀゚)━━━ッ!!
・・・けど、あれ?国鉄色じゃないの~??σ(・_・?)アレ? たしかに情報誌に掲載されていた「あずさ71号」の使用車両欄には、「189系豊田車で運転」としか表記されておらず、「あずさ色」のM50編成が入っても不思議ではないのですが、三本ある189系豊田車のうち、唯一の「あずさ色」であるこの編成は(残り二本は国鉄色)、「ホリデー快速 富士山1号(2号)」に使われることが多く、私はてっきり「あずさ色」は「ホリ快 富士山」、「国鉄色」は「あずさ」だとばかり、思い込んでいました。ちょっと意表をつかれた感じ。でもまあ、国鉄色は朝に回送が撮れたし、「あずさ色」も国鉄特急型撮影のバリエーションだと考えれば、決して悪くもないか。そもそも「あずさ色」なんだから、「あずさ」に入って何が悪い! ヾ(*`ε´*)ノブーッ って、ところでしょうか(笑)
しかしそうすると、この約二時間後に下ってくる「ホリ快 富士山1号」には、必然的に国鉄色の編成が入るということになります(M51は朝の回送だったので、M52だね)。「ホリ快」に国鉄色が入るのならば、私にはこの機会に撮ってみたいと思っていた別の場所がありましたσ(゚・゚*)ンー…。 そこで急きょ予定を変更して、移動することに・・・あ、でもその前に、この朝の時間帯に何本か続けてやってくる、スカ色の115系(山スカ)を撮ってからいきましょう。
上り線をゆく、山スカ115系(528M)。
この下り線をカットしたアングルは、
以前に紅葉の時期でも撮影してご紹介しています。
山深い雰囲気が感じられて、けっこう好きなアングルです(^^)
▲中央本線 梁川-四方津
そして下り線には、JRマークの無い山スカが・・・(゚0゚)ハッ!
復刻色の長ナノC1編成、キタ━━━(゚∀゚)━━━ッ!!
(523M)
先月の上野原での桜鉄に続き、二度目の遭遇です。
でもこのポイントだと、JRマークの有無は解っても、
6両固定という特徴は解りませんね・・・(^^;)
▲中央本線 四方津-梁川
続いて、15分後の1453Mも山スカの運用。
同じ山スカでも、この豊田車にはJRマークがあります。
3+3の分割編成ということが解るように、併結面を撮ってみました。
この列車は大月分割されて、前の三両が富士急へ乗り入れます
(後ろの三両は大月止まり)。
結果的に国鉄色と「あずさ色」の二色の189系が撮れ、さらに山スカ115系も復刻色の長野C1編成までやってきてくれて、一カ所目の四方津ではじゅうぶんすぎるほどの収穫がありました エガッタ( ̄▽ ̄*)エガッタ。 今度は焦らずにゆっくりと坂道を下って、四方津駅へと戻ります。むしろ急坂は、下り坂の方が慌てるとアブナイ。
朝は慌てていて撮り損なったので、
あらためて四方津駅をパチリ (^_[◎]oパチ。
四方津といえば、その名の通り、
ソネブロ仲間「しおつさん」のお膝元です。
実はこの日、朝の189系回送を、
しおつさんも駅の周辺で目撃していたようです。
▲中央本線 四方津
四方津駅から下り列車に乗って移動します。
入ってきたのは長野色115系。
さすがにGWだけあって、車内は混雑していました。
w( ̄△ ̄;)wオオゥ
▲中央本線 四方津
四方津から15分の大月で、富士急へ乗り換え。
待機していたのは元・JR205系の現・6000系です。
富士山方面へ向かうこの電車も、もちろん混雑。
中央線からの乗り換え客を待っていて、
3分ほどの遅れで発車しました。
▲富士急行 大月
四方津から下りの中央線へ乗って大月へ。さらにそこで富士急行線に乗り換えます...((((*・ω・) ノリカエ~。 この日は中央線を走る189系の臨時特急を中心に撮影する予定だったのですが、先ほどの「あずさ71号」に「あずさ色」が入り、このあとの「ホリ快 富士山1号」は国鉄色で運転されることがわかったため、ちょっと寄り道することにしたのです (・o・*)ホホゥ。「ホリ快 富士山」は、大月駅で中央線から富士急線へと乗り入れる臨時列車で、それを撮るために私がやってきたのは、大月から15分ほどの都留市。
四方津0841-(中央527M)-大月0857~0904-(富士急11)-都留市0919
モダンな外壁の都留市駅。
都留市の中心部にある富士急の主要駅で、
以前は特急列車も停車していましたが、
二駅先に乗降客数で上回る都留文科大学前駅が開業すると、
特急通過駅になってしまいました・・・。
▲富士急行 都留市
実はこの都留市駅の近くには、線路脇できれいな芝桜を育てている個人の畑があり、それをご主人のご厚意で一般にも公開しているらしい。その芝桜と国鉄特急色の「ホリ快 富士山」を絡めてみようというのが、急きょ決まった本日二カ所目の撮影です。駅から徒歩で北へ進むこと数分、民家の路地裏を抜けると、そこには目にも鮮やかな芝桜畑が見えてきました (゚∀゚)オッ!。
作物畑の向こうに見える、一面の芝桜。
その手前にいらっしゃる方が、ここのご主人です。
ひとこと挨拶を交わしてから、芝桜の方へと進みます。
スツレイ(o*。_。)oシマツ…
これは見事な二色の芝桜!(´▽`*)キレー♪
ハートの形にかたどられているのがオチャメです。
これを見ると、思わず・・・「萌え萌え~キュン♡」
線路脇一面に広がる紅白の芝桜、さらにその奥には黄色い菜の花畑。この情景は見事の一言です w(゚0゚*)w オォー。 ただし、ハート形ってところに、純情派が多い(?)鉄ちゃんは躊躇してしまうのか、同業者の数は思ったよりも少なめです (^^;)ゞポリポリ。どちらかというと鉄よりも一般の方のほうが多い感じ。
海外から観光でやってきたという女の子たちに、
撮影を頼まれたので、
「私のカメラでもYou達を撮っていい?」と聞くと、
笑いながらポーズをとってくれました (^_[◎]oパチリ
ここではとくに禁止などはされていませんが、いちおう個人所有の土地なので、三脚は立てずに手持ちでカメラを構えます。30分後に通過する「ホリ快 富士山」の前に、一本でも試し撮りがしたいな・・・などと思っていると、現れたのは意外なこの列車 (゚ω゚=)ンン!?。
ハート形の芝桜畑を横目に走るのは、
E257系幕張車の臨時快速「山梨富士号」。
はるばる千葉からやってきた珍客です。
▲富士急行 赤坂-都留市
なんと、ふだんは房総方面の特急列車で使用されている、E257系500番台(幕張車)ではありませんか w( ̄▽ ̄;)wワオッ!!。 これはGW期間中に千葉と河口湖をダイレクトに結ぶ、臨時快速の「山梨富士号」で、まったくのノーマークだった私は、ちょっとビックリです。アングル的に見ると、5連のE257系はぴったりフレーム内に収まりましたが、6連の189系はキビシそう。でも、ここは芝桜の風景重視で、列車の編成を入れることにはこだわらないことにしました。それにしても、近くの踏切が鳴ると、芝桜畑の中にいた方たちが、我々を気遣っていったん畑の外へ出てくださるのが、なんともありがたいような、申し訳ないような気持ちで、恐縮してしまいます <(_ _*)>スンマセン(ちなみに撮影者は、誰も「どいて!」などと言ったりはしていません)。そんななか、再び踏切が鳴り出し、畑の向こうからは国鉄特急色が見えてきました (゚∀゚)キタッ!。
189系の「ホリ快 富士山」が、芝桜をかすめて走り抜けます。
この鮮やかな芝桜アートは、
富士山へ向かう乗客の目にも留まったことでしょう。
芝桜畑で国鉄色189系が撮れました~!ヽ(´▽`*)ノワ~イ♪
ハートにかたどられた二色の芝桜。この萌え萌えキュン♡な情景が、果たして国鉄色189系に合うのかどうかは、正直、疑問符が付くところではあるけれど、まあ芝桜も晩春から初夏の風物詩ではありますし、たまにはこういうシャレの利いたコラボもいいのではないでしょうか (^^;)ゞポリポリ 。ちなみに、富士急を走る国鉄特急色189系は、GWに限らずふだんの週末でも小山始発の「ホリ快 富士山3号」などでも見られるのですが、それほど富士急の撮影に行くことが多くない私にとっては、この機会に芝桜とのコラボを撮っておきたかったのです。
ハートの芝桜とシブい115系とのコラボは・・・
イマイチ合わない?
この列車は、先ほど四方津の鉄橋で撮った、
富士急直通列車の折り返しです(4542M)。
やっぱり、このポップな風景に一番似合うのは、
富士急2000系の「フジサン特急」かもしれませんね~(^▽^)
芝桜を眺めて、フジサンキャラたちも楽しそう!?
そんな「フジサン特急」に描かれたフジサンキャラですが、
今、富士急では「キャラ選挙」が開催中。
全151山の中から選ばれた50山が、
夏に営業を開始する新型特急(元・小田急RSE)に
描かれるのだそうです(笑)
▲富士急行 都留市
ちょうどお昼時だったので、ここでゴハンを食べてゆくことに。
都留市の駅前商店街にあったうどん屋さん。
富士急沿線のうどん屋さんということで、
ひょっとしたら、富士吉田名物の「吉田うどん」かな?
と、思ってお店に入ってみるも、ふつうのうどんでした(^^;)
でも、安くて美味しかったし、ま、いいか。(゚д゚)ウマー
芝桜を撮るために富士急へ立ち寄りましたが、ここからは再び中央線の方へと戻ります。この寄り道の間に、189系で運転される上りの特急「かいじ186号」は撮り逃してしまったものの、189系はまだ午後の下りに三本もの特急「あずさ」が残っています。次に目指す撮影地は、大月からさらに中央線を三駅ほど下った、甲斐大和。
都留市の駅は自動券売機が見当たらなかったので、
窓口での硬券かな!?・・・なんて期待したものの、
ずいぶんと大きな乗車券(軟券)を発券されちゃいました。
スマホは大きさの比較対象です・・・(^^;)
ちなみに目的地の甲斐大和は、「おでかけパス」の範囲外なので、
別途に乗車券が必要なのです。
行きと同じ6000系で都留市をあとにします。
この日は元・京王5000系の現・1000系には
乗れなかったな・・・σ(・∀・`)ザンネン。
▲富士急行 都留市
大月で中央線の下り列車に乗り換えます。
やはりこちらも朝と同じ、長野色115系。
▲中央本線 大月
富士急からの接続は良く、スムーズに中央線へと戻ることができました。しかし、次に通過する189系の特急「あずさ79号」は、なんと私が大月から乗った普通列車(539M)のわずか9分続行 ( ̄△ ̄;)エッ…。目指す甲斐大和の撮影地は、やはり駅から徒歩で20~30分ほどの距離で、朝の四方津では奇跡的に間に合いましたが、今度はどう考えても間に合いっこありません (゚ペ)ウーン…。ならばもうここは割り切って、次の「あずさ79号」は甲斐大和での駅撮りを選択しました m9(`・ω・´)ケテイ!。
甲斐大和に到着。
私が乗ってきた普通列車は、
ここで特急「スーパーあずさ15号」を退避します。
▲中央本線 甲斐大和
都留市1209-(富士急18)-大月1226~1248-(中央539M)-甲斐大和1306
甲斐大和の上り方先端はカーブしていて、スッキリと編成が抜けるような撮り方はできませんが、望遠レンズを使えばアウトカーブをゆくところを正面気味に狙うことができそうです (・∀・)イイネ。 望遠レンズにテレコンを噛ませ、無理矢理に焦点距離を伸ばして、待ちかまえます。程なくして駅の通過案内が流れ、「あずさ」の絵幕を掲げた国鉄色189系が姿を現しました (゚∀゚)オッ!。
カーブを高速で駆け抜ける国鉄色の189系。
その顔には「あずさ」のヘッドマークが輝きます。
▲中央本線 甲斐大和
絵幕入りの「あずさ」が撮れました~ヽ(´▽`*)ノワ~イ♪
妥協案とも言える駅撮り面タテですが、今回はサイド気味から狙うアングルが多かったので、一枚くらいは正面気味に撮ったものがあっても良かったのかもしれません。ただ、豊田の189系は特急シンボルマークが外されてしまっているのが、やはり残念です (・ε・`。)ムゥ…。ちなみにこの「あずさ79号」に使われた189系は、朝に四方津駅で見かけた回送列車と同じM51編成。あの後に同車は、甲府からの「かいじ186号」として上京し、さらに折り返して、この「あずさ79号」で下ってきたのです。う~ん、働き者だねぇ・・・ (´∀`;)オツカレサン。
上下線を跨ぐ橋の上にある、甲斐大和駅舎。
甲斐大和は、93年に初鹿野から改称された駅名。
武田勝頼一族が自害した天目山が駅北東にあり、
ホームには「武田氏終えんの郷」の看板が設置されています。
▲中央本線 甲斐大和
「あずさ79号」は時間の関係から駅撮りで済ませてしまいましたが、さらに一時間後には、やはり189系(長野車)を使った「あずさ81号」があり、そちらは本来の撮ろうと思っていた撮影地で、狙いたいと思います。四方津の撮影地と同様に、また急な坂道を上がり ε=ε=ε=┌(;´Д`)┘ヒィ、ハァ 、駅から20分強でたどり着いたのが、この日三カ所目の撮影地。急坂を上がった・・・ってことでもお解りのように、やはりここも高台からの俯瞰です。私はホント、機動性の無い徒歩鉄なのに、俯瞰好きで困っちゃいます・・・(^^;)ゞポリポリ。
徒歩鉄ならではの、こんな細い道を通り・・・...(((o*・ω・)o
たどり着いたのは、見晴らしのいい高台。
新緑の山々がキレイです (´▽`*)キレ~♪
眼下を通過してゆくのは、E257系の特急「かいじ」。
▲中央本線 甲斐大和-勝沼ぶどう郷
中央線らしい山深い雰囲気が、手軽に撮れるこの撮影ポイント。本当は秋の紅葉シーズンに撮りに来たいと考えていた場所だったのですが、昨秋はそれが叶わず、この新緑シーズンに初めて訪れることとなりました。紅葉のような色鮮やかさは無いけれど、新緑の爽やかさは感じられます キモチ(・∀・)イイッ!。 それにしても、有名な撮影地にもかかわらず、先客の同業者は二人だけ。実は次の「あずさ81号」は、今まで撮ってきた豊田の189系とは異なる長野の189系で、こちらには特急シンボルマークと「あずさ」の絵幕がしっかりと付いているのです。それで、おそらく遠景よりも、接近戦を選んだ方が多かったのかもしれません。この高台から見える線路際の撮影地にも、何人かの同業者が見えました。私も一瞬は悩みましたが σ(゚・゚*)ンー…、せっかくここまで来たのなら、やっぱり列車主体よりも俯瞰で情景的に撮りたい。
この区間は上下線のセパレート区間で、
定番アングルでは下り線を行く列車しか撮れません。
上り列車は、かろうじて駅付近をゆく姿が臨める程度。
あ、山スカ復刻色のC1編成だ…( ̄△ ̄;)ア…。
▲中央本線 甲斐大和-勝沼ぶどう郷(後追い)
復刻色のC1編成は上りできれいに撮れなかったけれど、
豊田の山スカ115系が下り線に来てくれました(543M)。
今回の各撮影地では189系とともに、
山スカが撮れているのも、嬉しい収穫 ヽ(´▽`)ノワーイ♪
▲中央本線 甲斐大和-勝沼ぶどう郷
お会いした同業者さんの一人は「バイク鉄」で、ここでの撮影後は小淵沢のキャンプ場でビバークして、翌日は群馬の上信電鉄を訪れるのだとか(・o・*)ホホゥ。そういう「バイク鉄」も優雅で楽しそうですね・・・(・∀・)イイネ。でも、「悪天候に見舞われた時のバイクはサイアクですよ」とのこと (^^;)ソーナンダ。 そんなお話をしている間に待ち時間は過ぎ、「あずさ81号」の通過時刻となりました。
新緑萌ゆる中央線をゆく、一筋の国鉄特急型。
まるで国鉄時代の特急「あずさ」を彷彿とさせる情景です。
臨時とはいえ、今でもこのようなシーンを見ることができるのは、
奇跡的と言えるかもしれません。
甲斐大和俯瞰でも、189系が撮れました~!ヾ(*´∀`*)ノ ワ~イ♪
あえて、ここまであまり意識しないようにしていましたが、この日はお目当ての撮影地で、すべて日当たり良好の順光に恵まれました。やはり晴天順光下で見る国鉄特急色はひときわ美しいです(^^)。これで駅撮りも含めると、4本の国鉄色、1本の「あずさ色」189系が撮れ、大満足の成果を得ることができました。実はさらにこの一時間後にも、国鉄色189系(長野車)による「あずさ83号」があるのですが、私はそれを撮らずに撮影地をあとにして、甲斐大和から上りの中央線へと乗りこみます。
甲斐大和駅へ戻ると、乗車予定の列車はすでに停車中。
上り列車も、ここで特急の退避を行うことが多いようです。
▲中央本線 甲斐大和
乗車したのは立川行きの普通列車。都合よく、この列車の終点まで一気に乗り通します 〇Oo((_ _))Zzz…。ということは、これで撮影は終了・・・に、本来はなるところなのですが、私には最後にもう一カ所だけ、寄ってみたいところがありました。それはこの電車の終点、立川と日野の間に架かる、中央線の多摩川橋梁。首都圏からほど近い、中央線のお手軽撮影地です。なぜ山線の帰りに、わざわざその多摩川橋梁へ寄るのかというと、ここでキーポイントになるのが、先ほどの萌え萌え・・・もとい、芝桜ポイントで撮った、189系の「ホリデー快速 富士山1号」。前述したように、本来は「あずさ色」のM50編成が入ることが多い同列車ですが、この日は国鉄色のM52編成で運転されました。できればこのチャンスに、折り返しの「2号」も撮っておきたい。しかも、この時期の多摩川橋梁は、スッキリ晴れれば「夕日ギラリ」が望めるかもしれないと考えたのです (゚∀゚*)オオッ!。
終点の立川に到着。
115系の普通列車はその昔、
新宿まで定期で乗り入れていた時代がありましたが、
現在の最東端はこの立川まで。
しかも立川まで来る115系は一日5往復のみです。
▲中央本線 立川
甲斐大和1430-(中央552M)-立川1551
ただ・・・実はこの日の夕方に、私は埼玉の大宮で飲み会の約束があり(twingo583さん、「鉄飲み会」楽しかったです!)、事前に計画はしていたものの、多摩川橋梁で「ホリ快 富士山2号」を撮る余裕がありませんでした。そこでここからの写真は、翌日(5/4)にあらためて出直してきたものになります。幸いなことに、前日運用の流れからか、翌日の「ホリ快 富士山2号」も国鉄色で運転されていました。中央線を立川で降り、歩いて多摩川の土手にやってきたのは、「ホリ快」通過の30分前。いい具合に西日が鉄橋を照らしています。しかも、ここでまたしても、嬉しいサプライズがありました!(゚∀゚*)エッ!? それは「ホリ快」の直前に通過した、この列車・・・
夕暮れの多摩川橋梁を渡りゆくのは、
115系復刻色のC1編成!
ここでも再び遭遇することができました!
▲14.5.4 中央本線 日野-立川
山スカC1、キタ━━━ヽ(゚∀゚ )ノ━━━ッ!!!!
なんと、運用や時刻をまったく調べてこなかったのに、たまたま復刻色のC1編成が撮れてしまいました!しかも数少ない115系の立川運用、これはラッキーです ヽ(´▽`*)ノワ~イ♪。そしてそのわずか4分後、今度は鉄橋上に国鉄特急色の姿が見えてきました。う~ん、なんて贅沢な数分間なんだ・・・。
西日を浴びて輝く、国鉄特急色189系。
晴天に恵まれたGWは、
東京でもこんなにきれいな空が広がっていました。
エロ光に照らされた、189系が撮れました~!ワ━━゚+.ヽ(≧▽≦)ノ.+゚━━ イ♪
完全にギラリとする角度にはならなかったものの、それでも国鉄色がいい色に輝いてくれたので、大満足です・:*:・(´▽`*)カコイイ・:*:・。ちなみに国鉄色は通常、「ホリ快 富士山4号」の方に入りやすいのですが、「4号」だと多摩川橋梁通過時刻は19時20分ごろで、夏でも日は持たないんです。そこで、この「2号」に入ったチャンスをモノにしたかったのでした。また日の長いうちに機会があれば、撮りに来たいところです。
これでGWの中央線特急撮影記は終了です。
節約の「安・近・国」で撮影した中央線の臨時列車でしたが、今回は車両の巡りあわせも良く、いろいろな角度から国鉄特急色の189系を撮ることができました。一日(正確には一日半)でこれだけの収穫があるのならば、遠征に出なくてもじゅうぶんですよね (^^;)ゞポリポリ。でも・・・ホンネはやっぱり、連休は遠出をして、鉄道撮影はもとより、美味しい地のモノを堪能するような旅がしたかったな・・・σ(・∀・`)ネー。 それにしてもこのGWは、遠征に出かけなかった分、飲み会続きで酒量が多かった気がしています(苦笑)。う~ん、ひょっとして飲み代を切り詰めれば、遠征できたんじゃなかろうか・・・(゚ロ゚;)ハッ。
(連休中にお会いしたブログ仲間の皆様、楽しいひと時をありがとうございました。鉄ネタではなく、写真もじぇんじぇん撮っていなかったので、記事で紹介できないことをお許しくださいませ・・・m(_ _)m )