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八高線・・・八高線80周年記念号 撮影記 [鉄道写真撮影記]

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2014.10.18
八高線
秋晴れの日の、ロロロ
 「八高線80周年記念号」撮影記
 
  

二週連続で台風の脅威に怯えるような週末が続きましたが (((lll゚д゚)))ヒイィィィ、ようやく秋らしい穏やかな晴天に恵まれた先週末 (*´∇`)-3 ホッ。そんな秋晴れの日を狙ったかのように、18日の土曜日には、ちょっとおめでたい「記念列車」の運転がありました。その名も「八高線全通80周年記念号」(゚∀゚*)オオッ!。
JR八高(はちこう)線は、東京の八王子から、埼玉の高麗川(こまがわ)、寄居などを経て、群馬の高崎へと至る、首都圏近郊の路線(正式な路線区間は八王子から、高崎の一つ手前の駅・倉賀野まで)。途中の高麗川を境にして電車が走る南部の電化区間と、気動車(ディーゼルカー)が走る北部の非電化区間に運転形態が分けられるような特徴はありますが、ふだんは普通列車のみが淡々と走るだけの地味なローカル線です (・o・*)ホホゥ。ただし、首都圏近郊では数少ない非電化路線であることから、時おりディーゼル機関車の訓練運転なども行われており、このブログでも過去に何度か、その撮影記をご紹介しています。
そんな八高線が1934年(昭和9年)10月6日に八王子~高崎(倉賀野)間で全線開通してから今年で80周年を迎えることとなり、それを記念して運転されるのが、DD51形ディーゼル機関車+12系客車というスペシャル編成の「80周年記念号」です。お天気ヨシ!、列車編成ヨシ!!とくれば、当然のごとく私も出撃決定 (`・ω・´)-3フンス!。
ところが・・・どうも数日前からクシャミとハナミズが止まらない (っ*`з´)っ・:∴クション.。これは、私にはあまり症状が出ないハズの「秋花粉」によるものなのか? それとも、大阪出張の際に夜遅くまで天王寺駅で撮影をしていて、ちょっと風邪でもひいたかな? 熱っぽさは無いけれど、何となく不安を抱えたままに記念列車の運転当日を迎えました ( ̄ii ̄;)ズルズル

10月18日(土)

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この日の行程は、中央線と西武線が接続する、
国分寺駅から始まります。
八王子を起点とする八高線の撮影へ行くのに、
乗るのは中央線ではなく、西武線?σ(゚・゚*)ンー?
▲西武国分寺線 国分寺

自宅の最寄駅から中央線の下り列車に乗って、まずは国分寺へ。 ここから西武国分寺線、東村山で西武新宿線、さらに所沢で西武池袋線と、短い区間で三つの西武線を乗り継ぎます ε=ε=ε=┌(;・_・)┘ノリカエ ノリカエ。東京に住んでいても、この辺の入り組んだ西武線の路線網はちょっと解りづらいのですが、今回私が目指している八高線の撮影地へ行くのにウチからだと、このような西武三路線を乗り継ぐルートが、距離的にも時間的にも最短になるのです ( ̄。 ̄)ヘー。最終的な下車駅は、池袋線の元加治(もとかじ)。

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途中、乗換駅の所沢でたまたま見かけたのは、
真っ赤な京浜急行の電車!? Σ(゚д゚;ノ)ノ ヌオォ!?
いえいえ、これは京急と西武のコラボ企画によって
京急色に塗り替えられた、西武9000系・9003F。
その名も「幸運の赤い電車(RED LUCKY TRAIN)」。
一本しか無い同車を偶然見かけると、
ラッキーなことがあるらしいのですが・・・どうだろ?
▲西武池袋線 所沢

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私が乗ったのは、ふつうの黄色い9000系で、
撮影地最寄りの元加治に到着です。
▲西武池袋線 元加治

国分寺0643-(西武国分寺線)-東村山0653~0701-(西武新宿線)-所沢0704~0717-(西武池袋線)-元加治0737

途中の所沢では、偶然見かけたらいいことがある・・・なんて、まるで新幹線の「ドクターイエロー」的な謳い文句のついた、赤い西武線「RED LUCKY TRAIN」に出会えたけれど (゚∀゚)オッ!、相変わらず鼻はムズムズしているし (っ*`з´)っ・:∴クション.、それに、この日は記録用サブ機のコンデジを家に忘れてくるという失態をしてしまい (ノ_< ;)アチャ~…(大阪出張へと持っていったので、そのまま仕事鞄に入れっぱだった・・・。そんなワケで今回の記事でサイズの小さい記録写真は、スマホでの撮影です)、なんだかあまりツイているような気がしないんだよなぁ・・・"o(-ω-;*) ウゥム…。でも、天気は予報通りに青空が広がる快晴で、これだけでもラッキーなこと・・・と、考えるべきなのかも (´ω`)ソウ…ネェ

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快晴の空のもとに佇む元加治駅。
ここは西武池袋線の終点・飯能の一つ手前の駅で、
首都圏郊外ののどかな雰囲気が漂い、
周辺にはこの地の名物である狭山茶の茶畑なども見られます。
▲西武池袋線 元加治

元加治駅から西武線の線路を離れて、茶畑などを横目に見ながら南西の方向へしばらく進むと ε-ε-ε-┌(*・ω・)┘テクテク、やがてこのあたりを流れる入間川(いるまがわ)に突き当たります。そこには、歩いてきた道から続く道路橋と並行して、プレートガーダー方式の鉄道橋(ガーダー橋)が架けられており、これこそが今回の撮影ポイントとなる八高線の入間川橋梁です。

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元加治駅から徒歩15分ほどで到達した、
八高線の入間川橋梁。
鉄道橋と並行して架かる道路橋上が撮影地です。
私が着いたこの時点で、まだ同業者はまばら。

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まずはためしに一発、普通列車を撮ってみました。
やってきたのは4両編成の209系。
ここは八高線の駅でいうと金子と東飯能の間にあたり、
高麗川以南の電化区間です。
▲八高線 金子-東飯能

同じ鉄橋でも鉄骨がまわりを囲うトラス橋より、遮るものがなくスッキリと列車の姿を撮ることができるプレートガーダー橋(ガーダー橋)は、撮り鉄にもっとも好まれるスタイルの鉄橋と言っても過言ではありません。そのガーダー橋をいくつもの長い橋脚で支えている入間川橋梁の景観は、昔から八高線の名撮影地として挙げられてきました (・o・*)ホホゥ。八高線の80周年を祝う記念列車を撮るならば、やはりここしか無いでしょう!m9(`・ω・´)ビシッ!・・・な~んて、いかにも迷いなくスパッと撮影地を決めたかのように書いていますが、実を言うと、ディーゼル機関車のDD51が牽引する客車列車(客レ)は、上空に架線の無い、高麗川以北の非電化区間で撮るべきかとも悩んだのです (゚ペ)ウーン…。でも、非電化区間では過去に何度か訓練運転でDD51の客レ(旧客)を撮っていることから、今回は客レが滅多に入線しない、この入間川橋梁を選びました(やなぼーさん、スミマセン・・・^^;)。ここは光線状態も良好だし。

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ちょっと引き気味で撮った最初の一枚目よりも、
個人的にはこのくらいの画角が好みなのですが、
これだとDD51+12系3両+DD51の計5両で運転される
記念列車の全編成は入りません。
意外とアングル決めが難しい・・・(゚ペ)ウーン…

そんな八高線随一の有名撮影地である入間川橋梁。さぞかし同業者も多く集まるのではないかと覚悟しながら、場所取りと試し撮りの時間を加味して「記念号」が通過する二時間前(8時ごろ)に現地へ着いてみると、意外にも先客は少なくてちょっと拍子抜け (゚ー゚*)アリ?。やっぱしDD51の客レは、みんな非電化区間で狙っているのかな? もしくは、せっかくヘッドマークが掲げられる記念列車なので、正面のマークが解りづらいこの場所は、あえて避けているのかも・・・などと、余計な憶測をアタマのなかで巡らせていましたが σ(゚・゚*)ンー、「記念号」の通過まで一時間を切ったあたりから続々と同業者が集まり出して、結局、最終的には橋上を埋め尽くすほどの数になりました w( ̄▽ ̄;)wワオッ!!。八王子発車後の「記念号」は、クルマでもこの場所へ追っかけが利くようなスジではないし、ただ単に出足が鈍かっただけなのか・・・。そんな橋上に詰めかけた大勢のファンが固唾をのんで見守るなか、朱色のDD51に牽引された「八高線全通80周年記念号」は、遅れることなく定刻に姿を見せました (゚∀゚*)キタッ!

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私が到着した時の写真と見比べてみてください。
通過時にはこれだけ多くのファンが橋上に集まりました!
そのカメラの放列の先に現れたのが、
DD51+12系の「八高線全通80周年記念号」です。
意外とコレ、記念列車らしいイイ画かも(笑)

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秋晴れの青空を背景に、
入間川橋梁という舞台に躍り出た「記念号」。
朱色のDD51と青い12系のコンビネーションが、
風景のなかで鮮やかに映えてくれました(^^)。

入間川を渡る「80周年記念号」が撮れました~!ヽ(´▽`*)ノワ~イ♪
う~ん、DD51+12系の組み合わせは、やっぱりシブいなぁ・・・(最近客レを撮ると、この感想ばっかし・・・^^;)。これが前後に機関車が付くPP(プッシュ&プル)スタイルではなく、DD51の単機牽引だったら、かつて山陰本線などで走っていた12系のローカル客レを彷彿とさせるような姿です ( ̄▽ ̄)ナツカシーネ。でも、今回はローカル客レのリバイバル列車ではなく、おめでたい記念列車としてのイベント運転ですから、個人的にはPPでもアリかなって思っています(^^)。何より秋晴れのもと、順光ポイントでこの列車を撮れたことに大満足でした ヨカッタ(*⌒∇⌒*)ヨカッタ

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未練がましく、去り際にもう一枚 【◎】]ω・)パチッ!。
タテ位置で後方のDD51と12系一両分を切り取ってみました。
こう見ると、かつてのローカル客レっぽい?
いや、場所が場所だけに、昔の「高尾臨」っぽいか・・・。

今回の「八高線全通80周年記念号」は、八王子から高崎まで片道のみの運転なので、これにて同列車の撮影は終了です (´0`*)シューリョー。でもまだ午前中で、せっかく晴天に恵まれているのに、このまま帰っちゃうのはもったいない気がします。とはいえ、今から他の路線へ転戦するには時間が中途半端すぎる・・・σ(゚・゚*)ンー。そこで思い浮かんだのが、「記念号」と同じく八高線80周年記念企画の一環として、かつて八高線を走っていた旧型車(キハ38)の復刻塗装が施された、非電化区間を走る普通列車・キハ110の存在 」(゚∀゚*)オオッ!。どうせならばこの機会に、それを撮りに八高線を寄居方面へ北上しようかと考えます(・∀・)イイネ。ところが、いつものようにSNSなどの目撃情報で、その運用を掴もうとしたところ・・・どうも、この日の復刻色車は運転されておらず、高崎で行われている公開イベントで展示されているらしい r(゚ペ)アリャ。う~ん復刻色キハ、走っていないのか・・・(・ε・`)チェ。高崎まで行けば展示されている同車を撮ることはできますが、やっぱり私としては沿線で走っているところを撮りたい。それに、高崎まで往復3000円以上かけて展示物を見に行くのも、なんだかもったいないし・・・(^皿^;)セコイネ。ならば、もっと近場で撮れるものとして次に考えたのが、やはりこれも八高線80周年記念企画である、ヘッドマーク付きの205系 (゚∀゚*)オオッ!。 同線の電化区間を走る電車の方にも一本だけ、80周年記念のヘッドマークが付けられており、こちらは先程の「記念号」を待っている間に走っているのを見かけています (*゚0゚)アッ!。ステンレス電車のニマゴ(205)など、ターゲット的にはちょっとショボいけれど、今日は自分のなかで「八高線Day」とし、これを狙ってみることにしました ( ´_ゝ`)フーン。そうと決まれば、今いる入間川橋梁よりも、もう少し正面のヘッドマークが解りやすい撮影地へと移動します。

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歩いて八高線の東飯能へと向かい、
そこから八王子行きの上り列車に乗りこみます。
ホームに入ってきたのは209系。
▲八高線 東飯能

本来ならいつものように移動中も逐一、記録写真を撮ってご紹介したいところなのですが・・・先述したように、この日は記録用のコンデジを家に忘れてきてしまい、さらにはここまでその代役を務めてきたスマホも、「記念号」の待ち時間にブログ仲間の記事を閲覧していたり、復刻色の運用状況などを調べていたりしていたら、東飯能での209系撮影を最後にバッテリーが切れてしまいました (ノ_< ;)アチャ~…。なので、ここからは文章のみでの説明です m(。・ε・。)mスンマソ-ン。 東飯能から八高線の上り列車に乗り、次に下車したのは終点の八王子。

東飯能1125-(八高1060E)-八王子1202

八高線は八王子とその手前にある北八王子の駅間で、浅川という名の川を渡ります。八王子駅から徒歩20分ほどで到達できる、その浅川橋梁が次の撮影地です ε-ε-ε-┌(*・ω・)┘テクテク。先ほどの入間川橋梁に続く鉄橋、しかも同じガーダー橋での撮影ですが、この浅川橋梁は入間川橋梁ほどの高さは無く、橋のたもとにある踏切付近から同レベルで列車を見ることができるので、入間川橋梁とはだいぶ違った感じの画になります (・o・*)ホホゥ。望遠レンズで列車の正面が狙える位置にアングルを決めて、待つことしばし・・・、お目当ての記念ヘッドマーク付き205系は、一時間ほどの待ち時間を経て、鉄橋上に現れました。

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轟音を響かせながら鉄橋を突き進む、八高線の205系。
その顔には、全通80周年を記念するヘッドマークが、
誇らしげに掲げられています。
▲八高線 北八王子-八王子

ヘッドマーク付きの205系が撮れました~!ヽ( ´¬`)ノ ワ~イ !!
最近の私は俯瞰撮影などの遠景が多くて、ひょっとすると接近戦が苦手なのではないだろうか・・・(;¬_¬) アヤシイ…と、思われていたかもしれません。それほどまでに列車をアップで撮るのは久しぶりだったように感じます。実際に私はあまり、列車の顔アップや編成写真の接近戦が得意ではないのですが、今回はなんとかウマく狙い通りの迫力ある画が撮れました ε- (^o^;)ホッ。八高線の205系はすべて、中間車を先頭車化改造した3000番台。こうやって見るとニマゴもなかなかカッコイイものです (^^)。ちなみに、先ほど入間川で撮った「記念号」に掲げられていたヘッドマークも、この205系に付いていたものと同デザインだったようです。

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205系を撮り終えて、撤収しようとしたら、
上空をこんなヒコーキが飛んでゆきました。
ヒコーキや軍モノに疎い私は、
遠目に見て自衛隊機かと思っていましたが、
写真を拡大してみると「U.S. AIR Forces」の文字がありましたので、
これは米軍機なのですね。
近くの横田基地へ向かうものかな?σ(゚・゚*)ンー

これで「八高線Day」の撮影は終了です。いちばんのお目当てであった、DD51+12系の「八高線全通80周年記念号」、そして80周年記念のヘッドマークを掲げた205系、どちらも秋晴れのいい光線状態で記録することができました (^^)。機会があれば、この日は運用に就いていなかったキハ38復刻色のキハ110の方も、いつか撮りに行きたいと考えています。

ところで、この日クシャミが止まらなかった原因ですが・・・やっぱり季節の変わり目によって、少し鼻風邪をひいてしまっていたようです(っ*`з´)っ・:∴クション。翌日の日曜日には少しだるさを感じたので、撮影の予定を変更して一日静養にあてました。秋が深まるに連れ、とくに朝晩がグッと冷え込むようになった今日この頃、皆さまも体調を崩さぬよう、じゅうぶんにご留意くださいませ・・・(´∀`;)オマエモナー。

 



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