SSブログ

京成・東武・・・昭和の名車 撮影記 [鉄道写真撮影記]

0000.jpg
2015.02.28
京成東武
走り続けて半世紀!
京成3300形東武8000系  撮影記
 
  

♪春お別れの~、季節ですっ (* ̄0 ̄)θ~♪・・・って、また同じ出だし。このところ立て続けに今春で姿を消す列車を取り上げてきていますが、今回もまた葬式・・・もとい「おくり鉄」です ( ̄▲ ̄ )マタカヨ…。先週末(2/28)に引退記念の「さよなら運転」が行なわれたのは、京成電鉄の3300形。かつては「赤電」の愛称で親しまれ、特急運用から地下鉄直通まで幅広く活躍した昭和の京成を代表するこの車両も、1968年(昭和43年)の製造から半世紀近くの時が流れ、ついに引退のときを迎えてしまいました (ノ_・。)サミチィ…。今でこそあまり京成を利用する機会の無い私ですが、沿線の千住大橋に叔母や従兄弟が住んでいたり、学生時代の友人が船橋・津田沼界隈に多くいたりしたことから、一時はこの3300形にもよくお世話になったものです ( ´_ゝ`)フーン。そんな3300形最後の勇姿を記録しに、久しぶりに京成の撮影へと訪れました。

0109.jpg

たぶん従兄弟の家からの帰りに撮ったと思われる、
ファイヤーオレンジ時代の旧・3000系列(3100形)。
1958年に都営地下鉄浅草線乗り入れ対応車両として登場した
3000形をはじめ、それ以降のマイナーチェンジ車である
3050形、3100形、3150形、3200形、そして3300形を総じて
通称「赤電」と呼ばれています。
今回引退する3300形は、その赤電最後の生き残りでした。
▲88.5 京成本線 町屋

0900.jpg

これは2007年1月に
登場時の「赤電」塗装を復刻してイベント運転された、
3200形の特急「開運号」。
3200形は3300形より一足早く07年に全廃。
▲07.1.28 京成本線 谷津-船橋競馬場


2月28日(土)

京成電鉄はその名の通り、東京の上野と千葉の成田を結ぶ本線(京成上野~成田空港)を中心に、都営地下鉄浅草線へのアプローチとなる押上線(押上~青砥)や葛飾区の下町を走る金町線(高砂~京成金町)、本線の津田沼から分岐して千葉へと至る千葉線(京成津田沼~千葉中央)と、さらにその先へ伸びる元・千葉急行路線だった千原線(千葉中央~ちはら台)、本線の成田か分岐して芝山鉄道へと繋がる東成田線(京成成田~東成田)、そして成田スカイアクセスの愛称で知られる成田空港線(京成高砂~成田空港・京成は第2種鉄道事業者)の各線から成る関東の大手私鉄で、東京近郊の方には成田空港へのアクセスや、主に東京東部・千葉方面の通勤路線としてお馴染みだと思われます (・o・*)ホホゥ。京成は都心から成田へ向かう路線であることから、同方面へのJR総武線・成田線と付かず離れずの微妙な間合いを保って並行しており、このブログでは今年の1月にJR成田線で運転された初詣臨時列車(成田臨)を撮影しに行く際に、運賃の安い京成を利用したのは記憶に新しいところ。でも逆に今回は京成の撮影なのに、ウチの最寄り駅からの到達時間を優先してJR総武線に乗り、やってきたのは本八幡(もとやわた)。

0001.jpg
0002.jpg

都内から乗った総武線を降りたのは、
千葉県市川市にある本八幡。
同駅には総武線の他、
都営地下鉄新宿線も乗り入れています。
▲総武本線 本八幡

新宿0831-(中央特快704H)-御茶ノ水0840~0846-(総武緩行870B)-本八幡0915

前述したように「付かず離れず」の関係である総武線と京成線。以前に紹介した西船橋や成田と同様にこの本八幡も京成は直結しておらず、JR駅のロータリーを抜けて横切る国道を渡り、商店街を少し進んだところにあるのが京成の京成八幡駅です ε=ε=ε=┌(*・_・)┘テクテク 。その間300メートルで国道の信号待ちをしても5分程度の距離ではありますが、お互いに車内での乗り換え案内と言った連絡提携は行なっていません(地下で両駅に接続する都営地下鉄新宿線は、両線ともに乗り換えの案内が行なわれます)。このようなJRの駅と区別する京成の駅には駅名に社名の「京成」が冠られているケースが多く、起点の京成上野に始まり、京成小岩や京成船橋、京成津田沼、京成佐倉、京成酒々井、京成成田、京成幕張、京成千葉・・・など、その数は全69*駅中の22駅! Σ(`ロ´;ノ)ノ ヌオォ!! 調べたわけではないので確かではありませんが、社名が付く駅名では京成が民鉄で一番多いのではないでしょうか (´∀`;)大杉…(*北総線内で京成線列車の停車しない駅を除く駅数)。ちなみに大体はJRの同駅名と近い場所に位置していますが、なかには京成佐倉のようにJR佐倉と二キロも離れている駅があるので、乗り換えにはご注意を・・・。なお、京成線内の案内では京成上野を上野、京成成田を成田のように「京成」を省くことが多く、この先は記事内の駅名も京成を略して話を進めようと思います。

0003.jpg

JR本八幡から歩いて5分ほどのところにある京成八幡。
一見、こぢんまりとした駅に見えますが、
駅前には京成の本社ビル(写真左)が建ち、
同駅には特急列車も停車します
(有料特急の「シティライナー」は通過)。
▲京成本線 京成八幡

そんな京成を撮るにあたっての撮影地選びですが、東京の下町や千葉の住宅街を縫うように走るのが同線の特徴とも言え、キャパが広く抜けのよい撮影地などあまり思い浮かびません σ(゚・゚*)ンー。こう書くといかにも撮りづらそうな路線に聞こえますが、京成に限らず私鉄の路線はJRよりも沿線の安全柵が低く設置されている場合が多く、いい方はちょっとアレですが、ぶっちゃけそのなかでも京成はとくにユルい方だと個人的には思います。なので、線路に近づいての接近戦は撮りやすい ( ̄。 ̄)ヘー。私が歩いてきた八幡の駅から続く線路沿いの道に設置された柵も、脇腹程度の高さしか無くて列車を撮るのに支障が無さそうです (゚∀゚)オッ!。あとは住宅の影などが落ちず、列車の編成が後ろまでスッキリと抜けそうなところを探すだけ。今回のさよなら運転には3300形に特別のヘッドマークが掲げられるとのことなので、奇をてらわずにビシッとした編成写真を狙ってみたいと思います。

0004.jpg

ここは千葉県内ですが、
どこか下町の雰囲気が漂う京成の沿線。
設置されている安全柵も低くて、
線路端からのかぶりつき写真が手軽に撮れます。
通過してゆくのは、AE100形の「シティライナー」。
▲京成本線 菅野-京成八幡

今回の3300形さよなら運転が行なわれるのは、上野発成田行きの下り片道一本のみなのですが、その前には成田の近くにある車庫(宗吾参道の宗吾車両基地)から始発駅の上野へ向けた、上りの回送列車が設定されています (・o・*)ホホゥ。私が撮影地に着いたのはその回送列車が現地を通過するちょっと前で、多くの同業者がカメラを向けていたのは回送列車狙いの下り方向 [【◎】]_・。)ジー 。でも、この回送列車はあまり光線状態が良くなく、しかも事前に回送には記念マークが掲げられないとの情報が入っていたので、私は他の同業者が回送列車を狙っているスキを突いて、本運転(さよなら運転の本番)の撮影地を早めに確保することにしました サササッε=ヘ(* ̄∇ ̄)ノ 。とりあえず条件のよさそうな下りの撮影ポイントを見つけて腰を据えた私。まもなくその横を上野へ向けた3300形の回送列車が通り過ぎてゆきました (゚∀゚)オッ!。

0005.jpg

最後の営業運転に備え、
回送を表す「回」表示で始発駅の上野へと向かう3300形。
右目(右ヘッドライト)からは涙が・・・(;_;)。
▲京成本線 京成八幡-菅野

本運転を前にした回送列車、なんとその目(ライト)には涙の形をした装飾が施されていました。これはなかなかニクい演出ですね~。愛嬌のある顔立ちをした3300形だけに、感情移入して思わず切なくなっちゃいます・・・(つω-`。)グスッ。条件が悪くて記録程度に撮った送り込み回送ですが、むしろこの涙がよく解るようなカットになって、案外よかったのかも知れません。

0006.jpg

いちおう後追いも記録。
前面中央に貼られた丸い「回送」マークの下に、
本運転での記念マークが隠されているようです。
列車写真としての撮影条件はあまり良くないですが、
路地を入れたこんなカットは意外と京成らしいのかも・・・。
▲京成本線 菅野-京成八幡(後追い)

さて、この列車が上野で折り返し、ちょうど一時間後にさよなら列車の本番として戻ってきます。回送列車を記録程度に留めておいただけに、本運転ではビシッとキメたいところ (`・ω・´)-3フンス!。細い路地のココでは三脚など立てられず、カメラを手持ちで勝負に挑みますが、正直言うとあまり編成写真が得意ではない私。緊張を抑えてウマく撮れるでしょうか・・・ (°_°;)ドキドキ…。

0007.jpg

本番前に通過する列車で試し撮り。
同じアングルのものを何枚も載せてもあまり意味が無いので、
ここでは3300形に次ぐ古さの3500形(更新車)を。
ホントは未更新の3500形を撮りたかったところですが、
ここには現れませんでした。
今度、金町線か千葉線あたりに撮影へ行ってみよう・・・。
▲京成本線 菅野-京成八幡

さよなら列車の通過時刻が近づくにつれて、ファンだけでなく近所の方々も集まりだし、さらには通りすがりの方も足を止めて尋ねるようになりました c(゚.゚*)ナニクルノ?。どちらかと言うとふだんは地味な京成の沿線に、多くの撮り鉄が集まるのはそれだけ珍しいことなのかも知れませんね。でも、少なくとも私のいた現場には殺伐とした空気はなく、むしろ下町らしいまったりとした雰囲気が感じられます。「何時に通るの? 家からカメラ持ってくる! ε≡≡≡ヘ(*゚∇゚)ノ」って言っていた近所のおじいさんがiPadを片手に戻ってきたときには、失礼ながらちょっと笑っちゃいました。おじいさん、若いねぇ~(笑)そんな場の雰囲気で私の緊張もいい具合にほぐれたように思います ε=(^o^*)ホッ。あと危険なのはと言えば、複線区間撮影ならではのカブり。頼むからカブらないでくれよ・・・八(゚- ゚) タノム!! と願いながら待つことしばし、やがて直線上に丸いマークを掲げた3300形の姿が見えてきました (゚∀゚)キタッ!。はやる気持ちを抑えて、慎重に置きピン位置まで引きつけます。背後からカブる列車の近づいている気配はナシ。

0008.jpg

特急「成田山」のヘッドマークを誇らしげに掲げた3300形が、
最後の花道を駆け抜けてゆきます。
堂々としたその勇姿、しっかりと目に焼き付けました。

特別マークの3300形が撮れました~!ヽ(´▽`*)ノ ワ~イ♪
送り込み列車で見たあの「回送」マークの下に隠されていたのは、特急「成田山」のヘッドマーク! w(゚0゚*)w オォー! これはかつて、京浜急行の三浦海岸から都営地下鉄浅草線経由で京成の成田まで、成田山への参拝客を乗せて走っていた臨時特急のもので、他社線への直通用に製造された旧・3000系列の性能が発揮された列車でした。約40年ぶりに復活した特急「成田山」、晩年は普通列車運用が主体だった3300形にとって、これはまさに最後の花道を飾るにふさわしいヘッドマークと言えるでしょう 。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。さらに、運行番号も当時の特急「成田山」を表す「S1K」を掲出し、現在は日中の点灯が義務づけられていない通過標識灯(急行灯)を点灯させるところなどにも、この3300形のラストランに対する現場の拘りが感じられました。それらの特徴がしっかりと解るようなカットが順光という好条件で撮れて大満足です ヨカッタ(*⌒∇⌒*)ヨカッタ。

0009.jpg

振り返って、後追いも狙います。
後方には「涙ステッカー」に加えて、
「さよなら3300形」のマークも掲げられました。
1968年から2015年まで47年もの長きに渡る活躍、
お疲れさまでした・・・サイナラ…(´;ω;)ノ~~~。
▲京成本線 京成八幡-菅野(後追い)

前述したように3300形のさよなら運転はこの下り列車一本のみなので、去り行く姿を名残惜しみつつ見送って、京成の撮影は終了です (´w`*)ドツカレサン。でも時計を見るとまだお昼前 σ(゚・゚*)ンー。せっかくのいいお天気だし、ここからはちょっと別路線の撮影へと転戦することにしました。しばらく写真の羅列になりますが、そこへ向かう道中の様子もちょっとおつきあいください。

0010.jpg

朝はJRの本八幡から来ましたが、
今度は京成を利用し、京成八幡から列車に乗ります。
入ってきたのは、現・3000形の快速列車。
現在、京成の一般形車両(有料特急型を除くもの)は、
すべて3000番台の形式が与えられていますが、
これは都営浅草線、京急との直通運転開始時に、
それぞれの乗り入れ形式を京急が1000、京成が3000、
都営が5000と割り振られたものをそのまま踏襲しているためで、
非直通車だった2100形が廃止されてからは、
すべて3000番台に統一されてしまいました ( ̄。 ̄)ヘー。
▲京成本線 京成八幡

0011.jpg

京成八幡から下り列車に乗って10分ほど、
私がやってきたのはここ、京成船橋。
今、「ふなばし」と言えば・・・(*゚0゚)ハッ!
▲京成本線 京成船橋

0012.jpg

そう、船橋市非公認ゆるキャラ「ふなっしー」!
O(≧▽≦)O ひゃっはー!!

0013.jpg

そんな「ふなっしー」イチオシの船橋グルメと言えば、
今やすっかりメジャーになった「船橋ソースラーメン」なっしー!
まさにその名の通り、ソース味をベースにしたラーメンで、
トッピングはひき肉とキャベツ、もやしを炒めたものに、
紅ショウガ、青のりなど、
ソース焼きそばに近いものになっています。
初めて食べましたが、個人的にはけっこう好きな味♪
d(゚д゚)ウマイナッシー!

0014.jpg

入ったのは「ふなっしー」も訪れたという有名店。
時間帯がよくて私はすんなりとは入れましたが、
食べ終わって店を出てみると、数人の待ち客が並んでいました。

0015.jpg

昼食を終えて今度はこちらの駅から電車へ乗ります。
JR船橋駅から総武線? σ(゚・゚*)ンー。
▲総武本線 船橋

0016.jpg

いえいえ、JR船橋駅のコンコースを抜けて、
私がやってきたのは東武野田線の船橋駅。
ここからは「東武アーバンパークライン」という愛称が付けられた、
この路線を使って移動します。
入線してきた柏行きは新型の60000系。
▲東武野田線 船橋

0017.jpg

東武野田線は千葉の船橋と埼玉の大宮を結ぶ路線ですが、
途中駅の柏がスイッチバック構造の駅であるために、
大半の列車が船橋~柏と柏~大宮で運転が分けられています。
柏よりさらに先へ進む私もここで乗り換えです ...((((o* ̄-)oノリカエ~ 。
接続した大宮行きは8000系。
▲東武野田線 柏

0018.jpg

柏を出てしばらくは混雑していましたが、
途中の野田市を過ぎたあたりから車内が空いてきたので、
ここからは戦闘・・・いや、先頭かぶりつきの
hanamura師匠スタイルw」で車窓風景を眺めます。
列車はちょうど千葉と埼玉の県境である江戸川を渡るところ。
▲東武野田線 川間-南桜井(前方の車窓から)

0019.jpg
0020.jpg

単線と複線の区間が入り交じる野田線。
単線区間では早朝、深夜をのぞいてほぼ全駅で列車交換を行っており、
日中でも10分間隔という高頻度のネットダイヤを形成しています。
▲▲東武野田線 川間-南桜井(前方の車窓から)
▲東武野田線 藤の牛島(前方の車窓から)

0021.jpg

そんな野田線を私が降りたのは、
本線とも言える東武伊勢崎線との接続駅・春日部。
ほのぼのアニメで知られる「クレヨンしんちゃん」の舞台は春日部で、
一家が春日部在住という設定になっていることから、
電車を降りると「しんちゃん」の看板が出迎えてくれます。
ヽ( ̄。 ̄)ヨッ!
▲東武野田線 春日部

0022.jpg

春日部でさらに東武伊勢崎線へ乗り換え。
この伊勢崎線の浅草・押上と東武動物公園の間には、
東京スカイツリーのたもとを通過することから、
「東武スカイツリーライン」の愛称が付けられています。
ホームに入ってきたのは、
東急田園都市線から地下鉄半蔵門線経由で直通してきた、
東急8500系の急行・南栗橋行き。
▲東武伊勢崎線 春日部

京成3300形を撮り終えた私は、まず八幡から京成で船橋へ行き、そこで昼食をとったあと同駅から出ている東武アーバンパークライン(野田線ね)に乗って千葉から埼玉へと入り、さらに春日部で東武スカイツリーライン(伊勢崎線ね)の下り列車へと乗り継ぎました...((((o* ̄-)oノリカエ、ノリカエ。まるで都内を避けるように東京の外周をぐるりとまわってきた私の次なる撮影路線は、今乗っている東武伊勢崎線です (・o・*)ホホゥ。実はこの日の東武では、野田線の川間から伊勢崎線の赤城まで団体臨時列車の運転が行なわれるとの情報があり、しかもそれに使われるのは旧塗装の復刻色が施された東武博物館所有の動態保存車、8000系8111Fだとのこと (゚∀゚*)オオッ!。これはなかなかおいしいネタではありませんか (゚¬゚*)ジュルリ。団体列車の運行は午前に往路、午後に復路が設定されていたので、私は午前に先述の京成3300形を撮り、東武8111Fは午後の復路を狙うこととしたのです。通過までの時間にはけっこう余裕があることから、なるべく抜けのよい撮影地を求めて最終的に私がやってきたのは、東武動物公園の先にある和戸(わど)。

0023.jpg

春日部で間違えて
日光線へと直通する南栗橋行きに乗ってしまった私
(・・∂) アリ?。
東武動物公園で後続の伊勢崎線・久喜行きに乗り換えです。
今度の電車は東京メトロ車(半蔵門線)の8000系。
なんだか今回はいろんな種類の私鉄電車に
乗っていますね・・・(^^;)。
▲東武伊勢崎線 東武動物公園

0024.jpg

船橋から野田線と伊勢崎線を乗り継いで一時間半、
南埼玉郡宮代町にある和戸へとやってきました。
いかにも郊外の東武駅らしい、木造平屋造りの駅舎です。
▲東武伊勢崎線 和戸

京成八幡1108-(京成快速1053K)-京成船橋1115…船橋1227-(東武野田1234A)-柏1257~1303-(1318A)-春日部1345~1346-(東武伊勢崎急行D1113K)-東武動物公園1350~1400-(急行1257S)-和戸1404

0025.jpg

和戸駅の近くには、のどかな田園風景が広がります。
ここが私の目指してきた撮影地。
▲東武伊勢崎線 久喜-和戸

0026.jpg

日光線の看板特急である100系「スペーシア」に対して、
この伊勢崎線の花形列車は200系の特急「りょうもう」。
青空に赤いラインのボディが映えました。
▲東武伊勢崎線 久喜-和戸

0027.jpg

こちらは先ほどにちょこっとだけ乗った、東急8500系。
車齢が比較的高いこの車両(製造初年は1975年)も、
こういうときにしっかりと記録しておきたいところです。
東急田園都市線・半蔵門線からの直通列車は、
隣駅の久喜まで運転されています。
▲東武伊勢崎線 久喜-和戸(後追い)

和戸駅から下りの久喜(くき)方向へ10分ほど歩くと ε=ε=ε=┌(*・_・)┘テクテク、だだっ広い田園地帯へと出ることができます (゚∀゚)オッ!。ここは伊勢崎線の列車を手軽にスッキリと撮ることができるお立ち台的な撮影地。ただし午後の時間帯は臨時列車が運転される上り列車に対して正面に日が当たりません。上の写真を見ても解るように、流線型の「りょうもう」はあまり気にならないものの、箱形の東急8500系など顔が真っ黒です ( ̄▲ ̄;)ガングロ…。臨時列車に使われるお目当ての8000系も通勤形の箱形車両。しかも8111Fは昔ながらのいわゆる「東武顔」が残された唯一の車両なだけに、できれば顔を黒く潰したくないところ (゚ペ)ウーン…。そこで私は光線状態の良好な後ろ側、つまり後追いを狙うこととしました。

0029.jpg

順光となる下り方のポイントへ移動してきました。
通過して行ったのは東急5000系。
この区間を走る日中の普通列車は地下鉄直通運用が主体で、
東武よりも東急や東京メトロの車両が多いです。
なんだか東急の沿線に来た気分。
でも東急にはこんなのどかな景色のところは無いか・・・
(^^;)ゞポリポリ。
▲東武伊勢崎線 和戸-久喜

尾灯(テールライト)の点灯や走行する線路によって後追いだということがあまり解らぬよう、カブり付きアングルではなく一歩引いたあたりでカメラを構えます。周りの同業者は少なめで、この広い田園地帯に二~三人が確認できた程度。私は情報通のお仲間に教えていただきましたが、この臨時列車の情報は事前にあまり知られていなかったのかも知れません。その臨時列車がここを通過するのは夕方の16時過ぎ。だいぶ日が傾いたころに、懐かしい丸目の「東武顔」が姿を現しました (゚∀゚)キタッ!。後追いは正面から撮るよりもシャッターを切るタイミングが難しいので、ファインダー内を通過してゆく両数を慎重に数えます。…3、…4、…5、…6!◎】]ω・´)パチッ!

0030.jpg

夕刻の伊勢崎線を駆け抜ける復刻色の8000系。
西日に照らされて胡麻豆腐色がほんのりと橙色に染まりました。
この色、この顔、こののどかな風景・・・
まるで一昔前の情景を見ているようです。
▲東武伊勢崎線 和戸-久喜(後追い)

西日に照らされた8111が撮れました~!ヽ(´▽`*)ノ ワ~イ♪
やっぱり東武8000系と言えば、この顔だよなぁ・・・。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。(ちなみに現在、この8111Fの一本を除く8000系はすべて車体更新工事(修繕)が行なわれ、先ほどの野田線で紹介した形態となっています)。あらかじめ試し撮りで掴んでおいた編成長、そして慎重に両数を数えたシャッターのタイミングもバッチリと合わすことができ、後追いではあるものの順光で捉えた8111Fは満足のいく結果となりました ε-(´∀`*)ホッ。これにて撮影は終了です (´w`*)ドツカレサン。

0031.jpg

和戸から乗る帰りの電車は、やはり東急車でした。
8500系が奏でる独特なモーター音を聞きながら、
急行列車で一気に都内へと戻ることにしましょう。
▲東武伊勢崎線 和戸

京成と東武伊勢崎線という東京の東側を走る私鉄路線で、奇しくも同日に運転された二つの臨時列車。それに使われたのはどちらも1960年代に生まれた同世代、そしてそれぞれに各社で一時代を築いた名車両でした。京成旧・3000系列、そして東武8000系。個人的にもこの両形式には特に学生時代によく乗っていたこともあり、ファインダーを通して眺めたその姿につい自分の思い出を重ね合わせてしまいました。今回の撮影地移動にあえて遠回りとなる野田線経由を選んだのも、高校時代の通学で毎日使っていたこの線に引き寄せられたのかも知れません。学校帰りによく、8000系と同じ東武顔の5050系に乗って船橋へ行き、高架化される前の京成船橋から3000形で実籾(みもみ)の友達の家へ行ったっけなぁ・・・(´ー`*)ナツカシス。そんなちょっと懐かしい思い出に浸ることができた、今回の私鉄撮影でした。この日を持って営業運転を終了し、引退となった京成3300形、お疲れさまでした・・・。

和戸1648-(東武伊勢崎急行E1611K)-押上1738

0032.jpg

和戸からの帰り道にちょこっと寄り道。
押上で降りて私がやってきたのは「東京スカイツリー」。
この日はよく解らないけれど三色のライトアップでした。

0033.jpg

私がスカイツリーに立ち寄った理由はコレ。
東武が開催している鉄道むすめスタンプラリーです。
(゚∀゚*)オオッ!
ソネブロ仲間でお馴染みの「hanamura師匠」に続き、
私もようやく「姫宮ななコース」をコンプリートし、
スカイツリータウン内の東武ツーリストプラザにて、
景品の缶バッジをゲットしました (σ゚∀゚)σゲッツ!!
ひょっとして師匠は、同日にフルコンプ達成!?



共通テーマ:趣味・カルチャー