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北陸03・・・第三セクター転換路線 乗車記 [鉄道旅行記]

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2015.03.14~15
北陸03
がんばれ並行在来線!
第三セクター転換路線 乗車記
 
  

3月14日に長野から金沢まで延伸開業した北陸新幹線 (*゚▽゚)/゚・:*【祝・開業】*:・゚\(゚▽゚*)。乗り鉄で旅客鉄道全路線の完全乗車を目指している私は、さっそくその開業初日に金沢まで乗って北陸新幹線を乗り潰し。その後は金沢で観光するわけでもなく、新幹線の開業によりJRから並行在来線として経営分離された、元・北陸本線(金沢~直江津)のうちの石川県内区間を受け持つ第三セクター鉄道「IRいしかわ鉄道(金沢~倶利伽羅)」と、同じく富山県内区間を受け持つ「あいの風とやま鉄道(倶利伽羅~市振)」の乗り潰しにかかります (`・ω・´)-3フンス!。途中で路面電車(万葉線・富山地鉄軌道線)の未乗区間なども拾いつつ、初日は富山までやってきました。前回からの続きです。


3月15日(日)

初日は倶利伽羅(くりから)から富山までの区間を乗り潰した、あいの風とやま鉄道(以下、とやま鉄道)。二日目はその続きで、富山から先(下り方面)へと進みます。ここで富山の改札を通る際に入鋏してもらったのは、前日に買っておいたとやま鉄道の「開業記念 1日フリーきっぷ(枚数限定)」 (゚∀゚*)オオッ!。

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開業初日の前日に富山駅で販売されていた、
あいの風とやま鉄道の開業記念きっぷ。
台紙にセットされた硬券が使用する乗車券です。

このきっぷは、とやま鉄道の富山県内区間である石動(いするぎ)と越中宮崎の間が、使用日の一日に限り乗り降り自由となるもので(同線の管轄でも、石川県にまたがる倶利伽羅~石動と新潟県にまたがる越中宮崎~市振(いちぶり)は使用不可なのね。なかなかシビア・・・^^;)、その発売額は1500円 (・o・*)ホホゥ。石動から越中宮崎までの普通乗車券は1660円なので、全線を乗り通すことを考えると若干割り引かれているし、往復される方や途中で何度も乗り降りされる方には便利なきっぷなのですが、私がこれから乗る富山から越中宮崎までの普通乗車券は1110円で、ぶっちゃけモトが取れません σ(゚・゚*)ンー…。それでも鉄ちゃんとしては、わずか390円の差額で手元にこの記念きっぷが残るのならば、たとえモトが取れ無くてもいいかと思ったのです (´∀`*)マ、イッカ。今どきD形硬券の記念きっぷなんて、なかなか珍しくて嬉しい (・∀・)イイネ。ちなみに、前日に乗ったIRいしかわ鉄道の金沢駅でも同鉄道の一日乗車券が発売されていたのですが、あちらは記念乗車券ではなく通年タイプで、発売額は500円。私が乗車した金沢~倶利伽羅の普通乗車券は360円なので、いしかわ鉄道の一日乗車券は購入を見送りました(いしかわ鉄道の開業記念きっぷは乗車券ではなく、全駅セットの入場券でした)。

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富山駅のホームに待機していたとやま鉄道は
またもJRカラーのままの521系
(・ε・`)チェ。
結局今旅では、新たなとやま鉄道カラーの電車を
見ることはできませんでした
σ(・∀・`)ザンネン
(ちょっと解りづらいのですが、
とやま鉄道の新しいカラーリングは
記念きっぷの台紙上部に描かれているような
”風”をイメージしたもので、海側が青、山側が緑)。
▲15.3.15 あいの風とやま鉄道 富山

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この列車も二両の短い編成でしたが、
日曜早朝ということもあって車内は空いていました。
のんびりと車窓風景を楽しむことが出来そう
(´ー`)マターリ。

あまり有効活用できないフリーきっぷを持って乗り込んだのは、泊(とまり)行きの下り普通列車。開業二日目の新生・あいの風とやま鉄道で、いざ富山を出発! (/*´∀`)o レッツラゴー♪ ・・・と言っても、もう過去に何度も北陸線の列車で味わったことがある感覚ですから、前日の金沢と同様に富山を発車してもとくに高揚感はありませんでした (´ω`)マァネ。でも、そんな私のテンションを上げてくれたのは、富山発車後すぐに見えてきたこの雄大な車窓風景 (*゚0゚)ハッ!!。

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車窓右手に見えるのは立山連峰のシルエット。
ちなみに手前に見える高架線は北陸新幹線のものです。
▲15.3.15 あいの風とやま鉄道 富山-東富山(車窓から)

タテヤマレンポー、キタ━━━━ヽ(゚∀゚)ノ━━━━ッ!!
そう、この屏風のように広がる山並みこそ、富山のシンボル立山連峰 (゚∀゚*)オオッ!!。前日に乗った北陸新幹線の車窓からはスッキリとしなかった立山ですが、快晴のこの日は最高峰の剱岳(つるぎだけ)山頂までクッキリ。時間的にド逆光でシルエットになってしまうものの、それもまたいい雰囲気です ゚・*:.。. (*´∀`*)イイネ~.。.:*・゜。これには思わず東富山で下車して有名な立山バックの撮影地へ向かいたくなってしまいますが、北陸本線でなくなってしまった今の同線に「北越」や「はくたか」、「トワイライト」などは来ず、あまり撮りたいものがありません・・・ ε=(´д`*)ハァ…。

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北陸本線末期・・・というか、ほんの数日前までは、
多くのファンで賑わったであろう
立山バックで有名な撮影ポイントも今ではひっそり。
 シ―(-ω- )―ン…
一昨年に同地へ駅から歩いて向かった日のことを思い出します。
▲15.3.15 あいの風とやま鉄道 東富山-水橋(車窓から)

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滑川(なめりかわ)付近では
富山地鉄の線路が並行して敷かれています。
滑川で地鉄の電車を見ることができました
(゚∀゚)オッ!。
▲15.3.15 あいの風とやま鉄道 滑川(車窓から)

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魚津の手前では車窓左手に日本海が見え隠れします
(手前の川は早月川)。
このあたりの海はホタルイカの群雄海面として
国の天然記念物に指定されており、
シーズンには闇夜に光る数百万匹のホタルイカが
海面に見られるのだとか ( ̄。 ̄)ヘー。
それにしても前夜に食べたホタルイカはウマかった・・・
 (´ω`*)シミジミ。
▲15.3.15 あいの風とやま鉄道 東滑川-魚津(車窓から)

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かつては特急停車駅でもあった黒部に到着。
新しく北陸新幹線にできた黒部宇奈月温泉駅は
この在来線の黒部駅から約3.5キロ東の地点に位置し、
黒部の市街地と新幹線駅の間は富山地鉄が結んでします。
▲15.3.15 あいの風とやま鉄道 黒部(車窓から)

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入善(にゅうぜん)では521系とともにJR西日本から譲渡された、
413系とすれ違いました (゚∀゚)オッ!
三両編成の413系は基本的に
朝夕のラッシュ時に使われているのだそうです。
この413系もいずれは新カラーに塗り変わるのかな?
▲15.3.15 あいの風とやま鉄道 入善(車窓から)

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列車が東上を続けると入善を過ぎたあたりで、
立山を順光側から見ることができました。
(´∀`*)キレイ♪
▲15.3.15 あいの風とやま鉄道 西入善-泊(車窓から)

右手に立山連峰、左手に日本海を望みながら列車は富山県内を東上。車内は終始空いていたこともあって、景色のポイントごとに私も座る席を移動しながら車窓を楽しみます アッチ(((゚ー゚*三*゚ー゚)))コッチ。近年では特急「はくたか」で通り過ぎることが多かったこのあたり、ゆっくりと普通列車で景色を眺めるのは久しぶりかも知れません (´ー`)マターリ。富山を出た頃には逆光でシルエットだった立山連峰が東側からの順光で見えるようになると、まもなくこの列車の終点、泊に着きます。

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富山から乗った列車が泊に到着。
(・ω・)トウチャコ
屋根下の案内板によると、
糸魚川方面はホームの先・・・か? σ(゚・゚*)ンー
▲15.3.15 あいの風とやま鉄道 泊

泊はとやま鉄道の終点ではなく途中駅ですが、この先にある富山県内最東の駅・越中宮崎と、新潟県側を管轄するえちごトキめき鉄道(後述)との境界駅・市振がともに無人駅であるため、運転系統上はこの有人駅の泊が境界となっており、一部を除いて大半の列車はこの駅が終着で折り返すこととなります (・o・*)ホホゥ。そういえば前日にも、いしかわ鉄道ととやま鉄道の直通列車は境界駅が倶利伽羅にもかかわらず、乗務員の交代が有人駅の石動で行なわれていましたっけ。それと同じようなものですね σ(゚ω゚*)ソーイエバ…。と言うわけで、さらに先へ進むには泊で乗り換えなくてはならないのですが、次に乗る列車は富山方面から到着した列車と同じホームの先。縦列停車することで同一ホームでの接続を図っているとのこと ( ̄。 ̄)ヘー。

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泊における列車の停止位置はこんな感じ。
接続列車同士は同一ホーム上の前後で乗り換えができます
 (・o・*)ホホゥ。
どうせなら駅舎のある1番ホームでこのシステムをやれば、
当駅からの利用者も階段を使わなくて済むのに・・・。
本線である1番線は貨物列車などが頻繁に通過するから、
随時空けておきたいのかな? σ(゚・゚*)ンー
▲15.3.15 あいの風とやま鉄道 泊

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案内板に従ってホーム上を進むと...((((o* ̄-)o
富山から乗ってきた列車の先に
次に乗る列車の姿がありました (゚∀゚)オッ!。
▲15.3.15 あいの風とやま鉄道 泊

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泊から乗るのはこの列車。
一見すると富山からの電車に似ていますが、
実はコレ、電車ではなくディーゼルカー Σ(・ω・ノ)ノエッ。
しかもたった一両の単行です ( ̄△ ̄;)マジカ…。
▲15.3.15 あいの風とやま鉄道 泊

そんな泊から乗り継いだ直江津行きの列車は、新潟県の三セク路線「えちごトキめき鉄道」の車両で、JR西日本のキハ122形気動車をベースにしたET122形(新造)。なんと電化区間にも関わらずディーゼルカーでの運転です ( ̄△ ̄;)エ…。というのも、この先には異なる電化方式(交流・直流)の転換点、いわゆるデッドセクションが存在するのですが、そこを通過できる交直流両用の万能電車は製造費、維持費ともにコストがかかるため、この区間には電化方式を問わないディーゼルカーが導入されることとなったのです (・ω・*)ナルヘソ…(デッドセクションを跨ぐためにディーゼルカーが使われるのは、羽越本線の村上と酒田の間を走る普通列車などと同じような例ですね)。それはいいとして、たった一両の単行列車では座れるかが不安でしたが、空いてはいないもののなんとか窓側の座席にありつけました。わずかな乗り継ぎ時間ののち、新型のディーゼルカーはエンジンを震わせて泊を発車 (○,,・з・)ノ go♪。 ディーゼルカーで元・北陸本線を行く、これは今までにないちょっと新鮮な感覚です (゚∀゚*)オオッ!! 。

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泊を出ると列車はすぐに日本海の海沿いを走ります。
車窓に映る青い空と海が気持ちいい~♪ キモチ(・∀・)イイ!
▲15.3.15 あいの風とやま鉄道 泊-越中宮崎(車窓から)

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富山県最後(最東)の駅、越中宮崎。
ここでも413系とすれ違いました (゚∀゚)オッ!。
基本的には泊で運行系統が分けられていますが、
一日に二往復のみ、とやま鉄道の電車が
糸魚川まで直通運転しています ( ̄。 ̄)ヘー。
(写真は糸魚川発高岡行きの534M)
▲15.3.15 あいの風とやま鉄道 越中宮崎(車窓から)

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越中宮崎を出てしばらくすると、
日本海へと注ぐ大平川を渡ります。
ここが富山と新潟の県境。
▲15.3.15 あいの風とやま鉄道 越中宮崎-市振
(車窓から)

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そして新潟県最初(最西)の駅、市振に到着。
駅名板のデザインが変わったのがお解りただけると思いま
す。
(゚∀゚)オッ!
▲15.3.15 えちごトキめき鉄道日本海ひすいライン 市振
(車窓から)

えちごトキめき鉄道のディーゼルカーに揺られて泊から二駅。列車は県境を越えて富山から新潟へと入り、とやま鉄道とえちごトキめき鉄道の境界駅、市振に到着。これでIRいしかわ鉄道に続き、あいの風とやま鉄道も完乗です ヽ( ´¬`)ノ ワーイ♪。ここから先は新潟県の三セク路線、えちごトキめき鉄道の管轄となります。

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えちごトキめき鉄道のディーゼルカーは基本的にワンマン運転。
整理券方式の運賃表に名所・親不知(おやしらず)の駅名が
表示されました。

えちごトキめき鉄道はIRいしかわ鉄道、あいの風とやま鉄道と同じく、JRから並行在来線として経営分離された元・北陸本線の新潟県内区間にあたる市振と直江津の間(59.3キロ)と、元・信越本線の新潟県内区間にあたる妙高高原と直江津の間(37.7キロ)を担うことになった、第三セクター方式の鉄道 (・o・*)ホホゥ。もともと運転形態の異なる二路線(北陸線・信越線)は新会社転換後も、元・北陸本線区間を「日本海ひすいライン」、元・信越本線区間を「妙高はねうまライン」として、路線分けしています ( ̄。 ̄)ヘー。つまり今の私が乗っているのは日本海ひすいライン。その名の通り、列車は日本海の海景色を車窓に臨みながら走ります (゚∀゚*)オオッ!。ちなみに、あいの風とやま鉄道同様、えちごトキめき鉄道って名も長いのですが、こちらは「トキ鉄」って略す公式な(?)呼び方があるらしいので、ここからは私もトキ鉄と呼ばせていただきます (´∀`*)トキテツ~♪。そんなトキ鉄・ひすいラインの列車でこのまま直江津まで乗り通してもいいのですが、ちょっと私には途中駅で気になる場所があり、そこへ立ち寄ることを前提とした行程を組んでここまで進んできました ( ̄。 ̄)ヘー。富山から1時間20分、泊から30分、私が列車を降りたのは糸魚川(いといがわ)。

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糸魚川でひすいラインの列車を下車。
かつては長編成の特急列車などが停まったであろうホームに
今では単行のディーゼルカーがぽつん・・・(・ω・`)ポツン。
▲15.3.15 えちごトキめき鉄道日本海ひすいライン 糸魚川

富山0650-(あいの風とやま鉄道527M)-泊0743~0748-(トキ鉄日本海ひすいライン1627D)-糸魚川0817

糸魚川は乗ってきたトキ鉄・ひすいラインのほか、北陸新幹線とJR大糸線(松本~糸魚川)の三路線が乗り入れる新潟県西部の主要駅 (・o・*)ホホゥ。同駅は過去に何度か大糸線との乗り継ぎなどで立ち寄ったことがありましたが、新幹線の開業により駅の雰囲気は以前と一変していました。実はその新幹線駅として改装された新たな糸魚川の駅舎こそ、私が訪れたかった目的地です。

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新たに北陸新幹線の停車駅として生まれ変わった糸魚川駅。
改築に合わせて駅出入口の愛称が北の在来線側を「日本海口」、
南の新幹線側を「アルプス口」と命名され、
こちらは赤煉瓦のモニュメントが目を引く「アルプス口」です。
▲15.3.15 北陸新幹線 糸魚川

ここまでとやま鉄道のフリーきっぷで来ている私は、越中宮崎から糸魚川までの乗り越し料金540円を払って改札を出ると、南北自由通路の南側にある「アルプス口」へ進みます...((((o* ̄-)o コッチ。北陸新幹線側のアルプス口は、いかにも新幹線駅と言った感じの近代的な造りなのですが、上写真を見るとお解りのように、その入り口でひときわ目を引くのが三角屋根の赤煉瓦モニュメント σ(='ω'=)ナニコレ?。 鉄道好きならばもうご存知の方も多いと思いますが、これはかつて糸魚川駅の構内にあった煉瓦造りの検修庫で、北陸新幹線工事に伴い解体される運命だったこの歴史的建造物をなんとか後世に残そうと、そのファサード(正面入り口)が保存目的で新駅舎の前に移築されたのです (゚∀゚*)オオッ!!。

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味のあるその佇まいで
糸魚川の名物的存在でもあった赤煉瓦検修庫。
これはその検修庫が現役時代だった頃のカットで、
庫内には一般的なディーゼル機関車のほか、
ラッセル車(除雪車)の姿(いちばん右)も見えます。
ちなみにこの場所は現在、北陸新幹線の糸魚川駅となっています。
▲05.12.30 北陸本線 糸魚川

そんな赤煉瓦検修庫のファサードが残されただけでも鉄道ファンにとっては嬉しいことなのに ・:*:・(ノ∀`*)ウレシス・:*:・、実はこのアルプス口にはもうひとつ、糸魚川にゆかりの貴重な保存物があるのです エッ!?(゚ー゚≡゚∀゚)ナニナニ?。上の駅舎写真をもう一度よ~く見てみると、検修庫の向かって一番左のアーチから、手前にレールらしきものが伸びているのがお解りいただけるかと思います (=゚ω゚=*)ンン?。その奥はシャッターが閉じられていますが、お目当ての保存物はそのなかにあります。それはいったい何かと言うと・・・(*゚0゚)ハッ!!

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検修庫モニュメントの奥、
ガラス張りのシャッターに遮られていますが、
なかには何やら見覚えのある物体・・・いや、
車両の姿が見えます (=゚ω゚=*)ンン?。
右の引き戸には「キハ52 待合室」の文字・・・(*゚0゚)ハッ!!。

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中へ入ってみると、美しい姿で迎えてくれたのは、
国鉄一般色のキハ52ではありませんか!
w(゚o゚*)wオオー!!

キハ52、イタ━━ヽ(´∀`*)ノ━━ッ!
そう、なんとこの糸魚川駅アルプス口の構内(糸魚川ジオステーション「ジオパル」)に鎮座していたのは、国鉄型気動車(ディーゼルカー)のキハ52 156!w(゚o゚*)wオオー!! キハ52と言うと、かつてはこの糸魚川を発着する大糸線を最後の活躍の場とし、2010年まで走り続けて多くのファンを魅了したものでした ( ̄。 ̄)ヘー。末期まで残った同線のキハ52は全部で三台。そのうちの一台(キハ52 125)が千葉のいすみ鉄道で復活したのは有名なハナシで、もう一台(キハ52 115)は岡山県の津山駅構内にある扇形機関庫で静態保存(いつか見に行きたい・・・σ(・∀・`)イキタイ)。そして残る一台のキハ52 156がこのたび、北陸新幹線の開業で整備された糸魚川の待合室で静態保存されることとなったのです (・o・*)ホホゥ。このスペースはその名も「キハ52 待合室」。

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大糸線で活躍していた頃のキハ52。
その奥には先述した赤煉瓦検修庫も見えます。
ちなみに、この写真に写っている国鉄一般色のキハ52は
待合室に保存されている156ではなく、
現在は津山にいる115。
現役末期の156はタラコ色(首都圏色)でした。
さらにいすみ鉄道の125は
大糸線時代は旧一般色(紺)だったものの、
移籍後に一般色(赤)からタラコへと変化・・・。
大糸線からの引退後もいろいろと様変わりしている
キハ52なのでした(^^;)
(・・・って話を先日、
“とある大糸線キハ52マイスター”の方とお話ししました w)

▲09.12.30 北陸本線 糸魚川

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待合室として活用されているキハ52 156。
この日も列車の待ち時間に多くの方が訪れていました。

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嬉しいことにキハの車内は開放されていて、
シートに座ることもできます (゚∀゚*)オオッ!。
ここで駅弁を食べればキハ52の旅気分が味わえる!?
いやいや、展示車内での飲食は厳禁です 
乂`・д・´)ダメッ!。

それにしても、こうやって待合室でキハ52の姿が拝めるのはファンとしてありがたいけれど、このスペースはあまりにも手狭すぎて、車両の全体像を撮るのに一苦労 (´~`;)ウーン…(フルサイズの24ミリでギリギリ、カツカツ)。私はてっきり表のシャッターが待合室の開放時間(8時30分~17時)には開けられるものだと思っていたのですが、係の人に聞いたところシャッターが開かれるのはイベントなどが行われる日のみだそうです・・・(・ε・`)ソーナノ?。それでも、美しく整備された外観を眺めたり、車内に入ってシートに腰掛けたりと、展示されたキハ52を満喫。表の赤煉瓦モニュメントと合わせて大糸線で活躍した時代を懐かしむことができました (*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。

さて、ここからは再び、トキ鉄・ひすいラインの乗り潰しを続けるのですが、その前に私はこの糸魚川で買うべきものがありました (゚ー゚*)ナニ?。それはとやま鉄道と同様に期間限定(3/14・15のみ)販売されている「開業記念フリーきっぷ」です (゚∀゚*)オオッ!!。とやま鉄道の場合はモトが取れなくても記念用のつもりで購入しましたが、このトキ鉄の一日乗車券は実用本意でぜひとも手に入れたいところ (・o・*)ホホゥ。というのも、その発売額はトキ鉄全線有効で、なんと500円! Σ(゚□゚*)ナニーッ!!  このきっぷ、日本海ひすいラインだけではありませんよ、妙高はねうまラインまで含めて有効なんです。それでワンコイン500円ぽっきり!!w(゚0゚*)w オォー!! 単純に今いる糸魚川から直江津を経由して妙高高原まで乗り通した場合、普通乗車券だと1320円ですから、いかにこの記念フリーきっぷが破格の値段かと言うことが解ります ヽ(´▽`*)ノ ワ~イ♪ (ちなみに、先ほど乗り越しで払った市振と糸魚川の三駅区間は530円で、そちらの方が高かった・・・ (^^;)ゞポリポリ)。そんなオトクなフリーきっぷ、数量限定でもう完売してしまったのではないかとの不安もありましたが、糸魚川の窓口氏によると記念デザインのものはすでに完売したけれど、一般券タイプは販売しているとのこと ε-(´∀`*)ホッ。記念デザインでないのは少々残念ですが、今回は実用本意ですから買えるだけでOK牧場  (*`д´)=b オケ! 。

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無事に糸魚川で購入することができた、
トキ鉄の開業記念フリーきっぷ。
ひすいライン全線(市振~直江津)と、
はねうまライン全線(妙高高原~直江津)が
一日乗り放題で、なんと500円!w(゚0゚*)w オォー!!
ちなみに記念デザインは、
トキ鉄のマスコットキャラ「トキテツくん」
(タイトル写真右のキャラ)が描かれていたらしい(笑)

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糸魚川から乗るのは快速列車の直江津行き。
この列車はET122形の二両編成でした。
▲15.3.15 えちごトキめき鉄道日本海ひすいライン 糸魚川

フリーきっぷを手にして糸魚川から乗ったのは、快速の直江津行き。とくに狙ったワケではないけれど、同線で一日二往復が設定されている快速列車の時間に当たりました (゚∀゚)オッ!。先ほどの普通列車は単行でしたが、この快速は二両編成。しかし時間帯が良いからか車内は混んでいて座ることができず、私はスペースの広い連結面付近に立って過ごすこととしました (・ε・`)シャーナイネ。

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軽快に駅を飛ばす、トキ鉄の新型ディーゼルカー。
バビューン!!-=≡Σ(((⊃゚∀゚)つ
快速の停車駅は泊から糸魚川までの各駅と、
能生(のう)、名立(なだち)、直江津。
トンネル駅で有名な筒石の停車が味わえなかったのは、
ちょっと残念 σ(・∀・`)ザンネン。
▲15.3.15 えちごトキめき鉄道日本海ひすいライン 浦本付近
(車窓から)

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途中停車駅の名立では、
多くの方が乗ってこられるかと思いきや、
どうやら地元の方がお見送りに訪れていた様子。
新たに生まれ変わった鉄道への期待が伺えます。
(○′∀`)ノアリガトゥース
▲15.3.15 えちごトキめき鉄道日本海ひすいライン 名立
(車窓から)

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車窓に日本海を映して東上を続けるひすいライン。
この海景色が同線最大の魅力で、
来年にはパノラマウインドウの観光形気動車も導入され
リゾート列車として運行される予定です ( ̄。 ̄)ヘー。
▲15.3.15 えちごトキめき鉄道日本海ひすいライン
有間川-谷浜(車窓から)

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糸魚川から30分ほどで快速列車は直江津に到着。
(・ω・)トウチャコ
後部の車両は花模様が描かれたイベント車でした。
それにしても、折り返して泊行きとなる列車は、
ご覧の通りの大盛況(っていうか大混雑)。
これもおトクなフリーきっぷの効果・・・・かな?
▲15.3.15 えちごトキめき鉄道 直江津

しばらく走り続けていた日本海沿いを離れて、湯殿山(ゆどのさん)トンネルを抜けると、まもなく終点の直江津。これでえちごトキめき鉄道・日本海ひすいラインを完乗です ヽ( ´¬`)ノ ワーイ♪。直江津へはわずか一週間前に「トワイライトエクスプレス」を撮影に来たばかりなのに、翌週にはこのとおり再訪問。しかしこの一週間、同駅は歴史的な変動の時を過ごしました。並行在来線区間の北陸線や信越線は三セクのトキ鉄となり、今では「トワイライトエクスプレス」はおろか、頻繁に走っていた特急「はくたか」や「北越」も、もうやってきません。それでもトキ鉄のひすいライン、はねうまラインのほか、新潟方面のJR信越線、越後湯沢方面のほくほく線と、四路線が乗り入れる同駅は閑散とした様子もなく賑やかで、いまだ鉄道の要衝としての地位を保っているように感じられました (゚∀゚*)オオッ!!。そんな直江津から、続いてトキ鉄のもう一路線、「妙高はねうまライン」へ乗車します。

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直江津駅に停車していた
トキ鉄・妙高はねうまラインのET127系。
(Θ)_(Θ)σ--E.T?
この車両は元・JR東日本127系の譲渡車ですが、
4両編成中の最後部であるこの車両だけが、
トキ鉄の新デザインでした。
(尾灯周りにかつてのラインカラーの跡が・・・w)
▲15.3.15 えちごトキめき鉄道 直江津

先述したようにトキ鉄・はねうまラインは、元・信越本線の妙高高原と直江津の間を引き継いだ路線で、前週に私が信越線の乗り納めとして訪れたのと同じところを走ります (´∀`;)ソリャソーダ。 三セク転換によって使われる車両は以前の115系などと異なり、JR東日本から譲渡された127系改め、ET127系となりましたが、車両は変われども景色は当然ながら前週と大きく変わることはなく、金沢や富山発車時以上に新鮮味はありません。もっとも、一週間前と同じ景色なのに乗っている車両は違うということがいちばん、三セク転換したことを如実に表しているのですが (´ω`)マァネ。列車は直江津発車時にはそれほど混んでいなかったので、この車内でお昼ゴハンの駅弁をいただくこととしました (*-人-*)イタダキマス。ET127系はロングシートなのがちょっと残念 (・ε・`)チェ。

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はねうまラインの車内で食べるのは、
直江津駅で買った駅弁「ほたてごはん(¥1050)」
ホタテの照り焼きがゴハンの上にゴロゴロとのった、
見た目にも豪快なお弁当です (゚д゚)ウマー!。
☆☆☆・・
お供は糸魚川で買った地酒「加賀の井」。
口当たりが柔らかく、甘辛いホタテによく合います。
(*~▽~*)ウィッ

直江津発車と同時に駅弁を開き ≠( ̄~ ̄ )モグモグ、半分くらい食べ終えたところで列車は沿線で比較的大きな街・高田に到着。するとそのホームには埋め尽くさんばかりの多くの乗客が待っているではありませんか!∑(゚皿゚;)ナニュ!? これは車内の通路までビッシリになると思い、慌てて駅弁の残りをかき込みます (`~;´)ングクク。さすがにロングシートで目の前に人が立っている状況で駅弁を食べるのは気が引けるというもの。せっかくの美味しい駅弁ですが、なんだか味わったような、味わえなかったような・・・ フゥ…(o´д`o)=3。駅弁のお供だったカップ酒は一気飲みするわけにいかず、チビチビとやりながら車窓に目をやると、やがてこの景色が広がりました (゚∀゚*)オオッ!!。

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列車が南高田を過ぎると車窓に広がったのは、
このブログではもうすっかりお馴染み(?)、
妙高山をはじめとした雄大な山々 (゚∀゚*)オオッ!!。
▲15.3.15 えちごトキめき鉄道妙高はねうまライン
南高田-上越妙高(車窓から)

ミョーコーサン、キタ━━━━ヽ(゚∀゚)ノ━━━━ッ!!
先ほどの立山連峰同様に、前日の北陸新幹線の車窓からはスッキリとしなかった妙高山ですが、この日は山頂までクッキリ ゚・*:.。. (*´∀`*)イイネ~.。.:*・゜。もちろん今この景色が車窓から見れているのは嬉しいけれど、できれば新幹線で長い飯山トンネルを抜けた直後に、パッとこの雄大な絶景が目に飛び込んできて欲しかったな・・・σ(・∀・`)ネー。それにしても、前週の信越線「妙高」撮影から数えると、トータルで四日間のうちの三日は妙高山がクッキリと見え、なんだか自分の中で妙高山に対するプレミア感が薄れてきているような気がします。いちばん初めに見えた時は、スゴく興奮したんだけれどなぁ・・・ (^^;)ゞポリポリ。 そんな妙高山を車窓に眺めながら進み、次に私が降りたのは、北陸新幹線との接続駅・上越妙高。高田から乗ってきた多くの方も、大半がこの駅で降りました。どうやら開業したばかりの新幹線や新駅の様子を見に来たようです。かく言う私も上越妙高に何か特別な目的があったわけではなく、信越本線時代の脇野田(わきのだ)から改名された同駅の駅名板が見たかったと言うだけのことなのですが。

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脇野田改め、上越妙高で下車。
もちろん駅名板も変えられています。
▲15.3.15 えちごトキめき鉄道妙高はねうまライン 上越妙高

糸魚川1008-(トキ鉄日本海ひすいライン3631D)-直江津1041~1111-(トキ鉄妙高はねうまライン2354M)-上越妙高1127

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一週間前には閑散としていた脇野田の改札でしたが、
この日の上越妙高は新幹線や新駅の見物客で大賑わい。
w( ̄▽ ̄;)wワオッ!!

▲15.3.15 えちごトキめき鉄道妙高はねうまライン 上越妙高

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上越妙高駅のコンコースにある大きな窓からは、
シンボルである妙高山の姿が拝めます。
▲15.3.15 北陸新幹線 上越妙高

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次の列車まで駅の周囲をウロウロしていると、
ホームにはE653系の特急「しらゆき」が入ってきました。
(゚∀゚)オッ!
この「しらゆき」は北陸新幹線開業と同時に新設された特急列車。
同駅で新幹線と接続し、直江津経由で新潟までを結んでいます

(・o・*)ホホゥ
このカラーリング、前々回にちょろっと紹介した、
かつての特急「かがやき」用485系を彷彿とさせますね。
▲15.3.15 えちごトキめき鉄道妙高はねうまライン 上越妙高

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次の列車で早くも上越妙高をあとにします。
この列車も上越妙高発車時には混んでいましたが、
二駅目の新井で大半の方が下車し、以降はガラガラになりました。
▲15.3.15 えちごトキめき鉄道妙高はねうまライン 上越妙高

上越妙高では何か北陸新幹線やトキ鉄の開業記念品などがないかと、駅前で行なわれていた物販イベントや駅構内の土産物店などを物色してみたものの (「゚ー゚)ドレドレ、どこもお客さんや見物人でごった返していたのですぐに退散し Σ(゚□゚ノ)ノ カオスッ!、適度に時間を潰してから次の列車へと乗り込みます。新井を過ぎて二本木、関山と、前週に信越線を撮影したあたりを通過。多くのファンが集まっていた妙高山バックの有名撮影ポイントも今は人影がなく、まさに「雪山や撮り鉄どもが夢の跡」・・・か (´ω`*)シミジミ。

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スイッチバック駅の二本木。
これは発車直後に関山方面へ向かうところを
前方から眺めたところです。
▲15.3.15 えちごトキめき鉄道妙高はねうまライン 二本木付近
(前方の車窓から)

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前週に訪れた妙高山バックの有名撮影地付近を通過。
午後まで妙高山がクッキリで最高の撮影条件ですが・・・
(゚∀゚*)オオッ!
▲15.3.15 えちごトキめき鉄道妙高はねうまライン
二本木-関山(車窓から)

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撮影ポイントに人影はナシ・・・。
 シ―(-ω- )―ン…
雪原に無数の足跡だけが残されていました。
▲15.3.15 えちごトキめき鉄道妙高はねうまライン
二本木-関山(車窓から)

まだまだ雪深いものの、先週よりは雪解けが進んだかな・・・σ(゚・゚*)ンー なんて思いながら高原の雰囲気を車窓から味わっていると、列車はまもなく終点の妙高高原に到着。これでえちごトキめき鉄道・妙高はねうまラインも完乗です ヽ( ´¬`)ノ ワーイ♪。さあ、三セク転換路線の乗り潰しも最後の一線。この妙高高原から先は長野県の三セク路線、しなの鉄道の管轄となります。

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かつては一本だった信越山線も妙高高原で分割。
妙高高原では基本的に同一ホームで
接続列車への乗り換えができるようになっています。
o(- ̄*o))))...ノリカエ
向かって左に止まっている赤い電車がしなの鉄道。
▲15.3.15 えちごトキめき鉄道妙高はねうまライン 妙高高原

しなの鉄道はIRいしかわ鉄道、あいの風とやま鉄道、えちごトキめき鉄道と同じく、JRから並行在来線として経営分離された元・信越本線の長野県内区間にあたる軽井沢と篠ノ井の間(65.1キロ)と、長野と妙高高原の間(37.3キロ)を担う第三セクター方式の鉄道で、軽井沢と篠ノ井の間を結ぶ「しなの鉄道線」は北陸新幹線の前身と言える長野新幹線が開業した97年に転換。そして今回の北陸新幹線延伸で新たに転換されたのが長野と妙高高原の間で、この区間の路線名を「北しなの線」として呼び分けています (・o・*)ホホゥ。同線で使用されるのは従来のしなの鉄道線と同じく、JR東日本から譲渡された115系。今回はコーポレートカラーの赤い車両に当たりましたが、なかにはまだJR時代の長野色を纏ったままの編成も多く在籍しています ( ̄。 ̄)ヘー

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妙高高原を出て、新潟と長野の県境を越えると
妙高山に代わって見えてきたのは黒姫山 (゚∀゚*)オオッ!!。
この黒姫山をバックにした撮影ポイントも、
信越線時代には人気の撮影地でした。
▲15.3.15 しなの鉄道北しなの線 妙高高原-黒姫
(車窓から)

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新たにしなの鉄道デザインの駅名板となった黒姫。
このデザインは97年に開業したしなの鉄道線と同様で、
すでに見慣れた感じがします。
▲15.3.15 しなの鉄道北しなの線 黒姫(車窓から)

妙高高原を発車した北しなの線も、やはり新路線という新鮮さは感じません。そもそも何度も言うように、同区間は先週乗ったばっかだし・・・ (´ω`)マァネ。しかも今回は車両も信越線時代と大差ない115系だし・・・ (´ω`)マァネ。目につくところで変わったものと言えば、新デザインの駅名板くらいかな?σ(゚・゚*)ンー  ちなみに妙高高原では接続時間が4分しかなくて下車できずにきっぷも買い替えませんでしたが、北しなの線にも一日有効のフリーきっぷ(北しなの線フリーきっぷ)が販売されています(開業記念ではなく通年タイプ。同様に南部のしなの鉄道線用のものもあり)。ただし発売額は1000円。妙高高原から長野までの普通乗車券は830円なので、今回の私のようにふつうに乗り通すだけだとモトが取れません (゚ペ)ウーン…。でも、長野と妙高高原の間を日帰りで往復する場合などにはかなりオトクになるし、曜日に制限がない通年販売というのもポイントになるので、覚えておくと有効活用できるのではないでしょうか φ(゚-゚=)メモメモ。

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牟礼を過ぎると
列車は高原から盆地へと降りてきます。
車窓に見えてきたのは志賀高原の山々で、
その手前には北陸新幹線の高架も確認できました。
在来線から新幹線が見えたのは上越妙高以来。
▲15.3.15 しなの鉄道北しなの線 牟礼-豊野
(車窓から)

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リンゴ畑の向こうに見える北陸新幹線・・・(=゚ω゚=*)ンン?。
E7系が停まっているのは長野新幹線車両センターです。
▲15.3.15 しなの鉄道北しなの線 豊野-三才
(車窓から)

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長野が近づくと鉄的に外せないのが、
JR東日本の長野車両センター。
前日にも新幹線の車窓から見かけたクモユニ143を
この日も見ることができました (゚∀゚)オッ!。
しかも二台w(奥に見えます)
今春のダイヤ改正以降、このクモユニによる
長野駅と車両センター間の職員輸送列車が、
復活したそうですね。
▲15.3.15 しなの鉄道北しなの線 北長野-長野
(車窓から)

雪深い黒姫や飯綱の高原から山を降りて、リンゴ畑が広がる長野盆地へ。さすがに前週も乗った区間であることから乗り潰し以外の目的はなく、見覚えのある景色を淡々と眺めながら乗り通し、妙高高原から40分ほどで終点の長野に到着。しなの鉄道・北しなの線も完乗です ヽ( ´¬`)ノ ワーイ♪。

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北しなの線の終点で信越線との接続駅・長野に到着。
(・ω・)トウチャコ
長野駅はJR東日本スタイルの駅名板ですが、
矢印上に新たな「北しなの線」の文字が見られました。
▲15.3.15 信越本線 長野
(長野はJR東日本管轄の共同使用駅であることから、
ここでは信越本線と表記しています)

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しなの鉄道と長野付近に残された信越本線の関係はこんな感じ。
こうやってみると篠ノ井~長野がいやらしく見えますが
(JRのいいとこ取り? σ(゚・゚*)ンー)、
この区間は篠ノ井線から直通する特急など列車の運転頻度が高く、
現時点のしなの鉄道で運行調整を担うのは
技術や経費等の問題から困難であることが指摘され、
ここはJR東日本管轄のままとなっています。

上越妙高1229-(トキ鉄妙高はねうまライン2356M)-妙高高原1306~1310-(しなの鉄道北しなの線330M)-長野1352

これで金沢から長野まで、石川、富山、新潟、長野の四県、四つの第三セクター鉄道、五つの路線に分割された並行在来線はすべて完乗したことになります ワ~イ♪ヽ(*⌒∇⌒*)ノ カンジョー!!。元は北陸本線や信越本線だった区間で、車窓風景や通過する各駅にあまり新鮮味は無かったものの、途中でも述べたように今までとは違う車両、そしてトキ鉄・ひすいラインのように今までと違った方式での運行、さらには各社によるきっぷの形態など、随所に三セク転換を実感することが出来ました。前記事にも書きましたが、「並行在来線」や「経営分離」「三セク化」などというキーワードが出てくると、分離された在来線の経営が心配だとか、地元の利用者が不便になるのではないかと言った意見や議論をよく聞きます。でも個人的には鉄道ファンとしてあまりマイナスなイメージを植え付けず、むしろ美しい車窓風景や個性的な取り組みなどを取り上げて、少しでも応援できればと思っています p(`・∀・´)q ガンガレ! 三セク!!。

さて長野からですが、さすがに前週の信越線撮影に続いて二週連続の遠征は懐具合に大きく響き(富山の夜に美味しいものを食べちゃったしね)、少しでも節約せねばなりません "o(-_-;*) ウゥム…。そこで今回も前週と同様に、長野から高速バスで帰京することにしました。でも、前回は土曜の夕方でスムーズな運行だったのに対し、この日は日曜の夕方で高速道路の上り線は大渋滞 Σ(;´□`;)ハゥッ…。定刻よりも二時間近くも遅れて新宿に到着したのでした (´w`*)ドツカレサン。

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今回も長野からの帰りは高速バス。
時間はかかるものの、料金は新幹線の半額程度です。
でも大渋滞には参りました・・・(^^;)ゞポリポリ

長野駅1500-(京王高速バス6022便)-新宿駅西口2030(定刻1840)


今旅は結果的に見れば、行きが北陸新幹線、帰りは在来線で単に長野と金沢を往復しただけの旅に過ぎないのですが、北陸新幹線の初乗車に加えて、並行在来線の三セク路線、さらには細かい路面電車の未乗区間なども潰せて、旅客鉄道全線完乗(鋼索線を除く)のタイトルホルダーとしては、とても有意義な乗り鉄旅となりました マンゾク♪(*⌒∇⌒*)マンゾク♪。これで完乗タイトルは防衛・・・かと思いきや ( ̄△ ̄ ;)エ…、実は大手私鉄から転換された新たな第三セクター鉄道が三重県で4月1日に誕生  Σ(゚Д゚;)アラマッ。近鉄の内部・八王子線を引き継いだこの鉄道は、その名も「四日市あすなろう鉄道」(笑)。 少なくとも今年中には乗り潰しに行きたいなぁ・・・σ(・∀・`)ネー。

 

☆おまけ☆

今旅で収集した北陸新幹線開業記念ものをちょっとご紹介。基本的に新聞各紙と往路に食べた駅弁(の空き容器)、ペットボトルの付属品以外は、すべて無料の頒布品です。

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北陸新幹線開業日の特別版となった
石川・富山の各地方紙。
街中では号外なども配られました。。
口ヽ(´∀`*)ゴーガーイ!
これを家に帰ってから隅々までじっくりと読むのが、
また楽しい…“(。_。*)フムフム。

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富山駅の開業イベントで
ご当地大使さんが配っていた袋の中身は
開業記念グッズが満載!(゚∀゚*)オオッ!!。
なかでもパッケージに新幹線が描かれた
「富山のコシヒカリ真空パック」と、
W7系をモチーフにした「富山のかがやき天然水」が
嬉しかったかな ∩(´∀`)∩ワァイ♪。

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いっぽう、金沢をはじめとした他の駅では不作・・・。
右上は記事内で紹介した「E7系弁当」の空き容器、
その手前はペットボトルのお茶に付属していた
E7系形ボトルオープナーです。
あとは金沢で配っていた「金箔緑茶」や
(パッケージに「北陸新幹線開業」の文字入り)、
「新しい金沢、はじまる」ステッカー、
手前の花柄が包装紙にプリントされたものは、
糸魚川駅で配っていた開業記念クッキー。
そしてフリーきっぷを買った際にもらった
「トキ鉄ティッシュ」など・・・(^^;)。



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