夏休み03・・・土砂降りの「カシオペア」撮影記 [鉄道旅行記]
夏の休暇を利用した北海道の旅、前回からの続きです(今回も長めの記事となっていますので、時間のあるときにゆっくりとお読みいただくか、本文をすっ飛ばして写真とキャプションで流れを掴んでいただけたらと思いますm(_ _)m)。
北端の稚内をスタートした初日は宗谷本線(稚内~旭川)の乗り鉄がメインで、同線が醸し出す旅情感をのんびりとした鈍行列車(普通列車)で存分に堪能 (´ー`*)マターリ。さらに函館本線と室蘭本線を乗り継いで南下し、この日は東室蘭で一泊しました 串(゚д゚)ヤキトリ ウマー!。翌二日目は間もなく終焉を迎えてしまう寝台特急「北斗星」の撮影がメイン。残念ながらスッキリとした晴天には恵まれなかったものの、迫力ある重連のDD51が牽引する「北斗星」の勇姿をしっかりとカメラに収め 【◎】]ω・´)パチッ!、そしてたまたま途中駅で売られていた「北斗星引退記念入場券」などを買い求めながら函館本線を乗り進み、最終的には鈍行列車で二日かけて稚内から函館まで到達しました ハ~ルバル キタゼθ(´▽`*)ハ~コダテ~。
二日目を終えた時点でのここまでの行程。
青い線(稚内~東室蘭)が初日で、
緑の線(東室蘭~函館)が二日目です。
こうして地図で見ると、二日目は礼文での「北斗星」撮影などもあって移動距離が少ないように感じますが σ(゚・゚*)ンー、東室蘭から函館までの距離は202キロで、普通乗車券だと3670円。礼文~北舟岡の往復分1280円も含めると、「青春18きっぷ」一回分の2370円はじゅうぶんにモトが取れています (´艸`*)オットク~♪。ちなみに二日間の通しで考えると、稚内から函館までの総距離は692キロで、普通乗車券だと10470円。それを「18きっぷ」二回分の4740円で移動できたことになります (゚∀゚*)オオッ!!。なんともセコい話ですが、こういう計算は正規料金との差額が大きいと素直に嬉しくなるもの (^皿^;)セコイネ。
さて、続く三日目ですが、この日の予定は旅行の出発直前まで二つの案で迷っていました v(゚ー゚*)フタツ…。ひとつは函館に宿泊せず、函館と青森の間を航路で結ぶ青函フェリーの深夜便(函館港を23時半に出港)へ乗船。午前3時過ぎに青森港へ到着後、港から約3キロほどの位置にある津軽線の油川(あぶらかわ)駅を徒歩で目指し(徒歩30分くらい)、その付近で早朝に青森へ到着する上りの夜行急行「はまなす」を撮るという案 (・o・*)ホホゥ。たしかに今夏で姿を消す「北斗星」同様、「はまなす」も正式な発表こそ無いものの北海道新幹線が開業する今年度末には廃止される公算が高く、撮影できる機会は大事にしたいところ (゚ペ)ウーン…。しかし思い返せば、私は昨年の夏休みにも油川で「はまなす」を撮っています (´ω`)トッタネ。しかも二度。もちろん同じ場所でもその時の天候状態や撮影地の状況、アングルを変えるなどで違った絵が撮れることもあるけれど、正直、私の感性や技量ではそれほど大きな変化が望めるとも思えず、終わってみれば昨年と同じ時期の同じ場所で同じ列車を撮った、同じような写真が残るだけに思います ドッチモ(・ω・; = ;・ω・)オンナジ。かといって、港から徒歩で移動できる「はまなす」の撮影地は、油川くらいしか思い浮かばないし・・・ σ(・ω・`)ウーン…。いっぽう、もうひとつの案は「はまなす案」に比べるといたって単純で、函館に一泊して翌朝に道内で下りの札幌行き寝台特急「カシオペア」を撮るというもの (・o・*)ホホゥ。撮り鉄として比較的ベタな定番プランです (´∀`;)ベタベタ…。とはいえ「カシオペア」も、北海道新幹線開業後の存廃が今のところは不透明で(とりあえず9月末までの運転は確定)、やはり道内を走るシーンは撮れるときに一枚でも多く抑えておきたい (゚ペ)ウーン…。私が道内で「カシオペア」を撮れるのは、四年前ぶりの機会になります (=゚ω゚)ノ オヒサ!。プラン的には船を使った「はまなす案」の方が面白みがあるけれど、「カシオペア案」には他に後述する「とある理由」もあったことから、私は後者を選択 m9(`・ω・´)ケテイ! 。函館で一泊して、翌朝の「カシオペア」に備えることとしました (づω-*)オヤスミ☆。
それにしても、気になるのはお天気。函館を散策しているときには夜空に月が見えていたので翌日の晴れを期待したのですが (゚∀゚)オッ!、テレビで見た天気予報は雨 (ノ_ _)ノ ズルッ。しかも、かなりまとまった量が降ると言うではありませんか エ…( ̄△ ̄;)マヂ!?。はたして「カシオペア」の撮影はどうなるのでしょうか・・・(´~`;)ウーン。
テレビで見た三日目の天気予報。
台風崩れの温帯低気圧が津軽海峡付近に停滞し、
朝から一日を通して雨だとのこと ( ̄△ ̄;)マヂカ…。
降水確率は90%だってさ・・・(´д`;)トホホ。
この予報図を見る限り、
青森での「はまなす」撮影を選んでいたら、
港から撮影地まで歩くのがキビシかったかも・・・。
7月28日(火)
函館で迎えた三日目。朝起きた時点で雨はまだ降っていませんでしたが、歩いて函館駅へ向かっている途中でポツリと降り出したかと思うと ヽ`、┐( ̄o ̄;)アメ…、駅までの数百メートルを進む間で一気に本降りとなってしまいました ザアアァァ…:il!:il|(´д`;)!l|il:|;。天気予報通りとはいえ、参ったなぁ・・・(・ε・`)チェ。撮影地までの移動、さらには現地での待機時間などを考えると、徒歩鉄にとって雨という条件はキビシく、ふだんの私だったら間違いなく出撃を取りやめるところでしょう ヽ(○`Д´)ノ ヤーメタ!。正直、函館まで来ている今回でも、撮影を諦めてホテルに引き返そうかと思ったくらいです ( ̄~ ̄;)ドーシヨ…。でも、個人的にそう機会があるわけではない道内での「カシオペア」撮影は、やはり捨てがたい σ(・ω・`)ウーン…。私は雨天決行に踏み切り、持参してきた折り畳み傘のほかに大きめのビニール傘をコンビニで新たに調達して、函館駅の改札を入りました ...((((o* ̄-)o。もちろんこの日も「18きっぷ」に入鋏。
函館から乗るのは、
朝イチ(初発)の函館本線・長万部行き。
(´▽`*)キハキハ~♪
キハ40の三連ですが、
後部二両は途中の大沼で切り離されます。
▲15.7.28 函館本線 函館
そして、予報通りに・・・雨。
ザアアァァ…:il!:il|(´д`;)!l|il:|;
狙いとなる「カシオペア」は、上野と札幌の間を結ぶ、オールA個室の豪華寝台特急としておなじみの列車 (゚∀゚*)オオッ!!。現在は臨時化された「北斗星」と同ダイヤで交互にほぼ隔日運行されており、前日が「北斗星」の運転日だったので、今日は「カシオペア」の日です (・o・*)ホホゥ。「カシオペア」もしくは「北斗星」は函館駅で牽引する機関車(牽引機)が交換されるため、函館より手前の津軽海峡線(江差線)ではED79形電気機関車が、函館より先の函館本線ではディーゼル機関車のDD51が先頭に立つ姿を、それぞれに見る事ができます (゚∀゚*)オオッ!!。しかし、移動に列車を利用する徒歩鉄がその両者を撮ろうとすると、どうしても函館や五稜郭(ごりょうかく)の駅構内か、住宅が密集する函館の市街地近辺に限られてしまい、ロケーション的にはあまり良くありません (゚ペ)ウーン…。そこで今回の私は、DD51が牽く函館本線の方に絞って撮影することとし、函館から長万部行きの普通列車に乗って撮影地を目指します (/*´∀`)o レッツラゴー♪。
先頭の長万部行きには何人かの乗客がいましたが、
大沼止まりの後部二両には誰もいない貸切状態。
(゚∀゚)オッ!
前日早朝の室蘭本線に続く、今旅二度目の貸切です(笑)
ななえ・・・NANAE・・・σ(゚・゚*)ンー
MCが同じ名前の某番組に写真を投稿したら、
"ピロリ枠"などで採用されるかな? (^^;)
▲15.7.28 函館本線 七重(車窓から)
そんな七重で函館本線はふた手に分かれます。(゚ー゚*)オヨ?
車窓の左手に分岐してゆくのは、
前日の函館へ向かう際に通った渡島大野経由の本線。
新函館北斗(現・渡島大野)で接続する北海道新幹線の開業に伴い、
現在は電化工事が進められています。(・o・*)ホホゥ。
そして今の私が乗っている列車が通っているのは、
七重と大沼の間をショートカットするような形で
下り線のみが敷かれている、通称・藤城支線。
ちなみに藤城支線には営業キロが設定されておらず、
運賃は渡島大野経由で算出されます。
( ̄。 ̄)ヘー
▲15.7.28 函館本線 七重-大沼(車窓から)
藤城支線を通り、
いくつかのトンネルを抜けると、
やがて車窓の左手に見えてきたのは、
大沼国定公園の湖、小沼。
▲15.7.28 函館本線 七重-大沼(車窓から)
函館を発車して市街地を抜けた列車は、七重(ななえ)と大沼の間をショートカットする藤城(ふじしろ)支線の方を経由し、函館から30分ほどで自然豊かな大沼国定公園*にある湖、小沼に沿って走るようになります (゚∀゚)オッ!!。「カシオペア」を狙うのに私が目指す撮影地はこの小沼湖畔にあり、間もなく到着する最寄駅の大沼で下車 。小沼へ行くのに大沼で降りるとは、なんだかちょっとややこしいですが σ(゚・゚*)ンー、もちろん大沼という湖も近くに存在し、大沼国定公園内の東側にあるのが大沼、西側にあるのがこの小沼です (´ε`)フーン (*一般には大沼公園と呼ばれていますが、ここでは近隣にある同名の駅と区別するため、あえて大沼国定公園と書かせていただきます)。
函館0554-(函館2841D)-大沼0629
小沼の湖畔にある駅、大沼に到着。
平べったい造りの木造駅舎は、
いかにも北国らしい味が感じられます。
ちなみに大沼国定公園の最寄駅は隣の大沼公園ですが、
大沼と大沼公園の駅間はわずかに一キロ程度。
大沼公園を通らない渡島砂原経由に乗ってしまった場合など、
この大沼から歩いて国定公園へ向かっても、
さほど遠くはありません。
▲15.7.28 函館本線 大沼
列車を降りて駅を出ると、この時点で雨は止んでいました (゚∀゚*)オッ!!。実は私にはひとつのジンクスみたいなものがあり (゚ー゚*)ジンクス?、カバンに常備している折り畳み傘ではなく、わざわざ長傘を持ってきたときに限って、意外と雨に降られないなんてことが多いのです (´ι _` )アッソ。そして先述したように、今回も函館でビニールの長傘を買ってきました。もちろんこれはジンクスを信じてと言うよりも、素直に雨中撮影対策のつもりで調達したのですが、これはひょっとすると「長傘を持つと降らないジンクス」が発動か?(´σД`)ハイハイ 厚い雲に覆われた空模様からして、まず晴れること無さそうだけれど、徒歩鉄にとっては雨が降っていないだけでもだいぶ助かります (´ω`)ソーネ。先ほど車窓から見た小沼湖畔の撮影ポイントまでは、駅から歩いて15分ほど ε=ε=ε=┌(*・_・)┘テクテク。「北斗星」を撮った前日の礼文に比べると、だいぶ楽に到達できますが、歩道がなく交通量の多い国道の端を歩くことになるので、安全には細心の注意を払わなくてはなりません ...(((;`・ω・)キーツケテ…。
大沼駅前から国道を函館方向へ進むと、
ε=ε=ε=┌(*・_・)┘テクテク
函館本線の線路と小沼が一望できるところに出ました。
(゚∀゚)オッ!
ちなみにこの区間、一見すると複線に見えますが、
向かって右奥の線路は先ほど説明した藤城支線の単線で、
基本的には下り列車しか通りません。
そして左手前の線路は渡島大野を経由する本線の単線で、
こちらには上下の列車が通ります。
つまりは二本の単線が並行して敷かれている形。
( ̄。 ̄)ヘー
▲15.7.28 函館本線 仁山-大沼
クルマと、それが跳ね上げる水はねに気をつけながら進み バシャ!ヽ`、(`□´;/)/ ヌヲッ!!、小沼湖畔の撮影ポイントへとやってきました ε-( ̄、 ̄;A)フゥ。立ち位置によっていくつかのアングルが選べるこのポイント、晴れていれば広角~標準系レンズで列車の背景に小沼を大きく入れようと考えていたのですが、ドン曇りのこの日は湖も鉛色 (≡"≡;*)ウウム…。さらに光量不足でシャッタースピードがまったく上がらず、ファインダー内の移動速度が高い広角レンズを使用すると、走っている列車は被写体ブレをおこしてしまいます σ(・ω・`)ウーン…。となると、ここでも前日の「北斗星」と同様に、線路端から列車主体のアングルで狙う方が良さそうです (・ε・`)シャーナイネ。それにしても、ホンっトに今旅の撮影では天気に恵まれないよなぁ・・・ヾ(*`ε´*)ノブーッ なんて、愚痴をこぼしていると、天気の神さまがお怒りになったのか、再びポツリポツリと雨が降り出してきて ヽ`、┐( ̄o ̄;)ア…、またしても先ほどみたく一気に雨脚が強くなってしまいました ザアアァァ…:il!:il|(´д`;)!l|il:|;。ああ、長傘ジンクス崩壊・・・ (_ _lll)ガクッ。もちろん私はその長傘を開いて使います。傘が役には立ったけれど、できればジンクスを信じたかったな・・・(´・ω・`)ショボーン。
列車主体に撮れる直線のポイントに移動し、
まずやってきたのは、キハ40の上り普通列車。
写真でも解るように、かなり激しい雨が降っています。
傘をさしながらの撮影。
ザアアァァ…:il!:il|T_(´д`;)!l|il:|;
▲15.7.28 函館本線 仁山-大沼(後追い)
こんな悪天候にも関わらず、直線のポイントにはお二方の先客がいらっしゃいました ヾ(´∀`;)ドツカレサン。でも、これを物好きだと思うなかれ。私も一緒ですが、たとえ天気が悪くともせっかく北海道まで来たのだから、せめて「カシオペア」だけは撮って帰りたい・・・って気持ちが強いのです (`・ω・´)-3フンス!。そんな先客の方が既に前方で傘をさして待機しているので、私はそれがアングル内に入らぬよう、定番よりも少し後方でカメラを構えます【◎】]ω・´)パチッ!。実はこの立ち位置からだと、背景の小沼は「カシオペア」の車体で隠れてしまうのですが σ(・ω・`)ウーン…、ぶっちゃけ、激しい雨のなかで傘をさしながら他のアングルを模索するのがもう面倒となり、ここは「カシオペア」の編成がしっかりと写ってくれさえすれば、それでOK牧場としました (*`д´)=b OK牧場!。妥協したようにも見えますが、それだけ雨で余裕がなかったんです (-"-;*)ウググ…。雨がさらに激しさを増す土砂降りのなか、とにかく遅れずに「カシオペア」が通過してくれることだけを願いながら待ち続けていると 八(゚- ゚)タノム、やがて定刻に雨煙の向こうから、ぼんやりとした二つのヘッドライトが見えてきました (゚∀゚*)キタッ!。
激しい雨に打たれながらも、
優雅に走り行く寝台特急「カシオペア」。
悪天候のもとで見る重連のDD51は、
いっそう力強さを感じます。
北海道で見る「カシオペア」、
個人的にコレが最後のカットとならぬことを
願いたい・・・。
▲15.7.28 函館本線 仁山-大沼
凸凸のカシオペアが撮れました~!!ワ━━\(≧▽≦)/━━イ♪
激しい雨を突いて進む重連のDD51、ファインダー越しに見たその迫力には思わず指が震えるほどシビレました! ε-(°ω°*)ムフー!! もっと長めの望遠レンズで圧縮した方が、雨の激しさを伝えられたようにも思うのですが、個人的にDD51はこのくらいの見え方が好きなんです 。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。小沼はやっぱり車体に隠れて見えなくなっちゃったけれど、背景に写り込んだ雨に煙る緑の木々がいい感じになってくれて、この状況のなかでは満足のいく結果が得られたと思います :*:・(゚ノ∀`゚)゚ヨカッタ・:*:・。撮影に苦労はしたけれど、雰囲気的には単なるドン曇りよりも雨降りでよかったのかな? σ(゚・゚*)ドーダロ でもね、正直なところは・・・ああ~!もう!せっかく北海道まで遠征したのだから、せめて「北斗星」か「カシオペア」のどちらかだけでも、スッキリとした晴れカットが撮りたかったよ━━!!!ヾ(`Д´*)ノムキャー!!・・・って言うのがホンネ ε-(ー。ー;)フゥ。もう私は「自称・晴れ男」どころか、自他ともに認める「雨男」になっちゃったのかも・・・(´・ω・`)ショボーン。まあ、何はともあれ、「カシオペア」の撮影はこれで終了です。撮影地での滞在は一時間にも満たないものでしたが、足元などはすっかりずぶずぶになってしまいました (-ω-`;)グッショリ。
撮影後、大沼駅へ戻って列車に乗ります。
前日は車窓からキレイに姿を見せていた駒ヶ岳ですが、
この日はこんな感じ・・・(≡"≡;*)モヤモヤ…。
でも雲の上から山頂だけ見えているっていう状態は、
むしろ面白いかも。
▲15.7.28 函館本線 大沼
大沼からは上り列車に乗り、
朝に出発した函館へと帰ってきました。
(=゚ω゚)ノ タライマ!
▲15.7.28 函館本線 函館
大沼813-(函館4852D)-函館0848
お天気に見放された今旅の撮影・・・
気分はまさに ◯| ̄|_ orz
「カシオペア」の撮影後、大沼から函館本線の先(下り方向)へはもう進まず、上り列車に乗って函館へと帰ってきました (=゚ω゚)ノ タライマ!。実は「カシオペア」を大沼で撮影しても、9時前には函館に戻ってこられるので、私は宿泊していたホテルをチェックアウトせずに必要最小限の機材のみを持って撮影に出かけたのですが、土砂降りに見舞われたことを考えると、それは大正解でした (´ω`)ヨカッタ…ノカ?。雨で濡れた服を部屋で着替えて、チェックアウト。再び函館駅へと向かいます。でも、その前に朝食を・・・(´ρ`)ハラヘター
函館での朝食と言えば、やっぱり朝市です!(゚∀゚*)オオッ!!
ウニ!イクラ!ホタテ!サーモン!甘エビ!
見た目にも鮮やかな海鮮丼が運ばれてきました。
(*゚∀゚)=3ハァハァ!
う~ん、一仕事(撮影)したあとのコレはたまりません!
(゚д゚)ウ-(゚Д゚)マー(゚A゚)イ-…ヽ(゚∀゚)ノ…ゾォォォォォ!!
朝っぱらからお供に一本、失礼いたします・・・m(_ _)m。
函館名物の駅前朝市に立ち寄って、新鮮な海鮮丼をいただき (゚д゚)ウマー!、さらには市場をちょっと物色 ウロウロ...((((o* ̄-)o。昨晩に着いた時はどのお店もすっかり閉まっていましたが、今朝は活気に満ちています。やっぱり朝市の名の通り、函館は朝に訪れるべきですね(やなぼーさん、北の大地が呼んでいますよ~(笑))。
再び函館から乗るのはキハ40の普通列車。
なんだか朝と同じデジャヴみたいな光景ですが、
(゚.゚*)デジャヴ?
向かう路線と行先は異なります。
▲15.7.28 函館本線 函館
函館のホームに待機していたのは、今旅でもうすっかりおなじみとなった単行のキハ40 (´▽`*)キハキハ~♪。でも、この列車は朝に乗った函館本線ではなく、江差(えさし)線の木古内(きこない)行き。コレに乗ってしまうということは、北海道の旅も終わりに近づいてきたことを意味します (゚ー゚*)ソーナノ?。
すべての列車が函館発着となっている江差線ですが、
正式には五稜郭が函館本線との分岐駅。
同駅を発車すると、函館本線が右のほうへ・・・
サイナラ…(´;ω;)ノ~~~。
▲15.7.28 江差線 五稜郭-七重浜(車窓から)
江差線は函館の隣駅、五稜郭で函館本線と分岐して、渡島(おしま)半島の南端に位置する松前半島を津軽海峡沿いに進み、海峡線との接続駅である木古内までを結ぶ、全長37.8キロのローカル線(地方交通線) (・o・*)ホホゥ。ただし同線は、地域輸送を担うだけのローカル線ではなく、本州と北海道の間を青函トンネルを経て結んでいる津軽海峡線(通称*)の一部を成しており、本州へ直通する特急「スーパー白鳥」や「白鳥」、今旅で私が撮影した寝台特急「カシオペア」や「北斗星」、さらには頻繁に貨物列車なども通過します ( ̄。 ̄)ヘー (*津軽海峡線と言う線名は、青森~中小国の津軽線、中小国~木古内の海峡線、木古内~五稜郭の江差線、五稜郭~函館の函館本線を合わせた、青森~函館を総称したもの)。もともと江差線は松前半島の日本海側にある港町の江差が終点で、その名に合ったローカル線でしたが、利用者の減少を理由に木古内と江差の端部が昨年の夏に廃止されてしまいました (´・ω・`)ショボーン。そして現在残されているこの五稜郭と木古内の間は、来春の北海道新幹線開業に伴い、お決まりのような並行在来線の経営分離化で、JRから第三セクター路線への移行が決定しています (・_・*)ソーナンダ… 。私が江差線をJRの路線として乗るのは、これが最後になるのかもしれません。
津軽海峡を車窓に見ながら進む江差線の旅。
晴れていれば函館湾越しに函館山なども見えるのですが
あいにくのこの天気・・・ε-(ーωー;)フゥ…。
激しい雨が列車の窓をたたきます。
▲15.7.28 江差線 渡島当別-釜谷(車窓から)
函館を発車した時点では全座席の半分程度が埋まるくらいの乗客がいましたが、途中の上磯までに三分の二くらいが降りてしまい、以降は10人程度。車内にはローカル線らしいまったりとした空気が流れています。同線を一気に通過してしまう特急「スーパー白鳥」などだと味わえない、真の江差線に乗っているって感じ (´ー`*)マターリ。朝から降り続いている雨はいっこうにやまず ザアアァァ…:il!:il|(´д`;)!l|il:|;、雨に煙る津軽海峡を車窓からぼんやりと眺めて過ごしていると、函館から一時間ほどで列車は終点の木古内に到着。
見づらくてスミマセンが (≡"≡;*)モヤモヤ…、
木古内の到着前には、
車窓の右手から新幹線の高架が近づいてきました。
▲15.7.28 江差線 札苅-木古内(車窓から)
江差線の終点、木古内。
現在は江差線と海峡線の接続駅ですが、
同駅には新たに新幹線の駅が建設中で、
来春に開業が予定されている
北海道新幹線の停車駅となります。
( ̄。 ̄)ヘー
とりあえず第一期で北海道内にできる新幹線駅は、
この木古内と前回で紹介した新函館北斗の二駅。
▲15.7.28 江差線 木古内
木古内は江差線の終点であるとともに、青函トンネルを抜けてきた海峡線の北海道側にある最初の駅*で、言わば鉄路における北海道の玄関口 (・o・*)ホホゥ。そして北海道最南端の駅**でもあります(* ** 知内、渡島鶴岡が廃止となった現在における)。これで今旅の私は、道内最北端の稚内から道内最南端の木古内まで、鈍行列車のみで到達したことになります ヽ(´¬`)ノ ワ~イ !。まあ、チャレンジしたというよりは、単に安く乗れる「青春18きっぷ」を使って移動してきただけに過ぎないんですけれどね (^^;)ゞポリポリ。さて、ここから先はいよいよ青函トンネルを通って本州へと渡るわけですが、次に私が木古内から乗る列車は、新青森行きの特急「白鳥22号」(゚ー゚)オヨ?。おや? ここまでは鈍行列車を乗り継いできたけれど、道内最南端に到達した時点で「18きっぷ」の鈍行旅はもう終わり!? ( ̄△ ̄;)オワリ?
青函トンネルを通って本州へ渡る、
特急「白鳥」が木古内のホームに入ってきました。
使用されているのは485系3000番台です。
リニューアル車とはいえ485系に乗れるのは嬉しい。
∩(´∀`)∩ワァイ♪
ちなみに現在、485系の定期特急列車は、
この「白鳥」のみ。
▲15.7.28 江差線 木古内
いやいや、セコい私がここで「18きっぷ」を切り捨てるわけがありません (^皿^;)ヤッパシ…。実は、乗り鉄にはもう常識ともいえるお話なのですが、この木古内から青函トンネルを経た先にある本州側の蟹田(かにた)までの区間には現在、特別料金を必要としない普通列車や快速列車が一本も設定されておらず、運転されているのは特急列車だけ。そこでこの両駅間の移動に限っては特急料金がかからず、普通乗車券のみで特急列車の自由席を利用することができるという特例があるのです (・o・*)ホホゥ。そしてその特例は普通列車のみに乗車が可能な「青春18きっぷ」にも適用され、海峡線は「18きっぷ」で特急列車に乗れちゃう、ちょっと珍しい・・・というか、おトクな区間なのです (゚∀゚*)オオッ!!。ただし特例が通用するのは、あくまでも木古内と蟹田の間のみで、特急「白鳥」を函館から青森まで乗り通した場合には全区間の特急料金と普通乗車券が、また木古内から青森までの場合でも木古内から青森までの特急料金と普通乗車券が必要となります σ(゚・゚*)ンー…。説明が拙いので非鉄の方にはちょっと解りづらいかも知れませんが、とにかくそれを踏まえた上でこの特例を「18きっぱー(18きっぷ利用者)」が遵守すると、函館から木古内までを江差線の普通列車、木古内から蟹田までを海峡線の特急列車、蟹田から青森までを津軽線の普通列車・・・というように、それぞれを乗り継がねばならないのです (゚ー゚;)ナ、ナルヘソ。それでも、特例が効いた短区間とはいえ特急列車に乗れるのは嬉しい ( ̄▽ ̄*)ヤタッ!。
雨でぼんやりとしているけれど (≡"≡;*)モヤモヤ…、
特急「白鳥」から眺める北海道最後の風景。
さらば北の大地! アバヨ!(*`Д´)ノシ
▲15.7.28 海峡線 木古内-津軽今別(車窓から)
木古内に入線してきた特急「白鳥」は、6両編成中の二両(3・4号車)が自由席。函館始発のこの列車を途中の木古内からで座れるか、ちょっと気がかりでしたが、私が乗った3号車は適度に空いていて、難なく窓側席を確保することができました。久しぶりのリクライニングシートはやっぱり座り心地がいいなぁ・・・(´▽`*)ラクチンチン~♪。木古内を出て青函トンネルへのアプローチとなる高架線に上がると、ぐんぐんスピードを上げる特急「白鳥」。今旅はずっとキハの鈍行列車ばかりに揺られていたこともあり、特急の走りがいつも以上に速く感じられます (゚Д゚*)ハエー!!。列車はその速度を保ったまま、やがて青函トンネルへと突入 バビューン-=≡Σ(((⊃゚∀゚)つ。さらば、北海道! アバヨ!(*`Д´)ノシ 今度来る時は、晴れることを願っています(苦笑)
いくつかの短いトンネルを経て、
いよいよ列車は青函トンネルへと入ります (゚∀゚)オッ!。
車内にもそれを知らせるテロップが流れました。
青函トンネルに入る時はいつもワクワクしちゃいます。
o(*゚▽゚*)oワクワク♪
青函トンネルへ突入っ!
バビューン-=≡Σ(((⊃゚∀゚)つ
・・・って、車窓は当然真っ暗なんですけれどね。
▲15.7.28 海峡線 木古内-津軽今別(車窓から)
現在はこうやって在来線の特急列車で走り抜けている青函トンネルですが、北海道新幹線が開業すると基本的に日中の旅客列車は新幹線のみが通る予定になっています (・o・*)ホホゥ。なので、在来線の車両で青函トンネルを通るという経験ができるのもあとわずか。実は今朝の撮影で私がフェリーを使った「はまなす案」を選ばなかったのは、この機会に過渡期を迎えている青函トンネルを在来線で通っておきたかったというのも、理由のひとつでした ( ´_ゝ`)フーン。ちなみに、先述した特急料金免除の特例が新幹線開業後も継続されるかは微妙なところで、おそらく「18きっぷ」で青函トンネルを通過することはできなくなるんだろうなぁ・・・σ(・ω・`)ウーン…(今のところは未定ですが)。そしてこの北海道新幹線への移行がらみで、私にはもう一カ所だけ寄りたいところがありました (・o・*)ホホゥ。全長53.9キロの青函トンネルを約30分で走り抜け、再び地上に顔を出した列車は、まもなく本州側の最初の駅へ停車します。その駅こそ私の次なる目的である、津軽今別(つがるいまべつ)。
青函トンネルを抜けて、本州の青森県へ (゚∀゚)デタッ!。
通った経験のある方ならご存知だと思いますが、
青函トンネルを抜けた直後はたいてい湿気で窓がくもっています。
(≡"≡;*)モヤモヤ…
とくに夏場は外側が結露するので、拭くことができません。
▲15.7.28 海峡線 木古内-津軽今別(車窓から)
木古内から青函トンネルを経て、ひと駅。
本州側最初の駅は津軽半島にある津軽今別です。
(・ω・)ト-チャコ
同駅は本州にありながらJR北海道の管轄駅で、
道外も含めるとJR北海道最南端の駅はココになります。
(・o・*)ホホゥ
ちなみに駅名標の次駅には会社間の境界駅になっている
「なかおぐに」の表記が見えますが、
海峡線の列車は中小国には停まらず、
中小国の駅は後述する津軽線だけが停車。
▲15.7.28 海峡線 津軽今別
函館1027-(江差122D)-木古内1131~1159-(特急 白鳥22号)-津軽今別1252
列車を降りると、雨は止んでいました ┐(゚o゚*)オッ!。津軽今別は現在、海峡線内で唯一下車することができる中間駅 ( ̄。 ̄)ヘー。ここに私が降り立った理由は、旅の流れ的に本州最初の駅を訪れたかった・・・というわけではなく、実は今この駅は鉄的にちょっと面白いことになっているのです エッ!?(゚ー゚≡゚∀゚)ナニナニ?。明らかに仮設されたプラットホームに列車から降りて、出口の方へと向かうと ...((((o* ̄-)o、そこにはちょっと驚きの光景が広がっていました (*゚ロ゚)ハッ!!。
仮設された上りホームを端っこまで進むと、
木古内方にはやはり同様に仮設された
掘っ建て小屋のような待合室がありました。
いちおう「津軽今別駅」の駅名板が掲げられています。
▲15.7.28 海峡線 津軽今別
その待合室を背にして180度振り返ると クルッ三(=゚ω゚)
そこにあったのは、このように敷かれた何本もの線路。
(゚∇゚;)エッ?
駅の出口へは線路を横断する仮設の渡り板を歩くのですが、
いったいこの線路は何なのかと言うと・・・(゚.゚*)ナニコレ
▲15.7.28 海峡線 津軽今別
実はコレ、建設中の北海道新幹線なのです!
w(゚0゚*)w オォー!!
津軽今別の出口へと続く渡り板から眺めることができるのは、
ほぼ完成状態にある北海道新幹線「奥津軽いまべつ駅」のホーム。
津軽今別のホームや待合室が仮設状態なのは、件の新幹線工事によるもの (・o・*)ホホゥ。そして、そこから出口の方へはさらに仮設の通路が伸びているのですが、その途中にはなんと建設中の北海道新幹線の線路を横断しなければならない箇所があるのです!w(゚0゚*)w オォー!! 新在直通のミニ新幹線(山形や秋田新幹線ね)の在来線区間や、車庫への回送線にある踏切などではなく、営業前とはいえフル規格の新幹線の線路を堂々と渡れるなんて、これはとても貴重な経験ではありませんか!スッゲ━━ヾ(*゚Д゚*)ノ゙━━ェェ♪☆ 当然ながら新幹線が開業すると、この仮設通路が撤去されるのはもちろん、現在の津軽今別駅は新幹線の奥津軽いまべつ駅へと移行されるため、ここには在来線の駅自体が無くなる予定になっています。つまり、海峡線の駅で降りて新幹線の線路を横断するという体験できるのは、今だけの期間限定 (゚∀゚*)オオッ!。それで私はわざわざ津軽今別で下車したのでした (´ω`)ナルヘソ。
線路の中央に立って北海道方向を眺めます。(「゚ー゚)ドレドレ
こんなアングル、新幹線が開業したら絶対に撮れません(笑)。
(´∀`;)ソリャソーダ
ちなみに設備はすでに整っており、
夜間には実際に新幹線の車両が試運転を
行なっているのだそうです。
渡り終えたところで振り返り クルッ三(=゚ω゚)
今一度、津軽今別の待合室(上り線)と渡り板、
新幹線の線路、奥津軽いまべつのホームの
位置関係を見てみましょう。
奥津軽いまべつに敷かれている線路は三本で、
二面三線のうち真ん中の一線は下りの通過線です。
そして渡り板を進んだ先、出口側にあるのは
津軽今別の海峡線下り線ホーム。
新たに生まれ変わる奥津軽いまべつ駅はこのように、
新幹線の駅を在来線の線路が挟む形になっています。
ちなみに同駅へ停まる旅客列車は新幹線のみとなる予定のため、
新幹線開業までには在来線のホームが撤去され、
貨物列車の通過線となる計画。
そんなちょっと変わった津軽今別ですが、今後は新幹線の工事が佳境を迎え、さらには高速での試運転も頻繁に行なわれるようになることから、この形態で駅が営業できるのも実は8月9日まで ( ̄△ ̄;)エッ…。その後は新たに新幹線の奥津軽いまべつ駅として開業(リニューアル?)するまでの間、しばらくは休止されることとなっています (・ω・`)ソーナンダ…。私が訪れたのは7月28日ですから、これはまさに最後の機会。この駅に停車する列車は一日に上下わずか二本ずつと極端に少ないのですが、なんとかスケジュールに組み込むことができてよかった・・・ ъ(゚Д゚)グッジョブ。
津軽今別に停車するのは上下列車とも
一日にわずか二本だけ。
w( ̄▽ ̄;)wワオッ!!
しかもすべて特急と言うのが面白いですね。
こんな駅はココと石勝線の占冠、トマムくらいでしょうか。
津軽今別の全列車通過を知らせる張り紙。
期間は8月10日から当面の間とされていますが、
津軽今別として再営業することは無さそうで、
来年3月の奥津軽いまべつの開業を
待つことになるようです。
ん!?ちょっと待て (=゚ω゚=;)ンン!?、一日に列車が・・・二本だと!? Σ(゚□゚(゚□゚*)ナ、ナニーッ!! 先ほど私が乗ってきた上り列車は12時39分の「白鳥22号」ですから、次の上り列車は19時37分の「白鳥96号」まで、実に7時間も列車がきません ( ̄  ̄;)ナナジカン…。それとも、次の下り列車へ乗って青函トンネルを通り、北海道へまさかの再上陸!? (゚∇゚;ノ)ノ エッ!? それでも15時45分の「白鳥17号」までは三時間以上もあります ( ̄  ̄;)サンジカン…。こんな辺鄙な駅で降りちゃって、いったいどーすんの!? ヽ(′□`;)ドドドドースルノ!?・・・と、思われるかも知れませんが、ご心配なく (・ω・;)エッ?。実はこの駅には、もうひとつの変わった特徴があるのです。
津軽今別を脱出するヒミツは、
このタイムトンネルのような(?)謎めいた階段の先にあります。
(¬_¬)アヤシイ…
って、ただの出口へ続く通路なんですけれどね。
(^^;)ゞポリポリ
その通路を抜けると …((((`・ω・)
そこにはもうひとつの駅がありました (゚o゚;)ハッ
駅名は津軽今別ではなく・・・津軽二股? (゚ー゚?)オヨ?
スノーシェッドに覆われた通路を抜けて、駅の出口へ向かうと・・・...((((o* ̄-)o あら不思議、そこにはもうひとつの駅があるじゃありませんか! w(゚0゚*)w オォー! ・・・な〜んて、わざとらしい茶番を失礼しました (^^;)ゞポリポリ。もうご存知の方も多いと思いますが、これは津軽線の津軽二股(つがるふたまた)駅 σ(゚ー゚*)フタマタ…。そう、津軽線と言えば昨年に私が竜飛岬を目指した際に乗った、青森と津軽半島の三厩(みんまや)の間を結ぶローカル線で、津軽二股はその途中駅のひとつ (・o・*)ホホゥ。海峡線の津軽今別と津軽線の津軽二股は駅名こそ異なるものの、両駅は併設された位置関係にあるのです(昨年の記事では津軽線からの目線で、この津軽今別を見ています)。そんな津軽線も一日に五往復と、決して運転本数の多い路線ではありませんが、次の蟹田行き上り列車は13時01分発。なんとも絶妙なタイミングで列車がやってきます (゚∀゚*)オオッ!!。こうして私は滞在時間20分ほどで駅の構内を見学し、津軽今別(津軽二股)を後にするのでした。
津軽今別と津軽二股、両駅の位置関係はこんな感じ。
上の白いハコが新幹線の奥津軽いまべつ駅で、
その手前に見える緑色の柵があるホームが海峡線の津軽今別。
写真の右側には駅名表記も確認できます。
そして左に写る連絡通路を降りたところにあるのが
津軽線の津軽二股。
新幹線の駅はまだ開業していませんが、
同地には駅名が三つも並んでいます。
(´∀`*)オモロイネ
ちなみに以前にも書きましたが、
新幹線開業後に津軽二股が改名されるのかは不明。
個人的には変えないでほしいなぁ・・・。
▲15.7.28 津軽線 津軽二股
そんな津軽二股に蟹田行きの上り列車が入ってきました。
北海道でさんざん乗りまくったキハ40ですが、
東北カラーになると新鮮に感じます。
(´▽`*)キハキハ~♪
▲15.7.28 津軽線 津軽二股
JR東日本とJR北海道の境界駅、中小国。
いちおうここが境界駅とはなっていますが、
東日本の津軽線と北海道の海峡線が分岐するのは
駅から2.3キロ北海道寄りにある新中小国信号場です。
▲15.7.28 津軽線 中小国(車窓から)
蟹田で当駅止まりのキハから、
青森行きの701系電車へ乗り継ぎます。
ε=┌(;゚д゚)┘ノリカエ!
今回は太宰の看板じゃない方を入れてみました(笑)
▲15.7.28 津軽線 蟹田
ロングシートが並ぶ701系の車内。
実はロングシートの車両に当たるのは、
今旅でこれが初めてです σ(゚・゚*)ソーイエバ…。
なんだか新鮮にも感じたけれど、
やっぱり鉄旅にはボックスシートの方がいいやね・・・
σ(・∀・`)ネ。
蟹田から乗った電車は途中で異音を感知して、
蓬田(よもぎだ)駅手前で緊急停止。
( ̄△ ̄;)エッ…
調べた結果、異常はなかったみたいですが、
終点の青森には30分ほどの遅れで到着しました。
津軽二股1301-(津軽336D)-蟹田1326~1405-(338M)-青森1510(定刻1442)
津軽線の乗車記は昨年にお伝えしているので、今回は省略。函館を出発して木古内、津軽今別、津軽二股、蟹田と乗り継ぎ、四時間半かけてようやく青森に到着しました (・ω・)ト-チャコ。函館〜青森は特急「スーパー白鳥」ならば直通でわずか二時間弱ですが、江差線で北海道の景色を名残惜しみ、特急が使える特例区間の恩恵を受けて青函トンネルを通り、北海道新幹線の工事中にしか味わえない津軽今別の現状を見ることができたという、特急で一気に通過してしまっては味わうことができないような、鉄道好きならではのマニアックな旅が楽しめたと思います (´艸`*)マニアック~♪。
さて、青森まで戻ってきた私。このあとは、素直に新青森から新幹線で東京へ帰るのか? それとも昨年のように青い森鉄道で八戸方面? いや、今年は奥羽本線で弘前方面? ドコ(゚Д゚≡゚Д゚)イクノ? ひょっとして、青森泊で翌朝に油川で「はまなす」撮影か!? ヾノ・∀・`)ナイナイ… ・・・って、あんまり期待はしないでくださいね(笑)
・・・もうちょっとだけ、続きます。