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津軽鉄道・・・除雪車キ101 撮影記 [鉄道写真撮影記]

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2015.11.01
津軽鉄道
「津鉄開業85周年記念イベント」前編
嗚呼、勘違い・・・!?
「季節外れの除雪車」撮影
 
  

今月の第一週目は、1日が日曜日、3日の火曜日が「文化の日」で祝日という、飛び石連休 σ(゚ー゚*)トビイシ…。最近はハッピーマンデー制度で祝日が固定されないケースも多く、以前に比べて飛び石連休というものが減ったように思いますが、さすがに「日本国憲法が公布された日(1946年)」という明確な日付を由来とする「文化の日」をずらすわけにはいかないようですね (´ω`)ソリャソーダ。そんな飛び石に挟まれた真ん中の月曜日(2日)、私には”たまたま”東北は秋田への出張業務が入っていました (;¬_¬)タマタマ?(この日を私が狙ったわけではなく、ホントに先方の都合によるものですよ ヾ(´∀`;)ホントニ )。休みに挟まれた平日に秋田出張とくれば、やはりふつうに日帰りをしてしまうのはもったいない σ(゚・゚*)ンー。これは出張にプライベートな鉄活動をくっつけた、拙ブログで言うところの「出張鉄」をする久々のチャンスです (゚∀゚*)オオッ!。出張先は秋田ですが、ウマくスケジュールを組むとその行動範囲は東北地方のほぼ全域、もしくは秋田までの経路に羽越本線を使えば、新潟などに立ち寄ることも可能になります (・o・*)ホホゥ。そこでせっかくならば、何か面白い鉄ネタと絡めることはできないかと、東北や新潟の広い範囲で検索してみたところ \_ヘヘ(- ̄*)カタカタ、私の目に留まったのは、青森県の津軽半島を走る本州最北のローカル私鉄、津軽鉄道 σ(゚ー゚*)ツガルン?。公式のホームページによると、同鉄道は今年で開業85周年を迎え (*゚▽゚)/゚・:*【祝・85周年】*:・゚\(゚▽゚*)、それに関連したイベントがこの週末の土日(10/31(土)・11/1(日))に行われるというではありませんか (゚∀゚*)オオッ!。85周年とはなんだか中途半端な節目にも感じますが、どうやら津鉄では5年おきくらいにこのような記念イベントが行なわれているらしい ( ̄。 ̄)ヘー。まあ何にせよ、これは月曜に秋田で仕事のある私にとって、まさにグッドタイミングのイベントです ъ(゚Д゚)グッジョブ!!。もちろん出張業務外となる秋田~津軽の交通費と宿泊費は経費ではなく自費となりますが、これで津軽鉄道のイベントに参戦できるのならば、逃す手はないでしょう (´ω`*)ソウネ。・・・というわけで今回は久々の出張鉄で、青森の津軽鉄道を訪れることにしました (/*´∀`)o レッツラゴー♪。


10月31日(土)

出発日となった土曜日の夜、旅装した私が立っていたのは東京駅の東北新幹線ホーム・・・ではなく、東京タワーのお膝元にある浜松町のバスターミナル ( ̄△ ̄;)エ?。そう、実は今旅で現地までの往路に私が選んだのは、このバスターミナルから出る、弘前経由五所川原(ごしょがわら)行きの夜行バス、「ノクターン号」です (゚ー゚*)バス?。私にしては珍しい夜行バス利用、しかも交通費は出張経費で賄えるというのに、あえてこの選択をした理由とは・・・ σ(゚・゚*)ンー。

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津軽鉄道が走る青森へと向かうのに、
私が選んだ交通手段は・・・なんと、夜行の高速バス。
京急バスと弘南バスが共同で運行する「ノクターン号」は、
東京と弘前・五所川原の間を約10時間で結びます。
( ̄  ̄;)10ジカン…。
▲15.10.31 東京・浜松町バスターミナル

目的の路線である津軽鉄道が走るのは、その名の通り青森県北西部の津軽半島で、起点は半島の付け根に位置する五所川原 (・o・*)ホホゥ。東京からその五所川原へ行くのに、鉄道を使った一般的なルート(最短ルート)は、東北新幹線の「はやぶさ」で一気に新青森へ行き、そこから奥羽(おうう)本線と五能(ごのう)線を弘前の手前にある川部(かわべ)で乗り継ぐというもので、これだと乗り継ぎ時間によって多少の差はありますが、東京~五所川原の所要時間は大体4~5時間 ( ̄  ̄;)5ジカン…。東北新幹線の延伸によってだいぶ時間が短縮されたとはいえ、やはり津軽の地は遠いですね・・・σ(・ω・`)トオイ…。ちなみに東京を6時32分に発車する朝イチの「はやぶさ1号」に乗ったとしても、五所川原へ着くのはお昼近くの11時57分。これではせっかくの津軽鉄道イベントが半分も楽しめません (゚ペ)ウーン…。かといってイベントのために前泊すると、出張の前入りと合わせて二泊となり、自腹で払わねばならない宿泊費がちとキビシい(私は前週にも山口へ泊りがけの遠征に出かけてしまっていることで、フトコロが寂しいのよ・・・(^^;)ゞポリポリ)。前泊せずにイベント日の朝に津軽へと着く方法、一昔前ならば夜行急行の「津軽」や寝台特急の「あけぼの」などがありましたが、今や東京から東北へ鉄路で向かう夜行列車は皆無となり (つω-`)サミシ…、そこで今回は夜行バスの利用となったのです (´ω`)ナルヘソ。「ノクターン号」の座席は独立した三列配置で、私が指定された席は左の窓側。幸い、後ろの席に客はいなかったので、リクライニングをフルに倒してゆったりと過ごすことができました ( ̄▽ ̄*)ラクチ~ン♪。それでも慣れないせいか、あまり眠れなかったけれどね・・・(*´0)ゞ。oOフワァァ…。


11月1日(日)

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「ノクターン号」の途中休憩は
紫波SA(岩手県)の一カ所のみで、朝5時ごろ。
(*´0)ゞ。oOフワァァ…。
ひんやりとした東北の空気が頬に当たります。
ちなみに、カメラをトランクに入れてしまったので、
これはスマホ撮り []o(・_・*)パシャ。

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弘前に停車したのち、
一般道を五所川原へ向かう「ノクターン号」。
その車窓からは、津軽のシンボル岩木山と
沿道のリンゴ畑が臨めます (゚∀゚)オッ!。
今日の空はちょっと雲が多めですね・・・。

夜通しで東北道を北上してきた「ノクターン号」は、すっかり明るくなった朝8時前に目的地の五所川原市内へと入りました (゚∀゚)オッ!。時刻表によると五所川原駅前の到着時刻は8時15分。これだと同駅8時10分発の津軽鉄道(3列車)へ乗り継ぐのはムリだな (・ε・`)オシイネ…・・・と、考えて旅程を立てて来たのですが、実際にバスが五所川原駅前に到着したのは8時05分で、10分もの早着 (=゚ω゚=;)マジ!?。鉄道ではあまり考えられないことですが、バスではこういうこともあるのですね(逆に遅れることもあるけれど)。これならば、8時10分発の列車に乗ることができそうです (´¬`)ラキー♪。

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朝の五所川原駅前に到着した「ノクターン号」。
 (・ω・)トーチャコ。
時刻表にあった定刻よりも10分ほどの早着でした。
写真の左手に見えるのがJR五能線の五所川原駅。
▲15.11.1 五能線 五所川原

浜松町バスターミナル2215-(京急バス ノクターン号)-五所川原駅前0805(定刻より10分早着)

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こちらが津軽鉄道の津軽五所川原駅。
駅名に「津軽」が付きますが、
五能線の五所川原とは隣接した位置にあります。
▲15.11.1 津軽鉄道 津軽五所川原

津軽鉄道、通称「津鉄(つてつ)」は、JR五能線と接続するここ津軽五所川原から、文豪・太宰治の出身地として有名な金木(かなぎ)を経て、津軽半島の中央部にある津軽中里までの20.7キロを結ぶ、非電化単線のローカル私鉄です (・o・*)ホホゥ。そして極寒の地を走る同鉄道の名物と言えば、今や全国的にも有名となった、冬場に客車内でダルマストーブを焚く「ストーブ列車」(゚∀゚*)オオッ!。今年も来月の12月1日から翌年3月31日まで、一日に二往復が運行される予定となっています (*´∀`*)アッタカ~イ♪。そんな津鉄名物「ストーブ列車」の一足早い特別運行をはじめ、貴重なラッセル車(除雪車)の走行、展示など、まさにファン垂涎の企画が盛りだくさんに組まれたのが、今回のお目当てである「津軽鉄道・開業85周年記念イベント」です (゚∀゚*)オオッ!。

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駅の構内にはこの日に行われる
「開業85周年イベント」の内容が貼られていました。
今日の日曜日(11/1)はイベント二日目です。

このイベントは前日の土曜日から行われていますが、私が参戦できるのは二日目の日曜日のみ(ちなみにソネ鉄仲間でおなじみの「やまびこさん」は、初日から参加されていたようです。さすがですね (^^))。まずはこの日に行われるイベントの主な内容・・・というか、運転される予定のイベント列車を張り紙(上写真)でチェックします σ(゚ー゚*)ドレドレ。8時過ぎに五所川原へと着いた私は、いちばん上に書かれた「7:08~7:53 復刻通学列車運行」(ストーブ列車用の旧型客車を使った通学列車の復刻版)には間に合いませんでしたが (・ε・`)シャーナイネ、二番目の「9:05~9:39 季節外れの除雪列車運転」(いわゆるラッセル車)以降は撮影ができそうです (゚∀゚)オッ!。それにしてもこの日程表、ざっくりとした時刻は書いてあるけれど、運転区間の表記がありません σ(・ω・`)ウーン…。実はこれと同じものを私は事前に津鉄のHPでも見ていて、詳しい運転区間が知りたかったところなのですが、「詳しくは85周年記念イベントの特設ページを参照」となっていたリンク先がサーバエラー(?)でまったく繋がらず (゚ー゚?)アリ?、結局は運転区間がハッキリしないままに、ここまで来てしまったのです (・ω・)キチャッタ。でも、まあ運転区間が書いていないけれど、ふつうに考えれば津軽五所川原9時05分発、津軽中里9時39分着ってことなのだろう・・・と、思い込んだ私 (´・д・`;)ダイジョブカ?。そこで当初の予定では8時15分にバスで五所川原へ着いたあと、次の下り列車は五所川原9時35分発(5列車)までないので、歩いて五所川原と隣駅の十川(とがわ)の間にある撮影地へ向かい ε=ε=ε=┌(*・_・)┘テクテク、五所川原9時05分発のラッセル車を迎え撃つつもりでした 【◎】]ω・´)パチッ!。でも、バスは五所川原へ8時05分に到着・・・私はラッキーとばかりに急いで窓口で一日乗車券(85周年記念の特別版)を購入し、改札が始まっていた8時10分発の列車へと飛び乗りました ε=(;゚д゚)ノ ノリマツ!。

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改札では地方民鉄応援プロジェクトのマスコット、
コルゲンのケロちゃんがお出迎え。
(´▽`*)ケロチャソ♪

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津軽五所川原のホームに待機していた、
津鉄のディーゼルカー、津鉄21型。
津軽鉄道=ストーブ列車と
思っていらっしゃる方も多いみたいですが、
ふつうの列車は一般的なディーゼルカーでの運転です。
σ(゚.゚*)ソーナノ?。
▲15.11.1 津軽鉄道 津軽五所川原

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乗車前に津軽五所川原の窓口で購入してきたのは、
イベント期間のみで限定販売されていた、
「開業85周年記念 津鉄フリーパス」。
1500円で全線が一日乗り放題となるお得なパスです。
ちなみに五所川原~津軽中里は
普通乗車券で片道850円ですから、
単純に往復するだけでモトが取れちゃいます。
(´艸`*)オットク~♪。

バスが定時到着だと乗れなかったはずの列車に運よく間に合ったのならば、徒歩では行くことができなかった区間の場所など、もっと撮影ポイントをよく吟味すべきだったのですが σ(゚・゚*)ンー、私は事前に調べた光線状態などを踏まえて、結局は予定通りに五所川原からわずか一駅の十川で下車 ε=(*・ω・)ノ オリマツ!。今になって思えば、これではせっかくの列車が、歩くよりは楽という程度の恩恵でしかありませんでしたね・・・(^^;)ゞポリポリ。それでもここでお目当てのラッセル車が撮れれば、全く問題はなかったんです (*`д´)=b OK牧場!。

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せっかく間に合った列車に、乗車時間はわずか2分。
(・ω・ノ)ノ ミジカッ!
私が降りたのは津軽五所川原から一駅目の十川。
三角屋根の待合室があるだけの無人駅です。
▲15.11.1 津軽鉄道 十川

津軽五所川原0810-(津鉄3)-十川0812

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十川駅のすぐ西側に架かるコンクリ橋が撮影地。
ちなみにこの下を流れるのは漆川という川ですが、
すぐ近くで分岐する支流が十川という名なのだそうな。
( ̄。 ̄)ヘー。

十川の駅から歩いて5分ほどで、予定通りの撮影地となるコンクリート橋へとやってきました ε=ε=ε=┌(*・_・)┘テクテク。ここは五所川原の駅からでも徒歩20分ほどで到達が可能な津鉄のお手軽撮影地です(前日に到着したやまびこさんも、まずはここで撮影をしていましたね(笑))。無機質なコンクリ橋というのがローカル線としての風情にちょっと欠けるけれど (゚ペ)ウーン、当初の五所川原から歩いてくる計画では、ここくらいしかスッキリとした撮影地がヒットしませんでした σ(・∀・`)マ、イッカ。午前順光のポイントなので日差しを期待するも、空は厚い雲に覆われて、吹く風も東京よりずっと冷たい 。早くも北国の洗礼を受けた気分です 彡(((+ω+)))彡 サブッ。晴れ運の方は前週の山口遠征で使い切っちゃったかな? (´ω`)ドーダロネ

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まずは津軽五所川原行きの上り普通列車が通過。
津鉄21型には地元出身の文豪・太宰治の作品を由来にした、
「走れメロス号」の愛称が付けられています。
ε=┌(`・ω・)┘メロス!
▲15.11.1 津軽鉄道 津軽五所川原-十川(後追い)

しばらくすると、津軽五所川原行きの上り普通列車(6列車)が通過 【◎】]ω・´)パチッ!。全線が単線で日中は一時間に一本の列車が運転されている津鉄、時間的に今の列車が津軽五所川原に着くと同時に、交換してラッセル車が発車するんだな・・・と、私は思っていました σ(゚・゚*)ソロソロ?。しかし、いつまでたっても列車が来る気配はありません (・・?)アリ?。通過予定時刻より10分程が過ぎたころ、なんとなく嫌な予感がして今一度スマホで調べてみると []o(・_・*)ドレドレ、ここにきて例の「85周年記念イベントの特設ページ」がサクッと繋がるではありませんか (゚o゚*)オッ!。そしてそこにはちゃ~んとイベント列車の運転区間と時刻が掲載されており、それによるとラッセル車こと「季節外れの除雪列車」のダイヤはというと・・・『津軽中里9:05~金木9:19-9:25~津軽中里9:39』 ∑(゚゚;)エッ。・・・五所川原始発じゃないじゃん il||li_| ̄|◯il||li 。 なんとラッセル車の運転区間は、起点で車庫のある五所川原から津軽中里までの片道ではなく、終端の津軽中里から途中駅の金木まで往復するというもの Σ(゚□゚*)ナニーッ!!。これは私にとって全くの予想外でした。ああ、なんてこったい・・・(´д`;)トホホ (たしかにタブレット閉塞の単線で、この時間帯の全線を片道で走る臨時スジが引けるのかという疑問は感じていたのですが、あの張り紙の時刻の書き方を見て、まさか中里から来て金木で折り返すとは思いもしませんでした ^^;)。まあ考えてみれば、もともとラッセル車がこの時間に津軽中里〜金木という運転区間だと、もしバスが定刻の8時15分に五所川原へ着いていたとしたら、結局は撮れなかったものでした σ(・ω・`)タシカニ。そう思えば諦めもつきそうなものですが、でも実際はバスが早着して、五所川原8時10分発の列車に間に合った。あのまま列車に乗って十川で降りずに金木よりも先へ向かっていれば、撮れなかったはずのラッセル車が撮れたという、超ラッキーなことになっていたんです (・ε・`)チェ。そう思うと、せっかく与えられたビッグチャンスを、みすみす逃してしまった気分・・・ヾ(´Д`;)アア…。自分の確認ミスが大きな要因とはいえ、なんだか出ばなをくじかれたような、モヤモヤとした津鉄撮影のスタートとなってしまいました (´・ω・`)ショボーン。何にせよ、もうこの十川で待っていたって仕方がないので、次の列車に乗って移動します 。。。(((lll _ _)トボトボ。

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十川から再び下り列車の津軽中里行きに乗車。
このころには天気が少し回復し、
岩木山も姿を見せてくれました。
▲15.11.1 津軽鉄道 十川

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津鉄には沿線の見所や観光案内をしてくれる
アテンダントさんが乗務し、
乗客のひとりひとりへ丁寧にお声がけをしてまわられます。
この列車の担当はみっちょんさんでした。
(*⌒▽⌒)コンニチハ♪
「十川から乗ってこられる観光客さん(地元の方ではない)は、
珍しいですね〜」って言われちゃった (^^;)ゞポリポリ。
(許可を得て撮影、掲載しています)

乗務しているアテンダントさん(津軽半島観光アテンダント)の笑顔に迎えられて乗車した、津軽中里行きの下り列車 (*⌒▽⌒)コンニチハ♪。気を取り直して津鉄の旅を楽しみます (*・ω・)ノ゙チワッス。この津軽鉄道に私が訪れるのは、2012年のちょうど同時期(10月末)に訪れて以来、三年ぶりのこと。拙ブログに長くお付き合いいただいている方はご記憶にあるかもしれませんが、何を隠そうこの津鉄こそ、その三年前に私が日本の鉄道路線の全線完乗(鋼索線を除く)を果たした、最後の一線でした。あの時はなるべく意識しないようにしていても、やっぱり独特の緊張感を持って乗っていた気がするなぁ・・・ ( ´_ゝ`)フーン。もちろん今回は何の緊張も無くのんびりと、素朴な津軽の車窓風景を眺めます (´u`*) ノホォォン(ちなみにこの5列車には、途中の深郷田からはやまびこさんも乗られていたみたいです。超ニアミス(笑))。

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下り列車は後方に岩木山を眺めながら進みます。
雲の多いお天気ですが、
アテンダントさんによると、
前日のイベント初日は小雨混じりだったそうなので、
今日はまだいい方だとのことです。
▲15.11.1 津軽鉄道 嘉瀬-金木(後方の車窓から)

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太宰治の故郷で有名な金木は、
津鉄全線で唯一の交換可能な中間駅。
「季節外れの除雪列車」として運行されたラッセル車は、
この駅で折り返しちゃったんですね・・・(´・ω・`)ショボーン。
▲15.11.1 津軽鉄道 金木(後方の車窓から)

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春には桜の名所で知られる芦野公園駅も、
今はすっかり秋色 (’-’*)アキ…。
北東北の紅葉のピークはすでに過ぎた感じです。
▲15.11.1 津軽鉄道 芦野公園(後方の車窓から)

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そして珍駅名の「深郷田(ふこうだ)」。
勘違いによりラッセル車を撮り逃した私は
「不幸だ!?」アヒャヒャヒャ(゚∀゚≡゚∀゚)ヒャヒャヒャ。
▲15.11.1 津軽鉄道 深郷田(車窓から)

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津軽の地をのんびりと走り、
十川から30分ほどで終点の津軽中里に到着。
 (・ω・)トーチャコ。
ここは私が全線完乗を果たした、
思い出深き終着駅です。
▲15.11.1 津軽鉄道 津軽中里

十川0937-(津鉄5)-津軽中里1011

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民鉄最北端の終着駅、津軽中里。
構内には物産販売なども行なわれる地域の交流施設
「駅ナカにぎわい空間」が併設されています。
ここで行われる人形劇は地域の伝統芸能なのかな?
σ(゚ー゚)キンタマメジョ…?
▲15.11.1 津軽鉄道 津軽中里

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ちなみに、この津軽中里の窓口では、
ソネブロ仲間「sonicさん」の
津軽をテーマにした絵葉書が販売されています (゚∀゚)オッ!。
顔なじみの方の作品が本州北端のこの地にあるって、
なんだかスゴいことだなぁ・・・。

十川から乗った下り列車で私が次にやってきたのは、終点の津軽中里 (・ω・)トーチャコ。今回の「開業85周年記念イベント」のメイン会場です。三年前に訪れた時には私を含め、片手で数えられる程度の下車客しかいませんでしたが、イベントが行われているこの日の中里は数多くの同業者や観光客で賑わっています。それでも、場所が場所だけにドッと人が押し寄せて混雑するということは無く、あくまでも前回に訪れた中里よりは賑やかだという印象を受けた程度で、駅やイベント会場は実にまったりとしたもの (´ー`)マターリ。そしてこのイベントで、いちばんのお目当てと言えば・・・そう、私が撮り逃したラッセル車。「季節外れの除雪列車」としての特別運行を終えたラッセル車は、この中里のイベント会場で展示や構内走行が行なわれているのです (゚∀゚*)オオッ!!。さっそく駅の裏手で開催されているイベント会場へと向かってみると・・・...(((o*・ω・)o

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津軽中里構内の留置線で行われているイベント。
ストーブ列車用の旧型客車や、同社が保有する貨車のほか、
例の「ラッセル車」の姿もあります。
これだけの貴重な車両が展示されていても、
会場はまったりとした雰囲気です(笑)
▲15.11.1 津軽鉄道 津軽中里

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\( ̄^ ̄)/ ジャーン!!
そして、これがお目当ての「ラッセル車」こと、

除雪用貨車キ100形・キ101(+DD352)。
(゚∀゚*)オオッ!!
なんとこのキ101は、
国鉄の前身である鉄道省時代の昭和8年に大宮工場で製造。
昭和43年に国鉄から津鉄へ譲渡された経歴を持つ、
まさに津鉄の重鎮です。

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車体側面で鈍く光る製造銘板、
そこにはしっかりと
【鉄道省 大宮工場 昭和8年】
の文字が確認できます。

ラッセル、イタ━━━━ヽ(´∀`)ノ━━━━ッ!!
鈍色の空のもとに佇む無骨なくろがねの車体、実用本意でムダの無いスタイルはまさに質実剛健!ε-(°ω°*)ムフーッ!  昭和8年に国鉄の前身である鉄道省時代に製造されたキ101の勇姿、う~ん、シブい!シブすぎるぞっ!!o(≧▽≦)oシブイッ!! ああ、コイツが本線走行をした「季節外れの除雪列車」、見たかったなぁ・・・σ(・∀・`)ザンネン。ちなみにこのキ100形は車両的には貨車扱いで、単車での自走をすることはできず、後方(非ラッセル側)に動力車となる機関車などを連結する必要があります ( ̄。 ̄)ヘー。製造された鉄道省時代には蒸気機関車と組んで使われていたキ101、今のパートナーはこちらも古株のディーゼル機関車、DD35形・DD352です (゚∀゚*)オオッ!!。そんな貴重なキ101+DD352のラッセル車、残念ながら本線走行シーンは撮れなかったけれど、展示されている姿が見られただけでも、ココまで来た甲斐があったというもの ・:*:・キテ(*ノ∀`*)ヨカッタ・:*:・。

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キ101をサポートするのは、こちらも昭和34年製の古豪、
津鉄オリジナルのディーゼル機関車、DD35形(DD352)。
日本のディーゼル機関車としては初期に製造された車両で、
軸配置B-Bの貴重なロッド駆動式機関車です。
同機は「ストーブ列車」の牽引も担当。

でも、実はここにいるラッセル車、ただの車両展示だけではありません ( ̄△ ̄ )エ?。なんと、構内の側線でわずか200メートルの短距離ながら、体験乗車のデモンストレーション走行が行なわれており、動くラッセル車が間近に見られるのです! w(*゚o゚*)wオオー!! 「季節外れの除雪列車」を撮り逃した私にとって、これは嬉しいフォロー(?)となりました ヽ(´¬`)ノ ワ~イ !!。 そのデモ走行は私が中里に着いた直後から始められ、一般のお客さんを乗せたラッセル車は、構内の側線をで行ったり来たりのピストン運転を繰り返しています イッタリ(゚∀゚≡゚Д゚)キタリ。さっそく私も構内のすぐ脇にある踏切から、そのデモ走行の様子を撮影【◎】]ω・´)パチッ!

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構内の側線で、体験乗車のデモ走行が行なわれた、
キ101+DD352のラッセル車。
構内の200メートルでも、意外とその距離は長く、
望遠レンズを使ってのこんなカットも撮影可能でした。
【◎】]ω・´)パチッ!
レールを軋ませながら重厚な機体が迫ってきます。

短い距離とはいえ、動くラッセル車は迫力満点!。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。これが撮れただけでも大満足です (*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。ちなみにこのラッセル車の体験乗車に参加するには、先着30名、朝の9時頃から中里の駅で配布される乗車整理券が必要で、10時過ぎの列車で中里へ着いた私が体験乗車に参加するのは難しいかと、半ば諦めていました (・ω・`)ウーン…。でも、いちおうダメ元で係の方に聞いてみたところ・・・ σ(・∀・`)ダメカナ? なんと整理券はまだ余っていて、ゾロ目の22番をゲット! ドゾー (*´ω`)つ[22] 。私も体験乗車に参加できることになりました [22]ヽ(´▽`*)ノ ワ~イ♪。 ラッセル車のキ101に乗れるなんて、これは非常に貴重な機会ではありませんか!!(*゚∀゚)=3ハァハァ!

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諦めていたキ101の体験乗車整理券ですが、
先着30人中の22番目を手に入れることができました。
 (σ゚∀゚)σゲッツ!!
これはラッキーです。( v ̄▽ ̄) イエイ♪

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とくに整理券の番号順というワケではなく、
整理券を提示すると案内にしたがって乗車できます。
操縦席と助手席へ座らせていただけるため、
一回の走行で体験できるのはわずかに二人ずつという贅沢さ!
w(゚o゚*)w オオー!
私の番が回ってくると、扉を丁寧に開けて応対していただけます。
「私にも使えるか? σ(゚・゚*)」
「大佐ならウマくやれますよ d(´ー`)」

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乗り込むと車内はこんな感じ。
前述したようにキ101そのものに動力源は無いので、
意外とあっさりとしています。
なんだか鉄道車両というよりも船のようですね。

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一段高いところにある操縦席。
窓に組み込まれた円形の旋回窓が目をひきます。
当然、運転系の操作機器は無く
手前に見えるブレーキのようなレバーは
除雪翼の操作レバー。
上に並ぶのは灯具類のスイッチなどです。
「コ、コイツ・・・動くぞ! (`・д・´;) 」

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こちらは前照灯のスイッチ (*・∀・)σ ポチットナ。
ナショナルのマークがまたシブいですね。
「武器は・・・武器は無いのか? (・ω・´)」
・・・ありません。

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そして座席からの眺め。
意外と旋回窓からの視界は良好です。
私が座ったのは向かって左の助手席側。
さあ、進路クリア!
「あおたけ、行きまぁぁぁす!
(゚Д゚#)」

誘導されて操縦席に座ると、係の方がまずはキ101の汽笛を一声 パァァァーー( ̄▽ ̄3)ーーン!!。するとすぐに後方の動力車となるDD532の方からも応答の汽笛が返されます (゚∀゚)オッ!。直後に動き始めた列車はいったん後方へバックし、200メートルある体験線(構内側線)の南端へ o(- ̄*o))))...バック。そこから今度は私が乗ったキ101を先頭に、体験線の北端へ一気にGO!(*・o・)/ Go!。 その迫力ある激走っぷり(と言っても、実際の速度は10キロ程度)を写真に表したくて バビューン!!-=≡Σ(((⊃゚∀゚)つ、カメラのシャッタ−スピードを遅めの設定で流れた前面展望を撮ろうとしたものの、意外とキ101の乗り心地はタテ揺れが激しくて、ヒドいブレブレ写真を連発 ((((´д`;))))ガタガタ。慌ててシャッターを速めに変更して、なんとか見られるようなカットとなったのが上の一枚です(いちおう左端のホームが少しだけ流れている(笑))。昭和ヒト桁、鉄道省時代に生まれた貴重なラッセル車、キ101。それが動いた状態の操縦席に座れたなんて、ホントに夢のようなひと時・・・゚+。感:.゚(O*p´∀`q*)゚.:激。+゚。あっという間に走り終えて降車したあとも、私はしばらく興奮がおさまりませんでした ε-(°ω°*)ムフーッ!ムフーッ!! ヾ(´∀`;)モチツケ…

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体験乗車を終えたあとにいただいた、
「ラッセル車 キ101 乗車証明書」。
いい記念になりました (*'∀'*)アリガ㌧


さて、ラッセル車の体験乗車とその撮影を存分に満喫した私 (*⌒∇⌒*)マンキツ♪。このあとは午後に本線で運転されるイベント列車を撮るために、沿線の撮影地へと繰り出すつもり・・・なのですが、すでにここまでの話で記事が相当に長くなってしまったので、さすがに今回は前・後編の二回に分けたいと思います m(_ _)m。

 
 
 
というワケで・・・後半へ続く(まる子のナレーション風にw)
 
 



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