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東京都電・・・たてもの園 7514号 見学記 [鉄道写真撮影記]

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2015.11.21 東京都電
在りし日に思いを馳せて・・・Ⅱ
江戸東京たてもの園 夜間公開
都電7514号 見学
 
  

週末は勤労感謝の日の祝日を含む三連休 (゚∀゚)オッ!。でも私はと言えば、10月末の山口、そして今月アタマの青森と遠征が続き、たとえ航空マイレージの利用や交通費の出る出張鉄で現地までの大まかな足代が浮いても、こまごまとした移動や宿泊、それに食事などでけっこう出費がかさみ(とくに私の旅は、エンゲル係数が高いんだよね ^^;)、この給料日前の連休には遠出できるような経済的余裕などありません。まさに超緊縮財政 (´д`;)ボンビー…。それに加え、この連休中には大相撲の千秋楽や、サッカーJリーグのJ1、J2それぞれが最終節を迎えるなど、個人的に目の離せないスポーツが目白押しだったこともあり(J2の結果については触れずに、そっとしておいてください・・・(つω-`。)グスッ…)、私は連休をおとなしく近場で過ごすことにしました (・ε・`)シャーナイネ。
そんなヒマを持て余している連休中に、ウチからそう遠くないところで開催される、ちょっと面白そうなイベントの告知をネットで発見 (=゚ω゚=)ンン!?。それは東京都小金井市にある「江戸東京たてもの園」にて、この連休中に限り閉園時間を延長し、特別に夜間の園内開放を行なうというものです (゚∀゚*)オオッ!!(通常の開園時間9:30~16:30のところを、20:00まで延長)。私はこういう夜間ライトアップとか夕暮れ撮影会など、ふだんとは違った雰囲気が楽しめるようなイベントが、けっこう好きなんですよね~ (・∀・)イイネ!。小金井のたてもの園ならばウチからチャリンコ(自転車)で行ける距離だし、園内の入場料は400円とフトコロにも優しい (´艸`*)オヤスィ。そこで私は、そのたてもの園の夜間公開イベントを、ちょっくら覗いてみることにしました m9(´∀`●)イッテミヨー!!。え?今回は鉄ネタじゃないのかって? σ(゚・゚*)ンー それは・・・行ってのお楽しみ♪


11月21日(土)

連休初日の土曜日。お目当てとなる夜間公開イベントだけに的を絞り、私は大相撲のテレビ観戦を終えた午後6時過ぎに家を出ます (/*´∀`)o レッツラゴー♪。たてもの園のある小金井公園までは、ウチから自転車で順調に走ること30分ほどで到着。ちなみに、私は自転車で来ましたが、公共交通機関でのアクセスはJR中央線の武蔵小金井、もしくは西武新宿線の花小金井が最寄駅となり、そこからバスで5分ほどのところにあります。

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東京都小金井市の小金井公園内にある
江戸東京たてもの園」。
そのメインゲートとなるビジターセンターの建物は、
1940年に皇居前広場で行なわれた
紀元2600年記念式典のために建設された式殿で、
1941年に小金井公園へ移築。
その際に光華殿と命名されました。

「江戸東京たてもの園」は、再開発や老朽化などにより当地での現存が不可能な状態にある、文化的価値の高い東京都内の歴史的建造物を当園内に移築して復元・保存。その名の通り建物の展示を通して歴史や造りを学べる文化施設です (・o・*)ホホゥ。現在保存されている復元建造物は30棟で、江戸時代の農家や明治時代の洋館、大正・昭和初期の商店などが園内に建ち並び、外観はもとより、大半はその内観も公開されています ( ̄。 ̄)ヘー。建造物の知識に明るくない私からすると、それらで構成された園内の町並みは映画やドラマのセットのような印象も受けますが、それはそれで見ていて楽しい (´▽`*)タノスィ♪。また、今回の見どころである夜間ライトアップは、古い建物の趣や味わいがより強調されるように感じて、とてもいい雰囲気です (´ー`)イイネ。 それではちょっと園内を巡ってみましょう(ちなみに、これから写真で紹介する建物等の説明は、ほぼパンフレットを丸写ししています σ(゚ー゚*)コピペ…。私は建造物に関してはまったく解りませんので、あしからず・・・m(_ _)mスンマソン)。

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移築された歴史的価値のある建造物が建ち並ぶ園内。
そのなかでも商店が軒を連ねる下町中通りは、
多くの見物客で賑わいを見せています。
右は昭和初期に建てられた荒物屋さんで、
銅板が建物正面を飾っているのが特徴です
(・o・*)ホホゥ
奥は同じく昭和初期に建てられたお花屋さん。

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こちらは大正期に開業した老舗のお醤油屋さん。
庇の下の腕木とその上の桁が特徴の「出桁造り」
といわれる建物です σ(゚ー゚)ダシゲタ?。
右隣には立派な蔵も併設されています。

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江戸時代後期に建てられた農家(天明家)。
江戸時代に鵜ノ木村(現在の大田区鵜ノ木)で
名主役を勤めた旧家です。
正面に千鳥破風を持つ母屋に高い格式が伺えます。
σ(゚ー゚)チドリハフー??。

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時期的にはちょうど紅葉が見頃となり、
色づいた木々と趣ある建物のコラボも楽しめました。
この建物は昭和初期に建てられた化粧品屋さん(小間問屋)。
人造石洗い出しでイオニア式の柱を持つ
モダンな造りとなっています。
σ(゚ー゚)イオニア???。

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中通りの中央にでーんと構えるのは、
神社仏閣を思わせる大型の唐破風を持つ立派なお風呂屋さん。
そう言えば私は子供の頃、千住(足立区)に住んでいた祖父に、
こんな感じの銭湯に連れていってもらった覚えがあるな・・

(
*´ω`*)ナツカシス
などと思い出しながら説明板を読むと、
なんとこの銭湯はまさに千住から移築されたものだとか

(゚∀゚*)オオッ!
!
でも残念ながら、私が入った銭湯とは違うお風呂屋さんでした。

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大半の建物は実際に中へ入って、
内部を見学することも可能になっています。
お風呂屋さんと言えば、やっぱり富士山の壁画ですよね
~。
(´ー`*)フジサン♪
ちなみにここでは男性が女湯を、
女性が男湯を見学することもできます(笑)。
女湯の方が浴槽は浅いっていうのを初めて知りました。
あ、もちろんお湯は入っていません。

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こちらは中通りの入り口に建つ一般住宅(植村邸)で、
先出の荒物屋さんと同様に建物の前面を銅板で覆った
看板建築の特徴をよく表しています (・o・*)ホホゥ。
ん?その向こうに見えるのは、もしや・・・(=゚ω゚=*)ンン!?

園内の歴史的建造物を眺めながら順路を進み テクテクε=ε=ε=┌(*・∀・)┘、商店などが建ち並ぶもっとも賑やかなエリアを通り抜けると、貴重な銅板建築住宅の先に見えてきたのは、なんと黄色い路面電車!(゚0゚*)ハッ!!・・・な~んて、いかにも偶然見つけたような書き方をしていますが、実際は入場と同時に園内の案内図でその位置を確認して私が真っ先に向かったのは ε=┌(;゚д゚)┘コッチダ!、東広場に展示されている黄色い路面電車こと「東京都電7500形・7514号」(゚∀゚*)オオッ!!。そう、今回の夜間公開に訪れた私のお目当ては、このたてもの園に静態保存されている都電7514号でした (´ω`*)ナルヘソ。園内の展示物に撮影禁止などの制限はないので、さっそく一枚パチリ 【◎】]ω・´)パチッ!。

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日が暮れた電停で発車を待つ都電7514号。
ヘッドライトが点灯し、出発準備は万端です!
m9(`・ω・´)シュパーツ!
・・・って、まるで今にも走り出しそうな雰囲気。
▲東京都小金井市 江戸東京たてもの園

夜のたてもの園で、都電が撮れましたヽ(´▽`*)ノ ワ~イ♪
夜間公開に際しては、この都電も前照灯や行き先表示器、室内灯などを点灯した状態で公開され、その姿はまさに現役時代さながら w(゚o゚*)w オオー!。以前に拙ブログでご紹介した横浜市久良岐公園の横浜市電1156号もそうでしたが、たとえ走ることはない静態保存の電車でも、灯具類が点灯するだけで生命が蘇ったように感じます。う~ん、シブくていい雰囲気だなぁ・・・。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。ただ、ちょっと気になるのは室内灯の色 σ(゚ー゚*)イロ?。照明による室内の劣化を防ぐためなのか、それとも蛍光灯の色をあえて昔の白熱灯に再現したいためなのかは解りませんが、どうも見ても不自然な黄色さで、写真に撮ると模型のようにも見えてしまいます ( ̄△ ̄;)タシカニ…。そこでためしに上の写真をモノクロに変換してみると・・・(`・д・´ノ)ノ チェイング!

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PCでモノクロに変換してみた同カット。
7514号のレトロさも相まって、このほうが自然な感じ?
(´ω`)ドーダロネ

お!(゚∀゚)オッ! モノクロにしたことで室内灯の不自然さはなくなり、いっそう往時の雰囲気に近づいた・・・ようにも感じます (´ω`)ソオ?。あくまでもモノクロ変換はお遊びですが、こんな楽しみ方も面白いですね (゚∀゚)アヒャ☆。ところでこの写真の角度、車両的な記録ならばもう少し正面気味からのシチサン(車体の見え方が側面7・前面3の割合で撮る編成写真の基本)で撮りたいところなのですが σ(゚ー゚*)シチサン…、実はこれよりも正面寄りから撮ると前照灯の光量が強すぎて、まさに撮り鉄用語でいう「ハイビー(ハイビーム)撃沈」状態 (つ▽≦;)マブシッ!。顔が見える角度としてはこのくらいが限界なのでした (・∀・`)シャーナイネ。それでもまだちょっとフレア(レンズ内の光の反射現象)が出ちゃっています・・・。

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ホントはこのくらいの角度がしっくりとくるのですが、
正面気味に撮るとヘッドライトが強すぎて

こんな感じに・・・(つ▽≦;)マブシッ!。
まさか静態保存車でハイビー撃沈とはね

 ヒャヒャヒャ(゚∀゚≡゚∀゚)ヒャヒャヒャ。

まあ、室内灯の色や前照灯の強さなどがちょっと気になるところではあるけれど σ(・∀・`)ウーン、こうやって現役時代と変わらないような美しい状態で保存されていて、しかも夜間公開という場までも設けてもらえているわけですから、ありがたいことだと思いましょう 人(--*)アリガタヤ…(・・・と言いながらも、来場者アンケートに「できるのならば、都電のライトの光量をもう少し弱くしてほすぃ」と書いたのは、ここだけのハナシ ^^;)。

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横から撮る分にはヘッドライトの影響をあまり受けません。
別角度から撮ったこの一枚、
都電の奥に見えるのは先出のお風呂屋さんで、

こんな情景を見ると思わず、
「ALWAYS 三丁目の夕日」のテーマソングが、
脳内でヘビロテしてしまいます。

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建造物と同様、都電も車内に入ることができます。
板張りの木床が懐かしいですね~ (*´ω`*)ナツカシス。
座席に腰掛けて耳を澄ませると、
床下からツリカケ駆動のモーター音が聞こえてきそう・・・。
グヴゥゥゥゥ━━( ̄- ̄ 3)━━━━ン…。
(車内のカットは黄色みがあまりにも強く、
目がチカチカしちゃうので (*_*;)チカチカ、
モノクロに変換して掲載しています)

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ブレーキハンドルはないけれど、
運転台も現役時代のままの様子。
昔の路面電車らしいシンプルな造りですね。

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車内に貼ってあった系統案内図。
この案内図は渋谷を起点に運行されていた、
青山営業所のもののようです  ( ̄。 ̄)ヘー。
東京都電は最盛期に41系統が存在し、
その総延長は213kmにも及びましたが、
自動車の増加による運行の困難などを理由に、
1967年から72年にかけて181kmの区間が廃止され、
現在は三ノ輪橋(荒川区)と早稲田(新宿区)を結ぶ
荒川線のみが存在しています。

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かすれているものの、
なんとか文字が読み取れるメーカーズプレート。
7514号は1962年に新潟鐵工で製造され、
青山営業所、柳島営業所を経て、荒川営業所へ。
晩年は荒川線で活躍し、1977年に廃車となりました。
ちなみに左側にチラッと写り込んでいるのは、
前面方向幕のハンドル。
動かないように固定されていますが、
どんな行き先が入っているのかちょっと気になりますね
σ(・∀・`)キニナル…。

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その前面に掲げられた行き先方向幕は
東側が渋谷で、西側が新橋を表示。
これは1962年から67年まで同車が渋谷~新橋を走っていた
青山営業所時代の⑥系統を再現しています。
また、今記事のタイトルに使ったカット
⑥系統の側面に掲げられたサボ(方向板)です。

横浜市電に続く保存電車巡りの第二弾・・・というワケではなく、たまたまウチの近くで面白そうなイベントをやっていたので、ためしに訪れてみたと言った感じのたてもの園夜間公開でしたが、そこにあった夜の都電は予想以上にマニア心をくすぐるいい雰囲気で (*゚∀゚)=3ハァハァ!、思わず撮影にも力が入ってしまいました【◎】]ω・´)パチッ!。来園者の邪魔にならなければ三脚の使用も認められているということで(ただし建造物内や庭園などでは使用不可)、見物人などがあまり写り込まないようにじっくりとアングルを見定めて都電の撮影をしていると、あっという間に時間は過ぎてゆき、気が付けば閉園30分前のアナウンスが・・・( ̄▽ ̄;)ア…。実はこの時点でまだ都電しか見ていなかった私は、慌ててほかの建築物(先に紹介した写真ね)を見学に回ったのでした ε=ε=ε=┏(;´∀`)┛。

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ラストカットは月夜のもとに佇む黄色い都電。
お天気にあまり恵まれなかった連休でしたが、
初日の土曜日は月が顔を出してくれました (^^)。

 
  
 
  

ところで都電と言えば・・・σ(゚ー゚*)トデソ… 現在、西早稲田(東京都新宿区)のアートギャラリー「のびのび荘」にて、ソネブロ仲間で画家のsonicさんが参加されるグループ展、「そこはかとなく、東京」が開催中(~11/30)。そこでのsonicさんの個人テーマは、ズバリ「都電荒川線」(゚∀゚*)オオッ!!。先日に私も訪れましたが、sonic画伯らしい目線で描かれた臨場感あふれる作品の数々はどれも素晴らしく、なかでも画伯渾身の一作「荒川線巻絵」は迫力満点で見応えがありました (゚Д゚*)スゲー!!。また、ほかの三人の作家さんもそれぞれに独特な表現で東京というテーマを作品で表していて、全体をひとつのテーマとして見た時の融合感も味わい深かったです (^^)。

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西早稲田のアートギャラリー「のびのび荘」(´▽`*)ノビノビ。
オーナーさんが営む雑貨のセレクトショップが併設された、
ちょっと楽しい空間のギャラリーでした。



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