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冬の18旅 その3・・・阪堺上町線 住吉公園 訪駅記 [鉄道旅行記]

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2015.12.28~30
冬の青春18きっぷ、グダグダ旅 (´д`;)
その3
もうすぐ見納め、「日本一終電の早い駅」。
阪堺電気軌道上町線 住吉公園 訪駅
 
  

前回からの続きです。
一枚で5回分、JR全線の普通・快速列車が一日じゅう乗り放題となる、「青春18きっぷ」 (´艸`*)オットク~♪。その三回目を使って私が東京から目指したのは、富士山と駿河湾、そして東海道線の列車が一望できると言う絶景撮影地、静岡の薩埵峠でした (´▽`*)フジサン♪。ところが、この日の富士山はご機嫌ナナメで雲隠れ (≡"≡;*)ミエナイ…。富士山が見えてナンボの薩埵峠で、富士山の見えない景色を眺めると言う、なんともしょっぱい結果になってしまいました (´д`;)トホホ。しかし、静岡へ訪れた私を一日にわたってアテンドしてくださった、静岡在住のソネブロ仲間「hanamura師匠」の見事なリカバリーによって (*`д´)=b ダイジョブ!、名刹・清見寺を拝観したり (・o・*)ホホゥ、静岡鉄道の車両基地を覗き見したり (「゚ー゚)ドレドレ、さらには名物の「しぞ~かおでん」を食べたりと 串ヽ(゚д゚)ウマー!、薩埵峠以外のところで静岡の名所(?)めぐりを存分に楽しみ、私は大満足の気分で静岡をあとにしたのでした ヨカッタ♪(*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。ありがとうhanamura師匠!<(_ _*)> アリガ㌧・・・って、あれ?乗ったのは東京方面の上り列車ではなく、逆方向へ進む浜松ゆきの下り列車!?(゚ー゚?)アリ? いったい私はどこへ向かうのか・・・。

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hanamura師匠に見送られて静岡から私が乗ったのは、
東海道線の下り普通列車、浜松ゆき
(=゚ω゚=;)ハママツ!?
ロングシート(トイレ無し)の211系でした。
▲15.12.28 東海道本線 静岡

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浜松で乗り継いだ豊橋ゆきは313系。
ε=┌(;゚д゚)┘ノリカエ!
こちらもロングシートの編成でした。
わずか5分しか接続時間がない浜松での乗り換えで
私は駅のお手洗いに寄ってしまったところ、
座席は全て埋まってしまい、
この浜松~豊橋はずっと立ちっぱでした (´д`;)アウ…。
まあ30分程度だけどね。
▲15.12.28 東海道本線 豊橋

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豊橋でさらに快速の米原ゆきへと乗り継ぎます。
ε=┌(;゚д゚)┘ノリカエ!
これも一本前と同形式の313系ですが、
こちらは乗り心地がいい転換クロスシートの編成でした。
ボックス(σ゚∀゚)σゲッツ!!
編成が長いこともあって、ここでは無事に座席を確保。
東海圏から中京圏へと入ってきた私。
目的地は名古屋か? σ(゚・゚*)ナゴヤ?
▲15.12.28 東海道本線 豊橋

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いや、名古屋では下車せずに
米原ゆきの列車を終点まで乗り通し、
同駅でさらに西の方へと向かう
新快速の姫路ゆきに乗り継ぎます。
ε=┌(;゚д゚)┘ノリカエ!
車両は223系で、もちろん転換クロスシート。
ボックス(σ゚∀゚)σゲッツ!!。
▲15.12.28 東海道本線 米原

日が傾き始めた15時過ぎに静岡を出て (/*´∀`)o レッツラゴー♪、浜松、豊橋、そして米原で列車を乗り継ぎ ε=┌(;゚д゚)┘ノリカエ!、東海道本線をひたすら西へと向かいます ニシヘ...((((o* ̄-)o。中京圏を通り越して関西圏へと入り、JRの管轄も米原を境にして東海から西日本へと変わりました。もうここまで来ると、目的地まではあと少し・・・そう、実は私が目指していたのは、大阪です (゚∀゚*)オオッ!!。静岡のついでに大阪まで足を延ばした? それとも大阪へ行く途中で静岡に立ち寄った? ぶっちゃけ、自分でもどっちなのかよく解らんのですが ヽ(゚д゚*)ドナイヤネン、とにかくこの日は大阪までたどり着きたかったのです (´▽`*)オオサカ~♪。ちなみに静岡でhanamura師匠にこのあとは大阪まで行くつもりであることを告げたところ、「18きっぷで大阪か・・・んじゃぁ、18時31分に静岡を出る普通列車に乗れば、0時22分に大阪へ着けるから、5時(17時)に開く飲み屋で一杯できますな! 都市圏の18きっぷは終電までOK牧場(終電まで使用可)だし!  (*`д´)=b ボクジョウ!?」って言う「静岡飲みプラン」を提案されたのですが、さすがに大阪到着の時間が午前様というのは翌日のことなどを考えるとちとツラいので、今回は「静岡飲み」を見送り 乂・∀・`)ノージョウ…、余裕を持ったスケジュールにさせていただきました。それでも静岡から大阪までは在来線(東海道線)で約6時間かかり ( ̄  ̄;)6ジカン…、そこからさらに大阪環状線へ乗り換えて、宿泊予約をしたホテルのある天王寺(てんのうじ)には21時過ぎに到着 (・ω・)トーチャコ。この日使用した「18きっぷ」の三回目は、東京~静岡~大阪(天王寺)という結果になりました  (´w`*)ドツカレサン。

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静岡から東海道線を乗り継ぐこと6時間。
ようやくたどり着いた目的地は大阪でした。
(゚∇゚;ノ)ノ オオサカッ!?
忘年会シーズンの大阪駅は夜9時でも賑やかです。
▲15.12.28 東海道本線 大阪

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大阪からは環状線に乗車。
たまたま入ってきた内回り電車は、
なんとも賑やかなラッピングが施された103系でした。
(゚∀゚)オッ!
ちょっぴりラッキーな鉄運♪
(´¬`)ラキー♪
▲15.12.28 東海道本線(大阪環状線) 大阪

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このラッピング103系は、
「TRAIN×ART OSAKA POWER LOOP」という
8両編成の電車に8名のアーティストがそれぞれ
大阪の魅力を描いたラッピングトレインなのだそうです。
 ( ̄。 ̄)ヘー
車体には見事なアート作品が描かれていました
(車内はふつうと変わらず)。

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そんなアート電車で大阪から20分ほど、
今宵の宿泊地、天王寺に到着です。
 (・ω・)トーチャコ
▲15.12.28 関西本線(大阪環状線) 天王寺

静岡1503-(東海道787M)-浜松1615~1620-(957M)-豊橋1656~1701-(快速2543F)-米原1910~1918-(新快速3527M)-大阪2042~2102-(大阪環状1549)-天王寺2123

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大阪市南部の天王寺区にある天王寺駅。
駅を出ると、なにわのシンボル「通天閣」が見えました。
(゚∀゚)オッ!
時刻は夜9時半・・・まだ一杯飲めるかな?
σ(゚・゚*)ンー…
▲15.12.28 関西本線 天王寺付近

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天王寺と言えば、
日本一高いビル「あべのハルカス」!
・・・の脇にある飲み屋さんで一杯。
10時のラストーダーに間に合いました。
ε-(´∀`;)ホッ
名物のどて焼きはもう終わっちゃったけれど、
串揚げが食べられたのは嬉しい♪ (゚д゚)ウマー!


12月29日(火)

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翌朝の天王寺。
大阪環状線のほか、大和路線や阪和線などが発着する、
このターミナル駅から二日目の旅はスタート?
▲15.12.29 関西本線 天王寺

天王寺で迎えた二日目の朝 (*´O)ゞ.。oOフワァ~ア…。天王寺駅は昨晩に乗ってきた大阪市内を回る環状線のほか、奈良方面への関西本線(大和路線)、和歌山方面への阪和線、地下鉄・御堂筋線と谷町線が乗り入れ、さらには近鉄南大阪線の大阪阿部野橋駅も至近に位置する、大阪市南部の一大ターミナル駅です (・o・*)ホホゥ。「18きっぷ」四回目となる二日目の旅は、この駅からスタート・・・ではありません ( ̄△ ̄;)エ?。実はこの日の私の目的となる路線はJR天王寺駅前の道路上にある、もうひとつの小さな駅から電車が発車するのです (=゚ω゚=;)ドウロ!?。

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天王寺駅前のペデストリアンデッキから南側を見下ろすと、
道路上に設けられた駅(停留場)と、
そこに停車している電車の姿がありました。
この路面電車が今回の目的路線です。
(゚∀゚*)オオッ!!
ちなみに現在このあたりでは道路の拡幅工事がまっただ中で、
いずれは同停留場も少しだけ位置を移動するようですね。
▲15.12.29 阪堺電気軌道上町線 天王寺駅前

天王寺駅前の道路、あべの筋にあるホームでぽつんと佇んでいたのは、一両の路面電車 (・ω・)ポツン。そう、この天王寺駅前を発着する路面電車こそが大阪まで来た私のお目当て、阪堺(はんかい)電気軌道の上町(うえまち)線です (゚∀゚*)オオッ!!。おそらく勘のいい鉄仲間さんならばもう、私がこの天王寺という場所に泊まった時点で、その目的が同線であることがお解りだったでしょう ア( ̄∇ ̄*)ワカッタ。なぜなら・・・。

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以前(と言っても10年以上前)に訪れた時には、
たしか歩道橋から直接ホームへ降りられた気がするのですが、
今ではアクセスが地下道のみになっていて、
ちょっと迷っちゃいました・・・。
アリ?(゚Д゚≡゚Д゚)キョロキョロ
▲15.12.29 阪堺電気軌道上町線 天王寺駅前

阪堺電気軌道(阪堺電車)は、大阪市浪速区のえびす町(恵比須町)と堺市西区の浜寺駅前を結ぶ阪堺線(14.1キロ)と、大阪市阿倍野区の天王寺駅前と同市住吉区の住吉公園を結ぶ上町線(4.6キロ)の二路線を持つ中小私鉄(親会社は大手私鉄の南海)で、道路上の併用軌道区間も存在する、いわゆる路面電車です (・o・*)ホホゥ。かつては発車時に警鐘を「チンチン」と鳴らしていたことから、地元の方は愛情を持って「チン電」とも呼ぶらしい (´▽`*)チンデン♪。

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ちょっと見づらいですが、これが阪堺電車の路線図
(写真をクリックすると少しだけ大きくなります)。
基本的には緑のラインが阪堺線系統(えびす町
~あびこ道)、
青のラインが上町線系統(天王寺駅前
~浜寺駅前・住吉公園)
表しています。

そんな阪堺電車、正式な路線区間としては、えびす町~浜寺駅前の阪堺線と、天王寺駅前~住吉公園の上町線に分けられていますが、実際の運転体系(運行系統)はそれとは異なっており、現在では基本的にえびす町を発着する阪堺線の電車は途中のあびこ道(我孫子道)までの運行、天王寺駅前を発着する上町線の電車が住吉から阪堺線へ乗り入れる形で、浜寺駅前まで運行されています(上写真の路線図を参照)( ̄。 ̄)ヘー。つまり、細かい区間運行などを除いて大雑把に分けると、えびす町~あびこ道(路線図の緑)、天王寺駅前~浜寺駅前(路線図の青)という二系統が現在の阪堺電車における主な運行体系です  (・ω・)ナルヘソ。でも、そこでちょっと気になるのが、上の路線図で住吉(路線図ナンバーの10)から左下のほうにちょろっと分かれている、正式な上町線の終点・住吉公園(路線図ナンバーの11)(=゚ω゚=*)ンン!?。実はこの駅(停留場)こそが今回の主役なのです。

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路線図上でちょっと気になる存在の住吉公園、
もともと同駅は上町線の終点です。
(よくみると、南海線には住吉公園のほうが近いのに、
住吉鳥居前がのりかえ駅に指定されとる・・・^^;)

路線図だと住吉で分岐する支線というか、盲腸線の終点のような扱いで表記されている住吉公園 σ(゚・゚*)シセン?。主系統から外れたこの短区間では独自にピストン運行が行なわれていて、住吉で乗り換えればいいのか (゚ー゚*)ノリカエ?・・・というと、そうではありません。乗り換えずとも、ちゃんと上町線の正式な区間と一致した、天王寺駅前~住吉公園という運転系統が存在します (´σД`)ナーンダ。ただし問題はその運行本数と運転時間。住吉公園ゆきの電車はなんと一日にわずか5本(土・休日は4本)∑(゚゚;)エッ、しかも朝方のみの運行となっているのです ∑(゚∇゚;ノ)ノ エエッ!? 。それ以外は区間運行も含めて、住吉公園ゆきはいっさいナシ w( ̄▽ ̄;)wワオッ!!。

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天王寺駅に掲げてある上町線の時刻表。
このうちの赤丸が住吉公園ゆきの時刻です。
平日は7時台に4本、8時台に1本。
土休日は7時台に3本、8時台に1本のみと
なっています Σ(゚□゚*)スクナッ!。

もともとはこんな極端な運転体系ではなかったのですが、一昨年にオープンした超高層が目玉の複合施設「あべのハルカス」の利用客需要に合わせたダイヤ改正で、住吉公園発着の電車は利用客の多い阪堺線直通系統(あびこ道発着)に振り向けられ、改正前の66本から一気に平日5本、土休日4本という、なんとも信じられない減便が実施(強行?)されたのです Σ(゚□゚*)ナニーッ!!。しかしそれでは住吉公園の利用者があまりにも不憫じゃないか・・・と思われるかもしれません (´・д・`)カワイソ…。でも実は、上町線の住吉公園と阪堺線の住吉鳥居前(路線図ナンバーの11)の間はわずか70メートルほどの距離で、歩いても数分程度 ε=ε=ε=┌(*・_・)┘テクテク。住吉公園の列車が無い時間帯は、そちらで列車を利用することができるのです ( ̄△ ̄ )ナルヘソ…。

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住吉公園付近の位置図。
上町線の住吉公園(下)と阪堺線の住吉鳥居前(中央)、
その間の距離はわずか70メートルほど。

しかしそうなると、もうこの駅自体の存在意味が問われることになります (゚ペ)ウーン…。さらには阪堺電軌によると、住吉~住吉公園の線路は敷設後60年近くが経過していて老朽化が進行。安全運行には抜本的な改修工事が不可欠なものの、その費用は数億円規模となり、会社の経営に大きな影響を及ぼすとのこと (-公- ;)ウーン。その結果・・・残念ながら住吉と住吉公園の間の200メートル、および住吉公園駅(停留場)は、2016年1月末をもっての廃止が決定してしまったのです (´・ω・`)ショボーン(1/30最終運行、1/31廃止)。そんな住吉公園を廃止前にもう一度訪れたいと思い、私は大阪までやってきたのでした (´ω`*)ナルホド。そして天王寺に前泊したのは、朝しか走らないこの住吉公園ゆきの電車に乗るためで、泊まらなければ東京からだと夜行バスでも使わないと間に合いません。

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天王寺駅前の電停に待機していた
住吉公園ゆきの初発電車は、
雲の塗り分けがカワイイ、501形のモ504号。
1957年製のベテラン電車です。
 (≧▽≦)シブイッ!
▲15.12.29 阪堺電気軌道上町線 天王寺駅前

阪堺電車は車内清算方式の路面電車なので改札はありませんが、私は窓口で一日乗車券(600円)を購入してからホームへ入ります (*・∀・)つ[キップ]。するとそこにはすでに住吉公園ゆきの初発となる7時18分の電車が待機していました (゚∀゚)オッ!。今日(12/29)は平日の火曜日であるものの、年末の休日ダイヤで運行されていて、運転される住吉公園ゆきは平日より一本少ない4本。この電車そのうちの貴重な一本です (*゚∀゚)=3ハァハァ!。廃止まで残りひと月あまり(訪問時)、しかも冬休み期間中ということもあって、私と同じ目的(惜別乗車&訪駅のおくり鉄)の同業者さんがけっこう多いのではないかと思っていたのですが、一見して鉄ちゃんと分かる方は一般の乗客に混じってパラパラと見かける程度 σ(゚ー゚*)オヨ?。この住吉公園ゆきの電車は意外にも落ち着いていました (´ー`)マターリ。それでも、やはり運転席背後や後方の特等席は競争率が高く、地下道で迷ったり一日乗車券を買っていたりして出遅れた私は、普通席(?)です (・ε・`)シャーナイネ。

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住吉公園の行き先が表示された車内の電光案内板。
こんなのものもいちおう記録しておきます。
(^_[◎]oパチリ
ちなみに阪堺電車の運賃は一律210円(大人)。

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適度な混雑の住吉公園ゆき。
パッと見、鉄ちゃんの姿は目立ちませんね・・・。
σ(゚・゚*)ンー。

ロングシートにおとなしく腰掛けているため、沿線の車窓風景などはあまり記録しませんでしたが、天王寺駅前を出た上町線の電車はまず、あべの筋の併用軌道(道路との共用区間)を進み、二駅目の松虫の手前で専用軌道(ふつうの線路)へ。そこから二駅進んだ北畠の手前で再び併用軌道になり、さらに三駅進んだ帝塚山四丁目からは専用軌道・・・と、併用と専用の区間を繰り返しながら南下 ガタンゴトン…(((┃■■■・∀・┃。時間があれば併用軌道の区間で一枚くらい撮影をして行きたいところですが σ(゚・゚*)ンー…、運転本数の少ない住吉公園ゆきを途中で降りるわけにはいかず、とりあえず一番の目的である住吉公園まで乗り通すことにします…((((*・o・)ノ Go!Go!。帝塚山四丁目から続く専用軌道を進んだ電車はやがて、南海高野線と立体交差する神ノ木(かみのき)という神々しい名の電停(駅)に停車 八(゚- ゚)オオ、カミヨ…。

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神ノ木付近では南海高野線をオーバークロス。
お、タイミングよく南海の電車が見えました。
(゚∀゚)オッ!
南海の形式はよくわからないのですが、
ステンレスの6200系・・・かな?
▲15.12.29 阪堺電気軌道上町線 神ノ木付近(車窓から)

ところで、この神ノ木から先の景色ですが、実は住吉公園に到着後の折り返し電車で私は最後部の座席が確保でき (σ゚∀゚)σゲッツ!!、そこからの後方展望を記録することができました (^_[◎]oパチリ。ここではそれを巻き戻すような形で前面展望としてご紹介し、住吉公園への到着を雰囲気だけでも味わっていただけたらと思います m(・∀・)m カブリツキ♪。ちなみに後方展望の巻き戻しなので、走っている線路がふつうとは逆の右側通行という不自然な画になっちゃっていますが、あくまでも雰囲気ということで・・・(^^;)ゞポリポリ

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神ノ木を出て、民家に挟まれた専用軌道を進む
住吉公園ゆきの電車
(ホントは天王寺駅前ゆき ^^;)。

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まもなく阪堺線との連絡駅・住吉に到着です。
ちなみに運賃が全線で一律210円の阪堺電車、
ここで上町線から阪堺線へ乗り継ぐ場合
(もしくはその逆)は、
車内で運賃を支払ったあとに乗り換え券を受け取れば、
その券で乗り換えた先の電車を利用することができます。
 ( ̄。 ̄)ヘー。

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住吉に停車中の下り電車から眺めた前方の分岐配線
(コレはホントの前面展望)。
Yの字に分かれるポイントの右が住吉公園方向で、
左があびこ道・浜寺公園方向。
そしてちょっと解りづらいですが、
画面を横断するように平面交差しているのが
阪堺線の線路です。
これぞ阪堺電車名物の住吉交差!
(゚∀゚*)オオッ!!

天王寺から揺られること15分ほどで、上町線の電車は阪堺線との接続駅である住吉までやってきました。ここから先、住吉公園までのひと駅が一月末で廃止となる区間です。おそらく私がここを電車で通るのは、これが最後の機会となるでしょう (´・ω・`)ショボーン。わずか200メートル、所要時間はほんの2分程度の短い距離ですが、その歩みをじっくりとかみしめるように味わいながら (´ω`)シミジミ、終点の住吉公園へ・・・。

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住吉を発車した住吉公園ゆきの電車は
(ここからまた実際には後方展望)、
横切る阪堺線の線路を渡って直進。
m9(`・ω・´)シンコー!
ここは現在ではとても珍しい、
併用軌道上における線路同士の平面交差点です。
w(゚o゚*)w オオー!

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平面交差を抜けて上町線の専用軌道へ。
右に見えるホームは住吉公園発の電車のみが使用する
住吉の上り(天王寺駅前方面)ホームです。
(左のホームは通常、使用されない様子)

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やがて前方に現れたのは、南海本線の高架線で、
左に見える屋根が南海の住吉大社駅です。
(・o・*)ホホゥ
上町線の線路はそれに沿ってカーブします。

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カーブの途中に設けられたシーサースクロッシング
(X状のポイント)の先に、
住吉公園のホームが見えてきました。
(゚∀゚)オッ!

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間もなく終点の住吉公園。
この電車は2番線に入ります。
お出口は左側です ヽ(´▽`*)デス。

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・・・ってな感じで、
終点の住吉公園に到着したモ504号。
 (・ω・)トーチャコ。
ホームに置かれている石造りの水槽は
戦時中に防火水槽として造られたものだとか。
 ( ̄。 ̄)ヘー。
▲15.12.29 阪堺電気軌道上町線 住吉公園

天王寺駅前0718-(阪堺上町線27)-住吉公園0735

天王寺駅前で乗った時点では一般客に紛れてあまり目立たなかった鉄ちゃんの姿ですが、住吉で一般客の大半が下車(もしくは乗り継ぎ)してしまうと、車内はまるで"ふるい"にかけられたかのように、ほとんど鉄ちゃんだけが残りました w( ̄▽ ̄;)wワオッ!!。それでも思ったほどの数ではなく、住吉公園到着後の写真を見ても分かるように、まったりとしたもの (´ー`)マターリ。これなら私も気兼ねなく電車や駅の記録ができます【◎】]ω・´)パチッ!。

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1番線側に入った、
この日二本目となる住吉公園発は
赤い電車(広告ラッピング)でした。
手前に置かれているのは、
7時台と8時台、二時間分だけの時刻表。
今日は休日ダイヤなので、
この駅から発車する電車は全部で4本です。
▲15.12.29 阪堺電気軌道上町線 住吉公園

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たとえ運転本数が少なくても、
それを器用に乗りこなす方々はいらっしゃいます。
毎日同じ時間の電車に乗るという日常。
でも、あとひと月で、
このホームから電車に乗ることは、
できなくなります・・・。
▲15.12.29 阪堺電気軌道上町線 住吉公園

朝の爽やかな空気に包まれた住吉公園駅 キモチ(・∀・)イイ!。先に天王寺駅前発の住吉公園ゆきが、7時台と8時台のわずか数本しかないということを述べましたが、ウラを返せばその終点で折り返す住吉公園発の電車も同時間帯の同本数です ( ̄ω ̄ )フム。ただし、ほかの系統が頻繁に発着する天王寺駅前と違って、住吉公園を発着する電車はまさにその数本のみ (゚゚;)エッ。つまりは住吉公園発、平日5本目の8時24分、土休日4本目の8時32分が、それぞれ一日の「最終電車」となり、同駅は「日本一早い終電」が発車する駅としても鉄道ファンには有名なのです w( ̄▽ ̄;)wワオッ!!。しかし、私が以前に乗り潰しや出張ついでに同駅へ立ち寄った時には、まだ住吉公園発着の上町線は終日を通してふつうに運行されていて、こんな「珍記録」のある駅ではありませんでした (´∀`;)チンキロク…。そこでもう一度この現状での住吉公園を、廃止前にぜひ訪れてみたかったのです ( ´_ゝ`)フーン。頻繁に電車が運行されていたころに同駅を訪れた私は「古い駅舎(駅本屋)が、ちょっといい感じ」というくらいの印象しか持たなかったのですが、限られた少ない本数の電車しか発着しない今の同駅には、都会の中の秘境感のような趣が色濃く漂っているように思いました。同駅を存続させると経営を逼迫するという事情は分かるにせよ、こういう雰囲気の駅が廃止になってしまうのは、もったいないですね・・・ (´・ω・`)ショボーン。

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1913年(大正2年)に建てられた、
まるで民家のような味のある佇まいの住吉公園駅。
右から書かれた駅名が歴史の古さを感じさせます。
近畿の駅百選にも認定されているこの駅舎、
廃止後の処遇が気になるところ・・・。
σ(・ω・`)ウーン…
▲15.12.29 阪堺電気軌道上町線 住吉公園

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住吉大社への参道へ通じている駅前の道には、
石灯籠が建ち並びます。
もっとも、住吉大社にはここから70メートル先にある
阪堺線の住吉鳥居前のほうが近いのですが・・・。

さて、実際の行動だと私は、最初の電車で住吉公園に到着したあとですぐ、前述したように後方からの展望を撮るために折り返しの天王寺駅前ゆきで神ノ木まで行き ε=┌(=゚ω゚)┘カミノキッ! 、さらに神ノ木から浜寺駅前ゆきで住吉へと戻ってきています ε=┌(=゚ω゚)┘スミヨシッ! 。

住吉公園0744-(阪堺上町線44)-神ノ木0746
神ノ木0747-(阪堺上町線35)-住吉0749

なんだか行ったり来たりしていて落ち着きませんが イッタリ(゚ロ゚*)三(*゚ロ゚)キタリ、これで廃止となる住吉と住吉公園の間は上下線で往復できたことになり、乗車の方はじゅうぶん満足 (o´∀`o)マンゾク♪。そこで今度は沿線での撮影の方に移ろうと思います【◎】]ω・´)パチッ!。やはりここでの記録撮影のポイントに選んだのは、先ほど車中からも眺めた住吉の名所、阪堺線と上町線の平面交差点です (゚∀゚*)オオッ!!。住吉公園が廃止されると、この平面交差を渡る電車の姿も過去のものとなるので、しっかりと記録を残したいところ (`・ω・´)-3 フンス。しかし、この日は雲一つない青空が広がる冬晴れで、しかも今の時間帯はまだ日が昇りきっていない朝方・・・ということは (゚o゚;)ハッ、街なかでビルなどの建物が密集するこの交差点は、影落ちだらけのかなりキビシ~い状態です ヒッジョーニ (≧ω≦;)ゞ キビシーーッ!!。

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路地裏から顔を覗かせるようにして、
 |∀・)チラッ
交差点脇にある住吉電停へ入ってきた
住吉公園ゆきの電車。
先に住吉公園で停車中のカットをお見せしましたが、
この日の二本目の住吉公園ゆきは
赤い広告ラッピングの501形、モ505号です。
▲15.12.29 阪堺電気軌道上町線 住吉

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住吉を発車し、
阪堺線との平面交差に差し掛かった
住吉公園ゆきの電車を、
まぶしい朝日が照らします。
(つ▽≦;)マブシッ!
▲15.12.29 阪堺電気軌道上町線 住吉

平面交差で住吉公園ゆきが撮れました~ ヽ(´▽`*)ノ ワ~イ♪
まあ~、見事なまでのマンダーラ(影落ち) マソダ~ラ♪ヘ(゚ω゚ヘ)(ノ ゚ω゚)ノマソダ~ラ♪。皮肉にも晴れ運は絶好調のようです。やっぱり今旅の撮り鉄はグダグダだなぁ・・・(´д`;)アウ…。でも、この苦しい状況の割には、電車を照らした朝日の反射がウマい具合に線路の分岐部を浮かび上がらせてくれて (゚∀゚)オッ!、列車写真としては撃沈でも、情景写真としては決して悪くない雰囲気になった・・・ように思います (´ω`)ソオカ?。それに、この朝方という時間帯にしか運転されない住吉公園ゆきの記録としては、このマンダーラな画が正直なところなのではないでしょうか (´ω`)ソオカ?(半分・・・いや、二割ホンネ、八割は苦し紛れの言い分 アヒャヒャヒャ(゚∀゚≡゚∀゚)ヒャヒャヒャ!)。とはいえ、やっぱりかなり気になる影落ち、次の電車ならば日当たりがもう少しマシになるのかな・・・? σ(・ω・`)ドーダロ…。

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だいぶ日が当たるようになった交差点に現れたのは、
はじめに私が天王寺駅前から乗ってきた

雲塗装のモ504号。
複雑な平面交差ならではの轟音を響かせて、
住吉公園へと向かいます。
。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。
▲15.12.29 阪堺電気軌道上町線 住吉

休日に4本運転される住吉公園ゆきの3本目は、影落ちも日の当たり具合も中途半端なイマイチの出来だったので割愛(車両は新しめの700形でした)(つд`;)ダメダメダ…。そして上写真の504号は、ラストの4本目です【◎】]ω・´)パチッ!。だいぶ交差点にも日が当たるようになり、電車の影落ちもマシになった (゚∀゚*)オオッ!!・・・のですが、なんだか平面交差の線路があまりよく分からず、ただ路面電車が道路を渡っているだけって感じ σ(・ω・`)ウーン。これだったら個人的には、先ほどの赤い電車を撮ったカットの方が陰影がウマく活かせていて好みかな (´ω`)ソオネ。う~ん、難しいものですね・・・(-ω-;)ムジュカスイ…。

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折り返してきた4本目の上り電車は、
住吉公園側から交差点へ顔を出したところを撮影。
【◎】]ω・´)パチッ!
長い歴史を物語るごっつい架線柱と、
その傍らに立つ木造の小さな待合室を
上町線の電車と絡めてみました。
▲15.12.29 阪堺電気軌道上町線 住吉

4本目の折り返し、つまりこの日の住吉公園発の最終電車は、住吉公園からの上町線上り電車だけが使用する、交差点西側の住吉電停を入れて記録【◎】]ω・´)パチッ!。このシーンも住吉公園の廃止に伴ってまもなく見納めになります (・ω・`)ソーナンダ…。こちら側はきれいな順光で、路地裏から顔を出したオレンジ色の電車が、青空のもとで鮮やかに映えました 。゜+.(o´∀`o)イイカンジ!゜+.゜。どうせならこの「日本一早い終電」に乗って住吉公園をあとにしようかとも考えたのですが、せっかくここまで来たのならば住吉大社をお参りしていきたいと思い σ(゚・゚*)ンー、そんなことから終電は撮影という形で見送りました (^_[◎]oパチリ。これで阪堺電車・上町線の撮影は終了です。

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阪堺電車の撮影後は住吉大社にお参り。
チリーン ◎⌒ヽ(-_-*)三(*-人-)パンパン
商売繁盛の神さまとして有名な住吉大社、
地元では「すみよしさん」「すみよっさん」と呼ばれ、
初詣の参拝客が大阪でいちばんを誇る神社です。
全国約2300社余の住吉神社の総本宮であり、
創建は1800年前に遡ります。

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第一本宮から第四本宮にいたる四棟の御本殿は
「住吉造り」と呼ばれる様式。
本殿は全て1810年(文化7年)に造られ、
神社建築史上最古の様式といわれています。
いずれも国宝建造物に指定。
(・o・*)ホホゥ
上写真が第三、第四本宮で、
下写真がいちばん奥にある第一本宮。
年末のこの日はお正月準備の真っ最中でした。

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神社の境内にある太鼓橋の上からは、
鳥居越しに阪堺電車が見えました。
(゚∀゚*)オッ!。
ここが阪堺線の住吉鳥居前電停で、
その先を70メートルほど進むと、
上町線の住吉公園駅と
南海電車の住吉大社駅があります。
▲15.12.29 阪堺電気軌道阪堺線 住吉鳥居前

かつては住吉大社への参拝客や、南海電車との乗換客でにぎわいを見せていたという住吉公園駅。しかし時代の流れに翻弄されて、一日にわずか数本しか発着しない「日本一終電の早い駅」となり、そして間もなく廃止という形で迎える終焉・・・(´・ω・`)ショボーン。廃止間際という段階での今回の訪駅は典型的な葬式鉄ですが、やはり歴史的にも雰囲気的にも趣があるこの駅には、最後にもう一度訪れることができてよかったと思います・:*:・キテ(゚ノ∀`゚)゚ヨカッタ・:*:・。実はこの一週間前には、住吉公園駅に旧型車両の161形などが展示された有料イベントが開催され、その参加に私はかなり心を動かされたのですが σ(・∀・`)イコカナ…、でも、やはりこの駅はイベントなどで訪れるのではなく、「朝方しか電車が来ない秘境駅」という素の雰囲気を記録したくて、私はイベントの参加を見送りました(もっとも、人気の高いイベントなのですぐに満員御礼となり、参加できなかったかもしれませんが)。貴重な旧型車などは見られなかったけれど、まったりとした雰囲気の中での日常を記録できた今回の「日本一終電が早い駅」訪問は、個人的に大満足でした ヨカッタ♪(*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。ありがとう、住吉公園駅 サイナラ…(´;ω;)ノ~~~。

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さようなら住吉公園駅。
私は上町線の乗り潰しで初めて降り立った94年以降、
今回を含めて4回ほど、
同駅を利用させていただきました。
<(_ _*)> アリガ㌧。

さて、無事に目的の住吉公園駅や平面交差を記録でき、住吉大社さん(私は地元民ではないので「すみよっさん」とは恐れ多くて呼べない ^^;)の参拝も済ませました。これで住吉をあとにして、次の目的のために大阪駅の方へ戻りたいと思います モドロ...((((o* ̄-)。ならば乗り鉄としては、行きが天王寺駅前からの上町線で来たので、帰りは阪堺線の方に乗って大阪環状線の新今宮駅前へと出る、別ルートを選ぶべき (゚∀゚*)オオッ!!・・・なのですが、阪堺線の電車はちょうど出たばかりで、次は20分後「(゚ペ)アリャ。上町線よりも運転本数が少ない阪堺線、これでは私の次なる狙いに間に合わなくなる危険性があるので、私は仕方なく帰りも上町線で天王寺駅前に戻ることにしました (・ε・`)シャーナイネ。

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帰りの天王寺駅前ゆきは
超低床車両の新型電車
1001形「堺トラム」でした。
金色の車体がゴージャス!
ゴージャス(゚∀゚)マツノ!
▲15.12.29 阪堺電気軌道阪堺線 住吉

住吉0851-(阪堺上町線 74)-天王寺駅前0907

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今回利用した阪堺電車の一日乗車券、
てくてくきっぷ(¥600)」。
ε=ε=ε=┌(*・∀・)┘テクテク?
阪堺線も上町線も全線乗り降り自由ですが、
今回の私は上町線しか乗りませんでした。
でも、天王寺駅前→住吉公園、
住吉公園→神ノ木、神ノ木→住吉、
住吉→天王寺駅前と、
210円運賃を4回乗車しているので、
いちおうモトは取れています・・・(´∀`;)セコイネ…。

 
さて、上町線で天王寺へと戻ってきた私 (=゚ω゚)ノ タライマ!。ちょっと時間が気になるという、次なる狙いとは果たして・・・? σ(゚・゚*)ンー?
 

 

次回に続きます。



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