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冬旅その2・・・四日市あすなろう鉄道 乗車記 [鉄道旅行記]

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2016.12.28~30
冬旅その2
三重のナローゲージを訪ねて・・・
四日市あすなろう鉄道 乗車記
 
  

前回からの続きです。
JR全線の普通・快速列車が一日乗り放題となる、おなじみの「青春18きっぷ」。それを使って年末年始の冬休みに私がまず撮影へと訪れたのは、静岡県東部の三島を起点にして西伊豆を走る、ローカル私鉄の伊豆箱根鉄道・駿豆(すんず)線 (´▽`*)イズッパコ♪。沿線から富士山を眺められることで知られる同線での目的は、車体を黄色の特別色(西武時代の復刻色)に塗られた電車、その名も「イエローパラダイストレイン」(1300系・1301F)を富士山バックで撮ることでした (゚∀゚*)オオッ!!。ところが、事前にHPで公表されていた運用表を参考にして撮影計画を組んだものの、予期せぬ突然の運用変更により ( ̄△ ̄;)エッ…、お目当ての「イエパラ」は運転されず・・・il||li _| ̄|〇 il||lii。失意の私は駿豆線での撮影を早々に切りあげ、東海道本線を三島からさらに下って浜松へ。そこで名物の浜松餃子(&ビール)を爆食べして、「イエパラ」が撮影できなかった鬱憤を晴らしたのでした ヾ(。`Д´。)ノ ウワーン。そして食事を済ませた私は浜松をあとにし、帰路へ・・・カエロ…((((o* ̄-)o って、あれ?乗ったのは東京方面への上り列車ではなく、逆方向に進む豊橋ゆきの下り列車!?(゚ー゚?)アリ?。 いったい私はどこへ向かうのか・・・。
 
 

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餃子を食べ終えて駅に戻り、
浜松から私が乗り込んだのは・・・
豊橋ゆきの下り普通列車?
東京へ帰るんじゃないの? (゚ー゚?)アリ?
▲16.12.28 東海道本線 浜松

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普通列車で東海道線を下っていると、
横を何本もの新幹線が追い抜いてゆきます。
バビューン!!-=≡Σ(((⊃゚∀゚)つ
焦らずにのんびりと列車旅を味わえるのが、
「18きっぷ」の醍醐味♪
▲16.12.28 東海道本線 弁天島-新居町(車窓から)

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豊橋で新快速の大垣ゆきに乗り継ぎ。
ε=┌(;゚д゚)┘ノリカエ!
車両は転換クロスシートを装備した
313系5000番台でした。
ボックス(σ゚∀゚)σゲッツ!!
▲16.12.28 東海道本線 豊橋

浜松から乗った豊橋ゆきを終点まで乗り通し、豊橋ではさらにその先へと進む大垣ゆきの新快速に乗り継ぎます ε=┌(;゚д゚)┘ノリカエ!。静岡県内で撮影したあとに東海道線を乗り継いで下るという「18旅」は、まるで一年前と同じようなパターン σ(゚ー゚*)デジャヴ?。そのときは一日で最終的に大阪まで到達しましたが、今回も目指すは関西なのでしょうか? σ(゚・゚*)ンー…。とすると、この新快速を終点の大垣まで乗り通すことになるのですが・・・私が列車を降りたのは、途中の名古屋。

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豊橋から新快速に乗って一時間弱、
下車したのは大ターミナルの名古屋。
▲16.12.28 東海道本線 名古屋

名古屋は乗ってきた東海道本線のほか、東海道新幹線、中央本線(中央西線)、関西本線、私鉄の名鉄と近鉄、第三セクター路線のあおなみ線(名古屋臨海高速)、さらには地下鉄の東山線と桜通線が集結する、言わずと知れた中京圏最大のターミナル (´▽`*)ニャゴヤ。思い返せば昨年の「18旅」では大阪からの帰路に、ここで中央西線へと乗り換えて、信州の松本に向かったんでしたっけ。では今回はというと、次に私が選んだ路線は、名古屋から三重県の方に向かう関西本線です コッチ…((((o* ̄-)o。

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名古屋で乗り換えたのは関西本線。
ε=┌(;゚д゚)┘ノリカエ!
待機していたのは普通列車の亀山ゆきで、
車両は転換クロスシート仕様の313系1300番台。
ただし車内は混雑していたので、
私が座れたのは車端部のロングシートでした。
▲16.12.28 東海道本線 名古屋

関西線の亀山ゆき普通列車は、東海道線から5分程度の乗り継ぎで名古屋を発車 (*・o・)ノ Go!。接続が良かったぶん車内はすでに混んでいましたが、ロングシートの一角に空席を見つけ、私はそこに腰を下ろします ε-(´∀`;)ホッ。関西本線は名古屋から、三重、奈良の両県(と京都の南部)を経由して、大阪中心部のJR難波へと至る、全長174.9キロにもおよぶ主要幹線。と言っても、現在は全線を通して走る列車は無く、JR東海とJR西日本の境界駅である亀山を境にして運転系統が分かれています (・o・*)ホホゥ。そんな関西線で今、撮り鉄的に注目なのが貨物列車 (゚ー゚*)カモレ?。沿線に工業地帯の四日市コンビナートなどを持つ同線では、貨物列車が多く運転されていて、その牽引機には国鉄型ディーゼル機関車の雄・DD51形が使用されています (゚∀゚*)オオッ!!。しかし、そのDD51は近いうちに後継機のDF200形へ置き換えられるらしく(すでに公表済み?)、にわかにファンの注目度が高まっているのです ( ̄、 ̄*)ナルヘソ。んじゃ、私の狙いもそのDD51の貨物列車なのかと言うと・・・そうではありません。貨物に疎い、自称・貨物オンチの私は関西線の貨物列車の時刻を知らないし、そもそも年末のこの時期に貨物列車が運転されているのかどうかもよく分かりません σ(゚・゚*)ンー…。いや、おそらくちゃんと調べれば時刻などは判明すると思われるのですが、私が名古屋から関西線へ乗ったのには、貨物ではない別の目的がありました ( ´_ゝ`)フーン。列車を降りた目的地は四日市(よっかいち)(・ω・)トーチャコ。ただし、到着したのはすでに日没後で、ここでの目的はあらためて翌日に持ち越したいと思います。今宵は四日市にて宿泊 (´w`*)ドツカレサン。

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名古屋から50分の四日市で下車
(・ω・)トーチャコ。
着いたときにはすっかり日が暮れて、
あたりは真っ暗になっていました。
▲16.12.28 関西本線 四日市

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四日市ではDD51に牽引された貨物列車が、
発車を待っていました (゚∀゚)オッ!。
夜の駅にディーゼルのアイドル音が響きます。
気合いで0.5秒間の手持ちバルブw
【◎】]ω・´)パチッ!
▲16.12.28 関西本線 四日市

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こちらは構内で静かに佇む、単機のDD51。
DF200の投入がウワサされる関西線の貨物、
DD51の活躍もあとわずかなのでしょうか?
σ(・ω・`)ウーン…
▲16.12.28 関西本線 四日市

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三重県の四日市市にある四日市駅。
同駅は関西本線の単独駅ですが、
二駅下り方の河原田から分岐する、
第三セクター路線の伊勢鉄道も乗り入れ、
当駅を始発としています。
また、四日市港や塩浜への貨物線も
当駅から分岐しています。
余談ですが個人的に四日市というと、
そのむかし高校サッカーファンを沸かせた
「四中工トリオ」を思い出します(笑)
(´∀`*)オグラ、エースケ、イチゾー・・・。
▲16.12.28 関西本線 四日市

浜松1503-(東海道953M)-豊橋1537~1551-(2333F)-名古屋1642~1648-(関西1317M)-四日市1738

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工業の街として知られる四日市、
そこで働く人たちのスタミナ源といえば、
四日市名物の「とんてき」(上)( ̄¬ ̄*)ジュルリ。
とんてきとは豚ステーキの略で、
ソテーした厚切りの豚肉にウスターソースを絡めて、
ニンニクを添えたと言う、
なんともパンチのあるご当地グルメ。
実は以前にソネブロ仲間のフジトモさんが
ブログでご紹介されていて気になっていたのですが、
これはウマいなぁ・・・チョー(゚д゚)ウマー!。
さらにはホルモンなんかも頼んじゃったもんだから、
もうビールやハイボールが進む進む・・・
凵Dヽ(>∀<*)プハーッ!!。

 
 
 

12月29日(木)

四日市で迎えた旅の二日目。私が早朝からさっそく向かったのは (*´O)ゞ.。oOフワァ~ア…、前日に下車した関西本線の四日市駅ではなく、同駅から二キロほど西のほうに位置する、近鉄の近鉄四日市駅 コッチ…((((o* ̄-)o。四日市の街には少し離れて、JR(関西線)と近鉄の二つの駅があるのですが、JRよりも近鉄の駅のほうが繁華街に近く、列車の運転本数も多いことから、利用者のシェアは近鉄が勝っており(近鉄四日市の利用者はJR四日市の約8倍なのだとか)、駅前の雰囲気も、どこか寂びれている感じが否めないJR駅に対し、商業ビルが建ち並ぶ近鉄駅のほうが賑やかです ( ̄。 ̄)ヘー。ちなみに、泊まったビジネスホテルも、前夜に飲食したお店も、近鉄駅のすぐそばでした。

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立派な高架駅の近鉄四日市。
同駅は名古屋や大阪、伊勢、志摩方面への
特急列車も停車する名古屋線の主要駅。
また、当駅からは支線の湯の山線も
分岐しています。
▲16.12.29 近鉄名古屋線 近鉄四日市

そんな近鉄四日市から乗るのは、もちろん近鉄電車・・・・ではなく ( ̄△ ̄;)エ?、実は近鉄四日市には近鉄の立派な高架の下に、もうひとつの鉄道駅が併設されているのです。それが今回の私が四日市を訪れた目的である、第三セクター路線の「四日市あすなろう鉄道」σ(゚ー゚*)アスナロー?。

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近鉄四日市から駅前の通りを挟み、
近鉄の高架下にある小さな駅、
それが四日市あすなろう鉄道の
あすなろう四日市です。
▲16.12.29 四日市あすなろう鉄道 あすなろう四日市

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きっぷを買って改札を入ると、
高架下のホームには面長な印象を受ける、
ちょっと変わった電車が停まっていました
(゚∀゚)オッ!。
▲16.12.29 四日市あすなろう鉄道 あすなろう四日市

四日市あすなろう鉄道は、近鉄四日市と接続するあすなろう四日市を起点に、内部(うつべ)までの内部線(5.7キロ)と、途中の日永(ひなが)で内部線と分岐して西日野(にしひの)へ至る八王子線(1.3キロ)、その二路線からなる第三セクター方式(三セク)の鉄道です (・o・*)ホホゥ。もともとこの内部、八王子の両線は、ほんの数年前まで近鉄の支線だった路線なのですが、利用者の減少と、その両線が持つ「とある特異性」にかかる維持費の削減を理由に、近鉄は鉄道の廃止と路線バスへの転換を提示 (゚ー゚;)ハイシ…。これに対して四日市市が鉄道での存続を強く要望したことから、いままでの近鉄に代わって、四日市市が施設や車両を保有し、新たに設立した鉄道会社が運営をする、公有民営方式の第三セクター路線、「四日市あすなろう鉄道」が2015年4月に再出発したのです (゚∀゚*)オオッ!!。

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参考までに、
これが近鉄から四日市あすなろう鉄道へ
転換のおもな仕組み。
現在は四日市市が施設や車両を保有し、
四日市あすなろう鉄道が運転、営業を行なっています。

日本の鉄道路線全線の完全乗車(完乗)を目指す私 (*`・ω・´)-3フンス!。内部、八王子の両線は近鉄時代に一度、現存する全線を始発から終点まで乗り潰しているのですが、あすなろう鉄道となってから訪れるのは今回が初めて。形式的にはすでに完乗している路線だけれど、廃止の危機を乗り越えて再出発した同鉄道を応援する意味も込め p(`・∇・´)qガンバレ、もう一度あらためて全線を巡ってみようと思ったのです (´ω`)ナルヘソ。ではさっそく、ホームに停まっている電車に乗って、あすなろう鉄道の旅を楽しむことにしましょう (/*´∀`)o レッツラゴー♪。

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四日市あすなろう鉄道は
あすなろう四日市~内部の内部線と、
日永~西日野の八王子線の二路線。
両線を合わせても総距離7キロの
小さな鉄道会社です。
終点まで乗っても片道260円。
(*・∀・)つ[キップ]

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ホームに待機していたのは、
近鉄時代の1982年に製造されて、
そのままあすなろう鉄道へ譲渡された、
未更新の260系(モ264)。
パッと見、東武のセイジクリームを思わせるような、
あか抜けないクリーム一色ですが (゚.゚*)トーブ?、
これがスタンダードな色というわけではなく、
同系は車両ごとにいくつかの淡い色が採用されています。
▲16.12.29 四日市あすなろう鉄道 あすなろう四日市

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同編成の中間車はライトグリーンのサ120形(サ122)。
これは1949年製の旧型車を改造したもので、
窓まわりにシル・ヘッダー(補強材)がある、
なんともシブ~い車両でした。
こんな電車が現役って、スゴいなぁ・・・。
(≧∇≦)シブイッ!
▲16.12.29 四日市あすなろう鉄道 あすなろう四日市

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ちなみにこれは16年前の初めて訪れたときに撮った
近鉄時代の260系(ク163)。
当時は近鉄らしい赤茶色のカラーリングでした。
▲00.7 近鉄内部線 追分(当時)

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260系は三両編成のうち、
両端の先頭車が一列の固定クロスシート、
中間車はロングシートです。
なんだかバスみたいな座席ですね。

あすなろう鉄道の路線図を見ると(上記参照)、四日市と内部を結ぶ内部線のほうが本線で、日永で分岐する西日野への八王子線が支線のような扱いですが、運転系統的にはどちらも四日市を始発駅としており、四日市では内部ゆきと西日野ゆきが交互に発車するダイヤとなっています (・o・*)ホホゥ。とりあえず乗り込んだのは内部線の内部ゆきで、列車は程なくして四日市を発車しました m9(`・ω・´)シュパーツ!。朝の下り列車はガラガラに空いており、静かな車内に響き渡る旧型電車特有の甲高い吊り掛けモーター音がシビれるなぁ・・・グゥゥゥゥゥ━━( ̄- ̄ 3)━━━━ン…。久しぶりにこの音を聞いたよ (ノ∀`)ナツカシス。

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高架下に位置する島式一面二線の
あすなろう四日市をあとにします。
内部、八王子の両線は全線にわたって単線。
▲16.12.29 四日市あすなろう鉄道 あすなろう四日市
(後方の車窓から)

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四日市の次駅、赤堀。
ホーム上の改札の前に大きな木が立つ、
なかなか味のある駅です。
▲16.12.29 四日市あすなろう鉄道 赤堀
(前方の車窓から)

車内が空いていたこともあり、邪魔にならぬよう気をつけつつ運転席の背後に立って前方を眺める私 m(・∀・)m カブリツキ♪。写真ではちょっと解りづらいけれど、上の前方展望を見て同線のとある特徴がお気づきになりますでしょうか? (=゚ω゚=*)ンン!?。もう鉄ちゃんの間ではよく知られたことなのですが、実はこのあすなろう鉄道の線路は、その幅(軌間)が一般的なJRの在来線などよりも狭い、いわゆる「ナローゲージ(narrow gauge=特殊狭軌)」なのです σ(゚ー゚*)ナロー?。

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あすなろう鉄道の線路幅はナローゲージの762mm。
短いワタクシの足でも楽々と跨ぐことができます
(開いている踏切で撮影)。
ちなみに一般的なJRの在来線などは1,067mmの狭軌、
新幹線などは1,435mmの標準軌です。

これは同線の歴史が、建設費や維持費を抑えるために設備や車両が低規格(最高速度が低く輸送力も小さい)の軽便鉄道として作られたからで、戦前には全国各地に同様の路線が数多くみられたものの、高速大量輸送能力に乏しい軽便鉄道はニーズに合わず衰退。現在も残るナローゲージ規格の旅客営業路線は、このあすなろう鉄道のほか、同じ三重県内の三岐鉄道北勢線、ダム建設の産業用として敷かれた歴史を持つ、富山の黒部峡谷鉄道の三鉄道四路線のみという、とても貴重な存在なんです ( ̄。 ̄)ヘー。そして線路の幅が狭いナローゲージは使用される車両も特殊で、一般的なものよりひとまわり小さな「マッチ箱電車」。そんなマニア的にはちょっと楽しいナローゲージですが、その特殊さ故に近鉄は存続に難色を示したとも言われています(前述の「とある特異性」とはこのことです)。ちなみに「あすなろう鉄道」という社名は、未来への希望(明日にむかって)という意味のほかに、このナロー(なろう)も由来になっているのだとか (´ω`)ナルヘソ。

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赤堀の次駅、四日市から二駅目が、
内部線と八王子線が分岐する日永。
二面三線構造の同駅は向かって左から
内部線の内部方面(①番線)、
内部線の四日市方面(②番線)、
そして右に分かれるのが
西日野方面への八王子線(③番線)です。
内部ゆきは①番線に停車。
▲16.12.29 四日市あすなろう鉄道 日永
(のちほど撮った後方の車窓から)

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内部線の車窓に流れる風景は、
おもに住宅地や田畑。
特に景色のいい路線ではありません。
(・∀・`)ウーン
▲16.12.29 四日市あすなろう鉄道
日永-南日永(上)/小古曽-追分(下)
(前方の車窓から)

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途中駅の追分は何の変哲も無い小駅ですが、
私にとってはちょっと気になる駅・・・(゚∀゚)オッ!。
▲16.12.29 四日市あすなろう鉄道 追分
(前方の車窓から)

小さな車体を左右に大きく揺らしながら、四日市近郊の住宅街を淡々と進む内部線。そんななか、列車は追分(おいわけ)という無人の小駅に停車 σ(゚・゚*)オイワケ…。現在、純粋な追分という名の鉄道駅は全国に四カ所あり、実はホント偶然にもその4駅全てを、私はこの一年(2016年)に通過しているのです w( ̄▽ ̄;)wワオッ!!。一つ目は3/27に通った室蘭本線と石勝線の分岐駅(北海道)、二つ目は8/3に通った奥羽本線と男鹿線の分岐駅(秋田)、三つ目は記憶に新しい11/3に通った京阪京津線の単独駅(滋賀)、そして今回の内部線の単独駅(三重)が今年4つ目の追分ということになります w(゚o゚*)w オオー!!。とくに狙ったわけではないけれど、これはなかなか面白い結果となりました アヒャヒャヒャ(゚∀゚≡゚∀゚)ヒャヒャヒャ。そんな追分を過ぎ、住宅地の合間にひらけた田畑が少し目立つようになってきたかな・・・と思うと、もう終点の内部に到着です (・ω・)トーチャコ。

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前方に終点の内部が見えてきました。
内部のホームは一面一線ですが、
構内には側線(留置線)があり、
洗浄機や検車設備(内部車庫)も併設されています。
▲16.12.29 四日市あすなろう鉄道 内部
(前方の車窓から)

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あすなろう四日市から20分、
内部線の終点、内部に到着。
(・ω・)トーチャコ
▲16.12.29 四日市あすなろう鉄道 内部

あすなろう四日市0704-(内部線741)-内部0724

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閑静な住宅街の一角にある内部駅。
終日配置されているのかはわかりませんが、
私が訪れた時間には駅員さんがいらっしゃり、
気持ちよく朝のご挨拶をいただきました。
(=゚∇゚)ノ ハヨッス♪
▲16.12.29 四日市あすなろう鉄道 内部

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駅の裏手のほうへまわってみると、
構内の様子や、終端の車止めを見ることができました。
これはなかなか味のある車止めではありませんか。
(σ´∀`)σイイネ~♪
かつては内部より先への延伸も計画されていたそうですが、
実現には至りませんでした。
▲16.12.29 四日市あすなろう鉄道 内部

内部まで乗ってきた列車は10分ほど停車したのちに折り返すのですが、すぐに戻ってしまうのも味気ないので、私はちょっとだけ駅の周辺を散策し(といっても、終端の車止めを見に行った程度だけれど)ウロウロ...((((o* ̄-)o、次に来る列車を少しひらけたところにある踏切で撮影してみることにしました。日中は一時間に二本の30分間隔で運転されている内部線ですが、通勤・通学の時間帯にあたる朝の7時台は本数が多く、15分程度の待ち時間で鳴りだした踏切 (^_[◎]oパチリ。

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畑をかすめて走りゆくのは、
爽やかなカラーリングの真新しい電車。
これはリニューアルされた260系です。
▲16.12.29 四日市あすなろう鉄道
内部-小古曽(後追い)

新しいの、キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ッ!!
姿を現したのは、先ほど私が乗ってきた単色の260系とは異なる、明るいツートンカラーのキレイな電車 (´▽`*)キレイ♪。これはあすなろう鉄道の開業(再出発)を機に、既存の260系に対して大幅なリニューアルが施された「新260系(262F)」で、同形式とは思えないほどの生まれ変わりようです (`・д・´ノ)ノ チェイング!。ちなみにリニューアルされたのは三両編成中の両先頭車(モ260、ク160)で、旧型車を改造した車齢の高い中間車のサ120形は廃車され、代わってサ180形を新製。この180形の床下には冷房用の補助電源装置が搭載されており、編成全車の冷房化が実現しました 三三(*´ー`*)スズスィ♪(リニューアル前は全車非冷房 。゚p(;′□`A)アチィィ)。このリニューアルされた新260系は、車体の小さなナローゲージの鉄道車両という厳しい制約を克服し、冷房化や座席の改善をはじめとした乗り心地の向上、バリアフリー化などが高く評価され、なんと2015年度のローレル賞(鉄道車両界の優秀賞)に選定されました w(*゚o゚*)wオオーッ!。例年、JRや大手私鉄の新型車両が受賞するケースが多い同賞を三セクのあすなろう鉄道が獲得するのは快挙とも言え、これは大きな励みになったことでしょう (*’ω’ノノ゙☆パチパチ。あすなろう鉄道を訪れるのならば、ぜひ乗ってみたいと思っていた新260系、内部からの帰り(上り列車)は願いが叶って同系に乗ることができました ヽ(´▽`)ノワーイ♪。ちなみに車体はリニューアルされていますが、走行機器は基本的に種車のままなので、モーター音は例の吊り掛けです(笑)グゥゥゥゥゥ━━( ̄- ̄ 3)━━━━ン…。

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内部に停車中の新260系。
旧260系よりも車体長が大きくなったのか、
(・・?)アリ?
ホームから先頭部を撮影するのは困難でした。
【◎】]ω・`)トレナイ…
▲16.12.29 四日市あすなろう鉄道 内部

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外観のみならず車内もキレイにリニューアル。
旧260系同様の1人がけ固定クロスシートですが、
クッションを厚く、背もたれを高くして座り心地が向上。
(´▽`*)ラクチン♪
座席に付いたハート形のてすりがカワイイですね。
ちなみに中間車も同様のクロスシート。

そんな新260系に揺られて、内部線を四日市方向へと戻り、次に私が下車したのは日永 (゚ー゚*)ヒナガ。そう、忘れてはならないあすなろう鉄道のもうひとつの路線、八王子線の分岐駅です ノリカエ…((((o* ̄-)o 。内部線の上り列車(四日市ゆき)と八王子線の下り列車(西日野ゆき)は短時間で接続するダイヤが組まれており、わずか一分で八王子線の列車は日永のホームに入線してきました (゚∀゚)オッ!。車両は未更新の260系で、実ははじめに私が四日市から内部まで乗って来たのと同じ編成です。四日市で折り返した際に、今度は八王子線の西日野ゆきになったのですね (´ω`)ナルヘソ。

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分岐駅の日永に入って来た八王子線。
四日市始発の西日野ゆきです。
右隣には私が内部から乗って来た
内部線の四日市ゆきが発車を待っています。
▲16.12.29 四日市あすなろう鉄道 日永

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ここでも運転席の背後に立って前方を眺める私。
m(・∀・)m カブリツキ♪
八王子線は大きく右へカーブし、
日永で内部線と分かれます
バイチャ!( ゚д゚)ノシ。
▲16.12.29 四日市あすなろう鉄道 日永
(前方の車窓から)

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内部線と同様、八王子線の沿線風景も住宅街。
▲16.12.29 四日市あすなろう鉄道 日永-西日野
(前方の車窓から)

日永から乗った西日野ゆきはすぐに発車 m9(`・ω・´)シュパーツ!。ところで、八王子と聞くと私はどうしても中央線の八王子(東京都八王子市)を思い浮かべてしまいますが σ(゚・゚*)ンー…、なぜこの路線が八王子線という名なのかというと、同線はもともと四日市西部から産出される生糸や酒の輸送を目的に敷設された軽便鉄道なのですが、その開業時(1912年)に終着駅だったのが当時の八王子村にあった伊勢八王子で、八王子線の名は同駅に由来したもの (・o・*)ホホゥ。しかし1974年に同線と並行して流れる河川の天白川が氾濫し、線路や路盤が流出。復旧が困難な状況で、西日野と伊勢八王子の1.7キロは廃止となってしまったのです ( ̄。 ̄)ヘー。そして現在の営業区間は日永から西日野までのひと駅間のみ。すぐに終点へと到着しました (・ω・)トーチャコ。

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日永から1.3キロ、乗車時間3分で
終点の西日野に到着 (・ω・)トーチャコ。
▲16.12.29 四日市あすなろう鉄道 西日野
(前方の車窓から)

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西日野は一面一線の行き止まり駅で、
車止めはホーム脇に設置されていました。
付近に学校があるのか、
利用客には多くの学生さんが見られます。
(=゚∇゚)ノ ハヨッス♪
▲16.12.29 四日市あすなろう鉄道 西日野

内部0755-(内部線746)-日永0807~0808-(八王子線851)-西日野0811

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無人駅の西日野駅。
近くには西日野の由来となったと思われる日野神社や
旧・四郷村役場の庁舎を利用した郷土資料館、
さらには造り酒屋の神楽酒造などがあるそうです。
▲16.12.29 四日市あすなろう鉄道 西日野

先ほどの内部と同様、この西日野でも到着した列車はすぐに折り返しますが、やはり見送ることにしました。西日野の駅前から少し日永の方へ進んだところに、列車を撮りやすそうなポイントを見つけたので、乗ってきた260系を狙ってみたいと思います (^_[◎]oパチリ。

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甲高い吊り掛けモーター音を響かせて、
西日野をあとにする八王子線の260系。
先頭のみがクリームで、
後方の二両はライトグリーンという、
なんとも不思議な色の組み合わせです。
▲16.12.29 四日市あすなろう鉄道 日永-西日野
(後追い)

ちょっと俯瞰気味に捉えることができた260系。朝日を浴びた旧型車がシブいなぁ・・・(≧∇≦)シブイッ!。あすなろう鉄道に在籍する旅客車両は新旧の260系が全5編成(3連4本、2連1本)で、そのうちリニューアルが施された新260系は現在二編成。今後もリニューアル化は進められて行くものと思われるので、乗り潰しついでのお手軽な撮影とはいえ、この機会に旧260系を撮れたのはいい記録となりました (*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。

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撮影後に西日野の駅へ戻ると、
次に入ってきたのは新260系。
これも私が先ほど内部から日永まで乗って来たのと、
同じ編成(262F)でした (゚∀゚)オッ!。
内部線と八王子線を交互に運行するような
運用が組まれているのかも知れませんね。
▲16.12.29 四日市あすなろう鉄道 西日野

内部線に続いて八王子線も終点まで乗り潰し、これで四日市あすなろう鉄道は全線完乗です ヽ(´▽`)ノワーイ♪。決して車窓に風向明敏な風景が広がるわけでなく、沿線にもこれと言った名所が無いようなあすなろう鉄道。でも、この鉄道は全国的にも珍しいナローゲージの「マッチ箱電車」自体が魅力で、また両線を合わせてもわずか10キロ未満という手軽さもあり、個人的には小さな鉄道の旅を存分に楽しむことができました (´ー`)マンゾク。廃線の危機を乗り越えて新たに再出発したあすなろう鉄道、地域密着となった三セク路線の今後に注目してゆきたいと思っています。

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前述したように八王子線の列車も
四日市を起終点としているため、
日永で乗り換えること無く
直通であすなろう四日市へと帰ってきました。
(=゚ω゚)ノ タライマ!
▲16.12.29 四日市あすなろう鉄道 あすなろう四日市
(前方の車窓から)

0045.jpg

あすなろう四日市に並んだ、
新旧の260系 (゚∀゚)オッ!。
次に私が同鉄道を訪れるときには、
全てが新260系になっているのかな・・・
σ(゚・゚*)ドーダロ…。
▲16.12.29 四日市あすなろう鉄道 あすなろう四日市

西日野0836-(八王子線852)-あすなろう四日市0845
 
 
西日野から上り列車に乗り、出発地のあすなろう四日市へと戻ってきました (=゚ω゚)ノ タライマ!。ご紹介してきたように路線が短いあすなろう鉄道は、全線を乗り潰しても二時間程度で済み、時間はまだ朝の9時前です。さて、ここからどうしようか・・・σ(゚・゚*)ンー…
 
 
 
続きます。



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